地域に飛び出す公務員を応援する 首長連合 (順不同) 地域に飛び出す公務員を応援する首長連合とは ○設立趣旨 公務員が自分の時間を活用して、一国民、一地域住民として、職場や 自治会、PTA、NPO 等 家庭における役割に加え、プラスワンとして、社会貢献活動、地域づく 参画 り活動、自治会、 PTA、消防団、 NPO法人などの活動に参画することは、 飛び出す公務員 国民、地域住民と思いを共有し、ひいては現場の国民目線、住民目線で 行政を推進することにつながる。 応援 このことは、公務員のミッションを再確認し、行政のあり方を国民本位、 首長 住民本位に変えていくためにきわめて有効であり、新しい公共や住民協 連合 働といった行政と国民、住民の間の新たなパートナーシップを構築して いくための政策を進めていく上でも重要なことである。 よって、ここに我々は意を同じくする仲間として、地域に飛び出す公 務員の活動を応援していくための首長連合を結成し、それぞれの立場で次のような施策を積極的に講じていくこと を宣言する。 地域に飛び出す公務員の活動を応援するため、 1 首長自らが先頭に立って運動を展開する 2 組織全体で応援できるような方策を講じる (例)顕著な活動の表彰制度などによる顕彰、自己申告制度など による活動評価、有給休暇の取得促進 3 その他、あらゆる方策を検討し、実施する ○発起人(順不同) 古川 康(佐賀県知事) 、阿部 守一(長野県知事) 、尾崎 正直(高知県知事) 、嘉田 由紀子(滋賀県知事) 、 吉村 美栄子(山形県知事) 、中村 法道(長崎県知事) 、平井 伸治(鳥取県知事) 、上田 清司(埼玉県知事) 、 中村 時広(愛媛県知事) 、牧野 光朗(長野県飯田市長) 、椎名 千収(千葉県山武市長) 、 西澤 久夫(滋賀県東近江市長) 、白倉 政司(山梨県北杜市長) 、神田 強平(群馬県上野村長) 、 小坂 泰久(千葉県酒々井町長) 、多次 勝昭(兵庫県朝来市長) 、久喜 邦康(埼玉県秩父市長) 、 谷畑 英吾(滋賀県湖南市長) 、竹内 俊(福島県会津坂下町長) 、井原 巧(愛媛県四国中央市長) 、 野村 昌弘(滋賀県栗東市長) 、片山 健也(北海道ニセコ町長) 、倉田 哲郎(大阪府箕面市長) 、 仲川 げん(奈良県奈良市長) 、樋渡 啓祐(佐賀県武雄市長) 、山下 真(奈良県生駒市長) 、 露木 順一(神奈川県開成町長) 、岡村 幸四郎(埼玉県川口市長) 、安田 公寛(熊本県天草市長) 、 荒木 義行(熊本県合志市長) 、井上 俊昭(長崎県新上五島町長) 、國定 勇人(新潟県三条市長) 、 白石 勝也(愛媛県松前町長) 、石田 耕太郎(鳥取県倉吉市長) 、戸田 善規(兵庫県多可町長) 、 田上 富久(長崎県長崎市長) 、板原 啓文(高知県土佐市長) 、大西 秀人(香川県高松市長) 、 仁志田 昇司(福島県伊達市長) © 青い月 ○賛同者(順不同) 大森 彌(東京大学名誉教授) 、宮口 侗廸(早稲田大学教授) 、小田切 徳美(明治大学教授) 、 小西 砂千夫(関西学院大学大学院教授) 、安田 喜憲(国際日本文化研究センター教授) 、 椎川 忍(総務省自治財政局長) © 青い月 © 西中国山地自然史研究会 ©NPO 法人佐賀県難病支援ネットワーク 地域に飛び出す公務員を応援する首長連合のお約束 その1 呼び方 この会は、 「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」 (以下「首長連合」という。 )と呼びます。 その2 設立の思い 首長連合は、公務とは別にプラスワンで、一住民として役所を飛び出して地域でのさまざまな 活動を行う公務員(以下「飛び出す公務員」という。 )を応援するために設立しました。住民との 協働(又は新しい公共)の実現を目指して。 飛び出す公務員として活動をしていると、時として(又はしばしば)なんとなく居づらい思い をしたりして、自分はおかしなことをしてるんじゃないだろうか、と思うことがあります。そう いうときに職場に理解ある上司がいてくれればとても大きな支えになります。それが自分の任命 権者である知事や市町村長であればなお力強いものがあると思います。こんな私でもお役にたて るのであればその飛び出す公務員を応援しよう、という首長は、ある意味めずらしいのかもしれ ません。飛び出す公務員は正しい!そしてその人たちを応援しようという自分たちはもっと正し い、と信じる首長が集まってそれぞれの地域で行動しよう、というのが首長連合設立の思いです。 その3 加入の条件 次の3箇条を地元住民に約束し、事務局に「首長連合に参加する」旨の意志を伝えます。 (1)設立の思いにこころから共鳴すること (2)首長連合の活動を積極的且つ継続的に情報発信すること (3)飛び出す公務員に対して、具体的かつ適切な応援施策を実施すること その4 活動の原則 首長連合はゆるやかなネットワークです。それぞれの首長の責任において、それぞれの地域で その3の加入条件に掲げる活動を行います。 ただし、時々は首長連合として一緒に行動します。何か言いたい場合はどうか代表のところに どうぞ。ただし、こうしたゆるいネットワークの常として代表がなにほどのものであるわけじゃ なく、だからといって、事務局が絶大な支配権を及ぼしているわけでもないことはどうか御了解 ください。 