化 学 物 質 等 安 全 デ ー タ シ ー ト

化
学
物
質
Material
等
安
Safety
全
デ ー タ シ ー ト
Data
Sheet
整理番号 No.16042304
【化学物質及び会社情報】
製品名
ニューリバー
種 類
主な用途
塗膜剥離剤
塗膜剥離用
会 社 名
住
所
担当部門
電話番号
緊急連絡先
作 成 者
:
:
:
:
:
:
イ サ ム 塗 料 株 式 会 社
滋 賀 県 草 津 市 笠 山 8-2-1
品質管理課 担当者 横江喜夫
077-562-1360 FAX 077-562-1364
担当部門に同じ 電話 077-562-1360
横江 喜夫 作成 改訂 2004.04.23
【組成、成分情報】
化学物質の特定
:
混合物
毒物・劇物法該当 : 該当せず
危険有害性成分
成 分 名
ジクロルメタン
メチルアルコール
【危険有害性の要約】
危険有害性分類
危険有害性及び影響
健康影響
危険性
環境影響
特定に危険有害性
【応急措置】
吸入した場合
皮膚に付いた場合
目に入った場合
CAS.No.
75-09-2
67-56-1
含有量(重量%)
75
10∼ 20
備
考
PRTR情報 1種指定 145
☆ 急性毒性物質、腐食性物質、その他有害物
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
☆
有機溶剤中毒を起こす恐れがある。
発癌性の疑いのある物質を含有している。
変異原性が認められた物質を含有している。
健康に有害であり、急性又は、慢性中毒の恐れがある。
不燃性であるが、火等と接触すると分解し、有毒ガスを発生する。
環境に排出されると影響を与える恐れがある。
飲み込むと有害で、生命に危険を及ぼす恐れがある。
腐食性がある。接触により、生体組織を破壊させる恐れがある。
☆ 蒸気、ガス等を多量に吸い込んだ場合には、直ちに空気の新鮮な場所に移し暖かく
安静にする。呼吸が不規則、止まっている場合には人工呼吸を行う。
嘔吐物は飲み込ませないようにする。直ちに医師の手当てを受けさせること。
☆ 蒸気ガスを吸い込んで気分が悪くなった場合には、空気の洗浄な場所で安静にし、
医師の診断を受けること。
☆ 付着物を布で素早く拭き取る。
☆ 多量の水及び石鹸又は皮膚用の洗剤を使用して充分に洗い落とす。
溶剤、シンナーなどは、使用しないこと。
☆ 外観に変化が見られたり、痛みがある場合には医師の診断を受けること。
☆ 直ちに多量の清浄な水で15分以上洗う。まぶたの裏まで完全に洗うこと。
☆ 出来るだけ早く医師の診断を受けること。
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整理番号 No.16042304
【応急措置】
飲み込んだ場合
【火災時の措置】
使用可能消火剤
使用不適消化剤
消火方法
☆ 誤って飲み込んだ場合には、安静にして直ちに医師の診断を受けること。
☆ 嘔吐物は飲み込ませないこと。
☆ 医師の指示による以外は無理に吐かせないこと。
☆
☆
☆
☆
☆
☆
炭酸ガス、泡、粉末、乾燥砂等
水(火源に対して、直接水を掛けない。
)
水を消火に用いてはならない。
可燃性のものを周囲から素早く取り除く。
指定の消化剤を使用すること。
不燃性ではあるが、沸点が低く、有毒ガスを発生するので、速やかに安全な場所に
移し、容器に水を掛けて冷却する。
☆ 適切な保護具(耐熱性着衣など)を着用する。
☆ 消火活動は、風上から行う。
☆ 消化活動の際は、蒸気や分解ガス(窒素酸化物、塩酸等)に対する保護のため、自
給式呼吸用具を装着しなければならない。
特定の消化方法
着用の保護具
【漏出時の措置】
人体に対する注意事項 ☆ 作業の際には適切な保護具(手袋、保護マスク、エプロン、ゴーグル等)を着用する。
環境に対する注意事項 ☆ 多量の流出には盛り土などで囲って流出を防止する。
除去方法
回収
☆ 漏出物は密閉できる容器に回収し、安全な場所に移す。
☆ 乾燥砂、土、その他の不燃性のものに吸着させて回収する。
廃棄
☆ 付着物、廃棄物などは、関係法規に基づいて処理をすること。
中和
☆ 特に情報を有していない。
二次災害の防止策
☆ 付近の着火源、高温体及び可燃物を速やかに取り除く。
☆ 風下では作業しない。
【取扱及び保管上の注意】
取扱上の注意
☆ 換気の良い場所で取り扱う。
☆ 容器はその都度密閉する。
☆ 密閉された場所における作業には、十分な局所廃棄装置をつけ、適切な保護具を付けて
作業すること。
☆ 皮膚、粘膜、又は着衣に触れたり目に入らぬように適切な保護具を着用する。
☆ 取り扱い後は、手、顔等をよく洗い、休憩所などに手袋等の汚染保護具を持ち込まない。
保管上の注意
☆ 日光の直射を避ける。
☆ 通気の良いところに保管する。
【暴露防止措置】
設備対策
☆ 排気装置を付けて、蒸気が滞留しないようにする。
☆ 屋内塗装作業の場合は、自動塗装機等を使用するなど作業者が直接暴露されない設備と
するとか局所排気装置等により作業者が暴露から避けられるような設備にすること。
☆ タンク内部などの密閉場所で作業をする場合には、密閉場所、特に底部まで充分に換気
が できる装置を取り付けること。
暴露限界値
成分名
ジクロルメタン
メチルアルコール
CAS No.
