2009/3 - クラスターテクノロジー

ナノテクで新産業創生!
ヘラクレス 4240
クラスターテクノロジー株式会社
2009年3月期決算説明会資料
夢と技術が房(クラスター)となり、大きな明日を作る
http//:www.cluster-tech.co.jp
2009年6月5日
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1
目 次
Ⅰ
II
III
IV
V
決算説明
方針・施策
トピックス
新用途・新製品開発案件
ご参考
会社・事業内容説明
当社の強み・開発体制
データ
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
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3
14
18
22
29
2
I
決 算 説 明
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3
2009/3 期 実績
(単位:百万円、%)
2008/3期
2009/3期
増減
売上高
売上総利益
売上総利益率
販売一般管理費
研究開発費
営業利益
経常利益
当期純利益
一株当り純利益
(円, 銭)
一株当り純資産
(円, 銭)
対前年
„ 売上減
„ 研究開発費減
„ 当期純損失拡大
期初予想
伸率
920
301
32.7
299
113
-110
-122
-156
-2,750.24
778
248
31.9
290
66
-108
-112
-236
-4,157.04
-142
-53
-0.8
-9
-47
2
10
-80
-1,406.80
-15.5
-17.6
-2.4
-3.1
-41.5
-
36,431.18
32,274.14
-4,157.04
-
期初予想
からの増減
1,008
-230
307
-59
30.4
1.5
335
-45
108
-42
-136
28
-143
31
-146
-90
-2,565.82 -1,591.22
;第3四半期までの四半期平均214百万円、第4四半期134百万円
;人件費 26百万円減 (人員7名減)
減価償却費 9百万円減、その他経費 12百万円減
;120百万円の減損損失のため、損失拡大
対期初予想
„ 売上減
;機能性・精密成形品の売上248百万円減(37.3%減)
„ 販売一般管理費減 ;人件費16百万円減、 運賃+荷造包装費13百万円減
„ 研究開発費減
;人件費24百万円減
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4
2009/3期 四半期毎の業績推移
売上
売上総利益
経費
経常利益
売上利益率
45
300
250
%
39.5
40
212.6
33.1
200
35
33.9
180.2
30
134.7
150
99.1
72.1
59.6
100
96.7
82.2
50
88.1
17.4
12.9
期
半
5
4四
半
期
15
10
-18.2
第
3四
第
第
2四
半
1四
-50
半
期
期
0
-23.8
25
20
89.2
1.4
第
百万円
250.8
-100
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-70.6
0
5
売上構成比
薬容器異物検査
100%(100%)
樹脂成形碍子等
その他事業
8 百万円
1 . 1 % (0 . 6 % )
50% (56%)
絶縁成形用複合材料
42% (40%)
マ クロ・テクノロジ ー関連事業
195百万円
25.2% (19.7%)
'09/3期
778 百万円
金型・部品
8% (4%)
100.0%
ナノ/マ イ クロ・テクノロジ ー関連事業
5 7 3 百万円
73.7 % (79.6%)
(
機能性・精密成形品
73% (76%)
パルスインジェクター
及び微細加工製品
12% (7%)
受託研究
0% (1%)
金型・その他
16% (16%)
)内は’08/3期における売上構成比
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6
部 門 別 内 訳 (対前年)
【売上高】
(単位:千円、%)
2008/3期
2009/3期
増減
ナノ/マイクロ・テクノロジー
(売上比)
マクロ・テクノロジー
(売上比)
その他事業
(売上比)
売上高合計
733,132
(79.6)
181,783
(19.7)
5,858
(0.6)
920,772
(100.0)
伸率
573,922 -159,210
(73.7)
(-5.9)
195,998 14,215
(25.2)
(5.5)
8,495
2,637
(1.1)
(0.5)
778,414 -142,358
(100.0)
【売上総利益】
