議事録(PDF:464KB) - 新潟市

第5回
中央区自治協議会
会議録
開 催 日 時 平成22年8月31日(火)午後2時から午後4時30分まで
会
場 新潟市役所 本館5階
全員協議会室
出 席 者 委員 関川委員,本間委員,宗村委員,石橋委員,吉江委員,佐藤委員,石口委
員,橋本委員,吉井委員,水本委員,新保委員,山岸健治委員,三崎委員,家
坂委員,長谷川委員,松木委員,田中委員,金子委員,古舘委員,富田委員,
村尾委員,笠原委員,菊池委員,土橋委員,香田委員,福山委員,水野委員,
早川委員
出席28名,欠席7名(樋口委員,鈴木委員,山岸一栄委員,宮川委員,白根委
員,大橋委員,皆川委員)
事務局
[海上保安庁] 新潟海上保安部警備救難課
[新潟県警察本部] APEC警備対策室
[新潟市役所] 危機管理防災課長,APEC開催推進課
[中央区役所] 区長,副区長,区民生活課長,健康福祉課長,東出張所長,
南出張所長,地域課長・地域課補佐・課員
議
事 1
開会
○ 会議の成立について
委員35名のうち28名出席のため,規定により会議は成立
2
議事(議長=関川会長)
(1)「新潟市国民保護協議会」委員の推薦について(=資料1,2)
(議 長)
まず,議題に入る前に,8月27日に行われた「中央区自治協議会委員と
区長の意見交換会」に多数の委員の方々にご出席いただき,その上,貴重な
ご意見を賜ったこと大変ありがたく感謝申し上げたいと思います。概略につ
きましては,後ほど笠原座長のからお話があると思いますので,そこでお話
しさせていただきたいと思います。
それでは,本日配付いたしました次第をご覧ください。本日の会議の進め
方についてご説明いたします。最初に「2 議事(1)
『新潟市国民保護協
議会』委員の推薦について」ということで委員の推薦がございます。次に,
「3 報告(1)APEC会合開催に伴う交通規制等について」ということ
で,担当課から報告していただきます。
「(2)地域コミュニティ協議会事業
補助金の交付決定事業について」ということで,事務局から報告していただ
きます。
「(3)部会からの報告について」ということで,各部会から報告を
していただきます。
「(4)委員からの報告について」ということで,村尾委
員から「新潟市新たな交通システム導入検討委員会」について報告していた
1
だきます。
「(5)特色ある区づくり予算について」ということで,事務局か
ら報告していただきます。
「(6)地域コミュニティ協議会の活動紹介につい
て」ということで,私が所属しております有明台小学校区コミュニティ協議
会の活動について,時間の関係で概略的なお話しかできませんが,少し紹介
させていただきます。最後に「4 その他」ということでございます。
本日は以上のような流れで進めさせていただきたいと思います。
それでは「2 議事」に入ります。「(1)『新潟市国民保護協議会』委員
の推薦について」,担当課から説明していただきます。
(事務局)
危機管理防災課長の川崎でございます。本日は,貴重なお時間をいただき
まして,新潟市国民保護協議会の委員推薦について概略を説明させていただ
きます。よろしくお願いいたします。
資料1で説明させていただきます。資料をお開きいただきたいと思いま
す。国民保護協議会の基になります国民保護法,正式名称が「武力攻撃事態
等における国民の保護のための措置に関する法律」ですが,この国民保護法
が2001年の米国同時多発テロや北朝鮮の弾道ミサイル発射など,それま
でになかったような不安を国民に与える事象,そうした新たな危険の発生を
背景として,平成16年に制定されました。新潟市では国民保護法の規定に
基づき,平成18年3月に「新潟市国民保護協議会条例」を制定いたしまし
た。同年7月に「新潟市国民保護協議会」を設置し,この協議会の審議・答
申を受け,平成19年4月に「新潟市国民保護計画」を策定いたしました。
国民保護法におきましては,国,県,市町村の役割を規定しており,市町
村の主な責務としては,市民の生命,身体,財産を守るために住民の避難や
救護を中心とした部分を担っております。その計画の策定や変更にあたりま
しては,今回ご推薦を依頼しております「新潟市国民保護協議会」に市長か
ら諮問させていただくことになっております。今回ご依頼させていただきま
した新潟市国民保護協議会委員の推薦につきましては,協議会が発足しまし
てから今回が第3期目となります。
委嘱の期間につきましては,平成22年9月1日から平成24年8月31
日までの任期2年をお願いするものです。なお,任期中でありましても区自
治協議会委員の改選があった場合などにつきましては,区自治協議会委員の
任期満了までとなります。
今年度の協議会の開催予定につきましては,年度末に1回開催を予定して
おります。
留意事項につきましては,市が定めております附属機関関係の指針の取扱
と男女共同参画に係る目標などを記載させていただいております。
裏面につきましては今ほど説明した内容などが記載されております。概要
や会議の開催状況を記載させていただいております。なお,概要の表の一番
下,報酬の欄でございますが,
「市の規定によります。」と記載させていただ
いておりますが,具体的には,新潟市の非常勤職員の報酬及び費用弁償に関
2
する条例の規定に基づき,日額1万3,000円を支給させていただく予定
にしております。
次が今までの開催状況等の経緯でございます。
次の資料は,国民保護協議会に係る部分の国民保護法の抜粋となっており
ます。国民保護法のうち,そこで規定されております協議会の組織などにつ
いて規定されている部分でございます。
裏面が「新潟市国民保護協議会条例」でございます。協議会の組織や運営
について規定しているものでございます。
最後の資料が「新潟市国民保護協議会委員名簿」でございます。平成21
年10月現在のものでございますが,現在,各関係機関に新しい委員の推薦
を依頼している段階でございます。
簡単ですが,以上で説明を終わります。ご推薦よろしくお願いいたします。
(議 長)
ただいまの説明につきまして,何かご質問などがありますか。
委員の推薦ということになりますと,今まで委員をやっておられた笠原委
員がおられるわけですが,笠原委員が選出されるときに,女性のほうが好ま
しいというお話があって笠原委員が選出されていると思うのです。今回,ど
なたか立候補される方はいらっしゃいますか。いらっしゃいませんか。それ
ではどなたか推薦される方はいらっしゃいませんか。
(三崎委員)
質問ですけれども,任期が平成24年8月末までですね。そうすると,第
1期,第2期の委員というのは来年3月31日に任期が終わります。この規
定ですと,その任期が切れると次の人をまた選出するという形になると思い
ますので,できれば,平成24年8月31日まで任期があるだろうというか
たを推薦したほうがよろしいのではないかと思います。
(議 長)
賛成です。私もそう思います。
今の三崎委員の発言からいきますと,2期で終了される方ではなく,3期
に及ぶ方のほうがいいのではないかと思います。3期に及ぶ方ということに
なりますと限られてまいります。私から推薦していいでしょうか。そういう
ことでいろいろと考えました。富田委員にやってほしいと思いますが,いか
がでしょうか。
内容などにつきましては,笠原委員からお聞きいただきたいと思います。
この会議はそれほど頻繁にございません。緊急時になりますと頻繁になると
思いますが,緊急事態が起こらないことを願いながら,ぜひお引き受けいた
だきたいと思います。
(富田委員)
私でよければ,頑張ってみますので,よろしくお願いいたします。
(議 長)
ありがとうございます。
3
それでは,富田委員に笠原委員の後を引き継いでやっていただくことにし
たいと思います。
それでは「3 報告」に入ります。
「(1)APEC会合開催に伴う交通規
制等について」,これも担当課から報告をしていただきます。
3
報告
(1)APEC会合開催に伴う交通規制等について(=資料3)
(事務局)
皆さんこんにちは。私はAPEC開催推進課で開催支援を担当しておりま
す大滝と申します。本日は貴重な時間をいただき感謝申し上げます。これよ
り,「APEC会合開催に伴う交通規制等について」ということで,関係機
関の皆様から説明をいただきます。
皆様におかれましては,日ごろAPEC会合開催準備にご理解,ご協力を
賜り誠にありがとうございます。本日は,本年10月16日(土)
,17日
(日)のAPEC会合開催に伴い,会場周辺の混雑が予想されるため,自動
車の乗り入れ自粛など,市民の皆さんにご理解,ご協力いただきたくお時間
をいただいたしだいでございます。
まず,APEC会合の概要についてでありますが,本年5月末に開催いた
しました中央区自治協議会にてビデオ,パンフレット等を用いて説明させて
いただいておりますが,早いもので,APEC会合開催まで残すところ本日
で46日となりました。会合は10月16日(土),17日(日)の2日間,
朱鷺メッセで行われます。21の国,地域のAPEC参加メンバーが新潟に
来訪する予定となっております。代表団,政府関係者,地元関係者,プレス
等を合わせますと500人から600人くらいが期間中新潟を訪れるので
はないかと予想されておりますが,現在のところはっきりした状況にはござ
いません。会合の前々日の14日くらいから代表団の入県が始まり,15日
にはほぼ来県が完了することが見込まれております。これから,会合開催に
伴い,警備にあたる県警察様,海上保安庁様より説明をさせていただきます
ので,ご理解,ご協力をよろしくお願いいたします。
まず,県警察様から説明をお願いいたします。
(新潟県警察本部APEC警備対策室)
皆さん,お疲れ様でございます。私は警察本部の警備二課でAPECを担
当しております伊藤と申します。よろしくお願いします。
皆さんのお手元に資料3を配付しておりますが,こちらを確認していただ
きたいと思います。今ほど説明のありましたAPECですが,このような大
きい会合を成功させるためには,まず,会合に出席される国内外の要人の
方々の安全かつ円滑な移動をし,APECの会合や公式行事に遅れが出ない
ようにすることが重要になってまいります。そのために,交通止めや大規模
な交通規制を実施しますと,市民の皆さんの生活に大きな影響を与えてしま
4
うことになります。私ども警察では,そのような大規模な交通規制は現在の
ところ実施しない予定にしております。
そこで,皆さんにお願いがございます。このチラシに載っておりますよう
に,APEC開催期間中,万代島周辺を含む市内の中心部にお出かけになる
ときには,できるだけ公共交通機関を利用するなどして,交通量の削減にご
協力をお願いしたいということでございます。このチラシにつきましては9
月中旬から市内の全世帯に回覧または配布されることになっております。ぜ
ひ,趣旨を理解していただいて,乗り入れ自粛等にご協力をよろしくお願い
したいと思います。
(新潟県警察本部APEC警備対策室)
お疲れ様です。同じく県警のAPEC対策室で総務をやっています倉石と
申します。
今ほど,交通混雑の関係で自動車乗り入れ自粛のお願いをいたしました
が,私からは,皆様にご理解,ご協力という点で2点ほどお願いいたします。
1点目は,警戒警備についてです。先ほど市からも話がありましたとおり,
会合開催まで46日となりました。県警察としましては,会合開催に向け,
APECに参加される国と地域の各閣僚の身辺の安全,2つ目は,大臣会合
及び関連行事の円滑な遂行を図るべく警備対策を実施しておりますが,あわ
せて,可能な限り地域住民の方々の生活にも影響が出ないように,または最
小限度にとどめるということで,基本方針に沿って警戒警備を進めておりま
すので,その点でご理解のほどをよろしくお願いします。
2つ目につきましては,テロ,ゲリラ事件の未然防止です。APEC開催
に向けテロ,ゲリラ事件の未然防止のため各種施策をとっておりますが,会
場周辺等においてレンタカー等が会場周辺や空き地に長時間停車している,
または短い時間で何回も現場を行ったり来たり,会場周辺で勤務している警
備員の方々や,夜間,防犯カメラで位置などを確認しているとか,間違った
