手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング

手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
手順 4
オフラインでの LCB のプログラミング
●計器ブロック
フィールド端子
Ai
調節器
調節器
フィールド端子
高度 PID
高度 PID
Ao
PV
RSP
MV
MV
PV
フィールド端子
Ai
演算
開平
ポイント:
フィールド端子の ITEM007(号機
No.)には、ユニット前面ロータリス
イッチで設定した値を設定すること
が必要です。
ポイント:
高度 PID ブロックを選択して、[設定]−[タグ
設定]−[CSV タグ]によって、
CSV タグ(タグ名、スケーリング、単位など)を
設定することが必要です。
メモリ→LCB
ポイント:
シーケンステーブルはブロック結
線図とは別に登録/編集します。
ユーザリン
クテーブル
ポイント:
CPU ユニットの I/O メモリをタグと
して登録します。
ツールソフト
・システム共通ブロックのデータ設定
・使用する計器ブロックのツールソフトでの選択
・計器ブロックのソフト結線
・各計器ブロックの ITEM の設定
・CSV タグの設定
・CSV タグファイルの作成(コンパイル)
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
1)CX-Process Tool の起動と新規プロジェクトの作成
1 [スタート]メニューから[Omron]−[CX-Process Tool]−[CX-Process Tool]を選択して、
CX-Process Tool を立ち上げます。
2 CX-Process Tool を起動すると、以下のダイアログボックスが表示されます。
3 「CX-Server」を選択します。
注:このダイアログボックスは、CX-Process Tool 起動時にのみ表示されます。通信ドライバ
種類を変更したい場合、再度 CX-Process Tool を起動して変更してください。
2)プロジェクトの新規作成
次に、[ファイル]−[新規作成]を実行して、新規プロジェクトを作成します。
以下の画面が表示されます。
ここで、プロジェクトに名前をつけます。
[CX-Process Tool]の下の[data]フォルダ内に、ここで入力したプロジェクト名の(例:
PLC 計装)フォルダが作成され、その中に、同じ名前のプロジェクトファイル(拡張
子.mul。例:PLC 計装.mul)が自動的に作成されます。
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
3)ノード用計器ファイルの新規作成(挿入)
1 [設定]−[挿入]−[ノード挿入]を選択します。
2 以下の[LCB/LCU001 挿入]ダイアログボックスが表示されます。
[番号-機種]のプルダウンリストにて、「00-LCB05」を選択し、[OK]ボタンをク
リックします。
ユニット Ver.を変更するときは、ユニット Ver.プルダウンリストで変更します。
3 計器ブロックナビゲーションの下に、ノード用計器ファイルが表示されます。
ノード用計器ファイル
注:自動的に”Node”の後に番号が CX-Server 使用時 00、FinsGateway 使用時 01 から付番され
ます。
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
4)LCB のソフト初期設定
各計器ブロック共通のソフト初期設定を、システム共通ブロック(形式 000)で設定す
ることが必要です。
1 計器ブロックナビゲーションの「00-LCB05」の、[システム]フォルダの下の「シ
ステム共通」を、ダブルクリックします。
システム共通
2 各 ITEM リストの項目をダブルクリックして、以下の値を設定します。
・システム共通ブロックのデータ設定
ITEM
004
018
050
051
設定項目
システム共
通演算周期
(秒)
電源投入時
スタートモ
ード
設定値
1
2
EM(拡張デ 0
ータメモリ)
バンク No.
