Tivoli - IBM

Tivoli IBM Tivoli Monitoring
®
バージョン 5.1.2 (2008 年 6 月改訂)
リリース情報
GI88-8583-09
(英文原典:GI10-5797-16)
Tivoli IBM Tivoli Monitoring
®
バージョン 5.1.2 (2008 年 6 月改訂)
リリース情報
GI88-8583-09
(英文原典:GI10-5797-16)
お願い
本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、 85 ページの『特記事項』に記載されている情報をお読みくだ
さい。
本書は、IBM Tivoli Monitoring のバージョン 5 リリース 1 モディフィケーション・レベル 2、および新しい版で明
記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。
本書は、GI88-8583-08 の改訂版です。
お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示さ
れたりする場合があります。
原典:
GI10–5797–16
Tivoli® IBM Tivoli Monitoring
Version 5.1.2 (Revised June 2008)
Release Notes
発行:
日本アイ・ビー・エム株式会社
担当:
ナショナル・ランゲージ・サポート
第1刷 2008.6
© Copyright International Business Machines Corporation 1999, 2008. All rights reserved.
目次
本書について . . . . . . . . . . . . . v
リリース情報の本版における新着情報 . . . . . . v
資料 . . . . . . . . . . . . . . . . . v
マニュアルへのオンライン・アクセス . . . . . v
マニュアルのご注文 . . . . . . . . . . . vi
Tivoli 技術研修 . . . . . . . . . . . . . vi
サポート情報 . . . . . . . . . . . . . . vi
本書の表記規則 . . . . . . . . . . . . . vi
表記規則 . . . . . . . . . . . . . . vii
オペレーティング・システム依存の変数およびパ
ス . . . . . . . . . . . . . . . . vii
第 1 章 この製品リリースについて. . . . 1
インターオペラビリティーと互換性についての注意事
項 . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
第 2 章 インストールとアップグレードに
ついての注意事項 . . . . . . . . . . . 3
|
リソース・モデルの格納場所 . . . . . . . .
サポートされるプラットフォーム . . . . . .
システム要件 . . . . . . . . . . . . .
ソフトウェア要件. . . . . . . . . . . .
HP-UX 11.23 IA64 の要件 . . . . . . . .
AIX の要件 . . . . . . . . . . . . .
Linux の要件 . . . . . . . . . . . .
Tivoli Management Framework の要件 . . . .
Tivoli Data Warehouse の要件. . . . . . .
サポートされるデータベース . . . . . . .
JRE のレベル . . . . . . . . . . . .
サポートされる構成 . . . . . . . . . . .
アップグレードについての注意事項. . . . . .
AMX および AMY のポストインストール・ステ
ップ . . . . . . . . . . . . . . .
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3
3
5
6
6
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6
6
7
7
7
7
8
. 8
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題 . . . 11
ソフトウェアの制限 . . . . . . . .
Tivoli Monitoring エンジンおよび一般機能
Tivoli Enterprise Console サーバー . . .
ETL . . . . . . . . . . . . .
© Copyright IBM Corp. 1999, 2008
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11
11
12
12
リソース・モデル . . . .
ソフトウェアの問題と対処方法 .
その他の考慮事項 . . . . .
修正された APAR . . . . .
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14
16
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27
第 4 章 ドキュメンテーションについての
注意事項 . . . . . . . . . . . . . . 33
新規情報 . . . . . . . . . . . . . . .
Web ヘルス・コンソールについて . . . . . .
リソース・モデルについて . . . . . . . .
ハートビート・プロセスについて . . . . . .
Tivoli Monitoring の関数について . . . . . .
夏時間調整における最近の変更が Tivoli Monitoring
に与える影響 . . . . . . . . . . . . . .
Tivoli Monitoring 5.1.x と Tivoli Monitoring 6.1 間の
統合 . . . . . . . . . . . . . . . . .
ドキュメンテーションの問題点と訂正 . . . . .
第 5 章 国際化対応についての注意事項
ソフトウェアの制限 . . . . . . . . .
言語サポートの使用可能化 . . . . . . .
Web ヘルス・コンソール・ファイルの更新 .
ソフトウェアの問題と対処方法 . . . . . .
高速デプロイメントについての注意事項 . . .
33
33
33
36
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66
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75
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サポート情報 . . . . . . . . . . . . 79
知識ベースの検索 . . . . . . . .
インフォメーション・センターの検索
インターネットの検索 . . . . . .
フィックスの入手 . . . . . . . .
各週のサポート更新情報の入手 . . . .
ソフトウェア・サポートとの連絡 . . .
ビジネス・インパクトの判別 . . .
問題の説明と情報の収集 . . . . .
問題の送信 . . . . . . . . .
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79
79
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83
特記事項 . . . . . . . . . . . . . . 85
商標 .
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. 87
iii
iv
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
本書について
IBM® Tivoli® Monitoring を使用すると、システム上のリソース の可用性およびパ
フォーマンス状況を監視して、ボトルネックや潜在的なリソースの問題を発見する
ことができるようになります。
このリリース情報では、この製品に関する最新の情報を提供します。ここに含まれ
る情報は、他のすべてのドキュメンテーションよりも優先されるものです。この製
品をインストールまたは使用する前に、これらの情報すべてを注意深くお読みくだ
さい。
下記の URL にあるお客様サポート Web サイトの Tivoli 情報センターでは、最新
版のリリース情報が随時公開されています。
http://publib.boulder.ibm.com/tividd/td/link/tdprodlist.html
リリース情報の本版における新着情報
2008 年 6 月発行のリリース情報 (この版) は、IBM Tivoli Monitoring 5.1.2 フィッ
クスパック 14 で入手可能な 2007 年 12 月付けのリリース情報の更新版です。
6 月版と関連した、本書の変更内容はすべて、左端に変更バーを付して示されてい
ます。
以下のセクションは更新されました。
|
|
v JRE レベルおよびフィックスパックのインストール手順についての情報が 7 ペー
ジの『JRE のレベル』で変更されました。
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|
v wdmepconfig コマンドの新規パラメーターが 33 ページの『第 4 章 ドキュメン
テーションについての注意事項』に追加されました。
|
|
v wdmrm コマンドの新規オプションが 33 ページの『第 4 章 ドキュメンテーショ
ンについての注意事項』に追加されました。
|
|
v データ収集プログラムの新しいパラメーターが 47 ページの『データ収集の構
成』 に記載されました。
|
v
11 ページの『ソフトウェアの制限』 に新しい制限が追加されました。
資料
このセクションでは、Tivoli 資料をオンラインで利用する方法について説明しま
す。
マニュアルへのオンライン・アクセス
以下は英語のみの対応となります。IBM は、当製品 (Tivoli Monitoring) およびその
他のすべての Tivoli 製品の資料が利用可能になるとき、および更新されるたびに、
次のリンクで Tivoli® Software Information Center Web サイトに公開します。
http://www.ibm.com/software/tivoli/library/
© Copyright IBM Corp. 1999, 2008
v
「Tivoli product manuals」をクリックします。「Tivoli Technical Product Documents
Alphabetical Listing」ウィンドウで、<製品ライブラリー名> をクリックして、
「Tivoli Software Information Center」の製品ライブラリーにアクセスします。
注: PDF 文書をレターサイズ以外の用紙に印刷する場合は、「ファイル」->「印
刷」ウィンドウで、ユーザー指定の用紙にレターサイズのページを Adobe
Reader が印刷できるようにするオプションを設定してください。
「Tivoli Software Glossary」には、Tivoli ソフトウェアに関連した多数の技術用語の
定義が記載されています。「Tivoli Software Glossary」は、次の Web サイトで入手
可能です。 http://publib.boulder.ibm.com/tividd/glossary/tivoliglossarymst.htm
IBM Terminology Web サイトでは、IBM 製品ライブラリーの用語を使いやすいよ
うに 1 個所にまとめています。Terminology Web サイトの Web アドレスは次のと
おりです。 http://www.ibm.com/software/globalization/terminology
マニュアルのご注文
日本 IBM 発行のマニュアルはインターネット経由でもご購入いただけます。詳し
くは http://www.ibm.com/jp/manuals/ の「ご注文について」をご覧ください。(URL
は、変更になる場合があります)
Tivoli 技術研修
以下は英語のみの対応となります。研修については営業担当員にお問い合わせくだ
さい。
http://www.ibm.com/software/tivoli/education
サポート情報
以下は英語のみの対応になります。 IBM ソフトウェアで問題があり、即時に解決
したい場合。IBM は、お客様が必要なサポートを入手できるように、以下の方法を
ご用意しています。
v
79 ページの『知識ベースの検索』: 既知の問題と次善策、技術情報、およびその
他の情報の膨大なコレクションを検索できます。
v
79 ページの『フィックスの入手』: ご使用の製品用に、既に入手可能な最新のフ
ィックスを見付けることができます。
v
82 ページの『ソフトウェア・サポートとの連絡』: 問題を引き続き解決できない
場合、IBM のいずれかの担当者と協力する必要があります。様々な方法によって
IBM ソフトウェア・サポートに連絡することができます。
これら 3 つの方法による問題解決について詳しくは、 79 ページの『サポート情
報』 を参照してください。
本書の表記規則
本書では、特殊な用語およびアクション、ならびにオペレーティング・システムの
コマンド固有のコマンドとパス、およびマージン・グラフィックスについて、いく
つかの規則を採用しています。
vi
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
本書の規則
表記規則
このガイドでは、以下の表記規則を使用しています。
太字
v 他の方法では周辺のテキストと区別するのが困難な、小文字のコマンドお
よび大/小文字混合のコマンド
v インターフェース・コントロール (チェック・ボックス、ボタン、ラジ
オ・ボタン、スピン・ボタン、フィールド、フォルダー、アイコン、リス
ト・ボックス、リスト・ボックスの項目、マルチコラム・リスト、コンテ
ナー、メニュー選択、メニュー名、タブ、プロパティー・シート)、ラベ
ル (例えば、ヒント:、およびオペレーティング・システムの考慮事項:、
など)
v テキスト内のキーワードおよびパラメーター
イタリック
v テキストで定義されたワード
v ワードの強調 (引用の言葉)
v テキスト内の新規用語 (定義リストの場合は除く)
v 規定する必要のある変数および値
モノスペース
(Monospace)
v 例およびコード例
v 周辺のテキストと区別するのが困難な、ファイル名、プログラミング・キ
ーワード、およびその他の要素
v ユーザーにあてられたメッセージ・テキストおよびプロンプト
v ユーザーが入力する必要のあるテキスト
v 引数またはコマンド・オプションの値
オペレーティング・システム依存の変数およびパス
本書では、UNIX® の規則を使用して、環境変数の指定およびディレクトリー表記を
行っています。
Windows® のコマンド行を使用する場合、環境変数では $variable を %variable% に
置き換え、ディレクトリー・パスでは、各スラッシュ (/) を円記号 (¥) に置き換え
てください。
注: Windows システムで bash シェルを使用している場合は、UNIX 規則を使用す
ることができます。
本書について
vii
本書の規則
viii
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
第 1 章 この製品リリースについて
IBM Tivoli Monitoring バージョン 5.1.2 (以下、Tivoli Monitoring ともいう) は、
Tivoli Monitoring バージョン 5.1.1 および Tivoli Distributed Monitoring (Advanced
Edition) バージョン 4.1 をさらに機能強化したアップグレード版です。
Tivoli Monitoring を使用すると、次のような場合にあらかじめ構成された推奨構成
例を適用することができます。これはシステム管理者の創造的な経験をカプセル化
したものです。
v 必須のシステム・リソースをモニターする作業を自動化する
v ボトルネックと潜在的な問題点を検出する
v システム管理者が大量のパフォーマンス・データをスキャンする必要なく、危機
的な状態から自動的に回復する
Tivoli Monitoring は、ビジネスに欠くことのできない下記のハードウェアおよびソ
フトウェアをモニターするための、追加の自動化されたベスト・プラクティスを実
行するための基盤も提供します。
v ミドルウェア
v アプリケーション
v データベース
さらに、Tivoli Monitoring は、Tivoli Business System Manager®、Tivoli Enterprise
Console®、Tivoli Data Warehouse® など、他の Tivoli アベイラビリティー・ソリュ
ーションをシームレスに統合して、真の意味でのエンドツーエンドのアベイラビリ
ティー・ソリューションを提供します。
インターオペラビリティーと互換性についての注意事項
インターオペラビリティーと互換性については、「Tivoli Distributed Monitoring: ユ
ーザーズ・ガイド」のインストールに関する章のうち、『他のバージョンの Tivoli
Monitoring との共存』と『下位互換性』のセクションを参照してください。
さらに、単一の Windows システム上で複数のエンドポイントが並行して実行され
る環境で、実行可能と認定された「IBM Tivoli Monitoring for ...」製品を示すマト
リックスがあります。
このマトリックスは、以下のサイトで入手できます。
https://www-111.ibm.com/software/support/ecare/support_login.jsp
© Copyright IBM Corp. 1999, 2008
1
2
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
第 2 章 インストールとアップグレードについての注意事項
製品のインストールに関する情報は、「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイ
ド」の『インストール』の章に記載されています。ここでは、以下のいずれかの方
法によって製品をインストールする方法について説明します。
v インストール・ウィザード
v Tivoli Software Installation Service
v Tivoli デスクトップ
v コマンド行インターフェース
注: 一部の HP-UX オペレーティング・システムでは、Tivoli Monitoring 用のイン
ストール CD から長いファイル名を見つけることができません。これに当たる
システムでは、Tivoli Monitoring CD の焼き付けに使用された Rock Ridge 拡張
形式を処理できません。オペレーティング・システムによる CD のマウント方
法を変更する必要があります。この方法については、Hewlett-Packard Company
の Web サイトを参照してください。Hewlett-Packard IT リソース・センターの
パッチ・データベースには、一部のバージョンに関する上記の情報が収録され
ています。また、HP-UX 10.x システムのリリース・ノートにも情報がありま
す。
リソース・モデルの格納場所
Tivoli Monitoring では、サポートされるプラットフォームごとに一連のサンプル・
リソース・モデルが提供されます。これらのリソース・モデル (Tivoli Monitoring
のインストール・プロセスの一部としてロードされる) は、Tivoli Monitoring Tools
CD の RMB ディレクトリーに入っています。
RMB ディレクトリーには、Tivoli Monitoring Resource Model Builder で使用される
形式のリソース・モデルが入っています。このディレクトリーは次のように構造化
されています。
v RMB/Samples/OS400 には OS/400 用のリソース・モデルが入る。
v RMB/Samples/Unix には UNIX 用のリソース・モデルが入る。
v RMB/Samples/Windows には Windows 用のリソース・モデルが入る。
サポートされるプラットフォーム
サポートされるプラットフォームについての情報は、「IBM Tivoli Monitoring: ユー
ザーズ・ガイド」のインストールに関する章に含まれています。
ただし、そのセクションの表 5 については、以下のものを改訂版としてお使いくだ
さい。
システム
AIX
®
バージョン
5.1.0
© Copyright IBM Corp. 1999, 2008
(3) (4)
、5.2
サーバー
(3) (4)
、5.3
(9)
X
ゲートウェイ
X
エンドポイント
X
3
システム
バージョン
Solaris
2.8、2.9
サーバー
(3) (4) (8)
、2.10
(11)
X
X
(12)
Solaris x86-64 (AMD 64 2.10
および EM64T )
エンドポイント
X
X
Solaris SPARC
®
ゲートウェイ
X
X
X
Windows 2000
Server、Advanced
Server、Professional、DataCenter Svr
sp3+
X
X
X
Windows Server 2003
Standard、Enterprise、DataCenter
X
X
X
Windows XP
Professional
X
Windows Vista 32 ビッ
ト(14)
1.0
X
SuSE
8.0、8.1
X
X
X
SuSE SLES
7.0
X
X
X
SuSE SLES
10.0
(12)
X
7.0 for OS/390 および z/Series
SLES
HP-UX
(1)
11、11i
HP-UX
(1)
11.3i
(3)
5.2 、5.3
RedHat for iSeries
™
、11.23、および 11.3
X
X
X
X
X
X
X
(6)
OS/400
(5)
(13)
、5.4
X
7.1
X
RedHat Server (IA32)
7.0、7.1、7.2、および 7.3
X
X
X
RHEL (IA32)
2.1、3.0
X
X
X
RHEL for PowerPC
®
3.0、4.0
RHEL for z/Series
3.0、4.0
RHEL for Intel
RedHat for Intel
4.0
™
1.0 for IA32 sp2+
UL (SLES 8)
UL
1.0 for z/Series sp2+
(SLES 8)
UL
UL
(2)
(3) (4)
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
1.0 for PowerPC
UL (SLES 9)
(2)
(10)
7.3、8.0
UL (SLES 8)
(2)
X
2.0 for IA32 sp2+
(SLES 9)
X
X
X
2.0 for PowerPC
(SLES 9)
2.0 for z/Series
(3) (4)
X
X
X
X
X
サポートされるプラットフォームの注:
4
(1)
v
Tivoli Business Systems Manager Adapter は、HP-UX ゲートウェイにはインス
トールできません。
v
(2)
5.1.1-ITM-FP04 および 4.1-TMF-0013、-0014、-0015 以降がサポートされてい
ます。
v
(3)
v
(4)
「toleration」モードの 64 ビット・カーネルでテストされた 32 ビット・アプリ
ケーション。
v
(5)
32 ビット・カーネルでテストされた 32 ビット・アプリケーション。
サーバーとゲートウェイは、Tivoli Management Framework 4.1 に基づく場合に
のみ、これらのプラットフォームをサポートします。
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
(6)
v
OS/400 5.2 で Tivoli Monitoring を実行する前に、製品 5722SS1 に対する
PTF SI12625 がインストールされていることを確認してください。Tivoli
Monitoring は、この PTF なしでは実行できません。
v
(7)
v
(8)
Solaris 9 を稼働させているエンドポイントで Tivoli Monitoring エンジンを開
始する前に、libucb.so.l ライブラリーがインストールされていることを確認してく
ださい。
v
(9)
AIX 5.3 を稼働させているエンドポイントで Tivoli Monitoring エンジンを開
始する前に、インストールされている bos レベルが bos.mp 5.3.0.22、bos.mp64
5.3.0.22、またはそれ以降であることと、AIX APAR IY70159 がインストールさ
れていることを確認してください。インストールされていない場合、エンジン
は、トレースを印刷しようとする際に、停止します。libDMXNtvtrace ライブラリ
ーのロード中のエラーが原因です。
v
(10)
WebSphere Application Server はサポートされていません。したがって、Web
ヘルス・コンソールもサポートされていません。
v
(11)
エンドポイントでは、このバージョンは保守レベル 4 を要求します。
– このゾーンは、他のローカル・ゾーンやグローバル・ゾーンと共用されない独
自の IP アドレスを持ちます。
– LCF インストール・ディレクトリーが含まれるファイル・システムはこのゾー
ン専用であり、他のローカル・ゾーンやグローバル・ゾーンと共用されませ
ん。ローカル・ゾーンが使用する、ファイル・ツリーのその他のすべての部分
(エンドポイントが使用する部分を含む) は、共用することも、専用にすること
もできます。
v
(12)
v
(13)
ローカライズ版の Tivoli Monitoring エンジンは、41134 より後の LCF を持
つ OS/400 5.3 (以降) のシステムで稼働する場合、開始に失敗することがありま
す。これは Tivoli Management Framework の問題によるものであり、既に patch
4.1.1-LCF-0049 で対処されています。
v
(14)
JRE 1.4.2 以降が必要です。
TMW_ParamPorts リソース・モデルはサポートしません。
サポートされるプラットフォームの完全なリストは、次の Web サイトを参照して
ください。http://www-306.ibm.com/software/sysmgmt/products
/support/Tivoli_Supported_Platforms.html
システム要件
ハードウェア要件についての情報は、「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイ
ド」のインストールに関する章に含まれています。
注: HP-UX を実行しているエンドポイントで、trace_dmxengine.log に
「OutOfMemory (メモリー不足)」Java™ 例外が出力され、かつ、OutOfMemory
(メモリー不足) スタック・トレースが固有スレッド作成に関連したエラーを示
している場合には、HP カーネルの max_thread_proc を増加させ、それに応じて
その他のスレッド関連パラメーターも変更してください。この場合、HP のカー
ネル・スレッドの調整に関する推奨事項を順守してください。症状が
java.lang.OutOfMemory エラーの場合は、カーネル・パラメーター: maxdsiz、
第 2 章 インストールとアップグレードについての注意事項
5
max_thread_proc、および nkthread が適切に設定されているかどうか確認して
ください。詳しくは、HP 資料を参照してください。
ソフトウェア要件
Tivoli Monitoring のソフトウェア要件についての情報は、「IBM Tivoli Monitoring:
ユーザーズ・ガイド」のインストールに関する章に含まれています。ソフトウェア
要件の完全で更新済みのリストについては、CD で提供されている README ファ
イルを参照してください。
HP-UX 11.23 IA64 の要件
HP-UX 11.23 IA64 Itanium エンドポイントで Tivoli Monitoring を実行する場合、
以下の前提条件が必要です。
v 32 バイトのアプリケーションの実行 (toleration モード) を許可するよう、オペレ
ーティング・システムを構成する。
v JRE のバージョンが 1.3.1.16 以上である。
最低限のオペレーティング・システム・パッチの前提条件については、以下の HP
サポート・サイトを参照してください。
http://www.hp.com/products1/unix/java/patches/index.html
JRE をインストールしたら、DMLinkJRE タスクを実行して、インストールされた
JRE の場所への完全修飾パスを指定し、リンクさせてください。
AIX の要件
AIX 5.3 ML 0.5 搭載の管理対象ノード (oslevel -s の結果が 5300-05) で IBM
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 11 を実行する場合、中間層プロセスで問
題が発生する可能性があります。この問題を解決するには、APAR IY89597 の AIX
フィックスを適用してください。
Linux の要件
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 7 以降、Linux プラットフォームで実行
される管理対象ノードおよび TMR サーバーには Tivoli Management Framework 4.1
以上が必要です。
Tivoli Management Framework 4.1.1 フィックスパック 4 がインストールされている
場合、IBM Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 8 のインストールは失敗する
ことがあります。この問題は、Tivoli Management Framework の APAR IY77095 で
対処されています。
Tivoli Management Framework の要件
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 11 以降では、Tivoli Management
Framework パッチ 4.1.1-LCF-0034 以上が必要です。このパッチはすべての
Framework バージョン (3.7.1、4.1、および 4.1.1) にインストールできます。
6
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
Tivoli Data Warehouse の要件
Tivoli Data Warehouse 1.3 では、1.3.0-TIV-TDW-LA0002 パッチをインストールし
てから、Tivoli Monitoring フィックスパックの AMX および AMY コンポーネント
をインストールするようにしてください。
サポートされるデータベース
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 10 以降、DB2 UDB ESE 9.1 が Server
ITM_DB としてサポートされます。
|
JRE のレベル
|
|
|
|
|
Java ランタイム環境 (JRE) を必要とするエンドポイントでは、JRE 1.3.1 または
1.4.2 のインストールが必要です。一般的には、Tivoli Monitoring の製品 CD で入
手できる JRE をインストールして使用することをお勧めします。詳しくは、「IBM
Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の『インストール』の章の『Java ランタイ
ム環境のインストール』のセクションを参照してください。
|
|
また、オペレーティング・システムでサポートされていれば、以下の JRE がすべて
の Tivoli Monitoring エンジン・プラットフォームでサポートされます。
|
v JRE 1.3.1 SR8 以上
|
v JRE 1.4.2 SR6
|
v JRE 1.5 SR3
|
|
|
Tivoli Monitoring フィックスパック 14 以降では、AS/400 を除くすべてのプラット
フォーム用の JRE 1.4.2 SR9 が製品 CD に収録されています (AS/400 はこのレベ
ルをまだサポートしていません)。
|
|
Tivoli Monitoring フィックスパック 15 以降、JRE 1.3.1 は製品 CD に収録されな
くなりました。
注: JRE のバージョンをアップグレードする前に、実行中のオペレーティング・シ
ステムとモニター・アプリケーションがこれをサポートすることを確認してく
ださい。
上記の JRE は、Tivoli Monitoring がサポートするレベルです。モニター・アプリケ
ーションで使用する JRE の詳細については、該当する資料を参照してください。オ
ペレーティング・システムでサポートされる JRE レベルの詳細については、個別の
JRE 資料を参照してください。
サポートされる構成
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 12 以降、Windows のデータ実行防止
