データシート（PDF） - Oracle

SPARC T5-8 サーバー
おもな機能
 世界最速のマイクロプロセッサを使用
することにより、競合他社と比較して
データーベースで 2.5 倍の価格性能比
を実現します。
 4CPU もしくは 8CPU SPARC T5 プロセッ
サ構成が可能なため、4CPU 構成では将
来的なアップグレードが可能
 8 ソケットまでほぼリニアにスケール
可能で、クリティカルなビジネス・ワー
クロードを加速
 組込み無償仮想化テクノロジーである
Oracle VM Server for SPARC と Oracle
Solaris Zoens により、サーバー統合の
簡素化、利用効率の向上、運用のオー
バーヘッド低減を実現
 パフォーマンスならびに機能強化のた
めオラクルより推奨されている Oracle
Solaris 11 を実行可能。また Oracle
Solaris 10,9,8 も実行可能で、バイナ
リ互換性を保証し、レガシー・アプリ
ケーションもサポート
 メインフレーム・クラスの信頼性、可
用性、保守性(RAS)を提供し、クリティ
カルなデータや機能への恒久的なアク
セスとサービスレベルの改善を実現
 シンプルで洗練された効率的な設計に
より、運用コストを削減しながら、エ
ネルギー消費とスペースをさらに最適
化
 システムおよびクラウド用ツールの統
合ポートフォリオを通じ、最も包括的
なライフ・サイクル・マネジメント・
フレームワークを提供
 内蔵のオンチップ暗号化アクセラレー
タ機能により、アプリケーションのパ
フォーマンスを低下させずに、高水準
のセキュリティを提供
 究極のパフォーマンス、ミッションク
リティカルな信頼性とスケールによっ
て Oracle データベース、ビジネス・ア
プリケーション、ミドルウェア・ソフ
トウェアを高速化するよう最適化済み
ビッグデータを最大の利点として
有効活用し、分析結果を成長やビジ
ネスチャンスにつなげ、さらには
ソーシャル・ストリームをマーケッ
ト・インテリジェンスに転換する
など、今日多くの企業では、ビジネ
ス・クリティカルなアプリケーショ
ンを実行可能な強力なコンピュー
ティング・パワーが求められていま
す。エンタープライズ・アプリケー
ションを高速化するよう設計、最適化されたこのハイエンド・サー
バーは、コンパクトなデザインでありながら卓越したパフォーマンス
と最高の仮想化技術を提供します。また、信頼性とアップタイムを最
大限に引き出しながら、あらゆる規模のビジネス成長に対応する柔軟
性と最大限の価値を生み出します。
製品概要
SPARC T5-8 サーバーは、8U システムで、優れたパフォーマンス、圧倒的な拡張
性、比類なき RAS 機能を提供します。Oracle Solaris と組み合わせることによ
り、ハイエンド・サーバーとしてデータベース、ミドルウェア・ソフトウェア
を含む Oracle アプリケーションはもちろん、非 Oracle アプリケーションまで
広範囲な高速化を実現します。ハードウェアとソフトウェアが共同で作業する
というオラクル独自のエンジニアリング・アドバンテージが、クラス最高の世
界記録性能、比類無き価値、ならびに投資保護で、ユニークなビジネス課題を
解決するために、最適化された各クラスでベストなプロダクトを組み合わせた
製品を提供します。
モジュール型設計アーキテクチャが採用された SPARC T5-8 サーバーは、オラク
ル史上もっとも強力な SPARC プロセッサの SPARC T5 CPU を 4 基または 8 基搭載
することで、かつてないシングルスレッド・マルチスレッド・パフォーマンス
を発揮します。SPARC T5 CPU はそれぞれ高密度な 1 ホップ構成で直接接続され、
結果的に非常に低いレイテンシとアプリケーションの高速化が実現します。
SPARC T5 プロセッサ 1 基あたり 16 コアと 16 個のメモリスロットを備えており、
SPARC T5-8 サーバーは最大 128 コアと 4TB のシステム・メモリによって非常に
高い処理密度を提供します。また、高性能の SPARC T5 プロセッサは内蔵のオン
チップ暗号化アクセラレータ機能により、パフォーマンスの低下を招くことな
く、またハードウェアの追加もすることなく、セキュアなデータセンター・オ
ペレーションにワイヤスピードの高速暗号化機能を提供します。
