若手研究者インターナショナル・トレーニング - 日本学術振興会

若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
(様式4)
1. 基本データ
【事業名称】
事業名(和文は40字以内。)
(和文)学部・大学院教育と連携したサイエンスマスター・メンターの育成
(英文)N u r t u r i ng o f s c i e nc e ma s t e r / m e nt o r s e a m l e s s l y c o o p er at i ng w it h
undergraduat e
a n d g r a d u a t e e d u c a t io n
【申請大学】
大学名(和文)
岡山大学
(英文)
Okayama University
大学長氏名
森田
潔
【申請専攻等】(申請大学内の研究科、附置研、研究センター、国際交流担当課等)
大 学 名(和文)
岡山大学
(英文)
Okayama University
専攻等名(和文)
大学院医歯薬学総合研究科
(英文)
Graduate School of Medicine, Dentistry and Pharmaceutical Sciences
【申請大学内のその他の専攻等】
(該当がある場合のみ記述してください。専攻等が複数ある場合は、すべて記述してください。)
専攻等名(和文)
(英文)
【申請大学以外の協力機関】
(該当がある場合のみ記述してください。機関が複数ある場合は、すべて記述してくださ
い。
)
機関名 (和文)
(英文)
(平成22年度)
1
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
専攻等名(和文)
(英文)
【海外パートナー機関】(機関が複数ある場合は、すべて記述してください。)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
機関名 (和文)
(英文)
専攻等名(和文)
(英文)
パリ神経科学大学院
The Paris School of Neuroscience
神経科学
Neuroscience
ワシントン大学, ベナロヤ研究所
University of Washington, Benaroya Research Institute at Virginia Mason
病理学
Department of Pathology
ミシガン大学
University of Michigan Medical School
病理学
Department of Pathology, The Immunology Program
ピッツバーグ大学
University of Pittsburgh School of Medicine
革新的再生医療センター
Center for Innovative Regenerative Therapies, Children’s Hospital of Pittsburgh
and McGowan Institute for Regenerative Medicine,
南フロリダ医科大学
University of South Florida, College of Medicine
脳神経外科学
Department of Neurosurgery
ミュンスター大学
University Hospital of Münster
整形外科学
Department of Orthopedics
カリフォルニア大学サンディエゴ校
University of California, San Diego
腎臓内科
Translational Research in Kidney Disease, Division of
Nephrology-Hypertension, Department of Medicine
(平成22年度)
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若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
2.事業実施期間を通じた事業の目標と、そのうちの平成22年度の事業目標達成状況
事業実施期間を通じた事業の目標
本プログラムでは、医学生命科学領域の基礎と臨床をつなぐ橋渡し研究推進のための人材を育
成する。この目標を達成するために以下を実践する。
ITP 海外派遣:先進的な橋渡し研究を実践している海外パートナー機関に若手研究者を派遣し、
研究経験を通じて国際的スタンダードの理解と英語による自己表現能力を向上させる。派遣
は、初期モチベーションの向上を目的に博士課程1、2年生を3ヶ月間派遣する『自己啓発型
ITP』と、自身の研究テーマの遂行発展を目的に博士課程3年生以上、ポスドク、若手教員を
長期派遣する『研究遂行型 ITP』の二種類を行う。ITP 派遣研究の内容については、若手研究
者と日本側および海外パートナー機関の教員の話合いにより計画を立て、派遣中の指導は海外
パートナー機関の教員が行う。
ITP 基盤整備:ITP 派遣支援のために ITP 推進オフィスを設置する。若手研究者の情報交換の
場として ITP サロンをつくり、ITP 推進オフィスのサポートにより ITP セミナー(派遣前プレ
ゼン、派遣報告セミナーを含む)
、ITP シンポジウム、ITP リトリート(懇親型ミーティング)
など ITP サロン活動の開催を支援する。
サイエンスクラスターの形成:本 ITP により、国際共同研究を含めた研究を推進する人材(サ
イエンスマスター)と、大学院生や若手研究者の研究指導教育を推進する人材(サイエンスメ