ということはたいていの場合、それぞれの首長の責任と判断において自分で考え自分で行動す る、ということになります。意外に大切な原則です。 その5 代表 とはいえ、組織ですので首長連合に代表を置くことにし、初代代表は古川康佐賀県知事とします。 後任はその都度決めます。 その6 事務局 代表は首長ですが首長というのは自分だけではいろんなことができません。そこでお世話をす る事務局を置くことにします。その中に 1 名事務局長をおき、代表が選びます。事務局長だけで は頼りないので全国の熱い職員にも事務局員をお願いすることになっています。自分とこの boss 以外と仕事するのはけっこう新鮮だったりします。あまり気を遣わずにすみますし。 その7 共鳴 首長を引退したとき、選挙で不如意な結果に終わったときは、首長連合から脱退します。 ただし、それぞれが生涯にわたって飛び出す公務員を応援することにします。これは仕事では なく、生き方への共鳴だから、です。 付 則 このお約束にないことや疑義がでてきたときは、 「ゆるく」 「その都度」 「適切に」の三つのキー ワードに沿って解決を図ります。 首長からのメッセージ(都道府県知事) 首長 @kubicho Nihon 地域の市民活動等に参加し、地域で頑張る公務員を応援する首長からのメッセージ。 佐賀県知事 古川 康 「職場や家庭での役割を果たすだけでなくそれプラス地域での役割も果たしてほしい。 それによって県庁の仕事が外から見えるはずだ。」これがプラスワン活動。知事就任 直後に職員に訴えたことです。僕自身がそうであっただけに僕は地域に飛び出す公務 員を熱烈に支持します。一緒に進んでいきましょう! 長野県知事 阿部 守一 環境や福祉、子育てなど、公共的な活動は行政が独占しているわけではありません。 これからは行政への住民参加と、公共的活動への公務員参加の相互乗り入れで、官民 一体で世の中を良くしていく時代。社会を変えたいとムズムズしている公務員の皆さ ん、行政と住民の垣根を乗り越え、どんどん地域に飛び出しましょう。 高知県知事 尾崎 正直 公務員が地域を知り、人を知ることは、住民の目線を持って仕事をすることにつなが ります。地域住民の皆さんもまさにそれを期待しているのではないでしょうか。今後 も、県職員自身が地域の皆さんと課題を解決するために、必死に考え、一生懸命、と もに汗をかいてまいります。 滋賀県知事 嘉田 由紀子 何事も「始め」なければ「始まり」ません。公務員には勇気をもって地域に飛び出し、 チャレンジを始めてほしい。そうすれば地域の未来を自ら拓き、創ることができます。 そこに、公務員としてのやりがいと誇り、存在意義があると信じています。「できる かできないか」ではなく「やるかやらないか」です。 山形県知事 吉村 美栄子 公務員の皆さん、地域に一歩踏み出しましょう!皆さんも地域の一員です。地域の方々 と対話し、一緒に汗を流し、地域が求めるものを肌で感じ取りましょう。地域で様々 な活動を行うことで、皆さんの視野が広がり、地域との連携や協働につながります。 私は、地域に飛び出す公務員を応援します! 長崎県知事 中村 法道 私は、政策の大きな柱の一つ「地域発の地域づくり」を推進するため、職員には、地 域に生活する一人の住民として、積極的に自治会活動やまちづくりに参加し、地域コ ミュニティーの再生や地域の活性化に役立って欲しいと思っています。公務員が今以 上に地域から頼りにされ、必要とされる存在に変わることを期待してやみません。 鳥取県知事 平井 伸治 これからの時代は、官だとか民だとかではなく、住民、NPO、企業の皆様とのパー トナーシップを拡大し、一緒になって活力ある地域づくりを進めることが必要です。 そのためには机の上ではなく自ら地域に出て住民と対話をし、共に汗を流しながら地 域に貢献する。皆様のご活躍をご期待申し上げます。 埼玉県知事 上田 清司 公務員が自分の時間を使って、地域の様々な活動に取り組むことで、住民の方々と協 働の輪を拡げることができます。視野が拡がり意識改革にもつながります。私は、こ の取組で役所のサービス産業化をさらに徹底できると確信しています。日本を元気に するムーブメントになるよう期待します。 愛媛県知事 中村 時広 坂の上に浮かぶ雲は夢・理想・目標です。雲を目指す気持ちが、上る苦しさを生きが いややりがいに変えます。私は、明日を信じる気概を持ち、互いに支え合う意味を込 めた「愛 ( え ) 顔 ( がお )」あふれる愛媛県を目指しています。前を向いて、研鑽を重ね、 未来にチャレンジを!日本中が愛顔になるよう祈ります。 首長からのメッセージ(市町村長1) 首長 @kubicho Nihon 地域の市民活動等に参加し、地域で頑張る公務員を応援する首長からのメッセージ。 長野県飯田市長 牧野 光朗 地方公務員が市民ニーズを政策実現に結びつけていくためには、質的変革が求められています。想 像力と創造性に磨きをかけ、市民ニーズを複合的につなげ、学び合いの姿勢を保ちながら、様々な かたちで地域活動に積極的に参加することが、21 世紀型戦略的地域づくりを進める上で必要不可欠 と考えます。 千葉県山武市長 椎名 千収 「新しい公共」なんて聞くと、公共機関が古ぼけたからだと思い、「飛び出す公務員」と聞けば、ほ とんどの公務員が、「井の中の蛙」状態だからもの珍しいのだろうと思う。