介護サービス事業者のための 災害対応ガイドライン - しだ介護サービス

介護サービス事業者のための
災害対応ガイドライン
しだ介護サービス事業者協議会
平成24年5月
は
じ
め
に
このたび、しだ介護サービス事業者協議会は、藤枝市健康福祉部介護福祉課協力のもと、介護事業者のた
めの災害対応ガイドラインを策定いたしました。
本書は、介護サービス事業所の動きを時系列に並べるだけなく、地域包括支援センターや行政の動きも網
羅することで、関係機関との連携にも言及しています。また互いに助け合い災害対応に取り組める指針とな
るようとの願いも込めて、つくられています。
今回のガイドラインの発行は、ゴールではありません。抱えている課題は多く、そのひとつとして、行政
との災害協定の締結も視野に入れています。今後、協議を重ね課題を解決していくことが、本書を育てるだ
けでなく、この志太地区の防災意識を高め、災害の被害軽減につながると信じています。今後もしだ介護サ
ービス事業者協議会の活動にご協力お願いいたします。
平成24年5月
しだ介護サービス事業者協議会
会長
西山 猛司
―
発災前~復旧期までの流れ
目
次
―
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
P1
第1章
1-1
1-2
1-3
1-4
1-5
備える
BCPの策定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
情報伝達の手段と方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地域との協力関係の構築 ・・・・・・・・・・・・・・・・・
物資の備蓄 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
災害時に必要な利用者情報の整理 ・・・・・・・・・・・・・
従業者として災害に備える ・・・・・・・・・・・・・・・・
P7
P10
P12
P14
P16
P20
第2章
2-1
2-2
2-3
2-4
2-5
2-6
2-7
応ずる
利用者及び従業者の帰宅困難者対応 ・・・・・・・・・・・・
被災状況の報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
必要物資の要請 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ボランティアスタッフの要請 ・・・・・・・・・・・・・・・
緊急入所と福祉避難所 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
生活不活発病と震災関連死の予防 ・・・・・・・・・・・・・
災害時の医療救護体制 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
知っておきたい震災時の用語 ・・・・・・・・・・・・・・・
P23
P24
P26
P27
P28
P30
P31
P32
第3章 考える
3-1 今後、検討しなくてはいけない課題 ・・・・・・・・・・・・ P35
資料
1. 指定避難所(藤枝市・焼津市・島田市)と津波避難ビル(焼津市)
2. 救護所と救護病院(藤枝市・焼津市・島田市)
3. 福祉避難所(藤枝市・焼津市・島田市)
4. 東日本大震災時における介護保険等に関わる通知
5. 被災時市町への連絡様式(静岡県)
6. 地域包括支援センター・居宅介護支援事業所・地域行政窓口一覧(藤枝市・焼津市・島田市)
発災前
介護支援
専門員
サービス提供事業所
○事業所内の災害マニュアル作成
・(想定される様々な状況下での)従業者の対応
・状況報告等情報伝達の手段と方法
→P.10
・災害時の役割分担
・避難所(→資料1)の確認
・帰宅困難者(利用者・職員)の対応
・ボランティアスタッフ受入
等
○市と地域包括支援センターの
災害発生時の役割を確認。
○地域との協力関係構築 →P.12
等
○防災訓練の実施
・ライフライン途絶の状況
・休日夜間
等を想定
・送迎中、訪問中等の状況
・状況報告等情報伝達訓練(電話不通も想定)
(利用者、従業者、介護支援専門員、市等)
○物資の備蓄 →P.14
(最低3日間分、できれば1週間分)
○倒壊防止等の防災対策 →P.14
○災害時に必要な利用者情報の整理
→P.16
・利用者一覧表(災害時持出用)の作成
・ケアプランの確認
市
(担当課)
○発災時の地域と ○災害時情報収集
発信方法の確認(電
の連携確認
・圏域の臨時避難 話不通も想定)
所や指定避難所の
確認
・災害時の総合相
談や予防啓発等の
あり方を確認
○BCPの策定 →P.7
・地域の防災訓練参加
・事業所の防災訓練へ地元住民参加
地域包括支援
センター ※
等
○災害時に必要な
利用者情報の整理
・利用者一覧表(災
害 時持 出用)の 作
成
・災害時に向けたケ
アプラン作成
①電源を要する医
療機器装着者や福
祉用具使用者の停
電時対応方法を主
治医等と話し合い、
掲載
②緊急連絡先、電
話 番号 、想定 さ れ
る避難場所等を掲
載
・F救隊の配布、記
入、更新
○災害時高齢者
支援(トイレ・認知
症対応・生活不活
発病予防等)の啓
発
○防災対応の啓発
・サービス提供事業
所との合同防災訓
練(情報伝達等)
・F救隊の周知等
○サービス提供事業
所への救援物資供
給体制の確認
○社会福祉協議会
との災害ボランティア
組織体制の確認
○専門職ボランテ
ィア受入体制の確
認
○災害時の対応方法確認
・利用者、家族への説明
・従業者への説明
○災害時要介護者
への救護対策(緊
急入所や福祉避難
所(→資料3)入所
等)の確認
※ 地域包括支援センターにおいては、事業運営について事業者と同様、介護予防支援業務について介護支援
専門員と同様とする。
-1-
発災直後
地域包括支援
センター
介護支援
専門員
サービス提供事業所
市
(担当課)
○自分の安全確保
○所内にいる利用者、従業者の安全確保
○火災対応(初期消火、防火対策)
○建造物の安全確認と避難誘導
○応急救護
(状態により救護所(資料2)へ搬送 →P.31)
○災害情報の収集
自主参集フロー図
災害発生
自分の安全を確保する。家族の安否を確認する。概況を知る。上司へ連絡をとる。
勤務時間内
勤務時間外
内勤
地域へ出ている最中
↓
(訪問介護等の支援中)
利用者等の安全確保・
↓
避難誘導に努める。
利用者等の安全確保・
上司へ連
避難誘導に努める。
絡がとれな
い。
家族が被災
↓
家族の救護に努める。
交通途絶、参集できない。
地域の被害が甚大
↓
地域での救護に努める。
事業所または予め決められた場所へ参集する。
(建物倒壊等、参集に不具合がある場合は、身の安全が確保できる場所において待機)
-2-
発災当日~応急期(3・4日目くらい)
介護支援
専門員
サービス提供事業所
○役割分担(災害対策本部設置)
○利用者の安否
確認
○通信手段の確保
医療器具装着等優
先順位を考慮
①生存の確認
②身体状況の確認
③生活環境の確認
④今いる場所で以
前の生活継続可能
かの判断
⑤ケアプラン(サー
ビス)変更の必要性
確認
⑥緊急対応の必要
性確認
⑦緊急入院・入所
先の選定
○事業所の被害状況確認
○所外にいる従業者の安否確認
○利用者及び従業者の帰宅困難者対応
→P.23
・トイレ対策
・防寒防暑対策
・食事の手配
・寝具の手配
等
地域包括支援
センター※
(災害対策本部
設置)
○ボランティア本
部設置
(ボランティアセン
ター運営は社会
福祉協議会)
○事業所の被災状況を市へ報告
→第1報は12時間以内! P.24
○従業者及び利用者家族への状況報告
○所外にいる利用者の安否確認
○サービス提供
事業所の運営状
況確認
○事業運営継続判断及び市への報告
→4日目までに。 P.24
(出来る限り早く)
市
(担当課)
○市と連携し、
圏域内事業所
の運営状況確
認
○サービス提供
事業所(居宅介
護支援事業所含
む)の運営状況
確認と公開
○サービス提供困難居宅介護
支援事業所担当の利用者対応
調整
○サービス提供
事業所への救援
物資供給体制の
確保
○事業再開に向けての準備
・物資の要請 →P.26
・ボランティアスタッフ要請 →P.27
○地域避難
所の情報確認
-3-
○緊急入所(定
員超過)、福祉避
難所入所受入体
制確認、申込対
応
復旧期(~1ヶ月くらい)
介護支援
専門員
サービス提供事業所
(事業の継続・再開)
○従業者の勤務体制管理
地域包括支援
センター
市
(担当課)
○避難所等避難 ○市と連携し、地 ○ サ ー ビ ス 事
先での生活支援 域包括支援セン 業 所 の 運 営 状
・利用者の定期的 ター機能を維持
況情報収集及
安否確認
①介護支援専門員 び公開
○介護支援専門員との連絡
・サービス利用再
開調整
・生活不活発病や
震災関連死予防
(誤嚥性肺炎予防
の口腔ケア実施)
等
○利用者の所在確認
・自宅等、避難所、入院、福祉避難所、緊急入所
→P.28
○利用者のサービス継続及び変更の確認
○サービス提供記録の管理
○介護保険等に関わる通知の確認
・運営基準
・補助や減免
等 →資料
○ボランティアスタッフの確保及び応対
支援
・サービス事業所の
運営状況情報収集
及び公開
②総合相談
・介護保険要介護
認定申請代行
③自治会、民生委
員、自主防等との
連携
・定期的な情報収
集
④介護予防等啓発
・要介護者理解等
助言
○介護保険等
に関わる通知
の情報伝達
○支援困難課
題への対応
○物資の確保
○復旧資金の確保
○利用者の健康管理
・生活不活発病や震災関連死予防
(誤嚥性肺炎予防の口腔ケア実施)
○従業者の健康管理
○生活再建支援
・独居等高齢者
への情報伝達
(仮設住宅、諸手
続き等)支援
・緊急小口資金
貸付等制度紹介
等 →P.30
○生活再建に
関わる制度・サ
ービス等の情
報収集及び公
開
・仮設住宅、罹
災証明書、支
援金等に関わ
○仮設住宅居住
る情報
高齢者支援
○地域高齢者の
状況把握
○事業所の被災前状況への復旧
○市内高齢者
状況把握
-4-
第1章 備える
-5-
-6-
1-1 BCP(事業継続計画)の策定
BCPとは、事業継続計画(Business Continuity Plan)のことであり、事業所が自然災害、大災害、テ
ロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる
事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平時に行うべき活動や緊急時における事業継続
のための方法、手段などを取り決めておく計画のことです。
■BCP 策定のポイント
災害時、経営者が意気消沈し何も行動しなければ廃業するしかありません。焦るだけで事業
の復旧が遅れると利用者から取引が打ち切られ事業縮小を余儀なくされます。災害時に計画的
に行動できるようあらかじめ手はずを決め、手を打っておくことが肝心です。
1. 中核事業の特定
幾つかの事業のうち、緊急時に優先して継続・早期復旧すべき事業(中核事業)を特定し
ます。
災害時には、利用できる人材や設備、原材料、資金、情報などの経営資源が制約されます。
まずは事業を絞り込んで、限られた資源を傾注することが、事業所存続の近道です。
事業所にとって一番大切な利用者、利益が大きい事業、今後の伸びが期待できる事業など、
経営者が総合的に判断して中核事業を選んでください。
2. 目標復旧時間の設定
災害時に中核事業を復旧する目標時間を定めます。
目標を揚げることで、その実現に向け事前の対策を進め、緊急時の計画的な行動を促しま
す。
いつまでに復旧すれば、利用者との取引を維持できるか?事業所の財産が破綻しないかな
どの観点から定めてください。
3. 事前対策や代替策の用意
中核事業の継続になくてはならない資源(人材や設備、原材料、資金、情報)について
災害時でも利用できるよう事前に対策を打ったり、代替策を用意したりします。
目標復旧時間を達成するために効きそうなことから手を打ちます。取引先から要員応援を
得る、協力施設に協力を得る、調達先を2箇所確保しておく、コンピュータのバックアッ
プを取っておくなどの対策があげられます。
-7-
■BCP 運用のポイント
BCP は、一度策定すればよいものではありません。策定した BCP を利用者や取引先、従業
者に説明し理解してもらいましょう。
まずは事業所の身の丈にあった計画を策定しましょう。訓練を行ったり、定期的に見直した
り、継続的に改善することが大切です。
1.利用者や取引先とのあらかじめの協議
利用者や取引先の信用を守るには、相互の思い違いがないことが肝心です。
中核事業や目標復旧時間について利用者や取引先の了解が得られるよう相談しておきま
す。
災害時、利用者や取引先との緊急連絡手段(電話等が使えない場合)や、相互の要員応援
等について決めておきます。
2.従業者との話し合い
災害時、従業者に安全に行動してもらわなければなりません。従業者が事業所のために駆
けつけてくれるかも問題です。
災害時に、経営者はどう行動するつもりか、従業者にどう行動して欲しいか、策定した
BCP を基に話し合っておきましょう。
3.継続的な改善
最初から完璧な BCP を目指さない、事業所の身の丈にあった「使える BCP」が大切です。
訓練や定期的な見直しを通じて、BCP を継続的に改善していくことが大切です。
BCP 策定・運用サイクル(継続的な改善のために)
-8-
■BCP を策定することのメリット
中小企業が BCP を策定すると、災害に強くなるだけでなく、日頃の事業においてもメリット
があります。
1.災害に強い事業所になる!
