出資団体の概要(出資団体経営評価・診断表 様式①) 【公益法人・公益法人以外共通】 直近の決算日: 平成 25 年 3月 31 日 1.団体の概要 団体名 (株) 設立年月日 長崎県漁業公社 昭和38年1月23日 〒 857−0414 佐世保市小佐々町矢岳168 所在地等 県所管課 ℡ 0956−69−2586 Fax 0956−69−2756 E-Mail [email protected] 水産 設立目的、経緯及び根拠法 ①まぐろ延縄漁業、その他の漁業及び付帯する事業を経営 し、就業構造の改善をはかるとともに、この収益及び中小企 業の漁場の改良造成、経営の近代化及び合理化等をはか り、沿岸及び中小漁業の振興に寄与することを目的とする。 ②国の施策「中型かつお、まぐろ漁業の新規許可要領」に基 づき、長崎県割当700トンを受け、県及び系統団体を株主と して、資本金6,000万円で設立発足した。 ③昭和53年より県の栽培漁業センター開所に伴う放流用種 苗生産の受託事業を受け、現在に至る。 ④昭和55年、まぐろ漁業から撤退し、養殖用種苗生産を開 始、現在に至る。 資源管理 課 定款又は寄附行為等に定める事業 主な出資者 出資額(千円) 比率(%) 定款の目的 ①魚介類等の種苗生産及び各種漁業 長崎県 30,000 58.82 ②水産加工、製造、販売業 長崎県漁連 17,520 34.35 ③前各号に付帯する一切の事業 資本金・ 基本金等の額 (千円) 部 3,000 長崎県信用漁連 5.88 0.00 0.00 その他 480 総 額 0.94 51,000 100.00 ホームページURL 2.組織・人員の状況(3月31日現在) 区分 役員 (名) 職員 (名) H22 H23 H24 プロパー 派遣県職員 兼務県職員 県OB 他自治体 民間 その他 常勤 1 1 1 0 0 0 0 0 1 0 非常勤 11 10 11 0 0 2 0 0 9 0 合 計 12 11 12 0 0 2 0 0 10 0 H22 39 H23 H24 38 1人当たり人件費(年度推移) 38 プロパー 31 0 0 H22 7 0 プロパー平均給与月額(千円) H24 30代 185 40代 50代 0 賞与月額 59 歳 ー 46 歳 月 60代以上 201 216 168 157 3 7 8 7 6 団体での役職 県の役職 県からの常勤又は非常勤役員 副知事 水産部長 0 0 155 各年代別プロパー数(名) その他 民間 平均年齢 * 191 173 20代以下 0 * * プロパー平均給与月額(千円) 他自治体 うち県OB H23 常勤役員報酬年額(千円) 1人当たり人件費(H24、年代別) 有期雇用 派遣 兼務 うち県OB 県職員 県職員 区分 代表取締役社長 非常勤 取締役 非常勤 上記役員以外の顧問等 県派遣又は兼務職員 1 022(株)長崎県漁業公社 2.組織・人員の状況(3月31日現在)(続き) 組織図 株主総会 33 名 取締役会 9 代表取締役社長 取締役副社長 代表取締役常務 取締役 1 1 1 6 監査役 名 名 名 名 名 3 管理部長 管理課長 管理課 0 1 3 業務販売部付部長 1 養成販売課長 0 養成販売課 17 生産課長 2 生産課 14 名 名 名 名 名 名 名 名 名 〈当年度受入額〉 〈当年度末残高〉 補助金 貸付金残高 負担金 損失補償・債務保証残高 委託料 94,973 0 210,200 貸付金 損失補償・債務保証額 出資金 4.事業一覧 事業No. ① ② ③ ④ 事業名 主な事業内容 県財政負担の区分 県財政負担額(千円) 養殖用種苗及び離島漁業再生支援交付金事業並びに有明 海漁業振興技術開発事業の放流用種苗の生産及び販売 0 長崎県資源を育む長崎 の海づくり事業 有明海栽培漁業推進協議会が放流する長崎県栽培漁業セ ンターで生産されたトラフグ種苗70mmサイズ500千尾をA LC染色及び胸ビレカット標識作業 0 受託事業 長崎県栽培漁業センターにおける種苗生産及び施設管理 等に関する受託事業 種苗生産事業 マガキ種苗生産事業 委託料 210,200 県が県内カキ養殖の養殖用種ガキの安定確保を目指すた め、県内において宮城県産の親ガキを用いた人工種苗生産 のための養殖試験を実施することに伴い、種苗生産の実施 及び販売。 ⑤ 0 2 022(株)長崎県漁業公社 出資団体経営評価・診断表 様式② 【公益法人以外用】 5.財務の状況 項 目 【貸借対照表】 流動資産(A) うち金銭債権額 うちたな卸資産 固定資産 繰延資産 資産合計(B) 流動負債(C) うち短期借入金 うち県借入額 固定負債 うち長期借入金 うち県借入額 うち退職給付引当金 負債合計 株主資本 その他 利益剰余金 純資産又は資本合計(D) 団体債務保証額 県債務保証又は損失補償額 【損益計算書】 売上高(E) うち県財政負担額(F) 売上原価 うち人件費(G) 販売費及び一般管理費 うち人件費(H) 営業損益 営業外収益(I) うち県財政負担額(J) 営業外費用 経常損益(K) 特別損益 税引前当期純損益 法人税等 当期純損益(L) 準備金等計上前当期純損益 (会計方針の変更による影響額) 【事業(セグメント)別】 受託事業 種苗生産事業 直近の決算日: H22 金額 対前年度比 175,280 43,692 61,552 115,890 291,170 110,142 171,586 120,000 51,586 281,728 51,000 -41,558 9,442 477,452 215,888 429,168 119,078 40,391 23,983 7,893 1,181 2,282 6,792 7,415 14,207 183 14,024 売上高 210,200 288,231 H23 金額 120.97 76.13 78.11 85.66 103.92 105.53 95.11 100.00 85.40 98.93 100.00 74.77 -206.02 - 210,144 55,219 71,014 100,741 94.62 101.53 86.55 67.75 76.90 71.88 -18.03 59.56 102.19 -15.43 23.70 -111.64 100.00 -108.64 - 511,674 210,200 423,072 124,779 42,631 20,760 45,971 1,421 経常損益 27,487 310,885 105,640 146,590 107,598 38,992 252,230 51,000 7,655 58,655 2,195 45,197 4,199 49,396 183 49,213 平成 25 年 対前年度比 119.89 126.38 115.37 86.93 106.77 95.91 85.43 89.67 75.59 89.53 100.00 -18.42 621.21 107.17 97.37 98.58 104.79 105.55 86.56 582.43 120.32 96.19 665.44 56.63 347.69 100.00 350.92 - 3 月 31 日 (単位:千円、%) H24 対前年度比 金額 201,240 32,494 88,213 95,056 296,296 101,957 127,117 94,973 32,144 229,074 51,000 16,222 67,222 498,431 210,200 436,789 136,089 33,721 18,862 27,921 1,545 1,979 27,487 -18,737 8,750 183 8,567 95.76 58.85 124.22 94.36 95.31 96.51 86.72 88.27 82.44 90.82 100.00 211.91 114.61 97.41 100.00 103.24 109.06 79.10 90.86 60.74 108.73 90.16 60.82 -446.23 17.71 100.00 17.41 - 当期純損益 準備金計上前当期純損益 8,567 各財務数値の増減理由及び各種引当金の設定状況等 営業損益、経常損益、当期純損益共に平成23年度に比べ減少している。一昨年度は、トラフグが生産、販売共に 順調で、一部他機関の生産不調もあり、需要の取り込みがなかったため大幅の増加となった。平成24年度は、ほ ぼ計画ベースに落ち着いた。