(DEP) が有効なハードウェアが Tivoli Monitoring 5.1.2 の基本製品でサポートされ
ます。基本製品で提供されていないリソース・モデルに対するこのサポートについ
ては、対応する資料を参照してください。
第 2 章 インストールとアップグレードについての注意事項
7
アップグレードについての注意事項
Tivoli Monitoring 5.1.1 から Tivoli Monitoring 5.1.2 へアップグレードするには、
Tivoli Monitoring 5.1.1 フィックスパック 6 (5.1.1-ITM-FP06) をインストールする必
要があります。
Tivoli Monitoring 5.1.1 フィックスパック 6 には、Tivoli Monitoring 5.1.2 とまった
く同じコード・レベルが含まれています。このフィックスパックにより、お客様は
Tivoli Monitoring 5.1.2 カスタマーとして登録されます。
Tivoli Monitoring 5.1.1 フィックスパック 6 をインストールするには、README フ
ァイルに文書化された指示に従ってください。
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 3 から開始すると、すべての製品レベル
で AMX および AMY コンポーネントをインストールできます。フィックスパック
3 およびそれ以降は、以前のフィックスパックすべての AMX および AMY コンポ
ーネントを置き換えるからです。
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 3 およびそれ以降をインストールするに
は、UNIX の tar コマンドを使用して、フィックスパックを解凍してください。
Winzip を使用して解凍しないでください。正常なインストールが行われない原因に
なる可能性があります。
インストールの失敗を回避するため、Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 14
のインストール前に TaskLibrary Validation Policy を RestrictedTaskLibrary から
NONE に変更しておくことをお勧めします。
AMX および AMY のポストインストール・ステップ
構成にリモート・ウェアハウス・エージェントがある場合、以下の手順を実行し
て、リモート・エージェント・サイトで AMX および AMY のフィックスパックを
手動でインストールする必要があります。
1. リモート・エージェント・サイトで AMX を実行するには、以下のディレクト
リーの下にある %TWH_TOP_DIR%¥apps¥amx ツリーをコピーします。
v $TWH_TOP_DIR/apps/amx (UNIX の場合)
v %TWH_TOP_DIR%¥apps¥amx (Windows の場合)
2. リモート・エージェント・サイトで AMY を実行するには、以下のディレクト
リーの下にある %TWH_TOP_DIR%¥apps¥amy ツリーをコピーします。
v $TWH_TOP_DIR/apps/amy (UNIX の場合)
v %TWH_TOP_DIR%¥apps¥amy (Windows の場合)
3. 以下のディレクトリーから
v $TWH_TOP_DIR/apps/amx/Version/misc (UNIX の場合)
v %TWH_TOP_DIR%¥apps¥amx¥Version¥misc (Windows の場合)
以下のディレクトリーに
v $TWH_TOP_DIR/tools/bin (UNIX の場合)
v %TWH_TOP_DIR%¥tools¥bin (Windows の場合)
以下のファイルをコピーします。
8
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
v amx_extract.sh
v amx_rim_prune.sh (Tivoli Monitoring 5.1.2 より後のフィックスパックをイン
ストールする場合のみ必要)
v amx_rim_extract.sh (Tivoli Monitoring 5.1.2 より後のフィックスパックをイ
ンストールする場合のみ必要)
v amx_pre_extract.sh
v amx_create_comp_msmt.sh
v amx_rollup.sh
4. ファイル許可を 755 に設定します。
5. UNIX システムの場合、ファイル・モードが UNIX に設定されていることを確
認してください。
6. リモート・エージェント・サイトを使用するよう AMX および AMY の処理オ
プションを構成するには、以下のようにします。
a. Tivoli Data Warehouse GUI を開始します。
b. 「管理 (Administration)」 --> 「エージェント・サイト (Agent Sites)」ディ
レクトリーを展開します。
c. リモート・エージェント・サイトを右クリックし、「プロパティー
(Properties)」を選択します。
d. 「ウェアハウス・ソースおよびターゲット (Warehouse Sources and
Targets)」タブで、AMX と AMY のソースとターゲットを「使用可能なウェ
アハウス・ソースおよびターゲット (Available warehouse sources and
targets)」から「選択されたウェアハウス・ソースおよびターゲット (Selected
warehouse sources and targets)」に移動し、「OK」をクリックします。
e. 構成するエージェント・サイトごとに、ステップ 6c と 6d を繰り返しま
す。
7. リモート・エージェント・サイトを使用するよう AMX および AMY のプロセ
スを構成するには、以下のようにします。
a. Tivoli Data Warehouse GUI から、「サブジェクト・エリア (Subject
Area)」-->「AMX_IBM_TIVOLI_Monitoring_v5.1.1_Subject_Areas」-->「プ
ロセス (Processes)」-->「AMX_c05_ETL1_Process」を表示します。
b. すべての AMX ステップを「開発 (Development)」モードに降格します。
c. 「AMX_c05_s005_Pre_Extract」ステップを右クリックし、「プロパティー
(Properties)」を選択します。
d. 「処理オプション (Processing Options)」タブをクリックします。
e. 「エージェント・サイト (Agent Site)」フィールドで、ご使用のエージェン
ト・サイトを選択し、「OK」をクリックします。
f. すべての AMX プロセスについて、ステップ 7c と 7d を繰り返します。
g. すべてのステップを通常の作業モードに復元します。
h. 「AMY_Operating_Systems_PAC_v1.1.0_Subject_Area」->「AMY_m05_ETL2_Process」のリストに含まれる AMY プロセスごとに、
ステップ 7 を繰り返します。
8. リモート・エージェント・サイトを使用するよう AMX および AMY のウェア
ハウス・ソースを構成するには、以下のようにします。
第 2 章 インストールとアップグレードについての注意事項
9
a. Tivoli Data Warehouse GUI を開始します。
b. 「ウェアハウス・ソース (Warehouse Sources)」を展開します。
c. 「AMX_ITM_RIM_Source」を右クリックし、「プロパティー (Properties)」
を選択します。
d. 「データ・ソース (Data Source)」タブで、「データ・ソース名」および「シ
ステム名 (System Name)」フィールドにリモート・エージェント・サイトに
関連する情報を入力し、「OK」をクリックします。
e. 構成するウェアハウス・ソースごとに、ステップ 8c と 8d を繰り返しま
す。
9. ステップ 8 (9 ページ) に示した手順を、ウェアハウス・ソースではなくウェアハ
ウス・ターゲットに適用して実行し、リモート・エージェント・サイトを使用す
るよう AMX および AMY のウェアハウス・ターゲットを構成します。
10
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
この章では、この製品リリースのソフトウェア制限、問題とその対処方法、および
修正された障害のリストを示します。
ソフトウェアの制限
このセクションでは、Tivoli Monitoring のこのリリースに関する制限を、エリアご
とに編成して示します。
Tivoli Monitoring エンジンおよび一般機能
v エンドポイント (Windows および UNIX) のプロファイル/リソース・モデルの状
態は、エンジンの再始動後には保存されません。
v エンドポイントを Tivoli Monitoring 5.1.2 にアップグレードすると、エンドポイ
ント上にある古いヒストリカル・データがすべて削除されます。エンドポイント
にデータを保管できる最大時間は 24 時間のため、最悪の場合、古い Tivoli
Monitoring 5.1.1 エンジンにより過去 24 時間以内に収集されたデータがすべて失
われることになります。
v Windows プラットフォームの Web ヘルス・コンソールにグラフィックスを表示
するには、表示カラーの数を 256 またはそれ以上に設定する必要があります。
v JAVA ベースのプロバイダーを使用するリソース・モデルを稼働している
Windows エンドポイントをアンインストールしているとき、DMEndpointUninstall
タスクがタイムアウトになる場合があります (デフォルトのタイムアウト値は 60
秒)。このような状況では、Tivoli Desktop を使用して開くことができる「タスク
の実行 (Execute Task)」ダイアログで、DMEndpointUninstall のタイムアウト値を
60 秒から 300 秒に変更することを強くお勧めします。同様に、同じ状況で
Tivoli Desktop を使用してタスク DMEndpointRemoveFiles を起動する場合も、デ
フォルトのタイムアウト値を 60 秒から 300 秒に変更することをお勧めします。
v データ収集要求が実行依頼された後、エンドポイントの名前を変更した場合、そ
の要求は、いったんキャンセルして、新しいエンドポイント名を使用して再度実
行依頼する必要があります。
v Java 仮想マシンのストレージ・プールに 512 MB 未満が割り当てられているシ
ステム上で、OS/400 エンドポイントが実行されると、エンドポイント・エンジン
の起動時間が長くなる場合があります。
v ITM_DB データベースのテーブルを作成するのに使用される cr_itm_db.sh スク
リプトは、DB2 が複数ノードを取り扱うように構成されている場合は作動しませ
ん。
v Tivoli Monitoring エンジンを開始する前に、Solaris 9 エンドポイントはライブラ
リー libucb.so.l のインストールを必要とします。
v Solaris プラットフォームで、Heartbeat の TCP スキャン機能を使用可能にするた
めには、必ず Network Cache Server デーモンを実行させておいてください。
v TMR から wdmcollect -l -m および wdmcollect -r -m コマンドを起動して、リ
モート管理対象ノードからデータをアップロードすることができます。しかし、
© Copyright IBM Corp. 1999, 2008
11
TMR が UNIX または Linux で実行されており、管理対象ノードが Windows で
実行されている場合 (または、その逆)、コマンドは作動しません。操作は正常に
実行されたが、データはアップロードされていない、というメッセージが示され
ます。
v 同じ物理 Windows サーバーで実行されている複数の Tivoli Monitoring エンジン
は、同じフィックスパック・レベルで更新する必要があります。エンジン・コー
ド・レベル内に矛盾がある構成はサポートされません。
v Solaris x64/x86 ベースのシステムでは、DMXSpp リソース・モデルはサポートさ
れません。DMXNetworkInterface リソース・モデルは、Solaris10 ローカル・ゾー
ンではサポートされません。
v Tivoli Monitoring フィックスパック 9 以降では、ローカルのエンドポイントから
エンジンを開始することができます。ただし、これは Korn シェルから行う必要
があります。Bourne シェルから行うと、セッションを終了したときにエンジンが
停止してしまうためです。
Tivoli Enterprise Console サーバー
v Tivoli Enterprise Console でイベントを検査しているとき (wtdumprl コマンドを
使用している場合など)、イベントの解析に失敗し、「PARSING_FAILED~ 「行
1: 値が INTEGER 型と一致しません。」(PARSING_FAILED~’Line 1: Value does
not match type INTEGER!’)」と表示される場合があります。
その場合は、Tivoli Monitoring Resource Model Builder を使用して、すべての
BAROC ファイルの再ビルドとエクスポートを行い、TEC ルール・ベースにイン
ストールしてください。
v DMCreateRuleAndLoadBaroc タスクを実行するためには、IBM Tivoli Monitoring
を Tivoli Enterprise Console サーバーにインストールしておく必要があります。
v AIX 4.3.3 管理対象ノードの環境では、Heartbeat イベントが Tivoli の非セキュア
Enterprise Console サーバーに送信されるように構成されているとき、wdmconfig
コマンドの heartbeat.unsecure_tec_server 構成キーを、サーバーの IP アドレス
(完全修飾名でなく) に設定しておく必要があります。
v APAR IY77309: パラメトリック・イベント・ログ・リソース・モデルは、8 KB
を超えるサイズのイベントを Tivoli Enterprise Console サーバーに送信します。
これは Tivoli Enterprise Console サーバーには大きすぎるため、切り捨てられま
す。
ETL
v データを Tivoli Data Warehouse にロードするのに AMX を使用する場合、ロ
グ・キー定義の処理にあたって、分離文字として「;」(セミコロン) も「=」(等号)
も使用しないでください。これらの文字を使用すると、問題の発生を招くことが
あります。代わりに「,」(コンマ) を使用してください。
v Tivoli Monitoring 5.1.1 フィックスパック 6 を Tivoli Data Warehouse にインス
トールしているときに、AMY コンポーネントのインストールに失敗した場合
は、以下の次善策を使用し、AMY コンポーネントを再インストールしてくださ
い。
12
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
Delete from twg.msmt where msmttyp_id in (select msmttyp_id
from twg.msmttyp where MsmtTyp_Nm = ’ServerErroredOut’);
delete from twg.MGRPMBR where msmttyp_id in (select msmttyp_id
from twg.msmttyp where MsmtTyp_Nm = ’ServerErroredOut’);
delete from twg.MSMTRUL where msmttyp_id in (select msmttyp_id
from twg.msmttyp where MsmtTyp_Nm = ’ServerErroredOut’);
delete from twg.msmttyp where MsmtTyp_Nm = ’ServerErroredOut’;
v Tivoli Monitoring Warehouse Enablement Pack で Tivoli Monitoring 5.1.1 フィック
スパック 6 以降をインストールすると、AMX と AMY のレベルの間にミスマッ
チが存在することになります。 以下の表は、各フィックスパックの AMX およ
び AMY のレベルを要約しています。
表 1. ETL レベル
|
Tivoli Monitoring レベル
AMX レベル
AMY レベル
5.1.1 FP 6 (5.1.2)
5.1.1.600
1.1.0.600
5.1.2 FP 1
5.1.1.660
1.1.0.660
5.1.2 FP 2
5.1.1.670
1.1.0.670
5.1.2 FP 3
5.1.1.680
1.1.0.680
5.1.2 FP 4
5.1.1.690
1.1.0.690
5.1.2 FP 5
5.1.1.700
1.1.0.700
5.1.2 FP 6
5.1.1.710
1.1.0.710
5.1.2 FP 7
5.1.1.810
1.1.0.810
5.1.2 FP 8
5.1.1.820
1.1.0.820
5.1.2. FP 9
5.1.1.900
1.1.0.900
5.1.2 FP 10
5.1.1.910
1.1.0.910
5.1.2 FP 11
5.1.1.920
1.1.0.920
5.1.2 FP 12
5.1.1.925
1.1.0.925
5.1.2 FP 13
5.1.1.930
1.1.0.930
5.1.2 FP 14
5.1.1.935
1.1.0.935
5.1.2 FP 15
5.1.1.940
1.1.0.940
v Tivoli Data Warehouse 用のデータをログに記録するエンドポイントの名前を変更
した場合、名前変更前に RIM データベースに記録されたデータ中には、古いエ
ンドポイント・ラベルが保持されます。
v AMY を実行していると、最終ロールアップ・ステップが以下のエラー・メッセ
ージを出して失敗することがあります。
AMY_m05_s040_Mart_Rollup".
CDW8101E Select from rpi.ss_joincols failed with the following message:
Database Connection Information
Database server
= DB2/NT 7.2.8
SQL authorization ID
= DB2ADMIN
Local database alias
= TWH_MD
RC = 7356
RC2 = 8410
このエラーは、DB2 APAR JR19393 によって発生し、TWH_MD の
IWH.Attributelink テーブルが空になる原因になります。そのために、ビュー
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
13
rpi.ss_joincols を取り込むことができず、結果として、コマンドが失敗します。こ
れが発生した場合は、以下の次善策を使用してください。
1. TWH_MD に接続する。
2. テーブルが実際に空であることを検査して、以下のコマンドを起動する。
select * from IWH.Attributelink
3. IWH.Attributelink テーブルにレコードが存在しないことが確認できた場合、手
動でそれを取り込む必要があります。
以下は、取り込む方法の例です。
DB2 insert into iwh.attributelink
(iwhid,updated_by,update_ts,name,short_description,type,operatorexp,
useandsep,orderno,operexp2) (select source_iwhid,’db2admin’,
’2003-11-20-19.13.48.000000’, ’’,’’,’JOIN’,’’,1,0,’=’
from iwh.relationship where relation_name=’StarSchema_TO_AttLnk’
and source_iwhid not in (select iwhid from iwh.attributelink))
v Oracle データベースで 2 番目の AMX ステップの実行を試行しているときは、
以下のエラー・メッセージを受け取ることがあります。
DWC07356E An agent’s processing of a command of type "runUDP" failed
for edition "0" of step "AMX_c05_s010_Rim_Extract".
CDWEX8087E A general SQL error occurred:
SQL_ERROR: ’Fetch Src Data’ 2005.06.16 10:32:35.578
sqlState = HY004,
nativeErr = 0,
errorMsg = [Oracle][ODBC]Invalid SQL data type &LT;-25&GT;.
これが発生した場合、以下の次善策を使用することができます。Oracle と一緒に
出荷される ODBC ドライバーは使用しないでください。その代わりとして、
Tivoli Data Warehouse for Oracle が提供するドライバーを使用してください。
リソース・モデル
v DMXGroup および DMXUser CIM クラスのプロバイダーが変更され、グループ
ID とユーザー ID を、数値ではなくストリングとして戻すようになりました。そ
の結果、このデータを使用するすべてのカスタム・リソース・モデルは、新しい
DMXGroup_02 および DMXUser_02 クラスを使用する必要があります。対応する
MOF およびプロバイダーの実装は、DMXSecurity リソース・モデル・ワークス
ペースにあります。
v DMXFileSystem CIM クラスのプロバイダーが変更され、数値を integer 型として
ではなく、double 型として戻します。その結果、このデータを使用するすべての
カスタム・リソース・モデルは、新しい DMXFileSystem_11 クラスを使用する必
要があります。対応する MOF およびプロバイダーの実装は、DMXFileSystem リ
ソース・モデル・ワークスペースにあります。
v WebSphere Application サーバー 4 の Web ヘルス・コンソールでは、パラメー
ターにアンパーサンド文字 (&) のあるリソース・モデルを実行中、リソース・モ
デルの結果が Web ヘルス・コンソールに正しく表示されないことがあります。
これは、例えば、DMXPROCESS リソース・モデルを実行しているときに、その
プロパティーがアンパーサンドで分離されている場合に発生します。Web ヘル
ス・コンソールは、リソース・モデルの指標インスタンスを表示しません。リソ
ース・モデルがイベントをトリガーする場合、Web ヘルス・コンソールは、正し
く、リソース・モデル・ヘルスをゼロ (0) と表示しますが、失敗したインスタン
スを検索すると、コンソールは、インスタンスが存在しないと表示します。これ
14
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
は、インスタンスが、アンパーサンドを使用して指定されたプロパティーに関連
付けられており、正しく認識されないためです。
v Windows TMW_Process リソース・モデルでは、basename パラメーターに大括弧
([ ]) を使用できません。
v Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 6 をインストールした場合、
TMW_Process リソース・モデルを実行する前に、デフォルト値
BASENAME=CMD&MINCOUNT=3″ を「パラメーター」セクションから除去して、古いプ
ロファイルを変更してください。
v HP-UX システムでは、Gold Application パッチが適用されていない場合、
DMXNetworkInterface リソース・モデルが使用可能なすべての CPU を使用しま
す。
v DMXCpu リソース・モデルは、共用プロセッサー・パーティションで使用される
場合でも、使用権限のある容量に関する情報と、実際に使用されている使用権限
のある容量の割合に関する情報を提供しません。
v TMW_Process リソース・モデルを実行するとき、複数の行で同じベース名プロセ
スを使用し、maxcount と mincount の両方を指定した場合、最大プロセス・イン
スタンス・イベントは作成されません。これに対して、同じベース名プロセスを
同じ行で使用し、maxcount と mincount の両方を指定した場合、イベントは正常
に作成されます。
v TMW_ParamPorts リソース・モデルは、Windows Vista プラットフォームでは実
行されません。
v DMXFilesystem リソース・モデルの入力パラメーターは、モニター対象にするフ
ァイル・システムまたは モニター対象にしないファイル・システムのいずれか
です。ワイルドカードを両方の設定に使用することはできません。いくつかのフ
ァイル・システムをモニター対象として、他をモニターしないように指定するに
は、最初の入力フィールドにワイルドカード (*) を使用します。
Included = /*
これにより、すべてのファイル・システムをモニター対象にすることを指定し、
次にファイル・システムの絶対パスを使用します。
excluded =/file_absolute_path/
これにより、モニターから除外するファイル・システムを正確に記述します。
v ジャーナル・ファイル・システムを備えた Linux プラットフォームでは、
DMXFileSystem リソース・モデルはジャーナルに使用されるメモリー量を考慮に
入れません。このため、df -k コマンドから得られる使用メモリーのパーセンテ
ージと、リソース・モデルから戻される使用メモリーのパーセンテージに差異が
生じます。
|
v DMXPROCESS
|
mincount=value
|
|
|
パラメーターは予期したとおりに処理しません。Tivoli GUI に表示される説明
「basename=valueと一致するプロセスの全てのインスタンスの最小カウントの
値」が間違っています。
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
15
ソフトウェアの問題と対処方法
このセクションでは、Tivoli Monitoring のこのリリースにおける既知の問題につい
て説明します。また、対処方法が確認されていて、それが適用できる場合は、推奨
される対処方法も示しています。なお、ここにはリストされていない問題点が存在
する場合もありますのでご注意ください。
Tivoli Monitoring のこのリリースに関して、現在分かっている障害とその次善策に
は、次のことが含まれています。
1. CMVC 1172 および 1411 -Web ヘルス・コンソール: ブラウザーでグラフの表
示を試行中、X サーバーを持たない Tivoli Monitoring Web ヘルス・コンソー
ル・サーバーで、AIX の場合は無期限の待機、その他の UNIX プラットフォー
ムの場合はサーバー例外に遭遇することがあります。Tivoli Monitoring Web ヘ
ルス・コンソール・サーバーがグラフを生成するためには、X サーバーが必要
です。
次善策 1: X サーバーまたは表示用ハードウェアのないサーバーでは、代わり
に、X 仮想フレーム・バッファー (Xvfb)・サーバーを使用できます。サポート
される UNIX プラットフォームで Xvfb をインストールし、活動化する方法に
ついては、下記の説明で記述しています。
v RedHat Linux 2.1 (i386 上):
a. CD を挿入する
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、Web ヘルス・コンソール CD を挿入してください。
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、Tivoli Monitoring 5.1.1 CD を挿入してください。
b. 以下を起動して、CD をマウントしてください。
mount -t iso9660 /dev/cdrom /mnt/cdrom
c. 以下を起動して、Xvfb をインストールしてください。
rpm -i /mnt/cdrom/support/Xvfb/RedHat72/
XFree86-Xvfb-4.1.0-3.i386.rpm
d. ファイルを編集する
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、/etc/rc.d/init.d/itmwasd ファイルを以下のように編集してく
ださい。
変更前: export XVFB_HOME=
変更後: export XVFB_HOME=/usr/X11R6/bin
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、cdrom/ITMWHC/itmwasd ファイルを Tivoli Monitoring
5.1.2 フィックスパック 5 CD からローカル・ディレクトリーにコピー
して、以下のように編集してください。
変更前: export XVFB_HOME= 変更後: export XVFB_HOME=/usr/
X11R6/bin,
変更前: REPLACE_WAS_DIR 変更後: export WAS_DIR=WAS_DIR、
および変更前: REPLACE_HTTP_DIR 変更後: export
HTTP_DIR=HTTP_DIR
16
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
e. 以下のようにサーバーを再始動します。
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、以下のコマンドを起動してください。
/etc/rc.d/init.d/itmwasd stop
/etc/rc.d/init.d/itmwasd start
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、以下のコマンドを起動してください。
completepath_itmwasd stop servername
completepath_itmwasd start servername
v AIX 5.1 および 5.2:
a. AIX インストール CD 3 を挿入します
b. 以下を起動して、CD をマウントしてください。
mount -v cdrfs -r /dev/cdextension /mnt/cdrom
c. 以下を起動して、Xvfb をインストールしてください。
installp -a -d/mnt/cdrom/usr/sys/inst.images/ X11.vfb
d. ファイルを編集する
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、/etc/rc.d/init.d/itmwasd ファイルを以下のように編集してく
ださい。変更前: export XVFB_HOME= 変更後: export
XVFB_HOME=/usr/bin/X11
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、cdrom/ITMWHC/itmwasd ファイルを Tivoli Monitoring
5.1.2 フィックスパック 5 CD からローカル・ディレクトリーにコピー
して、以下のように編集してください。
変更前: export XVFB_HOME=
変更後: export XVFB_HOME=/usr/bin/X11,
変更前: REPLACE_WAS_DIR
変更後: export WAS_DIR=WAS_DIR,
変更前: REPLACE_HTTP_DIR
変更後: export HTTP_DIR=HTTP_DIR
e. 以下のようにサーバーを再始動します。
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、以下のコマンドを起動してください。
/etc/rc.d/init.d/itmwasd stop
/etc/rc.d/init.d/itmwasd start
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、以下のコマンドを起動してください。
completepath_itmwasd stop servername
completepath_itmwasd start servername
v Solaris 2.8:
a. CD を挿入する
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、Web ヘルス・コンソール CD を挿入してください。
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、Tivoli Monitoring 5.1.1 CD を挿入してください。
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
17
b. 以下を起動して、CD をマウントしてください。
mount -F hsfs -o ro/dev/dsk/c0textension/mnt/cdrom
c. 以下を起動して、ディレクトリーを変更してください。cd /usr
d. 以下を起動して、Xvfb をインストールしてください。
gunzip -c /mnt/cdrom/support/Xvfb/Solaris/solarisxvfb.tar.gz