HMI I/F 機能 1
演算周期
内容
0.1 秒
選択肢
0:共通、1:0.1 秒、2:
0.2 秒、3:0.5 秒、4:1
秒、5:2 秒
COLD スタート 1:HOT スタート、2:
COLD スタート
EM バンク No.0 EM バンク No.:0∼12
を HMI I/F エリ
アとして使用
0.1 秒
1:0.1 秒、2:0.2 秒、3:
0.5 秒、4:1 秒、5:2
秒
説明
LCB 内のプログラム全体は、一定の演算周
期ごとにサイクリックに実行されます。
この演算周期を設定します。
運転開始時の動作は、以下の 2 種類があり
ます。
・COLD スタート:
プログラム上のすべての値を初期値から
運転を開始します。
・HOT スタート:
電源投入時に、前回終了時の値からプロ
グラムを再開します。
HMI I/F の割付先エリアと HMI I/F データエ
リアの更新周期を設定します。
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
MEMO:HMI I/F 機能とは
HMI I/F 機能とは、計器ブロックの ITEM データを CPU ユニットの指定バンク No.の EM エ
リアに常時割り付ける機能です。
SCADA ソフトや PT は、この割り付けられた HMI I/F データエリアを介して、調節ブロック
+演算ブロック+外部調節ブロック+システム共通ブロックの ITEM を読み書きします。
詳細は、「付録-1 HMI I/F 機能について(86 ページ)」を参照してください。
5)計器ブロックの登録
使用する計器ブロックを計器ファイルに登録します。
登録すると、計器ブロックナビゲーションウィンドウ上に表示されます。
1 計器ブロックナビゲーションウィンドウで「ブロック結線図」を選択し、ダブルク
リックします。
2 ブロック結線図編集ウィンドウで、計器ブロックを貼り付けたい位置にマウスを移
動し、右クリック、登録したい計器ブロックの種類を選択します。
貼り 付け た い場 所 で
右クリック
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
1)[登録]−[調節・演算]を選択し、[ブロック結線図の計器ブロック挿入]
ダイアログボックスにて、計器ブロック種別:「調節ブロック」、計器ブロッ
ク名:「012 高度 PID」を選択します。
2)[登録]−[調節・演算]を選択し、[ブロック結線図の計器ブロック挿入]
ダイアログボックスにて、計器ブロック種別:「関数」、計器ブロック名:「131
開平」を選択します。
3)[登録]−[フィールド端子]を選択し、[フィールド端子の計器ブロック挿
入]ダイアログボックスにて、フィールド端子ブロック名:「561 絶縁型 Ai4
端子」を選択します。同様に、フィールド端子ブロック名:「563 絶縁型 Ao4
端子(PMV01)」を選択します。
3 [設定]ボタンをクリックします。ブロック番地が自動的に+1 加算されます。
MEMO:計器ブロックのブロック番地と演算順序の関係
調節・演算ブロックのブロック番地は、Block 番地を選択しないかぎり、自動的に登録順と
なります。
演算順序は、フィールド入力端子→調節・演算ブロック(ブロック番地順 )→フィールド
出力端子の順です。
したがって、デフォルト操作では、登録順=演算実行順となります。
(ブロック番地順でなく、任意の演算順にしたい場合は、各計器ブロックの ITEM005:演算
実行順序にて指定します。)
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
6)計器ブロックのソフト結線
登録した計器ブロック間のアナログ信号と積算信号を、グラフィックで表示しながら、
ソフト結線します。
PID_1
熱電対入力ユニット
PV
Ai4 端子
(PTS11)
形式 561
PID_1¥PV
MV
高度 PID
形式 011
PID_1¥MV
0∼100%
0∼1400℃
RSP
PID_2
制御出力ユニット
PID_2¥RSP
PV
PID_2¥PV
高度 PID
形式 011
0.0∼800.0 m3/hr
MV
PID_2¥MV
0∼100%
Ao4 端子
(PMV01)
形式 563
SQ_1
直流入力ユニット
Ai4 端子
(PTW01)
形式 561
X1
SQ_1¥X1
開平
形式 131
Y1
SQ_1¥Y1
斜体=タグ名 CX-Process の CSV タグ設定を計器ブ
ロック単位で設定。自動的に各 ITEM
は計器ブロックのタグの子タグにな
ります。
スケーリングの値
1 結線の始点となる ITEM 位置をクリックし、終点となる ITEM 位置をポイントして
ダブルクリックします。ソフト結線されます。
迂回して結線する場合は、曲げたい位置でクリックすることで、直角に曲がる結線
が可能です。
注 1: ブロックを削除する場合、接続している結線(ライン)を先に削除してから、ブロッ
クを削除してください。先にブロックのみを削除すると、発信元のブロックに削除し
たブロックが接続先として登録されたままになります。このままでは、新たに結線を
変更することができません。この場合、その発信元の計器ブロック番地 ITEM データ
に 0 を設定してください。
注 2: 結線を削除したいときは、ラインを右クリックして赤色となったら、[ライン削除]
を選択し.[OK]ボタンをクリックしてください。
注 3: 終点となる ITEM をポイントしたとき、
ITEM 名が表示されます。
ITEM 名を確認の上、
結線をしてください。
注 4: 貼り付けたブロック、結線したラインはマウスでドラッグすることで移動修正するこ
とが可能です。
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
2 必要に応じて、付箋を挿入したい位置で、右クリックして、[付箋]−[挿入]を
選択します。
注:フォントを変更するときは(デフォルト 12 ポイント)、[操作]メニューから[選択
付箋]−「フォントサイズ」を選択して、変更します。
(3 以降も含め、必要に応じて、「ファイル」メニューから[上書き保存]を選択し
て、データを保存してください。)
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
7)各計器ブロックの ITEM の設定
● アナログ入出力ユニットのフィールド端子の号機 No.の設定
アナログ入出力ユニットのフィールド端子(Ai4 端子、Ao4 端子)の ITEM007(号機 No.)
