平成23年度 各種委員会・分科会活動報告 - ターボ機械協会

平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(1)473
〔分科会報告〕
平成23 年度 各種委員会・分科会活動報告
総務理事会
ストレステスト、再稼働、買い取り価格…今
分科会と送風機・圧縮機の騒音と性能研究分科
年の流行語に採択される勢いの語句が巷に漂っ
会を新たに設置)と単独で2つの研究分科会(今
ており、日本は世界で最初にエネルギー危機を
年度、トライボロジー研究分科会を新たに設
迎えるかもしれないと危惧しているのは筆者だ
置)を設けて活発な活動を継続しています。
けでしょうか。
このような中にあっても、流体エネルギーと
以下に各委員会および研究分科会を示しま
す。
機械エネルギーの変換を担うターボ機械は依然
黙々と任務を果たしています。エネルギー危機
運営委員会
の回避、社会インフラの高効率化、高信頼化を
○関西地区委員会
達成するコアの一機械として、益々その存在価
○沖縄地区委員会
値が高まってきているように思われますが、連
○国際会議委員会
日繰り広げられるスカイツリー報道とは雲泥の
○表彰委員会
差で、陰で人知れず働く運命のようです。
○継続教育委員会
このままではターボ機械も浮かばれません。
○ターボ機械教育研究推進センター運営委員会
当協会も愛くるしいターボ機械を盛り上げるた
技術委員会
めに、技術の外部発信、産学連携や教育、出版
○水力機械委員会
などに一層努力するとともに、会員各位の技術
●
水車分科会
力向上と協会自身の基盤強化に貢献すべく、
●
キャビテーション研究分科会
種々な活動を日々展開しています。その活動の
●
ターボポンプ分科会
重要な一環として各種委員会・分科会活動があ
●
水力エネルギー活用技術分科会
ります。具体的には、当協会内に管理機能を所
●
ポンプ吸込水槽模型試験法に関する調査
研究分科会
掌する6つの運営委員会(今年度、沖縄地区委
員会を新たに設置)と水力、空気、蒸気機械を
●
ハイブリッド発電技術分科会
扱う3つの技術委員会を設置し、さらに技術委
●
プロペラ分科会
員会の下に 11 の研究分科会(今年度、プロペラ
原稿受付日 平成 24 年 5 月 23 日
○空気機械委員会
●
風力タービン研究分科会
●
可変速(VSD)モータ駆動回転機械の諸問
ターボ機械第 40 巻第 8 号 25
474 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(2)
題検討分科会
●
送風機・圧縮機の騒音と性能研究分科会
○蒸気機械委員会
●
蒸気タービン技術向上分科会
○単独
●
本年度の企画の特徴
(a)セミナーという冠から、基礎講座とタ
ーボ機械の設計に関する講座を継続実施
した。
(b)講義の後に懇談会を兼ねたQ&Aコーナ
●
ロータダイナミクス研究分科会
ーを設け、受講生の理解を深めた。ま
●
トライボロジー研究分科会
た、昨年の好評を受け、初日の昼休みに
上記各委員会、分科会では、専門分野におけ
は辻本研究室の見学を行った。
る精力的な活動に加えて、当協会の新世紀戦略
(c)2日目に「施設見学」として神鋼神戸発
である①産学連携の強化、②技術者生涯教育へ
電所を訪問し、ターボ機械の見学を通じ
の積極的貢献、③ターボ機械関連基準の制定と
て受講生はその重要性を実感した。
国際・国内規格への適応、④科学技術政策への
(3)第72回関西地区委員会
積極的提言と社会への情報発信、の4本柱につ
(平成23年9月9日)
いても積極的に取り組み、一定の成果を得てい
●
ターボ機械協会「総務理事、委員会と常
ます。各委員会・分科会の活動は、通常総会お
置委員会、分科会報告会」の報告(平成
よび会誌の協会ニュースでその都度お知らせし
22年8 月30日開催分)
ていますが、平成23年度の活動を以下にとりま
●
る報告
とめ改めて報告します。
<運営委員会>
○関西地区委員会
●
委員長の選出方法の取り決め
●
第25回フレッシュマンサマーセミナーの
会計報告、評価と反省、および改善策の
[目的]
関西地区における協会行事の企画、実施なら
検討
●
びに会員相互の情報交換を目的とする。
[活動状況]
(1)第71回関西地区委員会
(平成23年5月17日)
●
●
次回のフレッシュマンサマーセミナーの
講義内容の検討
(4)第73回関西地区委員会
(平成24年1月20日)
●
委員長の引き継ぎについての確認
新設された「トライポロジー研究分科
●
トライボロジー研究分科会の報告
会」の支援について
●
委員の新任について(神戸製鋼所、馬場
平成 22 年度の関西地区委員会の活動と
会計の報告
●
トライボロジー研究分科会の設立に関す
第25回フレッシュマンサマーセミナーの
祥孝氏の新任)
●
第26回フレッシュマンサマーセミナーの
プログラム案と準備担当者の決定
準備と当日の運営の最終確認
(2)第25回フレッシュマン・サマーセミナー
(平成23年8月25日、26日)
●
大阪大学豊中キャンパスシグマホ−ルで
開催(参加者数:70)
26
2012年8月
委員長:井上裕之(クボタ)
幹 事:堀口祐憲(大阪大)
委 員:恵美洋一(クボタ)、大庭弘靖(酉
島製作所)、橋本直也(鶴見製作
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…
(3)475
所)、馬場祥孝(神戸製鋼所、新
任)
、前田学(三菱重工業)
、宮地利
和(神戸製鋼所)
の企業数社を見学する見学会(9 月 5 日
∼6日
)に対して、当地区委員会から補助活動を行
なった。
アドバイザ:中村邦夫(大阪大)
委員長・主査:伊良部邦夫
○沖縄地区委員会
[目的]
幹 事:照屋功
委 員:石川正明(会計)、天久和正(記録)、
本委員会は、タ−ボ機械協会の沖縄地区にお
新田宗弘、鈴木正己
ける活動を支援し、または代表することを活動
目的とする。
今年度は、本会第 68 回沖縄講演会の企画・
開催を支援、実施する。
○国際会議委員会
[目的]
関連する国際会議の運営に協力すること。
[活動状況]
[活動状況]
(2011年度)
(1)以下の国際会議のcall for paperに協力した
当沖縄地区委員会では、平成 23 年度におい
●
Fluid Machinery and Fluid Engineering),
て、主として次の活動を行なった。すなわち、
来年(平成 24)にターボ機械協会第 68 回沖縄講
演会が企画されていることを受け、これに対す
(Jeju, Korea),2012年10月24日∼27日
●
2012年8月19日∼23日
て活動の根本に据えた。
●
Rotary
画・実施に関して、数回の会合を持ち、担当理
ターボ機械協会第68 回沖縄講演会
(案)
(1)講演会および特別講演会
懇親会:2012年9月20日
MachineryInternational)
,
(Honolulu, USA),2012年2月27日∼3月
2日
2 月までには、次の事項について、ほぼ成案に