ンター)の育成を促進する。これらのエキスパートと ITP 推進オフィスが一体となりサイエン
スクラスターを形成し、海外パートナーの協力を得て、若手研究者を持続的かつ発展的に育成
するシステムを構築する。前述の ITP セミナー、ITP シンポジウム、ITP リトリートも、サイ
エンスクラスターの活性化の一環として行う。
他の人材育成プログラムとの連携:岡山大学は研究マインドを持つ医師養成を目指した特色
GP、大学院 GP が実施され効果を上げている。これらの既存プログラムと本 ITP プログラムを
連携して行なうことにより、岡山大学の特色である『学部—大学院と連携したシームレスな人
材育成』を充実させる。
平成22年度の事業目標達成状況
ITP 海外派遣:自己啓発型 ITP として大学院博士課程2年生2名、研究遂行型 ITP として大学
院生博士課程3年生3名、ポスドク1名、助教 1 名、計 7 名を,パリ神経科学大学院、南フロ
リダ医科大学、ミュンスター大学、ピッツバーグ大学、ミシガン大学に派遣した。担当教員に
ついては、ITP 派遣研究や共同研究の打合わせ,共同企画開催のために4名を海外パートナー
機関に派遣した。
ITP 基盤整備:岡山大学 ITP 公式ウェブサイトに英語版を追加した。
サイエンスクラスターの形成:ITP 推進オフィス、担当教員の連携協力により ITP セミナー20
回と ART-ITP シンポジウムを開催し、若手研究者とスタッフとの活発な意見交換が行われた。
他の人材育成プログラムとの連携:ART プログラム(岡山大学大学院 GP)との連携により、セ
ミナー、シンポジウムを共同で行った。これにより ITP に関する情報が広く認知され、学部学
生、大学院生、若手研究者の連携交流が活性化された。
(平成22年度)
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若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
3.平成22年度事業実施概要
1.若手研究者の海外派遣
自己啓発型 ITP として大学院生博士課程2年生2名、研究遂行型 ITP として大学院生博士課程
3年生3名、ポスドク1名、助教 1 名、計7名をパリ神経科学大学院、南フロリダ医科大学、
ミュンスター大学、ピッツバーグ大学、ミシガン大学に派遣した。
2.担当教員の派遣
ITP 派遣研究や共同研究の打合わせ、共同開催企画のために、担当教員4名を海外パートナー
機関に派遣した。
3.ITP 事業の情報発信
ITP 推進オフィスが主体となり、ITP 事業に関する情報発信のために以下を行った。
・ 岡山大学 ITP 公式ウェブサイト(http://www.hsc.okayama-u.ac.jp/mdps/itp/index.html)
に英語版を追加し、ITP セミナーや ITP シンポジウムなどを随時記載更新した。
・ 若手研究者の ITP 海外派遣準備の支援を行うとともに ITP 派遣に関する依頼状、委任状、
感謝状など公式文書を発行した。
・ ITP セミナー、ITP シンポジウムの開催を支援すると共に、関連教員、若手研究者、岡山大
学内のサイエンスコミュニティー全体にこれらのイベントの開催をアナウンスした。
・ ITP Student Book を作成し、ITP の概要、ITP 派遣若手研究者、ITP 派遣研究などをまとめ、
ITP 派遣若手研究者と関連教員に配布した。
4.ITP 推進ミーティングの実施
基盤整備、ITP 派遣、ITP サロン活動(ITP セミナー、ITP シンポジウム)など、ITP 活動の円
滑な運営のために、ITP 推進ミーティングを毎月1回(合計11回)開催した。ミーティング
は担当教員、事務員だけでなく、ITP 派遣若手研究者も参加するようにした。
5.ITP セミナーの開催
若手研究者、学内の教員、学外講師などによるセミナーを合計 20 回開催した。また、若手研
究者の ITP 派遣前プレゼン、ITP 派遣後報告セミナーも ITP セミナーとして行った。
6.ART-ITP 国際シンポジウムの開催
岡山大学 ART プログラム(大学院 GP)との共同開催により、ART-ITP 国際シンポジウムを開催
し、ITP の活動、ITP 派遣研究発表、海外パートナー機関教員による講演、若手研究者との意
見交換会を開催した。
(1 月 29 日メインシンポジウム、岡山後楽園;1 月 24、28、31 日、サテ
ライトセミナー、岡山大学)
7.海外パートナーとの共同企画
岡山大学の教員および事務員計5名が、パリ神経科学大学院(ENP)が主催するリトリート(懇
親型ミーティング、9 月 16-17 日、フランス、ドーヴィル)に参加し、“Okayama University-ENP
interaction”と題して ITP による岡山大学の取組みや ITP 派遣研究の成果を発表するととも
に、今後の交流について意見交換した。
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若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
4.平成22年度の具体的成果
4-1.若手研究者育成に対する組織的取り組み状況
1.ITP 派遣に対する組織的取り組み
若手研究者の ITP に関しては、担当教員と海外パートナー教員の連携協力により、当初の計画
通り実施された。
派遣前準備(研究面)
:派遣期間中の研究内容、研究計画については、若手研究者、指導教員、
海外パートナー教員の連携協力、派遣前セミナーの実施等により、十分な事前準備を経て派遣
に望むことが出来た。
派遣前準備(事務手続き)