ふりをして管理施設,敷地に入って確かめている,そのような不審者や不審
車両がありましたら,早期の通報をお願いしたいと思います。その際には,
不審者であれば人相,身長などの体格,服装,所持しているものについても
連絡をいただきたいと思いますし,不審車両であれば車両ナンバーを確認し
メモしていただいて通報をお願いしたいと思います。
会場周辺等において,いつも置いていない段ボール箱が置いてあったり,
これは何だというものがありましたら,
「触らない」,「開けない」
,「蹴飛ば
さない」でほしいと思います。そういった変なものがありましたら,早急に
地元の警察署または警察本部でも結構ですので連絡をいただき解決したい
と思いますので,よろしくお願いします。
(新潟海上保安部警備救難課)
新潟海上保安部警備救難課で専門官をしております大滝と申します。本日
はご多忙のところ,貴重な時間を割いていただきまして誠にありがとうござ
います。また,日頃から私ども海上保安庁の活動にご理解とご協力を賜りま
5
して厚く御礼申し上げます。
本日は,APEC会合開催に伴う海上における警備について皆さんにご協
力を賜りたくお願いにまいりました。皆さんもご存じのように,APEC会
合が開催される朱鷺メッセは新潟港西区海域に面しております。海上保安庁
といたしましては,会合の円滑な実施を確保するため,会議にあわせ,新潟
港西区港内において,このリーフレットにあるような重点警備海域を定め通
航船舶の立入検査などの警備活動を実施することにしております。信濃川上
流には約500隻以上のボートが係留されているとみられております。これ
らのボート所有者の方々には漁業協同組合やマリーンクラブ等の団体を通
じたり,また,直接訪問してリーフレットを配布して周知活動を実施してい
るところでございますが,自治協議会を通じて広く住民の方々にAPEC会
合に係る警備について周知していただければと考えております。海上保安庁
がこのリーフレットでお願いしている事項は,ここに記載しております5つ
です。このうち,住民の方々に特にお願いしたい事項は,1の会場周辺海域
での航行自粛,2つ目の不審な船舶を見かけた場合の通報,3つ目の船舶の
盗難防止など管理の強化,5つ目の航行する予定がある場合の事前連絡の4
つでございます。特に会場周辺海域の混雑を避けるため,船をお持ちの方々
には会議当日の航行自粛をお願いしているところでございます。後日,この
リーフレットの回覧をお願いすることとしておりますので,住民の方々への
周知について何卒ご協力の程よろしくお願いいたします。
本日はお時間をいただきまして誠にありがとうございました。
(事務局)
ありがとうございました。
なお,補足事項として若干ご説明したいと思います。資料3の両面刷りの
チラシについては,概ね9月15日を目途に市内の全自治会,町内会に回覧
をお願いすることとして,ただいま印刷,袋詰め等の準備を進めてまいりま
す。あらかじめご承知おきください。
以上で説明を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。
(議 長)
ありがとうございました。
それぞれ説明があったわけでございますけれども,ただいまの説明につい
て何かご質問はございませんでしょうか。
全体で500名から600名の方が新潟においでになるわけですが,宿泊
なども中央区の宿泊施設にお泊まりになるのだろうと思います。そういうと
ころで,交通規制,安全,もちろん,おいでになる方々の安全もそうですが,
中央区市民の安全ということもお考えいただき,ぜひよろしくお願いしたい
と思います。特にパンフレット配布されるわけですが,中央区市民として何
か考えておかなければいけない,あるいは配布しなければいけないというこ
とが今後出てまいりましたら,そのことにつきましてもよろしくお願いした
いと思います。
6
意見がないようですので,本日はどうもご苦労さまでございました。AP
ECの成功をお祈りしています。ありがとうございました。
続きまして「(2)地域コミュニティ協議会事業補助金の交付決定事業に
ついて」ということで,事務局から説明をお願いいたします。
(2)地域コミュニティ協議会事業補助金の交付決定事業について
(=資料4)
(事務局)
いつも大変お世話になっております。
平成22年度のコミュニティ協議会事業補助金の交付決定事業について
ご報告いたします。お手元に資料4をご用意ください。お手元に配付の資料
のとおり,交付決定した事業は3つの事業でございます。この3つの事業に
ついて審査をいたしまして,申請どおり交付決定することといたしました。
具体的には,1番目にある「関屋小学校区コミュニティ協議会」の「安心
安全な住みよいまちづくり事業」
,2番目は「浜浦小学校区コミュニティ協
議会」の「第2回浜コミ合同演奏会」の開催,3番目は「山潟地区コミュニ
ティ協議会」の「防犯,防災講習会」,この3つでございます。事業内容な
ど詳しいことについては資料に記載のとおりでございますので,後ほどご覧
いただきたいと思います。
(議 長)
ありがとうございました。
ただいまの報告につきまして,ご質問はございますか。
特にご報告されたコミュニティ協議会の関係者の方,補足することがあれ
ば,いかがでしょうか。よろしいですか。
それでは次に移らせていただきます。
「(3)部会からの報告について」で
ございます。順番ですが,「拠点と賑わいのまち部会」
,「人にやさしい暮ら
しのまち部会」,
「水辺とみなとのまち部会」の順にご報告いただきたいと思
います。
まず,
「拠点と賑わいのまち部会」座長の三崎委員からお願いいたします。
(3)部会からの報告について(=部会報告資料)
①拠点と賑わいのまち部会
(三崎委員)
ご報告させていただきます。「平成22年度第4回拠点と賑わいのまち部
会会議概要」をご覧ください。8月19日に開催いたしました。ご存じのよ
うに,この日は明訓高校の試合があった日でございまして,どうする?と会
議の冒頭で,やめるかね?応援するかね?ということだったのですけれど
も,みんな真面目なのです,やりましょうということで会議をやらせていた
だいた経緯がございますのでご報告しておきます。
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議題でございますが,観光の目玉としてのやすらぎ堤の整備についてでご
ざいます。まちなかの活性化が問われている中で,やすらぎ堤というものが
観光にどう結びついていくのかということについて意見交換をさせていた
だいたということでございます。観光を目的としたやすらぎ堤のあり方とい
うのはどうなのだろう,やすらぎ堤の管理主体はどこなのだろう,大河信濃
川のPRについてという3つに分けて議論をさせていただいたということ
でございます。
最初の観光を目的としたやすらぎ堤のあり方ということでございますけ
れども,まず,やすらぎ堤には四季を通じていろいろな魅力がある。イベン
トも多く行われている。また,植栽や清掃活動などのボランティア活動も行
われると。これらをより活かしていくにはどうすればよいかということで,
国,県,市の連携が重要ではないかということでございます。やすらぎ堤を
観光面で活かすには,その利用方法についての広報,利用の状況,PR等を
今以上に検討して情報を発信する必要があるのではないかという意見が出
ました。やすらぎ堤を憩いの場とするためにベンチの設置数を増やすという
ようなことが挙げられました。
その中でさらに詳しく主な意見として上げられましたのがウォーターシ
ャトル,やすらぎ堤の整備について,やすらぎ堤でのイベントということで
ございます。ウォーターシャトルについてということで,現在,水上交通を
主として運行されているように感じると。もっとやすらぎ堤を利用して,観
光を目的にしたらよいのではということ。朱鷺メッセ側と対岸のグランドホ
テル前の船着き場を結んだ手こぎボートなどはどうだろうというアイデア
は出されたのですけれども,川の天候の状況もありますし,どうなのだろう
ということでございます。
やすらぎ堤の整備でございますけれども,やすらぎ堤をより憩いの場とす
るためにベンチをもっと多く設置すればよいのではと。季節的に行われるオ
ープンカフェの常設。やすらぎ堤内で飲食品が購入できれば,より人が集ま
るのではないかと。信濃川左岸,萬代橋からみなとぴあの間はトイレが完備,
ウッドデッキも多く,きれいに整備され,対岸の佐渡汽船の船の出入り,景
色は本当にすばらしいと。観光客を案内すると大変よろこばれると。まちな
かを案内するかたの意見でございまして,ところが,新潟の人はあまり知ら
ないと感じられるということが言われております。
やすらぎ堤でのイベント,新潟を盛り上げるために観光産業として成り立
つようなイベントを行えないか。ただ,イベントをやればよいというのでは
なく,産業として成り立つようなものが必要ではないかと。それには行政か
ら主導してもらう必要があると。また,持続性があり,通年行えるものが望
ましいという意見が出ておりました。
その他の意見としましては,やすらぎ堤の自然を活かすために市民レベル
の植栽,先ほど出ておりました清掃活動等をやらないといけないのではない
かと。萬代橋と八千代橋の中間点に遊歩道を架け,回遊できるようにしては
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と。これは過去から何回か提案されていることなのだそうですけれども,な
かなか実現できていないということがあるようでございます。
今,いろいろと話題になっております新公共交通システムはやすらぎ堤の
観光に大きな影響があるのではと。この視点の忘れてはならないのではない
かという意見が出ました。
こういう話しをしていく中で,やすらぎ堤の管理主体はどこなのだろうと
いうことになったのです。ちょうどこの日,佐藤委員が国土交通省北陸地方
整備局信濃川下流河川事務所作成のやすらぎ堤のパンフレットを持ってき
てくださったのです。ここに写しがございますけれども,2部あります。1
つは,「水辺がくらしに近くなる 安全・安心やすらぎ堤」というパンフレ
ットです。もうひとつが「信濃川下流事業概要2010 水辺からやすらぎ
を,まちへ,人へ」というパンフレット。ここに,やすらぎ堤の事業内容,
国が行うことについていろいろと書いてあります。事前にこれが手に入って
いれば,これを勉強してから話し合いをすればよかったのですけれども,残
念ながら,聞きましたらほとんどの方々がこのパンフレットを知らないとい
うことでございまして,早急にこれを取り寄せ,勉強したいなと思っていま
す。そのパンフレットによりますと,信濃川は国土交通省の管轄で管理主体
は国であると。ただし,一部萬代橋より下流が県に委託されているというこ
とだそうでございます。
新潟-安田間のサイクリングロードは県道で,政令市移行に伴い,新潟市
に管理が移管されたということでございます。ですから,やすらぎ堤の大半
は国の管轄ですので,その利用にあたっては,事前に使用許可等の手続きが
必要であるということがわかりました。その辺のことについてもパンフレッ
トを取り寄せるなり,管理主体である信濃川下流河川事務所等に出向いてい
ろいろとお伺いしてみたいと思っております。
大河信濃川のPRについてということでございますが,やすらぎ堤では四
季のうつろいを感じ取れ,それぞれの最高の景色を全国に発信し観光に結び
つける努力が必要ではないかと。この辺がどうなっているのかということで
ございます。特に先ほどお話ししました信濃川左岸について,本当にきれい
に整備されているということなのですけれども,これが果たして市民の皆様
にどの程度理解されているのかということでございます。うちから近いもの
ですから,よく犬の散歩で1週間に2回くらい行っていました。四季折々の
いろいろな姿を見せるということなのですけれども,犬が亡くなってからは
最近行かないのですが,そういわれてみると,そうだったなというのが私の
実感でございました。いろいろなところで信濃川のよさ,あるいはやすらぎ
堤が整備されてきれいになっているということをどのようにPRするかと
いうことがこれからの課題なのではないかと思います。
