月 号 10 - 京都下京山岳会

10 月 号
504 号
2013 年
2013年10月号 目次
ぺ-ジ
◇ 例会案内 1
◇ インドア案内 6
◇ 9月インドア報告 6
◇ 10月事務局だより 7 ◇ 例会報告 8
◆「明神主稜~前穂高~奥穂高~西穂高」 長野 研作
◆「烏谷山(カラトヤマ)」 佐藤信治郎
例会参加報告(赤松しげみ)
◇ 個人山行(山代尚美) 14
◇ 例会参加者 17
◇ (参考 25000分の1地形図が変わります) 18
◇ 10月カレンダー 20
表紙写真:マッターホルン 提供:中村 宗一
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例会案内
※ 下記に示された記号は登山における難易度を示したものです
A (初 級) 一般日帰り山行
B (初中級) 一般宿泊山行、健脚
C (中 級) 一般 岩、沢、雪に対応できる
D (上 級) 岩、沢、雪に対応できる
※ テント泊、小屋泊まりの山行についてCLは所轄の警察などへ計画書を
2部送付すること。
※ 過去3ヵ月間の登山実績、ならびにトレーニング、ミーティング報告を 合わせた計画書を作成し、会に提出すること。
※ 例会への参加申し込み及び取り消しは、必ずCLへ連絡すること。
※ CLは例会前後直ちに人数や状況を報告すること。
※ CLはインドアにて企画案内と報告をすること。
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◆ 10月19日(土) ※20日の予定が変更になりました
第6回山志塾「一般セルフレスキューの講習会」
【集 合】10月19日 9:30金比羅 江文神社トイレ前
【参加申込】15日までに事務局
【講習内容(予定)】
1)救助の原則・心構え
2)山行出発前の4つのチェックポイント
*救急救命講習受講 *計画書作成 *緊急連絡書作成 *山岳保険加入
3)怪我の応急処置
4)傷病者の搬送方法
*背負い搬送(ザック・ツエルト) *担架搬送 *ドラッグ法 *ヒューマ
ンチェーン法
5)セルフレスキューに必要な個人装備
6)事故発生時の救助要請方法
*携帯電話、アマチュア無線、伝令・伝言 *対処チャート *連絡書
7)ヘリでの救助の注意点
1
8)簡易ハーネスの正しい着け方
*チェストハーネス *シットハーネス *フルボデイハーネス
9)ロープの結び方
*8の字結び *ムンターヒッチ *プルージック結び *ロープに結び目
*1:1 *2:1 *3:1
11)フイックスロープについて
*張り方 *使い方(トラバース・下降法・登り方)
12)ヘッドランプの数が少ない場合の歩き方
※詳細はMLでお知らせします。
◆ 10月20日(日)
岳連・自然保護委員会 花背交流の森のきのこ(きのこ観察会)
【観察場所】花背交流の森
【集合場所 時間】花背交流の森 10時集合 ※京阪出町柳駅 京都バス32系統 広河原行き 7時50分発乗車
※マイカー利用 交流の森駐車場(無料)有り
【講 師】佐野修治先生 関西菌類談話会会員
【行 程】花背交流の森集合、受付~交流の森にてきのこの観察~昼食~きのこの
お話。14時半ごろ解散
※京都バス32系統 出町柳行き 花背交流の森14時39分発
【参加費】1000円・小中学生無料
【持ち物】手帳・筆記用具、ルーペ(あれば)、雨具、昼食、飲み物
【服 装】長袖シャツ、長ズボン、帽子、軍手、山道を歩ける靴
【天 候】雨天中止。雨天の場合は、当日午前6時までに開催の有無を決定し、参
加者に連絡します。
【問い合わせ】自然保護委員(尾松)
【申し込み】平成25年10月6日(日)締め切り
【注 意】この観察会は食べるためのきのこを採るきのこ狩りではありません。自
然界には色々な生き物がいて、色々な生き方をしていることを知るため
の観察会です。また、観察会は自然が相手ですから、お天気によっては
きのこの発生が非常に少ないこともあります。
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◆ 10月20日(日)