には、アナログ入出力ユニットのユニット前面ロータリスイッチで設定した以下のように値
を設定することが必要です。
アナログ入出力ユニット
熱電対入力
ユニット形式
前面ロータリスイッチ
フィールド端子
計器ブロック形式
計器ブロック名
ITEM007(号機 No.)
形 CS1W-PTS11
0
↓
561
Ai4 端子
0
二線式伝送器
入力ユニット
形 CS1W-PTW01
1
↓
561
Ai4 端子
1
アナログ出力
形 CS1W-PMV01
2
↓
563
Ao4 端子
2
設定例:Ai4 端子(形式 561)の号機 No.(ITEM007)=00
フィールド端子の場合、アナログ入出力ユニットの
号機 No.をここに設定することが必要です。
アナログ入出力のフィールド端子の ITEM007(号機 No.)に設定する値は、ア
ナログ入出力ユニット前面のロータリスイッチの値と一致していることが絶対
に必要です。万一号機 No.が一致していないと、別の高機能 I/O ユニットのデー
タを誤って入出力(読み書き)してしまいますので、十分ご注意ください。
● 2 次ループ(PID2)の高度 PID(形式 012)の各 ITEM の設定
例)
ITEM
024
032
44
設定項目
SP 設定方式
設定値
内容
選択肢
1
リモート/ロー 0:ローカルのみ、
カル可能
1:リモート/ローカル可能
1 次/2 次ルー 1
あり
0:バンプレス処理なし
プ間のバン
1:バンプレス処理あり(2 次ループがローカ
プレス処理
ルのとき、2 次ループの LSP2 の値を 1 次ルー
プの MV1 に上書きします)
手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
● 開平演算(形式 131)の ITEM009 の ITEM の設定
3
差圧発信器からの差圧(ΔP)スケーリングと、流量スケーリング(0.0∼800.0m /hr)との関
係から、K を算出します。例)K=+1.00 の場合
ITEM
009
設定項目
ゲイン
設定値
1.000
内容
1/2
出力 Y1=ゲイン K×(入力 X1)
選択肢
-10.000∼+10.000
MEMO:ユーザ定義ブロックの作成
アナログ入出力結線をした計器ブロックの組み合わせを、1 つのユーザ定義の計器ブロ
ックとして登録し、ファイルとして保存・再利用することができます(必要時のみ。
CX-Process Tool Ver.3.2 以降のみ)。
この計器ブロックの組み合わせを、1 つの計器ブロックとして登録可能
ユーザ定義の計器ブロック(ファイル化可能)
同一または他のプロジェクト
ユーザ定義ブロック挿入または
インポート
たとえば、しばしば使用する制御方式(カスケード制御、フィードフォワード制御な
ど、各種計器ブロックの組み合わせ)、およびその前後のアナログ入出力の補正・切
替処理などを、1 つのグループとして登録することができます。
これにより、制御方式や演算処理ごとに、計器ブロックを結線・作成する必要があり
ません。あらかじめ作成しておいたユーザ定義ブロックファイルを読み出して、シス
テムに応じたアナログ入力端子・アナログ出力端子などと組み合わせるだけで、簡単
に計器ブロックデータを作成することができます。
なお、ユーザ定義ブロックは、拡張子.ucb のファイルとして保存し、他のプロジェク
トで読み出して再利用することができます。
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
CX-Process Tool での、ユーザ定義ブロック実際の作成方法
以下の例で、ユーザ定義ブロックの作成方法を示します。
例)フィードフォーワード制御(以下の点線で囲んだ部分)を 1 つのユーザ定義ブロ
ックとします。
例)これをユーザ定義ブロックとします。
アナログ入力
PV
高度 PID
外乱
<形式 012>
番地 001
アナログ出力
006
MV
087