-21.7
(-7.4)
7.8
(27.9)
45.0
83.3
-15.5
■ナノ/マイクロ・テクノロジー
①売上:
-機能性・精密成形品の売上139百万円減
(対前年比25.1%減)
-パルスインジェクター及び微細加工品の
売上15百万円増(対前年比29.8%増)
-金型の売上26百万円減(対前年比23.7%減)
②売上総利益率:
-機能性・精密成形品の売上が主であるマイク
ロ・テクノロジー関連事業の第3四半期までの
総利益率は33.4%であったが、第4四半期の急
激な売上減(製造減)のため、通年では、前期
より1.9P減
(単位:千円、%)
2008/3期
2009/3期
増減
ナノ/マイクロ・テクノロジー
(総利益率)
マクロ・テクノロジー
(総利益率)
その他事業
(総利益率)
売上総利益合計
249,237
(34.0)
49,698
(27.3)
2,607
(44.5)
301,541
(32.7)
184,135
(32.1)
60,655
(30.9)
3,624
(42.7)
248,413
(31.9)
-65,102
(-1.9)
10,957
(3.6)
1,017
(-1.8)
-53,128
(-0.8)
伸率
-26.1
(-5.6)
22.0
(13.2)
39.0
(-4.0)
-17.6
(-2.4)
■マクロ・テクノロジー
①売上:
-前年からの国内建築業界の不振を補う当社顧
客の中国及び中近東向け設備受注の増加
②売上総利益率:
-高利益率の材料販売の比率2.6%増
-
製品値上
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7
部 門 別 内 訳 (対期初予想)
【売上高】
(単位:千円、%)
2009/3期初予想
2009/3期実績
増減
ナノ/マイクロ・テクノロジー
(売上比)
マクロ・テクノロジー
(売上比)
その他事業
(売上比)
売上高合計
827,235
(82.0)
177,963
(17.6)
3,800
(0.4)
1,008,998
(100.0)
伸率
573,922 -253,313
(73.7)
(-8.3)
195,998
18,035
(25.2)
(7.6)
8,495
4,695
(1.1)
(0.7)
778,415 -230,583
(100.0)
【売上総利益】
-30.6
(-10.1)
10.1
(43.2)
123.6
(175.0)
-22.9
■ナノ/マイクロ・テクノロジー
①売上:
-機能性・精密成形品の売上248百万円減
(対同期期初予想比37.3%減)
-パルスインジェクター及び微細加工品の
売上17百万円増 (対同期期初予想比
34.5%増)
②売上総利益率:
-ナノ・テクノロジー事業:8.3P上昇
-マイクロ・テクノロジー事業:2.3P減
(単位:千円、%)
2009/3期初予想
2009/3期実績
増減
ナノ/マイクロ・テクノロジー
(総利益率)
マクロ・テクノロジー
(総利益率)
その他事業
(総利益率)
売上総利益合計
261,165
(31.6)
44,180
(24.8)
1,745
(45.9)
307,090
(30.4)
184,135
(32.1)
60,655
(30.9)
3,624
(42.7)
248,413
(31.9)
-77,030
(0.5)
16,475
(6.1)
1,879
(-3.2)
-58,677
(1.5)
伸率
-29.5
(1.6)
37.3
(24.6)
107.7
(-7.0)
80.9
(4.9)
■マクロ・テクノロジー
①売上:
-昨年来の国内建築業界の不振を補う当社顧
客の中国及び中近東向け設備受注の増加
②売上総利益率:
- 主として製品値上げにより6.1P上昇
8
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経費内訳 (対前年、対期初予想)
(対前年)
(単位:千円、%)
2008/3期
2009/3期
増減
総製造費用
(構成比)
販売一般管理費
(構成比)
研究開発費
(構成比)
経費合計
629,435
(60.4)
299,433
(28.7)
113,087
(10.9)
1,041,955
(100.0)
伸率
523,662 -105,773
(59.5)
(-0.9)
290,262 -9,171
(33.0)
(4.3)
66,205 -46,882
(7.5)
(-3.4)
880,129 -161,826
(100.0)
(対期初予想)
(単位:千円、%)
2009/3期初予想
2009/3期
増減
総製造費用
(構成比)
販売一般管理費
(構成比)
研究開発費
(構成比)
経費合計
-16.8
(-1.5)
-3.1
(15.0)
-41.5
(-31.2)
(-15.5)
626,516
(58.5)
335,130
(31.3)
108,627
