平成26年第1回島田市教育委員会定例会会議録(ホームページ用)

平成26年第1回島田市教育委員会定例会会議録(ホームページ用)
日
時
平成26年1月22日(水)午後2時00分~午後4時00分
会
場
金谷庁舎
出席者
第1会議室
北島正委員長、牧野高彦委員、高橋典子委員、五條早規子委員、濱田
和彦教育長
欠席者
甲賀島田図書館参事
説明のための出席者
金原教育部長、矢澤教育部次長兼文化課長、小出教育総務課長、小木
学校教育課長、浅田学校教育課参事、中村社会教育課長、渡辺島田図
書館長、高原金谷図書館長兼川根図書館長
会期及び会議時間
平成26年1月22日(水)午後2時00分から午後4時00分まで
会議録署名人
高橋委員、五條委員
教育部長報告
教育部長
事務事業報告
教育総務課長、学校教育課長、社会教育課長、文化課長、島田図書館
長、金谷図書館兼川根図書館長
付議事項
(1)島田市教育委員会専決規程の一部改正について
(2)平成26年度学校教育課の方針・施策について
(3)平成26年度島田市学校給食費の額について
協議事項
(1)会議録の公開について
(2)島田市社会教育委員条例の一部を改正する条例について
協議事項の集約
(1)事務局から提案するもの
(2)各委員が提案するもの
報告事項
(1)平成25年12月分の生徒指導について
(2)島田市立小・中学校処務規程の一部改正について
(3)平成26年島田市成人式の出席状況について
(4)「静岡県中部地方の神楽・笹間神楽(島田市無形民俗文化財)」の
記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財の選択について
会議日程について
・次回島田市教育委員会定例会
平成26年2月25日(火)14:00~
初倉公民館
・次々回島田市教育委員会定例会
平成26年3月26日(水)14:00~
金谷庁舎
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2階
第1会議室
開
委員長
会
午後2時00分
それでは、定刻でありますので始めたいと思います。
会議進行上のお願いをいたします。
発言は全員着席にて行ってください。発言する場合は、指名された
方以外は委員名、職名を告げ、発言許可をとって発言してください。
付議事項については、1件ごとに採決をいたします。
ただいまから平成26年第1回教育委員会定例会を開会いたします。
よろしくお願いいたします。
会期は本日1月22日の1日といたします。
会議録署名人を高橋委員と五條委員にお願いいたします。
それでは、教育部長報告から始めたいと思います。
教育部長報告
教育部長
それでは、平成25年度の一般会計歳入歳出の2月の補正予算と、平
成26年度一般会計当初予算の概要説明を行います。
資料は1ページからとなります。
補正の歳出から説明させていただきますので、2ページをお開きく
ださい。
まず、小学校費と中学校費の学校管理費で、屋内運動場の非構造部
材の耐震化事業を実施しています。今年度は、島田二小、六合中、北
中、初倉中を行い、既に事業が完了しています。
この事業は県の大規模地震対策等総合支援事業補助金を活用して行
う事業でしたが、今年度は県が緊急地震津波対策交付金として行うよ
う制度の変更を行ったため、歳出額の確定にあわせて減額補正を行う
もので、小学校費29万3,000円、中学校費1万9,000円の減額補正を行
います。
恐れ入りますが、1ページをお開きください。
これに伴う歳入、2段目の消防費県補助金ですが、今年度途中の制
度変更の結果、補助金が廃止となり、緊急地震津波対策交付金の中で
予算充当しますので、消防費県補助金の全部を減額する補正を行いま
す。
ちなみに、当該交付金につきましては防災課が所管をすることにな
っております。
次に、2目の文化保護費の諏訪原城跡整備事業で733万6,000円の減
額補正を行います。これは、今年度、諏訪原城跡史跡整備事業で駐車
場の整備を行っています。そして来年度においては敷地の一角にトイ
レを設置する計画でおります。
今年度、浄化槽を駐車場の中に埋設する計画でいましたが、設計協
議の中で工事完了後の浄化槽の管理や瑕疵があった場合などを考慮い
たしまして、浄化槽はトイレの建設に合わせて平成26年度で実施する
こととしました。今年度の不用額と入札差金を減額することとしたも
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のでございます。
それから次に、8目の文化事業費の笹間中学校の利活用事業ですが、
今年度、第2回国際陶芸フェスティバルに合わせて、旧笹間中学校校
舎の一部を改装し、陶芸工房として利活用を考えていましたが、地元
と協議する中で、災害が発生した場合の緊急避難地、それから高齢者
が集える機能を加えるなどといった要望がありまして、計画そのもの
を見直し、過疎計画の中に位置づけることとしたことから、2,120万円
を減額するものでございます。
それから次に、文化施設管理運営経費ですが、市民会館の耐震診断
の当初計画は、基本耐震診断、それから劣化調査、補強計画作成を実
施する予定でしたけれども、最初に基本耐震診断、これは劣化調査を
含んでおりますけれども、これと非構造部材の耐震診断の結果、ラン
ク3となって耐震性が劣る建物という判定で休館措置を講じていま
す。倒壊する危険性があり、大きな被害が想定されるということから、
即、この結果を受けて補強計画作成まで必要ないという判断で350万円
を減額いたします。
次に、4目の学校給食共同調理場建設費の2億5,131万1,000円の減
額です。当初予算編成時では、平成26年9月の供用開始を目指して平
成25年7月に着手し、今年度末の進捗率を35%として見込んでいまし
たけれども、国の交付金の内示のおくれ、それから設計内容の見直し
の結果、着手が昨年の10月になったことから進捗率を19.02%と下方修
正しました。これに入札差金も合わせて減額補正を行うものでござい
ます。
1ページをもう一度ごらんください。
この工事の進捗率が下がったことから、この出来高に比例する形で
教育費の国庫補助金、それから学校施設整備基金の繰入金、教育債の
減額を行うものでございます。
以上が2月補正の概要です。
次に、3ページをお開きください。
一般会計債務負担行為の補正でございます。
次年度以降においても債務を負担しなければならない場合に、議会
の議決を得て、その期間と限度となる金額を確定して、後年度におけ
る負担を確約するものでございます。
まず、3ページの追加分を説明いたします。
まず、学校給食費の搬送事業と金谷地区のスクールバスの運行管理
について、今年度において、それぞれ記載の限度額において26年度の
契約行為を今年度行おうとするものでございます。
そのほか、以下七つの委託料や機械の賃借料については、それぞれ
記載の金額を後年度の債務として確定するもので、特に最後の島田図
書館システムの更新は、平成26年度から31年度までの図書館システム
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の更新をするために9,062万3,000円を限度とする契約行為を行うもの
でございます。
次に、4ページの債務負担行為の追加分でございます。
まず、学校給食共同調理場の債務負担の限度額を変更するもので、
先ほどの2月補正の減額補正の説明をしましたが、共同調理場建設の
総事業費は変更ないので、減額した分を26年度の限度額に加えて、総
額13億8,352万5,000円にするものでございます。
生きがいセンターの管理運営についても、消費税のアップ分として
353万7,000円を増額して、限度額を1億5,828万7,000円にするもので
ございます。
以上が、2月議会で上程する補正予算の概要でございます。
次に、お手元の資料5ページになりますけれども、ちょっと修正が
出ておりまして、別にお配りしました教育予算総括表と書かれたペー
パーをごらんください。
これが、平成26年度一般会計当初予算教育費の概要となります。
10款教育費ですけれども、保健体育費中のスポーツ課に関連する経
費を除いておりますけれども、平成25年度、28億4,351万6,000円に対
しまして、来年度平成26年度は43億2,282万9,000円で、前年比14億
7,931万3,000円の増となっております。
その主なものは、川根小学校の校舎屋内運動場、それから川根図書
館の改築に要する経費、更に学校給食共同調理場の整備経費が主なも
のとなっております。
以下、主な事業をピックアップしてご説明させていただきます。
まず事務局費でございますが、3市、島田市と藤枝市と焼津市で共
同で進めようとしております校務支援事務共同化事業負担金として
3,384万7,000円の新設の負担金を予算措置しております。
これは、学校ごとにばらばらであった成績処理や指導要録の作成、
出欠席の管理などの業務を3市で統一したシステム、要するに志太圏
域で異動しても共通で使えるものを開発し、教師の負担軽減を図って
いこうとするもので、このシステム化に向けて組織する協議会への負
担金を予算措置いたしました。
次に、教育研究推進費でございます。
既にご承知のとおり、学校現場では支援費のサポートによる効果が
非常に大きく、これまで児童生徒支援事業、それから教育相談事業に
国の経済対策事業、いわゆる緊急雇用対策事業で対応してきておりま
す。そこに少し太字で書いてありますが、平成25年度では一般財源で
47人、緊急雇用分で18人ということ、合計65人での支援員を措置して
おります。
平成26年度では勤務形態の変更を行いますが、一般財源で68人分、
9,107万5,000円を予算措置いたしました。これまではこの人件費の財
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源の一部が経済対策事業であったために、人件費を継続して確保でき
るかが懸念されておりました。今回一般財源で予算措置されたことか
ら、これまでよりも少しは安定した事業になることが見込まれており
ます。
それからその下にあります、こども未来・夢基金費でございます。
これは、昨年の8月から県費職員、それから市の臨時・嘱託職員の
学校敷地における駐車料金を減免したことにより、基金の積み立てを
行わなくなった分による減額でございます。
それから2項の小学校費の学校管理費でございますが、9,297万
7,000円の増となっております。主なものは、体育館の非構造部材の耐
震化事業で、新年度8校を予定しております。第三小学校、六合小学
校、六合東小、伊久美小、それから島田第五小、神座小、初倉小、初
倉南、この工事費で約8,230万円の予算措置を行っております。
それから小学校費の中の学校建設費でございますけれども、昨年か