75-09-2
67-56-1
管理濃度
100 PPM
200 PPM
ACCGIH(TLV-TWA)
50 PPM
200 PPM
備考
☆註:管理濃度 「作業環境評価標準」平成7年労働省告示26号(1995.3.7)
ACGIH(TLV-TWA) 米国産業衛生学会が許容した許容濃度(時間加重平均値)
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整理番号 No.16042304
【暴露防止措置】
保護具 目の保護
皮膚の保護
呼吸系の保護
その他の保護具
【物理及び化学的性質】
☆ 形状
☆ PH値
☆ 沸点
☆ 発火点
☆ 爆発特性
☆ 蒸気圧
☆ 密度(比重)
:
:
:
:
:
:
:
☆
☆
☆
☆
☆
取り扱いには保護メガネを着用すること。
有機溶剤又は化学薬品が浸透しない手袋を着用する。
有機ガス用マスクを着用する。
密閉された場所では送風マスクを着用する。
特になし。
液
状
☆ 臭気
確認ができない。
☆ 濃度
40 ℃
☆ 引火点
640 ℃
爆発限界として 14∼25%(参考値)
58659 Pa
1.20
【安定性及び反応性】
安定性及び反応性
☆
特定条件下で生じる条件
避けるべき条件
☆
避けるべき材料
☆
危険有害な分解生成物 ☆
: 溶剤臭
: 情報を有していない。
: なし
常温付近では、反応は、しない。
高温(40℃以上)にならないようにする。
酸類、酸化性物質
燃焼により、一酸化炭素・窒素酸化物・塩素系ガスなどの有毒ガスが発生する。
【有害性情報】
組成物質の有害性
物質名
ジクロロメタン
メチルアルコール
急性毒性 LD50 発癌性 IARC
2136mg/kg
2B
5268mg/kg
-
☆註 : 発癌性 IARC 2B
感作性
-
局所効果
慢性毒性 特定の影響
有機溶剤中毒 有機溶剤中毒 -
: 人に対して発癌性があるかも知れない。
組成物質に関するその他の情報
ジクロルメタンは、バクテリア、カビ、哺乳動物細胞に対する変異原性は、弱い陽性を示す。
ジクロルメタンへの高濃度蒸気への暴露は、中枢神経に影響し、初期段階では軽いめまい・吐き気嘔吐及び
頭痛を引き起こす。
ジクロロメタンの高濃度蒸気に暴露すると、意識喪失を引き起こし死に至ることもあり、肝臓や腎臓に悪影
響を及ぼすことがある。
ジクロロメタンは、皮膚に対しても長期間、繰り返し接触すると、痛みを感じ、最終的には発疹、水泡、薬
傷に至る。皮膚からも吸収されるが、全身的に影響が出るほどではない。
製品有害性情報
☆ 混合物であり、製品としての安全試験は行なっていない。
【環境影響情報】
移動性
残留性/分解性
生体蓄積性
☆ 漏洩、廃棄などの際には、環境に影響を与える恐れがあるので取り扱いに注意する。
特に、製品や洗浄水が、地面や排水溝に直接流れないように対処すること。
☆ ジクロルメタンのオゾン破壊係数(ODP)は0.007であり、地球温暖化係数(
GWP)は0.02と両方とも非常に小さい。
☆ 現在までのところ、有用な情報なし。
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整理番号 No.16042304
【廃棄上の注意】
残余塗料の廃棄
☆ 廃棄物は、許可を受けた産業廃棄物処理業者と委託契約をして処理をする。
容器の廃棄
☆ 廃容器は、許可を受けた産業廃棄物処理業者と委託契約をして処理をする。