(10.1)
1,070,273
(100.0)
523,662 -102,854
(59.5)
(1.0)
290,262 -44,868
(33.0)
(1.7)
66,205 -42,422
(7.5)
(-2.6)
880,129 -190,144
(100.0)
伸率
-16.4
(1.7)
-13.4
(5.4)
-39.1
(-25.7)
-17.8
„ 総製造費用 (対前年)
-対売上比(08/3期68.4%、09/3期67.3%)
-材料費54百万円減、労務費8百万円増
-外注加工費64百万円減
-減価償却費15百万円増
„ 販売一般管理費 (対前年)
-対売上比(08/3期32.5%、09/3期37.3%)
-人件費5百万円減、旅費交通費3百円減
-運賃+荷造包装費1百万円減
„ 研究開発費 (対前年)
-対売上比(08/3期12.3%、09/3期8.5%)
-人件費26百万円減、減価償却費9百万円減
„ 総製造費用(対期初予想)
-対売上比(期初予想62.1%、実績67.3%)
-労務費26百万円減、外注加工費82百万円減
„ 販売一般管理費(対期初予想)
-対売上比(期初予想33.2%、実績37.3%)
-人件費16百万円減
-運賃+荷造包装費13百万円減
„ 研究開発費(対期初予想)
-対売上比(期初予想10.8%、実績8.5%)
-人件費24百万円減
-その他費用16百万円減
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9
貸借対照表・キャッシュフロー
(単位:千円)
2008/3末
1,529,850
679,524
12,400
2,221,775
流動資産
固定資産
繰延資産
資産合計
主要増減要因(単位:百万円)
2009/3末
増減
1,381,690
-148,160 現金・預金の57百万円減、売掛金62百万円減
568,115
-111,409 減損損失118百万円
-12,400 株式交付費
1,949,805
-271,970
(単位:千円)
2008/3末
126,890
20,930
2,073,954
2,073,954
2,221,775
流動負債
固定負債
株主資本
純資産合計
負債純資産合計
主要増減要因
2009/3末
増減
96,514
-30,376 買掛金20百万円減
15,989
-4,941 長期借入金返済4百万円
1,837,302
-236,652
1,837,302
-236,652 当期純損失236百万円
1,949,805
-271,970
(単位:%)
2008/3末
93.3
自己資本比率
2009/3末
増減
94.2
0.9
主要増減要因
(単位:千円)
営業CF
投資CF
財務CF
現金及び同等物増減
現金及び同等物期首残高
現金及び同等物期末残高
2008/3末
△112,541
△199,290
△4,241
△316,074
484,662
168,587
主要増減要因
2009/3末
増減
890
113,431 減損損失120百万円、売上債権75百万円減
45,586
244,876 固定資産取得額142百万円減
△4,212
29
42,264
358,338
168,587
-316,075
210,852
42,265
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10
2010年3期 予想
(単位:千円、%)
2009/3期
売上高
売上総利益
売上総利益率
販売一般管理費
研究開発費
営業利益
経常利益
当期純利益
一株当り当期純利益
(円, 銭)
2010/3期予想
増減
778,415
248,413
31.9
290,262
66,205
-108,053
-112,574
-236,651
726,207
247,311
34.1
287,705
80,353
-120,747
-114,747
-118,143
-52,208
-1,102
2.2
-2,557
14,148
-12,694
-2,173
118,508
-4,157.04
-2,075.31
2,081.73
伸率
-6.7
-0.4
6.9
-0.9
21.4
販売一般管理費
-人件費3百万円増
-支払手数料11百万円減
研究開発費
-人件費2百万円増
-消耗品費5百万円増
-委託研究費など6百万円増
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11
2010年3期予想/部門別内訳
【売上高】
(単位:千円、%)
2009/3期 2010/3期予想
増減
„ ナノ/マイクロ・テクノロジー
伸率
①売上:
ナノ/マイクロ・テクノロジー
(売上比)
573,922
(73.7)
542,173
(74.7)
-31,749
(1.0)
-5.5
(1.4)
-機能性・精密成形品の売上2百万円減