そんな「斜め見」な見方 が私の病気。まあ勢いをつけるのに、お尻を蹴飛ばすことぐらい出来るだろう。 滋賀県東近江市長 西澤 久夫 公務員には、現状から新たなモノを読み取る想像力が必要です。しかし違った視点で、今の行動を 客観的に評価することは難しいもの。外に飛び出し、己の状況をしっかり評価して、新たな方向性 を導き出す。まちの価値「あるモノ」を探し出し、違う方法で新たな価値を創り出す。そんな行動 力を期待します。 山梨県北杜市長 白倉 政司 地方主権の時代にあって、地域力を高めることは、最重要課題であります。特色を創り、特徴を表 に出して、常にチャレンジ精神と改革意識を持つベンチャー自治体として市民と協働して力みなぎ るふるさと北杜市を築きあげていきたいと考えております。 群馬県上野村長 神田 強平 早くから「株式会社上野村」と言われております。人口1300人の過疎の村は通常の行政職員は 必要ありません。株主である住民のために頑張る職員が必要であります。行政は営業であります。 営業は民間感覚であって欲しいです。職員は多くの異業種の皆さんと交流してください。それが地 域に飛び出す公務員になることです。 千葉県酒々井町長 小坂 泰久 住民と行政の協働のまちづくりは、生の住民の声・住民の考えを活かした政策実現をすること。職 員が地域に飛び出して、地域コミュニティの支援や社会貢献を行い現場の経験を通して聴く住民の 声は、住民協働への一番の近道。さあ、地域へ飛び出して、まちづくりのヒントをつかもう。 兵庫県朝来市長 多次 勝昭 職員には日頃から「地域人たれ」を指示している。職員の殻を脱ぎ捨て一市民として活動すること で市民感覚による業務遂行を可能にするからである。私のモットーである「地域の元気は市の元気」 にも通じる。今こそ「市民自ら考え行動し、ともに助け合いながらまちをつくる」に職員への期待 は大である。 埼玉県秩父市長 久喜 邦康 私は、市民と行政の協働によるまちづくりを進めるために、現場主義を徹底し、市民の意見や提言 を幅広く聴き、まちづくりに反映するよう努めています。この「首長連合」の結成を機に今後も、私 をはじめ全職員が地域に飛び出し、市民協働のまちづくりを推進する体制を強化いたします。 滋賀県湖南市長 谷畑 英吾 組織は一人ひとりの集合体。組織が力を発揮するには個々の職員の力が大切です。自治体職員には 広い視野、鋭い洞察力、的確な判断力、そして絶妙なバランス力が求められますが、いずれの力も 現場で鍛えなければ空虚なものにすぎません。職員の皆さん、ぜひ地域に飛び出してホンモノに触 れてください。 福島県会津坂下町長 竹内 俊 各地区の地域づくり協議会の活動が町全体の活性化につながり、イキイキとした町が出来上がりま す。そのためには、全職員が各地域で、地域住民と今まで以上に強く積極的に行動をすることが大 事です。地区住民は職員に対しそれを求めているし、期待しています。私も地域での職員の活動を 応援し、積極的に支援します。ガンバロー! 首長からのメッセージ(市町村長2) 首長 @kubicho Nihon 地域の市民活動等に参加し、地域で頑張る公務員を応援する首長からのメッセージ。 愛媛県四国中央市長 井原 巧 私は、市民は家族じゃと思うとります。皆が信頼の絆で結ばれ、支え合い、夢に向こうて一緒に 進めるような家族にするんが、私の仕事なんです。職員は、家族のムードメーカーとして、自分 の部屋に籠っとらんと、リビングで語り合い、庭へ出て一緒に遊び、畑で皆と汗を流してほしい。 家族なんじゃけん! 滋賀県栗東市長 野村 昌弘 これまで私自身、多くの活動を通じてひとの繋がりや絆がまちをつくり、そしてひとを育くむと いうことを体験し学んできました。市職員には、こうしたことを大切に、市民のための市職員と して積極的に地域に飛び出し、共に知恵を絞り、汗をかき、協働して活躍してくれることを期待 しています。 北海道ニセコ町長 片山 健也 「まちづくりに熱い思いを馳せる市民」にとって、自治体職員ほど羨ましい職業はない。自分が愛 する郷土のまちづくりに打ち込み、給料さえも貰えるのだ。今こそ、職員は「自治体職員」であ ることを誇りに、まちに出て全国にネットワークを張ろうではないか。そして、行動し、なによ り実践することだ! 挑戦することだ! 大阪府箕面市長 倉田 哲郎 地域における人と人のつながりは、温かさ、心強さ、そしていざというときのセーフティネット。 都市化に伴い地域の絆が脆くなっていく中、それをつなぎ止め、架け橋ともコーディネーターと もなるのは、まさに「地域に飛び出す公務員」です。書を捨てよ、まちへ出よう! 奈良県奈良市長 仲川 げん いま、民の力で社会を豊かにする取り組みが着実に地域で広がっています。ぜひ多様な担い手と 街の未来について夢を語り、共にアクションを起こしましょう!現場目線で行政の存在を捉えな おすことから、真の公共人材への道が拓かれると私は確信しています。 佐賀県武雄市長 樋渡 啓祐 僕はね、言われなき公務員バッシングには与しない。しかし、それを引き出す深海魚みたいな「で も・しか」公務員が多数いる。そんな深海魚公務員とは真逆の回遊魚公務員が増えることが地域 福祉の維持向上につながると確信。そのためには、外へ、前へ。応援する。 奈良県生駒市長 山下 真 公務員の皆さんは、公務員とはこんなもの、行政とはこんなものと自らに型をはめすぎているよ うに思います。