近いものを作成することが出来た。
ISROMAC 14th(Iinternational Symposium
on Transport Phenomena and Dynamics of
承認した。5 月から本格的に沖縄講演会の企
事や本協会事務局と情報交換しながら、2012年
26th IAHR Symposium on Hydraulic
Machinery and Systems(Beijing, China),
る受け入れ体制や諸準備を整えることを主とし
まず、2011 年4 月には、新委員1名の加入を
5th ISFMFE(International Symposium on
●
The 4th Asian Joint Workshop on Thermophysics and Fluid Science 2012( 4th
AJWTF)
,
(Haeundae Busan, Korea),2012
年10月14 日∼17日
(2)会 場:琉球大学工学部
(2)2012年に韓国の仁川で開催予定の第5回
(3)見学会:2012年9月21日
流体機械流体工学国際シンポジウム
見学場所:沖縄海洋博記念公園水族館
(ISFMFE)について、協会としてこれを後
(ちゅら海水族館)ポンプ施設、およびオ
援することと、論文校閲のための技術委員
リオンビール名護工場(製造ライン施設)
4名を推薦することをターボ機械協会理事
見学先については、他にもいくつかの候
会に提案し、了承された。
補をあげ、絞り込んだ。
なお、このほか、本会員や学生が一緒に県内
委員長:松井純(横浜国大)
ターボ機械第 40 巻第 8 号 27
476 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(4)
委 員:黒川淳一(横浜国大)
、井上雅弘(佐
第11回:平成24年1月27日 振動 松下修己
世保高専)、山本和義(元北陸先端
技術大学院大)、塚本寛(北九州高
専)、塩崎隆幸(東京電力)、川田裕
(大阪工業大)
、辻本良信(大阪大)
教授(元防衛大)
講座の反省および改善を図るために委員会を
開催した。
第26回CPD 委員会:平成23年6月15日
第27回CPD 委員会:平成23年10月17日
○継続教育委員会
[目的]
第28回CPD 委員会:平成24年3月14日
各講座とも参加者から好評を得ている。
ターボ機械を中心とする分野の専門学術・技
術集団として、技術者継続事業を構築する。
委員長・主査:山本和義(元北陸先端科学技
[活動状況]
平成 17 年度に継続教育委員会として正式に
術大学院大)
幹 事:神野(荏原製作所)
発足し、初級講座を開始した。平成 18 年より
委 員:久保田(東京電力)、櫻井(荏原製
第一クール 17 回、平成 20 年より第二クール 16
作所)、植山(日立プラントテクノ
回、平成22年より第三クールを実施している。
ロジー)、小田(三菱重工業)、坂口
平成23 年度に実施した初級講座
(千代田化工建設)、早馬(富士電
<第三クール>
機)
、長尾(東芝)
、富松(電業社機
第3回:平成23年5月10日 ターボ機械の強
械製作所)、玉木(IHI)
度設計Ⅰ 鯉渕興二氏(元湘南工科
アドバイザー:武田(電業社機械製作所)
大教授)
第4回:平成23年5月11日 ターボ機械の強
度設計Ⅱ 服部敏雄教授(岐阜大)
第5回:平成23 年6 月 2 日 金属材料 野口
学氏(荏原製作所)
第6回:平成23 年6 月28 日 腐食 宮坂松甫
氏(荏原製作所)
第7回:平成23年7月12 日 気体機械入門
宮下和也氏(元IHI)
第8回:平成23 年8 月29日 ターボ機械と熱
力学・熱サイクル 坂口順一氏(千
代田化工建設)
第9回:平成23年10月26日 シール一般、
メカニカルシール 林洋樹氏、下里
満氏(日本ピラー工業)
[目的]
当協会の近未来戦略を検討する。具体的に
は、産学が連携して、ターボ機械に関連する産
業界および大学の人材育成を行うとともに、産
業界の基盤強化を目指して、広範な科学技術の
研究成果をターボ機械分野へ積極的な応用を図
るための方策を提案する。
[活動状況]
【事業内容】4回の開催を通じて、以下の研究
推進プログラムと教育プログラムを議論し、協会
の活性化を目指して産学連携の方策を提案した。
○研究推進プログラムでは、キャビテーショ
ンコンソーシアムが終了し、さらに2年間
第10回:平成23年11月30日 ターボ機械の強
発展的に継続すること、そして他の2つの
度 設 計 」(ねじ締結)服部敏雄教授
コンソーシアム(旋回失速&水車の水圧脈
(岐阜大)
28
○ターボ機械教育研究推進センター
2012年8月
動)は新しくスタートした HPC プロジェク
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(5)477
ト(加藤主査)に吸収することを決めた。
国の水力機械技術の発展に寄与し、将来展望を
HPCプロジェクトは、6年後に産業界への移
行う。また、海外に対して情報の発信と情報交
転が予定される High Performance Computing 技
換を行う。
術のターボ機械分野への先取りを目指したもの
[活動状況]
で、産業界から 13 社参加(H23 年度 12 社、H24
【委員会の開催】
年度1社)
、さらに経産省の「イノベーション拠
平成24年3月29日
14:00∼17:00、横浜国立
点立地支援事業」に応募し、4,390万円の補助が
大学理工学部にて平成 23 年度水力機械委員会
認められ、6つの研究課題に対して総額約 1.2
を開催し、以下の事項を審議・決定した。
億円で10月からスタートした。
(1)委員交代等に関する件
ターボ機械を研究する大学側若手教員(主に
プロペラ分科会新設に伴い、宮川和芳氏の委
40 歳以下)の減少傾向について、理事および委
員就任、渡辺博孝委員から稲垣守人氏(東京電
員会・分科会委員長にアンケート調査を行っ
力)への交代、田川雅士委員から前田学氏(三菱
た。その結果28名の若手教員が紹介され、若手
重工)への交代を了承した。
教員が漸く増加傾向に転じたことが確認された
ので、関連する専門分科会に若手教員の参加勧
誘をお願いした。
●
●
(2)各分科会報告
ターボポンプ分科会、キャビテーション研究
分科会、ハイブリッド発電技術分科会、ポンプ
教育プログラムは、継続教育委員会が中心
吸込水槽模型試験方法の調査・研究分科会、水
となり、技術者教育プログラムの完成を目
車分科会、水力エネルギー活用技術分科会、プ
指している。また、技術者支援プログラム
ロペラ分科会、IAHR WG から、本年度の活動
は、表彰委員会と連携してターボマイスタ
状況と今後の計画等について報告された。これ
ー制度及びターボクリニック制度を運営し
らに関して、IAHR シンポジウムおよび WG へ
ており、当協会のホームページを含めて広
の日本からの参加が非常に少ないためこれを増
報の充実を検討した。
やす工夫が必要であること、キャビテーション