その他廃棄上の注意 ☆ 容器、機械装置を洗浄した排水等は、地面や排水溝へそのまま流さないこと。
☆ 廃水処理、焼却などにより発生した廃棄物についても、廃棄物の処理及び清掃に関する
法律及び関係する法規に従って処理を行うか、委託すること。
☆ 廃塗料などを焼却処理する場合には、塩化水素の有害物を発生するため、充分な可燃性
溶剤・重油等の燃料と共にアフターバーナー・クラスバー等を具備した焼却炉をでき
るだけ高温にて焼却し、排ガスは中和を行う。
【輸送上の注意】
全般上の注意
陸上輸送
海上輸送
航空輸送
国連番号
国連分類
☆ 取り扱い及び保管上の記載に従うこと。
☆ 容器漏れのないことを確かめ、転倒、落下、損傷がないように積み、荷崩れ防止を確実
に行うこと。
☆ 消防法、労働安全法、毒劇法に該当する場合は、それぞれの該当法規に定められている
輸送方法に従うこと。
☆ 船舶安全法の定めるところに従うこと。
☆ 航空法の定めるところに従うこと。
☆ 1593
☆ クラスNo.6.1 毒物(ジクロロメタン)
【主な適用法令】
☆ 労働安全衛生法
有機溶剤予防規則 : 第2種有機溶剤含有
☆ 労働安全衛生法
第57条、57条の2 : 名称を表示すべき有害物含有
☆ 化学物質管理促進法(PRTR法) : 指定物質含有
☆ 消防法
非危険物
☆ 危険物船舶輸送及び貯蔵規則 別表第4 毒物
☆ 航空法、航空法施行規則 別表第9 毒物
☆ 海洋汚染防止法 : 該当物質含有
☆ 使用時において、都道府県条例に該当する場合、条例に基づき取り扱うこと。
【その他】
主な引用文献 ☆
☆
☆
☆
☆
(社)日本塗料工業会「原材料物質データベース」
溶剤ポケットブック
危険防災救急便覧
国際化学安全カード(ICSC)
各原料製造会社の製品安全データーシート
本文書の記載内容は、弊社の専門家によるもので、発行時においては最新の情報であると信じておりますが、危険
有害性の評価は、必ずしも十分ではありませので、取り扱いには十分注意して下さい。
なお、本品の実際の使用条件や情報の利用に関しては、弊社の管理範囲外のものでありますので御使用者各位の責任
において、安全な使用条件」を設定下さるようにお願い申し上げます。
特に、換気には十分に注意すること。熱、火花、静電気火花及び炎から隔離し、取り扱った後は、手洗いを励行して
下さることをお願い致します。
4
御中
平成16年04月23日
イサム塗料株式会社
TELO77-562-1360
FAX 077-562-1364
製品安全データシートの配布及び受領確認について
拝啓、貴社益々ご清栄の段、お慶び申し上げます。
また、日頃、弊社製品をご愛顧頂き、心から感謝申し上げます。
さて、ご使用頂いております下記製品の「製品安全データシート(MSDS)
」を配付させていただきます。労働安全衛
生法の記載物質の増大への対応、化学物質管理促進法(PRTR法)の政令で指定された化学物質への対応がされてお
り、十分に活用いただけるものと考えております。
尚、今回配付しました「製品安全データシート」の発行済み確認、及び改訂版再交付のため、お手数ではありますが、
受領頂きました方は、下記の受領書に記入捺印の上、本紙をそのままFAXしていただけますようお願いします。
敬具
FAX.先 077−562−1364
受領先 イサム塗料株式会社 滋賀工場 品質管理課 宛て
MSDS受領書
製品名「 ニューリバー
平成
年
月
」のMSDSを受領しました。
日
貴社名
貴部署名
電話番号
ご担当者
印