らことしにかけて設計を行っております川根小学校の校舎、屋内運動
場、図書館の建設費として、3億8,628万1,000円を措置しております。
それから3項の中学校費の学校管理費でございますけれども、電気
料改定に伴う光熱水費の増ということで400万円。それから業務員一人
の増ということで300万円、設備改修工事と書いてありますけれども、
北中学校の合併処理槽が非常に老朽化していて存続が危ぶまれており
ますので、この改修経費ということで520万円の予算措置をいただきま
した。
それから5項の社会教育費でございますけれども、公民館費で982
万7,000円の増となっております。主なものは、大津農村環境改善セン
ターの空調設備の工事費で、1,080万円の予算措置を行っております。
それから文化事業費でございますけれども、今年度の予算と比較し
まして、市民会館休館に伴う管理運営経費の減、それから旧笹間中学
校の利活用事業の見直しに伴う減などで、合計4,820万1,000円の減と
なっております。
それから野外活動センター費では、これまで利用者から要望があり、
社会教育課の懸案でありました山の家のテニスコートの人工芝の張り
かえ、それから宿泊棟のトイレの改修経費などで1,843万6,000円の増
となっております。
それから保健体育費の給食費と学校給食共同調理場整備事業でござ
いますけれども、新調理場の光熱水費、食材費などで2,764万8,000円
の増、それから建設工事と備品に要する経費で9億8,809万1,000円の
増ということで、非常に大きな事業があるということで、対前年比よ
りも非常に大きな予算規模となっております。
以上、平成25年度の一般会計2月の補正予算と、26年度の一般会計
の当初予算の概要を説明させていただきました。
-5-
以上です。
委員長
教育部長報告が終わりました。
質問がありましたらお願いします。
特にございませんか。ないようです。
それでは、次に移ります。
事務事業報告
委員長
事務事業報告です。
補足説明のある課はお願いいたします。
社会教育課長、どうぞ。
社会教育課長
10ページをお開きください。
予定の一番下から2番目です。マナビィまつり、ことし初めてしま
だ楽習センターの講座の皆さんが発表をやります。21年にあそこに移
転をしてから初めて、去年少しマナビィコンサートということで一部
の皆さんがやったんですが、今度はマナビィまつりということで、2
月22日、23日しまだ楽習センターと歩歩路の会場を使いまして発表会
を行います。
しまだ楽習センターのほうが展示、発表が歩歩路のほうで行います。
それで楽習センターは54講座あるんですが、そのうちの半分、27講座
の皆さんが参加されます。そのほか自主グループも9グループ参加さ
れます。全部で36講座・グループの皆さんが発表と展示を行いますの
で、お時間があればぜひご来場をいただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
委員長
それでは、一ついいですか。全部終わってからですね。終わってか
ら質問にいきます。
教育部次長兼文化
11ページをお願いします。
課長
何点か補足を申し上げます。
1月8日に市長応接室の模様がえと書いてございますが、秘書課か
ら要請がございまして、展示物を少し変えさせていただきました。掲
げたものは志戸呂焼、それから海野光弘さんの作品及び市内の障害者
の事業所のほうから2枚ほど絵画作品をご提供いただきまして、それ
ぞれ展示をさせていただきました。また機会があればごらんをいただ
きたいと思います。大分イメージも変わりました。
2番目に、1月9日国際陶芸フェスティバル実行委員会の反省会を
行いました。この際に、実行委員会として議決したものがございまし
て、海外からの招待作家が出展した作品がございます。これを実行委
員会のほうから市に対して寄贈をしようという決議がされまして、
近々にまた文書で正式に市長のほうに寄附の申し出というのが予定を
されております。ちなみに、10作家21作品、時価相当額400万円という
ことでございました。
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それから1月10日、市民会館の耐震工法検討と書いてございます。
これは、継続して検討作業を進めておりますが、これに付随して、き
のうちょっと連絡を受けたことで、教育長にも正式にちゃんとご報告
していないんですが、この市民会館の再建を要望する署名活動を文化
協会としても始めたいということで、きのう連絡をいただきました。
わかる範囲で申し上げますと、このたび文化協会と老人クラブ連合
会、そして島田市の商工会がございます。島田、金谷、川根ですね。
3商工会等が中心になって、これから署名活動を行っていきたいとい
うことです。できれば5月の連休明けに市長のほうに要望書を提出し
たいんだということでした。とりあえず連絡だけ受けたということで、
ご報告をさせていただきます。
それから1月18日、諏訪原城の講演会を行いまして、120人強の方が
お集まりいただいたのですが、これもきのうの夜の連絡で恐縮でござ
いますが、毎年国のほうで、文化庁のほうで全国の国指定史跡の整備
事業に関して優良事例を選定しているのですが、その一つとして県が
上げたい、進達したいというので了承してもらいたいと、報告という
ことで、きのう電話で連絡を受けております。そのとおりにいけば3
月に優良事例として、国のほうでまた何らかの形で公開するというこ
とを聞いております。
以上でございます。
委員長
ありがとうございました。
ほかにはいかがですか。
島田図書館長
12ページをごらんください。
各事業で、参加者が空欄になっているところがありますので、下か
ら三つ目の事業の1月16日です。木曜日、キッズブック参加者39人で
お願いいたします。
その下の1月18日土曜日の児童文学講座ですけれども、参加者37人
でお願いいたします。
そして一番下、1月21日ですけれども、ブックスタート、参加者36
人でお願いいたします。
以上でございます。
委員長
それでは、ほかにはございますか。
ありがとうございました。それではご意見、あるいはご質問等ござ
いましたら、この際、どなたでも結構ですが、いかがでしょうか。
A委員
学校教育課長さんに伺います。
1月10日にありました特別支援教育専門家会議の参加者が12名とな
っておりますが、参加者と年間の開催回数とか目的を少し教えていた
だきたいと思います。
学校教育課長
特別支援教育の専門家会議は、年4回やっていますが、3回が事例
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の研究というか、ケース会議です。2回はケース会議を持ちます。学
校から特別な支援が必要な子のケース会議を持っていただきたいとい
う要望をいただいて、その学校へ行って授業参観をして子供の様子を
見た上で、この子の将来をどういう方向性で進んでいいかという会議
を持ちます。
参加者は、静岡大学の大塚先生を初め専門家の方々、学校関係者等
が出ています。病院の黒田医師、今担当してくれている医師を初め、
そういう方々が出てきて会議を行います。
この1月10日だけ少し違っておりまして、ことばの教室通級教室が
ありますよね、いずみの教室。特にいずみの教室へ通級したい子供た
ちの希望が出ておりますものですから、その子たちを審査してもらっ
てアドバイスをいただくというような会議に、1月10日はなっていま
す。
ここで決定ではございません。就学指導委員会での決定ですので、
その事前アドバイスをいただく会議ということで進めております。
なかなか大勢いまして、30人を超える子供たちが希望を寄せてくる
ものですから、その細かい審査をする前に、専門家の方々にどういう
指導が必要であるかということを全部聞き取って、それをもって就学
指導委員会のほうで話を出していくための会議です。
A委員
同じくまた学校教育課内の給食について、済みません。
先日、浜松で大きな食中毒がありましたが、島田市ではそんなこと
はあってはならないし、今までもなかったとは思いますが、どのよう
な対応を、もし万が一のときされるか。また日ごろはどんなふうにさ
れているかということをちょっと教えていただきたいと思います。
学校教育課参事
島田市では、普段はもう既にノロウイルスの保菌検査というのを1
月上旬に実施しております。栄養士、調理員、配膳員全てに実施しま
して、結果は陰性でございました。
万が一、そういった調理員またはその家族に下痢等の症状が出た場
合は、特に出勤はすぐに停止してすぐに保菌検査をし、その結果を待
つと。それまでは自宅待機という形になります。そういった対応をと
っております。
また、調理場に対しては常々衛生管理の徹底については指導してお
りますが、再度手洗いの徹底とか、あと調理場における加熱調理の徹
底とか、そういったあと手すりとかドアノブの消毒とかいったものを
指示いたしております。
また、今回の浜松市の場合はパンの委託工場が発生源ということで、
島田市についても、藤枝と掛川にそういったパンの委託工場がござい
ます。そこにつきましては、静岡県とか保健所の指導によりまして既
に従業員に安全教育、講習会を行って衛生管理の徹底を行っておりま
-8-
す。
また、今回トイレが発生源だったということで、トイレのふき取り
清掃とか、あとは手洗いを必ず一度ではなくて二度洗いをするとか、
トイレのスリッパを長靴にかえて、何と言いましょうか、尿等の跳ね
返りを防ぐというような対応を講じて、徹底しているということを聞
いております。
以上でございます。
A委員
ありがとうございます。
委員長
ありがとうございました。
これは本当に大変だったと思うんです。島田では何せ予防が、どこ
であっても同じことで、予防が大事ですが、それでも人間のやること
ですから、大勢の人がかかわることですから、万一そんなことが起こ
るかもしれないという気持ちを、やはり持って仕事をしていただかな
いといけないなと思うんです。
本当に万一、医療機関にお世話になるような事態になった場合です、
子供が。こういうときの例えば医療費などについては、どのようにバ
ックアップができるのでしょうか。それとも、それはもう個人の、か
かる人もあり、かからない人もありですから、発症する人もあり、発
症しない人もありですよね。これについては確率的にどうなのかよく
わからないのですけれども、もし、その対応策といいますか、どこが
どう負担するというようなことがもしわかっておりましたら、教えて
いただきたい。
教育長
特別に学校教育課または教育委員会サイドでの補助というのはあり
ません。市のほうで、もう子供の医療費について、親の負担は500円を
だけで、あとは全て市のほうで負担するというような制度になってい