岳連・遭難対策委員会 無雪期レスキュー研修会
【会 場】金毘羅山の岩場
【集 合】午前8時 江文神社トイレ前
【設 定】ピッチの上部でリードクライマー(トップ)が墜落し負傷した
【対 象】一般参加可
【参加費】1000円 ◆ 10月27日(日)
国立登山研修所友の会の「研究会」
【会 場】大阪府社会福祉会館(谷町六丁目)
【開 場】10時50分
【内 容】三浦さんのエベレストに同行した国際山岳医・大城和恵氏の講演
・エベレスト同行記(仮題)11:00~12:30
・ファーストエイドの最新情報(仮題)13:20~14:20
馬目弘仁氏の講演
・キャシャール峰 南ピラー初登攀(仮題)14:30~16:00
一般参加可。申し込み不要、無料。
◆ 10月27日(日)
読図山行「高尾毘沙門橋~沢池周辺」
【集合・出発】京都駅 JRバス:7時50分発(周山行)に乗車、毘沙門橋前下車
(四条大宮8時、二条駅前8時4分)
【装 備】日帰り装備・1/25000の地形図「京都西北部」・コンパス等
【連絡先】小尾末吉 コース内容等は当日発表します。
◆ 11月10日(日)
読図山行「大見尾根」
3
◆ 11月16日(土)
第7回山志塾「普通救命講習」
【日 時】9:00-12:00 3時間講習
【会 場】京都市下京消防署 4F 講堂
(京都市下京区五条通高倉西入堺町37番地<五条通高倉西入南側>
☎075(361)4411
【講習内容】心肺蘇生法・AEDの使用法・応急手当・三角巾の使い方
高山病・低体温症・熱中症等の対処法など
【服 装】動きやすい服装でお越し下さい。実技があります。
【締 切】11月6日(名簿提出等の準備のため)
【申し込み】事務局 ・ 佐藤 ※前回受講から2年以上経過していますので再受講が必要です。前回受講者は「修
了証」を持参下さい。
まだ一度も受講されてない会員は是非受講下さい。特に新しい会員は必ず参加し
て下さい。申込は事務局まで。
◆ 11月17日(日)
初秋の嵯峨の奥山を楽しむ ☆ A
【山域・山名】地蔵山(948m)一等三角点の山
【目 的】会員交流・技術向上
【集 合】JR京都駅・嵯峨野線ホーム 7:20
(7:34発 快速胡麻行きに乗車 乗車券は「八木駅」まで)
【装 備】秋山日帰り装備・ヘッドランプ必携
【申込締切】11月15日
【特記事項】コース JR八木駅―地蔵山―旧愛宕山スキー場―神明峠―水尾 水尾からバスでJR保津峡駅へ
【歩行時間】約5時間
【連絡先】佐藤信治郎 ◆ 11月17日(日)
近畿山岳連盟 指導・遭対講習 王子公園神戸登山研修所 指導員更新研修
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◆11月20日(水)
岳連指導遭対委員会主催 遭難をなくするために(集会)
テルサ会議室で19時から、無料
◆11月24日(日)
ぐるっと京都トレイル「2013秋 北山・西山大会」
6時から8時までに二ノ瀬駅で受付。高雄白雲橋13時 嵐山駅15時の関門を通
過 苔寺まで30kを歩いてもらうものです。
趣味登・亀岡山の会・島津WV・山の会・大丸・熊笹・下京・トレイル委員会が
協力します。人数の要請があると思いますのでよろしくお願いします。
◆12月15日(日)
のんびりハイク・見所の多いコースで心身をリフレッシュ ☆ A
【山域・山名】十方山・小倉山
【目 的】会員交流
【集 合】午前9時 阪急長岡天神駅前
【装 備】秋山日帰り装備 歩行時間 4時間半
1/25000地形図「京都西南部・淀」
【申込締切】12月13日
【特記事項】コース 長岡天神駅―金ケ原陵―浄土谷―小倉山―十方山―天王山―
山崎聖天―宝積寺―JR山崎駅(大山崎山荘美術館立ち寄り可能)
【連絡先】佐藤信治郎 ◆中止となった例会
下の廊下 10月11日~14日(CL小尾)
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インドア案内
11月度インドア 10月 31日(木) 場所 キャンパスプラザ5F 第1演習室
時間 19:00~21:00