しかし、世の中の変化の激しさは役所の中にいるだけでは十分に感じ取れません。 今こそ、公務員の「殻」を割って地域に飛び出し、住民目線を身につけた「型破り」な公務員が 求められています! 神奈川県開成町長 露木 順一 劇作家の寺山修二さんのエッセイ、 「書を捨てて町へ出よう」。1967年の作品です。高度成長期、 若者は、外へ飛び出し活力の源となりました。現代日本、「無縁社会」などという言葉が流通して います。元気を注入する愛のメッセンジャーが必要です。公務員の皆さん、「町へ出よう」ではあ りませんか! 埼玉県川口市長 岡村 幸四郎 まちはみんなでつくるもの 私は常々、市民の皆さんにも職員にもみんなが主役のまちづくりを 訴えています。なかでも地域に飛び出し市民の皆さんといっしょに汗を流し、市民の皆さんから 住み続けたいと思っていただける地域社会を目指していこうという志を持った職員こそまちづく りの原動力なのです。 熊本県天草市長 安田 公寛 公務員が地域へ飛び込み、市民との協働により地域おこしや社会貢献を積極的に行うことは時代 の要請であると思っています。地域住民の一人として、市民の皆様とともに汗を流し、喜びと感 動を分かち合うことが、真の地域おこしにつながっていきます。皆さん、地域へ飛び出しましょう。 首長からのメッセージ(市町村長3) 首長 @kubicho Nihon 地域の市民活動等に参加し、地域で頑張る公務員を応援する首長からのメッセージ。 熊本県合志市長 荒木 義行 私のマニフェストには「ドラえもんのような職員づくり」という項目があります。みんなの 夢をまちづくりに活かすことができ、市民から信頼される行政職員。市民の要望に優しく、 素直に応えることができ、フットワークの軽い「四次元ポケット」を持った行政職員を目指 しましょう。 長崎県新上五島町長 井上 俊昭 住民の視点に立った行政が求められていますが、職員も住民の一員です。役場職員という肩 書きを外して、もっと住民と語り合い、行動することで見えてくるものがあるはず。地域に 飛び出している多くの職員を心から応援し、その輪がより一層広がっていくことを期待しま す。 新潟県三条市長 國定 勇人 活力に満ちた豊かな地域社会を形成するためには、多くの市民の方々の参画による協働の取組が 必要であると考えております。自治体職員の皆さん、ぜひ積極的に地域に飛び出して、市民のた めに今何をすべきかをそこで感じ取り、誰もが『明るく、楽しく、元気よく』暮らせるまちを築 いてまいりましょう。 愛媛県松前町長 白石 勝也 町職員は自宅に戻ればその地域の住民です。地域の役員や消防団員なども引き受けなければなり ません。文化祭や運動会、清掃ボランティアなど地域の行事にも積極的に参加すべきです。職員 のそうした活動が、住民と行政の連携を強めることになります。積極的な庁外活動を期待してい ます。 鳥取県倉吉市長 石田 耕太郎 住民との新たなパートナーシップを構築していく上で、地域貢献活動や地域づくり活動に参画し、 住民と思いを共有することで、市民からの意見や提言を幅広く聴取し、住民目線での行政運営が 推進できます。「暮らし良し」を実践するため、共に知恵を絞り、汗をかき、活躍する職員に期待 します。 兵庫県多可町長 戸田 善規 成熟時代の価値観は、自立、自律、連帯、共感、感動だと考えています。地域に飛び出し、市民 と共に「楽問」(梅原猛さんの言葉)を追求される公務員の活動は、所属自治体への信頼感を高め、 官民協働による「まちづくり」の成否を大きく左右するでしょう。私も同じ気持ちで応援いたし ます。 長崎県長崎市長 田上 富久 「書類を捨てよ、まちへ出よう!」。寺山修二氏の言葉を借りて、こんな言葉で職員に地域に飛び 出すよう求めています。職員が、市民の輪の中に身をおく体験は、人間的にも、行政職員としても、 とても大事な成長のきっかけになります。特に若い職員にはもっともっと地域に飛び出してほし いと思います。 高知県土佐市長 板原 啓文 「地域との絆」。これは公務員にとって最も大切にすべきポリシーです。絆なくして住民の想いを キャッチできません。「絆」は職場の活動だけで結べるのではなく、プラスαが必要です。自分の 目で見て・触れて・地域活動に参画すること!市民の皆さんにパートナーと言ってもらえる職員 を目指しましょう。 香川県高松市長 大西 秀人 職員である前に住民であり、いかに地域貢献できるかという意識を持ってこそ、参画・協働によ る市民主体のまちづくりを推進できるのです。全員が「飛び出す公務員」になれば、出る杭で打 たれることもありません。私自身も先頭に立ちチャレンジします。勇気を持って、皆で飛び出し ていきましょう! 福島県伊達市長 仁志田 昇司 私はかつて工場勤務や営業職場を経験したが、工場の業務改善は常に問題点の所在する現場にお いてであり、営業はお客様との会話から新たなニーズを見出すことにあった。行政も基本は同じ であり、いかに市民と接触し地域に溶け込んで現実を体得するか、であり、そうした職員の出現 を期待している。 公務員 公務員からのメッセージ (1) @komuin Nihon 地域に飛び出し、地域で頑張る公務員からのメッセージ。 青木 大(愛媛県四国中央市職員) 故郷を離れて暮らした8年間、故郷への想いは募るばかり。