るものですから、保護者にとっての大きな負担というのはもうない状
態なものですから、これ以上の手当てをするということはありません。
特にそれ以上のことを考えているということはありません。
委員長
あと、それに関連しますけど、例えば子供は家族がありますからそ
れが家族に蔓延してしまったような場合に、感染源が給食であった場
合はいかがでしょうか。そういったことは想定されていないでしょう
か。
学校教育課参事
万が一、家族が感染したということも想定しておりますので、その
内容も含めて対応する予定です。
教育長
学校給食が原因で子供が感染した場合の補償をどうするかという話
ですね。済みません、私は少し違いました。
委員長
さらに家族も、当然。
A委員
子供からうつってということですね。
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委員長
子供からうつっていきますね、だんだん。
A委員
今のところそういうことがないですかね。
委員長
今のところなかったのかもしれませんが。
教育部長
どこにその原因があったかがまず一番のポイントになってくると思
うけれども、例えば学校と給食調理場の中で瑕疵があった場合に関し
ましては、学校賠償責任保険というのをかけておりますので、その中
で保険が適用されるというように解釈しております。
委員長
わかりました。保険なんですね。
これも重要なことですので、どんなことでも、突拍子のないことが
起こり得るということを、どこかに頭の中に入れておかないといけな
いかなと思いまして。
ほかにございますか。
A委員
一つ、いいですか。
A委員
これは様子を伺いたいのですが、文化課さん、いいですか。
1月11日のSPACのReading CafeのことをB委員から少し伺った
のですけれども、新聞でも見ましたけれども、いいなあというふうに
思いましたので、ちょっと様子というか、どんなふうにしてメンバー
の方を選出というか、選ばれたのかちょっといきさつを簡単にでいい
んですが、お願いします。
委員長
教育部次長兼文化課長。
教育部次長兼文化
今回は無料のモニタリング講座という形にしてございまして、例え
課長
ば、島田市の博物館協議会の公募で参加された委員の方、あるいはF
M島田でしゃべっていらっしゃるプロの話し手の方、他市から嫁いで
来られた本当の主婦の方、あるいはいろいろな女性活動をやられてき
た先駆けの存在の方等々、何らかの市の教育文化活動に関わりを持っ
ていらっしゃる方に参加をしていただきました。
その中のお一方としてB委員にも、来ていただきました。当日は、
私が語るよりはB委員に、本当にB委員がこんなに歌がうまいのかと
いう披露もしていただいたり、大変盛り上がった状況がございました。
もしあれでしたら、B委員に。
A委員
ありがとうございます。歌までは知りませんでした。
教育部次長兼文化
大変お上手で。
課長
A委員
ありがとうございます。でも大変いいことだなというふうにして、
新聞で初めて知りましたけれども、いいことだなと思いました。あの
場所を使ったこともよかったなと感じましたので。ありがとうござい
ました。またゆっくり。ありがとうございます。
委員長
ありがとうございました。
ほかにいかがですか。
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B委員
その下の、同じく文化課の12日の月釜についてちょっと教えてくだ
さい。参加、自由参加ができるとか。
教育部次長兼文化
課長
今、A委員からお話がございましたが、日本家屋の利活用という一
環で、昨年の8月から2カ月に1回、島田市茶道連盟のご協力でやっ
ていただいております。これまでおおるりの3階の和室でやっていた
ものを、少し場所を変えて実際に行っていただいております。
これは市の事業というよりも茶道連盟の月釜ということで、そこに
場所を提供していると。1,000円でございまして、入館料を含めて1,000
円ですので、また2月にもございますので、ぜひその節はご来場いた
だきたいと思います。
大体70人から100人ぐらいの方々で、月釜ですのでどうしてもお茶の
先生方が中心でございまして、試行でこれまでやってきて、来年度ど
んなふうに展開するかは1回課題を出していただいてからですが、先
般、新年の役員会に出席させていただいて、茶道連盟としては継続し
てやりたいということでございました。
委員長
ありがとうございます。そうですね。連盟としては、どうなんでし
ょう。仲間内での行事をこういう気持ちのいいところでやりたい、気
持ちがよくてよかったねとそういう気持ちなのか、それともむしろ、
まだお茶を余り経験のない初めての人を本当はたくさん呼んで広げた
いという気持ちがあるのか、両方なのか、どうなんでしょうか。
教育部次長兼文化
正直なところは両方です。
課長
委員長
両方なんですね。
教育部次長兼文化
お茶の普及という点では、前回、委員長がおっしゃいましたが、お
課長
抹茶ばかりではなくて煎茶についても少し、お茶そのものの普及とい
う意味で来年度は考えていきたいということもおっしゃっていまし
た。できればその身内の例会に終わらないように、少し裾野を広げて
いきたいということはおっしゃっていました。
委員長
ほかにございますか。
ちょっとよろしいでしょうか。
社会教育課長のほうへお願いしたいですけれども、金谷宿大学のほ
うは、年末に何か発表会を一度やりましたですね。しまだ楽習ではな
くて金谷宿大学のほうですね。
社会教育課長
金谷宿の発表会は、3月です。
委員長
3月にある。
社会教育課長
3月の、日は決まっているんですが、ちょっと3月の中ごろ、中旬
に夢づくりでやります。展示と発表をやります。
委員長
わかりました。それと同じく、社会教育課ですが、この間の成人式
のほう、大変ご苦労さまでした。お疲れさまでございました。
-11-
なかなか大変だったと、アリーナでやったのは初めてのことでして、
一体どうなるのかなと思い、ちょっとはらはらするところもありまし
た。ともかく事故がなく終わってよかったなと思います。
いろいろな意見があって、反省点もこれからまだいろいろあると思
うんですが、また来年も来ることですから、ひとつよろしくお願いし
たいと思います。
何か、これについてコメントがありましたらどうぞ。
社会教育課長
済みません。後ろのほうに成人式の出席状況等についてありますの
で、そちらのほうで少しお話をさせていただければと思います。
委員長
それでは報告ということですね。
そうしましたら、このセクションについてはこれで終わってよろし
いですか。ほかにご意見はないですか。
それでは次に移りたいと思います。
付議事項
委員長
教育委員会の議案のほうへ移りたいと思います。付議事項というこ
とになります。
これは、一つずつ決議をとらせていただくことになります。1件ご
とです。
それでは最初に、まず議案第1号につきまして説明をお願いします。
教育総務課長。
教育総務課長
それでは、お手元の資料の14ページをごらんください。
島田市教育委員会専決規程の一部改正についてでございます。
15ページを合わせてごらんください。新旧対照表がついております。
今回の改正につきましては、語句の改正でございまして、平成18年
の学校教育法の改正によりまして、従前特殊教育という表現をされて
いました制度が、特別支援教育に名称が変わりました。
これに伴いまして、専決規程の語句の改正が漏れていたため、今回、
改正しようとするものでございます。
説明は以上でございます。
委員長
ありがとうございました。
いかがでしょう。これは問題ございません。
(「異議なし」という者あり)
では、異議なしということで進めます。
議案第1号はこのとおりということで議決されました。
次に移りたいと思います。
議案第2号について、よろしくお願いします。
教育長
委員長、教育長です。
委員長
はい、どうぞ。
教育長
学校教育課からの提案の前に、一つだけご報告をさせていただきた
いなと思います。前回の会議で、教育委員会の方針について協議して
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いただきましたが、その中で見取りという言葉を検討課題としてその
まま残していきました。
校長会等ともお話をする中で、もう定着している言葉で実際に学校
の中で使っているということもありまして、ぜひ言葉をそのまま使わ
せていただきたい、見るに取るですね、言葉でそのまま使わせていた
だきたいということに教育委員会内部でも統一しましたから、ご報告
させていただきたいと思います。
ですから、提案どおりに進めていきたいということで、まずご報告
します。
委員長
ありがとうございました。
学校教育課長
委員長、学校教育課長です。
委員長
学校教育課長、よろしくお願いします。
学校教育課長
学校教育課の方針・施策ですが、各学校におろす関係もございます
ので、先にやらせていただきます。
お手元の資料の17ページから後をごらんください。
学校教育課としましては、今までやってきました豊かな心の育成、
これはやはり島田市の教育方針の中心であるということで、ぶれるこ
となく、これを中核に据えた学校教育を進めていきたいと考えており
ます。
人に役立つ行動ができる子供を育てたい、それから立ち居振る舞い
や礼儀作法を学ぶ和文化教育の推進も重点に置きたいということ、さ
まざまな体験学習をすることで子供の心を育てていきやいと、この大
きな三本柱の上に立ちまして、安定した心の育成ということを行って
いきたいと考えております。
まず、これが島田市の教育の土台となるものでございまして、土台
に心ありと、その上に学力を積み重ねていくのだという方針でいきた
いと考えております。
確かな学力の育成に向けた施策としましては、個に焦点を当てた授
業、個に焦点を当てた学習、これはもう外せないものとして考えてお
ります。それも小・中が連携することによって、個に焦点を当てた授
業を展開していきたいと。小学校6年、中学校3年と切り離すのでは
なくて、9年間を見通した学力の定着ということを考えていきたいと
考えております。
それにつきましては、教育方法研究委員会を中心としまして、小・
中連携による個に焦点を当てた授業の研究指定校もありますので、そ
れぞれの役割を果たす形で学校教育の授業のあり方、そういうものを
構築するとともに、各校に推進していただくように考えております。
また支援員の話ですが、先ほど部長報告の中にもございましたが、
60名余の支援員をつけていただきました。これによって、個に焦点を
当てるとともに、困っている子供、絶対いるはずですので、そこに手
-13-
が差し伸べられる授業、教育にしていきたいということを考えており
ます。
私が就職したころには45人を一人の担任が持っていたわけですが、