SPARC T5-8 サーバーでは圧倒的な I/O を提供し、仮想化やその他 I/O 負荷の高
いアプリケーションに最適なプラットフォームとなります。最大 16 個のホット
プラグ対応ロープロファイル PCIe 3.0 スロットは、I/O の柔軟性を提供するほ
か、ファイバ・チャネル、InfiniBand、またはイーサネットなどのネットワー
ク接続が選択できます。この拡張性により、I/O のアップグレードやメンテナ
ンスで通常必要な停止時間は実質排除されます。4 個内蔵された 10 ギガビッ
ト・イーサネット・ポートは、追加の I/O 帯域幅を提供します。
SPARC T5-8 サーバーは、エンタープライズ・クラスの RAS 機能（冗長、ホット
プラグファン、ディスク、電源など）を提供します。さらに、PCIe ホットプラ
1
グ対応キャリアによって、16 個の PCIe スロットすべてにホットプラグ対応の
PCIe カードを装備することができます。こうしたすべての機能によって、アッ
プタイムが向上し、ハードウェア障害時のシステム保守が容易になりました。
すべての Oracle サーバーには、
豊富な機能をすべて搭載した無償のサーバー管
理ツールが付属しています。Oracle Integrated Lights Out Manager（Oracle
ILOM）では、業界標準プロトコルを活用して、セキュアで包括的なローカル管
理およびリモート管理を行うことができます。Oracle ILOM には、電力の管理
と監視、障害の検出と通知を行う機能も含まれています。また、Oracle System
Assistant が統合されており、システム管理者はこの指示に従って作業するこ
とで、オラクルに認定されたハードウェア・ドライバを使用した迅速なサーバー
の構築、ファームウェアの更新、ハードウェアの構成、オペレーティング・シ
ステムのインストールを容易に行うことができます。
SPARC T5-8 サーバーは、オラクルのもっとも強力で効率的な SPARC ベース・サー
バー・ファミリーの一製品です。
同じコアを共有するプロセッサに基づく、SPARC
ベース・サーバーでは、プロセッサを 1 基から 32 基までシームレスに拡張でき、
ミッション・クリティカルなアプリケーションを想定して設計されています。
SPARC ベース・ファミリーの全サーバーが、オラクル環境に対応した最高の UNIX
システムである、Oracle Solaris オペレーティング・システムを稼働します。
これらのサーバーは、Oracle VM Server for SPARC を介して同じ仮想化機能を
共有し、Oracle Enterprise Manager Ops Center を介して同じシステム管理フ
レームワークを利用します。そのため、すべてのエンタープライズ・ワークロー
ドを極めてシンプルにデプロイすることが可能になり、ビジネス・リスクが軽
減し、管理コストが節減され、あらゆる規模のビジネス成長に対応する柔軟性
を解放しながら、信頼性とアップタイムを最大限に引き出します。
Oracle Premier Support のお客様は、My Oracle Support と、Oracle Enterprise
Manager Ops Center のマルチサーバー管理ツールを利用できます。Oracle
Enterprise Manager Ops Center は、中核をなす統合システム管理ツールであ
り、完全なクラウド型 Infrastructure as a Service（IaaS）のためのサーバー、
ストレージ、ネットワークを統合しています。また、Oracle Enterprise Manager
Ops Center には自動サービス・リクエスト機能もあり、ユーザーの介在なしに
潜在的な問題が検出されてオラクルのサポート・センターに報告されるため、
最高レベルのサービスとサポートの簡素化に役立ちます。
SPARC T5-8 サーバーの仕様
おもな用途
 エンタープライズ・アプリケーション：Oracle E-Business Suite、Oracle Siebel
Customer Relationship Management（Siebel CRM）
、 Oracle Business Intelligence
Suite Enterprise Edition、Oracle PeopleSoft アプリケーション、JD Edwards
