4. メールサーバー設定 HDE Linux Controller 39 4. メールサーバー設定 メールーサーバー設定 メールサーバーはメールの送信、受信のために必要なサービスです。主にメール 送信のためのSMTPサーバーと、受信のためのPOPサーバーに分類されます。 ■ メールサーバー設定では、以下の5つの設定を行なうことができます。 1. 基本設定 2. アクセス制御 メールサーバー設定 3. スプール容量制限 4. スプール容量一括制限 5. エイリアスの設定 ■ メインメニューから「メールサーバー設定」を選択すると、以下の画面に変わります。 HDE Linux Controller 40 41 4. メールサーバー設定 1. 基本設定 4. メールサーバー設定 ■ 登録済みドメイン名の削除 受け付けるドメイン一覧から、 「削除」ボ ここでは、メールサーバーで受け付けるドメイン名の設定を行ないます。設定 後、DNSサーバーに、設定したドメインのメールサーバーとして、このサー バーを登録するため必要があります。※ドメイン名の登録については「ネーム サーバー設定」を参照。 タンをクリックします。 「削除を取り止め る場合は再度ボタン( 「取消」ボタン)を クリックします。 ■ 基本設定 受け付けを許可するドメイン名を入力し、 「追加」ボタンをクリックします。 削除したいドメイン名が正しければ「設 定する」ボタンをクリックして設定を終 了します。 ■ 詳細設定 追加されると、受け付けるドメイン一覧 に、ドメイン名が追加されます。 追加されたドメイン名が正しければ「設 定する」ボタンをクリックして、設定を 終了します。 送信可能なメール最大長を制限します。 「最大メッセージサイズ」の項目から「制 限しない」 「制限する」いずれかを選択し ます。 制限する場合は最大長の値を入力します。 正しければ「設定する」ボタンをクリッ クして設定を終了します。 HDE Linux Controller 42 HDE Linux Controller 4. メールサーバー設定 4. メールサーバー設定 ■ 送信を許可するクライアント削除 2. アクセス制御 「送信を許可するクライアント」のリスト 全てのホストからのメール中継を許可している場合、不正にメール中継を許可 し、迷惑メールを送信するなど、悪用される恐れがあります(SPAMメール)。 不正なメール中継を防ぐために、配信・中継を許可するクライアントを設定し ます。※この設定での「クライアント」とは、メール中継を許可する、IPアド レス・ドメイン名・ネットワークアドレスの範囲、を意味します。 から、削除したいクライアントの「削除」 ボタンをクリックします。 ※POP before SMTP、又は、SMTP AUTH対応のメールクライアントであ れば、ここで明示的に許可しなくても配信/中継が可能です。(SMTP AUTH はPOP認証時のみ対応です。APOP認証時は使用できません。 ) ■ 送信を許可するクライアント追加 ボタンが「取消」ボタンに切り替わりま す。削除を取り止める場合は「取消」ボ タンをクリックします。 メールの送信を許可するクライアントを 追加します。テキストエリアにクライア ントのI Pアドレス、ネットワークアドレ スのいずれかを入力し、 「追加」ボタンを クリックして追加します。 ※ドメイン名・ホスト名での追加はできません。 削除したいクライアントが正しければ 「設定する」ボタンをクリックして設定を 終了します。 追加されると「送信を許可するクライア ント」のリストにクライアントが追加さ れます。 追加されたクライアントが正しければ 「設定する」ボタンをクリックして設定を 終了します。 設定項目 IPアドレス 設定したい値 入力値 指定範囲 192.168.0.1 192.168.0.1 IPアドレスで指定。 192.168.0.0はIPアドレスとしてみなされます。 ネットワークアドレス 192.168.0.0 192.168.0.0/24 192.168.0. 192.168.0. IPアドレス範囲指定 HDE Linux Controller 44 クラス単位での指定。 192.168.0.21-24 IPアドレスの範囲で指定します。 HDE Linux Controller 45 4. メールサーバー設定 4. メールサーバー設定 3. スプール容量制限 4. スプール容量一括制限 メールスプールの制限容量の設定を行ないます。スプール容量制限により、ユ ーザーがメールスプールに保存できる最大サイズを制限します。 ※Linux Controllerから追加していないユーザは設定できません。 ユーザーを選択し、メールスプールの容量制限を一括で行ないます。 ※Linux Controllerから追加していないユーザーは設定ができません。 ■ ユーザーの検索 ■ ユーザーの検索 スプール容量制限を設定したいユーザー を検索します。 スプール容量制限を設定したいユーザー を検索します。 