マクロ・テクノロジー
(売上比)
195,998
(25.2)
176,534
(24.3)
-19,464
(-0.9)
-9.9
(-3.6)
-パルスインジェクター及び微細加工品の売上
その他事業
(売上比)
8,495
(1.1)
7,500
(1.0)
-995
(-0.1)
-11.7
(-9.1)
売上高合計
778,414
(100.0)
726,207
(100.0)
-52,207
-6.7
(対前年比0.6%減)
19百万円減 (対前年比28.5%減)
②売上総利益率:
-機能性・精密成形品の生産性の向上、2009/3
期に実施した減損処理などにより4.8P上昇
【売上総利益】
(単位:千円、%)
2009/3期 2010/3期予想
増減
伸率
ナノ/マイクロ・テクノロジー
(総利益率)
184,135
(32.1)
200,095
(36.9)
15,960
(4.8)
8.7
(15.0)
マクロ・テクノロジー
(総利益率)
60,655
(30.9)
43,966
(24.9)
-16,689
(-6.0)
-27.5
(-19.4)
その他事業
(総利益率)
3,624
(42.7)
3,250
(43.3)
-374
(0.6)
-10.3
(1.4)
売上総利益合計
(総利益率)
248,413
(31.9)
247,311
(34.1)
-1,102
(2.2)
-0.4
(6.9)
„ マクロ・テクノロジー
①売上:
-顧客の中国、中近東輸出が下期から減少
-金型売上6百万円減(対前年比77.5%減)
②売上総利益率:
-主要因製品値下により6P減
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12
設備投資と減価償却費
単位:千円
設備投資
減価償却費
2006/3期
2007/3期
2008/3期
628
56,619
500,921
43,680
204,423
47,259
„‘09/3期の主な設備投資
-関東工場 ;3次元測定機等 (27百万円)
2009/3 期 2010/3 期予想
59,567
53,513
63,780
33,916
-開発本部 ;射出成形機等 (22百万円)
„‘10/3期予想の主な設備投資
-開発本部 ;押出し機(6百万円)
-関東工場 :碍子製造設備(10百万円)
-関東工場 :成形機(10百万円)
-関西工場 :ニーダー、金型 (18百万円)
„ 今後の方針
本社・関西工場/関東工場の土地・建物の購入(‘07/3期)、関東工場の増築・増設(‘08/3 期)
のような大きな設備投資は、現時点では計画していない
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13
II 黒 字 化 へ 向 け て の
方 針 と 施 策
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14
現在の外部環境への対応と黒字化へ向けての方針・施策
1)(選択と集中)
今後も、コア事業に経営資源を集中し、自社の強みをより強化します。
開発本部においては、更なる機能性・性能の向上のための開発活動を行います。複合材料の開発
(例えば、ナノコンポジットや絶縁性と高熱伝導性を併せ持つ複合材料の開発)と用途開発を含めた
パルスインジェクター®関連製品の開発に今後とも経営資源を集中していきます。
2)(営業・マーケティング体制の強化)
黒字化に向けて、機能性・精密成形品(マイクロ・テクノロジー事業)、パルスインジェクター®(ナノ・
テクノロジー事業)、電力関連事業(マクロ・テクノロジー事業)の新たな顧客・用途開発に尚一層力を
注ぎ込みます。新規採用および人員の再配置により、お客様と接する窓口人数を従来の6名から9
名に増員しました。
-当社の基幹事業であるマクロ・テクノロジー及びマイクロ・テクノロジー関連事業の販売強
化のため、営業・マーケティングの専門家を1名4月1日付けで採用しました。 又人員再
配置により技術サービスの人員を1名増員しました。
-当社の新規事業であるナノ・テクノロジー関連事業のパルスインジェクター®の販売強化
のため、東京営業所勤務の専門の技術者を1名4月1日付けで採用しました。
-東京営業所にデモ機を設置致しました。 従来は、東大阪の本社にのみデモ機を設置して
いましたが、大きな市場の近くにデモ機を設置することにより、又上述の専門の技術者
を東京に常勤させることにより、パルスインジェクター®の更なる拡販に力を入れます。
風力発電機に使用される絶縁部品(マクロ事業)、絶縁性高放熱材料、センサー部材などマイクロ事
業、パルスインジェクター®のDNA解析用機器への応用(ナノ事業)などの新しいビジネスを加速させて
行きます。
15
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3)(戦略的な経費管理)