Enterprise One アプリケーション（Oracle）、SAP ERP
 ミドルウェア： Oracle WebLogic Server 、 Oracle WebCenter Suite 、 IBM
WebSphere、JBoss、Apache
 Oracle Database：Oracle Database 12c、IBM DB2、Sybase IQ
2
アーキテクチャ
プロセッサ

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

16 コア 3.6GHz SPARC T5 プロセッサ
プロセッサ当たり最大 128 個のスレッド、システム当たり最大 1,024 個のスレッド
SPARC T5 プロセッサ当たり 16 個の浮動小数点ユニット
SPARC T5 プロセッサ当たり 16 個の暗号化ユニット
オンチップの暗号化命令アクセラレータにより、次の 16 種類の業界標準暗号化ア
ルゴリズムを非特権モードで直接サポートし、さらに 16 コアのそれぞれでランダ
ムな数字を生成：AES, Camellia、CRC32c、DES、3DES、DH、DSA、ECC、Kasumi、
MD5、RSA、SHA-1、SHA-224、SHA-256、SHA-384、SHA-512
プロセッサあたりのキャッシュ
 8MB、8 バンクの共有 L3 キャッシュ、コアごとに 128KB の専用 L2 キャッシュ
メイン・メモリ
4CPU 構成時、下記 2 つのメモリ構成をサポート
 1TB（16GB 1,066MHz DDR3 DIMM x 64 を使用）
 2TB（ 32GB 1,066MHz DDR3 DIMM x 64 を使用）
8CPU 構成時、下記 2 つのメモリ構成をサポート
 2TB（16GB 1,066MHz DDR3 DIMM x 128 を使用）
 4TB（ 32GB 1,066MHz DDR3 DIMM x 128 を使用）
システム・アーキテクチャ
 SPARC V9 アーキテクチャ、ECC 保護
標準/統合インタフェース
 ネットワーク 10GbE×4（100Mbps/1Gbps/10Gbps）
 拡張バス：ロープロファイル PCIe 3.0（x8 レーン）スロット×16、PCIe ホットプ
ラグ対応キャリア経由でアクセス
 ポート：外部 USB 3.0 ポート x4（前面×2、背面×2）、内部 USB 2.0 ポート×1、
RJ45 シリアル管理ポート×1、コンソール 10/100 ネットワーク・ポート、VGA ポー
ト
大容量ストレージとメディア
内蔵ディスク
最大 8 台の 300GB/600GB 2.5 インチ SAS ドライブまたは
100GB/300GB/400GB SSD ドライブ
Sun Flash Accelerator F40 PCIe カード、F80 PCIe カード(オ
プション)
外付けストレージ
オラクルは、クラス最高の革新的なストレージ、ハードウェ
ア、およびソフトウェア・ソリューションの完全な製品ライ
ンナップを、有名な世界有数のサービスとサポートとともに
提供しています。詳しくは、oracle.com/storage を参照して
ください。
電源
 4 台のホットスワップ対応 AC 3,000W 冗長（2+2）電源
 200～240VAC での動作時最大入力電流：30A(16 A/コード)
(実際の消費電流量は定格を 10%程度超える場合があります)
 200～240VAC での動作時最大入力電流：6000W
(実際の消費電力量は定格を 10%程度超える場合あります
3
おもな RAS 機能
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ホットプラグ対応ディスク・ドライブ
ホットプラグ PCIe カード
ホットスワップ対応の冗長電源と冗長ファン
環境監視
Extended ECC、エラー訂正、メモリのパリティ・チェック
容易なコンポーネント交換
内蔵ディスク・コントローラ（RAID 0、RAID 1、RAID 1E/10）
Electronic prognostics
Oracle Solaris の予測的自己修復機能を含む障害管理アーキテクチャ
ソフトウェア
オラクルはパフォーマンスおよび機能が強化された Oracle Solaris 11 を推奨します
 Oracle Solaris 11.1 および Oracle Solaris 10 1/13 パッチ追加