| tar xf -
e. ファイルを編集する
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、/etc/init.d/itmwasd ファイルを以下のように編集してくださ
い。
変更前: export XVFB_HOME=
変更後: export XVFB_HOME=/usr/XVFB
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、cdrom/ITMWHC/itmwasd ファイルを Tivoli Monitoring
5.1.2 フィックスパック 5 CD からローカル・ディレクトリーにコピー
して、以下のように編集してください。
変更前: export XVFB_HOME=
変更後: export XVFB_HOME=/usr/XVFB,
変更前: REPLACE_WAS_DIR
変更後: export WAS_DIR=WAS_DIR, および
変更前: REPLACE_HTTP_DIR
変更後: export HTTP_DIR=HTTP_DIR
f. 以下のようにサーバーを再始動します。
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、以下のコマンドを起動してください。
/etc/rc.d/init.d/itmwasd stop
/etc/rc.d/init.d/itmwasd start
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、以下のコマンドを起動してください。
completepath_itmwasd stop servername
completepath_itmwasd start servername
v HP-UX 11.11:
a. CD を挿入する
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、Web ヘルス・コンソール CD を挿入してください。
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、Tivoli Monitoring 5.1.1 CD を挿入してください。
b. 以下を起動して、CD をマウントしてください。
mount -F cdfs -r /dev/dsk/c0textension /mnt/cdrom
注: いずれのパッチがインストールされているかによって、mount ではな
く、pfs_mount を使用する必要があります。詳しくは、pfs_mount の
man ページを参照してください。
c. 以下を起動して、ディレクトリーを変更してください。
cd /usr
18
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
d. 以下を起動して、Xvfb をインストールしてください。
gunzip -c/mnt/cdrom/support/Xvfb/HPUX11/hp11xvfb.tar.gz
| tar xf -g
e. ファイルを編集する
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、/sbin/init.d/itmwasd ファイルを以下のように編集してくだ
さい。
変更前: export XVFB_HOME=
変更後: export XVFB_HOME=/usr/XVFB
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソー
ルの場合には、cdrom/ITMWHC/itmwasd ファイルを Tivoli Monitoring
5.1.2 フィックスパック 5 CD からローカル・ディレクトリーにコピー
して、以下のように編集してください。
変更前: export XVFB_HOME=
変更後: export XVFB_HOME=/usr/XVFB,
変更前: REPLACE_WAS_DIR
変更後: export WAS_DIR=WAS_DIR, および
変更前: REPLACE_HTTP_DIR
変更後: export HTTP_DIR=HTTP_DIR
f. 以下のようにサーバーを再始動します。
– WebSphere Application Server 4 を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、以下のコマンドを起動してください。
/sbin/init.d/itmwasd stop
/sbin/init.d/itmwasd start
– WebSphere Application Server 5.x を基にした Web ヘルス・コンソール
の場合には、以下のコマンドを起動してください。
completepath_itmwasd stop servername
completepath_itmwasd start servername
注意事項:
a. CD のマウントでは、/mnt/cdrom がデフォルトのマウント・ポイントであ
ることを想定しています。これをご使用のローカル・マウント・ポイントに
変更するか、または CD をマウントする前に、このディレクトリーを作成
する必要がある場合があります。
b. 別のロケーションにインストールした場合には、XVFB_HOME のために別
のパスを使用する必要がある場合があります。
次善策 2:Web ヘルス・コンソールを開始する前に、別のマシン上の X サーバ
ーを指示する DISPLAY 変数を設定します。
a. X サーバーで、以下のようにして、Web ヘルス・コンソールを、稼働中の
X Window システム・グラフィカル環境を持つマシンのアクセス・コントロ
ール・リストに追加します。[root@myhost]# xhost +itmhcserver
b. コンソール・マシンで、以下の stopServer.sh コマンドを実行して、
WebSphere Application Server を停止します。
[root@itmconsole]#
WAS_DIR/bin/stopServer.sh
c. コンソール・マシンで、以下のように、DISPLAY 変数を X サーバーに設
定します。DISPLAY=myhost; export DISPLAY
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
19
d. 以下の startServer.sh コマンドを実行して、WebSphere Application Server
を始動します。
[root@itmconsole]#
WAS_DIR/bin/startServer.sh
2. CMVC 49542 - 名前を変更されたエンドポイントが Web ヘルス・コンソール
に表示されないことがあります。
次善策: 次のことを行います。
a. 名前を変更する前に、Web ヘルス・コンソールのエンドポイント・リスト
からそのエンドポイントを除去します。
b. エンドポイント・エンジンを停止します。
c. 次のコマンドを実行します。
wep old_endpoint_label -s new_endpoint_label
d. エンドポイント・エンジンを再始動します。
e. 名前を変更されたエンドポイントを Web ヘルス・コンソールのエンドポイ
ント・リストに追加します。
3. CMVC 49710 - 一部の Oracle 9.2 環境で、Tivoli Monitoring データベースの作
成の自動化に使用される cr_itm_db.sh スクリプトが、次の Oracle エラーで失
敗することがあります。
ORA-12536: TNS:operation would block
次善策: これは Oracle ネットワーク・ライブラリー SQL Net 2 に関連してい
る可能性があるランダムな問題です。通常は、cr_itm_db.sh の再実行だけで問題
が解決されますが、どうしても自動化手順を正常に完了できない場合は、Tivoli
Monitoring データベースを手動で作成してください。手動で作成するには、任
意の Oracle クライアント (Sqlplus または SQL Worksheet) を使用して、
SYSDBA 権限のある SYS ユーザーとしてログインしてから、cr_itm_db.sh ス
クリプトにより WarehouseCfg ディレクトリーに SQL スクリプト
(cr_db.ora.sql) を作成してそれを実行します。
4. APAR IY60275 - 分散システム上の AMX のフレッシュ・インストールは、エ
ラー・コード CDWIC5066E で失敗します。twh_ibm_db2_runlog.log は、
SQL0647N エラーを表示します。この問題に対する 2 つの可能な次善策があり
ます。
次善策 1:
a. 次のようにして、Warehouse Server および Warehouse Logger サービスを停
止します。「スタート (Start)」-->「設定 (Settings)」-->「コントロール・パ
ネル (Control Panel)」-->「管理ツール (Administrative Tools)」-->「サービス
(Services)」
b. db2stop を発行して、TWH_CDW をホスティングするシステム上のデータベ
ース・インスタンスを停止します。
c. db2start を発行して、データベース・インスタンスを再始動します。
d. Warehouse Server および Warehouse Logger を再始動します。
e. インストールを再試行します。
次善策 2:
20
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
a. インストールの前に、amx_script.sh にある命令を実行して、buf8k バッファ
ー・プールを作成します (TWH_CDW にユーザー userid で passwd を使用
して接続し、サイズ 500、ページ・サイズ 8 K のバッファー・プール
buf8k を作成します)。
b. TWH_CDW を定義したデータベース・インスタンスを停止して、開始しま
す (TWH_CDW をホスティングするシステムで実行してください)。
c. インストールを先に進めます。
5. CMVC 51623 - 時として、Windows プラットフォームを稼働しているエンドポ
イントで、エンドポイント・データベースが破壊された状態になることがあり
ます。
次善策:
a. Tivoli Monitoring エンジンを停止します。
b. LCF_DATDIR/LCFNEW/Tmw2k/db ディレクトリーにあるファイル
Tmw2kdb.mdb および Tmw2kdp.ldb を削除します。
c. Tivoli Monitoring エンジンを再始動します。
6. APAR IY59210 (TMF 3.7 および 4.1 用) および APAR IY45239 (TMF 4.1.1
用) - jre.tar.gz ファイルが read-only 属性になっている場合、wdmdistrib は
JRE をエンドポイントに配布することができず、wmdist -I 出力は、配布が中
断されたことを表示します。問題をバイパスするには、書き込み許可を含むフ
ァイル属性に変更します。
7. 次のコマンド: wdel@ProfileManager で、プロファイル・マネージャーの除去
を試行する場合、以下のエラーに遭遇することがあります。
FRW:CCMS:0245 Cannot remove profile manager ’act.dm.unix.daemon’
because it still has original profiles
その場合、以下のようにして問題を解決してください。
a. プロファイル・マネージャーの下になおも存在する各プロファイルに対する
サブスクライバーをすべて除去します。
b. 問題のあるプロファイル・マネージャーからすべてのプロファイルを削除し
ます。
c. wchkdb を実行して、データベースを一掃します。
d. 以下のコマンドを実行して、プロファイル・マネージャーのデータベース属
性を一掃します。
idlattr -ts <PM_OID> databases
imp_TMF_CCMS::ProfileOrganizer::database_list
’{ 0 }’
注: PM_OID は、除去されるプロファイル・マネージャーのオブジェクト
ID です。
e. 以下のコマンドによってプロファイル・マネージャーをもう一度削除しま
す。
wdel @ProfileManager:profilemgrname
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
21
8. CMVC 53151 - 取り込まれるデータを抽出する RIM ソースとして使用される
Tivoli Monitoring データベースを変更する場合、Tivoli Data Warehouse がそれ
を検出し、データを取得できない場合があります。それが発生した場合、以下
の次善策を使用してください。
insert into iwh.attributelink (iwhid,updated_by,update_ts,name,
short_desciption,type,operatorexp,useandsep,orderno,operexp2)
(select source_iwhid,’db2admin’,’2003-11-20-19.13.48.000000’,
’’,’’,’JOIN’,’’,1,0,’=’ from iwh.relationship where
relation_name=’StarSchema_TO_AttLnk’ and source_iwhid not in
(select iwhid from iwh.attributelink))
9. ITM_DB データベースのエンドポイント・テーブルに、時には重複エントリー
を検出することがあります。2 つのホスト名に関連付けられ、そのうちの 1 つ
が誤りである、同じエンドポイントを検出することがあります。この問題を解
決するために、以下のスクリプトがフィックスパック 3 およびそれ以降と一緒
にリリースされます。
v rm_ep_label.db2
v rm_ep_label.mssql
v rm_ep_label.syb
v rm_ep_label.inf
v rm_ep_label.ora
以下のパス: $BINDIR/TME/Tmw2k/WarehouseCfg/cleanup_db で、そのスクリプト
を見つけることができます。これらのスクリプトを起動するには、
itm_run_db_query.sh シェル・スクリプトを使用します。このシェルを使用し
て、ITM_DB データベースの専用照会としてカスタマイズした任意の sql スク
リプト・ファイルをも実行することができます。以下のパス:
$BINDIR/TME/Tmw2k/WarehouseCfg/cleanup_db で、そのシェル・スクリプトを
見つけることができます。
このスクリプトの使用法は、次のとおりです。
Usage: sh itm_db_run_query.sh query_file
NOTE: for DB2 the query_file must use $
as statement teminator character.
ここで、query_ file は、rdbms 拡張子なしの sql スクリプト rm_ep_label
か、または、rdbms 拡張子なしの任意のファイル名にすることができます。
以下は、Oracle RDBMS の ITM_DB による例です。
itm_db_run_query.sh rm_ep_label
Looking up TME 10 system information...
This script runs rm_ep_label script on ITM DB
THIS OPERATION COULD TAKE SEVERAL MINUTES
Do you want to continue ? [yes/no]
y
The RIM object within this TMR is configured to define the
following database:
Database
Database
Database
Database
22
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
Vendor:
Server ID:
Home:
ID:
Oracle
itmfp
/space/oracle/OraHome1
itm_db
Database User ID:
oracle
If this is correct, enter ’Y’ to continue. Otherwise, check the
configuration of the local RIM object or run this script from
the RIM host within the TMR you wish to configure.
10. CMVC - 53235 IBM Tivoli Monitoring for Web Infrastructure WebSphere®
Application Server 5.1.2 on Framework 4.1.1 をインストールしている場合、
OS/400 システムで起動された Tivoli Monitoring タスクによっては失敗するも
のがあり得ます。その理由は、IBM Tivoli Monitoring for Web Infrastructure
WebSphere Application Server が OS/400 の依存関係を変更するためです。その
ため、GAWK を必要とする OS/400 での Tivoli Monitoring タスクは、GAWK
への正しいパスが検出できないので失敗します。この問題は、既に通知されて
おり (defect 139936)、5.1.2-WAS-0002 で部分的に修正されています。失敗した
タスクを実行するには、以下の次善策を使用してください。
a. 5.1.2-WAS-0002 暫定修正をインストールします (サポートにお問い合わせく
ださい)。
b. $BINDIR/../generic_unix/TME/WSAPPSVR/itmwas_tool_dep.sh を実行します。
11. CMVC 53490: 時として、AMX_c05_s030_Exception ステップを実行中に、コマ
ンドが失敗し、以下のエラーが発生します。
CDWEX8087E A general SQL error occurred: SQL_ERROR:
sqlState = 57011, nativeErr = -964,
errorMsg = [IBM][CLI Driver][DB2/6000]
SQL0964C The transaction log for the database is full.
SQLSTATE=57011
これは、トランザクション・ログがフルであるために発生することがありま
す。そのため、このエラーを受け取った場合、トランザクション・ログ・サイ
ズを増やし (500 MB に)、AMX_c05_s030_Exception ステップをもう一度実行
します。代替案として、ログ・ファイルの数を増やすことも可能です。ログ・
ファイルのサイズ変更に関するガイドラインについては、DB2 資料を参照して
ください。
12. APAR IY69317: Solaris では、パラメーターなしで実行されるプロセスは、その
プロセスの完全修飾パスを含む、最大 80 文字を戻します。これは、名前のフ
ィルター操作を制限します。この制限は、引数を含むプロセスには適用されま
せん。Solaris では、ベース名パラメーターが、プロセス名の先頭 15 文字にな
ります。ps -e コマンドのみで、先頭 8 文字を表示するので、ps -ef コマン
ドでは適用できる残りの文字を決定する必要があります。
13. 実行中のエンドポイントで wdmcmddistrib -upgrade を起動すると、リソー
ス・モデルによっては、時には失敗することがあります。このエラーの理由
は、ILT クラスにおいて起こりうるミスマッチです。これが発生した場合、失
敗したエンドポイントでエンジンを再始動してください。ミスマッチは解決さ
れます。
14. エンドポイントのエンジンが実行しているときに、エンジンの更新ファイルの
いずれかを除去すると、Heartbeat および Web ヘルス・コンソールは、エンド
ポイントが接続されていると表示しますが、そのエンドポイントがエンジンに
接続することは不可能です。これは、Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック
4 と一緒に実装された依存関係更新チェックのためです。これが発生する場
合、Tivoli Monitoring エンジンを再始動して、この状態から回復してくださ
い。
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
23
15. Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 2 以降で、Tivoli Monitoring と一緒
に使用している、いずれかの監視用アプリケーションの使用可能性をロギング
したり、トレースしたりすることで問題が起こる場合は、Component Services
IF0005 パッチを参照してください。
16. cr_itm_db.sh utility スクリプトを使用して、新規の Tivoli Monitoring デー
タベースを作成するとき、新規データベース・スキーマは更新されません。そ
れを更新するには、up_itm_db.sh 更新スクリプトを起動します。Tivoli
Monitoring データベースの更新に関して詳しくは、製品と一緒に提供される
README ファイルを参照してください。
17. DMXPhysicalDisk リソース・モデルを複数のディスク・ドライブがある AIX
5.1 システムで実行する場合に、メモリー・リークが起こることがあります。こ
の問題を解決するには、AIX 5.1 保守レベル 7 フィックスを適用します。
18. APAR IY76573: Solaris プラットフォームでは、JRE が wdmdistrib コマンド
で配布されるときに、JRE/DMAE ディレクトリーのユーザー ID とグループ
ID は、root に設定されないで、それぞれ 1114 と 150 に設定されます。この
問題を解決するには、システムにログオンして、このユーザー ID とグループ
ID を chown コマンドで root アカウントに設定します。
19. Linux for z/OS システム上の RHEL 3 および RHEL 4 は、製品 CD で提供さ
れる JRE を使用して Tivoli Monitoring を実行することができません。JRE
1.3.1 SR 9 (以降) または JRE 1.4.2 SR 3 (以降) が必要です。
20. SLES 9 z/OS を実行する TMR および管理対象ノードでは、Tivoli Monitoring
コマンドを起動すると以下のエラー・メッセージが表示される場合がありま
す。
symbol errno, version GLIBC_2.0 not defined in file libc.so.6
with link time reference
これは、ご使用の環境に対して glibc バージョンが古すぎることが原因です。
この場合、LD_ASSUME_KERNEL 環境変数をエクスポートし、glibc バージョ
ン 2.4.1 に設定してください。
21. CMVC 56343: Linux (Intel または z/OS) を実行する管理対象ノードで、ハート
ビートがアクティブであり、Tivoli Enterprise Console サーバーへのイベントの
送信が有効である場合、次の問題が発生することがあります。ハートビートが
停止すると、一部の HeartbeatOff イベントが Tivoli Enterprise Console サーバ
ーに送信されます (予定どおり)。その他の HeartbeatOff イベントは、キャッシ
ュに保管されるか、キャッシュされて Tivoli Enterprise Console サーバーに送
信されます。この問題は Tivoli Enterprise Console サーバーに起因するもので
あり、問題番号 184725 で対処されています。
22. Tivoli Data Warehouse で、amy_set_extract_control.sh スクリプトが
TWH_INST_DIR/apps/amy/v110820/misc/tools ディレクトリーに見つからない場
合、以下の手順を実行してください。
a. インストール可能イメージから、5.1.2-ITM-FP08/tedw_apps_etl/amy/misc/tools
ディレクトリーを参照します。
b. amy_set_extract_control.sh スクリプトをコピーして、
TWH_INST_DIR/apps/amy/v110820/misc/tools ディレクトリーに貼り付けま
す。
24
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
23. APAR IY84280: Windows 2003 Service Pack 1 および Windows XP Service
Pack 2 システムで wdmmngcache コマンドを起動すると、ハートビート・プロ
セスが失敗する場合があります。この動作は Tivoli Management Framework の
問題によるものであり、既に APAR IY74447 で対処されています。ただし次善
策として、この問題が発生したら Internet Connection Service (ICS) を開始して
ください。
24. DMXCpu リソース・モデルの waitTime メトリックは、一部の Linux OS タイ
プでは使用できません。したがって、値 -100% はメトリックが存在しないこと
を意味します。
25. APAR IY87355: HP-UX Itanium 64 ビット Java システムでは、Tivoli
Monitoring エンジンにコア・ダンプが発生します。次善策として、wdmepconfig
-e endpoint_name -D java_GENERICOPTS="-Xint" を使用して、Tivoli
Monitoring Java エンジンに Java オプション -Xint を設定してください。
26. APAR IY87514: Sun Solaris の Tivoli Monitoring フィックスパック 9 で
wdmdistrib -J JRE images -lr endpoint を起動すると、JRE ディレクトリー
の内容が削除されて破損することがあります。JRE ディレクトリーは、手動で
のみ削除できます。問題が発生した場合は、DMRemoveLinkJRE タスクを実行
してから、wdmdistrib-J JRE images コマンドを起動してください。
27. JRE 1.3.1 を使用すると、HP 上の DMXPhysicalDisk リソース・モデルがコ
ア・ダンプを発生させる場合があります。この場合、問題を解決するには JRE
1.4.2 が必要です。
28. CMVC 58149 および 58150: 以下のコマンド
odadmin reexec disp
を実行した後、ハートビートが再開しない、またはコア・ダンプが発生する場
合があります。この問題を回避するには、2 つのコマンド、odadmin shutdown
disp と odadmin start disp を別々に実行することをお勧めします。
29. マイグレーション後、エンドポイントがハートビート・キャッシュに登録され
ない場合があります。宛先ハートビートが停止している場合、エンドポイン
ト・キャッシュと内部エンドポイント・ラベル・キャッシュ間のずれが原因で
エラーが発生します。これが発生した場合は、次の次善策を使用してくださ
い。すべてのエンドポイントを使用不可にしたまま、すべてのゲートウェイで
すべてのハートビートを実行し続けます。
30. APAR IY93378: AIX プラットフォームで、DMCompressDB タスクがコア・フ
ァイルと共に異常終了する場合があります。これを回避するには、
DMCompressDB タスクのスクリプトに以下のコマンドを挿入して変更してか
ら、スクリプトで Java を呼び出してください。
export IBM_JAVA_MMAP_JAVA_HEAP=true
export LDR_CNTRL=MAXDATA=0x80000000@USERREGS
31. エンドポイントのリストに対して wdmcmd コマンドを実行するとき、リストさ
れた 1 つ以上のエンドポイントが存在しない場合、存在するエンドポイントで
はコマンドが正常に完了し、存在しないエンドポイントでは失敗します。ただ
し、戻りコードはゼロではありません。
32. Windows エンドポイントで、wdmdistrib コマンドを使用して JRE 1.5 SR3 を
配布すると、前提条件をチェックするときに wdmcheckprereq コマンドはこれ
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
25
を検出せず、誤って FAIL 状況を戻します。この状況が発生する場合は、
DMLinkJRE タスクを実行して問題を解決してください。
33. APAR IZ04648: AIX オペレーティング・システムでは、tmnt_rimh_eng の処理
によってコア・ダンプが発生することがあります。これは、デフォルトでは
AIX における処理に 256 MB のプロセス・メモリー・サイズの制限があるた
めです。この処理は、XML ファイルの大きなサイズに対し、より多くのメモリ
ーを割り振ろうとします。こうした状況になった場合、親プロセスの開始前に
プロセスのデータ・セグメント最大数を制御する LDR_CNTRL 環境変数を設
定、エクスポートします。例えば、コマンド export
LDR_CNTRL=MAXDATA=0x20000000 を設定して、中間層プロセスを再始動します。
34. UNIX プラットフォームで、JRE 1.4 で JavaScript の Split 関数を使用したカ
スタム・リソース・モデルを実行すると、関数が失敗します。この問題が発生
した場合は、JRE 1.4.2 で提供されている仕様に準拠したパターンに変更してく
ださい。
35. AIX 6.1 プラットフォームでは、以下の行のコメントを外さないと
DMXNetworkInterface リソース・モデルが機能しません。
|
|
|
VACM_VIEW defaultView internet - included -
|
この行は、./etc ディレクトリー内の snmpdv3.conf ファイルにあります。
その他の考慮事項
このセクションでは、このリリースの Tivoli Monitoring に適用される特殊な考慮事
項について説明します。
v Tivoli Data Warehouse 1.2 のフレッシュ環境に (Tivoli Enterprise Data Warehouse
1.1 からアップグレードされた環境ではなく) AMX および AMY ウェアハウス
使用可能パックをインストールする予定の場合は、Tivoli Monitoring 5.1.2 で提供
されているインストール・パッケージを (Tivoli Monitoring 5.1.1 で提供されたパ
ッケージとフィックスパック 6 の代わりに) 使用してください。
Tivoli Monitoring 5.1.2 には、Tivoli Monitoring 5.1.1 およびフィックスパック 6
と同じ機能およびフィーチャーが含まれていますが、最新のサンプル・レポート
だけが Crystal Enterprise ePortfolio に公開されます。
Tivoli Monitoring 5.1.2 インストール・パッケージを使用せずに、Tivoli
Monitoring 5.1.1 とフィックスパック 6 を使用する場合は、さらに 4 つの追加レ
ポート (NET_STATS、UNIX_CPU_STATS、WIN_CPU_STATS、BUSIEST_SYS)
が Crystal Enterprise ePortfolio に公開されます。これらのレポートはもはや有効
でなく、接頭部として「Operating System:」というラベルの付いた新しいレポー
トで置き換えられます。
v Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 4 から開始して、初めて AMX ウェア
ハウス使用可能パックを実行する時は、以下のステップを実行して、パフォーマ
ンスの低下を回避する必要があります。
DB2 コマンド・ウィンドウで、amx_c05_s20_parsing の実行後、かつ
amx_c05_s30_exception ステップの実行前に、以下のコマンドを起動する必要があ
ります。
1. db2 connect to twh_cdw user <...> using <...>
26
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
2. db2 runstats on table amx.stage_metricsdata with distribution and
indexes all
3. db2 runstats on table amx.stage_inst_no_ex with distribution and
indexes all
4. db2 runstats on table amx.met_no_ex with distribution and indexes all
5. db2 runstats on table amx.stage_metrics with distribution and indexes
all
6. db2 terminate.