BCP は、従業者の安全を守り、中核事業を守り、利用者の信用を守るためのものです。
BCP の策定によって、事業所が災害を生き抜く術を手に入れることができます。
2.日頃から利用者や取引先の信用が高まる!
BCP 策定事業所は、しっかりとした企業と認識され、お客様や取引先からの信用が高ま
ります。大企業の中には取引先に対して BCP の策定を要請するところもあります。
3.従業者や協力業者等との連携が強まる!
BCP は、従業者や協力業者等と一緒に取り組むこととなります。事業所を守る経営者の
姿勢を示すことで、従業者の安心感を生み、協力業者等との関係を強化することにつなが
ります。
4.優遇金利で融資が受けられる!
BCP 策定事業者が防災対策を進める際の費用について、優遇金利で融資を受けることが
できます。政府系中小企業金融機関や一部の民間金融機関で取り扱っています。
5.中長期の経営戦略を練る機会になる!
BCP の策定は、優先すべき中核事業を絞り込んだり、経営資源の弱点を抽出したり、利
用者や協力業者との関係を再構築することとなり、経営戦略の立案そのものと言えます。
(資料)中小企業庁 BCP(事業継続計画)パンフレット(全8ページ)
(平成20年8月)
ワンポイントアドバイス
☆「BCPは難しい」、「どこから手をつけていいかわからない」といった場合は、コンサルタントに入ってもらってス
タートするのもいいでしょう。
-9-
1-2 情報伝達の手段と方法
ふくそう
災害時には、停電や通信網の輻輳(通信の渋滞現象)により電話が不通になることが考えられます。
災害時に情報をどのように収集するのか、またどのように報告・伝達するのか、事前に決めておきまし
ょう。
発災直後、まず必要なのは「地震情報(震度・震源地・規模・津波情報)」と「家族・仲間の安否」です。
※1
その後、「被害情報」「防災情報」「生活情報」と移行します。
■災害時の情報収集
まず、正しい状況を把握するため「地震情報」を収集します。停電しなければ、テレビやイン
ターネットからの情報が早く正確です。しかし、ライフラインの途絶があった場合は、ラジオや
携帯電話(ラジオ・インターネット・ワンセグの使用可)が有効です。
ゆーすとりーむ ※2
◎テレビ(広域の情報収集には便利・停電時は携帯でワンセグや U s t r e a m を見られる)
ラジコ ※3
◎ラジオ(携帯ラジオ《発電ラジオが便利》や PC やスマートフォンにradiko を入れておくと
どこでもラジオが聴ける・地元 FM 局の番組では地元の情報が入手できる)
◎インターネット・スマートフォン(スマホは停電時でも使えて便利・充電対策○
要)
パソコン・スマートフォンに入れておくと便利なアプリ・・・
☆ゆれくるコール/なまず速報:緊急地震速報を受信し、通知してくれる。
☆※2Ustream:インターネット系の生放送を視聴できる。非常時にはテレビ局のニュースを配信。
☆※3radiko:インターネットを通じて地域ラジオ放送が聴取できる。
(Ustream と radiko は PC の検索サイトから、またはスマホはアプリから入れるのが簡単)
ス カ イ プ/ラ イ ン
☆Skype/LINE:携帯電話の音声通話ができなくても利用できる可能性が高い音声通話アプリ
※1防災情報と生活情報とは・・・
☆防災情報:二次災害を防ぐための情報(余震・津波・崖崩れ・火災など)
☆生活情報:ライフラインの復旧・避難所の情報・救援物資の情報・生活再建情報 など
これらの方法は、防災情報や生活情報を収集する
のにも役立ちます。連絡先の登録やアプリの入力な
ど発災後に行うのは、困難となる場合があるので
事前に登録しておきましょう。
※これらの方法が使用できない場合は徒歩・自転車といった人力で情報収集することになります。
近くの地域包括支援センターや介護サービス事業所などとの日ごろの連携も大切です。
- 10 -
■安否確認の手段と方法
固定電話が通じないことを想定し、携帯電話や公衆電話(緑か銀)の確認をしておきましょう。
1.連絡網の作成
電話番号だけでなく、携帯電話やメールアドレスなどいくつかの連絡先を載せておきま
しょう。
できれば、組織代表者または担当者からの一斉送信が効率的です。それでも連絡がつかな
いことを想定し、次のような確認方法も各事業所で決めておきましょう。
(家族・利用者と
の連絡方法としても有効です)
2.災害用伝言ダイヤル
災害発生時(震度6以上の地震など)には NTT の災害用伝言ダイヤルサービスが稼働しま
す。
伝言の録音 tel171 ⇒ 1♯ ⇒(○●○)△▲△―□■□■ ⇒伝言を入れる⇒9♯
伝言の再生
tel171
⇒
2♯
⇒(○●○)△▲△―□■□■
⇒伝言を聞く
被災地の方は自分の電話番号を、被災地以外の方は被災地の電話番号を入力。
ガイダンスにそって、入力してください。伝言は一件につき30秒以内です。
これらのサービスは毎月1・15日
と防災週間に体験できます。
3.携帯電話「災害用伝言板」
登録
携帯電話 各社のトップメニューもしくはアプリから「災害時伝言板」へ入る。
「登録」を選択。コメント(100文字以内)もしくは選択肢のチェックを入力。
確認
トップメニューもしくはアプリから「災害時伝言板」へ入る。
「確認」を選択。相手の携帯番号を入力。伝言板を見る。
他社の携帯や PC からは携帯会社のホームページから災害時伝言板へ入り、携帯番号を入力。
E メール自動送信の機能があるため、事前にいくつかの連絡先を登録しておくと便利。
災害時、登録した先には自動的に入力した内容が送信される。
4.安否確認システム
各事業所が業者に登録。緊急地震速報に連動し、自動的にメール配信する。
職員からの返信で安否確認ができる。
ミクシィ
フェイスブック
ツ イ ッ タ ー
とっても便利 SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)・・・mixi・Facebook・Twitterなど
スマートフォンを持っているなら ぜひ SNS への登録をお勧めします。自分が入力した内容を一度に多くの人
が確認できます。また、自分もすぐに多くの人の情報を確認できます。今すぐアプリを入れて 登録してみてくださ
い。PC や携帯からも登録できます。検索サイトから検索してみましょう。
事業所や会社も登録してみてください。スタッフが同じ SNS に登録し、事業所と「友達」や「フォロワー」になれ
ば、情報共有はとっても簡単・便利!東日本大震災の時には、これらの SNS が大活躍したそうです。せっかく便
利なものが世の中にあるのだから、利用しない手はないのです!!
- 11 -
1-3 地域との協力関係構築(地域との連携)
いざという時のために地域との連携の構築はとても重要です。大規模災害の発災時には、その場に
いる従業者だけで安全確保や利用者への対応ができるとは限りません。また、公的な支援や物資が
届くまでに時間がかかったり、その内容が十分でないことも考えられます。その際には、地域住民に支
援が必要になります。状況により、介護サービス事業所が一時的に避難所となることもありえます。
だからこそ、平常時より地域との連携を作っておくこと、いざという時に助け合える関係(お互いさま
の関係)を構築していくことが、要援護者である利用者や地域の高齢者を守るために必要なのです。
■地域から提供して欲しいもの
1.人的支援(利用者を避難所へ移送するための支援・建物からの救助など)
災害時には事業所の建物が損壊し、避難を余儀なくされる事態が想定できます。
しかし、グループホーム、通所介護の宿泊(介護保険外サービス)などでは、夜間の職員
体制が1人のところもあります。発災の時間帯等によりこのような状況下に置かれた場合、
人的な支援が必要になるでしょう。日頃から地域の自主防災会(自治会、町内会)と災害時
の人的支援について検討しておく必要があります。
2.(商店や農家、その他近所からの)食料や物資
多くの災害マニュアルでは、食料、物資の備蓄は3日分と示されています。しかし、物資
が届くまでに実際はそれ以上の時間を要することもあり、地域の資源が必要になることも
あります。
~こんなことがありました~
☆東日本大震災では、道路の寸断やガソリン不足による輸送の停滞、救援物資の管理に時間がかかり、物資
の補給に一週間以上かかった地域もありました。
☆宮城県の介護事業者は、農家からお米や暖房用の灯油を調達したり、近所から石油ストーブを借りることが
できました。
3.その他に考えられる支援
地域からのボランティア支援や情報提供(給水や支援物資など)
■介護事業者が地域に提供できるもの
1.一時的な避難場所の提供
地域に安全な場所が確保できない場合には、グループホームやデイサービスは、地域の方
たちの避難場所として活用することもできます。
2.送迎車両の利用
通常の車では移動が困難な在宅生活者の移動には、介護用の専用車での移動が必要になり
ます。送迎用の車両を使って地域の方の避難、受け入れに活用することができます。
3.トイレの提供
介護サービス事業所では、汚物処理のノウハウがあります。おむつを使っての一時的な排
泄処理など、介護現場ならではのトイレ設備の活用が考えられます。(2-1参照)
- 12 -
4.入浴場の提供
寝たきりの在宅生活者の方は、災害時の入浴場所は限られてくるため、寝たままや車椅子
に乗ったまま入浴できる施設での入浴は、清潔保持にとって有用な手段のひとつです。
5.介護相談窓口
認知症などを罹患した要介護者にとって、避難所等での生活はストレスが大きく、周辺症
状悪化の起因となりかねません。それにより、介護者(家族)の負担を増大させることにも
つながります。避難生活において、介護の専門知識をもつ事業所が、悩みを抱えた家族の相
談窓口として地域に貢献できると考えられます。また、相談内容によっては地域包括支援セ
ンターへ「つなぐ」役割も求められます。
■地域とのコミュニケーション
介護サービスは、地域高齢者の課題を解決する手段のひとつです。日々の介護サービス活
動は、災害時に助け合う「お互いさま」の関係を築くことができます。まずは顔の見える関
係を作るため、取り組みやすいところから始めることが第一歩です。
1.地域への防災訓練への参加
地域での防災訓練への参加は、災害時対応における地域との協力関係を築く上で重要な機
会です。地域の町内会長、自治会長に相談し、積極的に参加していきましょう。
2.運営推進会議の活用
地域密着型サービス事業所が開催する運営推進会議を通じて、定期的に災害時協力につい
て課題が話し合われることで、地域と介護サービス事業所の災害に強い関係作りの一助とし
て活用ができます。
3.地域ネットワーク会議への参加
地域包括支援センターでは、地域高齢者の課題解決を目的としたネットワークを構築する
ため会議を開催しています。ネットワークを通じて災害時対応の話し合いを重ねていくこと
は、減災に向けた重要な取り組みです。
4.介護サービス事業所のイベントへの広報
夏祭りやバザー・介護教室などの広報を行い、事業所へ足を向けてもらいましょう。
地域とのコミュニケーション
〇地域の防災訓練への参加
〇運営推進会議
〇町内の行事への参加 ○広報誌配布
〇地域包括ネットワーク会議(地域包括支援センターの活用) 〇事業所のイベントの広報
介護サービス事業所
(地域に提供できるもの)
地域(連携を取っていく所)
・一時避難場所の提供
・デイの送迎車の利用
・トイレの提供
・入浴場所の提供
・介護相談窓口
・高齢者等の受け入れ
・自治会、町内会
・民生委員
・開業医
・商店街、コンビニ
・農家
・地域の学校など
- 13 -
1-4 物資の備蓄・必要品の確保と防災対策
災害時は物流が途絶するおそれもあります。非常時に備え、物資の備蓄や必要品を確保しておきま
しょう。
また、事業所の耐震化による防災対策も重要です。阪神・淡路大震災では、死亡原因の 83.3%が
「倒壊等によるもの」、負傷原因の 45.5%が「家具が転倒したため」と最も多い原因でした。
■備蓄品や災害時必要品
事業所の備蓄品等は、最大の利用人数(従業者を含む)を想定し、準備しておきましょう。
<主な例>
区
分
品
名
移送用具等
米、インスタント食品、ドライフーズ、レトルト食品、流動食、粉ミルク、飲料水(1
人1日3リットル)、調味料など
カセットコンロ、コンロ用ボンベ、やかん、なべ、簡易食器、ラップ※1、割箸※2
など
消毒薬、胃腸薬、傷薬、鎮痛剤、解熱剤、ガーゼ、包帯、脱脂綿、絆創膏、三角巾、
はさみ、血圧計、体温計、ケア用グローブなど
携帯ラジオ、携帯テレビ、トランシーバー、メガホン、携帯電話、携帯電話充電器※
3、地図、ハザードマップ、従業者情報、顧客(利用者)情報、バックアップデータ
※4など