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12月度インドア 12月 4日(水)
場所 キャンパスプラザ5F 第4演習室 時間 19:00~21:00
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2014年1月度インドア 1月 8日(水) 場所 キャンパスプラザ5F 第2演習室
時間 19:00~21:00
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「9月インドア報告」 司会担当 佐藤信治郎
9月3日(火)19:00-20:30 キャンパスプラザ5F・第1演習室
(参加者)川端、渡辺、中村、矢鳴、嶋崎、矢後、長谷川、岡田、尾松、山代、
赤松、森、佐藤、松井、小尾、中嶋 16名
*8月例会報告
「逢坂山・川端、長谷川、山代、岡田、嶋崎」
「明神―前穂―奥穂―西穂・森」
その他は8月インドアで報告済み。
*8月個人山行報告
「五色ヶ原・嶋崎、中嶋、長谷川」
「薬師岳・嶋崎」
「音羽渓谷・尾松」
「ゲロク谷・矢鳴、森」
「前鬼沢・山代、松井」
「伊吹山・尾松、森、松井」
「乗鞍・西穂独標・仙丈ケ岳・立山・大文字山・木曽駒・宝剣・小尾」
「燕・常念岳・矢後」
夏山シーズンで沢山の楽しい報告が聞けました。
小尾さんはツアーガイドとして大忙しでした。
小尾さんが個人ブログを始めました。「尾びやんの気ままな山旅日記」で検索し
てご覧下さい。楽しく参考になる内容で必見です。
6
*10月、11月の例会追加報告が有りました。
ML及び10月号会報にて広報します。
*尾松さんより「山口さん」のその後の経過を報告して頂きました。
9/4に退院されご自宅に戻られました。今後は週3日の通院リハビリとご自宅
でのリハビリをされるようです。杖を使っての自力歩行で出来るまでに回復された
ようです。
(水)
(土)
(日)はご在宅です。
*事務局より「アンケート」への協力要請がありました。
*10月の山志塾「セルフレスキュー」についてどのような内容を希望されるか出
席者にお聞きしましたところ「フイックスロープ」等の講習希望があり取り入れる
事にしました。
*岳連から連絡のあった9/28-29「第1回近畿トレッキングフェスタ・マキ
ノ高原」は、 山志塾と同日のため今回は会としては参加しないこととしました。
「10月事務局だより」
1)府岳連の行事について
従来岳連行事についての取扱いが不明確であったため、参加された方がたを会で
把握できないことや申込方法がバラバラであったことなどが発生していました。
今後は下記のように統一します。
①岳連から事務局に案内のあった行事については、「会長」に連絡してその内容
や日程について、会員に広報するかどうかの判断をして頂きます。
②了承を得た行事については事務局から「会報」
「ML」にて会員に広報します。
③参加申込は「岳連に直接申込」をして下さい。
④参加者はお手数でも「事務局」にも連絡をお願いします。
⑤参加者は出来るだけ「報告」を「会報」や「ML」でお願いします。
習得された技術や経験を他の会員にもお知らせ頂ければと思います。
2)退会のお知らせ
「西村富子さん」が加齢による体力の限界を理由に9月末で退会されました。
会員数は45名となりました。
7
例会報告
明神主稜~前穂高~奥穂高~西穂高 記 長野 研作
8月13~16日 参加者 CL長野、西原、森 3名
北アルプスに行きたいという私の申し入れを西原さんが受けて下さり、お盆山行
で実現することになった。どこの山を行くか、ピッツェリアにて「岳人」を見なが
ら話し合ったのを思い出す。
8/13 16:30:七条大宮に西原さんのバモスでピックアップしていただく
17:00:森会長をピックアップ
24:00(?):安房トンネル脇の駐車スペースにて仮眠
8/14 7:25:上高地着
9:20(?):明神分岐
12:10:明神5峰直下にてテント設営
19:30:就寝
8/15 3:00:起床→4:30(?):出発
6:00:明神2峰での下りで懸垂
6:40:明神ピーク!