修正された APAR
Tivoli Monitoring 5.1.2 では、以下の APAR が訂正されました (以降の製品フィッ
クスパックにより訂正される APAR は、対応する README ファイルにリストさ
れます)。
各問題の説明の前に APAR 番号を示します。
Tivoli Monitoring のこのリリースで修正された APAR には、次のものがあります。
1. IY44585: Tivoli Monitoring は、UID=1114 および GID=105 の *.jar および
*.class ファイルを %LCF_DATDIR%/LCFNEW サブディレクトリーに作成しま
す。
2. IY49647: IBM Tivoli Monitoring プロファイル内でのカスタム・スケジュールの
設定。AS/400 では機能しません。スケジュールが正しく設定されても、プロフ
ァイルがスケジュールを起動しません。
3. IY48646: AS/400® ヒストリー・ログ RM が指標を送信していません。
4. IY48797: Windows プラットフォームでは、タスク構成に複数の E メール・ア
ドレスが指定されている場合、Tivoli Monitoring 応答タスクが機能しません。
5. IY48940: TaskLibrary 名の参照があいまいなため、いずれの Tivoli Monitoring
自動化タスク (dm_mn_send_email または dm_mn_send_notice) も相互接続され
た TMR で失敗します。
6. IY49151: コマンド wdmeng でリソース・モデル (RM) が再始動された場合、
リソース・モデルのスケジューリングが正しく機能しません。
7. IY49366: wdmeditprf には、Tivoli Monitoring プロファイルの指標イベントの
組み込みアクションの設定または編集のサポートがまったくありません。
8. IY49515: 中間層の tmnt_gtw プロセスで、そのトレース・ファイル
(trace_gtw_eng#.log) へのトレースの書き込みが行われません。
9. IY49697: 124 文字より長いプロファイル名のプロファイルの配布が、AIX エン
ドポイントで失敗します。
10. IY49751: Tivoli Monitoring エンジンは、最初の TEC イベントを送信した後、
60 秒ごとにアップコールの作成を開始します。
11. IY49976: イベントの一部として作成された環境変数が、異なるオペレーティン
グ・システム間で矛盾します。
12. IY50143: wdmcollect は、FP03 および FP04 基本製品コンポーネントと一緒に
も配布されます。
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
27
13. IY50205: DM (クラシック版) から作成されたリソース・モデルに渡された
NULL 環境変数が、NullPointerException の原因となります。
14. IY50340: Unix エンジン: プロファイルにロギングが使用可能の RM とロギン
グが使用不可の RM が含まれている場合のロギング論理が正しくありません。
この場合、エンジンは、すべての RM がロギング使用可能としてプロファイル
に属していると見なします。
15. IY50347: wdmmngcache -m all -l コマンドは、エンドポイントおよび HB の
状況を、それらが割り当てられている管理対象ノード別にグループ化して示さ
なければなりませんが、管理対象ノード名のリストの最後にすべての管理対象
ノードのすべてのエンドポイントおよび HB の状況を示すだけです。
16. IY50377: UNIX ネットワーク・インターフェース・リソース・モデルは、論理
ネットワーク・インターフェースを正しく無視しませんでした。そのため、ロ
グ・ファイル中のエラー・メッセージがわかりにくくなっていました。この問
題は Solaris で発生します。
17. IY50415: M12JavaProvider は、ILT ファイルにインプリメントされたメソッド
のためのメソッド呼び出しを正しく処理しません。
18. IY50454: Windows プラットフォーム用のタスク DMEndpointRemoveFiles が
Windows 管理インスツルメンテーションの停止を実行しようとしたとき、この
サービスに依存する他のサービスがあると、このサービスは停止されず、この
サービスによりロードされた IBM Tivoli Monitoring ファイルの一部がエンド
ポイント上に残される場合があります。
19. IY50499: UNIX 上のカスタム・リソース・モデルは、perl を使用してスクリプ
トを作成しようとすると失敗します。
20. IY50811: AIX の場合、UNIX CPU リソース・モデルは他の UNIX プラットフ
ォームと矛盾する方法でアイドル時間およびシステム時間を計算します。
21. IY50822: wdmcmdistrib は、エンドポイント・リストのエンドポイント名の後
にブランク・スペースが続いていると、開始に失敗します。
22. IY50826: 一定の条件下では、-upgrade オプションを指定した wdmcmddistrib
コマンド行が正常に機能しません。エンジン停止、バイナリー更新、エンジン
始動の操作が期待通りには正しく実行されません。
23. IY50827: wdmcmddistrib -upgrade の出力が配布の状況を正しく報告しませ
ん。
24. IY50843: -m を指定したコマンド wdmcmddistrib は、SPOKE TMR に属する
管理対象ノードを指定して、HUB TMR で起動すると機能しません。
25. IY50953: Windows エンジンはトレース・ログ・レベルの設定が 0 より大きい
場合に適切に動作を停止しますが、一定の条件下ではセマフォーがロックされ
たままになり、呼び出しスレッドを妨害する場合があります。エンジン自体も
正しい振る舞いを停止することがあります (イベントはもはや TEC に送信され
ず、XML ファイルは作成されません)。
26. IY50959: Windows エンジンは、CLogger::NotifyModelWasStopped メソッドを呼
び出すと、ロガー・コンポーネントから DrWatson エラーを受け取ることがあ
ります。
27. IY51004: wdmdistrib は、リソース・モデルがマスター・プロファイルから削除
されると、プロファイル・コピーを正しく更新しません。
28
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
28. IY51006: Tivoli Monitoring 5.1.1 FP05 のインストール後、相互接続された
TMR 環境 (両方向相互接続) において、Web ヘルス・コンソールは、リモート
TMR 内のエンドポイントを管理できません。
29. IY51034: Tivoli Monitoring 5.1.1 Fix Pack 5 以後、wdmlseng 出力は、日本語
システムでは翻訳されず、英語のままです。
30. IY51054: HP-UX では、UNIX プロセス・リソース・モデルの名前および引数
フィルターが、64 文字以下のストリングに限定されます。また、ベース名フィ
ルターも 15 文字に限定されます。これらの制限は除去されました。ただし、
HP-UX 11.00 の場合は HP パッチ PHKL_26008 が必要です。
31. IY51081: 「ユーザーズ・ガイド」の記述と wdmconfig の振る舞いに矛盾があ
ります。
32. IY51191: 別のゲートウェイへのエンドポイントのマイグレーション後、
HEARTBEAT_EndpointMigrated が生成されません。
33. IY51260: UNIX プロセス・リソース・モデルの引数フィルターが長さ 250 文
字に限定されていました。これは 4096 文字に変更されました。
34. IY51335: 現行ルール・ベースに基本 TEC ファイルまたは Tivoli Monitoring フ
ァイル (WebSphere の DB2 用 Tivoli Monitoring など) 以外の BAROC ファイ
ルが含まれている場合、ルールの更新に使用するスクリプト dmae_tec_inst.sh
が完了しません。BAROC ファイルはすべて正しく削除されますが、それらの
ファイルの再インポートは失敗し、「BAROC ファイルをインポートできませ
ん (Unable to import baroc file)」というエラー・メッセージが出されます。
35. IY51374: Tivoli Monitoring FP05 以前は、Windows エンドポイントへの ODBC
ドライバーのインストールはオプションでした (詳細は 5.1.1 の「ユーザー
ズ・ガイド」にあります)。EP に ODBC をインストールしない場合のただ 1
つの副次的影響は、データ・ロギングに関する機能がないことだけでした。し
かし、FP05 以後は、ODBC ドライバーが必須になっています。Windows NT
4.0 には ODBC サポートがないため、ODBC は不要としてインストールしな
いお客様もいます。Tivoli Monitoring エンジンは機能しません。
36. IY51401: 一定の条件下では、Windows エンジンにより誤った形式の XML フ
ァイルが生成されます。
37. IY51517: スケジュールの終わりとして 24:00 を使用できません。
38. IY51572: 相互接続された TMRS 上の 5.1.1-Tivoli Monitoring-FP05 から init ス
クリプトを実行できません。wdmrm コマンドは失敗し、「ネーム・レジスト
リーにエントリーを作成できません (Unable to create entries in the name
registry)」というエラー・メッセージが出されます。
39. IY51584: wdmeditprf -Schedule オプションが正しく機能しません。
40. IY51760: UNIX プロセス・リソース・モデルは、実行中のプロセスが 2000 を
超えると ProcessKilledOrNotExisting 指標を生成していました。2000 プロセス
という制限は除去されました。
41. IY51761: Tivoli Monitoring 5.1 コマンド wdmdumpprf および wdmloadprf
は、ロードと同じパッチ・レベルでダンプを取った場合にのみ、正常に機能し
ます。
42. IY51843: ゲートウェイ間にファイアウォールを設けた環境でエンドポイント・
マイグレーションを実行すると、大量の _get_label メソッドが「rwait」になり
ます。
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
29
43. IY51859: Tivoli Monitoring 5.1.1 FP05 wdmeditprf のスケジュール変更の編集
がデスクトップを通して正しく反映されません。
44. IY51879: DMEndpointUninstall コマンドが Tivoli Monitoring 以外の DLL も除
去します。
45. IY51910: ゲートウェイ以外の管理対象ノードが原因で、WHC を使用したエン
ドポイントの表示に問題が発生することがあります。
46. IY52097: wdmdistrib -o delete オプションが (ITMUnsubscribe ポリシー・メソ
ッド・スクリプトに見られるように) アプリケーション固有のサブスクライバ
ーに対して機能しません。
47. IY52098: ITMUnsubscribe の検証ポリシー・スクリプトのプロファイル・マネー
ジャー名を保管する変数に引用符がないため、スペースを含むプロファイル・
マネージャーで問題が発生します。
48. IY52224: AIX において、特定のユーザー ID のログイン回数がしきい値を超え
ない場合にも、UNIX セキュリティー・リソース・モデルが
「HighLoggingNumber」指標を送信することがありました。
49. IY52235: コンピューター上に存在しないユーザー名またはグループ名がフィル
ターに含まれている場合、UNIX プロセス・リソース・モデルは「強制終了さ
れたプロセス」の指標を送信しません。
50. IY52262: ハートビートが HA 環境で正常性の判別に正しくない IP アドレスを
使用します。
51. IY52296: 組み込みタスク「レジストリー・キー Shares を削除する」が機能せ
ず、レジストリー内のエントリーが実際には削除されません。
52. IY52500: サブスクライブした DataLess-ProfileManager をもつプロファイル・マ
ネージャーで 5.1.1-Tivoli Monitoring-FP05 の ITMUnsubscribe の検証ポリシー
を使用した場合、ローカル・コピーの削除は失敗します。
53. IY52573: sar コマンドで CPU 完全ビジーが示されても、UNIX CPU リソー
ス・モデルは LowIdleCpuUsage 指標を発生させません。この問題は HP-UX で
発生しました。
54. IY52584: 「ユーザーズ・ガイド」のトラブルシューティングに、案分欠落のエ
ラーに関する説明を追加する必要があります。
55. IY52687: HP-UX において、UNIX プロセス・リソース・モデルがプロセス・
データの収集に失敗することがありました。この問題は、大容量のメモリー
(ギガバイト級) を搭載している 64 ビット・マシンで発生しました。
56. IY52706: wdmconfig -m MN -D trace.filename=filename が「不明のプロパティ
ー (unknown property)」を戻します。
57. IY52925: リソース・モデルでロギングが使用可能でないとき、Tmw2k ログに
次のエラーが示されます。「DBManager 1004: XML ファイルの除去中に障
害。ウェアハウス・データの検索中にエラーが発生しました。エンドポイント
上にはウェアハウス・データ・ロギングが使用可能なリソース・モデルはあり
ません (DBManager 1004 Something failed, removing XML file. An error has
occurred retrieving warehouse data Warehouse data logging is not enabled on any
of the resource models on the endpoint)」。
58. IY52968- IY52430: UNIX EP 上で数日間 ITM_engine を実行した後、「ランダ
ム」ポートから EP listen ポートへの CLOSE_WAIT セッションが多数存在し
ます。
30
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
59. IY52999: DMXProcess リソース・モデルにおいて、プロバイダーが長ストリン
グを戻そうとすると、そのストリングが壊れます。
60. IY53037: パッチ 5.1.1-Tivoli Monitoring-0090LA の適用後に、Unix 上の
Custom Resource Model が失敗することがあります。
61. IY53142: HP-UX において、UNIX プロセス・リソース・モデルが
ProcessHighCPU 指標を送信しません。
62. IY53395: HP-UX において、UNIX ファイル・システム・リソース・モデルが
wdmlseng コマンドに応答して「エラー (Error)」の状況を報告します。トレー
ス・ログには、サポートされたファイル・システム名のリストをリソース・モ
デルが取得しようとしたときに NullPointerException が発生したことが示されま
す。
63. IY53365: UNIX エンドポイント上で依存関係にあるクラス・ファイルを含むカ
スタム・リソース・モデルをダウンロードすると、ファイル・サイズが変更さ
れます。
64. IY53409: Tivoli Monitoring 5.1.1 フィックスパック 5 によって、wdmeditprf
が無用なエラー・メッセージ「AMW0252E 引数が欠落 (AMW0252E missing
argument)」を生成し、その後に使用法のページが続く、ということを引き起こ
されます。FP05 以前には、次の構文を使用すると正しい出力が生成されまし
た。
wdmeditprf -P <tmw2kprofile> -print <resource model> -Tec
FP05 をインストールした後で同じ構文を使用すると、有効な TEC 設定出力に
続いてエラー・メッセージ「AMW0252E 引数が欠落 (AMW0252E missing
argument)」が生成されます。
65. IY53418: Windows XP エンドポイント上にタスク DMLinkJre を使用して Java
ランタイム環境 1.4 をインストールすると、タスクは正常に完了しますが、レ
ジストリー項目 JreType がクライアントにではなく間違ってサーバーに設定さ
れます。
66. IY53611: wdmcollect -m <MN> -e <EP> -s <time-interval> が失敗し、次のエラ
ーが表示されます。
exception generated:The endpoint <EP> is not valid
Note: 注: エンドポイントの除去中に epcache が破壊されることがあり、それ
がこの問題の根本原因です。
67. IY54070: データ収集プログラムが Oracle 9.2 では機能しません。
68. IY54335: fqhostname - CorrelatedEvent を使用すると、「ストリングでない
(<not a string>)」というメッセージがでます。「ストリングでない (<not a
string>)」というメッセージは、TMW_CorrelatedEvents またはカスタム RM の
fqhostname tec イベント・スロットに表示されます。
69. IY52958: RIM ハンドラーは、エンドポイントにフィックスパック 5.1.1-Tivoli
Monitoring-FP05 が適用される前に作成された XML ファイルをロードできませ
ん。この条件下では tmnt_rimh_eng プロセスのコア・ダンプが可能です。
70. IY53183、IY51401: Tivoli Monitoring でデータ・ロギングを使用すると、TDW
Data 収集によりインスタンス・テーブルに欠落している IID へキー付けされた
エンドポイントで、ローカルに保管された Metrics Data が抽出されます。
第 3 章 ソフトウェアの制限と問題
31
71. IY46180: UNIX システム上で TEDW CDW コンポーネントとリモート・エー
ジェントを使用して AMX を実行するときの AMX SQL ファイル名の大文字
小文字が正しくありません。
72. IY49091: AMY ウェアハウス使用可能パック用のデータウェアハウス・センタ
ー GUI で AMY_m15_s040_fact ステップを実行すると、次のエラーの原因とな
ることがあります。
「CDW8087E: IBM CLI Driver DB2/NT SQL0803N INSERT ステートメントま
たは UPDATE ステートメントの中の 1 つ以上の値が正しくありません。また
は DELETE ステートメントによる外部キー更新が正しくありません。基本キ
ー、固有の制約、または 1 で識別された固有索引によりテーブル
「AMY.F_CPU_HOUR」が列に対して重複行ができるのを制約しているためで
す。SQLSTATE=23505 (CDW8087E:IBM CLI Driver DB2/NT SQL0803N One
or more values in the INSERT statement, UPDATE statement, or foreign key
update caused by a DELETE statement are not valid because the primary key,
unique constraint or unique index identified by ″1″ constrains table
″AMY.F_CPU_HOUR″ from having duplicate rows for those columns.
SQLSTATE=23505)」
73. IY51291: AMX が RIM データベース・ソースから何も取り出しません。この
問題は、AMX シェル・スクリプトの先頭で入手すべき twh_run.sh が呼び出さ
れなかったことが原因です。そのため、perl が検出されず、rim_extract.sh スク
リプト内で呼び出されません。その結果、amx_c05_s020_rim_extract スクリプト
が不完全となり、実行されてもデータが抽出されませんでした。
74. IY53012: AMX_c05_s040_Comp_Msmt.db2 SQL スクリプトが宣言する一時テー
ブル stage_AMY_PROCESS_AMY_PROCNM の Attr_val 列のサイズが小さすぎ
ます。選択される列 (AMX.Stage_instkey_no_ex の Property_val) の幅は 254 バ
イトですが、挿入される列の幅は 120 バイトしかありません。このステップを
実行すると、次のエラーが発生します。
CDW8087E (22001)
: (Err:-433)
IBM
CLI Driver
DB2/6000 SQL0433N
Value "<character string greater than120 bytes>" is too long SQLSTATE=22001
32
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
ここでは、Tivoli Monitoring 5.1.2 のリリース後に実装された変更およびアップグレ
ードのうち、このリリースの付属資料に記載することができなかったものについて
説明します。
新規情報
このセクションでは、締め切りに間に合わずに、ライブラリー資料に含めることが
できなかった情報を文書化しています。
Web ヘルス・コンソールについて
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 5 以降では、WebSphere Application
Server 5.0 を基にした Web ヘルス・コンソールは、以下のプラットフォームでサポ
ートされます。
v Linux RH 2.1
v AIX 5.1 および 5.2
v Windows 2000 および 2003
v Solaris 2.8
v HP 11.11i
注: Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパックから開始すると、WebSphere
Application Server 5.0 を基にした Web ヘルス・コンソール、EAR フォーマッ
トの Web アプリケーションとしてリリースされます。
リソース・モデルについて
以下の情報では、リソース・モデルおよびその関連機能について説明しています。
OS/400 リソース・モデルについて
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 8 以降、以下の 2 つの新しいリソース・
モデルが OS/400 システム用に追加されました。
v JobPerformance リソース・モデル
v MessageQueue リソース・モデル
リソース・モデルの詳細については、「IBM Tivoli Monitoring: リソース・モデル・
リファレンス」を参照してください。
UNIX、Linux、および Windows における処理リソース・モデルにつ
いて
すべてのプラットフォームの処理リソース・モデルが強化されました。Tivoli
Monitoring 5.1 2 フィックスパック 6 から開始すると、これらのリソース・モデル
は、name=value ペアから成る新規プロパティー・フィルターを含む処理パラメータ
ーを持っています。さらに、これらのフィルターのうちの一部はワイルドカードの
© Copyright IBM Corp. 1999, 2008
33
使用をサポートします。この強化について詳しくは、「IBM Tivoli Monitoring: リソ
ース・モデル・リファレンス」を参照してください。
UNIX 処理リソース・モデル
DMXProcess リソース・モデルの ILT インターフェースは、IBM Tivoli Monitoring
5.1.2 フィックスパック 1 で変更されています。カスタム・リソース・モデルの
DMXProcess ILT をご使用の場合には、「Init」関数に以下の行を追加することがで
きます。
Svc.AssociateParameterToClass("cpuThr","DMXProcess");
Svc.AssociateParameterToClass("processes","DMXProcess");
ここで、「processes」は、モニターするプロセスのリストを指定するストリング・
パラメーターで、「cpuThr」は、単一プロセスで使用する CPU の比率のしきい値
として使用される数値パラメーターです。
ILT は、「processes」リストにあるか、または「cpuThr」しきい値を越える、すべて
のプロセスからデータを戻します。「processes」パラメーターを指定しないと、ILT
はすべてのプロセスからデータを戻します。プロセスをフィルターに掛けるしきい
値としてリソース・モデルに設定したしきい値を使用するために、「Init」関数に以
下の行を追加することができます。
thresHighCPUUsed = Svc.GetThreshold("HighCPUUsed");
Svc.DefineNumParameter("cpuThr", thresHighCPUUsed);
例については、DMXProcess リソース・モデルの RMB ワークスペースを参照して
ください。
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 13 以降、name パラメーターでワイルド
カードがサポートされるようになりました (APAR IY97125 に記載)。
UNIX 上の DMXCpu リソース・モデル
Tivoli Monitoring 5.1 2 フィックスパック 10 以降、DMXCpu リソース・モデル
は、AIX 5.3 を実行している eServer P5 論理区画 (LPAR) 上の AIX パフォーマン
ス・コマンドと同じ CPU 値を報告します。LPAR が、共用プロセッサー・パーテ
ィション (SLPAR) (Micro-Partitioning テクノロジー) であるかどうかは関係ありま
せん。ただし、共用プロセッサー・パーティションで使用する場合でも、DMXCpu
リソース・モデルによって、使用権限のある容量に関する情報と、実際に使用され
ている使用権限のある容量の割合に関する情報が提供されることはありません。
DMXFileSystem リソース・モデル
AIX プラットフォーム上で、DMXFileSystem リソース・モデルは General Parallel
File System (GPFS) をモニターできるようになっています。サポートされる AIX
GPFS のバージョンは、2.3 と 3.1 です。
Solaris プラットフォームでは、Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 14 以降、
DMXFileSystem は ZFS ファイル・システムもモニターできるようになっていま
す。
34
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
Solaris ゾーン・サポート
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 11 以降、Solaris グローバルおよびローカ
ル・ゾーン・サポートが導入されました。振る舞いと特定のリソース・モデルに対
する影響は、以下のとおりです。
DMXProcess
グローバル・ゾーンでのプロセスのフィルター処理を可能にし、ローカル・
ゾーンでのプロセスがグローバル・ゾーン用のプロセスのリストに表示され
ないようにすることができます。新しい機能をサポートするため、以下のパ
ラメーターおよびプロパティーが追加されました。
プロセス・フィルター
このパラメーターは、グローバル・ゾーン・プロセス・フィルター
処理をアクティブにするか、非アクティブにするかを制御します。
このパラメーターはブール値であり、デフォルトでフィルター処理
は非アクティブになっています。つまり、グローバル・ゾーンで実
行中の DMXProcess は、すべてのゾーンのプロセスを返します。
DMXProcess CIM クラス・プロパティー
このクラスには、プロセスに関連付けられているゾーン ID の値が
入ります。この ID は Solaris リソース・モデル・プロバイダーに
よって収集されます。その後、どのリソース・モデルでも、このゾ
ーン ID を使用することにより、ゾーン名を取得できます。
DMXProcess リソース・モデルは、Solaris 以外のゾーンを持つシステムでサ
ポートされるため、このような環境では、ゾーン ID は常に 0 に設定され
ます。モニター対象システムでゾーンがサポートされない場合、このパラメ
ーターは無視されます。
注:
DMXProcess リソース・モデルでは、計算の一環として新しいゾーン ID パ
ラメーターが使用されることはありません。ゾーン ID パラメーターは、特
にカスタム・リソース・モデルを作成するユーザーならだれもが、.mof フ
ァイルで使用できます。
DMXNetworkInterface
物理インターフェースのみをモニターできます。ローカル・ゾーンに論理イ
ンターフェースのみが存在する場合、リソース・モデルではそれらが除外さ
れ、状況は 障害 (Failing)(1) になります。
DMXCpu
このリソース・モデルでは、Solaris kstat API を使用して各 CPU に関する
データが集計されるため、全体のプロセッサー使用量を判別することが可能
です。グローバル・ゾーンで DMXCpu を実行すると、すべての CPU に関
するメトリックが収集されます。ローカル・ゾーンで DMXCpu を実行する
と、ローカル・ゾーンで可視のすべての CPU に関するメトリックが収集さ
れます。
注:
ローカル・ゾーンは、CPU がローカル・ゾーン専用でない限り、各ゾーン
で消費される CPU 量を判別できません。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
35
DMXFile
ファイルのユーザー定義リストをモニターします。このリソース・モデルを
グローバル・ゾーンで実行すると、グローバル・ゾーンで可視のファイルを
(どのファイルでも) 指定できます。このリソース・モデルをローカル・ゾー
ンで実行する場合は、ローカル・ゾーンで可視のファイルを指定する必要が
あります。
注:
ゾーンの構成方法によっては、一部のファイルをゾーン間で共用できます。
DMXFileSystem
このリソース・モデルは、デフォルトですべての UFS および VXFS ファ
イル・システムをモニターします。したがって、このリソース・モデルをグ
ローバル・ゾーンで実行して、すべてのファイル・システムをモニターする
ことが可能です。また、無視するファイル・システムのリストを指定して、
グローバル・ゾーンで実行する場合にローカル・ゾーンのファイル・システ
ムが無視されるようにすることもできます。このリソース・モデルをローカ
ル・ゾーンで実行すると、ローカル・ゾーン用に定義されたファイル・シス
テムのみがモニターされます。
DMXMemory
ローカル・ゾーンおよびグローバル・ゾーンのメモリー・データは、kstat
API を使用して収集され、現在のゾーンがグローバルでもローカルでも内容
は同じです。
DMXNetworkRPCNFS
ローカル・ゾーンの kstat から収集されるネットワーク RPC NFS データ
は、ローカル・ゾーンに固有です。グローバル・ゾーンでは、グローバル・
データが取得されます。
DMXPhysicalDisk
ローカル・ゾーンおよびグローバル・ゾーンでは、物理ディスクに関する同
じ統計が報告されます。
DMXSecurity
重要なファイルおよびユーザー・ログインをモニターします。モニター対象
ユーザー・ログインは、ゾーン固有です。
ハートビート・プロセスについて
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 4 では、ハートビート・パフォーマンス
が改良されました。エンドポイントで収集されたデータのリフレッシュ時間は、大
幅に削減されました。
以下のセクションでは、Tivoli Monitoring 5.1.2 リリース以降、ハートビート・プロ
セッサーに実装されたさまざまな変更点について説明します。アップグレードされ
たハートビート機能の後に、主な変更点および対応する新しい構成キーのリストが
続きます。
36
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
イベント通知
ハートビート・プロセスでは、自動イベント通知を Tivoli Enterprise Console サー
バーおよび通知グループに送信することができます。以下に Tivoli Monitoring 5.1.2
リリース後に実装されたハートビートの新規機能の要約を示します。
v ハートビートによって送られたイベントの重大度をカスタマイズできます。特
に、イベントを生成した問題が続いている間の、各ハートビート間隔におけるイ
ベントの重大度を増加させるメカニズムを活動化できます。このメカニズムがア
クティブになると、イベントの重大度に適用される任意のカスタマイズをオーバ
ーライドします。
v ブロードキャストまたはフェイルオーバーのいずれかのモードで、複数のセキュ
アおよび非セキュアの Tivoli Enterprise Console サーバーにイベントを送ること
ができます。また、サーバーが 1 つも使用可能でない場合はイベントをキャッシ
ュに入れることができます。
イベント通知には、以下のキーを使用してください。
v heartbeat.engine_alive_event_severity
v heartbeat.engine_down_event_severity
v heartbeat.engine_restarted_event_severity
v heartbeat.ep_migrated_event_severity
v heartbeat.ep_not_updated_event_severity