発電機※5、燃料、毛布※6、寝袋、懐中電灯、電池、ローソク、ライター、タオル、
石けん、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウエットティシュ、簡易トイレ、
紙おむつ、マスク、ゴミ袋※7、カイロ、雨具、着替え、筆記用具、古新聞※8、女
性用品、防虫用品、自転車(バイク)※9など
車いす、ストレッチャー、担架など
安全用品等
ヘルメット、防災ずきんなど
作業機材等
かなづち、のこぎり、釘、スコップ、ツルハシ、ブルーシート、ガムテープ、ロープ、
ナイフなど
食料品等
炊事道具等
医療品等
情報機器等
生活用品等
■備蓄品リストの作成
備品リストには、品目、数量、保管場所、有効期限、納入先等を記入し、定期的に備蓄品と照
合しましょう。また、その際、備蓄品等が利用可能か確認しましょう。
■備蓄のポイント
◎救援物資が届くまで、少なくとも3日程度は自力で対応できるよう、食料や飲料水などを職
員分も含めて備蓄しておきましょう。
◎避難先での対応に備え、必要となる物資や器材をリストアップし、非常時用持ち出しセット
として準備しておきましょう。
◎備蓄した食料や医薬品が有効期限切れにならないよう、備蓄品リストを作成し、定期的に在
庫チェックをしておきましょう。
◎災害時に十分な調理が行えない場合にも備えて、介護食の保存食の準備も検討しましょう。
- 14 -
備蓄品の活用例
※1 ラップ ⇒ 食器を汚すことを防ぎ水の節約になる、紐代わりになる、トイレを汚さずにすむ、包
帯の代わりになる、防寒にもつかえるなどの他にも用途多数
※2 割り箸 ⇒ 火を起こすときの着火剤につかえる
※3 電池式の携帯の充電器 ⇒ 携帯電話が利用できる可能性アップ
※4 情報やデータの保存(国内データセンターなど) ⇒ 災害時のデータ喪失を防ぐことで安否確
認や事業の再開を早めることができる
※5 発電機 ⇒ 自動車も発電機として利用できる
◎シガーソケットから充電できる器具もしくは、100V への変換器を使用することで自動
車が電源となる(HV 車であれば変換器不要)
◎自動車の給油を常に早めに行うことで、ガソリン供給がない間も車を移動手段として
の利用できる期間が延びるのはもちろん、電源としての利用可能期間も延びる
※6 毛布 ⇒ 担架の代わりにもなり、ケガ人や高齢者の搬送にも使用できる
※7 ゴミ袋 ⇒ 大きなゴミ袋は、雨具・防寒着の代わりや古新聞を丸めて入れることで布団の代わ
りになる
※8 古新聞 ⇒ 布団の代わりになる・着火剤になるなどの他にも用途多数
※9 自転車やバイク ⇒ 発災直後は自動車が使えない可能性が高いため貴重な移動手段となる
ワンポイントアドバイス
☆地域の方との日頃のつながりは、物資の備蓄と同様に大切な準備です。物資や人的援助・安否確認など
お互いに助け合うことができます。
☆保管場所等の問題で十分な備蓄がかなわない場合、まずは特別なことと考えずに日頃ストックしているも
のを少し多めに買いそろえておくことからはじめてみましょう。
■倒壊防止等防災対策について
◎建物の耐震化
◎家具等設備品の転倒防止:家具等の固定、備品上に物を置かない、転倒防止グッズの活用
◎ガラスの飛散防止:ガラス飛散防止シートの活用
◎避難経路をふさがない家具等の配置
◎カーテン等の防炎処置
◎エレベーターの自動着床装置導入
また、担当者会議等で利用者宅を訪問した際には、寝室等の防災対策や環境整備について助言
を行うことも利用者を守る大切な役割です。
- 15 -
1-5 災害時に必要な利用者情報の整理
日本介護支援専門員協会発行の『改訂版 災害対応マニュアル』では、介護支援専門員が災害時
の安否確認や緊急対応、生活の再建に役立てるよう、予め利用者情報を収集、整理しておくことを推
奨しています。また、事業所でも避難所等への持ち出しに備え、利用者情報を整理しておく必要があり
ます。停電が起こりパソコン上で閲覧や印刷が不可能になることも考慮し、情報は紙にプリントアウトし、
1 冊のファイルにまとめておくとよいでしょう。
■利用者情報の整理
利用者情報のファイルには、個人ごとの情報はもちろん、併せて利用者の一覧表も作成してお
くと便利です。(18・19 頁に利用者一覧表「災害時チェックリスト」、災害時(持出用)利用者
情報「災害時アセスメント」の様式例を掲載してあります。)
そして、書類は作ったままにせず半年に 1 度は内容を見直し出力しておくことで、いざという
ときファイルの有効活用がはかれます。
■救急医療情報キット―
F救隊 ― の活用
災害時だけでなく体調不良で救急搬送される際など、本人と一緒に持ち出し、必要な情報を確
保するためのキットです。ひとり暮らしや老老世帯には「お守り」になるものですので、ぜひ活
用したいものです。(次頁にF救隊様式記入例を掲載してあります。)
※ F 救隊は藤枝市独自の事業です。
■要援護者台帳の確認
町内会・自主防災会では「要援護者台帳」を作成しています。これは、自力では避難するこ
とが難しく支援を必要とする方を地域で把握するためのものです。
自宅で被災した場合には、地域の連携が必要となりますので、利用者本人や家族に台帳への
登録の有無やその内容を確認しておくことも大切です。
(要援護者台帳は地域によって異なるため、市町にお問い合わせください)
- 16 -
(表)
(裏)
(原寸はA4大)
- 17 -
<利用者一覧表 例>
災害時チェックリスト
優先順位
氏名
一次避難所
主治医
特記
1 人工呼吸器 山田○朗
大洲小
Y クリニック ALS・ストレッチャー・胃ろう・吸引
2 人工透析
鈴木一○
大洲小
N クリニック 透析 月水金
3 人工透析
田中○男
青島中
藤枝市立
4 ターミナル
山本太○
青島中
K 医院
5 独居
増田玉○
市民グランド
S クリニック 近所に長男在住
6 独居
藤枝○江
高洲小
藤枝市立
埼玉に長女(キーパーソン) 近所に長男在住
7 日中独居
青島花○
高洲中
I クリニック
長男夫婦と同居も、全く関わりなし 近所に長女
在住
8 日中独居
鈴木○子
県武道館
N クリニック
9 日中独居
小沢○男
明誠高校
O 医院
10 移動困難
大石○子
明誠高校
Y クリニック 長時間座位困難・車椅子・胃ろう
11 認知症
石川春○
市民体育館 P
K 医院
12 認知症
飯塚冬○
青島北中
S クリニック 徘徊あり・
透析 火木土
混乱あり・尿意便意なし・食事介助
13
25
26
27
28
利用者一覧表のポイント
29
災害発生時に優先的に安否確認が必要な担当ケースがわかるようにしてお
30
きましょう。 医療依存度が高い方、電源を要する医療機器装着者、独居で近く
31
に頼れる人がいない方などは優先順位を高く設定しましょう。そして、その理由
や実際に確認するポイントも記載し、誰が見ても分かる形で保存しておくことが
重要です。
災害時(持出用)利用者情報のポイント:災害時アセスメント
利用者が暮らす地域の避難所や家族の連絡先は必ず確認しましょう。過去の災害
の事例から安否確認や避難先・ケアマネの名前の確認が困難であったとの報告もあり
ます。
携帯電話の番号や複数の連絡先、メールアドレスの確認など連絡手段の確保は重
要です。
他には医療ニーズ・主治医・服薬内容・サービス内容・写真・地図など必要最小限の
情報をまとめておくとよいでしょう。
- 18 -
確認日
<災害時(持出用)利用者情報 例>
藤枝居宅
ケアマネ:事業所名
℡:
災害時アセスメント
シダ カイコ
名前: 志太 介子
被保険者番号:
認定期間:
様
0000123456
23年
1月
藤枝市○○○
シダ カイゴロウ
連絡先①氏名 志太 介五郎
℡:
△△△
― ○○○
シダ カイヨ
連絡先②氏名
志太 介代
℡:
○○○
― △△△△
○○○-△△△△
(要介護区分
生年月日 T
1日~
・
23年
住所:
S
(続柄
夫
メール:
介護3
15年
12月
第 1 避難地
)
担当:□□
)
1月
1日
31日
△△小学校
同居・二人暮らし
@
(続柄
長女
) 焼津市
メール:kaiyo-shi @ dokomo.net
主治医:
○○クリニック
℡:
病名:
糖尿病 ・ 脳梗塞(左上下肢麻痺) ・ 高血圧
054 ―
△△△△
―
□□□□
薬の内容:
・アルダクトン A25mg 1T 朝食後
・ベイスン0.2
3T 朝・昼・夕食前
・バファリン A81
1T 朝食後
・ノボリン N 注 (朝・夕 インスリン)
医療ニーズ:
(透析・O2・吸引・エアマットなど)
食事:
認知症:
・朝・夕のインスリン ノボリン N 注 (8-0-6)
(自己では不可)
・仙骨部軽度の褥瘡(エアマット)
常食・きざみ・とろみ・ミキサー・経管
(特記事項:
ムセあり・スプーン使用
)
なし・Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ・M
ADL(移動):自立・軽介助・杖歩行・車いす・
ストレッチャー・その他
特記事項:
・仙骨部に褥瘡あり 長時間の座位むずかしい
・感情失禁あり 時々泣き出す
・その場の会話 OK
・夫(85歳)で耳が遠い
記入日:
23年
8月
利用サービスの事業所(サービス内容)
・老健△△
(ショートステイ 5~6/M)
・○○訪看ステーション
(訪看 1×/W
)
・□□□
(訪入浴 1×/W )
・△△△
(福祉用具
)
・☆☆☆
(ヘルパー 毎日
)
インフォーマル:
となりの家が民生委員(△△さん)
26日
しだ介護サービス事業者協議会
- 19 -
従業者として災害時に備える
○事業所の災害対応マニュアル確認
例えば、エアマット。
機種にもよりますが、停電時は、エアマッ
トからの空気の流出を防ぐため、送風チ
ューブの途中を折り曲げてクリップなどで
しっかりと留めた状態にします。
電力復帰時は、初期設定に戻るので、
電源の点灯や設定など、再度確認が必
要です。
○想定される状況下での対応確認
・訪問中、送迎中等の状況下での被災時対応
・ライフライン途絶時や物資不足時の対応
・停電時の医療機器、福祉用具対応
○事業所との連絡方法の確認
○自身の家族との安否確認等連絡方法確認
(電話不通も想定し、災害伝言ダイヤルや伝言板も活用しましょう)
○防災訓練や関連研修への参加
・応急救護
・生活不活発病や震災関連死予防 等
- 20 -
第2章 応ずる
- 21 -
- 22 -
2-1 利用者及び従業者の帰宅困難者対応
通所施設では、営業時間中被災した場合、道路事情、利用者家族の状況等により利用者や従業者
が帰宅できないことが想定されます。そのような状況が生じた際の対応についても、予め取り決めてお
くことが求められます。
■被災時の利用者対応
(送迎途中)
送迎車の帰所が
不可能。
<対応例>
道路事情により、
送迎ができない。
はい
最寄りの避難所にて待機し、事業所へ連絡。
事業所は、可能であれば応援職員派遣。また、
家族へ連絡。
事業所で待機。
はい
家族に連絡がと
れない。
いいえ
留守居困難な利
用者であり、家族
が自宅に不在。
いいえ
はい
はい
家族の迎えが不
可能。
送迎により帰宅。
いいえ
(家屋状況等による)
いいえ
家族の迎えにより
帰宅。
長時間に渡る事業所待機を考慮し、入所施設同様、食料などの物資を備蓄しておきましょう。
■事業所待機中の停電や断水対応
1.トイレ対策
風呂の残り水等を利用して水洗機能を維持し使用する方法や便器にビニール袋を被せ、なか
にオムツを敷き使用後に袋の口を結び廃棄する方法等があります。
<対応例・その1>
<対応例・その2>
2.防寒対策
東日本大震災時、コンセントからの電源を不要とする石油ストーブが見直されました。毛布
やカイロ・ダンボール・新聞紙・ラップ等も防寒に役立ちます。
3.防暑対策
ソーラー式や充電式の扇風機やアイシング用品(スポーツ用品やキャンプ用品を参考に)
、
虫(蚊・蝿など)除け用品の準備、熱中症及び脱水症予防が重要です。
夜を越すことも考慮しなければなりません。平常通所施設では利用者分の寝具を用意してい
ません。寝具提供が可能な店舗や業者と災害時の提携をする等検討しておくとよいでしょう。
- 23 -
2-2 被災状況の報告
発災後、自身や周囲の安全確保及び被害状況の確認等、応急措置が終了したら被災状況を市の
担当課へ報告します。また、その後も事業継続ができるか否かの判断を随時報告します。
市は、各事業所からの報告により市内事業所の被災状況を把握、情報を集約し必要な対策をはか
ります。日頃の事業所の防災訓練でも被災状況の報告を組み入れるなどして、発災後の混乱による報
告漏れを防止していきましょう。
連絡のフロー図
地震発生
「施設の所在市町村内で震度5強以上」又は
「県内で震度6弱以上」の大規模な地震ですか?