MV 補償
進み遅れ演算
074
<形式 147>
番地 100
007
013
1 中項目(ブロック結線図)を新規作成(大項目を選択し右クリックして[挿入]を選
択)または、既存の中項目(ブロック結線図)を選択します。
2 中項目名に、ユーザ定義ブロック名を入力します。
例えば、ユーザ定義ブロック名を Feed_forward と入力します。
3 [設定]|[ユーザ定義ブロック]|[作成]を選択します。
ブロック結線図の背景が、紫色になります。
同時に、[入力 I/F]ブロックと[出力 I/F]ブロックが自動的に挿入されます。この 2 つ
は、ユーザ定義ブロックとしての外部入出力を割り付けるための仮想計器ブロック
です。
4 ユーザ定義ブロックとして外部から入力したいアナログ入力を、[入力 I/F]ブロック
に結線します。
5 ユーザ定義ブロックとして外部へ出力したいアナログ出力を、[出力 I/F]ブロックに
結線します。
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
8)ユーザリンクテーブルの作成
ブロック結線図にて、右クリックしてポップアップメニューから[登録]−[リンク
テーブル]−[リンク入力(メモリ→LCB)]、または[登録]−[リンクテーブル]
−[リンク出力(LCB→メモリ)]を選択します。これにより、ユーザリンクテーブ
ル計器ブロックが貼り付けられます。
その計器ブロックを選択し、右クリックしてポップアップメニューから[登録]−[リ
ンクテーブル]−[リンクブロックのセル登録]を選択します。[ユーザリンクテー
ブル選択]ダイアログで、新規タグ作成を選択します。
以下のダイアログが表示されます。
OPC サーバにてスケーリ
ングを行う場合は、チェッ
クしてスケーリングデー
タ(上/下限値、DP 位置、
単位)を設定します。
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
データ書き込み方向
CPU ユニット→LCB
LCB→CPU ユニット
設定項目
タグ名
コメント
リフレッシュ周期
リンクメモリ指定
タグ名
コメント
リフレッシュ周期
リンクメモリ指定
リンクモード
メモリ種別(CPU ユニットの I/O
メモリのエリア種別)
メモリ番地(アドレス)
A/D
Bit 位置
R/W
リンクモード
メモリ種別(CPU ユニットの I/O
メモリのエリア種別)
メモリ番地(アドレス)
A/D
Bit 位置
R/W
設定内容
Emergency Stop
非常停止スイッチ
システム共通演算周期
常時
CIO
0
接点
00
Rd(→LCB)
Lamp
警告ランプ
システム共通演算周期
常時
CIO
100.0
接点
00
Wr(LCB→)
MEMO:ユーザリンクテーブルの登録方法について
ユーザリンクテーブルは、上記のようにブロック結線図にユーザリンクテーブル計器ブロッ
クを貼り付ける方法意外に、以下の 3 つの登録方法が可能です。
・方法 1:ユーザリンクテーブル編集画面からの登録
・方法 2:ユーザリンクテーブル編集画面からの一括登録
・方法 3:フィールド端子ブロックを貼り付けてソフト結線したときに、自動登録
9)シーケンステーブルの作成
1 計器ブロックナビゲーション上の[シーケンス制御]フォルダを選択し、右クリッ
クして[挿入]を選択します。
2 [シーケンス制御の計器ブロック挿入]ダイアログボックスにて、シーケンスブロ
ック名:「302 シーケンステーブル」を選択します。
3 計器ブロックナビゲーション上の[シーケンス制御]フォルダの下の「シーケンス
テーブル」をダブルクリックして、シーケンステーブルを表示させます。
4 右クリックして、[編集モード]を「ON」にして、以下のルール設定をします。
● 動作:
・ ルール 1
条件
条件項目
1 次ループの上上限警報(HH)が ON
オート/マニュアルがオート
48
条件判断に使用する値