v heartbeat.ep_unreachable_event_severity
v heartbeat.gateway_down_event_severity
v heartbeat.hboff_event_severity
v heartbeat.no_data_event_severity
v heartbeat.rms_in_error_event_severity
v heartbeat.severity_incremental_step
v heartbeat.severity_escalation
構成キーについて詳しくは、 41 ページの『新規構成キー』を参照してください。
複数の Tivoli Enterprise Console サーバーがハートビート構成ファイルに定義され
ている場合、デフォルトの振る舞いとして、ハートビートはすべてのサーバーにイ
ベントを送ります (ブロードキャスト・モード)。その例は、次のようになります。
v 2 つのサーバー (server1 と server2) の両方がアクティブの場合: イベントは両方
のサーバーにのみ送られます。
v 2 つのサーバー (server1 と server2) があり、そのうちの 1 つ (server2) がダウン
している場合: イベントは server1 に送られ、tec¥cache¥server2.cache ファイ
ル (adapter.working.dir キーによって定義されたディレクトリーにある) にキャ
ッシュされます。
v 2 つのサーバー (server1 と server2) の両方がダウンしている場合: イベントは両
方のキャッシュ・ファイル (tec¥cache¥server1.cache および
tec¥cache¥server2.cache) にキャッシュされます。
heartbeat.tec_fail_over 構成キーを true に設定することによって、フェイルオーバ
ー・モードを使用可能にすることができます。そのようにすると、イベントは第 1
のアクティブ・サーバーにのみ送られます。その例は、次のようになります。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
37
v 2 つのサーバー (server1 と server2) の両方がアクティブの場合: イベントは第 1
のサーバー (server1) に送られます。
v 2 つのサーバー (server1 と server2) があり、そのうちの 1 つ (server1) がダウン
している場合: イベントは server2 にのみ送られます。
v 2 つのサーバー (server1 と server2) の両方がダウンしている場合: イベントは
server1 のキャッシュ・ファイル (tec¥cache¥server1.cache) にキャッシュされま
す。
構成ブロードキャスト・モードには、以下のキーを使用してください。
v heartbeat.tec_fail_over
v heartbeat.tec_server#n
v heartbeat.usecure_tec_server
v heartbeat.unsecure_tec_server#n
新しいキーではありませんが、ブロードキャスト構成に関連したキーで、上記と共
に使用する必要があるキーは、以下のとおりです。
v heartbeat.send_events_to _notice
v heartbeat.send_events_to _tbsm
v heartbeat.send_events_to _tec
v heartbeat.tec_server
これらのキーの詳細については、「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」を
参照してください。
拡張された障害検出機能: 障害が検出されると、ハートビートによって以下の新し
いイベントが送信されます。これらのイベントは特定のエンドポイントに関連付け
されるのではなく、ハートビート処理に関連しており、すべてのエンドポイントに
関連付けされます。
GatewayDown’ および ’Heartbeat_EndpointGatewayDown
ゲートウェイがダウンしている場合に、ハートビートがゲートウェイ上で障
害を検出したときに送信されます。
Heartbeat_EndpointStatusNotUpdated
ハートビートがエンドポイントをモニターするポーリング・メカニズムで遅
延を検出したときに送信されます。遅延が検出された場合、イベントが送信
され、エンドポイント状況は「NotUpdated」に設定されます。この機能は、
heartbeat.check_delays 構成キーによってデプロイされています。
HeartBeat_RequestManagerNoData
要求マネージャーの問題のために、ハートビートが要求マネージャーからデ
ータを受け取らないときに送信されます。
HeartBeat_FrameworkFailure
Tivoli Management Framework の問題のために、ハートビートが要求マネー
ジャーからデータを受け取らないときに送信されます。このイベントは、
TEC イベントの処理を担う任意の Framework 処理が作動していない場合に
は送信されないことがあります。
38
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
Heartbeat_Clearing
上述の 2 つの問題のうちのいずれかが解決され、管理対象ノードとの接続
が復元されたときに送信されます。
Heartbeat_EndpointStatusNotUpdated
ハートビートが指定された頻度でエンドポイントをモニターできないとき、
または要求マネージャーが特定のエンドポイントに対して要求を実行できな
いときにこのイベントが生成されます。
Heartbeat_DMAgentRestarted
エージェントが再始動されているときに送信されます。
拡張された障害検出機能には、以下のキーを使用してください。
v heartbeat.check_delays
v heartbeat.no_data_event
v heartbeat.skip_cycle
TCP/IP スキャン機能
ハートビートがエンドポイントからデータを取り出すことができない場合、そのデ
ータには到達不能のマークが付けられます。システムが実際にダウンしているのか
どうかを検出するために、wdmconfig コマンドの heartbeat.tcp_ports_to_scan 構成
キーを有効にして 1 つ以上のポート番号を指定することにより、TCP/IP 接続の確
立を試行してください。このキーを有効にすると、ハートビートは指定したすべて
のポートで、最初に成功した TCP/IP 接続を探します。ハートビートは、各ポート
でタイムアウト期間を待ってから次の再接続を試行し、接続が正常に確立された場
合、または指定したすべてのポートが検索された場合にのみ停止します。タイムア
ウト期間は、heartbeat.tcp_timeout 構成キーを使用して設定できます。最初の障害
後にハートビートが TCP/IP 接続を確立するための試行回数 (heartbeat.tcp_retries
構成キー)、および各 TCP/IP 接続が試行されるまでの待ち時間
(heartbeat.tcp_retry_interval 構成キー) を指定することもできます。
指定するポートはオープンで、サービス (またはデーモン) がそれらのポートに対し
て listen 中でなければなりません。ファイアウォールがゲートウェイとエンドポイ
ントの間に存在する場合、ファイアウォール上のポートがオープンであることを確
認してください。上記の構成キーのいずれかの値を変更するたびに、要求マネージ
ャーを再始動して構成キーを有効にする必要があります。
TCP/IP スキャン機能により、以下のエンドポイント状態が戻されます。
OK
エンドポイントとの TCP/IP 接続が正常に確立されました。
失敗 (FAIL)
すべての指定されたポートで TCP/IP 接続が試行されましたが、接続を確立
できませんでした。
N/A
TCP/IP スキャンを実行できませんでした。
注: Heartbeat_EndpointStatusNotUpdated イベントが発生すると、TCP/IP スキャン結
果は最新の成功したエンドポイント更新に関連したものになります。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
39
スキャン対象となるエンドポイントの TCP/IP アドレスを検索するために、ハート
ビートは以下のいずれかの方法を使用します (heartbeat.endpoint_address パラメー
ターに設定する値によって異なる)。
v システムを照会して、エンドポイントのホスト名を解決する (dns)
v エンドポイント上でローカルに構成されたアドレスを使用する (cache)
v システムの照会を試行し、失敗するとローカル・アドレスを使用する (both)
v Tivoli Framework で使用され、エンドポイント・マネージャーに保管されている
アドレスを使用する (epmgr)
最後の方法を指定した場合、すべてのエンドポイント・ホスト名および対応する
TCP/IP アドレスが取り出され、要求マネージャー内のキャッシュに保管されます。
キャッシュは、パラメーター heartbeat.address_refresh_interval に指定する値に基
づいて定期的にリフレッシュされます。間隔 (秒単位) を指定することも、デフォル
ト値 (ゼロ) のままにすることもできます。パラメーターをゼロに設定した場合、キ
ャッシュはハートビートの開始時に初期化され、キャッシュの内容はハートビート
または要求マネージャーが再始動するまで変更されません。パフォーマンス上の観
点から、この選択項目を選ぶこともできます。ただし、ハートビートの開始後にエ
ンドポイントのアドレスが変更された場合、ハートビートはこの変更に対処できな
いため、ハートビートが再始動されるまで旧アドレス (無効なアドレス) を使用して
TCP/IP 接続の試行を継続します。
この機能には、以下のキーを使用してください。
v heartbeat.address_refresh_interval
v heartbeat.endpoint_address
v heartbeat.tcp_ports_to_scan
v heartbeat.tcp_retries
v heartbeat.tcp_retry_interval
v heartbeat.tcp_timeout
v heartbeat.use_address_cache
v heartbeat.use_port_range
詳細については、 41 ページの『新規構成キー』を参照してください。
Heartbeat_Event クラスの新規スロット
新規スロットが Heartbeat_Event クラスで定義されています。
スロット
スロットの説明
スロットの値
interp
イベントが発生したエンドポイントの なし
オペレーティング・システム・プラッ
トフォーム
tcp_status
TCP 接続テストの結果
なし
各種ハートビート
以下のリストに、Tivoli Monitoring 5.1.2 のリリース後に追加または改善されたさま
ざまなハートビート機能の要約を示します。
40
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
v Tivoli Enterprise Console サーバーにイベントを送り、リカバリー処置を実行する
ために、ハートビートが使用するスレッドの数を変更できます。詳しくは、
heartbeat.max_threads 構成キーを参照してください。
v wdmmngcache は、エンドポイント状況に関する詳細情報も報告するようになり
ました。
v Windows エンドポイントの応答時間が改良されています。
v ハートビート非セキュア TEC イベント定義のキー値ペアは、変更されました。
前のリリースでは、非セキュア TEC サーバーを定義する構文は、以下のとおり
でした。
heartbeat.unsecure_tec_server#1 = ip_address,port
現在は、ip_address とポート番号との間のコンマ (,) は、プラス (+) に置き換え
られています。以下のように変更になりました。
heartbeat.unsecure_tec_server#1 = ip_address+port
古い構文はまだサポートされていますが、分離文字としてのコンマ (,) の使用は
推奨されないため、プラス (+) を分離文字として使用するよう勧めるメッセージ
がハートビート・トレースに含まれています。
新規構成キー
以下のリストに、Tivoli Monitoring 5.1.2 のリリース後に実装されたすべての新しい
ハートビート構成キーの要約をアルファベット順に示します。
wdmconfig コマンドを使用して、ハートビート機能に新規構成キーを設定できま
す。その新規キーは以下のとおりです。
heartbeat.address_refresh_interval
エンドポイント・マネージャーから取り出された IP アドレスを含むキャッ
シュがリフレッシュされるまでの時間間隔 (秒単位) を定義します。デフォ
ルト値はゼロです。これは、ハートビート要求の作成時にキャッシュが初期
化され、キャッシュの内容は新しい要求を作成するまで、または要求マネー
ジャーが再始動するまで変更されないことを意味します。このキーを使用す
るには、heartbeat.endpoint_address で epmgr オプションを選択している必要
があります。
heartbeat.check_delays
「Heartbeat_EndpointStatusNotUpdated」イベントを送信する機能を使用不可
にする場合は、これを「false」に設定します。デフォルト値は「true」で
す。
heartbeat.endpoint_address
エンドポイントのアドレスを定義します。以下の値を当てることができま
す。
Dns
デフォルト値です。これは IP アドレスであり、gethostbyname か
ら取られます。
Cache エンドポイント・キャッシュに保管された IP アドレスであり、エ
ンドポイントでローカルに構成された IP アドレスです。
Both
デフォルトの DNS を使用するよう試行しますが、失敗すると、キ
ャッシュに保管された IP アドレスを使用します。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
41
注: この値は使用すべきではありません。Tivoli Monitoring 5.1.2 フ
ィックスパック 9 以降サポートされなくなりますが、新しいス
トリングに置き換えられます。
epmgr エンドポイント・マネージャーに保管された IP アドレスを取り出
します。これは Tivoli Framework で使用されるのと同じアドレスで
す。このオプションを選択した場合、アドレスは内部キャッシュに
保管されます。heartbeat.address_refresh_interval パラメーターを使用
して、キャッシュのリフレッシュ時間を定義できます。
heartbeat.engine_alive_event_severity
「Hearbeat_DMAgentAlive」イベントの重大度を定義します。有効な値は、
「危険なし」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または「重大」で
す。デフォルト値は「危険なし」です。
heartbeat.engine_down_event_severity
「Hearbeat_DMAgentDown」イベントの重大度を定義します。有効な値は、
「危険なし」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または「重大」で
す。デフォルト値は「クリティカル」です。
heartbeat.engine_restarted_event_severity
「Hearbeat_DMAgentRestarted」イベントの重大度を定義します。有効な値
は、「危険なし」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または「重
大」です。デフォルト値は「警告」です。
heartbeat.ep_migrated_event_severity
「Heartbeat_EndpointMigrated」イベントの重大度を定義します。有効な値
は、「危険なし」、「警告」、「クリティカル」、または「重大」です。デ
フォルト値は「警告」です。
heartbeat.ep_not_updated_event_severity
「Heartbeat_EndpointStatusNotUpdated」イベントの重大度を定義します。有
効な値は、「危険なし」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または
「重大」です。デフォルト値は「警告」です。
heartbeat.ep_unreachable_event_severity
「Heartbeat_EndpointUnreachable」イベントの重大度を定義します。有効な値
は、「危険なし」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または「重
大」です。デフォルト値は「クリティカル」です。
heartbeat.severity_escalation
動的カスタム重大度エスカレーション順序を定義できます
(heartbeat.severity_incremental_step キーが有効の場合のみ)。ハートビート
が始動すると、通常どおり TEC イベント・メッセージがロードされます。
このマッピングは、新規キーのデフォルト構成を表します。これを変更する
には、wdmconfig - Dコマンドを実行して、このキーに新しい値を設定しま
す。このキーの値には、許可された TEC イベント重大度をコンマで区切っ
て順番に指定する必要があります。有効な値は、「危険なし」、「警告」、
「軽微」、「クリティカル」、および「重大」です。キー値は、段階的に増
大するような順序で指定する必要があります。新しく構成したキーを有効に
するには、ハートビートを再始動する必要があります。このキーが存在しな
い場合、またはブランクのままの場合、デフォルトの順序が使用されます。
42
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
heartbeat.gateway_down_event_severity
「Heartbeat_EndpointGatewayDown」イベントの重大度を定義します。有効な
値は、「危険なし」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または「重
大」です。デフォルト値は「警告」です。
heartbeat.hboff_event_severity
「Heartbeat_Off」イベントの重大度を定義します。有効な値は、「危険な
し」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または「重大」です。デフ
ォルト値は「危険なし」です。
heartbeat.max_threads
Tivoli Enterprise Console サーバーにイベントを送りリカバリー処置を実行
するために、ハートビートが使用するスレッドの数を指定します。その値
は、ハートビートが稼働している管理対象ノードのワークロードによって調
整することが可能です。重要な要素は以下のとおりです。
v エンドポイントの数
v エンドポイントが状況を変更する頻度
v 状況が変更されるときに実行されるアクション (イベント、通知)
このキーのデフォルト値は 10 です。10 から 100 までの間の値がすべての
環境にとって妥当なものとなるはずです。
heartbeat.no_data_event
デフォルト値は「false」です。これを「true」に設定すると、Request
Manager による接続問題のためか、または Tivoli Management Framework
の障害のために、ハートビート処理は管理対象ノードからいずれのデータも
検索できないことを指定する (そして、この結果として、管理対象ノードに
接続されたすべてのエンドポイントからも検索できない) 1 つのイベントを
Tivoli Enterprise Console サーバーに送信します。
heartbeat.no_data_event_severity
「HeartBeat_RequestManagerNoData」および「HeartBeat_FrameworkFailure」
イベントの重大度を定義します。有効な値は、「危険なし」、「警告」、
「軽微」、「クリティカル」、または「重大」です。デフォルト値は「警
告」です。
heartbeat.rms_in_error_event_severity
「Heartbeat_ResourceModelsInError」イベントの重大度を定義します。有効な
値は、「危険なし」、「警告」、「軽微」、「クリティカル」、または「重
大」です。デフォルト値は「クリティカル」です。
heartbeat.skip_cycle
この構成キーは、heartbeat.no_data_event キーが「true」にされている場合の
み使用可能であり、このデフォルト値は heartbeat.no_data_event キーに設定
された値と同じです。ハートビートのエラー条件がリカバリーされた後に、
このキーを「true」に設定すると、ハートビートは「Heartbeat_Clearing」イ
ベントを送信し、キャッシュの更新とこの先予定されているイベントの送信
前に、モニター・サイクルを 1 回待ちます。
heartbeat.severity_incremental_step
次のイベントの場合:
v 「Heartbeat_EndpointUnreachable」
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
43
v 「Heartbeat_EndpointGatewayDown」
v 「Heartbeat_EndpointStatusNotUpdated」
モニター・サイクルの数を定義し、それに従ってイベントの重大度がインク
リメントされます。このキーが設定されるとき、重大度の初期値は常に
「warning」です。このキーのデフォルト値は 0 で、この値が設定される
と、メカニズムは使用不可です。デフォルトの重大度の順序は、「警告」、
「クリティカル」、「重大」です。
heartbeat.tec_fail_over
Tivoli-secure Enterprise Console サーバーの設定 (heartbeat.tec_server#n キ
ーを使用して定義した) をフェイルオーバー・モードで動作させようとする
場合は、これを「true」に設定してください。サーバーがイベントを受け取
るのに失敗する場合、そのイベントは次の使用可能なサーバーに経路指定さ
れます (n 値によって設定された順序による)。使用可能なサーバーが存在し
ないと、イベントは adapter.working.dir キーで定義したディレクトリーに
ある tec¥cache¥servername.cache ファイルにキャッシュされます。
heartbeat.tec_fail_over のデフォルト値は「false」です。
heartbeat.tcp_ports_to_scan
TCP/IP 接続を確立するために使用するポート番号を指定します。ポート番
号はコンマで区切る必要があります。デフォルトでは、このキーに値があり
ません。パフォーマンス上の理由として、あまり多くのポートを定義すべき
ではありません。数を少なくしてください (2 つまたは 3 つの既知で使用
されていないポート)。ファイアウォールがゲートウェイとエンドポイント
の間に存在する場合、ファイアウォール上のポートがオープンであることを
確認してください。この構成キーの値を変更するたびに、要求マネージャー
を再始動して構成キーを有効にしてください。 TCP/IP 接続テストの結果
は、Heartbeat_Event クラスの tcp_status スロットで報告されます。
heartbeat.tcp_retries
最初の障害が発生してからハートビートが行う必要がある TCP/IP 接続の試
行回数を指定します。デフォルト値はゼロです。
heartbeat.tcp_retry_interval
TCP/IP 接続を試行してから次の試行を行うまでの間にハートビートが待機
する必要がある秒数を指定します。デフォルト値はゼロです。
heartbeat.tcp_timeout
これは TCP/IP スキャン処理のためのタイムアウト時間を秒数で設定します
(システム・デフォルト値を上書きします)。この値は、ポートが使用不可と
見なして次のポートを試行するまでの処理待ちの時間です。デフォルト値は
5 秒です。
heartbeat.tec_server#n
heartbeat.send_events_to_tec を「true」に設定した場合は、ここに、ハート
ビート・イベントを受け取る Tivoli-secure Enterprise Console サーバーの名
前を入力します。複数のサーバーを定義することが可能です。整数 n を使
用して、フェイルオーバーでの動作中にサーバーに接続できる順番を定義す
ることができます。
heartbeat.unsecure_tec_fail_over
Tivoli 非セキュア Enterprise Console サーバーの設定
44
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
(heartbeat.unsecure_tec_server#n キーを使用して定義した) を、フェイルオ
ーバー・モードで動作させようとする場合、これを true に設定してくださ
い。サーバーがイベントを受け取るのに失敗する場合、そのイベントは次の
使用可能なサーバーに経路指定されます (n 値によって設定された順序によ
る)。使用可能なサーバーが存在しないと、イベントは adapter.working.dir
キーで定義したディレクトリーにある tec¥cache¥servername.cache ファイ
ルにキャッシュされます。heartbeat.unsecure_tec_fail_over のデフォルト値
は false です。
heartbeat.unsecure_tec_server
heartbeat.send_events_to_tec を true に設定している場合、ここに、ハート
ビート・イベントを受け取る Tivoli 非セキュア Enterprise Console サーバ
ーの IP サーバー名 (IP アドレスまたは完全修飾名) および IP ポートを入
力してください。IP サーバー名と IP ポートを分離するには、プラス符号
(+) を使用してください。複数の非セキュア・サーバーにイベントを送るよ
うにする場合、heartbeat.unsecure_tec_server#n キーを使用してください。
heartbeat.unsecure_tec_server#n
heartbeat.send_events_to_tec を true に設定している場合、ここに、ハート
ビート・イベントを受け取る Tivoli 非セキュア Enterprise Console サーバ
ーの名前を入力してください。複数のサーバーを定義することが可能です。
フェイルオーバー・モードでの動作時にサーバーが接続される順番を定義す
るには、整数 n を使用します。
heartbeat.use_address_cache
デフォルト値は false です。ハートビート・キャッシュ内のエンドポイント
IP アドレスを保管する場合は、true に設定します。このようにすると、
TCP/IP スキャンのパフォーマンスが向上します。ただし、IP アドレス解決
に非常に時間がかかる環境でのみ、このキーを有効にするようお勧めしま
す。このキーを有効にする場合、エンドポイントのアドレスが変更されるた
びに、要求マネージャーを再始動してハートビート・キャッシュを更新する
必要があります。
heartbeat.use_port_range
デフォルト値は false です。 TCP/IP のスキャン処理について、odadmin
set_port_range port1-port2 コマンドを起動して、Tivoli Management
Framework で構成された限定ポート範囲でのみ使用する場合は、これを
「true」に設定します。
注: Event Integration Facility (EIF) ライブラリーは、セキュアおよび非セキュアな
Tivoli Enterprise Console サーバーにハートビート・イベントを送るのに使用さ
れます。構成ファイル (adapter.working.dir キーによって定義されたディレク
トリーの tec¥conf ディレクトリーにある servername.conf) は、各 Tivoli
Enterprise Console サーバーそれぞれに対して存在します。この構成ファイルの
項目を変更することはできません。
ハートビート・プロセスからのエンドポイントの除外
IBM Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 9 以降、ハートビート・プロセスか
ら 1 つ以上のエンドポイントを除外できます。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
45
これを行うには、以下の新規パラメーターを指定した wdmepconfig コマンドを使用
して、エンドポイント上でローカル設定を指定します。
HeartbeatEnabled
「false」に設定すると、ハートビート・プロセスからエンドポイントが除外
されます。デフォルト値は「true」です。
これはローカル設定であるため、有効にするには、エンジンを再始動して新規構成
を適用する必要があります。
ハートビート・プロセスから除外するエンドポイントは、wdmmngcache 出力の「HB
状況 (HB Status)」列に「HB オフ (HBOff)」と表示され、「HB 有効 (HB
Enabled)」新規列に「無効 (Disabled)」と表示されます。
Tivoli Monitoring の関数について
このセクションでは、Tivoli Monitoring の関数の改善と変更について説明します。
IBM Tivoli License Manager の使用可能化
IBM Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 2 から開始すると、Tivoli
Monitoring は Tivoli License Manager と連動することができるようになり、それに
よって後者は Tivoli Monitoring およびそのアプリケーションのインストールおよび
使用を検出することができます。
新規コマンド (wdmlsitlm) によって、「IBM Tivoli Monitoring for ...」アプリケー
ションがエンドポイントで使用中、または関連のライセンスが存在する場合の情報
提供を入手することができます。
この機能を使用するには、エンドポイントに対して wdmcmddistrib -upgrade コマ
ンドを使用して、IBM Tivoli License Manager 情報をエンドポイントにダウンロー
ドします。配布後にしばらく待ってから (通常は数分) Tivoli Monitoring エンジンを
再始動し、wdmlsitlm コマンドを有効にして正しい出力が生成されるようにしてく
ださい。最初の再始動が有効でなく (その場合 wdmlsitlm コマンドでは、ライセン
ス製品の ITLM_UNKONW_PRODUCT 状況が返される)、2 度目の再始動が必要に
なることがあります。
wdmlsitlm
エンドポイントで使用中のすべてのリソース・モデルおよび対応するアプリケーシ
ョンのリストを提供します。加えて、出力は、関連したライセンスが存在する場合
に、それを示します。
注: IBM Tivoli License Manager 情報をエンドポイントに配布したら、wdmlsitlm
コマンドが正しい出力を生成するようエンジンを再始動する必要があります。
また、wdmcmddistrib -upgrade が完了してから Tivoli Monitoring エンジンを
再始動するまでに一定時間 (通常は数分) 待つ必要があります。 最初の再始動
が有効でなく (その場合 wdmlsitlm コマンドでは、ライセンス製品の
ITLM_UNKONW_PRODUCT 状況が返される)、2 度目の 再始動が必要になる
ことがあります。
使用法
wdmlsitlm -e endpoint [ -CC chargeable_component | -rm resource_model ]
46
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
目的
wdmlsitlm コマンドは、どのリソース・モデルおよび対応するアプリケーシ
ョン (変更可能なコンポーネント) がエンドポイントで使用中であるか、ま
た、そのアプリケーションを使用するためのライセンスが存在するかどうか
を通知します。出力は、以下の情報を提供します。
v 使用中のリソース・モデル
v 対応するプロファイルの名前
v 対応するアプリケーション (変更可能なコンポーネント)
v ライセンスのアベイラビリティー
v ライセンス状況
パラメーター
-e endpoint
情報が提供されるべきエンドポイントの名前を指定します。
-CC chargeable_component
指定された変更可能なコンポーネントに使用中のリソース・モデルのリ
ストを提供し、関連のライセンスが存在するかどうかを通知します。
-rm resource_model
指定されたリソース・モデルに関連付けられた変更可能コンポーネント
のリストを提供し、ライセンスが存在するかどうかを通知します。
許可
super、senior、admin。または user の役割が必要です。
例
1. 以下の例では、エンドポイント MyEndpoint で使用中のすべてのリソー
ス・モデル、対応する変更可能コンポーネント、および関連のライセン
スが存在するかどうか、のリストを提供します。
wdmlsitlm -e MyEndpoint
2. 以下の例では、どの変更可能コンポーネントがリソース・モデル
MyResourceModel に関連付けられているか、また、ライセンスが存在す
るかどうかを通知します。
wdmlsitlm -e MyEndpoint-rm MyResourceModel
データ収集の構成
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 4 以降、データベースに即時に書き込む
ことなしに、エンドポイントからデータを収集することができます。データ収集と
データ書き込みのステップは分離されました。これは、何らかの理由で、データベ
ースを切断する必要がある場合に、なお続けてデータ収集を実行できるということ