以上のようなことが話し合われたということでございます。
次回のテーマですけれども,「新潟駅周辺整備・連続立体交差事業につい
て」ということで,前回の部会でこれをやろうということになっていたので
9
すけれども,市の関係部署が9月はいろいろと忙しくて時間がとれないとい
うことで,10月にずれ込む予定でございます。9月はどうするという話に
なりましたら,暑気払いをやろうと。すぐこういう話になるのです。非常に
いいことなので,前回,非常に和気あいあいといろいろな話し合いをさせて
いただきましたので,楽しい暑気払いをしたいと思っております。予定は9
月16日を予定しております。本来ならば今日ご案内を差し上げたかったの
ですけれども,間に合いませんでしたので,後ほどご案内しますので,予定
に入れてください。よろしくお願いします。
(議 長)
ありがとうございました。
ただいまの報告につきまして,ご質問はありますでしょうか。
暑気払いのほうは別にご案内いただけるということです。
それでは,続きまして,「人にやさしい暮らしのまち部会」ですが,先ほ
ども申し上げましたように,8月27日の10時から開催いたしました「中
央区自治協議会委員と区長の意見交換会」ということで,座長の笠原委員か
らご報告をお願いいたします。
②人にやさしい暮らしのまち部会
(笠原委員)
会長からもお礼がございましたが,部会委員の他に11人の他の部会から
の傍聴者がおられました。10時から12時半まで真剣に意見交換ができた
ということについては皆様にお礼申し上げたいと思います。私の独断で,開
かれた部会なので,傍聴者の方からも意見があったら言っていただいたらい
いのではないですかということで会長にお願いをして,傍聴者の方からも意
見をいただきました。ありがとうございました。出席者は部会委員10人全
員と,自治協議会委員の傍聴者が11人,一般傍聴は青木学市議会議員,ぷ
れジョブの関係者の方お2人から傍聴していただきました。
内容の要旨なのですが,口頭でということですが,マイクもなしで,遠く
から区長さんのご回答があって,間違っているかもしれませんが,私が把握
した範囲で報告をさせていただきたいと思います。
まず,1 番の「安心・安全なまちづくり」なのですけれども,冒頭,本間
委員から,事業仕分けが28日,29日に開催されるけれども,事業費が縮
小されたら今日意見交換することが無駄になるのではないかという危惧が
出されました。それで区長さんから,事業仕分けの結果がそのまま来年度予
算に反映されるのではないと。ここで話し合ったことは事業仕分けの中での
意見と違うということになれば,意見を述べ,皆さんの意見をさらに聞きな
がら最終的な判断になるということをお話をされました。
続いて「地域防災力の向上について」は,避難支援計画の提出率は半分程
度ですが,今後地域の皆さんと相談しながら検討していきたいと。PRにつ
いては,9月発行の区だよりの特集号で,避難支援計画の先進例を掲載する
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し,機会あるごとにPRしていきたいと。町内の回覧板等見えるところにも
貼っていただくとありがたいという回答だったと思います。そこで,委員か
ら,有明台校区自主防災会の防災訓練を見学に行ったところ,体育館の壁面
に要援護者の住宅地図が貼ってあり,個人情報については理解を得てやって
いるということで,そのような先進事例についてはきめ細かい継続した広報
をしてほしいという意見がありました。区長さんからは,今回は9月の特集
号に中央区の事例を掲載するなど,今後も継続して取り組みたい,各コミュ
ニティ協議会の活動として先進事例があれば発表していただきたいという
ことでした。
続いて,「災害予防対策の充実について」でございますけれども,区長さ
んからは,PRについては同じく区だよりの特集号に掲載したいと。なお,
災害時の器具等の充実についてはなかなか進まないけれども,中央区では災
害などに活用する備品収容用の防災器具類のための防災倉庫設置に関する
助成事業をモデル事業として,来年度より予算化することを検討している
と。モデル事業でやってみて,検証して,実績を踏まえ拡大していきたいと
いう回答でした。委員から,地域の実態に応じた防災倉庫を造ってほしいと
いう意見がありました。また,防災については行政と連携して地域で汗をか
くことが必要ではないかというご意見もございました。
「犯罪の防止について」でございますが,区長さんからは,通学路の安全
対策については信号機の設置,カーブミラーの設置,交差点のカラー化など
様々な対策が考えられ,県警と連絡を密にしながらやってきているけれど
も,市の対応としてはカーブミラーの新設は21か所,修繕14か所,通学
路の標識の新設が4か所,交差点のカラー化が3か所,さらに県警にお願い
して信号機を2か所に設置したと。限られた予算なので,事故が起きたとこ
ろがまず優先的になっていかざるを得ないということで,中央区でも警察署
と連携してしっかり対応していきたいというお答えだったと思います。
続いて「地域のまちづくり」,これが一番多く時間を費やした部分です。
皆さんのところに現状と課題がいっていますから,回答だけかいつまんでお
話します。区長からは,原則的には既存の市の施設を活用していただきたい
と。また,事務所を有料で借り上げたコミュニティ協議会に対する補助制度
については今年度予算化しており,借り上げした場合,年間60万円を限度
に本年度から3か年補助することとしたので活用してほしいと。また,現在
中央区では2割の自治会で集会場を持っていて,集会場を持っていないとこ
ろが借り上げした場合にも借り上げ料の2分の1,1年間30万円を限度に
補助制度があるので活用していただきたいと。コミュニティセンター,コミ
ュニティハウスの利用については柔軟に対応するよう働きかけをしていき
たいということでした。
まちづくりセンターについては,今年度,東区1か所,南区2か所にモデ
ル的に実施することになっているけれども,来年度は各区でも開設をお願い
したいということでした。委員からは,会長宅が事務所になっているところ
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は運営費の積み上げをお願いしたいという意見がありました。区長からは,
コミュニティ協議会の運営費のあり方については,他の区とも連携して検討
したいということでした。また,委員から,小学校の空き教室の利用につい
てと,利用する場合に常駐する人が必要だが,その人件費についても出して
いただきたいという意見がありました。区長からは,空き教室の利用は最終
的には学校長の判断とのことで,コミュニティ協議会と学校との日ごろの関
係性の問題もあるけれども,相談いただければ,区も一緒に学校長との話し
合いをしたいと。また,コーディネーターの人件費の問題は教育委員会と横
断的に検討していくことになるけれども,他の区と一緒に話し合っていきた
いとのことでした。委員からの地域でコミュニティ活動を行う場所がないと
ころでは新設が必要だという意見に対しては,すぐにそういうわけにはいか
ないけれども,中長期的に考えていきたいという回答だったと思います。
委員から,まちづくりセンターについては,今年度なぜ中央区が見送られ
たのかという理由と,来年度の中央区の設置をどう考えているかという質問
がありました。それに対しては,今年度,旧新潟市は東区,合併市町村では
南区でモデル事業として開設することとなったと。来年度は各区で最低1か
所は開設しましょうということで,出張所や公民館で開設する可能性が高い
と思うが,今後検討していきたいという回答だったと思います。
委員からの,公民館が事業仕分けの対象になっているが,あり方について
はどのように考えているかという質問に対しては,形態は変わっても公民館
がなくなることはないだろうということでした。また,委員からは,何のた
めに公民館があるのかということを考えたときに,分権ということで権力を
分散することと集中することのバランスをどうとるかという問題や,財政の
面からのみあり方を検討するのではなく,本来の機能に戻って民主主義をど
う守っていくかという視点で,あり方について検討すべきだという発言もご
ざいました。
続いて「高齢者への支援体制の充実について」,区長からは,昨年度の高
齢者の虐待は中央区で36件,緊急保護用として居室を確保したのは過去3
年間で2回実績があるとのことでした。また,現在,高齢者虐待防止マニュ
アルがあるので,これに基づき虐待防止に努めていくと。市民への啓発とし
てパンフレットを作成しているが,地域での見守りの強化をお願いしたい
と。高齢化率は,中央区では市全体より低いけれども,人口が多いので,高
齢者の生きがい対策が最重要課題の1つになっているとのことでした。「老
人憩いの家」は中央区で8か所あり,利用状況は平成18年度は年間18万
3,000人,昨年度の利用者は約2万人減っている。これを考慮すると「老
人憩いの家」の増設は難しく,運営に関しても検討しているとのことでした。
生きがい対策として,空き家の利用については現在も実施しているけれど
も,引き続き取り組みをしていきたいと。老人クラブについては名前の検討
も必要だと。また,老人クラブ連合会等と連携した取り組みをしていくが,
クラブの皆さんからはボランティア活動や子どもたちとの交流等に力を入
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れていただきたいとのことでした。今年度は73のクラブに420万円ほど
の助成を決定したとのことで,国の規定に基づき30名以上のところに助成
しており,4月を基準にしているが30名未満でも市単独で助成をしてお
り,今年度は3件ほど行ったとのことでした。委員から,虐待は高齢者,児
童虐待が絡んでおり,最近多くなっている。高齢者虐待についてはマニュア
ル策定だけでなくて,新潟市高齢者虐待防止計画を策定してほしいという要
望が出され,それについては本課に伝えて,検討していただくよう申入れし
ていきたいというお答えだったと思います。
委員からは「老人憩いの家」も事業仕分けの対象になっているので,あり
方も含めてよろしくお願いしたいと。たまたま私は事業仕分けの傍聴に行っ
てきましたが,「老人憩いの家」についてもいろいろと話し合われておりま
した。やはり,世代間交流やコミュニティの使用も含めてあり方の検討が必
要だという結論だったと思います。
「若者,障がい者,子育て世帯の就労支援について」ですけれども,介護
職員の待遇改善については,指針に基づいて国に要望してきており,国の動
向を見守り検討していきたいとのことでした。また,「ハローワークにいが
た若者しごと館」の利用状況は,今年の4月から6月で約4,000人余り
が職業相談,求人情報の収集等のため来館しており,この中で385人の就
職が決まったとのことでした。ワンストップ機能を持った居場所の整備につ
いては,職業の紹介をするには職業紹介業としての法律上の問題がある。そ
の場合,職員を紹介するだけでなく求人情報も集めて,ハローワークでやっ
ていけるようなことをしなければならない。ハローワークで行われているこ
との住み分けをやっているが,そこに職員を派遣している。市独自というこ
とは住み分けの関係から難しい。ハローワークには拠点を増やしてほしいと
いう要求をしていきたいということだったと思います。
児童虐待については,虐待防止対策協議会で定期的に実務者会議を実施し
たり,連携した支援策を図っている。地域協議会の設置については教育委員
会で「子ども・若者 自立・立ち直り支援庁内連絡会議」を立ち上げ検討し
ている。地域の見守りが大切なので皆さんの協力をお願いしたいということ
だったと思います。
続いて,保育サービスについては,今年6月に実施した保育サービスにつ
いてのアンケート調査結果を踏まえ,保育課で策定中の保育園再編実施計画
後期計画に基づいて乳児保育をはじめとする多様な保育サービスの充実を
図っていきたいと。今回のアンケートでは82%の人たちから満足している
という回答を得た。中央区では休日保育園,病児保育とも2か所ずつあるけ