今は25人から30人という数にはなったものの、7%近い発達障害の子
供を抱えるという現状からして、支援員は欠かせないものと考えてお
ります。
今、少し触れましたが、特別支援教育にも同じように重点を置いて、
特別支援教育の専門家を育てるという視点で推進をするとともに、そ
の方々に安定した特別支援教育、特別支援学級のことですけれども、
を実施していただこうと考えております。
読書活動につきましても、学校図書館の支援員が10名ついたという
こともございますので、こちらも推進していきたい。
先ほど報告の中にもありましたが、この前、学校図書館の研修会を
やりまして、授業と市の図書館との連携ということで先生方に学んで
いただいたわけですが、大変成果を上げたということを聞いておりま
す。
それから信頼される学校づくりに向けた工夫ですが、本年度は大き
くここを変えてみました。1番にいじめをなくすための基本的な考え
方を全体で共有し、という部分が①に入っておりますが、いじめに対
する対策ということで、安全安心な学校の1番に掲げさせてもらいま
した。
今までやっていなかったわけではございませんが、この部分を大き
く前へ出すことで学校とも意識を共有してもらいながら、教育委員会
と学校が共同歩調でいじめ防止に前向きに当たっていくということを
考えております。
防災のこと、防犯のこと、いろいろとその他に安全ということで掲
げておりますが、地域と連携した防災教育、防災対策の強化、この辺
も重視していかなければならないところだということを考えておりま
す。
お読み取りいただいていると思いますので、言い尽くせませんが、
そのぐらいのことを来年度に向かっての学校教育課の重点的な考え方
ということで、よろしくお願いいたします。
委員長
これで説明が終わりましたが、ご質問はありますか。いいですか。
A委員
一つよろしいですか。
委員長
A委員、どうぞ。
A委員
Aです。19ページにあります、島田市子ども読書100選が出ておりま
す。新たに去年ですか。子ども100選の見直しということで私たちの意
見も出させていただいたと思いますが、これは4月からですか。
学校教育課長
学校教育課長。
委員長
はい、どうぞ。
-14-
学校教育課長
先ほどの事業計画の中にありましたように、2月14日に第2回の会
合を持ちまして、ここで新しく50冊程度の本を加えて、これで完成す
るという形になります。
100冊が完成したら、3月に教育委員会のほうで報告させていただい
て、4月1日より新しい100選で取り組んでいきたいと考えておりま
す。
A委員
ではもう一つ。学校によって、やはりそろえる、どこの学校も100
選をぽんとこう、そろっている学校もあれば、あるんだけれども、わ
りかし目に触れないということが、学校訪問をさせていただいて気に
なったところで、皆さんそうだったんですけれども、ぜひ、今度4月
1日からということであれば、そういうところの周知といいますか、
先生方にもご協力いただいて、なるべく学校教育の中で、学活と言う
ですか。そういう時間に進んでこう本が読めるような。また読み聞か
せのサポーターの方たちにも広く使っていただけるように整えていた
だければいいかなという希望です。
よろしくお願いします。
学校教育課長
今もやっていますが、低、中、高、中学生で。20冊ずつのカードが
あります。そのカードを利用して全冊読むような指導を学校ではして
いただいています。
ただ、全てそろっているかどうかというところは、まだ点検してみ
ないとわからないのですが、子ども100選が出たところで、来年度の図
書の購入はそこに少し力を入れてもらうようにします。
A委員
よろしくお願いします。
委員長
学校訪問までに何とか格好をつけようなどということは決して考え
ないようにしてください。言わないようにしてください。
学校教育課長
ありがとうございます。
委員長
普段どおりのところを我々見たいわけです。よろしくお願いします。
A委員
お願いします。
委員長
ほかには、C委員。
C委員
今、読書の話が出たんですが、これは全て基本施策を、子供の姿と
か学校の先生方の姿や学校のことを思い浮かべながら聞いて、どれも
本当に大切だなと大事だなと思っていって、最後のところに、21ペー
ジの⑥のところに、頼もしい教職員とあるんですが、本当にこういう
ことをやっていって、頼もしい学校とか頼もしい教職員になるのだな
と、すごいすばらしいなということを考えながら今、聞いていたので
すが。
今、読書活動ということがA委員のほうから出たんですが、私、1
月18日に先ほど図書館長さんのほうから話があった児童文学講座の37
人の一人で、楽しく過ごさせていただいたのですが、そのときに講師
の先生がおっしゃった言葉の中に、静岡県で各家庭の1年間の本の購
-15-
入が43番ですので、47位中各家庭の1年間の本の購入1万円ちょっと
で。42位のところもそんなに1万円ちょっとでそんなに差はないのだ
けれども、一応順位をつけると一応43番というのを聞いて、島田はそ
の中間ぐらい、静岡県の中でもその中間ぐらいというのを言いました
けれども、その43番中の。そういうのを聞くと、別に本の購入イコー
ル本に関心があるとか、読書をたくさんしているとかいうのではない
のかもしれないけれども、やはり子供だけではなく大人も本、読書に
対しての関心が低いのだなということに少し気づかされました。
やはり、読書活動をこうやって学校で一生懸命やればそれが家庭へ
の啓蒙にもなるということで、本当にこれからも力を入れて、大人へ
の啓蒙もしていく必要があるのだなということ、それがイコール子供
たちの力がつくということなので、本当に大事だなということを改め
て、この前のお話からも思いました。
委員長
現職が近かったC委員らしい意見でございました。
図書館長、何かありますか。
よろしくお願いします。
島田図書館長
18日に行われたんですけれども、子どもの読書100選もいいんですけ
れども、やはり講師の先生はこの本を読みなさいとか大人が言うより
も、子供が読みたい本を読んで、それに対して例えば読書感想文を書
けとか、感想を言えとか、そういった言葉は課してはいけないと。
とにかく好きな本をとって読んで楽しかった。それでいいんだとお
っしゃっていましたけれども。大変、そこで読書感想文を書けとか、
そういったことを課すことによって、人間の読書離れが始まるという
お話でした。
委員長
もしかすると、図書館が割合充実しているので買わなくても済むと
いうのも、ひょっとしたらあるかもしれないですね。
多分、その話が出るかなと思ったが、謙虚な方でした。
A委員
いやいや、本当にそうですね。
委員長
それも非常に大事なことだろうと思います。ありがとうございます。
ほかにはございますか。よろしいですかね。
では、議案第2号については、よろしゅうございますか。
(「異議なし」という者あり)
ありがとうございました。第2号も承認ということになりました。
議案第3号に移りたいと思います。よろしくお願いします。
学校教育課参事
島田市の学校給食費の額につきまして、23ページと参考の資料をご
らんください。
今回、消費税率が平成26年4月から8%に増税されることに伴いま
して、学校給食費の金額改定につきまして、これまで市の学校給食共
同調理場運営委員会、これはPTAの代表とか学校長、栄養士の代表
等で組織する委員会でございますが、ここで協議し、最終的に消費税
-16-
増税分を加算した額に改定することといたしました。平成26年4月か
ら予定しております。
これまでの委員会での協議の経過と内容でございますが、これまで
2回行っています。1回目は8月1日ということで、このときはまだ
消費税の増税がまだ正式決定しておりませんでしたが、そのまま給食
費を据え置くとか、回数減により調整するとか、税額上昇分を加算す
るとか、そういった3案を比較検討しまして、委員からも意見を伺っ
たところ、社会情勢から見てやむを得ないだろうという、税額上昇分
を加算するという案が支持されておりました。
今後、このときは決定後に改めて他市町の状況等を参考にしながら
協議するということとしました。
10月に消費税率が正式に8%に増額されまして、その後12月17日に
第2回の委員会を開催しまして、他市町の状況を勘案して提案したと
ころが、社会情勢から見てやむを得ないだろうというといった意見等
で、特にほかに意見もなく承認されました。
他市町の状況につきましては、県内35市町のうち23市町は消費税増
税分を値上げということで聞いております。あとの12市町、特に主に
東部の市町村ですが、そちらは見送ると聞きました。
ただ、見送るとしていた市町村も、今後また10%の値上げがまた予
定されておりますが、そのときは値上げに踏み切ると聞いております。
改正の内容でございますが、現行、そちらの2の下のほうに表があ
りますが、現在、小学校で1食当たりで251.97円、月額で4,120円、中
学校が302.23円、月額で4,940円、これを改定後は1食当たり小学校が
259円、月額で4,230円、あと中学校が1食当たり310円、月額が5,070
円ということで、1食当たりにつきますと小中学校とも7円程度の値
上げで、月額にしますと小学校が110円、中学校で130円の値上げでご
ざいます。
これまで1食当たりの単価を小数点2位まで出しておりましたが、
これは平均計算とか市町教委との実数計算を行うについては非常に事
務的な手間もございますので、今回の改正にあわせて整数表示に改正
する予定でございます。
あと、これまでの給食費の改定の流れでございますが、平成18年度
には島田と金谷が合併した際の小学校3,850円、中学校月額で4,600円
という金額でございました。その後、平成21年に食材費が非常に値上
がりしたということで、当時、月額の単価1食当たりとも7%値上げ
して、現在の小学校251円、中学校302円、月額で4,120円、中学校で4,940
円という金額に至っております。
以上、よろしくお願いします。
委員長
ありがとうございました。
いかがですか。何か意見はございますか。
-17-
B委員
試食会等、何回か食べさせてもらっていますが、いつも思うんです
けれども、この材料でこれだけおいしくできるのかというのはいつも
感心するところです。安い材料をお使いになっていて、こんなところ
まで使うのかというのが、煮方もちゃんとよく煮えていたり、非常に
ご苦労されているのではないかと思います。
それを思いますと、この消費税分の値上げはやむを得ないかなと思
います。
以上です。
委員長
ありがとうございました。
よろしいですか。
私も、この運営委員会に出席いたしまして、生産者の、特に農家の
方が何人かいらっしゃっていました。今度、地場の新鮮なものを、安
全なものを、顔の見える業者から納めてもらうということを、非常に
この島田は大事にしているということであります。