全社的なテレビ会議システムの導入などにより、今後も経費削減を実行しますが、平成22年3
月期の開発費は次の新製品の立上に向けて戦略的に増加させます。
4)(他社とのコラボレーションの推進)
他社との協業による事業拡大を推進します。(成功例、パルスインジェクター®事業での協和界
面科学社との協業)
5)(継続的改善)
ISO活動による継続的改善(品質向上・生産性向上や社員の教育研修など)を推進していきま
す。又、商品の信頼性に向けた安心・安全なものづくりを今後とも継続していきます。
6)(法令遵守経営と環境への配慮)
引き続き、内部統制を強化し法令遵守、社会倫理遵守、信頼ある財務報告、そして環境への配
慮を実践していきます。
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16
黒字化への指標
売上
売上総利益率(%)
売上総利益
販売一般管理費+研究開発費
営業損益
営業外収益ー営業外費用
経常損益
単位:百万円、%
指標(1例) 現状
2009/3期(実績) 2010/3期(予想)
1,000
778
726
35
32
34
350
248
247
350
356
368
0
△108
△120
5
△4
6
5
△112
△114
黒字化への指標までの距離・見込
„
売上
:‘09/3期第1四半期 250百万円、‘08/3期 920百万円
‘11/3期には、経済環境の回復の期待と新規顧客・用途開拓により、指標への到達を目指す
„
売上総利益率 :‘09/3期 第3四半期までは、36%の実績。 ‘10/3期予想は、ほぼ指標へ到達見込
„
経費
„
営業外収益・費用:株式交付費償却(年間12百万円の営業外費用)が、‘10/3期より0になり、指標へ到達見込
17
:‘09/3期は、ほぼ指標へ到達。 ‘10/3期は、戦略的に研究開発費を増やす
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17
III ト ピ ッ ク ス
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18
パルスインジェクター®を用いた研究・実用化へ向けた成果
当社が6ケ年以上の歳月をかけ開発したパルスインジェクター®を用いたバイオ関
連装置の研究成果や実用化へ向けた成果が当社のお客様から今年に入り、次々と
発表されています。
1)阪大大学院の明石満教授と松崎典弥助教授は、当社パルスインジェクター®を
用いて細胞をたんぱく質膜で積層する技術を開発した。この技術は、再生医療への
利用が期待されています。
2)名古屋大学の馬場嘉信教授は、当社パルスインジェクター®を用いて血液など
のサンプル量を従来の約50万分の1、時間も3分の1で多くの種類の分析ができる
DNA解析用試料導入法を開発した。創薬などで、一度に多様な条件で試験するハ
イスループット化の実現が目指されています。
3)産業技術総合研究所は、微量の唾液や血液などからメタボリック症候群などの
病気に関連するたんぱく質を迅速に検出できる微小チップを開発した(当社パルスイ
ンジェクター®を用いて抗体があらかじめチップ内の流路に塗布してある)。診療所な
どでその場で調べられる検査キットとして実用化が目指されています。
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19
当社パルスインジェクターⓇの知的財産
当社独自の基幹技術の融合から生まれたパルスインジェクター® は、数多く
の独創的技術が集積された新規商品です。そのために当社は、特許権利(知的
財産)の取得に力を注いでまいりました。その結果、平成21年3月期におきまし
て新たに7件の特許が登録されました。今後も現在出願中の案件の特許権利化、
及び国内特許権利の海外への移管に向けた活動を続け、差別化された他社に
ないオンリーワン技術・製品の夢のある事業展開を目指していきます。
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20
風力発電関連の新しいビジネス
環境に優しいエコ技術として世界中で注目を集めている風力発電用部品に当社の
独自技術である複合材料をベースとした成形品が採用されました。
今年の4月から、国内大手メーカーへの納入が開始されており、当社の電力関連事
業であるマクロ・テクノロジー事業の売上に大きく貢献されるものと期待されています。
当社の複合技術の優れた電気特性、金属と同等な低い熱膨張性、そして優れた耐
湿特性が高く評価され、採用に至りました。本用途で採用された技術は、当社の5つ
の基幹技術の内、複合材料技術と成形加工技術から生まれ、国内の樹脂碍子に採
用され30年以上の使用実績があり、成形碍子では国内の80%以上のシェアーを有
しています。 この優れた、信頼性の高い技術が、新しい用途で採用され、新規ビジ