その時間は無駄ではなかった!熱い想い を共有できる仲間との出会いや好機に恵まれた事、本当に感謝です。自分、家族、まちの為にできる事、 全ては繋がっているはず。ピカピカの新採が枠にハマっちゃもったいない!飛び出します公務員! 岩永 幸三(佐賀県職員) 「CSO(市民社会組織)で活動すると行政のおかしいところが見えてくる。おかしいところが見えてく ると役所ではやらなくなる。」とうちの知事に言われ、 「確かに!」と共鳴。活動を始めて 15 年目、い ろんな現場経験をしました。CSO が就職先になる社会を創るべく挑戦を続けます! 岡野 義広(千葉県酒々井町職員) 政権・政局に振り回されることなく、現場第一として、住民の住み良いまちづくりを目指し、地域お こしや地域の問題解決のために、公務員は地域へ飛び出して、一緒に考え、一緒に汗をかき、一緒に学び、 一緒に夢を語りましょう。 小松 素明(埼玉県職員) 仕事を離れて地域に飛び出すことは、ほんの少しの気持ちがあれば案外簡単です。 「登校時の旗もちや お祭り」に参加することだって地域貢献だと思います。一人の住民として自分の住む地域のために動 いてみましょう。自分も成長し、仕事にも役立つはずです。地域とつながり、仲間と世界を広げましょ う。 清水 安治(滋賀県職員) 地域に飛び出すことをためらっている公務員の皆さん ! 公務員が地域に飛び出すには、ほんのちょっと だけハードルがあるかもしれません。しかし、 飛び超えた先には「これぞまさに公務員冥利につきる!」 出会いや共感、感動が待っています。長いようで短い人生。今飛び出さずに、いつ飛び出すのですか? 初宿 文彦(滋賀県湖南市職員) 地域住民として地域活動に参画するのはとても楽しいことです。もちろん時には苦しいことや難しい こともありますが、そんな難問が仲間と共に解決につながったときの喜びはひとしおです。公務員の ミッションの再確認の意味でも、個人のいきがいの意味でも、皆さん、一緒に地域に飛び出してみま せんか! 2010 広島オフ会(自治体職員有志の会第7回シンポジウムと合同開催) 高本 牧男 (香川県高松市職員) 今ちょうど役所人生の折り返し点,そして人生の折り返し点にいます。往路はあっという間でした。 さあ,復路をどう走るか。そう考えた時に, 「自分を育ててくれたまちへの恩返しをするために走り続 け,完走する!」と決めました。これからメンバーの皆さんと切磋琢磨してゴールを目指します。 田代 孝和(神奈川県開成町職員) 地方分権社会への移行は自治体に課せられる責任も大きいですが、地域の活性化や発展に繋げる大き なチャンスでもあります。アイデア勝負の地域間競争はもう始まっています。今からまちづくりの主 役である住民と手を携え、 「住んでよかった」と誇れるまちづくりのために知恵を絞らねばなりません。 津 龍也(熊本県天草市職員) 「人のためになれ、地域のためになれ、家族を、みんなを頼んだよ」3 年前、祖母がくれた最後の言葉 です。この依頼?を実践すべく各地を飛び回り、地域の皆さんへ様々な情報を提供中です。地域の皆 さんとの活動で自分を磨いていただきつつも、皆さんとの活動に感動しっぱなしの日々を楽しんでい ます。 土屋 壮登(千葉県山武市職員) 今年度は、作業や取り組みなどを通じて飛び出すことはできなかった。唯一参加できたことは、職員 ブログにデビューしたこと。情報を発信することは比較的簡単だったけれど、発信できる内容が自分 の中にあまりないことに気がついた。来年度は身の回りに目を向けて、魅力を見つける目を養いたい。 公務員 公務員からのメッセージ (2) @komuin Nihon 地域に飛び出し、地域で頑張る公務員からのメッセージ。 中沢 文子(長野県職員) 異質なものとの交流にこそ、イノベーションがあり、人間的な成長があると思います。公務員は、 法令に基づいた業務遂行が求められますが、地域に合った運営、時代に応じた変化のためには、 境界に思いをいたす感性と行動力が必要では。はからずも?飛び出してしまったお仲間の皆さ まにエールを送ります。 錦 好見(奈良県生駒市職員 / 生駒で落語を楽しむ会) 私たちは、落語の普及と伝統文化に親しんでいただこうと、自治会や老人クラブなどの地域団 体や福祉施設などで、出前寄席を中心とした活動を行っています。地域の方々と直接ふれあう ことで、笑いの提供だけでなく、市の職員に対する親しみも感じていただけたらとの思いで日々 精進しています。 畑中 真理(愛媛県松前町職員) 51 歳で公務員 4 年生!民間企業から行政に〝飛び出し〟ました。「水が合わない」ともがいて いると、〝つながる力〟が救ってくれました。きっとこの〝つながり力〟が何かを生みだすと信 じて、みなさまとと共に歩んで行きたいと思います。 濱田 善也(熊本県合志市職員) 私たちの父、母や、子供たちが日々暮らしている「ふるさと」を、これからも安心して暮らせ るまちとするためには、行政職員が市民の声に耳を傾け、行動することがもっとも大切なこと だと思います。市民とともに活動し、市民から信頼される職員をみんなで目指して行きましょう。 平松 裕一郎(兵庫県朝来市職員) 地域でよく言われる言葉があります。「役所の常識は、一般社会の非常識」この意味を本当に理 解するには、自発的に地域活動を積極的に行い、地域人としての自分をその場で発見し続ける ことであると思います。