やはり彼らの話も聞きますと、誠心誠意この方針に沿ってやってい
ただいている。これは、消費税増税分を業者のほうにしわ寄せをとい
うのはとても言い出せない話であります。気持ちがすごく伝わりまし
た。
やはり地場の生産者がきちんと本当に気持ちよく働いてもらうよう
にしてもらうために、そちらのほうも僕らは感謝をして、一緒に育っ
ていただくといいますか、そういうことが必要なのではないかと。こ
ういうしわ寄せがそちらのほうへ行かないようにという気持ちでそう
いう決定になったのだと、私は承知しておりました。
そんなことで、それでは皆さんよろしゅうございますか。
(「異議なし」という者あり)
それでは、議案第3号もこのとおりということで決定いたします。
協議事項
委員長
続きましては協議事項に移りたいと思います。
協議事項、まず、資料のほうに用意されておりますのが、教育総務
課のほうとそれから社会教育課であります。
これは、1件ずつ協議していきたいと思います。
教育総務課長
それでは、協議事項の24ページをごらんください。
11月、12月の定例会で協議をしたところでございますが、会議録の
公開について再度協議のほうをよろしくお願いいたします。
委員長
ありがとうございます。
これはもう、既に2回ほどこの定例会で話題に出まして、協議をし
てまいったわけですが、大分、いろいろな問題点が煮詰まってきたの
ではないかなと思います。
B委員、何か少し調べていただいたことがあるそうでありますので、
ちょっとお話をお願いします。
-18-
B委員
近隣市の掲載内容という概要を書いていただいたんですけれども、
実際に、ここ数カ月の近隣の議事録をインターネットから取り出して、
拝見させてもらいました。
やはり、省略されているところ、それから委員の個人名が書いてな
いところ、それから全くQ&Aで、こういう質問があったよ、こうい
う回答があったよという記載のみのところ等ありました。
うちの市としては、別に隠し立てするところもないしと思いまして、
拝見していたんですけれども、Q&Aというところは少し不足が感じ
られますけれども、そのほかのところで議事録を、多少末尾などが修
正をされているようですけれども、それでも状況は把握できるかなと
いうのを感じました。
感想としてはそういうことです。
委員長
ほかにはいかがですか。A委員、いかがでしょう。
A委員
2カ月ぐらい勉強会を重ねて、委員の中でも協議というかお話をし
たりしてみて、公開することはしたほうがいいのではないかと私は思
います。
全文筆記かとか要点だけかということで、先月も皆さんでお話をし
たんですが、その要点を絞りだすのにやはりまた時間もかかりますし、
どの点を要点とするのかというのは、やはり主観が随分入ってくると
いうことも考えられるので、全文を見ていただいて、もっともっと詳
しく知りたいという方は、直接こちらのほうに来ていただいて課長に
対応していただく、部長に対応していただくということがいいかなと
思いました。
また、市によって発言する委員の名前が個人名が出ているというの
もあるんですけれども、特に個人名とかではなくて、名前を載せるか
わりにというのは変ですけれども、例えばB委員でしたら●(イニシ
ャル)委員とか、Aでしたら●(イニシャル)委員とか、そういうこ
とで委員の何人か、委員全員がこんな意見を出しているということが
皆さんにわかっていただける表記の仕方がいいかな事例の研修会でも
皆さんとお話したので、その辺がいいかなと思います。
委員長
ありがとうございました。C委員いかがですか。
C委員
そうですね。今、A委員がおっしゃったのと内容的にも同じことで
す。やはり今までの話し合いから、公開をするということと、あと委
員名、個人名じゃなくて教育委員、ABCDでも、G教育委員でも、
そういう形で公開をしていけばということで考えています。
委員長
ありがとうございます。
教育長、何かございますか。
教育長
皆さんが意見を言われたとおり、できるだけ協議の内容が皆さんに
伝わるということを考えますと、全文を出すほうがいいなということ
-19-
を思いますし、いろいろな意見がこの会では出されているものですか
らね、余り要約よりも生の姿を示していったほうが市民の皆さんには
ご理解がいただけるのではないかと思うものですから、全文で。委員
の名前については無理に出さなくてもいいのではないかなということ
を思います。
委員長
ありがとうございました。
24ページのこの下のほうに、4のところですか。検討が必要な事項
というようなことで、うまく四つのポイントにまとめてあります。
会議録を原則として公開するかどうかというようなことについて
は、きょうの時点では、皆さんの意見でほぼ間違いなく一応公開とい
うことでよろしゅうございますね。私も、最初は非常に、これはどう
かなと抵抗を感じたときもあったんですが、前回のところぐらいから
やはり公開がいいかなという感じに、腑におちてきたという感じです
ね。
それから2番目の発言者の氏名を掲載するかどうか、これはどこを
見てもやはり、1カ所あったのかな、でもほとんど出していない。そ
れから、それ以外の部長さん方も肩書きだけであるというふうな表現
の仕方ですので、基本的には肩書きだけだったら、委員だけでもいい
かもわかりません。教育委員だけでもいいのかもしれませんが、そこ
にABCとか記号をつけるかどうか、そのどちらかということでよい
のかなと思います。
ここまで、今、決めてしまいますか。では、どうしましょう。
委員だけでよいか、あるいは何かイニシャルをつけるか、ABCに
するか。番号をつけるか、何かそんなことを、どちらがいいでしょう。
B委員。
B委員
掛川とか浜松とかを見させてもらいますと、文章で内容的には十分
わかりますので、氏名なしでいかがでしょうか。
委員長
わかりました。
A委員は、何かつけたほうがいいのではないかという意見でしたか。
A委員
いいえ、いいんです。内容を読めばわかること、違う人が言ったな
というのがわかれば、要するに委員の人たちの意見がたくさん出てい
るということが皆さんにわかっていただけるといいなと思ったので、
それは構いません。何でもということではないです。
委員長
そうしたら、一応2番目の発言者の氏名は掲載しないで、肩書きも
委員という肩書きということでいこうかということですね。
それから全文筆記にするか、要点筆記か、これですね。大体の皆さ
んのご意見は全文筆記ということです。これは問題なくこういう方針
でいきましょうか。
したがって、4番目のところは要点筆記ではありませんので、よい
-20-
と。
ただ、この会議録、今までの紙に残している、これはもちろん続け
るわけです。原本という形で続けることになるわけですが、これは、
これまでは次の月とかぐらいに1回、変換間違いだとか、ちょっとお
かしいとか、誤解とかがありそうなところを多少手直しする場合があ
ったんですが、それをしてからということになるわけですよね。手続
上はそんな感じになりますね。
したがって、少しタイミング的にはおくれるかと思います。同じよ
うに、そういう作業をした後でということになるわけですね。
この4番目の最後に書いてあります委員会での会議録の承認手続は
不要であるということになるわけであります。
教育部長
今、ご審議いただいているところなんですけれども、発言者の委員
のお名前をどうするかということで、今、教育委員の皆さんは委員、
我々は役職だということだったんですが、これを見る一般市民の方は、
委員といいますと、委員が5人いらっしゃる中で、例えば検討の経過
が、委員だとすると少し変わっていった場合だとか、あるいは委員の
意見が同じであればいいんですけれども、少しニュアンス的に違った
りすると、同じ委員という表現の仕方だと読む人がなかなかわからな
いのではないかという気がするんです。そうした場合には例えばAB
CDとかという、A委員、B委員としたほうが、B委員がまた出てき
て今度はC委員がその発言されてという、協議の過程が、わかりやす
いのではないかなと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。
委員長
なるほど。ありがとうございます。
確かにおっしゃるとおりかもしれません。B委員、いかがですか。
実際にある程度出ているところと出ていないところがあるんですが、
付議事項なんかは、余りその問題はないのではないかと思うんです。
問題は何かというと、こういったフリートークの協議事項だろうと思
うんです。そういうところの実例はありますか。
B委員
協議事項ですね。
委員長
フリートークでこういろいろと、右へ行ったり左へ行ったり。
B委員
浜松は委員と書いてあるといっていましたけど、浜松は名前が入っ
ています。協議事項です。それは書いてあります。
もう少しこちらの市では、教育委員とか全て教育委員と書いてあり
ます。
委員長
それも教育委員と書いてあるほうも、協議事項的な内容ですか。
B委員
そうです。
委員長
実際には、その内容で部長がおっしゃったような、少しこう議論に
よって途中で変わっていったりとか、前回とはちょっと違うことを、
変わったのだというようなことだとかもともとそうだったのか、そう
-21-
いったことはこれでは少しわからないですね。
どうでしょうか。実名を出すということと、それから実名は出さな
いけれども何か記号で、ABCD、教育長は教育長という肩書きにな
ると思いますが、それでよろしいでしょうか。
教育委員の4人については、ABCDというぐあいに記号をつける
ということでもよろしいですか。それともいっそのこと名前を入れた
ほうがよろしいでしょうか。
A委員
いいですか。
委員長
はい、どうぞ。
A委員
個人名は要らないんじゃないかと思うんです。
ただ、この公開は何のためにというところだと、一般の市民の皆さ
んが、行動する島田市教育委員会のこの会議録の様子を、傍聴されて
いる方だけではなくて、いろいろな人に知っていただくためには、た
めにはというか、知っていただくのには、その違う人が委員が発言を
しているよということがわかるほうがより理解をしていただけるかな
という。
その個人名を出しても、何ら私たちは問題ないと思うんです。B委
員と出ても、Aと出ても、それはそのときに私たちが感じたこと、思
ったことを率直に申し上げているわけで、ちょっと言い方がおかしい
なというところがあれば、それは事務局のほうでこれはこういうこと
ですかという確認をいただければ、個人名を出すのは、私個人として
はもう全然問題ないんですけれども、その公開の仕方として市民の皆
さんにわかりやすくするためには、先ほど部長がおっしゃったような、
違う委員がしゃべっていますよという、そのことがわかれば私はいい
かなと、先ほども申し上げましたけれども、いいかなと私は思います。
委員長
わかりました。
A委員