当委員会は本年度で一応の役目を終え、近
分科会では協会指針 G001 の英文版の作成を計
未来戦略の検討は、ターボ機械イノベーシ
画中であるため、この予算措置について理事会
ョン推進委員会に引き継ぐこととした。
にて検討を依頼すること、等を議論した。
(3)生産統計
委員長:黒川淳一
ポンプおよび水車の生産統計の方法につい
幹 事:辻本良信
て、本年度からの変更点と各分科会での検討結
委 員:大地昭生、加藤千幸、後藤彰、酒井
果が報告され、集計方法や方針についてらに検
吉弘、坂口順一、塩幡宏規、福島康
討が必要であるとした。それぞれの製品に関す
雄、古川明徳、宮川和芳、山本和義
る生産活動の概要がわかり、また読み物として
興味深い記事となるようにすることとした。
<技術委員会>
○水力機械委員会
[目的]
水力機械技術に関する情報交換を通して我が
(4)JIS規格
JIS B 8327 の改訂作業状況が報告された。ま
た今後も依頼されるであろう JIS 規格の見直し
について、協会として受け入れ態勢を整える必
ターボ機械第 40 巻第 8 号 29
478 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(6)
要があること、事務量などの問題を考慮した上
[活動状況]
で経済産業省へ受け入れ団体として申請するこ
分科会を年4回開催
とを検討することなどを理事会で検討してもら
(1)第1回分科会開催
うこととした。また JIS 規格のなかでターボ機
実 施 日:平成23 年6月28日
械協会が責任を負うべき規格をあらかじめ分科
開催場所:㈱日立製作所秋葉原ダイビル 18
階第2会議室
会でリストアップしておき、また継続的に規格
の維持を行える体制を整備するべきであるとし
出 席 者:17名
[内容]
た。
(5)ISO 規格審査
審査状況が報告された。
(6)先端技術実証・評価設備整備費等補助金
交付申請と、採択された状況について報告さ
れた。ターボ機械分野を活性化するために今後
7件のテーマ発表と討論
(平成 22 年度第4回分科会に予定されていた
もの)
●
土居発電所の水車・発電機改修について
(中国電力)
もこのような活動を継続していくのが良いと考
●
ステーベーンの自励振動解析(三菱)
えられるが、協会内のルールが確立できていな
●
震災による被害状況報告(東北電力)
いことと、増加する事務処理への対応が問題と
●
仏原ダム発電所(維持放流発電)の新設
工事について(北陸電力)
なることが指摘された。
委員長:加藤千幸(東京大生産技術研究所)
●
自然エネルギーの有効活用(金元先生)
●
立軸3射ペルトン水車新設工事に関する
施工事例紹介(日本工営)
幹 事:松井純(横浜国大)
委 員:服部修次(福井大)、浦西和夫(八
●
ティミシュアラ工科大学で実験されてい
戸高専)
、瀬戸口俊明(佐賀大)
、稲
る旋回流れ装置に発生する三次元非定常
垣守人(東京電力)、松本貴與志
渦流れの渦法シュミレーション(亀本先
生)
(東芝)、震明克真(日立製作所)、
鷹野宗人(関西電力)、前田学(三
(2)第2回分科会開催
菱重工業)、長谷川豊(名古屋大)、
実 施 日:平成23年9月27日
田中和博(九州工業大)、中西裕二
開催場所:ゲートシティ大崎イーストタワー
23F第1ホール
(神奈川大)、和田俊朗(電源開発)、
宮川和芳(早稲田大)
出 席 者:17名
[内容]
●水車分科会
[目的]
5件のテーマ発表と討論
●
大学、ユーザ、メーカの技術者による水車、
ポンプ水車に関する事例研究、問題点の抽出、
力)
●
研究成果の発表及び討議を通し、技術レベルの
向上をはかる。
圧油レス制圧機の開発について(東北電
カプラン水車のランナベーン損傷につい
て(関西電力)
●
ポンプ水車のアップスラスト事象と軸振
れ漸増現象の発生原因と対策について
30
2012年8月
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(7)479
(九州電力)
●
●
カウンタウエイト方式の入口弁の流水遮
性について(亀本先生)
断性能(日立)
●
●
入口絞りを持つダリウス形水車の翼スパン
方向部分流入による性能変化(古川先生)
大容量蓄電設備としての揚水発電の可能
自然エネルギー資源を利用する技術(金
元先生)
設備見学
(3)第3回分科会開催
●
見学場所:九州電力㈱小丸川発電所
実 施 日:平成23年12月13日
開催場所:ゲートシティ大崎イーストタワー
23F第1ホール
主査:鷹野宗人(関西電力)
幹事:中村(東芝)、原野(日立三菱水力)、
藤井(富士電機)
出 席 者:15名
[内容]
委員:亀本(横浜国大)、金元(九州工業
4件のテーマ発表と討論
●
●
●
●
斜流形ポンプ水車ランナボス油レス化に
力)
、斉藤(東北電力)
、長屋(中部電
ついて(北海道電力)
力)
、大嶋(北陸電力)
、奥出(関西電
新素材水車ガイドベーン軸受の開発につ
力)
、中村(中国電力)
、岡本(四国電
いて(四国電力)
力)
、江藤(九州電力)
、山城(電源開
水車ステーベーン劣化評価について(日
発)
、山石(日本工営)
、福田(日立三
立三菱)
菱水力)
南アフリカ、Ingula 揚水発電所の紹介
(富士電機)
(4)第4回分科会開催
実 施 日:平成24年3月13、14日
開催場所:九州電力㈱宮崎支社 2階ホール
出 席 者:20名
[内容]
8件のテーマ発表と討論
●
大)
、古川(九州大)
、清水(北海道電
砂防堰堤を利用した須砂渡発電所新設に
●キャビテーション研究分科会
[目的]
キャビテーションに関する技術的課題および
文献調査等情報収集と討議
[活動状況]
(1)分科会活動
①
日、東北大学流体科学研究所
ついて(中部電力)
●
●
●
水中タービン発電機メカニカルシールの
●
海洋エネルギー変換装置に関する IEC 活
既設カプラン水車の改修(東芝)
●
立軸 3 射ペルトン水車新設工事に関する
施工事例(続報)(日本工営)
発行済みの新指針を回覧の上、そのフォ
ローについて検討。
動(TC114)の概要(電源開発)
●
第97回セミナー(7月11日開催)の運営の
詳細検討。
オイルレス化について(中国電力)
●
新年度に関連した諸事項、委員交代、連
絡先変更等の連絡。
有峰ダム発電所(維持放流発電)の新設
工事について(北陸電力)
●
第8期第7回分科会:平成 23 年 5 月 25
●
②
プロペラ分科会の設置に関して検討。
第8期第8回分科会:平成 23 年 8 月 31
日、三菱重工高砂製作所
●
プロペラ分科会と当分科会は共通の技術
ターボ機械第 40 巻第 8 号 31
480 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(8)
課題があり、お互いに情報・意見交換を
●
実施する事で合意(具体的内容は今後決
定)。
●
損傷予測式の速度項等の見直し(速度項
討が必要。
② キャビテーションコンソーシアムとの懇
話会(10月20日に実施)