8:10:前穂高ピーク!
10:30:奥穂高ピーク!
11:30(?):穂高岳山荘テント場にテント設営
19:00:就寝
8/16 3:00:起床→4:20(?):出発 5:00:奥穂高山頂
5:50:ジャンダルム!
7:15:天狗岳
8:45:西穂高ピーク!
10:20:西穂山荘
12:00:上高地着
13:20:アカンダナ駐車場着
22:00:
(?)京都着
8
上高地~明神岳5峰 (8/14) ルート上に水場無しの為、各自4リットルの水を担ぎ上げる必要があり、岳沢の
分岐からの急登は中々しんどい。所々ロープが張ってある箇所があるが、問題無く
登る事が出来る。
5峰直下のビバークポイントはテント4~5張りは十分に張れるスペースがあ
る。眼下に上高地の小屋や、梓川が蛇行しながら続く風景が広がる。ここで、午睡
したりしつつ、のんびりと夜を待つ。夕日が西穂高の向こうへ沈む頃に、5峰ピー
クまで西原さんと登ってみたりした。
明神岳~奥穂高 (8/15)
まだ暗いうちにヘッドランプをつけて出発。5峰、4峰と進む途中で太陽が出て
きた。
ガレ場を乱暴に歩いて、石を流してしまい森会長に怒られたりした。細く切り立
った箇所を歩くのには落石をおこさないように神経を使った。4峰、3峰、2峰と
その山容が見える毎に、本当にこれを登れるのだろうかと思ってしまったが、それ
ぞれ近づくにつれてルートが見えてきて安心する。2峰ピークから、持って来た捨
てスリングと残置スリングの両方を使い2回の懸垂を行う。1峰の下りは、
「岳人」
では懸垂だったが、私達はクライムダウンで下った。そして、前穂高、奥穂高へと
縦走を続けた。途中、紀美子平分岐で森会長は予定通り下山する事に。私と西原さ
んは奥穂高へ向かった。ここらへんから私は西原さんよりもかなり遅れるようにな
ってしまった。あまり意識はしていなかったが、明神岳での登攀に神経を使ってい
たのだと思う。遅々としたペースで奥穂高山頂まで行き、穂高岳山荘まで下った。
穂高岳山荘には正午前に到着したので、テント場の空きスペースはたくさんあっ
た。これが夕方になるとヘリポートや小屋脇にまでテントを張らなくてはならない
前穂ピークより槍ヶ岳を望む
9
西穂高岳に向けて
程、混雑していた。私達は前日に引き続いての長い午後を、ビールを飲んだり、近
くの登山者と会話したり、色とりどりの登山者を眺めたりして過ごした。
奥穂高~西穂高~上高地 (8/16)
目覚ましの一音でパチッと目覚める。まずは温かい飲み物、そして朝食を食べて、
4時を回った頃にテントをしまい、here we go! ヘッドランプで足下を照
らしながら奥穂高岳へ登っていく。奥穂高岳山頂から西穂までの縦走路が、まずは
馬の背の緊張感と共に始まる。ずっと行きたいと思っていたルート。途中、ジャン
ダルム手前で新潟から来た単独登山者が先を行きかねており、私達の後をついて行
かせて欲しいと言われた。西原さんが先導し、ジャンダルムの頂上に立つことが出
来た。新潟からのおじさんは感激して、感動と感謝を言葉にした。それは私も同じ
だった。朝6時の太陽は眩しく、改めて今回の山行が実現出来た事に感謝した。
西穂高岳までの間、緊張と緩和の連続で、壮大なランドスケープの中を一つの点
として稜線上をはみださないように慎重に歩いていった。天狗ノ頭を越えてからく
らいだろうか、西穂から来る登山者とすれ違うようになった。私達は奥穂からの往
来者として西穂高岳までは一番乗りだったようである。西穂高岳から山荘まではさ
すがに大勢の登山者とすれ違った。西穂山荘にて缶ビール一本を分け合って、無事