ネスの誕生につながりました。
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21
IV 新 用 途 ・ 新 製 品 開 発 案 件
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22
ナノ/マイクロ・テクノロジーを用いた新用途開発(例)
車、デジタル機器、光エレクトロニクス用途
デジタル機器搭載部品
新規受注品
車搭載超音波センサーホルダー
フェムト秒レーザによるガラス微細加工品
新規受注品
バイオ関連チップ
光ICコネクター
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23
ナノ/マイクロ・テクノロジーを用いた新製品開発案件(例)
エレクトロニクス用途
ハードディスクドライブ(HDD)部品
携帯電話用ズームレンズホルダー
封止材料
(スイッチ部品、基盤封止)
プロジェクター部品
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24
ナノ/マイクロ・テクノロジーを用いた要素技術開発
回路・流路形成技術 (電子、光、バイオ)
金型微細加工技術、ナノ・インプリント技術を用いた回路・流路形成技術
金型微細加工技術
パルスインジェクター®技術
バイオ関連チップ
精密転写技術
ファインピッチ電気回路
溝加工の例
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25
ライセンスビジネス計画
キチン・キトサン事業 (ライフサイエンス用途)
誘電泳動バイオ分析チップ (バイオ用途)
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26
ナノ材料の“おもしろさ”
ナノテクとは、単なるナノサイズではない
★機能性発現 …
▼融点降下: 物質の融点が下がる
▼ 多種多様な化学結合: 生体材料・金属・セラミック・有機物等々の結合
▼ ナノサイズで異種機能: 同じ材料でもサイズで発光色が違う
★自己組織化 …
▼材料特有の特異配列形成
・均一のマトリックス
・人工知能形態
・特異な分子剣山
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27
ご注意
本資料は、投資勧誘を目的に作成されたものではありません。
本資料が提供する情報には、当社の現時点における期待、
見積および予測に基づく記述が含まれており、正確性を保証
するものではありません。実際の業績は、今後様々な要因に
よって大きく異なる可能性があります。
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V ご 参 考
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概 要
会社名
本社所在地
代表者
創業
設 立
資本金
従業員
主要製品
事業所
クラスターテクノロジー株式会社
従業員構成(2009年3月31日)
大阪府東大阪市
代表取締役社長 安達 稔
製造本部
開発本部
1991年4月(安達新産業(株)の製造子会社とし
営業・マ本部
管理本部
て創業)
1996年7月(安達新産業(株)から完全分離独立
5名(7%) 5名(7%)
し、新たな企業として設立)
7名(10%)
52名
1,240,721,072円 (2008年9月30日現在)
(75%)
69名(2009年3月31日現在)
樹脂成形碍子、精密成形品、微細加工品
パルスインジェクター®システム、など
本社・関西工場(大阪) 関東工場(茨城)
東京営業所
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経 営 理 念 経 営 理 念
『 日々新たに、社会に役立つ 』
z 一時の利を考えず、社会貢献から生まれる利益を追求する
z 社会を結び、企業を作り、人心を結び、人格を作り、
新しい活力を作る
z 利己ではなく、利他の心で活動する
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31
沿 革
1969
2006
●複合材料の製造事業開始
●ヘラクレスに上場
(安達新産業(株)東大阪工場として)
●資本金123,450万円に増資 (5月)
1972
●東京営業所開設
● 「エポハード」開発(熱硬化性エポキシ材料)
●誘電泳動バイオ分析チップのマーケティング開始
1982
●関東工場及び本社・関西工場の土地・建物の購入
●「エポクラスター」開発
(熱硬化性超精密射出成形材料)
2007
1991
●パルスインジェクター®の販売開始
●クラスターテクノロジー株式会社設立
●3ケ年事業計画の策定
(安達新産業(株)の製造子会社として)