やスケール項を追加して損傷・事例デー
●
●
分科会より提供した遠心羽根車のメッシ
タを再整理)の提案があり、検討する事
ュデータによるキャビテーション流れ解
になった。
析結果について、興味深い説明の後、意
今後の CFD の活用として、能見指標に
見交換があった。
よる損傷予測位置の予測や井小萩グルー
③
次回は開催日数、講義分野の選択等の検
●
キャビティ長の過小評価のため、揚程低
プの手法(時間平均流れ場への気泡注入)
下の吸込圧が実測よりも小さい。同コン
を討議・検討。
ソーシアムでキャビテーションモデルの
第8期第9回分科会:平成 23 年 12 月 8
改良を検討中
日、日立製作所秋葉原ダイビル
●
●
日立プラントテクノロジーは、第9期か
主査:服部修次
ら正式参加。
幹事:能見基彦(荏原製作所)、深谷征史
損傷予測式の速度項等の見直しを討議・
検討。
●
●
④
(日立製作所)、宮内直(クボタ)
委員:井小萩利明(東北大)、浦西和夫(八
第8期成果報告書の作業案と目次案と執
戸高専)
、斉藤純夫(東京高専)
、祖山
筆要領を討議・検討。
均(東北大)
、堀口祐憲(大阪大)
、渡
加藤先生が、プロペラ分科会の第1回会
邉聡(九州大)、川崎聡(JAXA)、梅
合(10/28)を報告。
木勇(酉島製作所)、大場慎(電業社
第8期第 10 回分科会:平成 23 年 3 月 28
機械製作所)、菊田研吾(IHI)、菊地
日、東北大学流体科学研究所
●
●
橋正睦(日本フローサーブ)、西垣直
き服部先生にお願いする。
紀(鶴見製作所)、枦隆治(新日本造
井小萩先生は大学を定年退職だが、アド
機)
バイザーとして参加いただく。
●
●
将史(日機装)、佐野岳志(MHI)、高
本分科会は来期も継続し、主査は引き続
アドバイザー:
新委員(電業社、日機装、酉島、日立プ
大場利三郎(東北大名誉教授)、岡村
ラントテクノロジー)の紹介。
共由(元横浜国大)、加藤洋治(東京
井小萩先生に、最終講義「キャビテーシ
大名誉教授)
ョン外伝」をご説明いただいた。
●
第8期成果報告書の作業内容と分担、ス
ケジュールを討議・検討。
(2)その他の活動内容
上記の分科会活動と共に、以下を行った。
① 第97回セミナー(7月11日に実施)
●
32
幅広い分野からの参加者45名と盛況。
2012年8月
●ターボポンプ分科会
[目的]
ターボポンプに関連した技術レベルの向上と今
日的および将来的諸問題への理解と解決を図る。
[活動状況]
①
平成 23年 4月以降、3回の分科会を開催
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(9)481
し、話題提供ならびに諸施設見学を介して
つき委員へのアンケートを実施し、その結
ターボポンプに関する技術的理解を深めた。
果に基づき検討を行った。製品紹介トピッ
平成 23 年 7 月 14 日、15 日の両日にわた
クスは、関係各社が掲載内容を 100 文字+
り、福山市の国民宿舎仙酔島にて第6回ポ
写真程度で作成する。統計データの掲載方
ンプセミナーを開催し、最新の論文(全 27
法に関しては、ポンプ生産の変遷をたどろ
件)について勉強会を行った。ポンプ関連
うとした場合、毎年継続的にデータを纏め
メーカならびに大学等研究機関から合計34
続けることが有用であるため、大きな変更
名の参加があり、盛会裏のうちに終了し
を加えない等の提案があった。以上を踏ま
た。なお、今回のポンプセミナーより論文
えた上でメール等にて継続審議し次回の分
抄録において引用した論文中の図表に関し
科会(1月開催予定)で最終決定することと
て、使用料を支払うことにより著作権上の
なった。JIS 規格 JIS B 0131(ターボポンプ
問題を解決した。
用語)、B 8310(ポンプ騒音測定)の見直し
②
●
第 70 回(平成 23 年 7 月 14 日、福山市国
作業につき、各WG の取纏め役である田中
民宿舎仙酔島)参加32名
委員(熊本高専)、松井委員(横浜国大)か
[審議事項]
「ターボ機械」生産統計に関する内容に
ら進捗状況の報告がなされた。
[話題提供]
つき検討を行い、記録品やイベントを写真
国立循環器病研究センター人工臓器部
付きで載せ、読み物として面白くするべき
長・巽栄介様「人工臓器の現況に関して」
ではないかとの提案があった。また、他の
[施設見学]
国立循環器病研究センター内・人工臓器
水車や空力機械、蒸気機械などとの掲載項
目のバランスも考慮する必要があるとの指
摘もなされ、以上を踏まえた上でメールア
ンケートを実施すると共に、次回の分科会
(10月開催予定)で継続審議とすることとな
研究施設
●
第 72 回(平成 24 年 1 月 27 日、熊本高等
専門学校)参加21名
[審議事項]
った。JIS 規格 JIS B 0131(ターボポンプ用
平成 24 年度主査を田中禎一委員(熊本高
語)、B 8310(ポンプ騒音測定)の見直し作
専)、副査を堀口祐憲(大阪大)とすること
業につき、進捗状況が報告された。今後、
が審議の結果、決定された。平成 24 年度
各WG の取り纏めは田中委員(熊本高専)、
の分科会開催計画が大筋で承認された。
松井委員(横浜国大)が行う。
[第6回ポンプセミナー]
第 70 回分科会に引続き同会場にてポン
プセミナーを開催し、最新の論文(全 27
件)について勉強会を行った。
●
第 71 回(平成 23 年 10 月 28 日、
(独)
国立
循環器病研究センター)参加23名
[審議事項]
「ターボ機械」生産統計に関する内容に
「ターボ機械」生産統計に関する内容につ
き継続審議を行い、最終的に以下の方針が
決定された。
① 統計表の機種は変えずに中身の並べ方
(口径順など)を変える。
② 生産統計取りまとめ企業7社は変えな
いが、7社以外にも統計量の問合せをし
て広くデータを集める。
③ 解説記事については読み物的なトピッ
ターボ機械第 40 巻第 8 号 33
482 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(10)
クスと写真を委員各社から提供頂き加え
アドバイザー:
る。JIS 規格 JIS B 0131(ターボポンプ用
菊山功嗣(名古屋産業大)、黒川淳一
語)、B 8310(ポンプ騒音測定)の見直し
(横浜国大)、田中正人(富山県立大)、
作業につき、各WG の取纏め役である田
山本和義(元北陸先端科学技術大学院大)
中委員(熊本高専)、松井委員(横浜国
大)から進捗状況の報告がなされた。
大学等研究機関 18 名、企業 16 名、アドバイ
ザー4名、合計38名
[話題提供]
田中委員(熊本高専)
「遠心ポンプに発生
するキャビテーションの熱力学的効果とそ
の吸込み性能への寄与」
[施設見学]
九州電力大平発電所(運用・設備を紹介
するビデオを鑑賞後、同発電所 OB 蓑田様
のご案内によりポンプ水車設備を見学)
●水力エネルギー活用技術分科会
[目的]
水力エネルギーの活用技術、水車内の各種損
失評価、性能予測