を意味します。したがって、データ・コレクターを構成することのみが必要で、収
集データの ITM_DB への自動アップロードは使用不可になります。データは、エン
ドポイント・データベース (XML ファイル) で収集され、wdmcollect -e
endpoint_name -s 1 [-m managednode] を起動するときに、-m オプションを付け
て指定した管理対象ノード上の $DBDIR/dmml/tedw/endpoint_name にある ZIP ファ
イルに保管されます。
そこで、以下のコマンド使用法で示されているように、wdmcollect コマンドの -l
オプションを使用して、後で ZIP ファイルに保管されたデータをアップロードする
ことができます。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
47
wdmcollect -e {endpoint_name | @endpoint_list_file} -l [-m managednode]
データ・コレクターを構成するには、以下の新規の key-value ペアが、wdmconfig
コマンドに追加されている必要があります。
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datacollector.db_deep_purge
デフォルト値は false です。「true」に設定すると、ディープ・パージを行
う新しい ITM_DB パージ・メソッドを使用可能にして、すべての ITM_DB
テーブルから必要のないデータを一掃することになります (標準メソッドで
は、CATEGORIESDATA および METRICSDATA テーブルのみを一掃しま
す)。
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datacollector.insert_data
収集したデータをデータベースにロードしないで、管理対象ノードにロード
する場合には、これを「false」に設定してください。パラメーターのデフォ
ルト値は true です。デフォルトのままにする場合、
datacollector.enable_table_loader パラメーターを設定して、metricsdata をどこ
に保管するかを決めることができます (48 ページの対応するオプションを
参照してください)。
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datacollector.is_master
デフォルト値は true です。「true」に設定すると、データ・コレクター
で、制御テーブルを更新し、この更新に必要な時間、データベースをロック
することができるようになります。Tivoli 管理リージョンでは、このパラメ
ーターは、1 つを除く、すべてのデータ・コレクターに対して false に設定
される必要があり、マスター・データ・コレクターは、データ収集のために
構成された、少なくとも 1 つのエンドポイントを持つ必要があります。
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datacolletor.prune_successful
デフォルト値は false です。true に設定すると、Tivoli Monitoring で、
MDist2 用の Tivoli Management Framework パラメーターを使用できるよう
になります。このパラメーターは、.zip ファイルのアップロード時に発生し
た通信障害の処理に使用してください。
データベースの更新後、データ・コレクターは一時的にデータベースをロックし、
データベースに書き込まれた最後のレコードを制御テーブルに挿入します。AMX
は、制御テーブルを検査し、このレコードを使用して、最後の AMX 読み取りと最
後のデータ・コレクター書き込みとの間に書き込まれたデータのみを、データベー
スから検索します。複数のデータ・コレクターを持つ環境では、それらのうちの 1
つにのみ、データベースをロックし、制御テーブルに書き込む許可を持たせるよう
に構成する必要があります。そうでないと、このプロセスは適切に動作しません。
テーブル・ローダーの使用法
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 5 以降、データ・コレクターを使用可能
にして、メトリック・データをデータベースに書き込む代わりに、ファイルにダウ
ンロードすることができます。データ・コレクターは、エンドポイントが提供する
XML ごとにダンプ・ファイルを作成します。その後、テーブル・ローダー・プログ
ラム (例えば、SQL Loader または DB2 インポートなど) を使用して、ダンプ・フ
ァイルのデータをデータベースにアップロードすることができます。
ファイルに書き込むデータ・コレクターを構成するには、wdmconfig -D コマンドを
使用し、以下のパラメーターを変更して、その構成を変更します。
48
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
datacollector.enable_table_loader
デフォルト値は false です。このパラメーターを true に設定すると、デー
タ・コレクターは、metricsdata をデータベースに挿入する代わりに、それを
ファイルにダンプします。このパラメーターの構成は、data
collector.insert_data が「true」に設定された場合に構成されるのみで、そうで
ない場合は無視されます。
metricsdata をファイルに送るには、データ・コレクターは、以下のように動
作します。
1. XML ファイルをディレクトリー $DBDIR/dmml/tedw/$EP/table_loader/
に移動します。 ディレクトリーの内容は、次のとおりです。
v $FILENAME.xml
v $FILENAME.xml.md.itmdmp
2. metricsdata テーブルを以下のファイルにダンプします。
$FILENAME.xml.md.itmdmp
ダンプ・ファイルのフォーマットは、分離文字によって分離されたフィール
ドのリストです。 wdmconfig -D コマンドの以下のパラメーターを構成し
て、分離文字を指定することができます。
datacollector.field_separator
デフォルト値はコンマです。しかし、好む分離文字を設定すること
ができますが、提供されるものは、使用しているテーブル・ローダ
ーに準拠したものでなければならず、システムが小数点として使用
している記号であってはなりません。分離文字は、以下の例で示す
ように、単一引用符 (’) で囲んで指定する必要があります。
wdmconfig -D datacollector=’;’
この機能が使用可能になると、測定データは、各 XML ごとに 1 ファイ
ル、ダンプ・ファイルに書き込まれます。その後、データをデータベースに
手動でロードする必要があります。このプロセスの利点とテーブル・ローダ
ーのキャパシティーを最適化するには、いくつかのダンプ・ファイルを収集
して、それらを合わせてデータベースにロードします。それらを一つ一つロ
ードすると、パフォーマンスに影響を与えます。例えば、次のようにしてカ
スタム・スクリプトを作成することによって、これを行うことも可能です。
#!/bin/sh
find . -type f -name ’ITM511_WH@*’ |
while read file ;
do if [ -f "$file.md.itmdmp" ] ;
then cat "$file.md.itmdmp" >> metricsdata.dump ;
echo $file >> metricsdata.list ;
fi ;
done;
DB2 データベースにデータをアップロードする: ダンプ・ファイルの内容を DB2
データベースにアップロードするには、以下のコマンドを起動します。
D:¥work>db2 import from metricsdata.dump of del insert into
db2.metricsdata(metricvalue,timekey,eid,mid,iid)
ここで、metricsdata.dump は、別々のダンプ・ファイルすべての内容を含む単一ファ
イルです。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
49
Oracle データベースにデータをアップロードする: ダンプ・ファイルの内容を
Oracle データベースにアップロードするには、必要とするオプションを付けてカス
タマイズして、以下のコマンドを起動します (詳しくは、Oracle 資料を参照してく
ださい)。
sqlldr control=metricsdata.sqlldr.ctl data=metricsdata.dump
以下は、SQL ローダーを使用する場合の、制御ファイルの構造化方法の例です。
LOAD DATA
INFILE ’metricsdata.dump’
BADFILE ’bad_metricsdata.dump’
DISCARDFILE ’discard_metricsdata.dump’
APPEND
INTO TABLE METRICSDATA
FIELDS TERMINATED by ’,’
TRAILING NULLCOLS
(
METRICVALUE
, TIMEKEY
, EID
, MID
, IID
float EXTERNAL NULLIF (METRICVALUE=BLANKS)
INTEGER EXTERNAL NULLIF (TIMEKEY=BLANKS)
INTEGER EXTERNAL NULLIF (EID=BLANKS)
INTEGER EXTERNAL NULLIF (MID=BLANKS)
INTEGER EXTERNAL NULLIF (IID=BLANKS)
)
データをデータベースにロード後、プロセスが正常に完了したことを確認し、
table_loader ディレクトリーにあるファイルを手動で削除してください。以下は、こ
れを行うのに使用できる簡単なスクリプトです。
#!/bin/sh
cat metricsdata.list | while read file;
do rm $file $file.md.itmdmp;
done
リソース・モデルの応答性の改善
以下のうちの 1 つを使用して、エンジンの状況、および配布されたリソース・モデ
ルの状況をモニターすることができます。
wdmlseng
エンジンで実行しているすべてのリソース・モデルの詳細記述 (状況と正常
性) 付きのテキスト・ストリームを戻します。
ハートビート
エンジンの状況、およびそのエンジンが含むリソース・モデルの状況のトラ
ックを保持するプロセス。
Web ヘルス・コンソール
wdmlseng コマンドと同じ情報を表示しますが、Web ベースの GUI で表示
します。
リソース・モデルの新しい状態は、データ収集に対する時間指示を提供するために
導入されました。
Delaying(T)
この状態は、リソース・モデルが「遅延中」であることを意味します。
「T」はその「遅延」であり、秒数で示されます。
50
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
リソース・モデルが、指定された許容度期間を超えて最新情報を提供しない場合、
wdmlseng および Web ヘルス・コンソールの出力は、遅延しているリソース・モデ
ルの名前、および遅延の秒数を表示します。また、ハートビート・プロセスは、リ
ソース・モデルがエラーであることを表示し、遅延の秒数を指定します。この新し
い状況は、リソース・モデルが実行中でないことを、必然的に意味するわけではあ
りませんが、その操作を完了するのに予想される以上の時間がかかることのみ意味
します。
許容度期間を設定できますが、それを超えると、リソース・モデルが「遅延中」で
あると考えられます。この値を構成するには、以下のエンジン構成ファイルのパラ
メーターを編集します (詳しくは、 53 ページの『wdmepconfig』 を参照してくださ
い)。
DelayTolerance
リソース・モデル状態を 実行中 から 遅延中 に変更する前に、エンジンが
許容する最大秒数を計算するのに使用される係数。デフォルト値は 5 で
す。ここで指定する値は、以下の数式を使用する 10 進数でなければなら
ず、後でサイクル・タイムと結合されます。
Maximum Delay= CycleTime + (DelayTolerance x CycleTime)
その例は、次のようになります。
v DelayTolerance set to 0: エンジンは遅延を許容しません。
v DelayTolerance set to 0.5: エンジンは 50% のサイクル・タイムの増加を
許容します。
v DelayTolerance set to 1.5: エンジンは 150% のサイクル・タイムの増加
を許容します。
v DelayTolerance set to 5: エンジンは 500% のサイクル・タイムの増加を
許容します。
生データ情報の収集
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 8 以降、エンドポイント上でローカルに
使用可能なリソース・モデルによって情報を収集し、XML 形式でテキスト・ファイ
ルに保管することができます。この機能をアクティブにするには、wdmepconfig コ
マンドの対応するパラメーターを有効にしてください。
LogRawDataToFile パラメーターを「true」に設定すると、Tivoli Monitoring エンジ
ンは、生データ情報をバッファー・キャッシュに保管してから、キャッシュ内容を
テキスト・ファイルに書き込みます。エンジンは、5 分ごとに
(RawDataFileGenerationTime パラメーターを使用して構成可能なデフォルト値) 新規
テキスト・ファイルを作成し、更新された内容を書き込みます。次に、指定した時
間 (RawDataFilePurgeTime パラメーターを使用して設定する) より古いすべての生
データ・ファイルがエンドポイントから定期的に削除されます。
さらに、DisableDatabaseLogging パラメーターを「true」に設定して、エンドポイン
ト上の IBM Tivoli Monitoring データベースへの生データのロギングを無効にでき
ます。これにより、この情報がデータベースに取り込まれることはなくなります。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
51
DisableDatabaseLogging と LogRawDataToFile の両方のパラメーターを「true」に設
定した場合、エンジンはエンドポイント上で生データのみを保管し、XML ファイル
を作成しません。
この新規機能を構成するためのすべてのパラメーターについて詳しくは、 53 ページ
の『wdmepconfig』を参照してください。
テキスト・ファイルの場所と形式:
ファイル名は、以下のとおりです。
ITM511_RAW@YEAR#MONTH#DAY#HOUR#MINUTE.txt
このファイルの項目は、以下の例に示すとおり、収集される生データの項目ごとに
書き込まれます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<RawDataValues hostName="host1"
ipAddress="9.48.67.88" epLabel="ep_1"
gmtOffset="offset">
<RawData>
<sampletimestamp time="1135964698"/>
<profile name="test_profile#my-region"/>
<category name="Windows"/>
<rm name="TMW_Processor"/>
<context name="Availability"/>
<rsc name="RealSystem"/>
<instance name="Name=System"/>
<sAttr name="Name">System</sAttr>
<nAttr name="SystemUpTime">22012.0000</nAttr>
</RawData>
<RawData>
<sampletimestamp time="1135964698"/>
<profile name="rawprof2#host1-region"/>
<category name="Windows"/>
<rm name="TMW_Processor"/>
<context name="Interrupt Time"/>
<rsc name="Processor"/>
<instance name="Processor=0"/>
<nAttr name="Processor">0</nAttr>
<nAttr name="InterruptsSec"> 113.0000</nAttr>
</RawData>
......
</RawDataValues>
ファイルの場所は、以下のとおりです。
UNIX プラットフォームの場合
$LCF_DATDIR/LCFNEW/Tmw2k/Unix/data/raw
Windows プラットフォームの場合
$LCF_DATDIR/LCFNEW/Tmw2k/raw
コマンドについて
このセクションでは、Tivoli Monitoring 5.1.2 のリリース後に追加または変更された
コマンドについて説明します。
52
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
wdmepconfig: このコマンドは Tivoli Monitoring エンジンの構成パラメーターを更
新します。指定する値を設定するか、またはデフォルトを再設定して、構成キーの
いずれかの値を検索または変更します。新規の値は、エンジンのリブート後に有効
になります。このコマンドは、1 つ以上の指定されたエンドポイントで作動しま
す。
使用法: wdmepconfig [-e {endpoint |@endpoint_list_file}] {-D key=value [-D
key=value]...| -G key | -R key}
パラメーター:
-D key=value
更新される 1 つ以上の構成キー、および各キーが取るべき新規の値を識別しま
す。少なくとも 1 つのキーと値のペアが指定されなければなりません。等号文
字 (=) の前後にブランクを使用してはいけません。ブランクを使用する必要があ
る場合は、引用符でキーと値のペアを囲みます。以下のパラメーターのみ変更で
きます。
DataSeeding
Tivoli Monitoring 5.1.x エンジンが、モニター・データを Tivoli
Monitoring 6.1 にも送信できるようにします。有効な値は、以下のとお
りです。
ITM5
インターオペラビリティーは無効です。Tivoli Monitoring 5.1.2
エンジンは、モニター・データ (リアルタイム・データまたはヒ
ストリカル・データ) を Tivoli Monitoring 6.1 管理環境に送信し
ません。
ITM6
インターオペラビリティーが有効になります。Tivoli Monitoring
5.1.2 エンジンは、モニター・データ (リアルタイム・データと
ヒストリカル・データの両方) を Tivoli Monitoring 6.1 管理環境
に送信します。ヒストリカル・データは、Tivoli Monitoring 5.1.2
エンジンのローカル・データベースにはロードされません。
BOTH インターオペラビリティーが有効になります。Tivoli Monitoring
5.1.2 エンジンは、モニター・データ (リアルタイム・データと
ヒストリカル・データの両方) を Tivoli Monitoring 6.1 管理環境
に送信し、ヒストリカル・データも Tivoli Monitoring 5.1.2 エン
ジンのローカル・データベースにロードされます。
デフォルト値は ITM5 です。
db.removeOnCorruption
デフォルト値は False です。True に設定すると、エンジンの開始時に
自動的にエンドポイント・データベースが検出され、それが破損してい
る場合には除去されて、msg_dmxengine.log トレース・ファイルにメッ
セージが書き込まれます。
DelayTolerance
リソース・モデル状態を 実行中 から 遅延中 に変更する前に、エンジ
ンが許容する最大秒数を計算するのに使用される係数。デフォルト値は
5 です。ここで指定する値は、以下の数式を使用する 10 進数でなけれ
ばならず、後でサイクル・タイムと結合されます。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
53
Maximum Delay= CycleTime + (DelayTolerance x CycleTime)
その例は、次のようになります。
v DelayTolerance set to 0: エンジンは遅延を許容しません。
v DelayTolerance set to 0.5: エンジンは 50% 増加されたサイクル・タ
イムを許容します。
v DelayTolerance set to 1.5: エンジンは 150% 増加されたサイクル・タ
イムを許容します。
v DelayTolerance set to 5: エンジンは 500% 増加されたサイクル・タイ
ムを許容します。
DisableDatabaseLogging
デフォルト値は「false」です。「true」に設定して、LogRawDataToFile
を有効にした場合、エンジンはエンドポイント上で生データのみを保管
し、ウェアハウス用の XML ファイルを作成しません。
eif_BufferFlushRate
UNIX Tivoli Monitoring エンジンの Tivoli Enterprise Integration Facility
(EIF ライブラリー) BufferFlushRate パラメーターを設定および変更し
ます。デフォルト値は 0 ですが、10 に設定するようお勧めします。詳
しくは、Tivoli Enterprise Console 資料を参照してください。
eif_MaxPacketSize
UNIX Tivoli Monitoring エンジンの Tivoli Enterprise Integration Facility
(EIF ライブラリー) MaxPacketSize パラメーターを設定および変更しま
す。デフォルト値は 0 で、デフォルトを使用するようお勧めします。詳
しくは、Tivoli Enterprise Integration Facility (Tec EIF) 資料を参照してく
ださい。
engine_ulimitdatasize
AIX プラットフォームでサポートされており、エンジン・プロセスの処
理データ・サイズのカスタマイズに使用します。これによって、data
seg size パラメーターは ulimit -d コマンドの起動で設定されるとお
りに設定されます。絶対に必要でない限り、デフォルト値を変更しない
でください。
engine_LDR_CNTRL
AIX プラットフォームでサポートされており、エンジン・プロセスの処
理データ・サイズのカスタマイズに使用します。これは MAXDATA パラメ
ーターを設定します。絶対に必要でない限り、デフォルト値を変更しな
いでください。
EnumInstWMITimeOut
Windows プラットフォームでのみサポートされます。この時間の期間の
後、データ収集要求は WMI サービス満了に送られます。ミリ秒で示さ
れます。デフォルト値は 600000 です。絶対に必要でない限り、デフォ
ルト値を変更しないでください。
HeartbeatEnabled
「false」に設定すると、ハートビート・プロセスからエンドポイントが
除外されます。デフォルト値は「True」です。
54
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
java_endorsed_dir
Windows プラットフォーム上でのみサポートされており、Tivoli
Monitoring アプリケーションが使用する Java 用推奨ディレクトリーの
設定に使用します。デフォルト値は false です。詳細については、関連
する Tivoli Monitoring アプリケーションの資料を参照してください。
java_GCOPTS
Tivoli Monitoring UNIX エンジンの特定 Garbage Collector java オプシ
ョンの設定および変更を行います。このパラメーターの使用について詳
しくは、Java の資料を参照してください。
java_GENERICOPTS
Tivoli Monitoring UNIX エンジンの汎用 Java オプション、例えば、
Garbage Collector オプション、の設定および変更を行います。以下はそ
の例です。
wdmepconfig -e endpoint -Djava_GENERICOPTS=
"-verbose:gc -XX:+PrintGCDetails
-XX:+PrintGCTimeStamps"
このパラメーターの使用について詳しくは、Java の資料を参照してくだ
さい。
java_INITIALHEAPSIZE
UNIX プラットフォームでのみサポートされます。これは itm Java プロ
セスのヒープ・メモリーの初期サイズです。デフォルト値は 32 MB で
す。絶対的に必要でないならば、デフォルト値を変更しないでくださ
い。このパラメーターの設定が高すぎたり低すぎたりすると、itm プロ
セスが適切に機能しなくなる可能性があります。ヒープ・メモリー・サ
イズを変更する場合、変更を有効にするためにエンジンを再始動する必
要があります。
java_LD_ASSUME_KERNEL
Linux エンドポイントでのみサポートされます。異なるバージョンの
Linux カーネルを Tivoli Monitoring java エンジンで使用する必要がある
場合は、このパラメーターを使用します。
java_MAXHEAPSIZE
UNIX プラットフォームでのみサポートされます。これは itm Java プロ
セスのヒープ・メモリーの最大サイズです。デフォルト値は 256 MB で
す。絶対的に必要でないならば、デフォルト値を変更しないでくださ
い。このパラメーターの設定が高すぎたり低すぎたりすると、itm プロ
セスが適切に機能しなくなる可能性があります。ヒープ・メモリー・サ
イズを変更する場合、変更を有効にするためにエンジンを再始動する必
要があります。
LogRawDataToFile
デフォルトは「false」です。「true」に設定する場合で、プロファイルを
有効にしてエンドポイント上で生データのログが記録されるようにする
場合、エンジンはデータをテキスト・ファイルに書き込みます。
RawDataFileGenerationTime
新しい生データ・ファイルが作成されるまでの時間間隔 (分単位) を定義
します。デフォルト値は 5 分です。最小値は 1 です。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
55
RawDataFilePurgeTime
生データ・ファイルがエンドポイントから除去されるまでの時間 (分単
位) を定義します。デフォルト値は 300 分です。これは、すべての生デ
ータ・ファイルが生成後 5 時間で削除されるという意味です。最小値は
1 です。
StatePersistence
「true」に設定すると、エンジンは停止前に送信されたイベントを追跡す
るようになります。デフォルト値は「false」です。
StatePersistenceTime
StatePersistence パラメーターが有効な場合にのみアクティブになりま
す。これは、エンジンがイベント状態の新しいピクチャーを取って古い
ピクチャーを置き換える (存在する場合) までの時間間隔 (分単位) を指
定します。デフォルトの 0 は、エンジンがイベント状態のスナップショ
ットを定期的に取らないことを意味します。
StatePersistenceValidityTime
StatePersistence パラメーターが有効な場合にのみアクティブになりま
す。これは、エンジンによって取られたイベント状態のピクチャーの有
効期限が切れるまでの最大期間 (時間単位) を指定します。この期間の満
了後にエンジンが再始動する場合、保管されたイベント状態は考慮され
ません。デフォルトの 0 は、古いイベント状態に対して時間検査が行わ
れないことを意味します。
-e {endpoint |@endpoint_list_file
指定した構成キーの値を変更する対象のエンドポイント、またはエンドポイント
のリスト (1 行に 1 つの名前) を含むファイルの名前を指定します。@ 記号
は、その後にファイル名がくることを示します。
-G key
構成キーを識別します。引数は、キーのグループのキーまたはパターンです。パ
ターンの場合、ワイルドカード文字 (*) が受け入れられます。ワイルドカードを
使用して、指定されたエンドポイントの構成キーをすべて表示します。
-R key
指定されたキーのデフォルト値を再設定します。引数は、キーでなければなりま
せん。
許可: 「super」または「senior」の役割を必要とします。
例:
1. 以下の例では、dmhp3_hp10 エンドポイントの DelayTolerance キーを 1 に設定
します。これは、このリソース・モデルのサイクル・タイムが 50 秒であると想
定し、次の数式に従って、100 秒を超える間最新データが提供されない場合に、
リソース・モデルが遅延していることを意味します。
Maximum Delay= CycleTime + (DelayTolerance x CycleTime)
wdmepconfig -e dmhp3_hp10 -D DelayTolerance=1
2. 以下の例では、dmhp3_hp11 エンドポイントの DelayTolerance キーをデフォルト
値に再設定します。
wdmepconfig -e dmhp3_hp11 -R DelayTolerance
56
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
wdmlseng:
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 9 以降、このコマンドでは -dump
[-p|-t|-pt] という新しいオプションのパラメーターを使用できます。
使用法: このコマンドの現在の使用法は、以下のとおりです。
wdmlseng -e endpoint -p profile#region [-dump [-p|-t|-pt]]
注: このコマンドの使用法の詳細については、「IBM Tivoli Monitoring: ユーザー
ズ・ガイド」を参照してください。
新しい dump オプションは、指定したプロファイル用のエンドポイント上で実行さ
れているリソース・モデルについての情報を XML 形式で提供します。新しいオプ
ションは、単一プロファイルに対してのみ指定できます。
パラメーターは、以下のように使用します。
パラメーター:
dump
エンドポイント上で実行されているリソース・モデルに関する情報および設
定のダンプ。特に、標識、しきい値、パラメーター、およびロギング情報に
関する情報が提供されます。
p
エンドポイント上で実行されているリソース・モデルのパラメーターのみに
関する情報を提供する部分的ダンプ。
pt
エンドポイント上で実行されているリソース・モデルのしきい値およびパラ
メーターのみに関する情報を提供する部分的ダンプ。
t
エンドポイント上で実行されているリソース・モデルのしきい値のみに関す
る情報を提供する部分的ダンプ。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
57
wdmmngcache: エンドポイント・ラベル、およびキャッシュ内のエンドポイントの
ハートビートと Tivoli Business Systems の状況の提供に加えて、wdmmngcache の
-v 引数は、最後の状況変更の時刻、以前の状況、最後に正常にダウンコールしたタ
イム・スタンプ、および TCP 接続テストの結果をも報告するようになりました。
-v 引数は、 -l 引数を付けて使用しなければなりません。
wdmmngcache -l コマンドの出力で報告される以下のリソース・モデルの状況は、
ハートビートでリソース・モデル・エラー状態の原因となります。
v エラー (Error)
v 前提条件の欠落 (Missed Prereq)
v 未コンパイル (Not Compiled)
v 予約済み (番号) (Reserved (number))
v 再試行中 (番号) (Retrying (number))
v 障害 (番号) (Failing (number))
v 失敗 (番号) (Failed (number))
v 開始不能 (番号) (Unable to start (number))
v リカバリー中 (Recovering (number))
v リカバリー後に失敗 (番号) (Failed after recovery (number))
v 遅延 (番号) (Delaying (number))
以下の状況は、エラーでは考慮されません。
v 実行中 (Running)
v 停止使用不可 (StoppedDisabled)
v スケジュール済み (Scheduled)
58
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
wdmdistrib:
|
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|
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 15 (APAR IZ17302) から、エントリーが
重複しないように新規のオプション 「-O」 が wdmdistrib コマンドに導入されま
した。このオプションは同じオブジェクト (JRE など) を同じエンドポイントに何
度も配布するときに使用してください。新しいコマンドの使用法は、以下のとおり
です。
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wdmdistrib -p <profile_name> [-D <MDist2_property=value>...] [-M maintain | over_all |
over_opts | over_all_no_merge] [-f][-n][-e][-w][-i] [-J <JRE_location_dir> [-v 13 |
14] [-I w32-ix86 | ,solaris2 | ,aix4-r1 | ,linux-ix86 | ,linux-s390 | ,hpux10 | ,solaris2
-ix86 | ,linux-ppc] [-r]] [-d][-R][-O][-l]
[-s <subscribers_file>] [subscriber...]