特別損失は、出荷後の種苗に疾病の発生が確認され、処分したため特別損失に計 上をした。棚卸資産については、マダイ出荷時期について翌年度4月での要望があったため繰越し、棚卸資産計 上したため増加した。 H24 H22 H23 判定項目 点数 対前年度比 対前年度比 対前々年度比 比率 比率 比率 -2 1.42 8.83 620.94 5.51 62.43 387.66 ① 経常損益率(K/E) -2 2.94 9.62 327.45 1.72 17.87 58.52 ② 当期純損益率(L/E) − 3.24 18.87 581.82 22.69 120.25 699.63 ③ 純資産又は資本合計比率(D/B) − 159.14 198.92 125.00 197.38 99.22 124.03 ④ 流動比率(A/C) − 45 41 90.90 42 102.54 93.21 ⑤ 県財政負担率((F+J)/(E+I)) -2 30 28 93.45 31 111.03 103.75 ⑥ 人件費比率((G+H)/E) b 点数合計 -6 判 定 《 》 [判 定] 判定項目ごとに評価基準に基づき採点し、点数合計により判定 a…点数合計が0 b…点数合計がー1からー7 c…点数合計がー8以下 3 022(株)長崎県漁業公社 6 中期経営計画等の進捗状況 No. 項目名 ◎ 達成 ○ 一部達成 × 未達成 − 未実施 最終年度 計画上の目標値 達成状況 (H ) H24 実績 財務の健全化 (目標値設定の根拠・考え方) ① 平成21年度に経営再建計画を策定し、平成21年度末の債務超過状態(自己資本△4,583千円)を平成22年度末 までに解消し、繰越欠損金を平成26年度までに解消する計画である。 No. 債務超過状態の解消は平成22年度に達成し、繰越欠損金についても平成24年度に達成した。プロパー事業においては、需要の変 動により前年度より減少したものもあり、また、経費についても、餌料費や重油等の高騰により増加傾向にある。平成25年度は、需要 動向に即した販売計画及び生産計画を策定し、良質な種苗づくりのための技術力向上、販路拡大に向けた販売の強化、受注生産に より削減等を行っていく。 最終年度 H24 計画上の目標値 達成状況 項目名 (翌年度に向けての改善事項等) 実績 (H ) (目標値設定の根拠・考え方) ② (翌年度に向けての改善事項等) No. 項目名 H24実績 達成状況 目 標 値 最終年度(H ) ③ (目標値設定の根拠・考え方) (翌年度に向けての改善事項等) No. 項目名 H24実績 達成状況 目 標 値 最終年度(H ) ④ (目標値設定の根拠・考え方) (翌年度に向けての改善事項等) 7.経営内容及び課題等についての総合評価(団体の自己評価) A 概ね良好 B 改善の余地あり C 一層の努力が必要 (評価の理由・今後の課題及び改善事項等) 総合 1、プロパー事業においては、主力商品であるマダイ、トラフグの需要は需要動向に左右され、また、消費の低迷や餌料費 B 評価 、重油等の価格も高騰しており、経営環境は依然として厳しい状況にある。2.受託事業における放流用種苗も減少傾向に A 概ね良好 B 改善の余地あり C 一層の努力が必要 あり、経営上の大きなリスクとなっている。3.経営の安定に向けて、生産種苗の販売強化や販路拡大、新魚種導入の検討 、事業規模等の見直し等、財務の健全化のための更なる収益確保とコスト削減の取組みが必要である。4.平成25年度中 に、経営再建計画の達成状況及び当社に関するあり方報告書に基づく取組み状況の検証を行い、中期経営計画(H26∼ H30年度の5カ年)策定を行っていく。 8.総合評価(県の評価) (評価内容) 総合 B 繰越欠損金の解消を当初再建計画よりも早い、平成24年度に解消することができた。しか 評価 し、職員の退職が続いており、今後も「高品質な種苗」を「安定的」に生産するため、より一層 の職員の技術力と経営意識の向上が求められており、引き続き経営再建計画を着実に実行 A 概ね良好 B 改善の余地あり していく必要がある。 C 一層の努力が必要 4 022(株)長崎県漁業公社
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