はい
いいえ
被害の有無を連絡してください。(被害のない
場合も連絡をお願いします。)
地震による被害はありましたか?
はい
いいえ
被害は、けが等の人的な被害でしたか?
はい
連絡の必要はありません。
いいえ
けがの程度にかかわらず、被害の内
容を連絡してください。
第1報は、
12 時間以内に!
建物等の物的な被害は次のような被害でしたか?
・ 被害額が概ね10万円以上のもの。
・ 断水、停電等施設の運営に重大な影響を及ぼすもの。
はい
いいえ
被害の内容を連絡してください。
連絡の必要はありません。
連絡は、必要な応急措置や安全の確保をした後にお願いします。
※連絡様式の記入例は次頁。様式は資料5(連絡様式)を参照。
- 24 -
市町への連絡様式
<例>
社会福祉施設被害情報
報告日時
平成
施設名称
24 年
3 月 27 日
午前・午後 11 時
30
分
A ケアセンター
□訪問介護
□介護老人福祉施設
□訪問入浴介護
□介護老人保健施設
□訪問看護
□介護療養型医療施設
□訪問リハビリテーション □小規模多機能型居宅介護
☑通所介護
施設種別
□認知症対応型共同生活介護
□通所リハビリテーション □地域密着型特定施設入居者生活介護
□短期入所生活介護
□地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
□短期入所療養介護
□居宅介護支援
□特定施設入居者生活介護 □軽費老人ホーム
□養護老人ホーム
所在地
藤枝市小石川町○○
報告者
志太 介護郎
□その他(福祉用具貸与等)(
)
施設の対応状況(警戒宣言時に報告)
利用者引渡し状況
□完了 ☑未完了
避難状況
□完了 ☑未完了
未完了の理由
施設内で待機しているため
避難先
被害の状況
物的被害状況
☑被害あり
(被害の概要)外壁にヒビあり。滞在については問題ないと思われる
(建物及び什器等)
□被害なし
(避難先:
利用者
死者
0 人
重傷者
0人
軽症者
0人
不明
0人
施設職員
死者
0 人
重傷者
0人
軽症者
0人
不明
0人
電気
□使用可能 ☑使用不可能(復旧見込み: 未定 月
ガス
☑使用可能 □使用不可能(復旧見込み:
水道
□使用可能 ☑使用不可能(復旧見込み: 未定 月
人的被害状況
ライフラインの状況
)
月
日)
日)
日)
物資の状況
飲料水
□充足 ☑不足
その他の不足している物資
医薬品
☑充足 □不足
食 料
☑充足 □不足
飲料水を必要としています。(残りは 12 リットルです)寝具が 5 組足りません。
他施設への引渡し要請
引渡し要請
□要請あり(要請内容:
) ☑要請なし
医療・福祉等の要請
医療・福祉の要請
□要請あり(要請内容:
) ☑要請なし
その他の要請
□要請あり(要請内容:
) ☑要請なし
他施設からの受入可否
受入の可否
□可能(
人)(条件等:
) ☑不可能
備考(自由記述)
現在家族と連絡を取っていますが、大部分の方が施設にて待機中です。今晩一晩は施設にて過ごす予定です。
- 25 -
2-3 必要物資の要請
事業所に利用者や従業者が長時間留まる場合、備蓄品だけでは不足する恐れがあります。
物資が必要となった際、どのように要請したらよいのでしょうか。その確認も必要です。
藤枝市では、介護保険サービス事業所の必要物資調整は介護福祉課が行います。被災状況の報
告同様、藤枝市介護福祉課へ必要物資を要請します。
<必要物資申請例>
必要物資の申請について
日時
申請者氏名
24 年 3月 27 日 (火曜日)
A ケアセンター
志太 介護郎
要請物資数
AM 11: 30
TEL:○○○-△△△△
通所利用者10名と職員3名が帰宅困難となっているため、
下記の物資を要請します。
状況
・飲料水
14ℓ(できれば余分も)
・寝具(掛・敷布団、毛布、枕)
5組
今晩一晩は施設にて過ごす予定です。明日になっても、家族
と連絡が取れない又は帰宅を道路事情が許さない場合に
は、地域の避難所へ移動を検討します。
それもかなわない時は必要物資を改めて申請いたします。
ただし、要請をしても即対応が適わない状況も視野に入れ、各事業所で物資を備蓄しておくことが重
要です。
- 26 -
2-4 ボランティアスタッフの要請
大規模災害では従業者も被災し人手不足に陥ったり、帰宅困難な利用者が避難所等への移動が適
わない場合や近隣の高齢者が集まり事業所が避難所化した場合、人的支援、ボランティアスタッフが
必要となります。
営業継続や再開にむけての準備のためにも各市のボランティアスタッフ要請方法を確認しておきま
しょう。あわせて、事業所でのボランティア受入についても検討しておきましょう。
■災害ボランティアセンター
災害ボランティアセンターは災害発生から早急に準備を行われ開設された後、ボランティア
の受付が開始します。
ボランティアの要請については、ボランティアセンターへ直接来所もしくは電話にて支援依頼
してください。
《申込時必要な情報》
①申込者氏名・連絡先
②希望活動日
③活動場所
④活動内容
⑤希望人数
⑥持ち物
⑦留意点等
ボランティア要請
申込み
支援
災害ボランティアセンター
ボランティア
なお、藤枝市、焼津市、島田市の災害ボランティアセンター開設予定場所は以下のとおりです。
災害ボランティアセンター開設場所
・ 藤枝市文化センター (予定)
藤枝市駅前2-1-5
・ 焼津市総合福祉会館(ウェルシップやいづ)焼津市大覚寺630
・ 島田市民総合施設(プラザおおるり)
島田市中央町5番の1
(開設時公開)
054-621-2941
0547-35-6244
災害ボランティアセンターに関する詳しい内容は、各市社協へお問い合わせください。
- 27 -
2-5 緊急入所と福祉避難所
被災後、要支援・要介護高齢者が、家族や地域住民の支援、在宅サービス(介護保険等)の利
用をしてもなお自宅又は避難所での生活が困難となった場合の救護対策として緊急入所や福祉
避難所があります。
営業継続や再開時に利用者の所在確認を行うにあたってその可能性を念頭に入れるほか、サー
ビス提供中に被災し帰宅困難となった利用者の避難先としても緊急入所や福祉避難所は選択肢
として考えられます。介護保険施設への緊急入所や福祉避難所についての情報も把握しておきま
しょう。
家族や地域住民の支援及び介護保険サービ
ス(居宅)を利用しても自宅又は避難所等で生
活することが困難。
医療的処置や管理が必
要。
避難所では生活困難だ
が、バリアフリーの環境等
により生活が可能。
要介護状態であり施設入
所が適当。
(状況により優先性が高い
方が対象に)
救護所又は救護病院
(状態により)
福祉避難所
災害救援法に基づき、開
設されます。
(一覧は資料3参照)
施設入所
介護保険法に基づき、大
規模災害時はやむを得な
い状況として施設の定員
超過が認められます。
医療的管理が可能な医
療施設
申込は、介護福祉課または各施設へ
(被災後は混乱が予想されます。支援専門員やサービス事業
所は利用者が円滑に施設利用できるよう可能な限り情報提供
を行いましょう。)
福祉避難所とは?