少し言い方がおかしいですけれども、済みません。
委員長
何でも思うとおりに。
A委員
教育長、どうですか。
委員長
教育長。
教育長
部長がお話になりましたように、確かに私自身が今までのことを振
り返っても、皆さんのご意見を聞く中で自分の考えが変わったという
ことがありますから、例えば、ほかの委員の皆さんにも同じような経
験がこれからあるのではないかと思うものですから、今回はA委員を
Aにするかという形で、ABC、A委員、B委員というような形であ
る程度違う人が発言しているということがきちんとわかるということ
がいいのではないかと思います。
例えば、A委員が続けて発言するということがあるわけじゃないで
すか。でも、場合によってはそれが違う人の発言ととられることもあ
-22-
るものですから、少なくとも本日の会は誰々をAとする、誰々をBと
するというような形で、違う人が発言したということがわかる表記の
ほうが適切ではないかと、今の段階では一番いいのではないかという
ことを思うのですが、いかがでしょうか。
委員長
ありがとうございました。
まあそういうことでしたら、少しまた極端に動くかもしれませんが、
もう名前を出してしまっても変わらないという感じがしなくもないで
すね。何か、名前を出してぐあいが悪いことというのは、逆にあるの
でしょうかというところであります。
その1月の会議のAと2月の会議のAは同じ人なのだろうかなど
と、またそんな憶測を生むような気がしますよね。だって、協議事項
の、例えば今回の公開するかどうかだって、12月もやっています。11
月にもやっています。あのときのAと今回のAと同じ人なのだろうか、
変わったのかなというような、また何かあるような感じもします。
だったら、特に困ったことがなければ、そのまま名前を出しても悪
いことではないかなという感じがしますが、どうなんでしょう。
C委員いかがですか。何か抵抗がありますか。
A委員
いいですか。
こういうのを公開するに当たって、教育委員会としては初めてなん
です。議会とかはしていらっしゃると思いますが、それは特別な場合
ですけれども、先ほど部長がおっしゃったんですけれども、部長が考
えるにどう思われますか。この個人名を載せるということに関して。
先ほどは、違う人が言っていますというよ、続けて言っても、ある方
の意見として「ああそうか、そんな考えもあるんだな」
「じゃあ、また
ちょっと意見が違いますけれども」と言ったときに、違う意見に変わ
ったということがわかるようにという意味も含めて、ただの委員だけ
ではということをおっしゃったわけですよね。
そのイニシャルとか、違う委員がしゃべったということがわかるよ
うな程度のその公開というか、そういうことであるほうがいいのか、
それとも個人名で、今、委員長がおっしゃったような、それは率直に
部長のご意見としてはいかがですか。
教育部長
私が先ほど言ったのは、やはり審議の過程をわかりやすくするため
に、少し表示をしたほうがいいのではないかということでございます。
そのやり方として、私が発言した考えは、やはりアルファベットで
A委員、B委員、C委員、D委員ということを考えていました。
それは毎回変わるのではなくて、同じ符号のつけ方でいいと思うの
ですが、ただ、いきなり名前を出してしまうとやはりすごく抵抗があ
るのかとも思ったものですから。かといって、自由闊達な意見を言わ
れるためにはやはり、名前よりも符号のほうが少しいいのかなという
-23-
ように思っています。
市民の方が知りたいのは、こんな発言をされたということよりも決
定までのプロセスがどんなふうに決まっていったかということを知り
たいのではないかと思うものですから、私が先ほど発言したときの想
定としては、アルファベットでA委員、B委員というようなことを考
えて発言しました。
A委員
ありがとうございます。
委員長
はい、わかりました。ありがとうございます。
教育長
私も部長の考え方とほぼ同じです。
この7月から今までの協議を見ますとですね、名前を公開しても何
ら差し支えないと思います。でも、将来的にどんな案件を抱えるかは
わかりません。一応一つの方針として出したときに、ずっとこう続け
ていくということを考えますとね、将来的に大きな問題を抱えたとき
に、その一つの発言が教育の方針、いろいろなことに影響するという
こともあると思うものですから、とりあえずABCのイニシャルで表
記していって、本当にその名前を公開しなければならないというよう
な意見が強くなったときに、もう一度その部分についてのみ検討して
みるということもどうでしょうか。
実は、本庁のほうでもこの開示のことについては、今、検討委員会
が立ち上がろうとしています。いろいろな委員会等の会議録を公開す
るということで話が動いているものですから、そういうところを見て
いかなければならないなということもあります。
そういうことを考えますと、今、その名前の公表まで踏み切らなく
ても、もう少し本庁の様子、または少し試行する中で市民の皆さんの
反応等を見ながら、その名前の公表というところについては課題が出
たところで、もう1回考えてもいいかということを思うんですが、そ
んなところでどうでしょうか。
委員長
ありがとうございました。
大分、議論が煮詰まってきたような感じですが。いかがですか。
そうしましたら、とりあえずきょうのところは、といいましてもこ
れは3回目ですからそろそろ結論を出すつもりで話をしているんです
けれども、最後に教育長がおっしゃいましたような、記号を振ってA
BCDというふうなことで記載するというふうなことでいかがでしょ
うか。大体こんなところでよろしゅうございますか。
(「異議なし」という者あり)
ほかに何か、これに関して検討が必要なことに関して。
委員長については委員長ということで肩書きをそのように表記する
という。そうすると、ABCという三つになるわけですね。だんだん
絞られてきました。
-24-
委員の何年目とかいうことを、そうすると全部わかります。
では、とりあえず今のところは、委員長に関しては委員長と、教育
長に関しては教育長と、残りの3名の方に対しては委員のA、B、C
というふうな形でいいですね。
A委員
それは事務局にお任せするということでね。
委員長
よろしいでしょうか。
A委員
はい。お願いします。
委員長
大体こんなところで、これ以外にこれに関して何か。
B委員
もう一つ。インターネットでとりますと、会議録といって出るとこ
ろと、会議録(要旨)と出てくるところがあるんですが、名前をちょ
っと表記していないので(要旨)をつけるという感じですかね。
A委員
それ、調べていただいてどうですかね。
B委員
これは、ちょっと事務方で調べていただいてあれですかね。
委員長
済みません、要旨というのは要約という内容になっていますか。
B委員
内容は、要約ですね。名前は入ってないですね。
委員長
そうすると、全文筆記ではないという。
B委員
ではないです。
委員長
そうしましたら、要旨、要約はちょっとおかしいですね。
A委員
要らないじゃないですか。
委員長
私、原本ではなくて、ホームページ版とかという表記はどこかに必
要であると、一字一句同じというわけではないということはどこかに
書いておかないといけないのではないかと思います。
掛川の教育委員会のものでは(ホームページ用)というふうな格好
です。このあたりを参考にしていただいてということで、この辺はま
た事務方にお任せしたいと思いますが。
大体これについては、協議は十分尽きたという感じでありますので、
もう1回言いますと、公開をする、ホームページ上で公開をする、ホ
ームページ用ということで公開をして、原本はまた別にする。もちろ
ん、紙の原本は一方で開示もしますということです。
それから発言者の氏名に関しては、委員に関しては委員のA、B、
C、委員長、教育長はその肩書きのままと。
それから全文筆記を原則とする。そういうことで一応、あと細かい
ところは、実際にいつからやれるのかというようなことについては、
また事務局のほうで検討していただいて、無理のないところからにし
ますか。もう決めてしまいますか。
教育長
せっかくここで決めていただくのだったら、今回からでもいいし、
それから次回からでも、4月まで延ばすというのは余りにも延ばしす
ぎなものですから、そのどちらかに決めていただければそれに向けて
対応したいと思います。
-25-
委員長
これまでのあれですと、先ほどちょっと申しましたように少し、1
回チェックしたいんです。最初の原稿をチェックしたい。それを直し
て、それから署名人が署名したところで正式に議事録として残る、そ
れで発行するわけですね。
そういう手続をしてからということになりますから、最低、1月か
ら載せるとしたら早くて2月ぐらいからになるのでしょうか。
教育長
ちょっとそのときの会議のボリューム等で、発言の量によってテー
プ起こしがどのぐらいかかるかというのが、若干その日程的に違って
きます。ですから、例えば1カ月後に必ず載せなさいとか、何週間後
に載せなさいという制約をかけると大変苦しいと思います。
できたところでできるだけ早くというぐらいが一番適当ではないか
ということを思います。ただ、1月分から載せるのか、2月分から載
せるかというところだけ決めていただけたらと思うんですが、どうで
しょうか。
委員長
A委員、どうですか。
A委員
切りのいいところで、1月分から間に合うときに上げていただくと
いうことにすれば、26年の1月分からということで通年の会議録から
ということでいかがでしょうか。
委員長
それでは、よろしいですね。
では1月から、今回から公開するということに決まりました。あり
がとうございます。ようやく肩の荷がおりました。3か月もかかりま
した。
続きまして、島田市社会教育委員条例の一部を改正する条例につい
て、ということでありますが、よろしくお願いします。
社会教育課長
島田市社会教育委員条例の一部を改正する条例について、2月議会
に提案をいたしますのでご協議をお願いするものです。
今回の主な改正点は、平成25年6月14日に公布された地域の自主性
及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に
関する法律、いわゆる第3次一括法といわれるものでございますが、
この法律により、社会教育法の一部改正が行われ、これまで法律で定
められていた社会教育委員の委嘱、任命の基準が削除されるとともに、
当該委嘱、任命の基準が文部科学省令で定める基準を参酌して条例で
定めることとなりましたので、島田市社会教育委員条例の一部を改正
するものでございます。
27ページに新旧対照表がございますので、ごらんいただきたいと思
います。まず、題名をこれまでの島田市社会教育委員条例から島田市
社会教育委員の設置等に関する条例に改め、これまで規定されていな