[活動状況]
(1)第17 回分科会:平成22 年6 月8 日、九州
大学伊都キャンパス
① 「ターボ機械」特集号執筆について
幹事:〔主査〕長谷川豊(名古屋工業大)、
〔副主査〕田中禎一(熊本高専)
委員:内海政春(JAXA)、宇野美津夫(九州
共立大)、加藤千幸(東京大)、川嶋竜
動現象のEFD/CFDハイブリッド解析
③ 話題提供:ダリウス形開放水車の開発
④ 話題提供:ペルトン水車静止バケット内
之介(九州共立大学)、川田裕(大阪
流れの数値解析と実験との比較
工 大 )、 重 光 亨 ( 徳 島 大 )、 島 垣 満
⑤見学会:九州大学流体工学実験室
(JAXA)、塚本寛(北九州高専)、築谷
朋典(循環器病センター)、辻本良信
(大阪大)
、福富純一郎(徳島大)
、古川
明徳(九州大)、堀口祐憲(大阪大)、
松井純(横浜国大)、宮川和芳(早稲
田大)、渡邉聡(九州大)池澤勝志
(電業社製作所)、井出紀彦(新日本造
(2)第18 回分科会:平成23 年9 月6 日、長崎
市西部下水処理場
① 長崎市西部下水処理場見学会
⇒下水処理施設とらせん水車発電設備の見学
(3)第19回分科会
再生可能エネルギー世界展示会および国際フ
ォーラム(RE 2011)
機)、井戸健介(帝国電機)、大久保剛
JCREフォーラム:「中小水力・未利用エネル
(三菱重工業)、小林克年(日立製作
ギー活用」セミナー 平成23年11月6日、幕張
所)、小松剛(日機装)、坂倉博之(日
本ピラー)、櫻井高幹(荏原製作所)、
都丸裕司(IHI)、新家寿和(鶴見製作
所)、能見基彦(荏原製作所)、早川巳
34
② 話題提供:ターボ機械における非定常流
メッセ
⇒合計6件の講演
(4)第 20 回分科会:平成 24 年 3 月 15 日、神
奈川大学横浜キャンパス
冶裕(テラル)、細見弘樹(クボタ)、
① 第17回議事録案の確認
三浦知仁(酉島製作所)
、宮川和芳(三
② 2012 年度の開催予定について
菱重工業)
、吉田哲也(日立プラント)
③ 話題提供:CFDによるターボ機械流体関
2012年8月
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(11)483
連振動問題の解明
④ 話題提供:小水力発電所の開発計画につ
いて
⑤ 話題提供:ペルトン水車ノズル上流管の
[活動状況]
(1)の開催
(平成23年4月∼平成24年3月)
第28回:平成23年5月25日
横浜国立大学 生産工学科会議室
曲りの影響
第29回:平成23年7月22日
横浜国立大学 生産工学科206室
主査:中西裕二
幹事:飯尾昭一郎(信州大)、大池真悟(東
第30回:平成23年10月21日
横浜国立大学 生産工学科会議室
京発電)
委員:阿部貴之(東京電力)、池田敏彦(信
第31回:平成24年 1月20日
横浜国立大学 生産工学科206室
州大)、井田富夫(神奈川大名誉教
授)、池澤勝志(電業社機械製作所)、
稲垣守人(東京電力)、宇野美津夫
(九州共立大)、大橋正直(中部電力)、
(2)実施事項
① 吸込水槽計算の実施
口径 100 mm の小水槽での実験を CFD にて再
奥出邦夫(関西電力)、金元敏明(九
現する計算を、引き続き実施した。また口径
州工業大)、菊山功嗣(名古屋産業
200 mm の水槽実験装置についての実験結果を
大)
、北洞貴也(湘南工科大)
、國分清
検討した。
(田中水力)、鈴木智(電源開発)、鈴
木敏暁(東芝)、鈴木良治(富士フォ
② 吸込水槽に関するデータベース作成
基準の次回改訂および相似則の検証のため、
イト)、塚本 寛(北九州工業高専)、
吸込水槽の実施例についてデータベースにまと
中野義雄(イームル工業)、根本光正
めることを計画し、その収集を行っている(現
(神奈川工科大)、野村喜久(四国電
在までに9件)。
力)、野本 悟(日立製作所)、橋本雅
③ 最近の論文、研究の紹介
一(新エネルギー財団)、古川明徳
④ 協会基準の見直し作業を開始し、製作精
(九州大)、松井 純(横浜国大)、宮
度の検討、CFDの有効利用法、上流側境界
川和芳(早稲田大)、山崎史朗(荏原
の検討を行った。
製作所)、山本雅基(川崎重工業)
主査:松井純
●ポンプ吸込水槽模型試験法の調査・
研究分科会
[目的]
2005 年 3 月に改訂・発行したターボ機械協会
幹事:滝田茂雄、長原孝英
委員:井小萩利明、浦西和夫、岡村共由、
亀本喬司、塚本寛、根本光正、石松
豊、田中良和、下村常雄、平井省三、
基準「ポンプの吸込水槽の模型試験法」を全面
江口譲、井戸章雄、葛西則夫、筒井勇
的に見直し再改定するため、ポンプ吸込水槽模
哉、樋口俊司、本崎和彦
型試験法に関する技術について調査・研究を行
う。
ターボ機械第 40 巻第 8 号 35
484 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(12)
●ハイブリッド発電技術分科会
員、亀本委員、永田委員、古川委員
[目的]
(11名)
従来個別に活動してきた小水力発電、風力発
電、波力発電関係者が一同に会し、一丸となって
議 題:
●
英知を絞り、循環型社会構築に向かって前進する。
[活動状況]
金について(金元委員)
●
(1)市民フォーラム「自然エネルギー発電技
術フォーラムin大分」の準備会合
東日本大震災の津波被害について(江口
委員)
●
次回の分科会について(高尾幹事)
日 時:平成23年5月24日 午前
(4)第13回分科会・見学会
場 所:大分工業高等専門学校(大分市)
[分科会]
出席者:高尾幹事、利光和彦氏(大分高専)、
福永圭悟氏(大分高専)
議 題:市民フォーラムの内容について
日 時:平成23年12月13日 午後
場 所:信州大学工学部(長野市)
出席者:瀬戸口主査、高尾幹事、秋山委員、
広報活動について
飯尾委員、大澤委員、大場委員、桶
(2)市民フォーラム「自然エネルギー発電技
川委員、金元委員、亀本委員、竹内
術フォーラムin大分」の開催
主 催:ターボ機械協会ハイブリッド発電技
術分科会
委員、長谷川委員(11名)
議 題:
●
日 時:平成23年6月14日 午後
場 所:大分工業高等専門学校(大分市)
会次第:主催者あいさつ 瀬戸口主査
会場校あいさつ 大城桂作校長
各種自然エネルギー発電技術の紹介
NEDO 波力発電プロジェクトの紹介(大
澤委員)
共 催:大分工業高等専門学校
●
小水力発電に関する信州大学の取り組み
(飯尾委員)
●
信州大学の実験室紹介(飯尾委員)
●
次回の分科会について(高尾幹事)
[見学会]
小水力発電 金元委員
日 時:平成23年12月14日 午前
波力発電 永田委員
場 所:複数のピコ水力発電によるグリッド
風力発電 江口委員
質疑応答
システム(長野県須坂市米子町)
参加者:瀬戸口主査、高尾幹事、秋山委員、
閉会あいさつ 亀本委員
飯尾委員、大澤委員、大場委員、金
ポスターセッション
元委員、亀本委員
参加者:130 名
(3)第12回分科会
(5)市民フォーラム「自然エネルギー発電技
術フォーラムin沖縄」の開催準備