:派遣のための必要書類(ビザ発行のための書類、出張手続き書類な
ど)の作成、発行を ITP オフィスが支援協力し、ITP 派遣を予定通り実施することが出来た。
派遣中:派遣中は海外パートナー機関の受入先教員の指導により研究計画に従って進められた。
研究の進捗状況は若手研究者が自己管理するとともに、随時、受入先教員、学内担当教員に報
告された。
派遣前セミナー、ITP 報告セミナーの実施:全ての ITP 派遣若手研究者が派遣前セミナーを行
い、これまでの研究、ITP 派遣の研究計画とそのための準備状況を報告し、担当教員が確認、
アドバイスした。また派遣終了後は報告セミナーを実施した。
2.サイエンスコミュニティーの形成に対する組織的取り組み
ITP ミーティング:ITP 若手研究者(派遣済みの者、派遣予定者)も交えてミーティングを月1
回開催した。これにより、若手研究者が ITP 活動に積極的に関わることができ、ITP に関する
種々の要望や問題に迅速に対応することができた。
ITP Student Book の作成:ITP Student Book を作成し、ITP の概要、ITP 派遣若手研究者、ITP
派遣研究などをまとめ、ITP 派遣若手研究者と関連教員に配布した。
大学院 GP との連携:岡山大学 ART プログラム(大学院 GP)との共同開催により、ART-ITP 国際
シンポジウムを開催した。また、ITP セミナーやシンポジウムへの参加について ART プログラ
ム対象者(大学院生および学部学生)に常時アナウンスし、学部学生、大学院生、若手研究者
の連携交流が活性化された。
4-2.海外パートナー機関との協力体制構築状況
パリ神経科学大学院(ENP) :昨年度に続き、ITP により若手研究者1名を派遣した。さらに、
ENP リトリート(平成 22 年9月 16-17 日、フランス、ドーヴィル)への参加、ART-ITP 国際シ
ンポジウムの共同開催を通じて、相互理解が深まり、協力体制はさらに強固になってきている。
南フロリダ大学:脳神経外科学講座(Borlongan 教授研究室)に ITP により派遣された者が1
名が ITP 派遣終了後には南フロリダ大学のポスドクとして採用され研究を継続している。受入
先の Borlongan 教授は H23 年度に来日し、岡山大学においてセミナーを開催する予定である。
ピッツバーグ大学:大学院生 2 名が ITP 派遣により革新的再生医療センター(Ira J.Fox 教授
研究室)において研究を行い、成果を挙げた。
ミュンスター大学:大学院生 2 名が ITP 派遣により整形外科学講座において研究を行い、成果
を挙げた。
カリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD):研究人材交流に関する打合わせを重ね、平成 23 年
度に大学院生1名を ITP により派遣することになった。
ミシガン大学:若手助教1名が ITP 派遣により ITP 派遣により研究を行い、成果を挙げた。
(平成22年度)
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若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
4-3.学術面の成果及び成果の発表状況
ITP 派遣研究者の研究業績:原著論文 14 編(英文 10、和文 4)
、症例報告 1 編、学会発表 11 件
以下に主要なものを抜粋して記載
原著論文
Schaller MA, Logue H, Mukherjee S, Lindell DM, Coelho AL, Lincoln P, Carson WF 4th, Ito T,
Cavassani KA, Chensue SW, Hogaboam CM, Lukacs NW, Kunkel SL. : Delta-like 4 differentially
regulates murine CD4 T cell expansion via BMl1. PLoS One. 172010: e21272. (2010)
Zeynel Cilek M, Hirohata S, Faruk Hatipoglu O, Ogawa H, Miyoshi T, Inagaki J, Ohtsuki T, Harada H,
Kamikawa S, Kusachi S, Ninomiya Y. : AHR, a novel acute hypoxia-response sequence, drives reporter
gene expression under hypoxia in vitro and in vivo. Cell Biology International. 35(1): 1-8. (2011)
Feifei Wang, Takao Yasuhara, Tetsuro Shingo, Masahiro Kameda, Naoki Tajiri, Wen Ji Yuan, Akihiko
Kondo, Tomohito Kadota, Tanefumi Baba, Judith Thomas Tayra, Yoichiro Kikuchi, Yasuyuki Miyoshi
and Isao Date. : Intravenous administration of mesenchymal stem cells exerts therapeutic effects on
parkinsonian model of rats: Focusing on neuroprotective effects of stromal cell-derived factor-1α.