れども,今後も充実に努めていきたい。保育園の増設は来年度鳥屋野地区に
新設の予定。保育園の受け入れに当たっては,就労形態などを考慮しながら,
待機児童なしに努めている。特別な支援が必要な方には入園を認めていると
いう回答だったと思います。
委員からの,病児保育の充実をお願いしたいということについては,病児
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保育については,現在,市全体で4か所しかないと。小児科の医師数が少な
く対応が遅れている実情だ。医師の問題も含めて力を入れていきたいという
答えだったと思います。ひまわりクラブ,学童保育の問題として,ある地域
では公民館を利用しているが満杯状態で,場所の確保はどうなっているのだ
という意見がありました。それに対しては,ひまわりクラブの場所の確保も,
教育委員会と連携しながら,拡充について要望していきたいということだっ
たと思います。
「障がい者の就労支援について」は,ぷれジョブは新潟では2009年か
ら始まった。市内では11団体で実施している。地域の皆さんの自主性を尊
重し,行政は支援をしていく姿勢だ。財政支援については中央区では今年度
は20万円ほど支援している。障がい者の就労体験事業関係については,各
区で1人ずつ,障がい福祉課で2人,市全体で10人の雇用を行っている。
今後も障がい福祉課を中心に8区で連携し,事業検証しながら取り組んでい
きたい。教育委員会の法定雇用率の実情は,事務職員の採用は大体OKだけ
れども,教職員としての採用がない。実際に応募がないという実情がある。
今後も雇用に向けて努力していきたい。
福祉施設の物品の購入及び業務契約については,障がい者の雇用促進と職
業の安定のため,
「新潟市障がい者多数雇用事業者優遇制度」があり,昨年
は11事業所,契約額が約1億7,000万円になっている。今後も積極的
な調達に努めるように働きかけていきたいと。
委員から,ぷれジョブについては活動助成ということで「にいがた安心さ
さえ愛活動支援事業補助金」の制度が発足して助成を受けることができた。
他のコミュニティ協議会も地域の理解を得てぜひ拡大してほしいし,行政か
らもますますのご支援と立ち上げの支援をお願いしたいという意見があっ
たほか,障がい者の就労体験等は地域力が必要であり,支え合っていきたい,
行政のご支援もお願いしたいという意見がありました。
「まちなかほっとシ
ョップ」について,委員からは,大和が閉店して収入が激減している。存続
するための施設も頑張るが,行政の後押しもお願いしたい。理解をいただく
窓口機能の役割を果たしていきたいということが述べられました。区長から
は,連携を深めてやっていきたいということでした。「まちなかほっとショ
ップ」についてはアイデアを出し合い,引き続いていくために相談していき
ましょうということでした。また,委員から,障がい者の皆さんが販売まで
を行うことは大変なのではないか,行政の対応策がどうなのかという意見が
あり,それに対しては,販売するところについては行政で対応することも1
つの方法で,まずは中央区で相談して早く対応していきたいということでし
た。委員からは,障がい者を特別視して場所を確保するのではなく,普通の
人と太刀打ちできる支援,一般の人が作っているものを機械化して売ること
など,設備投資を支援するようなことはどうなのか,発想の転換が必要だと
いう意見がありました。区長は,設備投資は難しいが,本課に伝えていきた
いということでした。
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「行政サービスの向上」の中の自治協だよりについてですけれども,区長
からは自治協議会の広報については区民の皆さんに理解していただくため
の重要なPRだと思うので,中央区だよりを活用していただきたいというこ
とでした。その場合は,自治協議会の皆さんからも編集委員などの協力をお
願いしたい。その場合,1ページ目を使っていただきたい。具体的な編集委
員体制等については検討したいということです。委員から,北区でも自治会
だよりを発行しており,広報活動は大切なので,他の部会の方々も編集委員
として協力していただきたいという意見がありました。
以上,間違っているかもしれませんが,私がまとめてきたものを報告させ
ていただきました。なお,部会の委員の皆様については,9月の部会の日程
についての相談等がありますし,香田委員から要望提言,感想と意見という
ものが会長に寄せられていますので,会議が終わった後に残っていただきた
いと思います。
(議 長)
ありがとうございました。
ただいま,少し長めの報告でございましたけれども,いかがでございまし
ょうか。
(水野委員)
笠原委員,ありがとうございました。
「人にやさしい暮らしのまち部会」
ということなので,参考に申し上げますけれども,私が所属しております東
部寄居防災会というのがあるのですけれども,今回の猛暑はひとつの自然災
害とみていいかと思っております。私ども東部寄居防災会では,今回,7月
26日から週1回,要援護者名簿の方,一人暮らしの70歳以上の方,33
名の方に週1回,9月20日まで18リットルのペットボトル,紙コップ7
個をそろえて,毎週1回,防災担当の方が近況を見ながら行っているのです。
おかげさまで,救急車で運ばれたという方が,173世帯ありますけれども
1件もなく過ごしてきております。そういう身近なことで気づいたことなの
ですけれども,これだけの猛暑は災害と私はみていいと思うのですけれど
も,社会福祉協議会,健康福祉課,児童民生委員等からも自治町内会に対し
て,弱者に対する援護の通達などは,私の範囲内ではきておりません。こう
いうことを,「人にやさしい暮らしのまち部会」や健康福祉課,社会福祉協
議会,児童民生委員といった方たちは連携をとりながら,こういった災害の
ときに動くべきではないかというのが私が感じたことです。行政がやること
が非常に多いと思います。私ども東部寄居防災会がそれを行っております。
参考ですけれども,実践的なことを申し上げておきます。
(議 長)
ありがとうございます。
これは特にどなたかにご意見を求めるということはないですか。
(水野委員)
ありません。
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(議 長)
ほかにいかがですか。
(吉江委員)
先ほどのご報告大変ありがとうございました。その日区長さんもおっしゃ
いましたように,今回の事業仕分けは決して丸のみするのではないと。やる
ことはきちんとやっていきますよという非常に力強いお言葉をいただきま
した。特に今回,私も傍聴させていただきましたし,また,2日間,ケーブ
ルテレビで生放送で放映されておりましたので,時間があるときに見させて
いただきました。どうも,子どもとお年寄りに非常に冷たい仕分けがされた
のではないかと思っていますので,ぜひとも,そういうところも含めて,区
長さんにはここの自治協議会でしっかり子どもとお年寄りを守っていると,
人にやさしいまちづくりをするという観点から,仕分けに惑わされずに,今
までどおりのご配慮をいただきたいと思います。
(本間委員)
今,吉江委員が発言した事業仕分けについて,私は心配だったものですか
ら意見交換会の冒頭に,先ほど紹介されたようなことを発言させてもらいま
した。2日間の結果が出ました。ますます心配になってきました。確かに評
価できるところはあるのですけれども,もし,できれば,これから言う私の
意見を取り入れて実行に移してほしいと思います。今日の日報の社説にあり
ましたけれども,この仕分けの結果を受けて,最終的な決断を下すのは市長
であり,議会であるということです。ただ,そこにいく前にいろいろな問題
点が出てきましたので,建設業者が関わる大規模事業などは一切カットされ
て,私が民生委員として関わる福祉関係も仕分けの対象になり,ひどいもの
は廃止というのも幾つもありました。この自治協議会の委員の方が,2日間
の仕分けの結果を受けてどう感じたか。あるいは,具体的に市長や議会が決
断を下すまでに何か意見を提言するというか,そんなことをしても結果は見
えているのだから,市長は選挙の争点にしたいと言っているわけですから,
効果はないのかもしれませんけれども,この自治協議会で意見具申ではない
にしても,物申すような形での取りまとめをして,議会なり区長さんを通し
て,区長さんは理解を示されていますけれども,最終的な判断をするのは市
長であり,議会でありますから,意見を申し上げるという形をとっていただ
けないかと。このままでは消化不良で,不安が残るばかりなのです。短絡的
なやり方で,拙速すぎるという意見もありますし,非常に不安です。
(議 長)
今のお二方の意見を基にして,区長,何かご意見はございますか。
(事務局)
事業仕分けは30事業について行ったわけですが,いろいろとご指摘があ
るように,短時間でのやり取りで仕分け結果を出したという状況でもあるわ
けです。これはあくまでも2日間の事業仕分けの結果で,これが決定事項で
はないということです。これを参考にして,今後,予算編成する中で検討し
16
ていきます。自分はこう思う,我々の団体としてはこう思うという意見,要
望,陳情などがどんどん出てくると思いますので,そういうものを参考にし
て,最終的に市長が決断することとなります。そして,その予算につきまし
ては,議会で議決をいただいて,来年度しっかりした形で取り組んでいきま
す。ですから,今申し入れをしたいということがあれば,それは要望事項,
意見として出していただければ非常にありがたいと思います。
福祉の関係で非常に冷たい仕分けのような感じがしたというお話でした。
福祉関係についてはいろいろな考え方,長年にわたって市でやってきた事業
に対して見直しをすべきだという意味での発言などがあります。私は今,新
潟市が一番大事にしているのは福祉施策,安心・安全な生活の確立だと思っ
ています。これなくしては他の施策は語れないということです。そういった
気持ちで最終的な福祉事業の見直し,事業仕分けを受けての決断に至るもの
と思っております。区自治協議会の皆さんからも今後もいろいろな意見が出
てくると思います。私としましては,中央区の区自治協議会としての貴重な
意見ということでしっかりと伝えて,そこで協議をしながら,最終的にいい
形にもっていきたいと思っております。ですから,どんどん意見,要望等を
出していただければ,それを反映させていきたいと思いますので,よろしく
お願いします。
(議 長)
ありがとうございました。
ただいま区長から,意見があればどんどん出してほしいと。関係する部会
でも,部会としてはこのことについてこういう意見があるのだという集約を
して,区自治協議会からの意見という形で市長に提出するということでもっ
ていけたらと思っております。関係する部会,関係した方,事業仕分けを傍
聴された方,ぜひ,いろいろな意見を提出していただきたいと思います。
(本間委員)
先ほどの話の中で,ぷれジョブの話も出ました。
「人にやさしい暮らしの
まち部会」でも発言させてもらったのですが,市内では東区と西区,中央区
を含めて11あるうちの中央区は,私たち鏡淵コミュニティ協議会エリアに
1つだけなのです。鏡淵以外にも中央区の幾つかの地域では立ち上げたいと
いう親御さんがいるのです。鏡淵のぷれジョブの定例会議に個人参加という
ことで保護者の方が何回か出席しています。ただ,地域に帰っても,どの方
に相談して支援を頼んだらいいかということで,とっかかりがないので大変
迷っているということです。もしできたら,各地区のコミュニティ協議会の
ほうでそういう動き,立ち上げ希望の親御さんたちと接触ができるならば,
率先してコミュニティ協議会のほうから接触していただいて,具体的な立ち
上げ,支援の方法について詰めていただければと思います。この運動につい
ては地域のコミュニティ協議会,民生委員,その他受け入れの企業,仕事を
する本人に付き添うジョブサポーターなどひっくるめていうと,地域全体の
関わり,支援がないと立ち上げたいと思ってもなかなか立ち上げられないの
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です。