到着した事に乾杯した。当初、西穂山荘から新穂高温泉までロープウェイを使って
下山する計画だったが、時間が早かった事と、上高地からぐるりと見渡せる山々を
一周してきたという甘美な達成感が欲しく、西穂山荘から上高地まで下山した。
今回の山行では、軽量化が一つの課題だったが、食料は西原さんが考えて用意し
て下さった。水も節約する必要があった為に、今回のフリーズドライ等で胃袋を十
分に満足させたメニューは勉強になった。とは言うものの、やはり下界のご飯は恋
しいもので、下山途中から、下山後のメシの話をあれこれしていた。奥飛騨のホル
10
モン焼きのお店が閉まっており、高山まで下って食べることになった。ここで私の
出しゃばった提案で高山ラーメンのお店を勧めてしまった。澄み切るようにあっさ
りとした美しいスープに細い縮れ麺。あれほど肉の話をしてきた私達には完全にミ
スマッチであり、完全なミスチョイスだった。済みませんでした。結局、郡上八幡
へ向かう途中にある峠屋というご飯屋で美味しいケイチャンを食べ直して、京都へ
と無事帰りました。
ジャンダルムピークにて
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例会報告
烏谷山(カラトヤマ) 記 佐藤 信治郎
9月9日(月) 参加者 CL佐藤 川端、赤松、矢後、長谷川、佐藤康 6名
当初8日(日)を予定していたが降水確率が高く翌日に順延して実施した。
JR志賀駅に集合、8:15に歩き出す。前日とは打って変わって快晴。
湖岸の駅から烏谷山までの標高差は1000mあり残暑厳しいなかペース配分に
充分留意して登ることとする。
湖西道路をくぐり大岩谷に向かって舗装の林道を登って行く。1時間歩いて9:
15に中谷出合下に到着、結構汗をかいた。ここで身拵えをしてストレッチで身体
をほぐして山道に入る。この道も琵琶湖西岸の集落から安曇川筋を結ぶ峠道の一つ
で古道の面影を各所にとどめている。程よい傾斜で歩きやすく道が付けられて高度
を稼げる。途中に年中涸れない湧水があり冷たくて美味しい。
樹陰の濃いコースで直射日光に当たらず涼しくて助かった。
大岩谷分岐を過ぎ11:30に荒川峠到着。ようやく稜線に出た。ここから標高
差120m登って烏谷山山頂(1077m)に12:00到着。琵琶湖の眺めが素
晴らしい。
北に武奈、シャカ岳、堂満、南は打見、蓬莱の山並みが続き見事な眺めだ。
ここで昼食、12:40に出発して葛川越から大岩を通過して13:17比良岳
到着。
なだらかな尾根で山頂も標識がなければ見落とすほどだ。この先はブナが多く緩
い起伏を繰り返しながら南下する。針葉樹がない林は心地よい。
13:56木戸峠に着いた。予定ではここからクロトノハゲ経由でキタダカ道を
下ることにしていたが1名足の不調を訴えたためロープウエイで下山することにし
た。しかしここから打見山までのスキーゲレンデの登りは結構きつかった。
14:20山頂駅到着、取り敢ず生ビールで乾杯となった。琵琶湖を見下ろしな
がら飲むビールの味は格別だった。
約6分で山麓駅へ、平日は江若バスが運行されないのでびわ湖バレイが志賀駅ま
で無料バスを出してくれる。15:15のバスで送って貰った。
堂満から南、蓬莱山までの道は登山者も少なく静かなエリアだ。気のあった仲間
と賑やかに歩けて楽しい一日だった。
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高齢者集団でも一定のペースで歩ければ標高差が厳しくてもコースタイム通りで
歩ける。今回は暑さもあって登りは30分に1回の小休止をとった。