wdmdistrib -J <JRE_location_dir> [-v 13 | 14 | 15] [-I w32-ix86 | ,solaris2 | ,aix4-r1 |
,linux-ix86 | ,linux-s390 | ,hpux10 | ,solaris2-ix86 | ,linux-ppc] [-O] -l [-r]
[-D <MDist2_property=value>...] [-f][-n][-e][-w][-i][-d][-R] {-s <subscribers_file> |
subscriber...}
目的
-O
このオプションは、同じオブジェクトを同じデポに何度も、オブジ
ェクトを重複させずに配布できるようにするものです。
注: このコマンドの使用法の詳細については、「IBM Tivoli Monitoring: ユーザー
ズ・ガイド」を参照してください。
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 11 以降、このコマンドでは -v と -I と
いう新しいオプションを使用できます。新しいオプションは、以下のように使用し
ます。
使用法:
wdmdistrib -J /JRE_SOURCE_PATH/
-v 14 -l -r -s subscribers_file
および
wdmdistrib -J /JRE_SOURCE_PATH/ -I w32-ix86,linux-ppc -l -r -s subscribers_file
目的:
-v
エンドポイントに配布する必要がある JRE バージョンを指定できます。こ
のオプションの有効な値は 13 (JRE 1.3 の場合)、14 (JRE 1.4 の場合)、お
よび 15 (JRE 1.5 の場合) です。配布を行うには、JRE 14 は
jre14.tar.gz という形式でなければなりません。つまり、最初に tar を作
成してから、それを配布する JRE の .zip を作成する必要があります。
-I
JRE を配布する interp を指定できます。このオプションを使用すると、す
べての interp ディレクトリーを /JRE_SOURCE_PATH/ ディレクトリーに置く
必要はありません。このオプションの有効な値は、w32-ix86、solaris2、
aix4-r1、linux-ix86、linux-s390、hpux10、solaris2-ix86、linux-ppc です。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
59
wdmrm:
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 14 以降、以下の新しいオプションがこの
コマンドに追加され、プロファイル処理および保守性が向上しました。
-report
$DBDIR/AMW/logs/wdmrm_logs/resourcemodel_date_time パス下にディレク
トリーを作成し、wdmrm コマンドに指定されたリソース・モデルの情報を
格納します。
-trace
$DBDIR/AMW/logs/wdmrm_logs/resourcemodel_date_time パス下に
wdmrm filenumber.log という名前の詳細トレース・ファイルを作成、全ト
レース情報がここに含まれます。本オプションを選択する場合は、トレー
ス・レベル (0 から 2 の値を選択) およびオプションのトレース・サイズを
指定します。
-size
トレース・ファイルのサイズを指定します。選択可能な値は、 500000 から
5000000 バイトです。デフォルト値は 500000 バイトです。
これらのオプションの使用により、起こりうるエラーのトラッキングが可能にな
り、例えば、プロファイルの更新が失敗した、また、破損したプロファイルが存在
することなどを追跡できます。以下は、この新オプションの利用によって作成され
るファイルの例です。
wdmrm0.log
トレース・ファイルです。
resource_model_name_corruptedProfiles.txt
破損しているため更新されないプロファイルを収容しているファイルです。
resource_model_name_failProfiles.txt
その他の理由により更新されないプロファイルを収容しているファイルで
す。
resource_model_name_noUpdateRequiredProfiles.txt
更新の必要がないプロファイルを収容しているファイルです。
resource_model_name_successUpdatedProfiles.txt
正常に更新されたプロファイルを収容しているファイルです。
これらオプションの利用により、プロファイルが新しいリソース・モデルにおいて
正しく更新されたかどうかを知ることができます。コマンドの使用は次のように変
わります。
wdmrm -add resource_model_tarfile [-report] [-trace trace_level] [-size trace_size]
wdmrm -addcat resource_model [-f catalog_file -l locale]
[-trace trace_level] [-size trace_size]
wdmrm -remove resource_model [-trace trace_level] [-size trace_size]
wdmrm -list
エンドポイントから起動されるコマンド: Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパッ
ク 9 以降、UNIX エンドポイントから以下のコマンドを実行できます。
v wdmcmd
v wdmlseng
60
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
これらの 2 つのコマンドを使用すると、TMR サーバーから行うのと同じように、
エンドポイントからローカルにエンジンを開始、停止、および照会できます。
これらのコマンドのルールおよび使用法は、以下の点を除いて、サーバーから起動
される wdmcmd および wdmlseng コマンドと同じです。
v エンドポイントからこれらのいずれかのコマンドを起動する前に、
$LCF_DATDIR/LCFNEW/Tmw2k/Unix/bin パスから itm_cli_set_env.sh スクリ
プトを起動して、すべての必須環境変数をインポートする必要があります。
wdmlseng
このコマンドをエンドポイントから起動する場合は、-e オプションをスキ
ップしてください。このオプションはサーバーでのみ使用し、コマンドを実
行するエンドポイントを指定してください。
wdmcmd このコマンドをエンドポイントから起動する場合は、すべてのオプションの
パラメーターをスキップして、2 つの必須パラメーター (restart または
stop) の一方のみを使用してください。
注: これらのコマンドのルールおよび使用法の詳細については、「IBM Tivoli
Monitoring: ユーザーズ・ガイド」を参照してください。
エンドポイントのログおよびトレースに対する変更
エンドポイントのログおよびトレースの、最大およびデフォルトのファイル・サイ
ズは、次のようにして変更されます。
v Windows エンドポイントでは、デフォルトのファイル・サイズは 500 KB です
が、最大ファイル・サイズは 100 MB です。
v UNIX エンドポイントでは、デフォルトのファイル・サイズは 5000 KB です
が、最大ファイル・サイズは 500 MB です。
ETL について
以下のセクションでは、Tivoli Monitoring 5.1.2 と共にリリースされた正式な資料に
組み込まれていない AMY プロセスおよび AMX プロセスについて説明します。
一部の情報は、以前に README ファイルで説明されていたもので、新しいもので
はありません。それらの情報は README から削除され、この資料に記載されまし
た。
AMX 抽出プロセス: Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 1 以降、
RIMHandler プロセスは、IBM Tivoli Monitoring データベース上で作成された
CONTROLTABLE も更新し、INSERT_SEQ フィールドが到達した最終的な値
(METRICSDATA および CATEGORIESDATA テーブルに挿入されたレコードの列
挙に使用される) を挿入します。これによって、AMX 抽出プロセスは、抽出ウィン
ドウの正しい境界を判別するためにそれらの値を計算する処理をスキップできま
す。新規の AMX 抽出プロセスを実行する前に、IBM Tivoli Monitoring Tivoli
Enterprise Data Warehouse Support 5.1.2 フィックスパック 3 をインストールしてお
く必要があります。
トランザクション・ログの増大に関連した問題を回避するため、抽出ウィンドウは
複数の小さなサブウィンドウに分割され、それぞれが別のトランザクションに属す
るようになりました。単一トランザクションの拡張の最大値は、デフォルトで
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
61
10000 レコードですが、ご使用環境でこの値が適切でなければ変更できます。コミ
ット期間パラメーター (COMMITPERIOD) を増やしたり減らしたりして、指定した
数のレコードが抽出されてからコミットが実行されるようにすることができます。
%TWH_TOPDIR%/tools/bin ディレクトリーにある amx_rim_extract.sh ラッパー・
スクリプトで、コミット期間パラメーターを手動で更新する必要があります。
AMX 除去プロセス: プルーニング・アクティビティーは、適宜データを除去しま
す。ただし、Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 1 以降、各トランザクショ
ンで除去される各データ・スライスの延長期間 (PRUNE_PERIOD) を定義すれば、
各トランザクション中に除去するレコードの数を間接的に制御することはできま
す。
例えば、毎時平均して 10000 レコードが Tivoli Monitoring Database に挿入される
場合、PRUNE_PERIOD=3600 (1 時間) を設定すると、平均して 10000 レコードが各プ
ルーニング・トランザクション中に Tivoli Monitoring データベースから除去されま
す。
PRUNE_PERIOD パラメーター (デフォルト値は 3600 秒) を定義するには、
TWH_CDW データベースに定義されている AMX.PRUNE_CONTROL テーブルを次
のように更新します。UPDATE AMX.PRUNE_CONTROL SET PRUNE_PERIOD = 秒数
クリーンアップ・スクリプト: Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 1 では、
Tivoli Monitoring データベースのクリーンアップを実行するための保守スクリプト
が導入されます。この保守アクティビティーはデータ収集プロセスの機能には重要
ではありませんが、定期的に、特に一部のリソース・モデルの配布を行わなくなる
ときに実行する必要があります。クリーンアップ・スクリプトを起動するには、
$BINDIR/TME/Tmw2k/WarehouseCfg/cleanup_db ディレクトリーに移動し、Tivoli 環
境から cleanup_itm_db.sh ラッパー・スクリプトを実行してください。
注: DB2 を使用している場合、DB2 環境を定義してから Tivoli 環境をエクスポー
トし、cleanup_itm_db.sh ラッパー・スクリプトを実行してください。DB2 の
場合に限られますが、cleanup_itm_db.sh スクリプトにより、プルーニングの
前後に統計管理更新コマンドが自動的に呼び出されます。
AMY およびスタースキーマに対する変更: Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパッ
ク 5 で、AMY メモリー・スタースキーマが変更されました。AMY.D_CONFIG デ
ィメンション・テーブルが追加され、物理メモリーに関する情報が組み込まれまし
た。データは、新規カテゴリー TotalPhysicalMemorySize の下にある TMW_Memory
リソース・モデルによって収集されます。この変更は、AMY と一緒に提供される
ITM_OS_TEDW.pdf に文書化されています。
手動データ抽出: 以下の手順は、データ抽出の通常のプロセスで障害が発生した場
合のリカバリー・アクションと見なすことができます。中央データウェアハウスか
ら抽出してデータマートにロードする必要がある大量のデータがある場合、この処
理全体が完了するのに非常に長い時間がかかるか、トランザクション・ログがいっ
ぱいになったために障害が起こる可能性があります。この状態からのリカバリー処
置として、以下の手順で説明するとおり、提供されているスクリプトを使用して一
度に更新および抽出するデータの量は制限し、すべての必要なレコードをデータマ
ートに増分して抽出するために、この手順を繰り返すことができます。
62
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
1. 中央データウェアハウス・システムでのみコマンド・ウィンドウを開き (リモー
ト・データベース・クライアントの使用はサポートされていません)、ディレク
トリーを %TWH_TOPDIR%¥apps¥amy¥Version¥misc¥tools に変更します。
2. bash と入力し、Enter を押して bash シェルを開きます。
3. bash$ プロンプトで、以下のコマンドを入力します。
./AMY_set_extract_control.sh twh_cdw DB2user DB2password
Number_of_records
4. ログ・ファイルを調べて、スクリプトが正常に完了したことを確認します。ロ
グ・ファイルには amy_set_extract_control.log という名前が付けられ、
SQLLIB¥logging ディレクトリーの下の DB2 インストール・ディレクトリーに
置かれます。スクリプトが正常に実行されると、対応するメッセージがログに書
き込まれます。
5. スクリプトが正常に完了した場合、データマートに転送する必要があるレコード
について ETL2 を通常どおり実行します。
6. この手順を、すべての必要なレコードを転送するために必要な回数繰り返しま
す。
7. 必要なすべてのレコードを転送したら、AMY を最後に実行して、抽出制御テー
ブルがコンポーネントごとのシーケンス値を正確に反映するようにしてくださ
い。
extract_control テーブルの更新は、更新された SQL スクリプト
amy_m05_s020_mart_extract.db2 と共に、 ./AMY_set_extract_control.sh に渡さ
れるコマンド行引数に示されるレコード数のみを処理します。処理するレコード数
は、AMY 測定テーブル項目のみに制限されることに留意することが重要です。
プロセス全体を何回繰り返す必要があるかを判別するには、以下の手順を実行して
ください。
1. 中央データウェアハウスで、以下のステートメントを実行して、測定テーブル内
のレコード数を取得します。
select max(msmt_id) from twg.msmt;
2. 以下のステートメントを実行して、例えば、AMY.STG_CPU_HR のデータマー
トに挿入された現行レコード・カウントを取得します。
select extctl_from_intseq from twg.extract_control
where extctl_source= ’TWG.MSMT’
and extctl_target = ’AMY.STG_CPU_HR’;
3. 2 番目のステートメントの結果を最初のステートメントから減算して、データマ
ートが処理する必要があるレコード数を計算します。
ETL2 プロセスの追加ステップ: Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 7 以
降、データマートの抽出およびロードが正常に完了した後で extract_control ロギン
グを実行するために、AMY_m05_s035_mart_post_load ステップが追加されました。
これで、ログが更新される前に、データがデータマート・データベースに完全に取
り込まれるようになります。これにより、mart_post_load ステップより前のステッ
プで失敗した場合に、中央データウェアハウスからレコードのリカバリーを行うこ
とが可能になります。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
63
状態永続性について
IBM Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 9 以降、エンジンの再始動時に、エ
ンジンが停止する前に送信されたイベントを記憶するようエンジンを構成すること
が可能です。
その結果、エンジンの再始動時に、以前に送信されたイベントがまだ存在している
ことが検出された場合、エンジンはそのイベントを再び送信することはありませ
ん。これに対して、以前に送信されたイベントが存在しないことが検出された場
合、エンジンは消去イベントを送信します (有効になっている場合)。
永続性機能を有効にする場合、エンジンを停止すると、エンジンは停止直前に開い
ているイベントのピクチャーを取り、再始動時に参照できるようにします。
イベント状態のピクチャーは、以下のそれぞれの場所にある aggreg_state.dmp バ
イナリー・ファイルに保管されます。
v Windows の場合: LCFNEW/Tmw2k/bin/status ディレクトリーの下
v UNIX および AS/400 の場合: LCFNEW/Tmw2k/Unix/data ディレクトリーの下
注: この機能により、エンジンは送信されたイベントのみを記憶します。停止前に
収集されたモニター情報は追跡されません。
エンジンが再始動すると、イベント情報が再ロードされ、ファイルが削除されま
す。
エンジンの状態永続性機能を有効にするには、wdmepconfig -D コマンドで以下のキ
ーを指定してください。
StatePersistence
「true」に設定すると、エンジンは停止前に送信されたイベントを追跡する
ようになります。デフォルト値は「false」です。
ただし、この機能は、エンジンが定期的に停止し、wdmcmd -restart コマンドを使
用して再始動される場合にのみ有効です。エンジンがオフの場合にプロファイルの
配布を実行しても、この機能はアクティブになりません。エンジンが異常終了する
場合にイベント情報を失う危険を回避するために、イベント状態のピクチャーを定
期的に取り、異常終了後の再始動時に使用されるようエンジンを構成することがで
きます。定期的なピクチャー機能を構成するには、wdmepconfig -D コマンドで以下
のキーを指定してください。
StatePersistenceTime
これは、エンジンがイベント状態の新しいピクチャーを取って古いピクチャ
ーを置き換える (存在する場合) までの時間間隔 (分単位) を指定します。
デフォルトの 0 は、エンジンがイベント状態のスナップショットを定期的
に取らないことを意味します。
エンジンの停止と再始動の間の期間が長すぎると、エンジンが取ったイベント状態
ピクチャーは古くなっている可能性があるため、信頼性は低くなります。このよう
な場合は、エンジンを初めて始動する場合のように、イベント状態ピクチャーを考
慮に入れずにエンジンを再始動してください。したがって、期限切れのためイベン
ト状態ピクチャーが無効になるまでの期間を指定することが可能です。ピクチャー
の有効期間を指定するには、wdmepconfig -D コマンドで以下のキーを指定してくだ
さい。
64
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
StatePersistenceValidityTime
これは、エンジンによって取られたイベント状態のピクチャーの有効期限が
切れるまでの最大期間 (時間単位) を指定します。この期間の満了後にエン
ジンが再始動する場合、保管されたイベント状態は考慮されません。デフォ
ルトの 0 は、イベント状態の経過時間についての検査が行われないことを
意味します。
新規メッセージ
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 9 以降、状態永続性機能を有効にする
と、Windows 以外のエンドポイント上で、以下の新規メッセージが
aggreg_state.dmp ファイルに書き込まれるようになりました。
v AMW2047I : エンジンの状態が保管されました。(The engine state has been
saved.)
v AMW2048I : aggreg_state.dmp ファイルが除去されたため、エンジンの状態は再
ロードされていません。(The aggreg_state.dmp file has been removed and the
engine state has not been reloaded.)
v AMW2049I : ファイル aggreg_state.dmp からエンジンの状態をロード中です。
(Loading engine state from file aggreg_state.dmp.)
v AMW2350I : {profile} のプロファイル・ダンプが再書き込みされました。(The
profile dump for {profile} has been rewritten.)
v AMW2351E : プロファイル {profile_dump} の再始動中にエラーが発生しまし
た。(Error while restarting the profile {profile_dump}.)