コミュニティ協議会の場合は,私たちの場合は,たまたまというわけでは
ないけれども,それに関わる理解のある人が多くいて,今1つだけ立ち上が
っています。率先してというのは語弊がありますけれども,コミュニティ協
議会全体,あるいはここに出席の委員の方々がぷれジョブについての理解を
深められて,具体的にやっていただければと思います。よろしくお願いいた
します。
(議 長)
ありがとうございました。
続きまして,「水辺とみなとのまち部会」の香田委員から報告をお願いい
たします。
③水辺とみなとのまち部会
(香田委員)
香田でございます。座長の皆川委員が病気で入院になりまして,急遽,昨
日の夜,私に代わってほしいということで依頼を頂戴いたしました。不慣れ
で,満足な報告ができるかどうか分かりませんが,よろしくお願いいたしま
す。
その前に,先ほど「人にやさしい暮らしのまち部会」の報告,大変ご苦労
さまでした。内容のある意見交換会であったと思います。私自身も自治会長,
老人会の会長,コミュニティ協議会に携わっております。内容的に非常に深
刻なものがあったのではないかと思っています。
実は,私どもは環境というフレーズで取り組んでいるわけでございますけ
れども,その中で「水辺とみなとのまち部会」の報告をさせていただきます。
8月23日に皆川座長から,「とやの物語2010」という行事の中で,
リレートークの実施というものに,当部会も関わりを持っていくということ
でいろいろな案が示されました。それから,海岸保安林も去年から取り組ん
でいるわけですけれども,そろそろまとめに入ろうということでご報告を受
けました。家坂委員から,「市長の中央区ミーティング」に対する関連の報
告がございました。それらを包括して議事に入ったわけでございます。
まず,「とやの物語2010」のリレートークについては,当部会として
もそうですけれども,とやの物語としても目玉のイベントで,来年度以降に
も引き継ぐための大きな試金石になるという位置づけで受け止めておりま
す。リレートークは「水辺とみなとのまち部会」がかねてより,多くの市民
の意見を整備計画に生かしてほしいと願っていたこともあって実現したも
のであります。部会の主要な活動と位置づけていいだろうという判断であり
ます。当日の発言要旨は,部会で鳥屋野潟について提案書を作成する際に参
考にさせていただくことにしたいということでございます。9月4日の本番
のリレートークには,都合がつく部会委員も参加をすることにしておりま
す。また,皆さんの中でも,もしご都合がつきましたら参加をお願いしたい
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と思っております。委員のメンバーはここに書かれているとおりでございま
す。
2番目に,海岸保安林の提案書素案について。素案を作ることについてい
ろいろと討議をいたしました。意見書というものと,提言書,提案書と同じ
ような言葉が並んでおりますが,どこが違うのかということで,それぞれ整
理いたしました。問いかけられた事柄への回答,これは「意見書」であろう
と。内容にふれない理念的なものであれば「提言書」ということで一応整理
しようと。今回,我々としては非常に具体的な内容を織り込んだ提案であり
ますので,これは提案書ということに分類して整理をしようということにな
りました。1期の課題整理を踏まえて,2期になって議論を深め,現地調査
も行いました。具体的な箇所と方法を提案する中で提案書がよいということ
に決まりました。市のマスタープランや基本計画にはきれいな文言で数行の
記述がありますけれども,具体的な内容まで示されてない。区ビジョンには
実施している事業が参考資料で掲載されているが,どこまで進捗しているの
かが分からない。したがって,これも検証する必要がある。海岸林について
も,「水辺とみなとのまち部会」が担当課とひざを突き合わせ,どこまで進
んでいるのか。あるいは,なぜ,進まないのか,これからどうするのかなど
を話し合う大切なことと思いますので,この辺も取り入れてやっていきたい
と思います。
これは海岸保安林に限らず,それぞれ事業の担当課が担っている事業の継
続性を尊重する姿勢に徹してほしいという意見がございます。言いっぱな
し,作りっぱなしをしないこと。このようなことで,我々の提言から1つの
スタイルを確立していきたいということでございます。
7月14日に「市長の中央区ミーティング」がございまして,「浜浦コミ
協隣接の海岸保安林復元計画策定と実施について」という意見を述べられた
家坂委員の報告を頂戴いたしまして,それぞれ検討いたしました。ポイント
は,市営住宅跡地,ロラン基地跡地の海浜植物園,閉鎖が予定されている新
潟大学六花寮跡地,役割が終わろうとしている県営アパートについて,地元
でも保安林の復元を望む声が多いと。将来あるべき市の基本計画を聞きたい
ということを市長ミーティングで質問をされておられるわけです。市長の回
答は,まとめていうと非常に抽象的で,あまり頼りにならないという皆さん
の感想であります。具体的に申し上げますと,この保安林についてはいろい
ろな経緯,あるいは地震などへの対応ということで,一部伐採してきたが,
貴重な緑の資源であるということが基本だと。これは当然のことです。基本
的には緑を大切にし,保安林を守る運動は盛り上がったものの,例えば小張
木関屋線計画というのは,実は海岸線を走っている松林を切り開いて道路を
造って,千歳大橋につなげようという計画なのです。この計画は保安林を守
る運動が盛り上がったため中止になったものの,その後の保安林の整備を目
的に,みんなでやろうという盛り上がりがないのも事実だと。今ある保安林
を整備するだけでも大変で,市民の力が必要なのに,昔,保安林だったとこ
19
ろを全部保安林に戻しても,市民の協力が得られるかどうかということなの
です。市営住宅地跡地の問題についても,年度内にどのようにしていくかと
いうことを検討すると。検討する委員会を設置して議論いただきたいと考え
ています。そこで海岸線に極めて近い部分の有効活用についても議論いただ
きたい。また,地域の方の代表という形で,ぜひ委員会の議論にも参加して
いただきたいという回答をいただいております。これは具体的なものにはほ
ど遠い回答ということになっております。
海岸保安林は大切だと言っているのだけれども,市民の協力に非常に不信
感を抱いているという全体のトーンがあるわけです。これでは担当課もやり
づらいだろうという意見であります。
市営住宅地跡地は,新潟地震で緊急に避難用に住宅地として松林を切り開
いたところですが,現在はすでに住宅は撤去してさら地になっているという
場所であります。いろいろな条件が整っているのだから,もとの保安林に戻
すことが原則。市営住宅地跡地に的を絞ろうという意見が出ております。
ロラン基地跡地,ここは通信基地があったところであります。これが海浜
植物園になっておりますが,手入れがされていなくて放置されている状態で
ありました。この辺も取り上げてやっていきましょうということでありま
す。
最後のまとめでございますが,市営住宅地跡地について「水辺とみなとの
まち部会」としての意見を取りまとめ,
「提案書」として作成して,10月
の自治協議会で提出することにしたいということであります。
別紙をご覧いただきたいと思います。「第5回水辺とみなとのまち部会
海岸保安林検討資料」を提出いたしました。区ビジョンの1期目に私は参加
しておりませんでしたけれども,区ビジョンまちづくり計画を作り上げたわ
けです。2年目は,計画がどの程度進捗しているのかということを検証,課
題の整理を部会でしております。その資料を見させていただきましたが,非
常に具体的でいいまとめになっております。ただ,これは課題を整理したと
いうだけで,その次に取り組みがなされて,これから来期に向けてやること
だろうと思います。去年からの第2期では検討を始めております。2年目が
鳥屋野潟と海岸保安林が重点課題で今まできております。提案書の基本的な
考え方,提案書の目的というのは,区ビジョンまちづくり計画を作りっぱな
し,言いっぱなしにせず,実現可能なものから事業の具体化を図る立場を明
確にした上で,現地調査に基づく課題の整理が進んでいる海岸保安林につい
て自治協議会の意見を明確にして,中央区,新潟市の事業進捗のための提案
をしたいと思っております。
以下,提案する箇所の優先順位等につきましては,その場所が実際に分か
りませんと,読み上げましてもなかなかよく分からないと思いますので,一
応,読み上げは省略させていただきます。提言の内容につきましても,先ほ
ど申したように,具体的にここをこうしてくれということで提案をしていき
たいということでございます。ここに書いてあることにつきましては,皆様
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からもご覧いただきたいと思っております。
雑ぱくな報告で恐縮ですが,これで終わります。ありがとうございました。
(議 長)
ありがとうございます。
ただいまの報告につきまして,何かご質問,ご意見はございますでしょう
か。
(笠原委員)
「とやの物語2010」に私も参加の申し込みをしましたが,このリレー
トークの趣旨が理解できないのです。当日の発言要旨は部会で鳥屋野潟につ
いての提案書を作成する際に参考にしたいということですが,中身が分から
ないので質問するのですが,部会としてはどのような具体的なテーマでリレ
ートークをされるのか。私もずっと環境団体で鳥屋野潟の水質保全,環境整
備,公園計画等について関わってきた経緯がありますので,そこら辺の中身
が分かりませんので教えてください。
(香田委員)
このリレートークは「とやの物語」が相当な部分で計画されている途中か
ら,リレートークという提案を座長がされまして,その部分については取り
仕切ってくれという経過がございまして,詳しい内容につきましては説明を
頂戴しておりましたけれども,ただ,部会として,鳥屋野潟の現状がどうな
っているのか,どのような意見があるのか,あるいは希望があるのか。それ
らはいろいろな場面で,それがまだ確定していないという部分がありますの
で,いろいろな団体の方の意見や要望をそこでまとめて,今後,提案をして
いく1つの材料にしたいということが,座長をはじめ皆さんの統一した考え
かたと思っております。
(笠原委員)
このリレートークというのは,鳥屋野潟に関わっている幾つかの団体があ
りますが,その団体が今までやってきたことに伴う提案,意見などのリレー
トークと考えて,その発言要旨をこの部会でまとめていくということなので
しょうか。
(村尾委員)
私は「とやの物語2010」の実行委員長としてお答えさせていただきま
す。「水辺とみなとのまち部会」の方にお世話になっています。鳥屋野潟の
環境啓発事業ということで市からお金をいただいて大きくやらせていただ
くわけですけれども,その中でこれがメインイベントになるわけです。どの
ような方がどのように取り組んでいらっしゃるかということは,全員が集ま
ったわけでもありませんので,鳥屋野潟に関していろいろな方々がいろいろ
な意見を持っておられます。その第1回目として,これはこの何年か続いて
いく可能性があると考えて,ここで一挙にどの団体があるか全部調べ上げて
来ていただいているというわけではなく,分かっている範囲の方に来ていた
だく。また,その人たちもこの1時間半で十分に,自分たちが今まで行って
21
きたこととか,言いたいことを言えるだけの時間もありません。ステージの
上には中学生が2人,高校生が3人上がります。みんなが鳥屋野潟に対して
全力投球でいろいろな考えを持って,よくしていこうということを感じ取っ
てもらいたいという中で,皆川座長を代表とする「水辺とみなとのまち部会」
の中で,自分たちがここまで突っ込んできたことを含めて,仕切っていきた
いという熱意の下でやっております。
今,笠原委員がおっしゃったように,当日は十分な意見を言ったり,どの
ような団体がいらっしゃるかということがなかなか分かりませんので,会場
の中から,手を挙げた方の意見を聴くことになりますけれども,時間も1時