それにしてももうすぐ81歳の川端さんには敬服する。余裕綽々、如何に普段の
トレーニングが大切かを思い知らされた。見習わなければならない。
同行して下さった皆さん有難うございました。
「烏谷山」参加報告 【赤松 しげみ】
雨で1日順延となった佐藤さんの例会へ参加させて頂いた。前日の雨がうそのよ
うに晴れ渡った最高のお天気に、心も軽く出かけた。CLから「1000メートル
登ります」の一言に、最近は空身の散歩しかしていない私は、一瞬腰が引けたが、
下山はロープウェイを希望した。
志賀駅から住宅地を通り抜け林道へ入る。ゆるやかな上り坂が延々と続き、好天
の暑さも加わって、結構しんどい。たっぷり汗をかいて、CLの予告通り11時半、
荒川峠へ到着。木陰での涼風は何ともいえず心地よく、スーッと汗を奪い去ってく
れる。烏谷山で気の置けない仲間とのランチタイムは楽しい。長谷川さんから戴い
た手作りの蒸しパンは美味しく、別腹でペロリと完食。これだから山行しても少し
もやせない。
午後は比良岳を目ざして途中まで下り、そして再び登り返す。比良岳から木戸峠
へ。ここで全員ロープウェイで下山することになり、山上駅へとゲレンデを登る。
ここが又、心臓破り?の斜度。ようやく登り終えてレストランで休憩。飲めない私
も仲間と生ビールで乾杯したが、2口飲んで顔は真っ赤、あたまはフワフワ。ロー
プウェイから見る琵琶湖は満々と水を湛え、青く美しかった。気持ちの良い疲労感
と共に、満足の例会だった。CLはじめ皆様ありがとうございました。
13
個人山行報告(単独) 【山代 尚美】
▽木曽御岳山(8/26~28) 8月26日 京都―中津川―御岳6合目 中の湯温泉登山口P 車泊
27日 6:45登山口~9:15八合目女人堂~12:45山頂剣ヶ峰~1
3:20二ノ池~13:40賽ノ河原~14:40五ノ池小屋泊
28日 6:45五ノ池小屋~7:10継子岳~8:05四ノ池~10:10
雪渓~11:10女人堂~12:50登山口下山
7月末に体調を壊し8月は山へ全く行けていない。やっと体調が戻ったら今度は雨
続きで予定が連続中止。27日の天気予報が晴れなので26日準備し夜、急遽車を
飛ばして登山口へ。
木曽御岳は15年前に行ったきりという事を思い出しまた行きたくなった。
アルプスばかりに気をとられていて御岳は忘れていた。
アルプスへ行く為のトレが必要、御岳は近い、3000M級、花も綺麗そう、久し
ぶりの高山だけど危険個所はないから一人でも問題ない、という事で御岳へGO~
ロープウエイを使えるのだけど、旧道を歩いてみたくて6合目から歩く事にした。
登山口から女人堂まではシラビソ、コメツガの美しい森。苔も綺麗で南アルプスの
様。
山頂から二ノ池が綺麗に見える。御岳の醍醐味はこの池群だろう。
二ノ池からは登山者はほとんどいない。
二ノ池から五ノ池へ 途中三ノ池が見える
御岳はテント禁止なので五ノ池小屋泊(素泊まり)
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平日だからかシニアばかりで単独の人が多いがすぐに仲良くなり皆でわいわい談
笑。
28日 5時40分日の出を見てから継子岳へ
途中コマクサを保護しているので群落がみられる。
四ノ池は水がなく湿原の様な風景。
ライチョウが住んでいるとの事だが会えなかったが始まりかけた草紅葉を眺めなが
らのんびり休憩し景色を一人占めだ。
三ノ池からの下山道にはオオヒョウタンボクの白い花と赤い実や
コバイケイソウの群落などまだお花畑が残っている。
雪渓を渡り(7月末頃まではアイゼンが必要との事)中の湯温泉Pへ下山。