役所の殻を破り地域へ飛び出すことに何の躊躇いもなく行える仲間の 輪を広げ続けます。 前神 有里(愛媛県職員) 2010 広島オフ会(自治体職員有志の会第7回シンポジウムと合同開催) 気がつけば、こんなに仲間が増えていました。このネットワークの緩やかなつながりには、い ろんな発見があります。一人の思いがみんなに届く、それは心強く、私の背中を押してくれます。 みんなの希望の種が芽吹いていくんだと思うと、わくわくしますね! 幕田 典昭(福島県伊達市職員) 公務員である前に、一住民として地区行事や PTA 役員、スポ少、ボランティア団体に参加して 一緒に汗を流す。そこでの住民等との会話、触れ合いに役所の中にいるだけでは得られない氣 づきのきっかけがたくさん。何が住民に、地区に、市にとって幸せなのか。共に考え、行動し ていきましょう! 丸茂 和彦(山梨県北杜市職員) まずは自分の住む地域からと思い、 「来る役は拒まず」で率先して役を受けています。おかげで、 地域の年配者との会話や新住民との出会いから地域づくりの仲間ができ、現在、登山ツアーや 子どもキャンプなどを民間団体と企画して、スタッフとしてボランティアで参加しています。 宮城 敏(埼玉県秩父市職員) まちの人たちと語らい、歩き、地域を再発見。まちづくりのヒントはここにあります。そして、 秩父の歴史・文化、人々の生活は、秩父の大地の恵みのうえに成り立っています。今日も、共 に学び、共に育ち、共にふるさとを創造していくため、まちに飛び出してまいります。 自治会・PTA・NPO 等 市民からのメッセージ(1) @shimin Nihon 市民活動に取り組む市民から地域に飛び出す公務員へのメッセージ。 社会福祉法人大阪ボランティア協会 常務理事 早瀬 昇 公務員にとって地域活動は、普段の仕事をタダですることと受け止める人もいます。しかし、 自主的に取り組める市民活動は「全体の奉仕者」としてあちこち気を遣う公務員生活とはまっ たく異質の世界。「公共的活動には、こんなスタイルもあるのだ!」と体感することで、住民と の協働力UP請け合いです。 NPO 法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 副代表理事 松原 明 これからは、住民力が地方の活力の決め手となる時代です。従来、住民・市民の行政への参加 ばかりが強調されてきましたが、それにも増して、行政や行政職員の住民・市民活動への参加 が重要となってきます。このネットワークは、そのような新しい地方自治の時代のさきがけと なるものと応援しています。 NPO 法人日本ファンドレイジング協会 鵜尾 雅隆 私は、いつも、地域を良くしようと最前線で頑張る NPO のみなさんと、地域を良くしたいと 考える公務員のみなさんって、立場や機能は違っても、「同じ夢」を共有する仲間なんだと思っ ています。「地域に飛び出す公務員ネットワーク」が、組織の枠を超えて生み出す価値にはとて も期待しています。 IIHOE [ 人と組織と地球のための国際研究所 ] 代表 川北 秀人 公務員のみなさん、「身体・心ひとつで」じゃなく、課題や権限など、仕事と一緒に地域に飛び 出してください!一緒につくるから、一緒に生かし、守り、育つ地域に。行政サービスを受け るだけの利用者・消費者じゃなく、自治を担い地域を耕す市民を育てるために、課題もしくみ づくりも共有しましょう! 権利擁護劇団「あど坊」代表 井上 俊 私の仲間にゆかいな公務員がいます。職場で浮いていないか心配していたら、なんと全国には こんなにたくさん飛び出す公務員がいると知り、とても嬉しいです!公務員と地域の私たちが、 みんなで浮き上がれば、日本も浮き上がる!!明治維新のように、日本は変わる!! エジソンの会 代表 小池 英幸 地域で活躍しなくちゃならない人材は、その地域を愛する人達です。その思いに民間だとか公 務員だとか枠組みはいらないんですよね。それぞれが持った知識や経験をみんなで持ち寄って 歩き出さなくちゃ。いろんな人が集まって、いろんな意見があって、ゴツゴツしたままでいい んですから・・ 天草市民 木村 ツチノ 公務員の皆さんが地域で活躍する姿は、住民に勇気を与えます。孫も地域にお世話になる市の 職員。公務員の皆さんが住民一人ひとりの支えとなり、地域、そして日本を担う存在となられ ることを期待しています。今年 100 歳を迎えますが、まだまだ元気に皆さんの活躍を応援しま す。フレー、フレー公務員! 協働化テストを考える会 代表 久保山 義明 佐賀県ではすでに「プラスワン運動」という地域に飛び出す公務員としての体制は整っている。 これが全国規模で動き出す!実は、当たり前のことなのかも知れないけどきっと何かが動き出 すはず。その何かは動いてみないと解らない。動いた人にしか解らない。ワクワクするような 試みに拍手と応援! NPO 法人くまもと未来 理事 吉村 明子 地域で同じ目標に向かって活動する公務員の存在は、非常に頼もしいもの。地域から情報を キャッチして新たな企画と構想を創造し地域の発展に尽くす、公務員が立ち位置を意識すると 誰もが 地域に飛び出す公務員 もっと増殖させましょう。 自治会・PTA・NPO 等 市民からのメッセージ(2) @shimin Nihon 市民活動に取り組む市民から地域に飛び出す公務員へのメッセージ。 