災害救助法に基づき、地震や豪雨などの大きな災害が起こったときに、介護の必要な高齢者
や障害者、妊産婦、乳幼児等、特別な配慮を必要とし、通常の避難所での生活が困難な人たち
のための避難所です。
国から福祉避難所への費用として「10 人に 1 人の割合で生活相談員を設置することができる」
としているほか、ポータブルトイレ、手すり、仮設スロープ、紙おむつなどの費用についても国が
負担します。
ただ、福祉避難所はあくまでも一時的なもので、その後は自宅に戻ったり、仮設住宅に移った
りと生活の場を確保する必要があります。
- 28 -
例
○
情報提供書
送信日
年
月
日
事業所名(担当者)
事業所名(担当者)
〒426-0066
藤枝市役所
藤枝市青葉町○-□-△
居宅介護支援事業所
☆★☆
名
前
カイゴロウ
性
志太
介五郎
男 ・女
○
所
青葉町○丁目
電
話
636 -
0000
既往歴
高血圧
糖尿病
現病歴
認知症
主治医
E‐mail:[email protected]
シダ
住
・
別
△—□
生
年
月
申請中・支 1・支2・1・2・○
3 ・4・5
日
M・○
T ・S
被
15 年
7月
10 日(85才) №
緊急
氏名
志太
電話
634-0000
連絡
険
者
番
号
0001234567
藤子
続柄(
長女
)
090-△△△△-□□□□
藤子様
)続柄(
○○医院
長女
)
息子夫婦と同居だが、
636-△△△△
TEL
保
家族構成・介護状況
主介護者名(
医療機関・主治医
Fax:643-3506
℡:646-0294
TEL:6○4-○○○FAX:○4-3□3○
フリガナ
介護福祉課
日中独居のため隣に住む
主治医
長女がキーパーソン
意見欄
現在利用中のサービス
デイサービス
長男:藤雄様 090-○○○-○○○
3×/W (現在中止している)
項目
程
度
特
記
事
麻
痺
無
○
座
位
自立
つかまり
一部介助
全介助
背もたれがあれば可
移
動
自立
見守り
一部介助
全介助
ふらつきあり
手すりにつかまる
立
位
自立
つかまり
一部介助
全介助
ふらつきあり
手すりにつかまる
入
浴
自立
一部介助
全介助
皮膚状態
褥瘡
無 ・有
○
食
事
自立
見守り
一部介助
排
泄
自立
一部介助
全介助
更
衣
自立
一部介助
全介助
薬の内服
自立
見守り
一部介助
視
力
正常
やや弱い
見えない
聴
力
正常
やや遠い
かなり遠い 聴こえない
有(
)
入浴・シャワー浴・清拭・訪問入浴・未実施
その他疾患
無 ・有
○
全介助
デイにて入浴
部位・程度(
)
早食なのでムセ注意
トイレ・P トイレ・オムツ(
パット交換
声かけ
)
時節に合ったものを用意し声かけ
全介助
できない
服薬内容(
アリセプト・アムロジン・朝食後/ベイスン・毎食前
)
大きな声なら聞こえる
意思伝達
できる
問題行動
有
無・○
寝たきり度自立・J1・J2・A1・A2・B1・B2・C1・C2
思い通りにいかないと大声出すことあり
痴呆度
連絡事項
時々
項
興奮すると人の言うことが聞こえなくなる。自分の思いは伝えられる
自立・Ⅰ・Ⅱa・Ⅱb・Ⅲa・Ⅲb・Ⅳ・M
自宅は半壊状態。避難所では、環境の変化になれず不穏になってしまった。
夜間も大声を出してしまい、避難所生活が困難となっている。
自宅・避難所での生活が困難なため、施設入所を希望します。
- 29 -
2-6 生活不活発病や震災関連死予防
避難所や慣れない環境での生活が続くと心身に様々な変化が現れます。生活不活発病や震災関
連死を引き起こさないよう対策をとっていきましょう。
想定される病気・症状
低体温症
要
因
対
策
寝たきり者の褥創
暖房が使えない
床に断熱効果のあるものを
糖尿病者の傷の壊疽
着衣がぬれている
使用
免疫力低下
カロリー・栄養不足
重ね着・毛布・カイロ
低血圧
冷たい食事が続く
温かい物を食べる
重篤な場合死亡
運動量の低下
段ボールの囲い
体操や散歩
脱水・熱中症
せん妄
冷房が使えない
風通しを良くする
認知症状の悪化
食事量不足
できるだけ水分を摂る
発熱
飲料水不足
トイレを使いやすくする
便秘・膀胱炎
トイレに行かないために水分を 食事量の確保
食欲不振(低栄養)
取らない
脳血管疾患・心疾患
トイレが使いにくい
高血糖
重篤な場合死亡
感染症
肺炎
エコノミークラス
膀胱炎
大人数が同じ空間にいる
清潔・不潔の分離
インフルエンザ
栄養不足による免疫力低下
リスク高い人の隔離
ノロウィルスなど
(タンパク質・ビタミンなど)
清拭 手洗い
重篤な場合死亡
着替えや保清ができない
マスクの着用・うがい
虫の発生
防虫対策
呼吸不全
免疫力の低下
口腔ケア
全身の機能不全
口腔ケアができない
状態にあった食事形態
重篤な場合死亡
食事が固く誤嚥しやすい
脳梗塞
水分摂取不足
水分摂取
運動不足による血流低下
体操の時間つくる
症候群(静脈血栓 心筋梗塞
塞栓症)
重篤な場合死亡
精神的不安
うつ傾向・自殺願望
プライバシーのない空間
プライバシーの確保
睡眠不足
余震や将来への不安
会話や体操など余暇
食欲不振
生活リズムの乱れ
生活リズムづくり
不整脈
活動不足
(日光に当たる・散歩・時
免疫力低下による感染症
栄養不足
間を気にする)
消化器潰瘍
喪失感によるストレス
役割を持つ
せん妄
専門家のカウンセリング
認知症の進行
お話ボランティア
高血圧
的確な情報による安心感
- 30 -
2-7 災害時の医療救護体制
■災害時の医療救護体制
警戒宣言が発令されたら、病院・診療所は緊急を除く外来受診を控え、災害時医療体制の準
備を始めます。市防災計画にのっとり、医療機関の医師は診療を中止し地域の救護所に配置され
ます。
(藤枝市の場合を記載)
① 警戒宣言発令 ⇒ 市は医師会等と共に市医療救護本部を設置
② 急性のある患者の治療以外は外来の受付を中止
③ 救護所設置
⇒
トリアージ
⇒
医師は担当救護所へ
→ 軽症患者の処置
→ 重度・中等症患者の必要な措置
→ 重度・中等度患者の救護病院へ受け入れ要請
→ 救護病院への搬送 ※救護所は市内12か所(資料2)
④ 救護病院(藤枝市立病院・平成記念病院)
⇒ 中等症患者・重症患者の受け入れ → 災害拠点病院への搬送
※災害拠点病院は藤枝市立病院を含む県内7ヵ所
※DMATが救援に入ることもある
■トリアージの必要性
大規模災害時で多数の負傷者が発生しているときに トリアージなしで先着順に治療を行う
と重症者が長時間放置されたり、救命可能な重症者の治療を行えない事態が起きてしまいます。
トリアージを行うことで、より効率的で効果的な治療を進めることができます。
順位
分類
傷病状態および病状
第1順位
重症
第2順位
中等症
第3順位
軽症
通院加療が可能な者
第4順位
死亡
すでに死亡しているか、直ちに処置を行っても救命不可能な者
生命を救うため直ちに処置を必要とする救命可能な者
多少時間が遅れても生命に危険はないが入院治療が必要な者
災害時、同時に多数の傷病者が発生した場合、平常時の様に救急車を期待することが困難とな
ります。直ちに救護所へ行くべきかの判断や自主的な救護活動がきわめて重要になります。万が
一の場合にすぐに対処できるよう応急処置の方法(出血・やけど・骨折・ねんざ・心肺蘇生法な
ど)を学んでおきましょう。
ディーマット
DMAT(災害時派遣医療チーム)とは
地域の医療体制では対応しきれない災害時等に現場に急行する医療チーム。新潟県中越沖
地震・東日本大震災でも活躍した。
- 31 -
知っておきたい震災時の用語
○一次避難所
各自主防災ごとに定められた避難場所。地区内にある公園やふれあい広場などで、住民が一時的に避難する
場所
○指定避難所(二次避難所)
学校等、市が指定した避難場所。一次避難場所での避難が困難になった場合など、大規模な避難を必要とする
場合に避難する場所。
○救護所
重症患者・中等症患者及び継承患者の振り分け(トリアージ)を行う。軽症患者の処置・必要に応じて中等症患
者・重症患者の応急処置を行う。中学区に約1ヶ所設置。
○救護病院
重症患者及び中等症患者の処置・受入れを行う。地域の中核病院に設置。
○災害拠点病院
県知事の指示で活動。静岡県中部地区では7病院。静岡市立清水病院・静岡県立総合病院・静岡赤十字病院・
静岡済生会病院・焼津市立病院・藤枝市立病院・市立島田市民病院
○緊急小口資金の貸付
生活福祉資金貸し付けの一つ。通常は低所得世帯に貸し付けられる資金だが、2011年3月11日の災害時に
は、特例措置として被害世帯(低所得世帯に限らない)とされた。実施主体は県社協・受付窓口は市社協。
○罹災証明書
火災・風水害・地震などで被災した家屋や事業所などの被害の程度を証明する書類。市町村が自治事務として
現地調査を行い発行するもので、全壊・大規模半壊・半壊・一部損壊・全焼・半焼・床上浸水・床下浸水・流出など
の区分で被害の程度が認定されます。被災者生活再建支援金や災害復興住宅融資などの被災者支援制度の適
用を受けたり、損害保険の請求などを行う際に必要となります。
○被災建築物応急危険度判定
地震により被災した建物は、その後に発生する余震等で倒壊したり、物が落下して、人命に危険をおよぼす恐れ
があります。
そのため、被災直後から、市町村の要請を受けた応急危険度判定士が被災建物の調査を行い、その建物の危
険度を応急的に判定することをいいます。
応急危険度判定による調査結果は、「危険」(赤)・「要注意」(黄)・「調査済」(緑)の 3 種類のステッカーで、建物
の出入口等の見やすい場所に表示され、当該建物の使用者・居住者だけでなく、建物付近を通行する歩行者にも
安全であるか否かを容易に識別できるようにします。
- 32 -
第3章 考える
- 33 -
- 34 -
3-1 今後、検討しなければいけない課題
1.津波被害の想定困難な中での対策
「津波被害を、どう防ぐのか?」東日本大震災の津波被害の大きさを考えると、完全な対策を構築す
ることは難しいです。今、被災地では、堤防などのハード面だけでは災害は防げないことを教訓にソフ
ト面の対策を進めています。
・避難路の確認や電源喪失時の階上への避難など、どのようにすれば、迅速に避難することが可能な
のか、考えられる手段とその訓練を繰り返し行っていく。
・訓練や災害で、明らかにされた課題は、介護サービス事業者だけでなく、地域や行政と協力しなが
ら、検討を行っていく。
被災地から、発信される津波対策の情報を参考に、対策の検討を進めましょう。
2.原子力災害時の対応
焼津市・藤枝市・島田市ともに、浜岡原子力発電所から半径30kmの圏内に市内の大部分が入りま
す。
しかし、原子力災害を想定したマニュアルを作成している事業所はほとんどないのではないでしょう
か?大規模な災害が起きた場合、二次災害として原子力災害の情報にも注意しなければなりません。
屋内退避指示が出た際、換気扇や空調設備を止め、窓を閉める…それが夏季だったら。このような状
況下でどう対応するのか。避難指示が出た際には、利用者の移動をどうするのか、何を持ち出すのか。
福島第一原子力発電所事故を教訓に、原子力災害を想定外にしない対応策を検討していく必要がある
と考えます。
3.災害時、携帯メールは有効な情報手段に!!