たまには時間を気にせず景色や花を見てのんびり歩くのもいいなぁ。
帰り道40年ぶりに馬篭宿を散策して帰路についた。
▽木曽駒ケ岳・宝剣岳・三ノ沢岳(9/8~10) 9月8日 京都東IC―駒ケ根IC―管の台バス停P泊
9日 バス7:15発-ロープウェイ8:10発-千畳敷8:20~周遊遊歩
道~宝剣山荘~駒飼ノ池9:50~濃ヶ池10:55~八合目11:2
5~馬の背~駒ケ岳山頂13:40~頂上木曽小屋素泊
10日 5:00~6:00ご来光見に山頂往復~小屋発7:15~中岳7:4
0~宝剣岳8:15~分岐8:50~三ノ沢岳10:50-11:30
~分岐13:30~極楽平13:40~ロープウェイ乗り場14:15
週末ごとに雨、山行予定が中止になった為晴れを狙って平日単独でまったり山へ行
く。
まだ紅葉には早い時期、平日にも関わらず早朝からバスを待つ列。
ロープウェイも臨時便が出ているとはいえ待ち時間が出ていた。
駒ケ岳へ向かう登山道は多くの人。周遊コースは私のみ。
直接山頂へ行くのには時間が早すぎるので濃ヶ池を回るコースを決めていた。
登山道ではほとんど人に会わず、濃ヶ池は静かで綺麗な所でこのコースを選んでよ
かった。
頂上木曽小屋の客は本日6人、すぐ友人となり話がはずみ楽しい時間だった。
15
八ヶ岳連峰と朝日
小屋のご主人はとてもいい方でリピーターが多いのもうなずける。
9日5時ご来光を見に山頂へ5分ほど。久しぶりに迫力ある朝日が見られた。
何重にも重なった迫力ある雲海。アルプスや富士山も頭を出している。
宝剣岳へ向かう。危険と聞いていたがしっかり鎖が付いていてそれほどでもない。
ミニミニかにのたてばい、よこばいって感じ。
残念ながら他の登山者が誰もいないので山頂で自分の写真を撮ってもらえなかっ
た。
三ノ沢岳はお花畑が綺麗と聞いていたので夏に来る下見がてら往復した。
午後からはガスが出てきて残念ながら眺望はなかったが静かな登山道で楽しかっ
た。
ロープウェイ乗り場まで戻ってきたら救助隊がスタンバイしていた。
中岳迂回路で事故があったとの事。
入っている山で事故があり報道されると心配をかけるのですぐに家と友人に電話し
た。
いつも南や北アルプスに目がいって中央は忘れていたけれど近いしまったり歩くに
はいい山だ。次回は花の時期に行きたいと思う
※森会長からの連絡
9月21日ツアー登山の「比良山 武奈ヶ岳 御殿山コース」に於いて、「一
人下山していない」という遭難がありました。ツアー会社からの捜索要請はあ
りませんでしたが、岳連指導員がツアーリーダーになっていた道義上、岳連遭
対連絡網に協力要請があり、22日の捜索に西原君が協力してくれました。
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例会参加者
山 名
CL
参加者名
参加者数
明神・前穂・奧穂・西穂
長野
西原、森
3人
烏谷山・比良岳
佐藤
嶋崎、長谷川、岡田、山代、中村
6人
第5回山志塾
佐藤
矢後、長谷川、嶋崎、森
中嶋、金谷、松井、矢鳴
9人
8月
13~16日
9月
9日
28~29日
会報委員会からのお知らせ
「岩ひばり」の原稿を大募集します。例会、個人山行で撮られた写真、それ
に簡単な説明を添えていただくと助かります。なお、文章の長短は問いません。
下記の送り先までお願いします。
※原稿を送っていただくときのお願い
①ワード等のソフトを使って原稿を書かれる方が多いと思いますが、そのワ
ード等の文章の中に写真を貼り付けないでください。貼り付ける際にデータが
自動的に圧縮され、画質が低下してしまいます。文章に関してはワード等を使