かった委員の基準を第2条で規定をいたしました。
文部科学省令で定める参酌すべき基準につきましては、学校教育及
-26-
び社会教育の関係者、家庭教育の向上に資する活動を行う者、並びに
学識経験のある者の中から委嘱するということになっておりますが、
これらに加えて、公募による市民を委員に選任できるということにい
たしました。
なお、この条例は平成26年4月1日から施行いたしますが、現社会
教育委員の任期は平成27年3月31日までとなっておりますので、この
条例に基づいた委員の選任については、平成27年度からということに
なります。
以上です。
委員長
ありがとうございます。
これは、特に余り実際のところ問題になるようなことが何か想定で
きますか。ないですよね。
社会教育課長
ただ、これまでは公募形態をとっておりませんでしたので、公募を
するというところが大きな点だと思います。
委員長
何かご意見はありますか、ほかに。出そうな気配はないですね。
一応、教育委員会としても承知はしておりますので、それではまた
よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
ほかには協議事項、用意されたものはこれまでですが、ほかはござ
いませんね。
協議事項の集約
委員長
それでは続きまして、次回、教育委員会定例会における協議事項の
集約であります。
教育部次長兼文化
課長
1件、来年度アートによる地域づくり推進事業というのを当初予算
で内示をいただいておりますが、この計画に関して何かしらご意見が
あれば賜りたいということで出させていただきます。
内容は、ことし、フェスティバルをやりまして、来年は特段フェス
ティバルを開催しないということでございますので、その次の年につ
ながるかどうかという年になります。
内容的には、研修会と陶芸の教室というような内容にしてあります
が、2の概要のところに書いてございますとおり、この事業というの
は市町村振興協会からお金をいただいておりまして、このお金をいた
だく目的というのは、担い手の育成と活動諸団体の交流、連携という
のがございます。
こういう観点でいくと、昨年行った取り組みというのは、まだまだ
課題が多いというふうに私どもは思っておりまして、そうした意味で、
地道ではありますけれども、こういう取り組みを少し予算化をしたと
いうことでございます。
その辺の趣旨も踏まえた上での意見をまたいただきたいと思いま
す。
-27-
委員長
ありがとうございました。
来月またあるので、もう少し協議したいわけですけれども、何か前
もって聞いておきたいことはありますか。
A委員
いいですか。これは、もう決定していることですね。済みません。
教育部次長兼文化
この前の1月9日の実行委員会で、来年度をそういう方向でという
課長
若干の議論をいたしました。
そういう方向性としては、何かしらイベントをやるということでは
なくて、人材育成といいますか、担い手育成につながるようなことを
ということでこちら側から申し上げて、特段の異論は出なかったとい
うことでございます。
A委員
そうですか。わかりました。また来月。
委員長
ほかには、特別ありませんか。今のところないですか。また何かあ
りましたらお願いいたします。
委員長
報告事項
委員長
次、報告事項へ移りたいと思います。
まずは学校教育課。お願いいたします。
学校教育課長
月例報告をさせていただきます。
問題行動につきましては、自宅及び家庭、地域で小学生が問題行動
を起こしているという事案が学校に持ち込まれることが、12月は多か
ったように思います。
保護者との連携を十分にとり対応をしてくれているわけですけれど
も、やはりその辺は学校の中でない、見えない部分ということもござ
いますので、慎重に取り扱っていかなければならないなということを
感じております。
不登校につきましては、人数は中学校のほうで少なくなっておりま
すが、その中身です。不登校の要因の把握ということが、月が過ぎて
できてきたわけですけれども、個々によって違う要因を含んでおりま
すので、個別に対応して、一人ずつ原因を解決してやらないと、これ
は解消に至らないなということがあります。当然のことですが、やは
り外部機関や医療機関との連携をしての対応ということになっていく
と思います。3月は卒業期を迎えるわけですが、何とか改善を見せて
いる子供たちもいるものですから、できる限りの手を打って改善の方
向へ少しでも向けていけたらありがたいと思っております。
いじめにつきましては、中学校のほうが本当に少なくて、早期発見、
早期解消ということで些細なこともやっていただいているなというこ
とを思いますが、ただ、問題行動と重なる部分も事例の中にありまし
て、暴力事件等も起こっていないというわけではございませんので、
その点、どちらで上げられてもやはりケース会議というものを持って
対応していくことが大事だと思います。その場で終わることなく、追
-28-
跡しながら、いじめが解消されるまで学校側としては追跡観察をして
いく必要があるということで考えております。
交通事故ですが、自転車の事故がやはり多いです。どんな事故かと
いいますと、歩道もしくは、このごろ自転車は歩道を走れなくなった
ものですから車道を走っていると、駐車場から出てきた車に引っ掛け
られる。これが一番多いケースです。あとは自転車による飛び出しな
んですけれども。自動車の運転手のほうもマナーを守っていただかな
いといけないなと思われるケースもございまして、子供にばかり責任
はないなということもあります。とにかく、自動車と自転車という関
係の事故がふえてきているなということを感じています。
学校としては交通安全について指導しているわけですけれども、自
分の身を守りきれないという事態もありまして、大変苦慮していると
ころであります。
それともう1件だけ、生徒指導とは関係ないんですが、インフルエ
ンザの報告をしておきたいと思います。
学級閉鎖がもう出ております。初倉南小で1月15日から17日まで、
インフルエンザにより2年生が学年閉鎖をいたしました。川根小でも
4年生が、1学年なものですから学年閉鎖になってしまうわけですけ
れども、22日より入る予定でいます。
これによって、先ほど予定にあった川根小の学校祭がもしかすると
延期という可能性も出てきて、もしかするとではなくてもう延期にな
るのではないかと予想しております。ほかの学校を見ますと、附属中
でも学級閉鎖が出ておりますし、これから少しふえてくるのではない
かと思われます。
また、幼稚園に目を移しますと、ノロウイルス、または胃腸炎、嘔
吐下痢症などがぽつぽつと出てきておりまして、先ほど給食のほうで
質問がございましたが、この辺も広まってくるのが怖いなという感じ
がしております。
ただ、大きなうねりという、ことにはなっておりませんが、今後の
経緯を見ていきたいなと思っております。
以上です。
委員長
ありがとうございました。
質問は後でまとめてということにいたします。
続いて、34ページの次の項目も学校教育課からです。お願いします。
学校教育課長
今まで、臨時的任用教職員、すなわち講師の先生、育休の代替講師
みたいな先生方とか、非常勤講師といわれるのは、例えば1週間に8
時間とか10時間とか勤務されている先生方ですが、休暇、年休といわ
れる休暇の繰り越しがなかったわけですが、それが繰り越しができる
ということになりまして、臨時的任用教職員については休暇簿があっ
-29-
たわけですが、非常勤の皆さんには休暇簿がなかったということで、
何が変わったかというと、次のページですが、臨時的任用教職員の休
暇簿に繰り越しができるような書式が入ったことと、非常勤の皆さん
の休暇簿を作成したということです。
これは、県の職員のことでして、支援員等は関係ございません。県
が雇用している教職員の話でございます。
以上です。
委員長
ありがとうございました。
続きまして、社会教育課。
社会教育課長
38ページをお開きください。
平成26年島田市成人式の出席状況等について、報告させていただき
ます。
ことしの成人式は、先ほどもありましたように島田市総合スポーツ
センターローズアリーナで行いました。1月12日に開催をいたしまし
た。
委員の皆様には、大変お忙しい中ご出席いただきまして、まことに
ありがとうございました。
ことしの成人式には、新成人794人を初め、来賓の皆様、そしてご家
族の皆様等々約1,200人の出席をいただきました。
新成人の出席率等につきましては、お手元の資料のとおり、昨年よ
りは少し低い出席率となりました。
今回の成人式におきましても、消防団を初め多くの皆様のご協力を
いただき、午後1時30分から式典を始め、アトラクション、そして中
学校区ごとに分かれての恩師と友人との交流会を行い、予定どおり午
後4時に終了することができました。
今回の成人式におきましては、式典の途中から一部新成人による迷
惑行動があり、その対応に苦慮をいたしました。こうした迷惑行動へ
の適切な対応等については、今後の課題として協力者の皆様を初め、
関係者のご意見などを伺いながら、来年に向けて改善を図っていきた
いと思っております。
以上です。
委員長
ありがとうございます。
文化課のほうから、最後に、報告をお願いします。
教育部次長兼文化
文化課から、笹間神楽に関する報告をさせていただきます。
課長
記載のとおり、国の文化財審議会がございまして、1月17日に審議
会が行われまして、この笹間神楽については、静岡県中部地方の神楽
の系統を引くということで、法律上の分類としては、記録作成等の措
置を講ずべき無形の民俗文化財に選択されましたというご連絡をいた
だいたものですから、委員の皆様に報告をさせていただきます。
-30-
笹間神楽については、よくご存じだと思いますので詳細は触れませ
んが、予定では3月から4月に官報告示を経て、2年から3年かけて
記録保存、具体的には映像で残すという作業を国が行うと。若干の学
術調査は、学術的な見地も加えた上での報告書をまとめていくと。
中部地方の神楽でございますので、島田市、藤枝市、静岡市、川根
本町と、安部川、瀬戸川、大井川の三つの水系に伝わる神楽というこ
とで、静岡県中部地方の神楽ということになっています。
これに付随しての笹間神楽の関係で、連絡があったものですから報
告ということでさせていただきますが、この笹間神楽の皆様が4月24
日、実はフランスのパリの郊外でセーヴルという町があるんですが、
ここで開かれるアートフェスティバルに参加をして、この笹間神楽を
披露する予定ですという連絡を受けたものですから、ご報告させてい
ただきます。笹間神楽の皆様6人が渡仏されるということです。
なお、市のほうとしては特段これに関して直接的な関わりはござい
ませんので、公費等の支出は予定しておりません。
以上でございます。
委員長
ありがとうございました。