宮城県内では、発災当日は携帯電話が利用できていましたが、翌日からしばらくの間、全くの不通と
なりました。そのような中、多くの事業者はメールを活用し、連絡を取り合っていました。メールの連
絡にも、タイムラグが生じるなど課題もありましたが、それを承知した上で利用するには有効な連絡手
段となったのです。
電話やFAX番号だけでなく、災害が起きる前から、従業者や利用者家族、行政機関、地域包括支援
センター等との携帯メールアドレスの交換をしておくことは、災害時、連絡を効率的に行うために重要
です。また、SNSなどメールアドレスに代わる連絡手段も検討してみるとよいでしょう。しかしなか
には、個人情報に敏感でメールアドレスの開示に消極的であったり、メールアドレスを変え報告がない
という人もいるでしょう。携帯電話の操作を苦手とし敬遠する人もいます。有効な情報手段獲得には、
必要性の説明や定期的な練習・確認が必要と考えます。
4.ガソリンの調達と自転車の確保
利用者の安否確認や市役所等関連機関への行き来をガソリン供給が制限されるなか、自動車で行うこ
とは非常に困難です。東日本大震災の被災地では、ガソリン供給が途絶えても活用でき且つ交通渋滞の
制約も受けにくい自転車が、有効な移動手段として大活躍しました。
また、地震により凹凸ができた道路や橋は自動車では通行不能でも、自転車を確保することで移動す
ることが可能になります。あわせて災害時に役立つようパンク修理キット若しくはパンクしないタイヤ、
夜間移動のためのライトの装備、ヘルメットなどを準備しておくと有用です。
ただし、遠隔地では車での移動でなければ、安否確認や物資や人の移動などが困難な場合もあります。
日頃からの早めの給油のほか、限られたガソリンをどのように使用するのか、ある程度の期間ガソリン
の供給が途絶えることも想定しての対応が求められます。
5.災害時に対応できるコーディネート力を持った人材の養成
災害は、想定どおりには起きません。被災時には、臨機応変に現場で判断して対応する能力をもった
人材が求められます。介護サービスに関わる者は、自分と利用者しかいない状況下で発災することもあ
り得るという認識が必要です。どんな状況でも、情報を収集し、的確に分析をし、指示や行動ができる
コーディネート力を持った人材の養成が求められます。
- 35 -
6.人員不足による負のスパイラル
介護に携わる者のなかには、その使命感から、気付かないうちに肉体的にも精神的にも無理をして自
分自身が疲弊してしまい、介護サービスへの従事継続が困難になることがあります。
また、少人数で営業している居宅介護支援事業所、介護サービス事業所では、従業者の被災により事
業運営自体継続が困難になることもあります。
いざという時には、
「助けて!!」と言い合える関係を、介護サービス事業者、従業者、地域、行政機
関等との間で築いていることが大切です。また、そのような状況になったとき、外部からの支援を要請
する、他事業所へ業務を委託するなど対応策を検討しておく必要もあります。
7.地域との連携を深めることの難しさ
利用者やその家族が住んでいるということ以上の関わりを地域と持っているでしょうか?日常的に関
わる機会が少ないと、どう地域との関係を構築していってよいのかわからないとおっしゃる事業所の方
もいるでしょう。また、介護サービスへの理解が不十分であったり、認知症の方への誤解などもあり、
関係作りに時間がかかることも考えられます。
介護サービス事業者が単独で地域との連携を構築することに困難や不安を感じる場合は、地域包括支
援センターが定期的に開催する地域ネットワーク会議を通じて、まずは「顔の見える関係」になること
を目指したり、地域関係者を紹介してもらう等を相談する方法も考えられます。
顔の見える関係
支援しあえる関係
信頼しあえる関係
腰が重くなりがちな課題ですが、前章でも挙げたとおり地域との連携は重要です。できることからで
もはじめていく一歩が大切です。
8.地域包括支援センターの役割確認
災害時にも地域包括支援センターがその機能を継続し円滑に支援してくためには、以下の内容を検討
しておく必要があると考えます。
◎ 要介護認定未申請者・サービス未利用者への対応
要介護認定未申請者や介護サービス未利用の要介護認定者が、災害を期に介護サービス利用を必
要とするケースも出現すると考えられます。総合相談や実態把握にて、要介護認定申請代行や居宅
介護支援事業所の情報提供等が地域包括支援センターに求められます。サービス未利用者だけで要
介護認定を受けている方の2割近くになることから、災害時の対応を行政と事前に確認しておくこ
とが必要です。
◎ 情報の集約と開示
通信網の被害状況によっては、災害時高齢者支援に必要な情報(例えば、介護サービス事業所の
営業状況や災害に関する通知など)を収集するにも、情報が集約される行政の窓口まで出向かなけ
ればならないことも考えられます。しかし、道路や人員の状況により、それが困難な介護サービス
事業所もあるでしょう。情報が地域包括支援センターにも出来るだけタイムリーに集積されるよう
連絡体制を確立しておくことが求められます。
◎ 行政手続き等の簡素化
災害時には、介護サービス事業所が市の窓口を訪れることが困難になる場合が考えられます。災
害の規模によっては、道路や橋が寸断され手続きが取れずに、必要な介護サービスに利用者を繋げ
られない場合も考えられます。想定外の交通網の被害状況も考え、地域包括支援センターとの連携
を検討する中で、災害時の申請等手続きの簡素化・合理化も検討課題の一つとして考えていかなけ
ればなりません。
9.行政機関との災害協定の締結の必要性
災害時には、行政だけで高齢者等の支援を行うことはできません。在宅の高齢者支援を社会的に担う
介護サービス事業者と行政(市区町村)との連携が、要援護者(要介護者、要支援者など)の安心した生活
を確保するためには必要なことです。
介護サービス事業者と行政の連携を整えておくためには、介護事業者の団体と行政が、お互いの役割
や物資の供給、人の支援の在り方について検討し、災害時に備え協定を結ぶことで、いざというとき高
齢者への迅速な支援と社会的サービスの復旧が可能となると考えます。
- 36 -
資料
(平成24年5月
- 37 -
現在)
資料1
指定避難所(藤枝市)
指定避難所
瀬戸谷小学校
瀬戸谷中学校
稲葉公民館駐車場
寺島河川敷公園
葉梨西北小学校
葉梨小学校
葉梨中学校
広幡小学校
広幡中学校
静清工業高等学校
藤岡小学校
藤枝小学校
大谷川公園
藤枝中学校
藤枝東高等学校
中央小跡地
市民会館駐車場
西益津小学校
西益津中学校
藤枝北高等学校
藤枝西高等学校
青島東小学校
青島北小学校
青島小学校
青島北中学校
青島中学校
藤枝順心高等学校
市民グランド
市民体育館駐車場
サンライフ藤枝
静岡県武道館
高洲小学校
高洲南小学校
高洲中学校
大洲小学校
大洲中学校
藤枝明誠高等学校
岡部小学校
岡部中学校
朝比奈第一小学校
朝比奈グランドいきいき交流センター
住所
本郷872
本郷4653
寺島851
寺島850-1
西方1080
下之郷111-1
中ノ合336
鬼島424
上当間602
潮87
藤岡3-14-1
天王町1-1-1
音羽町6-15
音羽町1-1-51
天王町1-7-1
茶町1-5
岡出山1-11-1
田中1-7-20
田中1-7-1
郡970
城南2-4-6
志太5-1-1
南駿河台2-1
下青島10
南駿河台1-11-1
青葉町1-7-1
前島2-1-1
駿河台1-6-1
駅前3-21-11
小石川4-1-11
前島2-10-1
高柳1315
高洲37-1
与左衛門33-1
大洲5-20
弥左衛門500
大洲2-2-1
内谷997-2
子持坂102
新舟1021
宮島513-1
- 38 -
指定避難所(焼津市)
指定避難所
焼津南小学校
焼津公民館
二区コミュニティ防災センター
三区コミュニティ防災センター
第一区公会堂
焼津中学校
産業会館
四区コミュニティ防災センター
焼津東小学校
新屋コミュニティ防災センター
焼津西小学校
大村中学校
第5コミュニティ防災センター
大村公民館
総合福祉会館「ウェルシップやいづ」
焼津文化センター
豊田公民館
豊田小学校
豊田中学校
焼津中央高等学校
小川中学校
焼津水産高等学校
小川新地コミュニティ防災センター
小川小学校
小川公民館
小川第13コミュニティ防災センター
港小学校
港公民館
石津コミュニティ防災センター
東益津小学校
東益津公民館
坂本コミュニティ防災センター
浜当目コミュニティ防災センター
東益津中学校
大富公民館
大富小学校
大富中学校
静岡福祉大学
黒石小学校
和田小学校
和田中学校
和田公民館
ディスカバリ―パーク焼津
港中学校
福祉老人センター
大井川体育館
大井川南小学校
住所
焼津5-5-1
本町5-6-1
本町5-9-1
本町2-13-18
鰯ヶ島69-5
焼津2-10-28
焼津4-9-1
焼津6-10-17
栄町5-14-1
本町1-3-28
塩津117-1
大村3-25-1
駅北5-1-24
大覚寺575-1
大覚寺630
三ヶ名1550
小屋敷258-1
五ヶ堀之内2
小土301-2
小土157-1
東小川4-7-1
焼津5-5-2
小川新町1-11-2
小川2525・・・
小川2724-1
小川3118
石津港町40-2
石津港町40-1
石津1233-1
石脇上65
石脇上65
坂本971-5
浜当目3-1-45
中里416
中根新田49-6
中根新田637
中根1-1
本中根549-1
大住1246
田尻541
田尻1984
田尻2002
田尻2968-1
田尻北584
一色1545-18
中島1183
吉永490
- 39 -
大井川港コミュニティ防災センター
利右衛門コミュニティ防災センター
吉永コミュニティ防災センター
飯淵2160
利右衛門2559-2
吉永1933-1
指定津波避難ビル(焼津市)
指定避難所
浜当目コミュニティ防災センター
第5コミュニティ防災センター
サンライフ焼津
焼津高等学校
新屋コミュニティ防災センター
焼津東小学校
焼津市役所
三区コミュニティ防災センター
四区コミュニティ防災センター
焼津公民館
二区コミュニティ防災センター
小川新地コミュニティ防災センター
第一区公会堂
静岡県立漁業高等学園
石津コミュニティ防災センター
県立焼津青少年の家
港小学校
ディスカバリーパーク焼津
福祉老人センター
深層水ミュージアム
アクアスやいづ
うみえ~る焼津
大井川港コミュニティ防災センター
利右衛門地区コミュニティ防災センター
吉永地区コミュニティ防災センター
高新田地区コミュニティ防災センター
高新田東地区コミュニティ防災センター
藤守地区コミュニティ防災センター
下小杉地区コミュニティ防災センター
小川第13コミュニティ防災センター
住所
浜当目3-1-45
駅北5-1-24
中港3-3-12
中港1-1-8
本町1-3-28
栄町5-14-1
本町2-16-32
本町2-13-18
焼津6-10-17
本町5-6-1
本町5-9-1
小川新町1-11-2
鰯ヶ島69-5
小川3747-2
石津港町1223-1
石津2259-408
石津港町40-2
田尻2968-1
一色1545-18
鰯ヶ島136-24
鰯ヶ島136-26
鰯ヶ島136-26
飯淵2160
利右衛門2559-2
吉永1933-1
高新田1853-1
高新田2172-2
藤守2025
下小杉537
小川3118
- 40 -
指定避難所(島田市)
指定避難所
島田第四小学校
島田第二小学校
県立島田商業高等学校
島田第五小学校
県立島田工業高等学校
伊久美小学校
伊太小学校
島田樟誠高等学校
県立島田高等学校
島田第一小学校
島田第一中学校
相賀小学校
大津小学校
神座小学校
六合中学校
六合小学校
島田第二中学校
六合東小学校
島田第三小学校
野外活動センター 山の家
初倉中学校
初倉小学校
初倉南小学校
湯日小学校
五和小学校
金谷小学校
県立金谷高等学校
金谷中学校
夢づくり会館
大代公民館
神谷城西公民館
菊川の里会館
お茶の郷
北五和会館
川根小学校
川根中学校
山村都市交流センター ささま
川根文化センター チャリム21
川根町地域交流センター
住所
中河町201
中溝町2372
祇園町8707
旭2-25-1
阿知ケ谷201
伊久美3690-1
伊太1314
伊太2075-1
稲荷1-7-1
稲荷2-19-1
稲荷3-18-1
相賀875
落合160-1
神座1444
道悦2-25-1
道悦5-13-1
旗指77-1
東町1200
南1-10-1
身成48-3
大柳南132
阪本1331
南原10
湯日564
牛尾435
金谷河原33
金谷河原35
金谷河原211-1
島550-2
大代1385
神谷城1499
菊川643-2
金谷3053-2
福用175-1
家山420
身成3290
笹間上391
家山1173-1
抜里546
- 41 -
資料2
救護所(藤枝市)
施設名
瀬戸谷小学校
葉梨小学校
稲葉公民館駐車場
広幡小学校
西益津小学校
藤枝小学校
藤岡小学校
青島小学校
青島東小学校
高洲小学校
大洲小学校
岡部小学校
住所
本郷872
下之郷111-1
寺島851
鬼島424
田中1-7-20
天王町1-1-1
藤岡3-14-1
下青島10
志太5-1-1
高柳1315
大洲5-20
内谷997-2
救護病院(藤枝市)
施設名
藤枝市立総合病院
藤枝平成記念病院
住所
駿河台4-1-11
水上123-1
救護所(焼津市)
施設名
東益津小学校
大村中学校
焼津中学校
小川中学校
豊田小学校
黒石小学校
大富小学校
和田小学校
港中学校
大井川中学校
大井川西小学校
住所
石脇上65
大村3-25-1
焼津2-10-28
東小川4-7-1
五ヶ堀之内2
大住1246
中根新田637
田尻541
田尻北584
下江留191-1
上泉1688-1
救護病院(焼津市)
施設名
焼津市立総合病院
コミュニティホスピタル甲賀病院
岡本石井病院
住所
道原1000
大覚寺655
小川新町5-2-3
- 42 -
救護所(島田市)
施設名
島田第一小学校
島田第二小学校
島田第三小学校
島田市保健福祉センター
島田第五小学校
六合小学校
初倉小学校
北部地区巡回
金谷小学校
夢づくり会館
川根小学校
川根中学校
住所
稲荷2-19-1
中溝町2372
南1-10-1
中河町283-1
旭2-25-1
道悦5-13-1
阪本1331
金谷町岸町33
島550-2
川根町家山420
川根町身成3340