間半しかありませんので,その中で20分間は五百川清さんという水に対し
て非常に熱意を持っておられる方の講演があります。大事な時間が20分間
がとられますから,そういう意味で,笠原委員も手を挙げられても,もしか
したら意見を言っていただくだけの時間がとれないかもしれません。そうい
うやり方でやります。いろいろな方が来られて,熱気むんむんでいろいろな
意見を言われると思いますけれども,十分な時間がとれないということが大
変残念ですけれども,これは2回,3回とつながっていくだろうという期待
を持って,よろしくお願いいたします。
(山岸健治委員)
私も「水辺とみなとのまち部会」に所属しているので申し上げるのですけ
れども,これは「水辺とみなとのまち部会」で提案したわけではないのです。
ただ,皆川委員は今まで鳥屋野潟に関わってきたものですから,村尾委員が
おっしゃるように,実行委員会のほうからの要請で,「水辺とみなとのまち
部会」も協力しようということで,部会委員の方が4日の日に10人程で9
時半から手伝いに行こうということで決まったわけです。主体はあくまでも
地元コミュニティとか団体のほうの話なのです。私は沼垂で近いものですか
ら,2日の役員会で申し上げたのですが,5,6人でおじゃましましょうと
いう話になっているものですから,興味のある人が行かれればいいのです。
私が感じるには,「通船川・栗ノ木川ルネッサンス」の会に行きますと,
温故知新なのです。昔の鳥屋野潟がどうだった,こうだったということをリ
レートークの中で若い子どもたちに興味を持たせる第一段階だと私は認識
しております。五百川先生は木戸中学校の校長で退職されて,大河津分水の
大家なのです。この前,つうくり市民会議におじゃましたときに,新大の大
熊教授にご案内したら,私もお話を伺っていますのでおじゃまさせていただ
きますという話が出ているものですから,笠原委員,このようなことでご理
解いただければいいのではないかと思います。
(議 長)
当日,できるだけ多くの方の参加をお願いしまして,この議題は終了させ
ていただきます。
次に「(4)委員からの報告について」ということで,村尾委員から「新
潟市新たな交通システム導入検討委員会」について報告をいただきます。
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(4)委員からの報告について(=資料7)
(村尾委員)
「新潟市新たな交通システム導入検討委員会」に加わらせていただきまし
てよかったと思っております。資料7というところで,もっとたくさんの資
料をいただいたのですけれども,地域課にもその資料がいっておりますし,
私も持っていますので,興味を持っていらっしゃる方はたくさんいらっしゃ
ると思いますので,どのような資料が必要かということを言っていただけれ
ばお見せいたします。
委員は18名いらっしゃいます。その中で,国土交通省及び県,市の方々
が6名いらっしゃいますし,大学の先生が3名と,18名のうちの半分が学
識経験者と役所の方です。その9名の中で,新しい公共交通をつくるという
ことで,古舘さんがいらっしゃいます。非常に心強いのは古館さんがいらっ
しゃるということですが,あとは初めての方が多いわけです。今まで1年間,
いろいろなところでいろいろな方と新公共交通システムをつくる会などで
話をしたり,海外へ行ったり,沖縄へ行ったりしていろいろと見てきたので
すが,その仲間がほとんど入っていらっしゃらないということで,また白紙
に戻ったような感じがいたします。
中央区は本当に大事なところにあるわけです。といいますのは,今,ここ
で考える交通が循環する場所が中央区そのものなのです。新潟駅から南のほ
うへ行くとスタジアム,新潟市民病院,県庁,市役所,古町,万代シティと
いう形で,まずは「口」という字です。それから,駅南に笹出線というのが
あります。
「口」という中で笹出線を真ん中で線を引いてもらうと「日」と
いう形になるわけです。そこを通す交通機関は何がいいかということでは限
定されています。他の区のことではありません。中央区そのものなのです。
中央区のほうでこれでいいということでなければ,これは非常にまずいわけ
で,他の7区あるわけですけれども,7区の中では今のところないわけです。
中央区そのものを考えていく中で,中央区のここにいらっしゃる方が,今ま
でどのようなことが討議されてきて,今から何をしようと言っているかとい
うことを知っておいてもらわなければならないということであります。ま
ず,中央区という場所は,皆さんもご存じのとおり,新潟県の県都でありま
して,県都新潟市の中でも中央区は都心にあります。そこに入れる交通機関
ということは,政令指定都市新潟は何を考えているかということもあります
し,中央区がどのような方向へ区をもっていこうかという大きなビジョンを
持っておられると思うのです,ここで決めることはそういうことになるのか
もしれませんけれども,例えば国際都市を目指しているとか,福祉関係を考
えたような都市だとか,皆さんもいろいろと考えておられると思います。田
園都市だとかいう話はよく出ますけれども,ここは田園ではないですよね。
ここは完全な家とビルの密集地帯であります。
そういうことを考えて,しっかりと交通を考えていかなければならないと
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思いまして,本当に選んでいただいて感謝していますし,古館氏がいらっし
ゃることが心強いのです。委員の方を見ていると,今までそういうことを研
究していた人かなと思うと,会ったこともないような方ですし,その人たち
はその人たちで考えておられたと思います。お役所の人も多いと。国土交通
省の人もかなりいらっしゃるわけです。そういうことを考えますと,自分の
家を造るような気持ちで考えてほしいと思います。この家は田舎の家ではな
くて,ここは外国人も来られる家なのです。先ほどのAPECや国際的な行
事もありましたが,国際的な都市ですから,外国人も来られる。新潟県の県
都ですから,新潟県の人はみんな期待していると。新潟市が上がるが下がる
かによって新潟のイメージが変わりますので,新潟県内のいろいろな人が新
潟の県都には期待しているだろうし,国外のいろいろなところから新潟に来
られた人も自分の家に来られると。
自分の家の造り方を考えたときに,どういう家にしなければならないかと
いうことを真剣に考えて,こういう方向へ向かうのだというものがなけれ
ば,出ていって話をしていてもいい加減な話になりますので,ここでああだ
こうだという話で長くなるとあれですから,皆さんのほうで,県都新潟市の
中央区ならこうだろうというものをぜひ頭の中に描いて,次回は10月にな
りますので,お前もっとこういうことをしっかり言えとか,いろいろな考え
方を教えていただきたいと思います。
では,村尾はどのような考え方を今まで持っていたのかということです。
2,3枚はぐると,これは皆さんの頭の中では耐えられない文章かもしれま
せんけれども,モノレールが他の公共交通機関より優れている点という文章
があります。村尾はモノレールを入れようとしているのかということではな
くて,これを基準に,これもいいところもあるけれども,電車ももっといい
ではないかとか,バスがいいではないかとか,その話を基準にこれを書いた
ということで,読んでいただければ,定時性とか安全性とか静かな乗り物か
どうかどうかとかいろいろと書いてあります。
最後に,私個人の感覚で評価表を書いたのです。なぜ評価表を書いたのか
というと,今,国土交通省の仕事をいただいたときには,総合評価で評価さ
れてしまうのです。技術提案書などを出させられて評価されて,いいとか悪
いとか評価しますので,一応評価表でずっとやってきましたら,やはりお金
のところでは完全にモノレールは竣工させるまでの投資金額や維持費から
したらA,B,CのCなのです。バスは完全に投げたのです。電車はこのく
らいかかるわけですからBなのですけれども,そこをみても,あえて総合評
価がAになっているところは,皆さんのほうでもお金がかかるものは全くだ
めだと言われるか,お金がかかっても新潟の中央区というのはこういう家を
建てなければだめだという家造りの精神で,中央区は何をねらっていくのだ
というところを皆さんで決めていただいて,私は国際都市だと。
先ほどもAPECのいろいろな話をされたし,富田さんもその後,防災の
ために頑張られるという話もありますし,何かねらいどころがあって,その
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ねらいどころのために交通があるわけですから,これを読んでいて,何てば
かなことを考えているでも何でもいいですから,ご指導をお願いします。2
6日の会合では皆さんの紹介くらいだったのですけれども,次の10月には
恐らく猛烈な意見が出てくると思います。女性も入っていますから,かなり
強烈だと思います。
この前,新潟大学の経済学部准教授の方は,お金のことを考えたらモノレ
ールはないと。こんなのは問題外だとはじめからばさっと切られましたの
で,そこら辺も含めて,そういう意見がかなり出てくるだろうと思います。
ですから,10月までに皆さんの中で興味のある人は,やはり金だという人
もいらっしゃるだろうし,こういうところで少し頑張ってくれとか,いろい
ろなご指導をよろしくお願いしたいということで,議長,よろしくお願いし
ます。
(議 長)
ありがとうございました。
ただいま「新潟市新たな交通システム導入検討委員会」の報告ということ
で,村尾委員から報告を受けました。ただいまの報告につきまして,何かご
質問,ご意見はございますか。
(古舘委員)
私も出席しておりますが,今回の会議は,今,村尾委員がおっしゃるよう
に,我々が過去においてさんざん現況してきたことをまた繰り返していると
いう形です。もう1つは,横浜国立大学の中村教授がバス派の方なのです。
少し考え方が偏っているということは,最初から市がバスを走らせようとい
う考え方が見え見えですので,村尾さんと頑張りながら,バスも必要,ライ
トレールも必要,モノレールも必要と。その使い分けをしていかなければな
らないというのが,新公共交通を考えることでは,最初からバス派の先生を
座長に据えて始めようというのがむかっときました。そういう意味で,まっ
たく素人の方もいらっしゃいますので,そういう人たちをどうやって啓蒙し
ていくかということで,近い将来の新潟市をしっかり新公共交通で固めてい
かないといけない。ヨーロッパを見ますと,20 年前にそういうことを考え
ていたということで,10年後の新潟の高齢化などを考えたときには,まず
バスありきということでは遅れてしまうということ。
我々の「新公共交通をつくる会」で,来年,富山の森市長に来ていただい
てお話をしていただくことになっておりますけれども,先の先を考えている
ということ。市長にもそこまでしっかりと考えていただいて,3期目をやっ
ていただきたいということで,村尾委員と一緒に頑張っていきたいと思いま
すので,よろしくお願いします。
(三崎委員)
大いに頑張っていただきたいと思うのですけれども,村尾さんの視点で疑
問を感じるのですけれども,新潟市は8区ですよね。中央区だけではないの
です。ここの視点を忘れないでいただきたいと思うのです。先ほど中央区,
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中央区と言われたのですが,では,議会対策のときにどうなるのか。中央区
の人がみんな議員だったらいいのです。8区の議員がいらっしゃるのです。
そうなったときに,中央区が一番重要だというのは,政令市新潟のど真ん中
ですから,それはいいのですけれども,他の区の人たちが交通の面でどうな
のか,そこと結ぶものをどうするのかとか,そういった視点も持っていただ
かないといけないのではないかと思うのです。
私も第1回目に出させていただきまして,今,古館委員が言われたように,
「まちなか再生本部会議」で中村さんに講演をしてもらっているのです。バ
ス一辺倒の話をされました。そうなのかということで分かったのですけれど
も,私がなぜ今回立候補したかというと,前にも申し上げましたが,私はバ