●関東工場増設・製造関連人員増員・生産体
1993
制の強化
●光磁気ディスクのピックアップデバイ
●営業・マーケティング体制の強化
ス生産開始
1996
2008
●安達新産業から分離独立
●デジタル機器部品の量産開始
2000
●ナノテクノロジー研究開発開始、“地球の島” 建設
●パルスインジェクターシステム開発発表
2009
●営業・マーケティング体制の更なる強化
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32
事 業 所
本社・関西工場
開発・複合材料製造
関東工場
精密成形品/部品製造
及び複合材料製造
●
●
●
東京営業所
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事業内容1
マクロ・テクノロジー事業
樹脂成形碍子などの絶縁成形品及び絶縁成形品用複合
材料を重電機器メーカーへ製造販売
事業内容
樹脂成形碍子の国内トップシェア (80%以上)
特徴
ほとんど全ての電力会社の認定
30年以上の長期実績
樹脂成形碍子など
部門製品売上比率
(09/3期)
樹脂成形碍子など(50%)、絶縁成形品用複合材料(42%)
金型・部品(8%)
風力発電用部品
絶縁成形用複合材料
絶縁成形碍子は、電力の配電
盤などに使用されています。
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34
事業内容2
ナノ/マイクロ・テクノロジー事業
1) 機能性・精密成形品及び部品をエレクトロニクス・精密機器メーカー
へ製造販売
2) 装置(パルスインジェクター® )の製造販売
3) 微細加工製品の製造販売
事業内容
5つの独自基幹技術での事業展開
・複合材料技術 ・精密成形加工技術
・解析・計測技術 ・融合技術
特徴
製品売上比率
・微細加工技術
(09/3期)
機能性・精密成形品(73%)、パルスインジェクター及び微細加工品
(12%)、受託研究(0%)、金型・その他(16%)
トピックス
ナノ材料をコントロール(定量・定点配置)する新たな独自開発装置
パルスインジェクター®の販売開始 (平成19年2月)
本装置の特徴 :
-世界初の樹脂製ヘッド
-超微量(0.5~1ピコリットル=1兆分の1リットル)の溶液を高速
(1万~2万滴/秒)で噴射可能
-多様な溶液(溶液に分散した金属微粒子や生体微粒子)
を噴射可能
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35
事業内容2 ナノ/マイクロ・テクノロジー事業の応用例
デジタル・ビデオカメラ及びデジタル一眼レフカメラの機構部品
デジタル一眼レフカメラのオー
トフォ-カスセンサーホルダー
デジタルミニラボ機部品
パルスインジェクター®駆動回路
デジタルカラー複写機部品
カートリッジを取付けたパルスインジェクター®
デジタル・ビデオカメラの機構部品
デジタル機器搭載部品
新規受注品
パルスインジェクター®実験セット
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36
当 社 の 強 み
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37
1)自社開発技術であるナノ・テクノロジーのトップダウン・ボトムアップの
両技術 (差別化要因)
z
z
z
z
z
複合材料技術
精密成形加工技術
微細加工技術
解析・計測技術
融合技術
(絶縁材料販売/自社製品への使用)
(例:デジタル一眼レフカメラ用AFセンサーホルダー)
(例:バイオ分析チップ)
(生産および品質管理技術)
(例:パルスインジェクター®)
デジタルゲージ部品
絶縁成形用複合材料
誘電泳動バイオ分析チップ
微細加工技術(レーザー加工)
フェムト秒レーザー
エキシマレーザー
3次元非接触式形状測定器
カートリッジを取付けた
パルスインジェクター®
38
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2)強固な営業基盤
z
z
z
z
マクロ・テクノロジー関連事業である絶縁事業では、大手重電機メーカーに
30年以上の納入実績
樹脂成形碍子の国内シェアー80%以上
ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業であるデジタル機器の基幹機構部品
を、大手エレクトロニクス機器 メーカーに納入
販売代理店として、長瀬産業と30年以上の強固で緊密な関係
他、菱電商事など合計6社
デジタル一眼レフカメラの機構部品
風力発電用部品
樹脂成形碍子など
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3)緊密な社外パートナーとの連携