救護病院(島田市)
施設名
市立島田市民病院
住所
野田1200-5
- 43 -
資料3
福祉避難所(藤枝市)
施設名
静岡県立特別支援学校
きすみれ
特別養護老人ホーム 開寿園
特別養護老人ホーム ふじトピア
特別養護老人ホーム 第2開寿園
特別養護老人ホーム 愛華の郷
特別養護老人ホーム きらら藤枝
特別養護老人ホーム 亀寿の郷
住所
前島2281-1
岡部町内谷1400-1
中ノ合252-1
時ヶ谷417-2
青南町1-12-13
大東町58
八幡198
岡部町内谷1334-4
福祉避難所(焼津市)
施設名
焼津市総合福祉会館「ウェルシップやいづ」
養護老人ホーム 慈恵園
大井川福祉センター
ウエルシップみおし
暁
ゆりかご保育園
第三ゆりかご保育園
さくら保育園
なかよし保育園
なかよし大富保育園
たかくさ保育園
特別養護老人ホーム あおい荘
特別養護老人ホーム 福聚荘
特別養護老人ホーム 高麓
特別養護老人ホーム つばさ
障害者支援施設 大井川寮
特別養護老人ホーム 大井川睦園
住所
大覚寺630
大覚寺600
宗高572-1
大覚寺629
八楠1653-1
五ヶ堀之内759-1
一色722
北新田378-1
西小川6-15-6
中新田1148-1
坂本449-2
一色435
大島649
坂本385-1
田尻北792-1
高新田778-1
高新田2326-58
福祉避難所(島田市)
施設名
特別養護老人ホーム永福荘
特別養護老人ホーム本田山荘
介護老人福祉施設みどりの園
特別養護老人ホームとこは
特別養護老人ホームあすか
養護老人ホームぎんもくせい
介護老人保健施設エコトープ
特別養護老人ホームかなや
特別養護老人ホームほたるの丘
介護老人保健施設アポロン
介護老人保健施設さくら
住所
大草10
牛尾1102-1
中河375-1
川根町家山4168-1
中河町326-1
尾川16-2
島534-1
島536-1
阪本2449−2
中溝町1714-1
東町1331
- 44 -
資料4
東日本大震災時における介護保険等に関わる通知
~現行法と通知後の対比(介護関連)~
現行法
通知後
被保険者証
利用者は、介護保険の被保険者証を介護
被保険者証を提示できなくても、氏名、生年月日等が確認できればサービ
の提示
サービス事業者に提示する必要
スを受けられる
介護保険法第 41 条
東北地方太平洋沖地震の被災者に係る被保険者証の提示等について(老
健局介護保険計画課、高齢者支援課、振興課、老人保健課)【3 月 12 日】
震災直後は被保険者証がなくても氏名・生年月日等が確認できれば利用
可能であったが、2011 年 7 月より通常通り被保険者証の提示が必要
東日本大震災による被災者に係る被保険者証の提示等及び地方自治体
における第5期介護保険事業(支援)計画及び老人福祉計画の弾力的な
策定について (老健局介護保険計画課、高齢者支援課、振興課、老人保
健課)【5 月 16 日】
利用料の自
介護サービスの利用料の一定割合を支払
大きな被害を受けた被災者は、介護サービスの利用料の支払いが猶予ま
己負担
う必要
たは減免
介護保険法第 41、42 条
東北地方太平洋沖地震及び長野県北部の地震による被災者に係る利用
料等の取扱いについて(老健局介護保険計画課、高齢者支援課、振興
課、老人保健課)【3 月 23 日】
大きな被害を受けた被災者は、介護サービスの利用料の自己負担金の支
払いを 2012 年 2 月 29 日まで免除(ただし 2011 年 7 月からは免除証明書
の提示が必要)
東日本大震災により被災した介護保険の被保険者に対する利用料の免除
等の運用について(老健局介護保険計画課)【5 月 16 日】
事業の運営
介護サービス事業者は、厚労省が定める
介護サービス事業者が、介護保険法上の運営基準を満たせなくなっても
基準
事業の運営基準を満たす必要
指導を受けない
介護保険法第 80、81 条、第 115 条の 23、
東北地方太平洋沖地震等に伴う要援護者等への適切な支援及びケアマ
22
ネジメント等の取扱いについて(老健局振興課)【3 月 22 日】
指定事項変
指定事項(事業所名や所在地等)に変更が 指定事項の変更届出の期限は柔軟に取り扱われる
更の届出
あったとき、10 日以内に届け出る必要
東北地方太平洋沖地震等に伴う要援護者等への適切な支援及びケアマ
介護保険法第 82 条、第 115 条の 25
ネジメント等の取扱いについて(老健局振興課)【3 月 22 日】
ケアプラン
利用者の居宅を訪問して、ケアプランの実
電話等で本人または家族に確認することによって、モニタリングを行うこと
のモニタリ
施状況をモニタリングする必要
ができる
ング
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運
東北地方太平洋沖地震等に伴う要援護者等への適切な支援及びケアマ
営に関する基準第 13 条
ネジメント等の取扱いについて(老健局振興課)【3 月 22 日】
ケアマネジャーの担当件数が 40 件を超え
ケアマネジャーの担当件数が 40 件を超えても、居宅介護支援費は減額さ
居宅介護支
援費の逓減 ると、居宅介護支援費が減額
れない
制
指定居宅介護支援に要する費用の額の算
東北地方太平洋沖地震等に伴う要援護者等への適切な支援及びケアマ
定に関する基準
ネジメント等の取扱いについて(老健局振興課)【3 月 22 日】
- 45 -
要介護認定
要介護認定の有効期間は原則 12 ヵ月(新
被災地においては、要介護認定の有効期間を最大 12 ヵ月延長可能
規は原則 6 ヵ月)
東日本大震災に対処するための要介護認定有効期間及び要支援認、定
介護保険法施行規則第 38 条
有効期間の特例に関する省令の施行について (老健局)【5 月 27 日】
要介護認定の申請において主治医の意見
被災者については、主治医による意見書の記載が困難な場合、市町村嘱
書が必要
託医や避難所を巡回する医師などによる記載が可能
介護保険法第 27 条
東日本大震災に関する要介護認定事務の取扱いについて
(老健局老人保健課)【5 月 12 日】
介護報酬
介護施設等の定員超過利用、介護サービ
震災によって一時的に、介護施設等の定員超過利用、介護サービス事業
ス事業所の人員不足、特定の訪問介護事
所の人員不足、特定の訪問介護事業所へのサービス集中などが生じた場
業所へのサービス集中などが生じた場合、
合でも、介護報酬を減額しない
介護報酬を減額
東日本大震災に伴う介護報酬上の取り扱いについて(第2版)」の送付に
指定居宅介護支援に要する費用の額の算
ついて(老健局高齢者支援課・振興課・老人保健課)【4 月 8 日】
定に関する基準第 2 条など
介護サービス等は、厚労大臣が定める基
サービス提供記録等を滅失などした介護サービス事業者は、震災以前の
準により算定した費用の額に基づき、保険
介護報酬等につき、概算による請求(過去の介護報酬支払実績に基づき
給付される
算定)が可能
介護保険法第 41、42 条など
東日本大震災に関する介護報酬等の請求等の取扱いについて
(老健局介護保険計画課、高齢者支援課、振興課、老人保健課)【4 月 5
日】
市町村は、居宅において介護を受ける利
居宅だけでなく、避難所等で生活している者に対して居宅介護サービスを
用者に対する居宅サービスの費用につい
提供した場合でも、介護報酬の算定が可能
て、居宅介護サービス費を支給
「東日本大震災に伴う介護報酬上の取り扱いについて(第2版)」の送付に
介護保険法第 36 条
ついて (老健局高齢者支援課・振興課・老人保健課)【4 月 8 日】
記録等の保
介護サービス事業者は、従業者、設備、備
震災によりサービス提供記録等を滅失した場合は、関連法令に基づく保
存
品および会計に関する諸記録を整備し保
存義務違反にならない
存(2 年間)する必要
東日本大震災に関する介護報酬等の請求等の取扱いについて
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運
(老健局介護保険計画課、高齢者支援課、振興課、老人保健課)【4 月 5
営に関する基準など
日】
介護サービ
介護サービス事業所は、その建物や設備
介護サービス事業所の建物が全半壊等し、これに代替する仮設の建物等
ス事業所の
に関して厚労大臣が定める基準に基づき、
においてサービスを提供する場合、それまでのサービスとの間に継続性が
建物
都道府県知事の指定を受ける必要
認められるならば、保険給付可能
介護保険法第 88 条、介護保険法施行規則 「東日本大震災に伴う介護報酬上の取り扱いについて(第 2 版)」の送付に
第 134 条など
ついて 老健局高齢者支援課・振興課・老人保健課【4 月 8 日】
※『大震災における医療・介護に関する事務連絡ポータルサイト 2011/6/6 改訂 災害医療における制度的課題 -東北地方復興のた
めの特区プロジェクト-』 東京大学政策ビジョン研究センター教授 秋山昌範 (一部抜粋)
- 46 -
市町への連絡様式
資料5
社会福祉施設被害情報
報告日時
平成
年
月
日
午前・午後
時
分
施設名称
□訪問介護
□介護老人福祉施設
□訪問入浴介護
□介護老人保健施設
□訪問看護
□介護療養型医療施設
□訪問リハビリテーション □小規模多機能型居宅介護
□通所介護
施設種別
□認知症対応型共同生活介護
□通所リハビリテーション □地域密着型特定施設入居者生活介護
□短期入所生活介護
□地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
□短期入所療養介護
□居宅介護支援
□特定施設入居者生活介護 □軽費老人ホーム
□養護老人ホーム
□その他(福祉用具貸与等)(
)
所在地
報告者
施設の対応状況(警戒宣言時に報告)
利用者引渡し状況
□完了 □未完了
避難状況
□完了 □未完了
未完了の理由
避難先
被害の状況
物的被害状況
□被害あり
(被害の概要)
(建物及び什器等)
□被害なし
(避難先:
利用者
死者
人
重傷者
人
軽症者
人
不明
人
施設職員
死者
人
重傷者
人
軽症者
人
不明
人
電気
□使用可能 □使用不可能(復旧見込み:
月
日)
ガス
□使用可能 □使用不可能(復旧見込み:
月
日)
水道
□使用可能 □使用不可能(復旧見込み:
月
日)
人的被害状況
ライフラインの状況
)
物資の状況
飲料水
□充足 □不足
医薬品
□充足 □不足
食 料
□充足 □不足
その他の不足している物資
他施設への引渡し要請
引渡し要請
□要請あり(要請内容:
) □要請なし
医療・福祉等の要請
医療・福祉の要請
□要請あり(要請内容:
) □要請なし
その他の要請
□要請あり(要請内容:
) □要請なし
他施設からの受入可否
受入の可否
□可能(
人)(条件等:
) □不可能
備考(自由記述)
- 47 -
地域包括支援センター
資料6
(藤枝市)
地域包括支援センター名
郵便番号
住所
TEL 番号
FAX 番号
054-638-2253
054-638-2414
[email protected]
054-634-0232
054-636-7202
[email protected]
054-638-5259
054-638-5255
[email protected]
054-643-3526
054-643-3544
[email protected]
宮原 244-1
054-639-1212
054-639-0800
大東町 58
054-634-1133
054-634-1234
054-667-5001
054-667-2229
大覚寺 630
054-626-3219
054-626-3197
西小川 5-6-3
054-626-8811
054-620-8303
田尻北 792-1
054-656-3322
054-656-2703
宗高 572-1
054-664-2700
054-662-0034
中河町 283-1
0547-34-3240
0547-34-3289
中溝町 1714-1
0547-33-0882
0547-34-2358
0547-58-0321
0547-53-3116
竹下 470‐2
0547-45-5610
0547-47-0588
阪本 1336-1
0547-30-0617
0547-38-0637
道悦 5-13-3
0547-32-9699
0547-32-9700
藤枝市地域包括支援センター
〒
開寿園
426-0213
藤枝市地域包括支援センター
〒
第2開寿園
426-0063 1-12-13
藤枝市地域包括支援センター
〒
ふじトピア
426-0204
藤枝市地域包括支援センター
〒
社会福祉協議会
426-0075 83-6
藤枝市地域包括支援センター
〒
グリーンヒルズ藤枝
426-0133
藤枝市地域包括支援センター
〒
愛華の郷
426-0044
藤枝市地域包括支援センター
〒
亀寿の郷
421-1131 1334-4
中ノ合 252-1
青南町
時ヶ谷 417-2
瀬戸新屋
岡部町内谷
E メールアドレス
[email protected].
jp
aika-houkatu15.10.1@
bz03.plala.or.jp
[email protected]
(焼津市)
焼津市北部
〒
地域包括支援センター
425-0088
焼津市中部
〒
地域包括支援センター
425-0036
焼津市南部
〒
地域包括支援センター
425-0051
焼津市大井川
〒
地域包括支援センター
421-0205
hokubuhoukatu@
yaizu-shakyo.or.jp
[email protected].
med.or.jp
y-nanbuhoukatsu@
utopia.ocn.ne.jp
[email protected].
ne. jp
(島田市)
島田市地域包括支援センター
〒
427-0041
島田第一・北中学校区
〒
地域包括支援センター
427-0047
島田市川根中学校区
〒
川根町家山
地域包括支援センター
428-0104
4153-6
島田市金谷中学校区
〒
地域包括支援センター
428-0008
島田市初倉・六合中学校区
〒
地域包括支援センター
428-0111
島田市六合中学校区
〒
地域包括支援センター
427-0019
- 48 -
[email protected].
shizuoka.jp
[email protected]
kawane-sisyo@city.