NPO 法人こころ塾 代表理事 村松 つね 愛媛県でうつ病問題に取り組んでいます。深刻さを増す社会問題のスピードについていけない行政に対 する歯がゆさを時に感じますが、一番その気持ちが強いのは熱い公務員の人たちでしょう。その思いを どうぞ NPO にぶつけてください。熱くて強い追い風になること間違いなしです! NPO 法人さいたま NPO センター 副代表兼専務理事 村田 惠子 すでに地域で PTA や自治会等の役員を引き受けられている公務員も大勢いらっしゃいますが、社会の課 題に専門性をもって意欲的に取り組む NPO にも目を向けて参加して頂きたいと思います。埼玉県は若 い世代の多かった県だけに、急速な少子高齢社会像は未知数です。その勉強にもなるのではと思います。 佐賀市立勧興公民館 館長 秋山 千潮 地域の外からは、簡単に地域のニーズが分かったり、情報がつかめるものでもありません。地域の主体 者として活動してこそ良さが分かります。地域はアイディアの宝庫です。公務員として培ったノウハウ をいかしネットワークをつくり仕事に役立ててください。皆さんといっしょに活動できるのを待ってま す! 四国中央市行政品質向上委員会 会長 大西 誠治 「質感の高いまち」にするために、何をしたらいいんだろう?机の両側に座り、腕組みして首を傾げ合っ ても、良い知恵は浮かばない。芝生の上で子どもらと裸足で走りまわり、ゴロンと寝転がって青空を仰 いだ時、 「あっ、そうか!」と閃くことがある。公務員の皆さん、並んで背中にチクチクを感じましょう。 地域ボランティアオアシス 会長 相田 浄司 これからの「まちづくり」を推進する行政として、公務員が地域のボランティア、NPO 団体の活動に参 加することが望まれる。実体験によりその実態と課題を把握することができ、課題の本質を究めること が可能で、市民が行政に何を期待しているかを把握し、適切な支援・助言等タイムリーに提供できる。 NPO法人秩父まるごと博物館 吉田 健一 NPO団体等の目標はキャパが広くない。諸団体の間が埋まりベクトルが揃えば大きなパワーが生まれ る。公務員の方の活躍を期待。さらに、蓄積した知識・経験や資料をどんどん提供していただくと地域 の活動に活気がでます。 地域での活躍 おおいに歓迎、期待しています。 チョウチョの会(滋賀自治体職員ネットワーク) 中西 大輔 地域も組織も「人」がつくるもの。北京の蝶々(北京で蝶が羽ばたけばニューヨークでハリケーンが起きる) の例えの如く、数百万人の公務員が地域に飛び出せば、確実にこの国は変わるでしょう。一人では無理 でもネットワークがあればできる。地域主権の実現を目指し、飛び出そう公務員!舞え北京の蝶々! TOTO株式会社滋賀工場 工場長 八河 泉 TOTOグループも、よき企業市民として、社会貢献・地域共生活動を行い、よりよい社会を築き支え、 社会と共生していくために活動を進めています。自治体の皆様と協働することができれば、必ずや、よ り広範囲な活動ができるようになると思います。共に地域に飛び出していきましょう。 NPO 法人長野県 NPO センター 代表理事 山田 千代子 今、私の住んでいる地域では、自治会長をはじめとする役員の引き受け手がなく困っています。そんな 中で、福祉をはじめ防災等生活に密着したことは、住民たちの力で進めさせようという動きが出てきま した。このような地域主権の自治を運営していくには、公務員の皆さんの力は不可欠です。 NPO 法人野花の会 理事長 野口 よし子 5 年前、障がい児学童保育の設立の際、役所に相談したところ、古い連絡所を貸してくれました。資金 調達に悩んでいると市職員が助成団体を紹介してくれて、無事に事業はスタート。また、近所に住む職 員も自宅草刈りのついでに、園庭の草刈り。地域に飛び出す皆さん、ありがとう!これからもがんばって! 二番丁コミュニティセンター センター長 根ケ山 里子 公務員が地域活動に参加することにより、地域と行政とのお互いの顔が見え、お互いに頑張っていること、 困っていることがよく分かり、本当に協働して住みよい社会ができればいいと思います。架け橋のよう な存在になってくれればと思います。よろしくお願いします。 賛同者からのメッセージ 大森 彌(東京大学名誉教授) 自治体職員には、 「今のように感じ、考え、行動している自分は、他ならぬこの自治体の職員と してまっとうだろうか」を自問自答できること、そのためにも一職員一 NPO の気概で地域へ飛 び出していくことが期待されています。そうした職員を育て、激励していきたいと思います。 宮口 侗廸(早稲田大学教授) 長く自治体の現場を歩かせていただき、地域への思いと、地域の人に愛されるかけがえのない 資質を持った職員の方々が地域で活動されるのを、まのあたりに見てきました。そしてその背 景には、必ず、その能力と価値を後押しする首長さんの存在がありました。この首長連合は、 熱い思いを持つ職員の方々に新たな大きな力となるでしょう。この運動を心から応援します。 小田切 徳美(明治大学教授) 地域コミュニティの活発化、NPO 等の新たな主体の登場。こうした動きにより地方行政にも 大きな変化が要請されています。それに対して、 「まずは『新たな公共』の形を作ってから」 「『補 完性の原理』による整理が必要」という声も聞こえてきます。