BioMed Central Neuroscience. 11:52: 1-9. (2010)
Tadashi Masuda, Mina Maki, Koichi Hara, Takao Yasuhara, Noriyuki Matsukawa, SeongJin Yu,
Eunkyung Cate Bae, Naoki Tajiri,Sonia H. Chheda, Marianna Aurora Solomita, Nathan Weinbren, Yuji
Kaneko, Sergei A. Kirov, David C. Hess, Hideki Hida, Cesar V. Borlongan. : Peri-hemorrhagic
degeneration accompanies stereotaxic collagenase-mediated cortical hemorrhage in mouse. Brain
Research. 1355: 228-239. (2010)
症例報告
横山裕介、野田知之、門田康孝、尾﨑敏文、矢形幸久、上田泰久: 両側寛骨臼骨折に対して
modified Stoppa approach を併用し整復固定した 1 例、骨折 32(1): 91-94 (2010)
学会発表
Yusuke Yokoyama, Nobuhiro Abe, Kazuo Fujiwara, Takayuki Furumatsu, Naoki Takata, Toshifumi
Ozaki, Yoshikazu Nakajima, Naohiko Sugita, Mamoru Mitsuishi, Takayuki Inoue, Koichi Kuramoto,
Yoshio Nakashima. : Evaluation of new developmental navigation system for total knee arthroplasty.
International Society for Technology in Arthroplasty 23th Annual Congress, Dubai, United Arab Emirates
(2010 Oct)
Tsuyoshi Sasaki, Hiroshi Tazawa, Yuri Hashimoto, Yuki Morimoto, Toshiyuki Kunisada, Yasuo Urata,
Toshiyoshi Fujiwara, Toshifumi Ozaki. : Telomerase-Specific Replication-Selective Virotherapy for
Bone and Soft Tissue Sarcomas. Orthopaedic Research Society. Long beach, United State of America
(2011 Jan)
Toshio Masumoto, Tei-ichi Nishiki, Iori Ohmori, Kazuhito Tomizawa, Hideki Matsui. :
CA2+-DEPENDENT DISSOCIATION OF SYNTAXIN 1 FROM SYNAPTOTAGAMIN 1. 87th Annual
Meeting of the Physiological Society of Japan. Morioka, Japan (2010 May)
(平成22年度)
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若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
5.若手研究者の派遣実績
派遣先機関
派遣期間
(名称・所在地)
ミュンスター大学
平成 22 年
(ドイツ国・ミュンス 11 月 4 日
ター市)
-平成 23 年
1月9日
(67 日)
ミュンスター大学
平成 22 年
(ドイツ国・ミュンス 6 月 29 日
ター市)
-9 月 2 日
(66 日)
南フロリダ医科大学
(米国・フロリダ)
ピッツバーグ大学
(米国・ピッツバー
グ)
ピッツバーグ大学
(米国・ピッツバー
グ)
パリ神経科学大学院
(フランス国・パリ
市)
ミシガン大学
(米国・アナーバー
市)
平成 22 年
3月1日
-平成 23 年
2 月 26 日
(363 日)
平成 22 年
10 月 7 日
-平成 23 年
3 月 29 日
(174 日)
平成 22 年
8月4日
-平成 23 年
1 月 25 日
(175 日)
平成 23 年
1月7日
-平成 23 年
3 月 12 日
(65 日)
平成 22 年
9 月 13 日
-12 月 29 日
(108 日)
派遣者所属・職名等
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・
整形外科学・大学院生
博士課程 3 年次生
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・
整形外科学・大学院生
博士課程 3 年次生
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・
脳神経外科学・ポスドク
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・
消化器・肝臓内科学・大学院生
博士課程 2 年次生
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・
消化器・腫瘍外科学・大学院生
博士課程 3 年次生