z 産業技術総合研究所で採択 ・ パルスインジェクター®を用いたバイオ検査・
測定用POCT(Point Of Care Testing)技術
開発
z 民間企業との共同製品開発 ・ アズワン社,古河電工社などと新薬開発を
短縮できる新装置・チップの開発(1例)
・ 協和界面科学社とパルスインジェクター®
事業で共同事業展開
z 大学との連携
・ 大阪大学、京都大学、関西大学、名古屋
大学、大阪産業大学など
4)人が集まる会社
z ここの会社で働きたいという若い優秀な人材が多数集まっており、大阪の市
立高校の社会の教科書(最新現代 社会資料集2004)にも「中小企業従業
員の満足度」の高い会社として紹介
z 大手・外資系企業からの人材も(営業・マーケティング、開発、管理、経営企画)
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開 発 体 制
開発本部 8名(取締役本部長含む)
(2009年4月1日現在)
営業・マーケティング本部との連携により、機能性複合材料(例えば、
ナノコンポジットや絶縁性と高熱伝導性を併せ持つ複合材料)の開発
と用途開発を含めたパルスインジェクター®関連製品の開発
知的財産
‹ 出願件数 27
‹ 特許数
14 (国内13、海外1)
41
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データ
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財務データ① 経 営 理 念
単位:千円
2005/3期
売上高
ナノ/マイクロテクノロジー関連
マクロ・テクノロジー関連
その他事業
売上総利益
ナノ/マイクロテクノロジー関連
マクロ・テクノロジー関連
その他事業
経費合計
販売・一般管理費
研究開発費
営業利益
経常利益
当期純利益
644,965
474,417
159,996
10,052
195,923
412,061
188,186
223,875
-216,137
-169,093
-170,459
2006/3期
705,075
505,264
185,854
13,957
232,175
175,700
50,787
5,688
357,101
222,308
134,793
-124,926
-137,960
-138,552
2007/3期
824,468
618,862
194,937
10,669
321,595
268,857
47,622
5,116
405,459
246,431
159,028
-83,863
-88,387
-92,122
2008/3期
2009/期
920,772
733,132
181,783
5,858
301,541
249,237
49,698
2,607
412,520
299,433
113,087
-110,979
-122,626
-156,565
778,414
573,922
195,998
8,495
248,413
184,135
60,655
3,624
356,467
290,262
66,205
-108,053
-112,574
-236,651
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財務データ②
2005/3期
1株当り当期純利益(円)
1株当り当期純資産(円)
資本金
純資産
総資産
発行済株式数(株)
営業キャッシュフロー
投資キャッシュフロー
財務キャッシュフロー
現金及び現金同等物期末残高
従業員数(人)
設備投資
減価償却費
-53,603
73,409
331,800
233,443
582,112
3,180
3,409
25,933
25,795
212,135
46
59,471
144,280
2006/3期
2007/3期
-7,484
-1,654
13,390
39,181
459,300 1,240,721
352,440 2,230,519
618,986 2,381,597
26,320
56,928
-49,518
-69,090
17,820 -1,585,777
173,354 1,785,738
353,792
484,662
48
54
628
500,921
56,619
43,680
2008/3期
-2,750
36,431
1,240,721
2,073,954
2,221,775
56,928
-112,541
-199,290
-4,241
168,587
74
204,423
47,259
単位:千円
2009/3期
-4,157
32,274
1,240,721
1,837,302
1,949,805
56,928
890
45,586
-4,212
210,852
69
59,567
53,513
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