「ユーザー検索」に検索対象のキーワードを 入力し、一度に表示させたい表示件数を 「ユーザー検索」に検索対象のキーワードを 入力し、一度に表示させたい表示件数を 「表示件数」に入力します。システムアカウ ントも表示させたい場合は「システムアカ 「表示件数」に入力します。システムアカウ ントも表示させたい場合は「システムアカ ウントも表示する」を選択します。 ウントも表示する」を選択します。 「検索」ボタンをクリックし検索を実行す ると、下段に検索結果が表示されます。 「検索」ボタンをクリックし検索を実行す ると、下段に検索結果が表示されます。 ユーザーの頭文字から検索したい場合は、 検索したい頭文字の範囲をクリックします。 ユーザー一覧はユーザー名、ディスク使用 量、それぞれの項目をクリックすると降順、 昇順いずれかに表示を変更できます。 ■ スプール制限容量の編集 スプール制限容量を変更する場合は、変 更したいユーザーの「編集」ボタンをク リックし編集画面を表示します。 制限容量値を入力し、単位をドロップダ ウンメニューから選択します。制限しな い場合「メールスプールに容量制限をか けない」を選択します。 正しければ「O K」ボタンをクリックし、ユ ーザー一覧画面に戻り「設定する」ボタン をクリックして設定を終了します。 HDE Linux Controller 46 ユーザーの頭文字から検索したい場合は、 検索したい頭文字の範囲をクリックします。 ご注意 「lcadmin」でログインした場合、システム アカウントを表示しません。システムアカウ ントについての項目は非表示になります。 ユーザー一覧はユーザー名、ディスク使用 量、それぞれの項目をクリックすると降順、 昇順いずれかに表示を変更できます。 設定したいユーザー名を選択し、矢印ボタ ンをクリックして次の設定へ進みます。 ご注意 「lcadmin」でログインした場合、システム アカウントを表示しません。システムアカウ ントについての項目は非表示になります。 ■ 制限容量の設定 制限容量値を入力し、単位を選択します。 制限しない場合「メールスプールに容量 制限をかけない」を選択します。 正しければ「O K」ボタンをクリックし、ユ ーザー一覧画面に戻り「設定する」ボタン をクリックして設定を終了します。 HDE Linux Controller 47 4. メールサーバー設定 5. エイリアスの設定 ユーザーのメールアドレスに転送させるため、メールアドレスのエイリアスを設定します。 ■ エイリアスの追加 追加するエイリアス名を「追加エイリア ス名」に入力します。 4. メールサーバー設定 ■ エイリアスの削除 登録されているエイリアスの一覧より、 削除したいエイリアスの「削除」ボタン をクリックします。 正しければ「設定する」ボタンをクリッ クして設定を終了します。 ※エイリアス名の最初の文字は必ずアルフ ァベットで入力します。それ以外の文字は、 0から9の数字、aからz、またはAからZ のアルファベット、 「-」 (ハイフン)、 「_」 (アンダースコア)、が使用できます。 「エイリアス順」にメールアドレスのユーザー 名を入力します。ユーザー名は必ず登録され ている必要があります。複数登録する場合は、 カンマで区切り入力します。 入力が正しければ「追加」ボタンをクリックし て追加します。 「設定」ボタンをクリックして設定を終了します。 ■ エイリアスの検索 登録されているエイリアスを検索します。 「エイリアス検索」に検索キーワードを入 力します。一度に表示するユーザーの数 を変更する場合は「最大表示件数」に入 力します。 「検索」ボタンをクリックして 検索を実行します。 ■ エイリアスの編集 登録されているエイリアスを編集する場 合は、エイリアス一覧から「編集」ボタ ンをクリックします。 編集画面が表示されます。 変更、または、追加したいエイリアスを 入力/削除します。 正しければ「OK」ボタンをクリックし ます。 エイリアス一覧画面に戻り「設定する」 ボタンをクリックして設定を終了します。 ユーザー名の頭文字で検索する場合は 「ユーザーの頭文字」から対象となる頭文 字をクリックします。 システムが予約しているエイリアスを表 示する場合は「システム予約エイリアス を表示する」を選択し「検索」ボタンを クリックします。 HDE Linux Controller 48 HDE Linux Controller 49 5. メーリングリスト設定 HDE Linux Controller 50 51 5. メーリングリスト設定 メーリングリスト設定 メーリングリスト管理ソフトであるMajordomoを用いて、メーリングリストの 管理・設定を行ないます。 ■ メーリングリスト設定では、以下の3つの設定を行なうことができます。 1. メーリングリストの管理 メーリングリスト設定 2. メーリングリストの新規作成 3. 独自テンプレートの設定 ■ メインメニューから「メーリングリスト設定」を選択すると、以下の画面に変わります。 