ス派でもありません,LRT派でもありません,モノレール派でもありませ
ん。というのは,部会の中で公共交通を話し合う中で,本当に市民がよろこ
ぶ,財政面の問題もあります,高齢化の問題もございます,郊外にいってい
る問題もございます。そういったことをいろいろな角度から総合する中で,
そのときに,本当に将来を見据えた,今がいいのではなくて,30年先を見
据えたものを考えないといけないのではないかと思うのです。
今,富山の森さんの話がございましたけれども,実はBSフジでやられた
森さんのCDを借りまして,3日かけてそれを聴いたのですけれども,きち
んとした将来像を描いているのです。あれは本当に参考になりました。そう
いったものをきちんともっていかないといけないのではないかと思います
ので,ぜひ,皆さんも感心を持っていただければありがたいと思います。
(議 長)
ありがとうございます。
三崎委員が座長をしておられる部会でも,昨年3月に勉強会をしておられ
ます。その後,部会としてどのような意見を持っておられるのかということ
も興味があることでございます。先ほど村尾委員が言われたように,10月
にこの委員会が開かれると。それまでの間にぜひ中央区自治協議会の皆様か
ら,私はこういうふうに感じると,今,三崎委員からも意見があったわけで
すが,私はこういうふうに感じるという意見があったら,ぜひ,直接村尾委
員,あるいは古舘委員と意見交換をしていただきたいと思います。その点は
よろしくお願いしたいと思います。
(本間委員)
基本的な質問をしたいのですが,財政面を除いては,モノレールはすべて
Aですよね。ほかの2つの公共交通に比べて,モノレールについては桁外れ
にお金がかかるということですか。
(村尾委員)
今回,三崎委員や古館委員からいろいろとお話を聞きましたが,ここでい
ろいろな議論になると時間がどんどんなくなりますので,議論は別のところ
で時間をとってしっかりやりたいと思います。今の話ですが,積算されてい
る金額では,バスは大体30億円くらいで先ほどの区間を回すには非常にい
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いのだと。LRTというのは電車ですけれども,これは500億円といわれ
ています。モノレールは1,300億円かかるだろうといわれています。そ
ういうことに関しても,どうして総合評価でAなのかということを話してい
きたいと思います。
三崎委員のお話に答えていきますけれども,全体を考えるからこそモノレ
ールだと。どうやって混み合ったところへぐるぐる回すのかと。東京でいう
山手線のみを考えているわけです。西武新宿線とか,渋谷には京王線などい
ろいろと入ってきますけれども,山手線にさえ乗ればぐるぐる回れると。そ
こには人が集まるのだと。パーソントリップの問題もここには書いてありま
したけれども,ものすごくたくさんの人が乗るから採算があうのだという考
え方がありますけれども,そういうことを含めて,終わったところで話をし
ないと,これはこうだという話になると少しまずいので,議長に迷惑をかけ
ましたけれども,今後ともよろしくお願いします。
(議 長)
たしかに私は昨年3月の部会の傍聴をさせていただいただけなのですが,
金銭的なこと,環境汚染の問題,いろいろなことを考えて勉強しておられる
ようでございます。ぜひそういった機会を作って,十分な話し合いができる
ようにと思います。
時間も迫っておりますので次に移らせていただきます。
続きまして「(5)特色ある区づくり予算について」ということで,白井
副区長さんから,よろしくお願いします。
(5)特色ある区づくり予算について(=資料5)
(事務局)
白井です。よろしくお願いいたします。
平成21年度分の特色ある区づくり事業の実績について報告をさせてい
ただきます。資料5をご覧いただきたいと思います。資料は事前に配付させ
ていただいておりますので,参加者数など細かい数字については省略させて
いただき,昨年度の事業を中心にご説明をさせていただきたいと思います。
はじめに,昨年度で終了した事業ですが,資料2ページをお開きください。
「区芸能まつり事業」です。この事業は中央区の発足にあわせ,区民の一体
感醸成や世代間交流を図る目的に行った事業です。りゅーとぴあ劇場を芸能
発表の場として 1 日区民に提供いたしました。毎年,1,200人を超える
多くの皆さんが参加され,大変好評でしたので,区民の一体感醸成に役立っ
たものと考えております。
次に4ページをご覧ください。区再発見事業でございます。区内の特色あ
る産業や伝統文化の掘り起こしの事業で,発酵食や會津八一の散歩道をめぐ
る事業などを行いました。さらに,昨年度は古町芸妓の舞の観賞やまちかど
ジャズ,沼垂まつりへの支援といった事業も行い,中央区の賑わい創出に努
めました。
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次に6ページをご覧ください。
「鳥屋野潟環境啓発事業」です。体験型の
イベントなどを通じて,鳥屋野潟の魅力や大切さなどを区民に認識してもら
う事業です。昨年度は8月8日に山潟,鳥屋野,女池の各コミュニティ協議
会のご協力をいただき,環境問題の取り組む専門学校の連携も図りながら実
施いたしました。3年間継続して実施したところで鳥屋野潟の認識は深ま
り,総入場者数約 7,000 人というたくさんの方々から参加をいただき,「と
やの物語」として定着しております。
次に8ページをご覧ください。
「自転車を活用した区づくり事業」です。
この事業はより多くの皆さんから環境にやさしい自転車を活用していただ
けるよう調査・研究やPRを行う事業でございます。昨年度はスマートクル
ーズ社会実験や下町サイクリングなどを実施いたしました。様々な角度か
ら,3年間自転車利用の普及を図るための事業に取り組みましたが,事業の
成果を本庁の土木部などに引き継いでおります。
以上の事業が昨年度で終了となりました。
続きまして,継続中の事業についてですが,9ページをご覧ください。
「一
人暮らし高齢者などの見守り体制整備支援事業」ですが,高齢者の引きこも
りや孤独死などが懸念される中,区民意識の啓発を図るとともに,高齢者な
どを地域全体で見守る体制づくりを支援する事業です。昨年度は啓発活動を
中心とし後援会を開催したほか,保育園児と高齢者等交流事業や高齢者実態
調査を行い見守りの輪を広げてまいりました。本年度も引き続き事業を実施
しておりますが,11月5日には椎名誠氏による講演会も予定しております
ので,ぜひたくさんの方のご参加をお願いしたいと思います。
次に11ページをご覧ください。
「防災啓発事業」です。災害に強い安心・
安全なまちづくりを始めるために,区民の防災意識の啓発に努め,自主防災
組織の拡充を図る事業でございます。昨年度は区役所だよりに防災特集号を
掲載したほか,自主防災組織未結成の自治会長さんなどを中心に,阪神・淡
路大震災の地神戸市に視察研修に行っていただきました。今年度は防災特集
号の発行を行うほか,3年間の総括でございますので,来年2月ころにシン
ポジウムを開催する予定としております。
続きまして,今年度からの新規事業について説明をいたします。13ペー
ジをご覧ください。
「中央区えんでこ(まち歩き)事業」です。市内外の方々
に中央区の魅力をまち歩きで楽しんでもらい,交流人口の増加と市街地の活
性化を図る事業です。新潟シティガイドによるまち歩きは22回を予定して
おりますが,7月までに10回を開催いたしました。まち歩きをより楽しん
でいただくために,観光案内板についても参加者アンケートの実施やホーム
ページでの募集案内や内容の掲載を行っています。
次に14ページをご覧ください。「歴史・文化かおるまち推進事業」です
が,みなとまちの歴史と文化を活かしたまちづくりを進め,地域文化の活性
化と交流人口の増加を図る事業です。古町芸妓の舞や唄の観賞と老舗料亭の
食事をセットした事業は50回の実施が予定されており,7月までに17回
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開催されております。また,まちかどジャズの一環として,7月に開催され
た新潟ジャズストリートへの支援を行ったほか,8月に開催された沼垂まつ
りについても支援を行い,地域文化の活性化に努めました。
次に15ページをご覧ください。「中央区環境啓発推進事業」ですが,信
濃川や鳥屋野潟,日本海など都心部の豊かな自然の大切さを啓発し,環境意
識の醸成を図る事業です。鳥屋野潟の環境啓発の取り組みとして,
「とやの
物語2010」を9月4日(土)に開催いたします。また,10月3日(日)
には秋の鳥屋野潟一斉清掃にあわせてダニエル・カール氏を講師に迎えて,
環境講演会を開催いたしますので,皆様からもぜひ参加いただきたいと思い
ます。
次に16ページをご覧ください。
「みんなで子育て!笑顔にな~あれ!!」
ですが,子育ての悩みを相談できる場の提供や,遊びを体験できる場の提供
を行うなど,子育て支援を行う事業です。「プレママおしゃべり&体験会」
では,地域保健福祉センターと保育園が連携し,妊婦さんを対象に先輩ママ
との交流や園児の保育体験を行っています。また,毎週日曜日にデッキイ4
01で「中央区 にちよう育児相談室」を開催し,子育ての相談や遊び場の
提供を行い,多くの方にご利用いただいております。
次に17ページをご覧ください。「放置自転車あんしんパトロール事業」
ですが,古町,万代,駅南地区において自転車の駐輪マナー向上啓発を目的
としたパトロールや放置自転車へのビラ配布を行います。啓発ビラ配布につ
きましては4月から実施しております。また,地元や警察との共同パトロー
ルも今月から行っており,今後も月1回程度実施の予定です。
次に18ページをご覧ください。
「Tenju!中国文化フェア2010」です
が,本年6月,本市に中国総領事館が開設されたことから,天寿園で中国文
化を紹介するイベントを9月4日に開催いたします。10月には天寿園の写
真撮影会とコンクールを実施する予定としております。
なお,
「放置自転車あんしんパトロール事業」と「Tenju!中国文化フェア
2010」は今年度の単年度事業としております。以上ですが,何かご意見
があれば,来年度の事業に反映させていきたいと考えておりますので,よろ
しくお願いいたします。
(香田委員)
先ほどから松林の話を申し上げておりますけれども,6月に私どもが松林
の中を半日かけて現地調査いたしました。そのリポートを私が作りまして,
本会議に提出しております。その中に,松林の中に非常にいいところがある
のです。ドン山を中心として,あれは全国に誇れる白砂青松のポイントだと。
ホームページにも載っているわけです。これをもう少し内外にPRして,皆
さんから見てもらう必要があるのではないかという意見をまとめて皆さん
に提出して1項目ございますので,どうか,この辺をよくお考えになって,
ガイドの要請,イベントの会場とか,マリンピアなどいろいろな施設があり
ますので,抱き合わせで,この辺のエリアをPRしていただきたいと思いま
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す。いい場所だと思います。
(三崎委員)
単年度で「放置自転車あんしんパトロール事業」というのが出ております
けれども,
「まちなか再生本部会議」でもいろいろと問題になりましたし,
まちなかの活性化,古町,あの辺を考えたときに,放置自転車というのは非
常に大きな問題になっているはずなのです。と申しますのは,古町を歩かれ
てわかるように,我が物顔で自転車が放置されているのです。特に7番町の
自転車はひどいですよね。例えばあそこにワゴンを出したいとか,いろいろ
な話を聞くのですけれども,あの自転車を放置したままで,あれでは人の安
心・安全だとか,お年寄りが通るのに何も手を打っていないという大変失礼
ですけれども,こんな生ぬるいことで大丈夫なのですか。本当にまちなかの
活性化を考えるならば,まずあの自転車を完全になくす。なぜなくせないの
か,もっと突っ込んでやるべきなのではないかと思うのです。こんなのは甘