PID1 の ITEM013(上上限警報(HH))を ON
PID1 の ITEM086(A/M 切替 SW)を ON
手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
操作
操作内容
MV を強制的に 0%
操作する値
PID1 の ITEM080(プリセット MV 切替 SW)を ON。
ただし、あらかじめ PID1 の ITEM081(プリセット MV 値)
を 0 に設定しておくこと
PLC のメモリに割り付けられた内部接点=0100CH ビット
00 を ON
ランプを点灯
・ ルール 2
条件
条件項目
非常停止スイッチが ON
条件判断に使用する値
PLC のメモリに割り付けられた内部接点=0000CH ビット
00
操作
操作内容
MV を強制的に 0%
操作する値
PID1 の ITEM080(プリセット MV 切替 SW)を ON。
ただし、あらかじめ PID1 の ITEM081(プリセット MV 値)
を 0 に設定しておくこと
PLC のメモリに割り付けられた内部接点=0100CH ビット
00 を ON
警告ランプを点灯
● シーケンステーブル詳細
信号名
条件
操作
PID1 の上上限警報(HH)
PID1 のオート/マニュアル切替
非常停止スイッチ
PID2 のプリセット MV 切替 SW
警告ランプ
ルール
1
Y
Y
Y
Y
2
Y
Y
Y
● 入力画面
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手順 4 オフラインでの LCB のプログラミング
10)CSV タグの設定
LCB 内のアナログデータは、すべて%単位のデータです。そのため、LCB におけるス
ケーリング情報を、SCADA ソフトや PT で使用するタグに対して、各計器ブロックご
とに設定します。
同時に、
SCADA ソフトや PT から計器ブロックデータをアクセスするためのタグ名
(計
器ブロック単位のタグ名)も、この CSV タグに対して設定します。
設定項目
CSV タグ
(例:以下に設定)
スケーリング スケーリング DP 位置
(スケーリング
上限
下限
単位
小数点位置)
システム共通ブロック
Ai4 端子(PTS11)
Ai4 端子(PTW01)
高度 PID
高度 PID
開平
Ao4 端子(PMV01)
−
SYTEM
設定できません。
PID_1
4000
PID_2
8000
SQ_1
設定できません。
−
0
0
1
1
℃
3
m /hr
−
−
1 計器ブロックナビゲーション上の、CSV タグが設定可能な計器ブロック(調節ブロ
ック、演算ブロックなど)を選択します。
2 右クリックして[タグ設定]−[CSV タグ]を選択します。または[設定]メニュー
から[タグ設定]−[CSV タグ]を選択します。以下の[CSV Tag 設定]ダイアログボ
ックスが表示されます。
タグ名は、PID1:PID_1、PID2:PID_2、スケーリングは、PID1:0.0∼400.0℃、PID2:0.0
3
∼800.0m /hr のため、以下のようにスケーリングの値を設定します。
例)Tag 名:PID_1、スケーリング上限:4000、スケーリング下限:0、DP 位置:1、単位:℃
3 各計器ブロックに対する、Tag 名(タグ名)、スケーリング上限/下限、DP(小数
点)位置、単位を設定します。
注:スケーリング上限、下限、DP(小数点)位置、および単位は、計器ブロックの SP、PV
などに対して共通の設定です。
4 [設定]ボタンをクリックします。
11)プロジェクトファイル(計器ブロックナビゲーション)の保存
[ファイル]−[上書き保存]でプロジェクトフォルダ(例:PLC 計装)内の、プロ
ジェクトファイル(拡張子.mul。例:PLC 計装.mul)の全データが、上書きされます。
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