しかし、それを言う前に、でき る者から、したい者から参加や支援に加わることが必要です。だから「飛び出す公務員」です。 小西 砂千夫(関西学院大学大学院教授) 従軍記者のように、闘いの現場に寄り添い、闘う人たちの背後から彼らの見ている風景を同じ ように見て、その闘いの義はどこにあり、闘いの帰趨をどう評価するのか等を解き明かすこと を、自分に課した使命としています。現場はよいことばかりではなく、人間の愚かさや弱さに あふれています。ですが、そこにこそ人の世の真実があります。 安田 喜憲 ( 国際日本文化研究センター教授 ) 東京にはパフォーマンスはあっても本質がない。これに対し地方には上面のパーフォーマン スではなく、まだ本質を大切にする気風が残っている。地方自治の首長のなかには、本当に 実力のある人々がいる。いつの時代にも疲弊した中央は地方の英雄にとって代わられる。 東京にとって代わり地方が台頭する時代は間近に来ているように感じられる。 椎川 忍(総務省自治財政局長) 自らの方針を組織に浸透させるのがトップ(経営者)の一番重要な仕事であり、単なる役所(役 場)の管理運営ではなく地域経営をめざして、公務員のマンパワーをどう活かしていくかが首 長さんの力量だと思います。公務員が住民と対峙する関係ではなく、みんなで公務員参加型地 域おこしを実現しましょう! 地域に飛び出す公務員ネットワークの紹介 この度立ち上がった地域に飛び出す公務員を応援する首長連合に先駆けて、「地域に飛び出す公務員ネットワーク」とい う全国の公務員からなる組織が平成 20 年 10 月に立ち上がりました。 公務員は、役所で公共的な仕事をしていますが、公共への関わり方はそれだけではないはずです。NPO やボランティア、 PTA、町内会、おやじの会・・・どんな活動でもいいから、公務員もアフターファイブや休日には、仕事外の活動に参画し、 地域おこしや社会貢献をどんどんやろうじゃないか!そんな想いを持つ全国の国・地方の公務員が、所属や役職を問わず 参加しているのが「地域に飛び出す公務員ネットワーク」です。 公務員としてでなく 一住民として 活動することを通じて感じる、現場での気づき、行政の仕事のしかた、官民関係 のあり方などについて、日々メーリングリストで議論したり,対面での交流会やセミナー等を開催しています。 このネットワークは、平成 23 年 1 月 18 日時点で 1000 人となり、1 万人を目指して日々増殖中です。 (入会はこちら → http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/7_consult/tobidasu-koumuin/tobidasu-koumuin.htm) 地域に飛び出す公務員を応援する首長連合事務局 首長連合事務局長 岩永 幸三(佐賀県職員) 平成20年、総務省の椎川忍地域力創造審議官(当時)を代表に、同省の重徳和彦さん が世話人となって 公務員が一住民として、率先して地域活動に参画することを目指し て、「地域に飛び出す公務員ネットワーク」がスタートしました。 そして、このたび総務省自治財政局長の椎川さんの呼びかけをスタートに、全国で 39 名の首長さんたちが集い「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」が発足しました。 公務プラスワンで地域活動に取り組む公務員にとって心強い応援団の誕生です。 私は初代代表の古川康佐賀県知事からのお願いで、「トホホ。。。」状態で事務局を引き受け、この地域に 飛び出す公務員ネットワークメンバーに呼びかけたところなんと 17 名もの心強いボランティアが集いま した。事務局では、広報や各自治体の施策を収集しています。このボランティアの皆さんのおかげで首長 連合はスタートしましたので、首長のみなさん感謝してください(笑)そして、施策は各首長さんにやっ ていただきますからね∼ 私は NPO 法人の運営に 10 年以上かかわっていますが、事務局メンバーは自分のところよりはるかに すごい自主的な働きぶりです。 公務員は真面目で事務能力が非常に高いです。地域活動のパワーアップに貢献すること間違いなしで す!ぜひ、公務プラスワンで地域に飛び出しましょう。新しい公共の基盤ができます。住民自治の復活へ! ○首長連合事務局ボランティアスタッフ 青木 大 / 四国中央市職員、浅川 裕介 / 北杜市職員、岩永 幸三 / 佐賀県職員、岡野 義広 / 酒々井町職員、 加藤 早百合 / 鹿児島県職員、加藤 ひとみ / 埼玉県職員、川津 裕一 / 栗東市職員、今野 徹 / 北海道職員、 坂田 啓子 / 小城市職員、茂田 幸嗣 / 広島県職員、清水 英弥 / 入間市職員、鈴木 昌子 / 山武市職員、 高倉 万記子 / 八幡浜市職員、竹見 聖司 / 篠山市職員、中西 大輔 / 滋賀県職員、馬袋 真紀 / 朝来市職員、 前神 有里 / 愛媛県職員、幕田 典昭 / 福島県伊達市職員、渡辺 陽子 / 福岡県職員 ○首長連合連絡先 メールアドレス [email protected] ○首長連合ブログ URL http://tobidasu-rengo.blogspot.com/
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