それでは、一括して何か、この際聞いておきたいことはございます
か。
では一つ、文化課の最後の笹間神楽の記録のことですが、これは映
像で残したものをこれをどこでどのように管理することに、県のほう
なのでしょうか。
教育部次長兼文化
課長
基本的に文化庁の調査、国の直接調査になりますので、予算の措置
と実施主体は文化庁の担当下になります。
その成果、例えばDVDに残したものは、後ほど市のほうに提供す
るという形です。
委員長
わかりました。ほかにございませんか。
B委員
まず、二つ、成人式の件で1点、それから学校の生徒指導の件で1
点、質問ではありません。ちょっと感じたことを。
青少年の団体で受付をやってくれた人の係の担当から、2階で見て
いて非常にあんな人を子供に見せるのは非常につらい。だから、来年
は参加しないようにしようかなという話がありました。ですけれども、
人間というのはいろいろな人がいるよということで、いやそういう人
もいてどういうふうに感じたかというのが、それも一つの勉強なので、
ぜひ来年も参加させてくださいということで話をしまして、来年もお
手伝いさせてもらいますということになりました。
ああいう方も、目立った方は一部の方がいましたけれども、着席し
ている成人の中にはその人たちを応援する方を中にはおられました
し、それから演奏途中で簡単に退出される方もいましたし、本当にい
-31-
ろいろな方がいるなと思いましたので、表に出て前のほうへ走りかけ
ていった子だけではなくて、そのほかにもいろいろな人の想定を対応
しておかなければいけないかなと感じました。それが成人式のことで
す。
生徒指導のことですけれども、中学生ですけれども、私の前を通り
過ぎたので、
「ああ、きょうはもう学校終わったの、早いね、さような
ら」と言ったら、こう「うんっ」と、何というんですか、悔しがりま
した。何で悔しがったのかと、私が個人的に思って後で聞いてみたん
ですけれども、そうしたら、先に言われちゃったのが悔しかったと言
う、挨拶を。でも、今までそんなことはなくて、私が声かけると小走
りでみんなで逃げていくというのが普通でした、四、五年前は。
それでことしになって、正月が明けてからですけれども、新しく登
校してきた子供にそういう声をかけましたところ、そういう反応があ
りました。非常に学校の先生方が、熱意を持ってあいさつ運動も含め
てやっていただいているなというあらわれだと思いますので、ぜひ、
そのご関係の担当の先生方には成果が出ていると、また続けていただ
けるとありがたいなと思います。
以上です。
学校教育課長
ありがとうございます。
委員長
ほかにはございますか。いいですか。
今の、また少し別の視点ですが、学校教育課の、毎月、本当に詳細
なデータを詳しく報告していただいて大変ありがたいのですが、これ
は何といいますか、結構手間がかるといいますか、大変なんでしょう
ね。大変だろうと思います。
数値やグラフ等は前の月までありますから、そこに1項目入れるだ
けのことなんでしょうけれども、実際にはこう毎月、やはり何かちょ
っとポイントになるようなことはありますですよね。
これは、大変かもしれませんが、毎回この問題行動と不登校といじ
め、それから交通事故、不審者ですか。きょうはさらにちょっとイン
フルエンザ等がありましたけれども、毎月ずっと同じような構成だけ
ではなくて、それはそれでいいんですが、概略で、例えば今月はイン
フルエンザがちょっと問題になりそうとか、その月その月で少しこの
重みをかえるというと変な言い方ですけれども。
学校教育課長
これは学校へおろしているものですから、学校の生徒指導主任及び
校長、教頭が読むようにつくったものでございます。それで、こうい
うふうな形でおろさざるを得ないということです。
委員長
なるほど。
学校教育課長
頭のところに、指導主事がそのポイントポイントの何というんです
か、指導ポイントが入っておりまして、これを活用して学校のほうで
-32-
指導を進めるための資料とするものです。申しわけないのですが、教
育委員会のための資料ではございませんので、委員長さんが言われる
ようにするためには作り直しということになるわけですが、そのまま
使わせてもらっているというのが現状です。
委員長
なるほど、わかりました。こういうことを小・中学校には指導内容
としておろしているよということを報告する。ここで報告するとこう
いう趣旨なんですね。よくわかりました。
教育長
以前は、数値とその分析だけを載せていたと思います。私が学校教
育課長のころは確かそういうような傾向が強かったと思います。
最近、いろいろな皆さんからのご意見をいただく中で、どういう取
り組みをしてどういう成果があったりとか、特に、今はこういう指導
を徹底してほしいというそういう、今、委員長が言われました重点課
題というようなこともこう取り入れたものですから、若干ボリューム
が多くなっています、数年前に比べますと。
頭の部分の、例えばヒドゥン・カリキュラムのこととか、要するに
網かけしたようなところについては、生徒指導担当が特に思いを込め
て指導してほしいようなところ、それから、今度は2ページ目の32ペ
ージにあるいじめの刑罰法規です。そういうところもぜひみんなが徹
底してほしいということで、本来は件数の報告がメーンだったものが
こういうような形で変わってきています。
それは、生徒指導としては大変な作業になりますが、各学校でこの
指導を元に、校長、教頭、または生徒指導主事が職員に指導するとい
う、指導の指導としてという意味合いを大変強くしているということ
をご理解いただきたいなということを思います。
委員長
はい、わかりました。
C委員
私は、生徒指導のこの報告を毎月見せていただいて、そうすると、
先ほどの学校教育課の基本方針の施策のところの生徒指導と本当に、
それがおりてきて具体的にというのがぴったり合っているなというの
を、きょう、すごく先に施策があったものだから思いました。
だから、きっとこれが学校におりて校長先生なり生徒指導の担当な
りが各教諭にこうおろしていく、本当にいい資料というか、実際にさ
っき言った言葉の頼もしい教職になるための本当に指針になるのでは
なあというのを改めてきょう思いました。
委員長
ありがとうございます。
現役が近かったC委員が、意見ですけれども、このきっとそのとお
りになるのかなという。素人では、このヒドゥン・カリキュラムとい
うのは実際にはどういう概念なのかというようなことはなかなかわか
りづらいんですけれども、初めて出たのかと思いますが、何か少し、
こういうことについて少し解説をしていただけますか。
-33-
学校教育課長
時間の関係もございますので。
ヒドゥン・カリキュラムにつきましては、そう難しく考えてはいま
せん。ただ、教師の言葉が子供に発せられたときに、それが正当なも
のとして子供には伝わるわけです。それを裏切ることがないようにと
いう意味でこのヒドゥン・カリキュラムを取り上げてくれてあるので
す。学級開きというのが4月にございます。新しい時期に。そのとき
に、教師は幾つかの提言をするし、約束をします。その提言や約束が、
ここにちょっと書いてあるのですが、5月になって子供を裏切るよう
な言葉に変わっていると、そこで学級の子供たちは、先生を信用しな
くなる。それがたび重なるうちに学級崩壊につながっていくというこ
となんです。
ですから、日本では何か、隠れたカリキュラムと書いてありました。
カリキュラムのところに書いてありましたけれども、教師というのは
どうしても言葉だけではなくて行動とか後ろ姿で教える、まさにそれ
なものですから、決して子供たちを裏切ってはいけない。子供たちが
せっぱ詰まって先生に何か頼んだときに、それが忙しいからだとか何
とかと言いつつ後回しにしてはいけない。踏ん張るところは踏ん張り
なさいというのはそういうことだと思うんです。そこのところを大事
にしていかないと、子供と教師の信頼関係は崩れますということのヒ
ドゥン・カリキュラムの引用だと思います。
これはもう、今さら言う内容の話ではございませんけれども、改め
てその教師は、特に若い先生方にそこは違うのだよということを提言
したいがための中身だったと思います。私も読んでみて、ああなるほ
どと思ったわけですが、ヒドゥン・カリキュラムの説明にはなってい
ませんが、指導主事の思いというのはそこにあるのではないかと思い
ます。
現場は忙しいんです。本当に忙しいんですが、その忙しいという言
葉にかまけてはいけないという、くさびを1本打っているのではない
かという気がします。
委員長
なるほど。こういう言葉は初めてだったんですけれども、前、病院
にいたときには、これはよく問題になったことです。
病院もやはり忙しいんです。看護師さんが患者さんから声がかかる
と、何かばたばたやっているわけですから、
「あっ、ちょっと待ってね」
とこう言うんです。ちょっと待って、その、ちょっと待ってねという
のを言うなという教育を、もうこれは盛んに、頻繁にそれはよく耳に
したんです。
ということは、いつまでたってもやはり、つい言ってしまうんです。
「ちょっと待って」と。待てないから声をかけているわけですけど。
忙しいことはみんな知っていて、でも声をかけてる。だけど「待って
-34-
ね」と、それは言うなとこういうわけです。
これは非常によくわかるんですが、学校も結局そういうことなのか
なと思います。これをヒドゥン・カリキュラムと言うとは知りません
でしたが。
やはり、その無意識のうちに自分の意識の中に優先順位をつけて結
局は自分中心になっているということです。そういうことなんですよ
ね。これを教育、医療、本当はどんな仕事でもそうなんでしょうけれ
ども、仕事の中で、そういう意識を持たねばならないとこういうこと
だろうと思います。
ありがとうございました。
その他
委員長
ちょうど、時間も予定の時間になりますが、この後、会議日程にな
りますが、次回、第2回の定例会は2月25日火曜日の午後2時から、
これは場所は初倉公民館ということになっております。
次々回について、事務局のほうからの提案をお願いいたします。
教育総務課長
委員長、教育総務課長でございます。
委員長
はい、お願いします。
教育総務課長
3月でございますが、第4木曜日の27日でございますが、ちょうど
市議会の本会議と重なりますので、できましたら、26日水曜日午後2
時からをお願いしたいのですけれども、いかがでしょうか。
委員長
26日午後2時から、よろしいですか。
それでは、皆さんご都合が問題ないようですので、26日の2時から
ということになりました。3月26日水曜日午後2時から、会場はここ
です。
以上で、本日の教育委員会定例会を閉会いたします。
本当に、初めてのことでちょっとまごまごしたところもありました
が、皆さん本当にありがとうございました。
ご苦労様でございました。
閉
会
午後4時00分
-35-