shimada.shizuoka.jp
shimada-kanaya-houkats
[email protected]
[email protected]
rokugo-houkatsu@
bz04.plala.or.jp
居宅介護支援事業所
(藤枝市)
事業所名
住所
電話番号
NASA介護スペース五十海
五十海 2-1-4
054-647-7300
アースケアステーション藤枝
岡出山 1-9-5 芳村ビル1F
054-646-3831
いちご居宅支援センター
小石川町 2-11-7
054-647-4308
きらら藤枝ケアプランセンター
八幡 198
054-646-6821
ケアプランセンター 太明堂
音羽町 3-9-15
054-631-7205
ケアプランセンター
アイケア藤枝
東町 1-43
054-647-1001
ケアマネージメントセンター
フォレスタ藤枝
小石川町 2-8-13
054-647-3833
ケアマネジメント こだま
上当間 778-11
054-643-5811
コミュニティーケア藤枝
指定居宅介護支援事業所
藤枝 3-13-8
054-644-5700
こもれびケアマネジメント事業所
平島 639-5
054-639-5152
ニチイケアセンター藤枝
瀬古 2-12-4
054-647-5171
ニチイケアセンター藤枝青木
青木 2-27-23
054-647-1201
のぞみ居宅介護支援事業所
前島 3-7-5
054-634-3334
ふじトピア
居宅介護支援事業所
時ケ谷 417-2
054-638-5253
ベストサポート
瀬戸新屋 487-2
054-643-5065
ほしの指定介護支援センター
岡部町内谷 650
054-667-0100
まごころ介護サービス藤枝南
大洲 4-12-13
居宅介護支援事業所
054-634-1172
やすらぎケアプランセンター
平島 1649-2
054-643-0212
駅南居宅介護支援
グリーンヒルズ藤枝
田沼 3-20-28
054-634-0151
開寿園居宅介護支援事業所
中ノ合 252-1
054-638-2480
株式会社オカノ 指定居宅介護
高柳 1-15-21
支援事業所 スマイル優
054-636-4788
株式会社
高洲 5-7
フリースタイルコーポレーション
054-634-0555
亀寿の郷居宅介護支援事業所 岡部町内谷 1334-4
054-667-5000
居宅介護支援
グリーンヒルズ藤枝
宮原 420-1
054-639-1234
居宅介護支援事業所
さくらの里
田沼 1-27-15 さくらビル 103 054-637-1880
- 49 -
備考
居宅介護支援事業所
ゆずりは 水守
水守 301-5
054-631-5860
居宅介護支援事業所ゆめ広場 青葉町 2-1-47
054-634-3322
居宅介護支援事業所
和気・アイアイ
瀬戸新屋 254-3
054-644-0203
居宅介護支援事業所ゆずりは
前島 2-25-6
054-634-0288
居宅介護支援事業所愛華の郷 大東町 58
054-634-1131
三輪医院
居宅介護支援センター
岡部町内谷 1473-3
054-667-3606
指定居宅介護支援事業所
ケアプランのまどか
瀬戸新屋 429-21
054-647-1820
藤枝市社会福祉協議会指定居
瀬戸新屋 83-6
宅介護支援事業所
054-643-3590
西益津居宅介護支援
グリーンヒルズ藤枝
郡 1120
054-645-7771
誠和藤枝病院
介護保険センター
中ノ合 26-1
054-638-3111
静鉄ヘルパーステーション志太
岡出山 2-9-25
居宅介護支援事業所
054-641-0511
第2開寿園
居宅介護支援事業所
青南町 1-12-13
054-636-7200
藤枝市シルバー人材センター
居宅介護支援事業所
藤枝 5-3-20
054-641-5565
夢コープしだ事業所
平島 602-96
054-646-9903
鈴木内科居宅介護支援事業所 茶町 4-12-18
054-644-6960
(焼津市)
あい愛居宅介護支援事業所
焼津 4-4-20
054-671-0866
あおい荘ケアマネージメントセ
一色 435
ンター
054-623-9002
ケアセンターゆうゆう
田尻 4
054-625-0321
ケアプランセンター アイケア焼津
石津 188
054-625-2022
こけし介護支援事業所
大島 1530-2
054-623-2882
コミュニティーケア高草
指定居宅介護支援事業所
方ノ上 358-1
054-627-5945
コミュニティーホスピタル甲賀
大覚寺 655
病院指定居宅介護支援事業所
054-628-5500
コミュニティホーム 長者の森
三ケ名 558-4
054-620-8114
するが西居宅介護支援事業所
三ケ名 255-1 平尾ビルB
054-621-5112
セントケアやいづ
田尻 384-1
054-656-1851
- 50 -
たんぽぽ居宅介護支援事業所 与惣次 48
054-625-0414
とまと居宅介護支援事業所
飯淵 822-3
054-664-3873
ニチイケアセンター焼津
西小川 3-4-5
054-620-8501
ひまわり 居宅介護支援事業所 中根 181
054-620-8222
わかくさ焼津ケアサポート
焼津 6-7-38
054-627-2841
永田居宅介護支援センター
関方 67-1
054-620-0670
介護よろず相談所 絆
駅北 4-1-18
青木事務所1-B
054-631-7071
居宅介護支援事業所 つばさ
田尻北 792-1
054-656-2705
居宅介護支援事業所
ひなたぼっこ
利右衛門 2405-6
054-622-1257
居宅介護支援事業所
岡本石井病院
小川新町 5-2-3
054-627-5585
居宅介護支援事業所ごんべえ
駅北 5-4-19
054-629-8244
居宅介護支援事業所
つばさ豊田
保福島 1202
054-628-3355
高麓居宅介護支援事業所
坂本 385-1
054-628-0070
指定居宅介護支援事業所
「池ちゃん家」
大住 260-1
054-620-5523
指定居宅介護支援事業所
かがやき
駅北 1-9-12
054-626-4515
焼津市シルバー人材センター
居宅介護支援事業所
中港 3-3-12
054-627-1150
焼津市医師会
居宅介護支援事業所
西小川 5-6-3
054-620-8277
焼津福祉サービスセンター
大覚寺 630
054-627-0412
村松居宅介護支援事業所
小川 3103-4
054-625-0213
大井川福祉サービスセンター
宗高 572-1
054-662-0610
大井川睦園
指定居宅介護支援事業所
高新田 2326-58
054-622-8080
福聚荘居宅介護支援事業所
大島 649
054-623-6688
有限会社 すみれケアサービス
五ケ堀之内 822-2
居宅介護支援事業所
054-620-8311
(島田市)
アースケアステーション島田
向谷 2-6-9
0547-33-3513
あかり居宅介護支援事業所
宮川町 2481-10
0547-37-1191
アサヒサンクリーン
在宅介護センター島田
落合 15-7
0547-33-1124
- 51 -
あすか
中河町 326-1
0547-33-2111
アポロン居宅介護支援事業所
中溝町 1714-1
0547-34-2000
ケアプランくぼた
川根町家山 367-3
0547-53-4557
さくら指定介護支援センター
東町 1331
0547-33-0800
シーエス薬品株式会社サンケア 21
井口 465-1
島田東居宅介護支援事業所
0547-33-0223
ツクイ島田
祇園町 8696-3
0547-33-0388
ニチイケアセンター島田
本通 6-2-7
0547-33-2151
まごころ介護サービス島田
中河町 393-1
0547-33-0111
みどりの園
居宅介護支援事業所
中河 375-1
0547-38-6565
永福荘ケアプランサービス
指定居宅介護支援事業所
大草 10
0547-37-1023
居宅介護支援事業所 とこは
川根町家山 4168-1
0547-58-5000
居宅介護支援事業所
水のさんち
大柳南 107
0547-38-3338
居宅介護支援事業所アイアシスト
阿知ケ谷 268-3
0547-37-9760
居宅介護支援事業所うらら
牛尾 442-1
0547-47-1414
居宅介護支援事業所エコトープ
島 534-1
0547-46-3665
在宅支援センター アウディー
湯日 64-7
0547-30-5138
私の青空
指定居宅介護支援事業所
東町 1967-9
0547-39-5639
島田市居宅介護支援センター
「はなみずき」
中河町 283-1
0547-34-3284
島田市社会福祉協議会指定居
川根町身成 3100
宅介護支援事業所かわね
0547-53-3895
島田市社会福祉協議会指定居
中央町 5-1
宅介護支援事業所しまだ
0547-34-3231
福の家居宅介護支援事業所
0547-36-2282
稲荷 4-8-18
本田山荘居宅介護支援事業所 牛尾 1102-1
0547-45-2000
夢コープ中部事業所
0547-33-5650
宮川町 2482-1
地域行政窓口
窓口
住所
電話番号
備考
藤枝市役所 介護福祉課
藤枝市岡出山 1-11-1
054-643-3111 [email protected]
焼津市役所 長寿福祉課
焼津市本町 2-16-32
054-626-1167 [email protected]
島田市役所 長寿介護課
島田市中河町 283-1
0547-34-3287 [email protected]
- 52 -
編
集
後
記
「介護事業者のための災害対応ガイドライン」初版ができあがりました。
2011 年 3 月 11 日、東日本で起きたあの現実を目の当たりにし、今までの災害マニュアルでは全く対応で
きないことを思い知らされました。そして、監査のための災害マニュアルではなく、より実用的な、より現
実的な災害マニュアルを策定したいという思いを強く持つようになりました。現場にいる私たちだからこそ
作れる、かゆい所に手が届くようなそんなものを作りたいと仲間を募り、幾度も話し合いを重ねてきました。
話し合いを重ねるなか、現状では解決できない問題があることも明確になってきました。皆が共通に持つ
問題点や疑問点を明確にすることで、これから私たちがしなければならないことがはっきりしてきたので
す。
今後、介護事業者全体で協議を深め、行政や地域に働きかけることで、何かが変わっていくはずです。
今回のガイドラインはまだ、未完成です。本書の中で課題として挙げた問題点をひとつひとつ解決し、ま
たよりよいものに近付けていきたいと考えております。それには、志太地区すべての介護事業者の協力が必
要です。本書をよりよいものに育てるとともに地域全体の防災意識の向上・地域連携の構築にお力を頂けた
ら幸いです。
このガイドラインが志太地区の介護事業者そして地域の皆様の安心につながることを願っています。
今後につながる「介護事業者のための災害対応ガイドライン」をこれからもどうぞよろしくお願いいたし
ます。
最後に私の提案で集まってくれた災害対応ガイドライン検討会のメンバーに心より感謝します。
平成24年5月
しだ介護サービス事業者協議会
災害対応ガイドライン検討会
大内
弥生
参考文献等 『改訂版 災害対応マニュアル』
(一般社団法人 日本介護支援専門員協会/平成 21 年 3 月 31 日初版発行)
『平成23年度 高齢者福祉施設における防災対策マニュアル』
(静岡県健康福祉部長寿政策局/平成 23 年 5 月 9 日発行)
『藤枝市防災計画』(藤枝市/平成 21 年 3 月発行)
『焼津市地震防災ガイドブック』(焼津市)
『島田市地域防災計画(平成 23 年度修正版)』(島田市)
『BCP(事業継続計画)パンフレット』(中小企業庁/平成 20 年 8 月発行)
『災害時における福祉活動支援計画』(藤枝市社会福祉協議会)
編集
しだ介護サービス事業者協議会災害対応ガイドライン検討チーム
大内 弥生
鈴木 里美
永田 和浩
原崎 伸治
藤井 剛
藪崎 みつ枝
岡村 勝正
オブザーバー
河原崎 慎也
編集者
(有限会社 錦翔 デイサービス ゆめ広場)
(藤枝市地域包括支援センター グリーンヒルズ藤枝)
(ケアマネージメントセンター フォレスタ藤枝)
(株式会社 まごころ介護サービス)
(ベルメディカルケア株式会社 リラックス事業部)
(藤枝市社会福祉協議会 指定訪問介護事業所)
(藤枝市役所)
(藤枝市役所)
介護サービス事業者のための災害時対応ガイドライン
発行年月
発行・連絡先
平成24年5月 17日
初版発行
しだ介護サービス事業者協議会
〒426-0075 静岡県藤枝市瀬戸新屋 83-6
藤枝市社会福祉協議会 在宅福祉センター内 しだ介護サービス事業者協議会事務局
TEL:054-643-3590
FAX:054-643-3638
- 53 -