HDE Linux Controller 52 53 5. メーリングリスト設定 1. メーリングリストの管理 5. メーリングリスト設定 ■ メーリングリストの編集 設定されているメーリングリストを編集 現在設定されているメーリングリストの管理・設定を行ないます。 ■ メーリングリストの検索 現在設定されているメーリングリストを 検索します。 検索したいメーリングリストのキーワー ドとなる文字列を「メーリングリストの キーワード」に入力します。表示件数を 指定したい場合は「表示件数」に件数を したい場合は「編集」ボタンをクリック します。 「メンバーの変更」メニューでは、メンバ ーを追加、または、削除します。 追加する場合は「追加メンバー」に追加 するメンバーのメールアドレスを一行に 一つづつ入力し、 「追加」ボタンをクリッ クします。 削除する場合は「メンバー一覧」から削 入力します。 「検索」ボタンをクリックして検索を実行 します。 除したいメンバーを選択し「削除」ボタ ンをクリックします。 メーリングリストの頭文字から検索した クしてメーリングリスト一覧画面に戻り ます。 「設定する」ボタンをクリックして 設定を終了します。 設定が正しければ「O K」ボタンをクリッ い場合は「頭文字」の項目に表示される、 頭文字の範囲をクリックします。全て表 示したい場合は「全ての表示」をクリッ クします。 ■ 登録者一覧 メーリングリストの登録者メールアドレ スを一覧したい場合は「一覧」ボタンを クリックします。 登録者一覧のウインドウが開き、登録者 の一覧が表示されます。 「設定の変更」メニューでは、メーリング リストのタイプ、メーリングリスト名、 管理者メールアドレス、パスワード、返 信先のメールアドレスを設定します。 「メーリングリスト名」 「管理者メールア ドレス」 「管理用パスワード」 「返信先メ ールアドレス」 、それぞれ必要な項目を入 力します。 設定が正しければ「O K」ボタンをクリッ クしてメーリングリスト一覧画面に戻り ます。 「設定する」ボタンをクリックして 設定を終了します。 HDE Linux Controller 54 「メーリングリストタイプ」は以下のような形態になります。 コミュニケーション型 参加・脱退は自由。メンバーは参 加社名簿の閲覧が可能。参加者以 外の発言を禁止。 一斉同報型 参加・脱退は自由。名簿の閲覧は 不可。参加者以外の発信を禁止。 顧客対応型 独自テンプレート 参加・脱退の形式は無し。参加者名 簿の閲覧不可。発信者の制限は無し。 「独自テンプレート」の設定形態が 使用されます。 HDE Linux Controller 5. メーリングリスト設定 ■ メーリングリストの削除 5. メーリングリスト設定 3. 独自テンプレートの設定 削除したいメーリングリストの「削除」 ボタンをクリックします。 「削除」ボタンが「削除取消」ボタンに切 り替わります。削除を取り消したい場合 「削除取消」ボタンをクリックします。 独自にメーリングリストの形態を設定します。 ■ 独自テンプレートの設定 発信者制限を設けたい場合は「メンバー のみ投稿可能」を選択します。 設定が正しければ「設定する」ボタンを クリックして設定を終了します。 返信先アドレスを選択します。 2. メーリングリストの新規作成 メーリングリストのアドレスにそのまま 返信させる場合は「メーリングリストと 同じアドレス」を選択します。 新たにメーリングリストを作成します。 ■ メーリングリスト新規作成 「メーリングリスト名」 「管理者メールア ドレス」 「管理者パスワード」 「返信先メ ールアドレス」の各テキストエリアに適 切に入力します。 「メーリングリストタイプ」を利用方法に 応じてチェックします。 各タイプの形態は「■メーリングリスト の編集」をご参照ください。 設定が正しければ、矢印ボタンをクリッ クし次の設定に進みます。 「追加メンバー」に追加するメンバーのメ ールアドレスを入力し「追加」ボタンを クリックします。 削除したい場合は「メンバー一覧」から 選択し「削除」ボタンをクリックします。 正しければ「設定する」ボタンをクリッ クして設定を終了します。 HDE Linux Controller 56 アドレスを指定したい場合は「以下のア ドレス- >」を選択、テキストボックスにア ドレスを入力します。 特に設定しない場合は「設定しない」を 選択します。 コマンドメールを設定します。 「メンバーリストの閲覧」の許可を、 「使 用可」 「メンバーのみ」 「使用不可」いず れかから選択します。 「特定メールアドレスの検索」の許可を、 「使用可」 「メンバーのみ」 「使用不可」い ずれかから選択します。 「コマンドメールでの参加」の許可を「制 限無し」 「本人のみ」 「管理者の認証が必 要」いずれかから選択します。 「コマンドメールでの脱退」の許可を「制 限無し」 「本人のみ」 「管理者の認証が必 要」いずれかから選択します。 設定が正しければ「設定する」ボタンを クリックして設定を終了します。 HDE Linux Controller
© Copyright 2024 ExpyDoc