っていただいても全く問題はありませんが、写真は添付ファイルとするなど、
文章とは必ず別ファイルで送ってください。
②写真は撮影されたそのままのデータを送ってください。
不明な点は、お問い合わせください。
会報をPDFファイルでお届けすることが可能です。ご希望の方は事務局
までお願いします。
11月号の投稿は10月24日までにお願いします
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(参考)2万5千分1地形図が変わります
国土地理院では、長年にわたって親しまれてきました3色刷の2万5千分1地形図
(印刷図)をおよそ50年ぶりに一新します。今回の多彩な色で表現した新しいタ
イプの2万5千分1地形図(印刷図)は、平成25年中に刊行を開始し、数年をか
けて刊行範囲を順次広げていくように準備を進めています。
国土地理院では、地図データのデジタル化を進め、全国をカバーするデジタルデー
タである「電子国土基本図」の整備を行っています。同時に、これを基に利用者が
用途に応じて出力範囲や表現方法を選択できる「電子地形図25000」を、We
bを利用して刊行しています。
一方、長年にわたって親しまれてきた2万5千分1地形図(印刷図)についても、
「電
子地形図25000」と基本的には同等の内容で、現行の地形図に比べて道路や建
物などの情報が、より詳細に盛り込まれた地図に一新することとしました。
2万5千分1地形図(印刷図)は、昭和40年代から墨版(黒)、褐版(茶)、藍
版(青)の3色刷で作成されたものが定着してきました。新しいタイプの2万5千
分1地形図(印刷図)では、昨今の印刷技術の高度化・多様化を受け、これまでの
3色に限定せず多彩な色を使ってきめ細かな表現を可能にするとともに、地形に陰
影を付し立体感を得やすくし、より読みやすく使いやすい地図になります。
この表現は、平成24年2月に設置した「電子国土基本図のあり方検討会」( 委員
長:森田喬法政大学教授)等で出された意見を反映させるとともに、アンケート調
査等で得られた一般利用者からの意見・要望も参考にして定めました。
今後は「電子地形図25000」の公開に合わせて、数年かけて刊行範囲を順次全
国へ拡大していく予定です。
※国土交通省・国土地理院HPより
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2万5千分1地形図「高知」の新旧比較(原寸大の一部分)
○現行の2万5千分1地形図
○新しいタイプの2万5千分1地形図
2万5千分1地形図「奥多摩湖」の新旧比較(原寸大の一部分)
○現行の2万5千分1地形図
資料-1
○新しいタイプの2万5千分1地形図
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資料-2
2013年10月カレンダー
月
火
水
木
金
インドア
土
日
熊野古道
岳連常任
遭対委員会
登山学校
山志塾
遭対訓練
きのこ観察
自然保護
登山学校
読図高雄
インドア
岳連常任
鈴鹿サミット
読図大見
京都府山岳連盟加盟
京都下京山岳会会報
岩ひばり No.504号 2013年10月号
発行責任者 森裕紀子 編集責任者 矢鳴俊哉
発 行 所 京都下京山岳会(SACーK)
発行年月日 2013年10月1日
連 絡 先
〒520-0112 大津市日吉台3-16-5
佐藤信治郎 TEL/FAX 077-579-5371
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