日 時:平成23年6月13日 午後
日 時:平成24年9月19日 午後
場 所:大分工業高等専門学校
場 所:琉球大学工学部
出席者:瀬戸口主査、高尾幹事、秋山委員、
江口委員、大澤委員(宮崎氏代理出
席)、大場委員、桶川委員、金元委
36
海洋エネルギー利用技術関連の研究補助
2012年8月
(沖縄県中頭郡西原町)
目標参加者数:100名
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(13)485
ビテーションの推定他
(6)自然エネルギー用流体機械の最適形状の
④ 今後の進め方(開催要領、基本スタンス、
調査
期間:平成24 年3 月∼平成24 年8 月(予定)
討論する技術の範囲)等協議
⑤ 見学会:早稲田大学理工学部実験場
主査:瀬戸口俊明(佐賀大)
次回予定:来年4 月26、27 日、九州大学で
開催
幹事:高尾学(松江高専)
委員:秋山雅光(電源開発)、飯尾昭一郎
(信州大)、稲垣守人(東京電力)、今
村博(風力エネルギー研究所)、江口
委員長:主査:宮川和芳
幹 事:川北千春(三菱重工業)、蓮池伸宏
(ナカシマプロペラ)
英範(ソフィアエンジニアリング)、
大澤弘敬(海洋研究開発機構)、大場
委 員:加藤洋治(元東京大)、安東潤(九
慎(電業社機械製作所)、桶川幸二
州大)
、砂田茂(大阪府立大)
、黒田
(日本工営)、金元敏明(九州工業大)、
麻利子(海上技術安全研究所)、新
亀本喬司(横浜国大)、鈴木正己(琉
郷将司(造船技術センター)、長屋
球大)
、竹内孝行(富士電機)
、永田修
茂樹(IHI)、木村校優(三井造船)、
一(佐賀大)、長谷川豊(名古屋大)、
中川健太郎(川崎重工業)、箙一之
平岡稔康(三菱重工業)、古川明徳
(川崎重工業)、青野健(住友重機)、
田中寿夫(ユニバーサル造船)、藤
(九州大)、前田太佳夫(三重大)
山敬太(クレイドル)、佐藤圭(三
●プロペラ分科会
菱重工業)
[目的]
技術紹介、意見交換およびターボ機械協会他
分科会との情報交換により舶用プロペラ全般に
ついての技術向上、課題解決を図る。
○空気機械委員会
[目的]
メーカ、ユーザおよび大学、研究機関の間に
[活動状況]
おける空気機械に関連した技術情報の交換、研
(1)第1回分科会
究会、分科会の設置に関する審議ならびに協会
日 時:平成23年10月28日
の行事企画と刊行物の編集に関して担当理事会
場 所:早稲田大学西早稲田キャンパス 51
への適切な具申等を行う。
号館3階第2会議室
① 特別講演:キャビテーションの数値モデ
ル、マイクロジェット発生メカニズム
② プロペラ分科会主旨説明、自己紹介
③ 話題提供
[活動状況]
① 「送風機・圧縮機の騒音と性能研究分科
会」の設置および第1回会議を開催。
●
7 月 27 日、委員長を中心に新分科会の立
ち上げについて検討。打合せの結果「送
●
国際ワークショップ参加報告
風機・圧縮機の騒音と性能研究分科会」
●
舶用プロペラにおける効率推定とキャビ
の設置申請を行うことになった。
テーションの数値流体解析
●
プロペラ変動圧力、非定常プロペラキャ
●
主査太田教授(早稲田大)、幹事西岡
氏(日立プラントテクノロジー)、玉
ターボ機械第 40 巻第 8 号 37
486 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(14)
木(IHI)
●
●
●
●
●
プラント用大型圧縮機・送風機と空調
らびに人材の育成を促進する。
[活動状況]
機に用いられるプロペラファンやター
① 第10回分科会
ボファン、ならびに電子機器やモータ
日 時:2011年10月26日
等の冷却に用いられる小型ファン等、
場 所:東京大学駒場Iキャンパス教養学
13:00∼16:00
様々な機種が対象。
部 18 号館 4F コラボレーションル
中小のメーカや家電など異分野のメー
ーム4
カに参加を打診中。特別会員へのサー
参加人数:12名(+東京大学 学生2名)
ビスの充実と、会員拡大につなげたい。
内 容:
9 月 15 日のターボ機械協会理事会にて設
三重大鎌田氏、村田氏より IEA Task
置申請。
29 MexNext について、東大飯野氏(オブ
1 月 20 日、送風機・圧縮機分科会設立幹
ザーバ)より風変動を考慮した小形風車
事会および第1回会議を早稲田大学で開
の設計評価法の検討について、そして千
催。坂口会長を含め 24 名が出席。3件
代田化工建設 坂口氏より発電機と
の話題提供がなされた。
VSCF の基本原理とその構成について話
韓国流体機械協会との協力について今
題提供がなされ、活発な議論なされた。
後、検討していく。
分科会の活動について、活動方針につい
② その他
て意見交換し、テーマを設定すること、
●
平成23年度の生産統計のデータを収集した。
各回で各委員からの研究紹介、情報共有
●
空気機械委員会の各委員の協力を得て、
を進めていくことが了承された。テーマ
ターボ機械協会誌2012 年9 月号で圧縮機
の詳細については次回の分科会で議論す
特集(仮)、10 月号で圧縮機・送風機の
ることとなった。
性能特集(仮)を起案。
② 第11回分科会、第4回風車セミナー
日 時:2012年1月11日
委員長:坂口順
幹 事:玉木秀明
委 員:空気機械の研究開発および製作・使
用に携わるメーカ、ユーザならびに
大学、国立研究機関の研究者および
技術者16名
13:00∼16:00
場 所:東京大学駒場Iキャンパス教養学部
18号館4Fコラボレーションルーム4
出席者:14名(+東京大学 学生1名)
内 容:
AIST 小垣氏より NEDO 次世代風力 PJ
における小形風車の標準化研究につい
て、東大飯田氏、飯野氏より水平軸小形
●風力タービン研究分科会
[目的]
ターボ機械と流体工学の専門の立場に立ち、
風車の動力学解析発電機シミュレータに
ついて話題提供がなされた。分科会の活
動、風力分野の情報交換を行った。分科
風力タービンに関わる技術的課題や動向に関し
会で主要テーマとして小形風車の設計評
て第一線研究者・技術者の情報交換・意見交換
価や垂直軸風車の簡易設計法を当面取り
を図り、当分野の諸活動を活発化し技術向上な
扱うことで了承された。次回の風車セミ
38
2012年8月
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(15)487
ナーについては、室蘭日本製鋼所または
沖縄琉球大学とすることで了承された。
この他春の総会、メーリングリストや HP の
情報交換サイトの開設について紹介された。
[活動状況]
<総括>
回転機械メーカ、電気メーカ、エンジ会社、
エンドユーザ間で、機械とVSD・モータなどに
関する有意義な技術情報交換を実施している。
主査:長谷川豊(名古屋工業大)
今期はこれまでの可変速電気機械に加えそれ
幹事:飯田誠(東京大)
に関連する電気機器技術の話題提供にて、可変
委員:天久和正(琉球大)、荒川忠一(東京
速装置−電動機間の配線問題、センサーに起因