 制御ドメイン: Oracle Solaris 11.1, Oracle Solaris 10 1/13 パッチ追加
 ゲストドメイン:
 Oracle Solaris 11.1
 Oracle Solaris 10 1/13 *
 Oracle Solaris 10 8/11 *
 Oracle Solaris 10 9/10 *
* パッチ適用の必要あり
 Oracle Solaris 8 または Oracle Solaris 9 専用に認定されたアプリケーションは、
Oracle Solaris 10 1/13 ゲスト・ドメイン内の Oracle Solaris レガシー・ゾーンに
インストール可能
付属のソフトウェア
 Oracle Solaris 11.1（Oracle VM Server for SPARC 3.0 付属）
 Oracle Solaris ZFS（デフォルトのファイル・システム）
仮想化
 無償で付属している Oracle VM Server for SPARC と Oracle Solaris Zones を使用
して、1 台の SPARC T5-8 サーバーで 128 個の仮想システムを構築できる柔軟性
の高い仮想環境を提供
動作環境
動作時温度
 5°C～35°C（41°F～95°F）
 最高温度の低下率：900 m（2,952 フィート）
1° C/300 m（1.8° F/984 フィート）
非動作時温度
 -40°C～65°C（-40°F～149°F）
動作時相対湿度
 10～90 %、湿球温度：27℃（81° F）、結露なし
非動作時相対湿度
 93%、湿球温度 38℃（100° F）、結露なし
動作時高度
 0～3,000m（0～9,840 フィート）
、インストールの最高高
度を 2,000m に制限する法規制のある中国市場を除く
非動作時高度
 0～12,000m（0～39,370 フィート）
騒音
冷却
4
アイドル時：
 8.2B（LwAd：1B = 10dB）
 65.7dBA（LpAm：バイスタンダ位置）
動作時最大電力：
 10.0B（LwAd：1B = 10dB）
 83.2dBA（LpAm：バイスタンダ位置）
 22,185BTU/時、最大 730cfm
準拠規格（以下の要件に対応）
 安全性：UL/CSA 60950-1（2nd Ed）、EN 60950-1（2nd Ed）、IEC 60950-1（2nd Ed）
CB Scheme（各国の規定に準拠）、CNS 14336-1
 EMI/EMC：EN 55022 Class A、47 CFR 15B Class A、ICES-003 Class A、VCCI Class
A、CISPR22 Class A、CNS 13438 Class A、KN22 Class A、EN 61000-3-2、EN
61000-3-3
 イミュニティ：EN 55024 および KN24
 規制標示：CE、FCC、ICES-003、C-Tick、VCCI、GOST-R、BSMI、KC、cULus、
S-Mark
 EU 指令：RoHS 指令 2011/65/EU
寸法と重量




高さ：350mm（13.8 インチ）、8U
幅：445mm（17.5 インチ）
奥行：800mm（31.5 インチ）
重量：最大約 118.6kg（261.5 ポンド）
、ラックマウント・キットを除く
省エネ法に基づくエネルギー消費効率*1
省エネ法規制対象外
1
* エネルギー消費効率とは、省エネ法で定める測定方法により測定した消費電力を、
省エネ法で定める複合理論性能で除したものです。
保証
SPARC T5-8 サーバーには 1 年間の保証が付属しています。オラクルのハードウェア保証について、詳しくは
http://www.oracle.com/jp/support/policies/index.html を参照してください。
サポート
Oracle Premier Support では、ソフトウェアの更新や運用のベスト・プラクティスから事前予防的なサポート・ツールや
迅速な問題解決まで、Oracle 製品に対する投資収益を最大化するための完全かつ包括的なサポートを提供しています。
詳しくは、http://www.oracle.com/jp/support/index.html を参照してください。
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