すぎるのではないかと思います。古町の活性化を言っているのに,こういっ
たことがきちんとなされないで,まちなかを活性化しようということ自体ど
うなのかと思うのです。
(古舘委員)
実はこの27日の朝7時から9時半まで,商店街と市と警備員とで始めま
した。放置自転車を持っていく場所がないのです。市ともいろいろと検討し,
単年度ですけれども,本気になってやろうということになりました。まず,
新堀通りに自転車置き場があるのですが,屋根がかかっていないということ
で,これに屋根をかけていただくことになりました。そこは60台しか置け
ないのですが,それを100台から120台置こうということです。NEX
T21の昔の公民館跡地のさら地に,3年前に自転車置き場を造っていただ
きました。そのときの約束で,もし近所に自転車がどんどん増えるようであ
ったら,2階建て,3階建てにお願いしたいということをお願いしまして,
これも2階建て,3階建てにということですが,ただ,縦割り行政なので,
土地はまだよその課が持っているという言い訳をされております。少しでも
早くそれをやっていただきたいということです。
その次は,西堀ローサ,これから車社会ではなくて,公共交通機関を使っ
たときに果たしてローサの駐車場が必要なのかという考え方がありますの
で,ここにも自転車を持っていけるということも考えようということで,来
年3月にバリアフリーのエスカレーター,エレベーターをローサのところに
考えて着工しております。このエレベーターが自転車を載せて地下まで下り
られるというエレベーターを造っていただくということで,市のほうも一生
懸命動いてくださっていますので,少しずつ進んでいくと思います。おっし
ゃるとおり,私どもが一番切実に考えている放置自転車をどうにかしてもら
いたいという長年の念願を少しずつかなえつつあるということで,一生懸命
やっていきますので,よろしくお願いします。
(議 長)
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放置自転車の問題も大変でございます。放置自転車をそういうところに収
容して,最終的には廃棄処分ということになるのですね。その中で少し手を
加えれば利用できるような自転車もあると思うのですが。
(古舘委員)
それはレンタサイクルに使います。
(議 長)
もう1つ,新しく大学に留学生として来る学生さんたちがいるのですが,
その方々が自転車を欲しがっているのです。そういう方々の利用ということ
をお考えいただいて,放置自転車を有効利用していただきたいと思います。
よろしくお願いします。
他にございませんか。
(長谷川委員)
今,放置自転車が話題になりましたが,私はよくあそこを通るのですが,
午後10時,11時になると激減するのです。ものすごくいっぱいあるとい
うほどでもないのです。朝方になると,下からの方が始発のバスに間に合わ
なくて,中央商店街のアーケード内に自転車を置いてバスに乗るわけです。
パチンコ屋さんが何軒かありますので,9時になるとパチンコ屋さんのお客
さんが自転車に乗ってくるのです。ですから,必ずしも放置自転車ではない
のです。まず先に駐輪場を造って,ユーザーのために開放していただくよう
にすればずっと少なくなると思うのです。私は毎日のようにあの界隈を通り
ますので,よく存じております。10時になるととたんにパチンコ屋さんの
お客さんが自転車に乗っておみえになります。自動車のある方は郊外のパチ
ンコ屋さんに行くのです。
(議 長)
そういうことで,中央区と地元の方々,さらには自転車に乗ってこられる
方々の十分な協議,いかに放置自転車をなくすかと。今の場面では放置自転
車が話題になっているわけですので,放置自転車の問題。特に学生さんなど
が乗っているのは,卒業するとそのまま置いていってしまうという場面もあ
ります。中学生はないと思いますけれども,高校生,大学生あたりは卒業し
てこの土地を離れると自転車はいらなくなってしまう。季節的なものもある
と思いますので,よろしくお願いしたいと思います。
(6)地域コミュニティ協議会の活動紹介について
(議 長)
「(6)地域コミュニティ協議会の活動紹介について」ということで,前
回の会議でも委員から各コミュニティ協議会のいろいろな活動について紹
介していただいてはどうかという提案がありました。今回は私から有明台小
学校区コミュニティ協議会の活動について紹介させていただきたいと思い
ます。
「中央区防災特集号 自主防災組織編」ということで9月5日に新聞が出
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ます。そこで,「区別自主防災組織結成状況」というものが一面に出ており
ますが,裏面に災害時要援護者について支援体制をそれぞれの地域でやって
おられると。この前の区長さんとの意見交換会でも出ておりました。そうい
う中で,自主防災組織の防災訓練を紹介しますという中で,入舟小学校区自
主防災会,有明台校区自主防災会,南長潟防災組織という3つの先進事例と
いうことで紹介されているわけです。その中で,私どもは自主防災だけやっ
ているわけではございませんけれども,有明台校区コミュニティ協議会の自
主防止組織はどのようなことをやったかと。これはたびたび本間委員からも
ご紹介があって,大変恐縮しているのですが,概略的なお話を申し上げたい
と思います。
この自主防災会というのは平成16年6月15日に設立されました。8つ
の自治会,町内会の連合自主防災組織でございます。世帯数は約2,800,
これらの組織は毎年防災訓練を実施しております。平成22年度は6月に有
明台小学校を会場にして行っております。そのときに,有明台小学校の児童,
保護者を主体として訓練を実施し,参加者は約750名を超えました。消防
局,中央消防署の指導で心肺蘇生,消火器の取り扱い方法の訓練,濃煙テン
トで煙体験が行われました。
さらに新潟大学の防災担当教授から,地震の備えについて,子どもたちに
防災大学の受講生になってもらい講義などをやりました。今回特に子どもた
ちが喜んでくれたのが,災害救助犬による人命救助のデモンストレーション
です。子どもたちが段ボール箱あるいは跳び箱の中に隠れると,救助犬がそ
の子どもたちを見つけ出して救出してくれるという内容でございますが,子
どもたちは感激しておりました。災害の時にこういう犬が来てくれるいいね
という意見もあったわけでございます。その他,希望者には起震車で地震の
揺れを体験してもらったということでございます。
訓練の最後に,子どもたちの引き取り訓練ということで,保護者の方に来
ていただき,ほとんどの子どもさんたちは,保護者が訓練が終わった後,手
をつないで一緒に帰るということをやります。いろいろなメニューが用意さ
れ,実践的な訓練が行われたということでございます。
先ほど本間委員からありました災害時要援護者について,地図上にプロッ
トしまして,それを見ていただいたということについては,残念ながらここ
には書いてありません。個人情報うんぬんということで各地で問題になって
おりますけれども,私どものところではそれぞれ要援護者の了解を得まし
て,災害時訓練の時に広く皆さんに見ていただくということをやっておりま
す。災害時要援護者避難支援体制という中で,関屋大川前3区町内会,私の
町内会でございますが,そこの紹介をされております。支援計画を乗用車な
どでの搬送,避難の付き添い,安否確認の3つに分け,それぞれ3から5名
の支援者を選任することとし,支援者は町内会役員,班長,住民の方など約
30名が分担して支援を行うことにしています。特にこの中で特筆的なもの
は,子どもさんを持つ保護者の方々が中心になり,簡単な,例えば安否確認
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ということにつきましては隣近所の要支援者の方々を見ると。隣のじいちゃ
んはどうだろう,隣のおばあちゃんはどうだろうということで,そんなに難
しいことをしなくてもやっていただけると。年にいっぺんずつこの方々に集
まっていただいて,あなたの近くの要支援者はこういう方々ですよと。災害
があった時にはぜひ見てくださいということをお願いします。そういう中で
は,若い人たちが,おれたちが育ったまちだから,何か災害があった時には
当然協力するという意見もいただいております。要援護者の近隣にお住まい
の方々に日ごろからお世話をお願いしているというのが特徴的なことだと
思っております。
簡単ですが,このようなことで,9月5日に中央区の防災特集が発行され
まして,私どもの事例が報告されておりますのでお知らせしておきたいと思
います。
4
その他
(議 長)
「4 その他」ということでございますが,事務局から何かお話はござい
ますか。
(事務局)
ございません。
(長谷川委員)
新潟シティマラソンのボランティアについて,ここで質問を控えさせても
らって,スポーツ振興課に直接質問を上げてもよろしいのでしょうか。
私どもはシティマラソンの趣旨に大いに賛同し協力は惜しまないもので
ございます。ただ,問題点は,私どもの湊校区の地域は35キロ地点で,非
常に仕事が多いということで,ボランティアを80名から10名増やしてい
ただいて,90名になったのです。私どもの時間帯が10時10分から午後
1時20分の約3時間にわたって時間帯が割り当てられるのです。そうしま
すと昼食時にかかりまして,90人の昼食の措置などは私どもでみなければ
だめなのか,そういった地元のことも考えないで,ただ90人のボランティ
アを出してくれという非常に上から目線で当惑しています。特に私どもは高
齢化率35%という地域で,若い人から出てもらうというのは非常に容易で
はありません。その辺をどのようにして措置したらいいのか。趣旨には賛同
しますし,協力は惜しみませんが,その辺を具体的に聞かせていただければ
幸いです。
(事務局)
今ほどの件は私も初めて聞かせていただきましたので,スポーツ振興課長
と話をいたします。長谷川委員から詳細を聞かせていただいて,対応したい
と思います。皆様方でマラソンの関係で何かございましたら,私のほうへご
連絡をいただきたいと思います。もし今あれば,吉江委員も手を挙げてござ
いますので,一緒に承りたいと思っております。
33
(吉江委員)
うちのほうは説明会がございます。9月7日に北部コミュニティセンター
で夜6時から説明会がございますので,その辺もお聞きしておきたいと思い
ます。それぞれ対応はされていると思うのですけれども,今回の場合,対応
が遅いということが実感でございます。私どものほうはとりあえず9月7日
に説明会があるということであります。
(議 長)
これは各小学校のスポーツ振興会に多分連絡がいきまして,その地区の説
明会をそれぞれ開催するということになっているかと思います。私どもの有
明台小学校区は9月14日の午後7時から有明台小学校で説明会というこ
とになっておりますので,そこでいろいろな疑問点についてはお伺いしたい
と思っております。他の地区でもそういうことがあると思います。今日,長
谷川委員から佐藤課長にいろいろな話をし,スポーツ振興課に連絡をとって
いただいて,説明会の開催について,あるいは疑問に思っておられることに
ついて聞かせていただければと思っております。
時間が予定より大分延びてしまいましたが,これで本日予定していた議題
などは終了したいと思います。
それでは,平成22年度第5回中央区自治協議会を閉会したいと思いま
す。皆様,大変お疲れ様でございました。
事務局から事務連絡などをお願いします。
5
閉会(16時30分)
(事務局)
皆様,ありがとうございました。
委員の皆様のおかれましては,お忙しい中ご出席いただきまして大変あり
がとうございました。次回のご案内を申し上げたいと思います。次回は9月
29日(水)午後2時からです。場所は市役所本館6階の講堂を予定してお
ります。よろしくお願いします。議題などがまとまりました後にご案内させ
ていだきますので,よろしくお願いいたします。
それでは,委員の皆様,本日は大変お疲れ様でした。
傍 聴 者 1名
報 道 機 関 1社
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