大)
、市原堅治(荏原製作所)
、今村博
する同期電動機の起動問題、可変速電動機に用
(風力エネルギー研究所)、岩下英嗣
いられる磁気軸受、可変速発電システムの現状
(広島大)、内田孝紀(九州大応用力学
技術及び課題、等の議論があった。
平成23年10月20日第14回分科会
研究所)
、鎌田泰成(三重大)
、久保典
男(日本製鋼所)、小垣哲也(産業技
場所:日立プラントテクノロジー 池袋本社
参加22名
術総合研究所)、坂口順一(千代田化
工建設技術戦略研究所)、堤和久(三
菱重工業)、徳山栄基(那須電機鉄
工)、根本泰行(足利工業大)、原豊
(鳥取大)、藤井直樹(酉島製作所)、
古川雅人(九州大)、前川博(電気通
[話題提供]
「Synchrony社magnetic bearing, high speed
●
motor」(マツボー)
「可変速揚水発電システム、ダブルフェ
●
ッド方式風力発電システム」(TMEIC)
信大)
、前田太佳夫(三重大)
、松宮輝
(HIKARUWIND.LAB)、武藤厚俊(日
本製鋼所)
、村田淳介(三重大)
、吉田
茂雄(富士重工業)、涌井徹也(大阪
府立大)
主査:坂口順一(千代田化工建設)
幹事:福島(日立プラントテクノロジー)、
岩崎(荏原エリオット)、北(MHI)
委員:小杉(MHI)、千葉・中村(TMEIC)、
針江(富士電機)、土谷(ABB)田代
●可変速(VSD)モータ駆動回転機械の
諸問題検討分科会
[目的]
(安川電機)、坂本(出光エンジニアリ
ング)、鶴田(千代田化工建設)、竹中
(日揮)、井手・足立(TEC)、佐成
本分科会においては、①可変速(VSD)モー
(KSL)、石本(IHI)、倉敷(川崎重工
タ採用におけるトラブル防止、②国内における
業)野村(電業社機械製作所)、杉
省エネルギーの観点からVSD採用拡大の2点を
山・江口(荏原製作所)、田中(日立
目的とし、技術的課題や動向に関して回転機械
プラントテクノロジー)飛世・田中
メーカ、VSD メーカ、エンジニアリング会社、
(日立製作所)、東中(明電舎)、角田
エンドユーザ等の第一線技術者の情報交換・意
(荏原エリオット)、畠山(マツボー)
見交換を図り、当分野の諸活動を活発化し技術
向上ならびに人材の育成の促進を図る。
ターボ機械第 40 巻第 8 号 39
488 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(16)
●送風機・圧縮機の騒音と
性能研究分科会
信(大阪大)、加藤千幸(東京大)、
坂口大作(長崎大)、塩見憲正(佐
[目的]
賀大)
、川口清司(富山大)
、宮川和
幅広い分野で使用される送風機と圧縮機を対
芳(早稲田大)、御法川学(法政
象として、①現状の研究成果に関する情報の共
大)、川久保知己(IHI)、渡邉啓悦
有、②今後の製品課題とそれを解決する研究開
(荏原製作所)、宮先敦(荏原製作
発の議論の2点を目的に、大学研究機関とター
所)、許斐真(荏原エリオット)、尾
ボ機械のメーカ、およびユーザ等の第一線の研
方祥員(荏原ハマダ送風機)、青田
究者と技術者の情報交換・意見交換を図り、当
雄弘(川崎重工業)、鄭志明(ダイ
分野の諸活動を活発化し技術向上ならびに人材
キン工業)、中山淳(電業社機械製
育成の促進を図る。
作所)、青山大造(千代田化工建
[活動状況]
設)、千葉秀俊(TMEIC)、木田琢
(1)第1回研究分科会(参加者:22名)
己(パナソニック)、船橋茂久(日
14:00∼19:00
立製作所)、山崎忠行(三井三池製
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス
作所)、小串正樹(ミネベア)、木内
東京都新宿区大久保3-4-1
大輔(三菱重工コンプレッサ)、岡
日時:2012年1月20日
崎多佳志(三菱電機)
分科会の新規開設と趣旨説明
●
委員自己紹介
スーパーバイザー:
[話題提供]
速水洋(九州大名誉教授)、坂口順
●
「小型2段遠心圧縮機の開発」
●
「狭隘場における PC 冷却ファンまわり
の流れ挙動計測及び騒音計測」
●
「高比速度軸流ファンの翼端漏れ流れ」
研究設備見学(早稲田大学ターボ機械関
連施設)
14:00∼19:00
場所:㈱日立PT本社ビル
東京都豊島区東池袋4-5-2
[話題提供]
●
○蒸気機械委員会
[目的]
蒸気機械、主として蒸気タービンに携わる、
研究者、技術者の相互間の交流ならびに情報交
(2)第2回研究分科会の開催予定
日時:2012年5月24日
一(千代田化工建設)
4件の予定
換を図り、技術の向上に努める。
[活動状況]
(1)委員会
H23年度第1回委員会(通算第54回)をH23年
6月3日に㈱東芝本社にて、H23年度第2回委員
会(通算第55回)をH23年12月5日に機械振興会
館にてそれぞれ開催し、委員会および分科会の
委員長・主査:太田有(早稲田大)
活動報告と審議を中心に行った。また、今年度
幹 事:玉木秀明(IHI)、西岡卓宏(日立
からの委員会委員の交代、分科会幹事会社4社
PT)
委 員:辻田星歩(法政大)、船山立
可 健一(岩
手大)
、古川雅人(九州大)
、辻本良
40
2012年8月
の交代および主査交代がありそれぞれ承認され
た。
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(17)489
(2)活動内容 ① 分科会活動
●蒸気タービン技術向上分科会
[目的]
昨年度に引き続き「蒸気タービン技術向上分
蒸気タービンに関する技術上の諸課題と、そ
科会」の活動を継続した。本分科会は、H20 年
の解決・改良技術の現状を調査し、技術の向上
度から「構造強度」を活動テーマとしてスター
に寄与すると共に、第一線の研究者・技術者間
トし、H21 年度活動テーマを「運用・保守に関
の情報交換や意見交換を図り、技術交流と発展
する信頼性技術」に選定し、これまで H21、
の場とする。
H22 年度にそれぞれ2回ずつ活動してきた。
[活動状況]
H23 年度第1回(6 月 23 日)分科会では、基調講
(1)幹事会
演、各社による話題提供および不具合事例調
① 第1回幹事会
査・分析とそれに対する討論を行った。これら
平成 23 年度第1回幹事会を平成 23 年 6 月 8 日
の分科会活動の成果(不具合事例調査・分析)
に開催し、第1回分科会以降の活動内容及びス
をまとめ、協会誌 10 月号に掲載した。また、
ケジュールを討議した。
H23 年度第2回(12 月 5 日)分科会では、国際規
●
平成23年度幹事体制を決定した。
格の紹介を含む事例紹介3件を行い議論した。
② 蒸気タービン生産統計
幹事体制(主査選出)
●
平成23年度分科会活動テーマ選定
本年度活動テーマとして「運用・保守に
H22年1月∼12月出荷分についてデータ調査、
集計、解説文執筆を委員会で担当、H23 年度協
関する信頼性技術」を継続することが決定
会紙8月号に掲載された。
した。これに加え、
「規格」
(IEC TC-5、API、