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・
細胞生理学・大学院生
博士課程 2 年次生
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・
病理学(免疫病理)・助教
(平成22年度)
7
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
6.担当教職員の出張実績
出張先機関
(名称・所在地)
出張期間
平成 22 年
パリ神経科学大学院
9 月 13 日
(フランス国・パリ市)
-9 月 19 日
(7 日)
出張者所属・職名等
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・ 生化学・教授
ミュンスター大学
平成 22 年
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
(ドイツ国・ミュンス 12 月 7 日
究科・
ター市)
-12 月 12 日
分子医化学・准教授
(6 日)
平成 22 年
11 月 16 岡山大学・大学院医歯薬学総合研
ミシガン大学
日
究科・ 病理学(免疫病理)・教
(米国・アナーバー市)
-11 月 20 日 授
(5 日)
平成 22 年
パリ神経科学大学院
9 月 13 日
(フランス国・パリ市) -9 月 20 日
(8 日)
岡山大学・大学院医歯薬学総合研
究科・ 細胞生理学・教授
(平成22年度)
8
若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
7.共同企画実施状況
企
名 パリ神経科学大学院(ENP)Student Days
画
開
催
開
期
催
日本側責任者
氏
平成 22 年 9 月 16 日
間)
地 フランス、ドーヴィル
間
~
平成 22 年
9月
17 日 (2日
名
所属機関・職
名
(※日本以外で
開催の場合)
開 催 責 任 者
氏
名 Prof. Patricia Gasper
( 英 文 )
所属機関・職
School of Neuroscience of Paris
名
( 英 文 )
概要及び成果
【概要】
パリ神経科学大学院(ENP)が主催するリトリート(懇親型ミーティング、9 月 16-17
日、フランス、ドーヴィル)に岡山大学の教員および事務員計5名が渡仏、参加した。
ミーティングでは“Okayama University-ENP interaction”と題したセッションを設
け、竹居(ITP 代表)、松井(ITP 担当教員)らが ITP による岡山大学の取組みや ITP
派遣研究の成果について発表した。
参加総数:約200名
【成果】
海外パートナー機関であるパリ神経科学大学院(ENP)に、岡山大学 ITP 活動のみなら
ず、大学全体の研究概要や、学生および大学院生教育方針を伝える良い機会であった。
ENP の複数の研究室から、ITP 派遣、学部学生派遣受入れのオファーがあった。
また、リトリート開催前には、ENP ディレクター(Prof. Patricia Gasper)、ENP 運営
委員、ENP オフィススタッフと別途ミーティングの機会を設け、両研究機関の今後の
交流や機関の運営について意見交換した。この場でも ITP 派遣、学部学生派遣受入れ
やその際の支援について話合われた。
*その他、参加者リスト(様式は任意。本会経費負担者には印を付けること)、日程等、
セミナー関連資料があれば添付すること
(平成22年度)
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若手研究者インターナショナル・トレーニング・プログラム(ITP)
平成22年度 実施報告書
企
名 ART-ITP 国際シンポジウム
画
開
催
開
期
催
日本側責任者
氏
平成 23 年 1 月 24 日 ~
4日間)
地 岡山後楽園、岡山大学
間
平成 23 年 1 月
31 日
(計
名 竹居孝二、松井秀樹
所属機関・職 岡山大学・教授
名
(※日本以外で
開催の場合)
開 催 責 任 者
氏
名
( 英 文 )
所属機関・職
名
( 英 文 )
概要及び成果
【概要】
岡山大学 ART プログラム(大学院 GP)との共同開催により、ART-ITP 国際シンポジウ
ムを開催した(1 月 29 日メインシンポジウム、岡山後楽園;1 月 24、28、31 日、サ
テライトセミナー、岡山大学)
。メインシンポジウムでは、パリ神経科学大学院(ENP)
の教員による ENP の概要説明、ENP の研究、岡山大学と ENP との研究人材交流などに
ついて紹介された。ITP のセッションでは、ITP 活動の概要が竹居 ITP 代表から紹介
された後、ITP 派遣研究成果についての ITP 若手研究者が発表した。岡山大学からは ITP
若手研究者だけでなく、多くの大学院生、学部学生が参加聴講した。
参加総数:約100名
【成果】
岡山大学の学生、大学院生など若手研究者にとって、パリ神経科学大学院(ENP)の概
要や岡山大学との研究人材交流などについて話を聞き理解を深めるとともに、ITP へ
の興味を向上させる機会となった。さらに、シンポジウム終了後には懇親会が開かれ、若
手研究者のみならず、ITP 担当教員、海外パートナー機関の教員にとっても活発な意見を直接交わ
し、親交を深める結果となった。
*その他、参加者リスト(様式は任意。本会経費負担者には印を付けること)、日程等、
セミナー関連資料があれば添付すること
(平成22年度)
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