③ その他
ISO 等)の世界的な動向といった切り口を
蒸気タービンに関わる国際規格については各
加えることにした。
分野ごとに各組織で活動しているが、各活動状
●
平成23年度第1回分科会開催内容協議
次回蒸気機械委員会と同時開催とし、以
況の情報交換や情報共有を取り入れていく予定。
下の内容とする。
委員長:服部敏雄(岐阜大)
開催日:平成23年6月23日
幹 事:瀬川清(日立製作所)
場 所:東芝 本社(浜松町)
委 員:大地昭生(東北大)、塩幡宏規(茨
内 容:本年度活動テーマに基づく各社事
城大)
、金子康智(龍谷大)
、牛立斌
例紹介
(信州大)、屋口正次(電力中央研究
② 第2回幹事会
所)
、塩原元哲(東京電力)
、鶴田広
平成 23 年度第2回幹事会を平成 23 年 11 月 16
夫(千代田化工建設)、長尾進一郎
日に開催し、第2回分科会の内容及び次期体制
(東芝)、中村憲司(富士電機システ
ムズ)、川口晃(三菱重工業)、渡辺
への引継ぎについて協議した。
●
次期体制への引き継ぎ
健治(三井造船)、今井善信(川崎
平成 24 年度幹事会社へは本年度主査よ
重工業)
、松谷修(神戸製鋼所)
、戸
り依頼を行い調整をする。案としては、三
田暁人(荏原エリオット)、井手紀
菱重工、東芝、川崎重工、三井造船、東京
彦(新日本造機)
電力。
ターボ機械第 40 巻第 8 号 41
490 平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(18)
次回分科会開催までに平成 24 年度幹事
●
蒸気タービンの不具合事例(東京電力)
会を開催し24年度の体制を決定する。
●
平成23年度第2回分科会開催内容協議
主査:森田隆(荏原エリオット)
次回蒸気機械委員会と同時開催とする。
幹事:赤石裕二(三菱重工業)、浅井邦夫
(日立製作所)、松谷修(神戸製鋼所)、
開催日:平成23年12月5日
鶴田広夫(千代田化工建設)
場 所:機械振興会館
内 容:基調講演(1件)と各社事例紹介
委員:牛立斌(信州大)、屋口正次(電力中
央研究所)
、石川知生(東京電力)
、奥
(2)分科会活動
野研一(東芝)、池田誠(富士電機)、
① 第1回分科会
平成 23 年 6 月 23 日、オブザーバ含む 24 名の
原田哲也(川崎重工業)、浜田周作
(新日本造機)、渡辺健治(三井造船)
参加により東芝本社にて開催。
<15:00∼16:00平成22年度活動報告>
●
平成 23 度活動スケジュール、会計報告、
事務連絡他
<16:30 ∼17:30 蒸気タービン運用・保守に関
する信頼性技術事例紹介>
●
●
●
[目的]
ターボ機械では、ロータ振動や軸受動特性な
主蒸気加減弁の弁棒損傷事例(富士電
どに関係したロータダイナミクスは避けて通る
機)
ことができない重要な課題である。近年特に、
低負荷時のブレード不安定振動解析(東
機器の高速化・高効率化等によりロータダイナ
芝)
ミクスに関係した新しい問題も発生する可能性
ケーシング熱変形によるラビング振動
が高くなっている。また、ターボ機械特にポン
(新日本造機)
●
○単独
●ロータダイナミクス研究分科会
プの振動では ISO の振動制限値に関して日本の
高圧段、低圧段クラッチ結合した蒸気タ
働きかけが国際的には認められず、厳しい振動
ービンの事例(三井造船)
制限値が採用された経緯があり、ロータダイナ
② 第2回分科会
ミクスの分野でより活発な活動の必要性が増し
平成 23 年 12 月 5 日、オブザーバ含む 20 名の
ている。そこで、この分野を重点的にカバーす
参加により機械振興会館にて開催。
<14:30∼15:00基調講演>
●
る分科会を設置し、会員の情報交換等を通じて
技術の共有化・深耕さらには若手技術者の育成
火力発電プラントボイラチューブ鋼の電
を目的とする。
気化学的腐食挙動及び形成皮膜特性に及
[活動状況]
ぼすボイラ水 pH 低下の影響(信州大学
牛先生)
2011年度総会と3回の研究会を開催した。
(1)年度総会/第1回研究会(2011.6.16、
於:日本機械学会、参加者18名)
<15:00 ∼17:30 蒸気タービン運用・保守に関
する信頼性技術事例紹介>
●
タービン油に要求される技術について
(三菱重工業)
●
42
強度設計に関する国際規格の紹介(日立)
2012年8月
①
総会:平成 22 年度庶務報告、会計決算
書の承認
②
ISO 関連: TC108、SC2、 SC5 関連の報
告と審議
平成23年度 各種委員会・分科会活動報告…(19)491
③ 研究会:話題提供1件
ンポジウム開催という形で会員に還元すること
④ 懇親会(於:鮨処八千代煉瓦館店)参加
を目標とする。
者18名
(2)第2回研究会(2011.9.30、於:神戸大学
工学部、参加者14名)
① ISO関連 TC108、SC2、SC5関連の報告
と審議
[活動状況]
平成23年度、トライボロジー研究分科会を設
立し第1回研究会および第2回研究会を以下の
ように実施した。
(1)第1回研究会、73名参加
② 研究会:話題提供2件
日 時:平成23 年11月1日
③
会 場:㈱酉島製作所
懇親会(於:神戸大学ケータリング)
参加者13名
(3)第3回研究会(2012.2.21 開催、於:日
本機械学会、参加者14名)
①
ISO 関連: TC108、SC2、SC5 関連の報
告と審議
② 研究会:話題提供2件
テーマ:
「ターボ機械とトライボロジーの接点」
[話題提供]
① 高速回転機械へのトライボロジー技術適
用事例(近畿大学東山立
可康嘉氏)
②
トライボロジーへの期待: IHI、川崎重
工業、三菱重工業、酉島製作所
技術交流会(懇親会)45名参加
主査:塩幡宏規(茨城大)
幹事:山本浩(埼玉大)、長井直之(三菱重
工業)
委員:ロータダイナミクスと機械の健全性に
関する技術者49名
(2)第2回研究会、74名参加
日 時:平成24年3月21日
会 場:東京都立産業技術高等専門学校
テーマ:
「ターボ機械とトライボロジーの接点
−ターボ機械用軸受選定の考え方−」
[話題提供]
●トライボロジー研究分科会
[目的]
ターボ機械を構成する機械要素特有のトライ
① ターボ機械用すべり軸受のトレードオフ
選定(東京大学名誉教授田中正人氏)
② ターボ機械向け軸受と最新技術: NTN、
ボロジー課題を取り上げ、課題解決に必要なト
日本精工、ジェイテクト、大同メタル工
ライボロジー技術の分析と適用可能な最新関連
業、東海大学
技術動向把握を、企業・大学の技術者・研究者
技術交流会(懇親会)38名参加
が一堂に会し行うとともに、異分野の技術者・
研究者相互の情報や意見を交換できる機会を提
主査:東山立
可康嘉
供することを目的とした研究会活動を行う。研
幹事:落合成行、野々垣稔
究分科会は、年に3回程度開催し、最優先のト
委員:ターボ機械のトライボロジーに関係す
ライボロジー課題について一定年限内に成果を
る技術者・研究者55名
出し、研究分科会の成果を協会誌への投稿やシ
ターボ機械第 40 巻第 8 号 43