説明
プロファイル・ダンプを収容しているファイルは読み取り不能であるた
め、プロファイル設定は再ロードされません。
オペレーターの対応
プロファイルの配布を実行して、破損したダンプ・ファイルを上書きする
か、ファイルをエンドポイントから削除してください。
UNIX エンジンについて
AIX プラットフォームで .cshrc ファイルのパス変数を変更する場合は、変更する
パスの末尾に必ず $PATH を書き込んでください。これは新規パスがこのパス変数を
上書きすること、および Tivoli Monitoring エンジンで使用されることを避けるため
に必要です。
Linux プラットフォームについて
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 7 以降、Linux プラットフォームでは、
Tivoli Management Framework で提供される単一ポート大量データ転送プログラム機
能が有効になります。このフィックスパック以降、Linux TMR サーバーおよび管理
対象ノード上に前提条件として Tivoli Management Framework 4.1 以降が必要で
す。
Windows エンドポイント上の Tivoli モバイル・コンソールについ
て
Tivoli モバイル・コンソールがインストールされている Windows エンドポイントで
は、プロファイルを配布するたびに、または MDist 2 サービスを使用するコマンド
を実行するたびに、配布を確認するためのポップアップ・ウィンドウが表示されま
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
65
す。Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 7 以降、自動配布を有効にして、
Tivoli モバイル・コンソールがポップアップ確認ウィンドウを表示しないようにす
ることができます。自動配布を有効にするには、wdmconfig コマンドの
distribution.is_hidden キーを true に設定してください。
夏時間調整における最近の変更が Tivoli Monitoring に与える影響
2005 年制定のアメリカ合衆国エネルギー政策法 (United States Energy Policy Act of
2005) の規定により、2007 年から夏時間調整 (Daylight Saving Time: DST) が 4 週
間延長されます。いくつかの国 (カナダ、バーミューダ) でも同じ夏時間調整の変更
が導入されます。他の国でも夏時間調整の規則に同様の変更が行われる見通しで
す。2007 年から、夏時間調整の開始日と終了日が、以下のようになります。
v 開始日: 3 月の第 2 日曜日 (2007 年 3 月 11 日)
v 終了日: 11 月の第 1 日曜日 (2007 年 11 月 4 日)
新しい夏時間調整政策について詳しくは、以下の IBM の夏時間調整に関するメイ
ン・サイトを参照してください。
http://www.ibm.com/support/alerts/daylightsavingstimealert.html
Java およびオペレーティング・システムに必須パッチが組み込まれていれば、Tivoli
Monitoring がこの変更の影響を受けることはありません。詳しくは、以下の Tivoli
Monitoring Web ページを参照してください。
http://www-306.ibm.com/software/sysmgmt/products/support/ IBMTivoliMonitoring.html
Tivoli Monitoring フィックスパック 11 以降、製品に付属の JRE には、Windows
以外のすべてのプラットフォーム用の新しい DST 規則で必要なパッチが既に組み
込まれています。
DST に対応した Windows 用の JRE 131 SR8 は、5.1.2-ITM-0183LA パッチで提供
されます。
Tivoli Monitoring 5.1.x と Tivoli Monitoring 6.1 間の統合
Tivoli Monitoring 5.1.2 フィックスパック 6 以降、Tivoli Monitoring 5.1.x から
Tivoli Monitoring 6.1 にデータを非同期に送信して、直接 Tivoli Data Warehouse
2.1 に挿入できます。モニター・エンジンによってデータが新しい統合エージェント
に送信された後、このデータを事前の統合を行うことなく直接 Tivoli Data
Warehouse 2.1 に挿入することができます。
統合を有効にするには、Tivoli Monitoring 5.1.x TMR サーバーに、Monitoring Agent
for IBM Tivoli Monitoring 5.x エンドポイント (Tivoli Monitoring 6.1 CD で提供さ
れる) がインストールされていること、および使用可能にするすべてのエンドポイ
ントに配布されていることを確認してください。詳しくは、Tivoli Monitoring 6.1 の
資料を参照してください。モニター・エージェントのインストールと配布が完了し
ていないと、データを Tivoli Monitoring 6.1 に送信することはできず、データが
Tivoli Monitoring 5.1.2 に自動的にリダイレクトされることもありません。
66
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
この機能を有効にするには、wdmepconfig コマンドの DataSeeding オプションを必
要に応じて設定し、エンドポイント・モニター・エンジンを構成してください。こ
れらのオプションについて詳しくは、 53 ページの『wdmepconfig』を参照してくだ
さい。
ドキュメンテーションの問題点と訂正
このセクションでは、Tivoli Monitoring のこのリリースに関する既知のドキュメン
テーション不良を文書化します。ドキュメンテーションの問題ごとに改訂された情
報は、次のとおりです。
1. 「Tivoli Decision Support for Server Performance Prediction: リリース情報」 15
ページの『Remove the TDS Configuration Database Structure』セクションのス
テップ 3 は、次のように修正する必要があります。
注: Tivoli Monitoring 5.1 以降、TDS 構成コンポーネントは階層データ収集コ
ンポーネントと呼ばれるようになりました。
この手順を実行することの必要なデータベース・サーバーまたはクライアント
に TDS 構成がインストールされていない 場合、そのサーバーまたはクライア
ントのオペレーティング・システムに応じて、次のことを実行する必要があり
ます。
v UNIX: TDS 構成のインストールされているシステム (例えば Tivoli サーバ
ー) の $BINDIR/Tmw2k/TDS/rdbcfg ディレクトリーを、データベース・サー
バーまたはクライアントの NFS マウントとしてマウントし、そのディレク
トリー内から 15 ページのステップ 2 の手順 (rm_rollup_db.sh スクリプト
に適用される) を実行します。
v Windows: Tivoli がインストールされているシステムに対して、以下に示す
ステップを実行します (または、下記のファイル rm_db.<database_extension>
の内容をカット・アンド・ペーストし、データベースの SQL セッションか
らそれを使用します)。
a. $BINDIR/TME/Tmw2k/TDS/rdbcfg ディレクトリーの以下のファイルを、
TDS 構成のインストールされているシステムにコピーします。
– rm_rollup_db.sh
– rm_db.<database_extension>。ここで、database_extension は、データベ
ース・ベンダーによって以下のように異なります。
- Db2: DB2®
- Inf: Informix®
- Mssql: Microsoft®-SQL 6.x
- Mssql7: Microsoft-SQL 7.0
- Ora: Oracle
- Syb: Sybase
b. rm_rollup_db.sh スクリプトを実行して、データベース構造を削除しま
す。
2. 「Tivoli Decision Support for Server Performance Prediction: リリース情報」 4
ページの『Supported Databases』セクションで、次のように情報を変更する必要
があります。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
67
v 現在では、DB2 バージョン 6.1 ではなく DB2 バージョン 7.2 がサポート
されるようになりました。
v 現在では、Oracle バージョン 8.0.5 ではなく Oracle バージョン 8.1.6 がサ
ポートされるようになりました。
3. 「Tivoli Decision Support for Server Performance Prediction: リリース情報」 17
ページと 18 ページの 『Normal Running』セクションで、次のように情報を変
更する必要があります。
v 2 番目の黒丸で、「毎日 1:30 a.m. に (Each day, at 1:30 a.m.)」という箇所
を「毎日 1:00 a.m. に (Each day, at 1:00 a.m.)」に変更する必要がありま
す。
v 3 番目の黒丸で、「2:30 a.m. に 2 番目のジョブが実行される (At 2:30 a.m.,
a second job is run)」という箇所を「2:00 a.m. に 2 番目のジョブが実行さ
れる (At 2:00 a.m., a second job is run)」に変更する必要があります。
4. 「Tivoli Decision Support for Server Performance Prediction: リリース情報」 5
ページの『Install the TDS Configuration Component』セクションで、次の変更
が適用されます。
v 「インストール・オプション (Install Options)」ダイアログ (および画面キャ
プチャー) には、「データベース・ユーザー・パスワード (Database User
Password)」フィールドは含まれません。
v 「インストール・オプション (Install Options)」ダイアログ (および画面キャ
プチャー) には、「データベース ID (Database ID)」フィールドのデフォル
ト値 dm_db が表示されます。
v データベース・ユーザー・パスワードについての情報 (『表 1 - TDS 構成イ
ンストール・オプション』内) は、テーブルから抽出し、『注』として記述
する必要があります。
v 黒丸番号 4 で、表 1 の前の 番号なしの最初の 黒丸が次のように変更され
ています。
– RDBMS サーバーまたはクライアントが Tivoli Management Region サー
バー上にインストールされている場合は、表 1 に示されているようにフ
ィールドに値を入力し、「設定 (Set)」をクリックします。インストー
ル・オプションの値を入力しないで「設定 (Set)」をクリックした場合
は、(DB2 の) デフォルト・パラメーターを使用して Rim オブジェクトが
作成されます。
v 黒丸番号 4 で、表 1 の直後の 番号なしの 2 番目の 黒丸が次のように変更
されています。
– RDBMS サーバーおよびクライアントがどちらも Tivoli Management
Region サーバー上にインストールされていない場合は、すべてのフィール
ドを空のままにし、「閉じる (Close)」をクリックし、56 ページの『シェ
ル・スクリプトを使用した RIM オブジェクトの作成 (Creating the RIM
Object Using a Shell Script)』の説明に従って Rim オブジェクトをセット
アップする必要があります。
v 黒丸番号 4 で、番号なしの 3 番目の 黒丸を次のように追加する必要があり
ます。
– すべてのフィールドをブランクのままにし、「閉じる (Close)」をクリッ
クした場合は、Rim オブジェクトが作成されません。
68
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
5. 「Tivoli Decision Support for Server Performance Prediction: リリース情報」 9
ページの『Chapter 2. Installation and Customization』にある『Step 4. Creating
the Tivoli DM Database』セクションで、2 番目の黒丸の末尾に、次の新しいパ
ラグラフが追加されます。
cr_db.db2 SQL スクリプトを実行するには、次のコマンドを使用します。
db2 -vf cr_db.db2.sql
6. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 197 ページの『第 8 章 コマ
ンド』の『コマンドからの戻りコード』セクションで、次の変更が表 16 に適
用されます。
v シンボリック・コード EX_CLI_USAGE_RC は、戻りコード -1 にのみ関連
付けられます。
v メッセージ AMW0175E、AMW0176E、および AMW0177E は、次の新規シ
ンボリック・コードに関連付けられます。
シンボリック・コード
メッセージ ID
EX_TASK_MISSING_EVENT_NAME
AMW0175E
EX_TASK_MISSING_LIB_NAME
AMW0176E
EX_TASK_MISSING_NAME
AMW0177E
7. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の HTML バージョンには、
『第 2 章 インストール』の『サポートされるプラットフォーム』セクション
で、不完全な表が含まれています。正しい表は、この「リリース情報」で文書
化されており、詳しくは、 3 ページの『サポートされるプラットフォーム』 を
参照してください。
8. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 30 ページの『第 2 章 インス
トール』の表 8 の「ソフトウェア要件」で、Tivoli Data Warehouse との統合
の前提条件を定義する行は、次の必須ソフトウェアについて述べるように変更
されます。
Tivoli Enterprise Data Warehouse 1.1 フィックスパック 3 (ならびに最新の使用
可能なパッチ)、またはそれ以降のバージョンが使用可能でなければなりませ
ん。
9. 「IBM Tivoli Monitoring: Problem Determination Guide」 29 ページの
『Chapter 2. Built-in serviceability』の『Serviceability tasks』セクションで、次
の追加ファイルが DMCollectMNLog タスクによって UNIX および Windows
プラットフォームで収集されます。
$DBDIR/TMP/mn_time_info.log
10. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 86 ページの『第 4 章 ハート
ビート機能』の『ハートビートのインストールと構成』セクションで、構成キ
ー heartbeat.send_events_to_notice の説明が次のように改訂されています。
heartbeat.send_events_to_notice
ハートビート・イベントを Tivoli Monitoring 通知グループに送らない
場合、これを false に設定してください。そうでないと、デフォルト値
の true のままになります。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
69
11. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の『第 4 章 ハートビート機
能』85 ページの『ハートビートのインストールと構成』セクションで、構成キ
ー heartbeat.tec_server の例の @ を以下のように # で置き換えてください。
EventServer or EventServer#regionname
12. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 188 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmrm で、-add オプションの説明が次のように変更され
ています。
-add
指定された resource_model_tarfile のリソース・モデルを Tivoli サーバ
ーに追加します。リソース・モデルが既に存在する場合、新規バージョ
ンでそれを置き換えるには、次のようにする必要があります。
v エンドポイント・エンジンを停止して、プロファイルを再配布しま
す。
v または、コマンド wdmcmddistrib を -upgrade オプションを付けて
実行します。
13. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」162 ページの『第 8 章 コマン
ド』で、コマンド wdmrm にオプションが 2 つ追加されました。 60 ページ
の『wdmrm』を参照してください。
14. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 130 および 188 ページの『第
8 章 コマンド』で、コマンド wdmrm が、説明されているようには、管理対
象ノードおよびゲートウェイから発行できず、Tivoli 管理リージョン・サーバ
ー (TMR) からのみ発行できます。
15. IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド 117 ページの『第 8 章 コマン
ド』のコマンド wdmcmddistrib について、現在、-t オプションに以下の説明
が追加されました。
注: タイムアウトの指定値が小さすぎると、コマンドは幾つかのエンドポイン
トのある操作で障害が起こることもあります。それぞれのマシンで時刻の
設定値が異なると、小さすぎるタイムアウトによる影響を増大させること
があります。
16. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 117 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmcmddistrib について、-upgrade オプションは以下のよ
うに変更されました。
-upgrade
以下の操作を行います。
v すべてのエンドポイント・エンジンを停止する。
v 更新されたエンジン・バイナリーを配布する。
v 更新されたプロファイルをエンドポイントに配布する。
v エンドポイント・エンジンを再始動する。
-t オプション指定の -upgrade を使用して、上記のすべての操作にタイ
ムアウトを設定します (ディスカバーされたプロファイルのエンドポイ
ントへの配布を除く、この場合は MDist 2 サービスにより設定された
タイムアウトが使用されます)。すべての操作の応答時間は MDist 2 サ
ービスの notify_interval パラメーターを使用して設定されます。この
設定で notify_interval を 3 分にすると、この操作が正常に完了する
70
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
か、またはタイムアウトになるまで 3 分ごとに部分的な操作の結果
(操作が継続中、失敗した、なお保留中であるエンドポイント数) につい
て通知されます。
17. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 116 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmcmddistrib について、-upgrade オプションの影響を受
けるファイルとディレクトリーのリストには、以下のディレクトリーも含まれ
ます。
v InvalidProfilesDiscoveredAtEndpoints ディレクトリーで、このコマンドは
各プロファイルに関連するファイルのセットをターゲット・エンドポイント
のリストに保管します。これらは、updated_models_list.txt の内容に応じ
て TMR サーバーから除去されたプロファイルですが、なおエンドポイント
には存在します。
v ProfilesDistributionFailed ディレクトリーで、このコマンドは各プロファイル
に関連するファイルのセットをターゲット・エンドポイントのリストに保管
します。これらは配布に失敗したプロファイルであり、
updated_models_list.txt ファイルの内容に対応しています。
18. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の『第 8 章 コマンド』136 ペ
ージのコマンド wdmcmddistrib の -m オプションの説明で、以下の情報が欠
落しています。「このオプションを正しく機能させるには、関係するすべての
管理対象ノードを同じ日時に調整する必要があります。」
19. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 151 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmdistrib について、オプション -r の説明が次のようにな
りました。
-r
JRE がターゲット・サブスクライバーにおいて置き換えられる必要があ
ることを指示します (また、除去された既存の JRE へのリンクも)。こ
のオプションは、-J オプションと結合して使用される場合にのみ有効
です。-r が使用されないとき、JRE は、既にインストールされたり、
リンクされたりした JRE を持っていないサブスクライバーにのみ配布
されます。
20. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 142 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmconfig で、datacollector.db_purge_interval は 10 から 60
日までの間と述べていますが、そうではありません。代わりに、2 から 60 ま
でです。
21. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 142 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmconfig で、datacollector.delay パラメーターは 10 から
60 分までの間と述べていますが、そうではありません。代わりに、2 から 60
までです。
22. IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド の 143 ページの『第 8 章 コマン
ド』のコマンド wdmconfig で、datacollector.sleep_time パラメーターは、2 回
の連続データ・アップロード要求間の時間間隔 (分単位) が、10 から 60 分ま
での範囲にすることができ、デフォルトは 10 分である、と述べています。代
わりに、その値は 1 から 60 までの範囲にすることができ、デフォルトは 1
分です。
23. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 122 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmconfig では、dmml.trace_level パラメーターで (すべて
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
71
のコンポーネントに対する) トレースのレベルが 0 (最小) から 4 (詳細) まで
の設定を指定します。通例では、トレース・レベルの範囲は 0 から 2 までに
します。
24. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 122 ページおよび 123 ページ
の『第 8 章 コマンド』のコマンド wdmconfig について、以下の新規 キー値
ペアが追加されました。
datacollector.insert_data
収集したデータをデータベースにロードしない場合には、これを
「false」に設定してください。デフォルトは true です。
request_manager.verify_epcache
要求マネージャーが開始するときに、このマネージャーはエンドポイン
ト・キャッシュにあるすべてのエンドポイントが、エンドポイント・マ
ネージャーにもあることを検査します。要求マネージャーにこの検査を
させたくない場合は、このキーを「false」に設定します。デフォルトは
true です。
distribution.is_hidden
MDist 2 サービスを使用するプロファイルおよびコマンドの配布を確認
なしに自動的に実行する場合は、これを「true」に設定します。デフォ
ルト値は false です。
25. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 140 ページの『第 8 章 コマ
ンド』で、コマンド wdmcollect に、次の新規オプションが追加されました。
wdmcollect --e {endpoint_name | @endpoint_list_file} -l [ -m managednode]
-l オプションを使用して、エンドポイントから直接データを収集して、それを
Tivoli Monitoring RIM データベースに保管することができます。このオプショ
ンによって、より素速くデータを検索できます。要求マネージャーをバイパス
して、データ要求をキューイングなしに即時に処理するからです。
26. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の『第 8 章 コマンド』140 ペ
ージで、コマンド wdmcollect で必要な許可レベルの説明が間違っています。
必要な正しい許可レベルは、super、senior、または admin 役割です。
27. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 161 ページの『第 8 章 コマ
ンド』で、コマンド wdmeditprf が、次のように変更になりました。
既存のプロファイルを変更しようとする場合、スケジュール・オプションの値
として、always (または Always) を指定することができます。そのようにする
場合、定義されたルールは無視され、プロファイル・スケジュールは「always」
に設定されます。
28. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 174 ページの『第 8 章 コマ
ンド』のコマンド wdmheartbeat で、オプション -t の説明が次のようになり
ました。
-t
72
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
このオプションは、定義された管理対象ノードおよびゲートウェイに即
時の効果をもたらし、ハートビートを停止します。このコマンドが効果
をもたらすには、ハートビートは実行中である必要があります。このオ
プションを使用すると、ハートビートは停止し、ハートビート・プロセ
スは終了します。
29. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の『第 8 章 コマンド』188 ペ
ージのコマンド wdmrm のオプション -add の説明が不完全です。以下の説明
で置き換えてください。
-add
指定された resource_model_tarfile のリソース・モデルを Tivoli サーバ
ーに追加します。リソース・モデルが既に存在する場合、新しいバージ
ョンで置き換えられます。この場合、エンドポイント・エンジンを停止
してから再始動する必要があります。新しいリソース・モデルをエンド
ポイントに配布するには、wdmcmddistrib -upgrade コマンドを実行し
てください。
30. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の『第 8 章 コマンド』188 ペ
ージのコマンド wdmrm で、オプション -add を使用するために必要な最低限
の許可の役割は senior または super です。(ユーザーズ・ガイドで間違って説
明されている管理者の役割では不十分です)
31. 「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」 26 ページの『第 2 章 インス
トール』の表 8 で、UNIX または Linux を実行しているエンドポイントの行
に、次の新規情報が組み込まれている必要があります。
「RedHat Ent Linux 3.0 または Linux SuSE SLES-8 を実行するエンドポイン
トには、JRE 1.3.1 SR7 が必要です。IBM Software Support Web サイトからダ
ウンロードすることができます。」
32. 「IBM Tivoli Monitoring: Problem Determination Guide」 48 ページの
『Chapter 3. Problem resolution』の表 4 『Problems and their workarounds』の
最下部で、次の問題を追加する必要があります。
問題: Tivoli Monitoring エンジンは、RedHat Enterprise Linux 3.0 AS 64bit
pSeries® を実行しているエンドポイントに、プロファイルが配布されている場
合には開始しません。
次善策: エンドポイントに compat-libstdc++-7.3-2.95.4.4m rpm パッケージをイ
ンストールします。
33. APAR IY63470 - 「IBM Tivoli Resource Model Builder: ユーザーズ・ガイド」
122 ページの 『Appendix B. Service object method library』で、GetShellStdOut
メソッドの説明は、そのメソッドが spawn されたプロセスの完全な標準出力を
取得するのに使用されている、と述べています。代わりに、標準出力の最初の
4 KB のみ戻されます。これに対する理由は、大きなサイズのファイルを読み
取るオーバーヘッドによって起こる、CPU およびメモリーのパフォーマンス低
下からエンジンを守るためです。しかし、通常、リソース・モデルは、スクリ
プトまたはプロバイダーから戻される、サイズを小さくした出力 (例えば、戻
りコード) を管理することを企図されています。4 KB より大きな出力を管理す
る必要がある場合、出力が別々の 4 KB 部分にセグメント化されているよう
に、リソース・モデルで指定する必要があります。
34. 「IBM Tivoli Resource Model Builder: ユーザーズ・ガイド」 129 ページの
『Appendix B. Service object method library』の DefineClassAsync で、このメ
ソッドの説明に、次の情報が欠如しています。
このクラスを使用する新規リソース・モデルを作成後、リソース・モデルを適
切に動作させるには、次の例で示すように、SetDefaultConfiguration の
RepeatCount フィールドを手動で追加する必要があります。
第 4 章 ドキュメンテーションについての注意事項
73
Svc.DefineClass ("CIM", "Win32_NTLogEvent",
"root¥¥cimv2:Win32_NTLogEvent", "WHERE(Logfile=¥"Application¥" AND
EventCode=¥"1221¥")",
"RepeatCount,RecordNumber,EventCode,EventIdentifier",
"Logfile,Message,TimeWritten", "None", "", 0, -1);
35. 「IBM Tivoli Resource Model Builder: ユーザーズ・ガイド」の『Appendix B,
Service object method library』122 ページの「Method Shell」で、「The
launched process must return within 60 seconds, otherwise an error generates.」と
いうメソッドの説明が間違っています。正しくは、以下のようになります。
「The process timeout depends on the engine operating system.」Windows エン
ジン (tmw2k.exe) の場合、プロセスは 2 分でタイムアウトになります。UNIX
エンジンの場合、タイムアウトはありません。
36. APAR IY91663:「IBM Tivoli Monitoring: ユーザーズ・ガイド」の第 2 章の 41
ページ『Java ランタイム環境のインストール』で、「SIS を使用して JRE を
インストールできます。SIS における JRE 製品名は、ITM 5.1.2 - JRE 1.3.0
です」という文章は正しくありません。SIS を使用して JRE をインストールす
ることはできません。
37. 「IBM Tivoli Monitoring: リソース・モデル・リファレンス」66 ページの
DMXNetworkInterface リソース・モデルの『ロギング』セクションの表で、
「プロパティー」列が BytesReceivedSec、BytesSentSec になっています。これ
らは正しいプロパティー名 (生データ・テキスト・ファイルに定義されている)
ではありません。正しい名前は、InBytes および OutBytes です。
38. 「IBM Tivoli Monitoring: リソース・モデル・リファレンス」132 ページの、フ
ァイル・システム・リソース・モデルの『しきい値』セクションで、
「Percentage of Used Space (スペース使用率)」しきい値の説明「このしきい値
は、ファイル・システム内で使用されるスペースの最大比率です。」が間違っ
ています。正しくは、次のようになります。「このしきい値は、ファイル・シ
ステム内で使用されるスペースの最小比率です。」
39. 「IBM Tivoli Monitoring: リソース・モデル・リファレンス」133 ページの、フ
ァイル・システム・リソース・モデルの『パラメーター 』テーブルで、パラメ
ーターの説明「...サポートされるタイプ (UFS および VxFS) のすべてのファイ
ル・システム..」が不完全でした。正しくは、次のようになります。「...サポー
トされるタイプ (UFS、VxFS、および AIX 上の GPFS) のすべてのファイル・
システム...」
74
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
第 5 章 国際化対応についての注意事項
ここでは、Tivoli Monitoring の国際バージョンに特有の要件、注意事項、問題、障
害、および修正について説明します。
ソフトウェアの制限
以下の制限があります。
v Tivoli Monitoring Workbench を日本語環境でデバッグ用に使用する場合、フォン
トの設定を変更する必要があります。デフォルトのフォントは MS Sans Serif
(SBCS フォント) に設定されています。デバッグ・フォルダー・プロパティーに
含まれている情報を読むためには、それを DBCS フォントに設定する必要があり
ます。
v Windows 環境では、プロファイル名またはポリシー名に DBCS 文字を使用しな
いように強くお勧めします。例えば、プロファイル名に DBCS 文字を使用し、そ
のプロファイルを配布する場合、その配布は正常に完了します。しかし、
DMCollect MnLog 保守性タスクを使用してログ・ファイルを収集する場合、その
プロファイルのログ・ファイルは収集されません。
言語サポートの使用可能化
ローカリゼーションは、Tivoli Monitoring 5.1.1 フィックスパック 6 からサポート
されています。以下の手順は、README ファイルでのみ文書化され、この「リリー
ス情報」に追加されました。
Tivoli デスクトップから言語サポートを適用するには、以下のステップを実行しま
す。
1. 「デスクトップ」メニューから、「インストール」->「製品のインストール」を
選択して、「製品のインストール」ダイアログを表示します。
2. 「メディアの選択」をクリックして、「ファイル・ブラウザー」ダイアログを開
きます。
3. 「パス名」フィールドで、フィックスパックのあるディレクトリーへのパスを入
力します。
4. 「メディアの設定 & クローズ」をクリックして、「製品のインストール」ダイ
アログに戻ります。
製品インストール・リストには、インストールされる言語サポート・コンポーネン
ト (IBM Tivoli Monitoring バージョン 5.1.1 フィックスパック 6 - 言語サポート)
の名前が含まれます。
5. IBM Tivoli Monitoring バージョン 5.1.1 - 言語サポートを選択します。
6. リストからインストールする言語を選択します。
7. 言語サポートをインストールする管理対象ノードを選択します。
8. 「インストール」をクリックします。
© Copyright IBM Corp. 1999, 2008
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各コンポーネントは、次のように、コマンド wpatch によるコマンド行を使用し
て、インストールできます。
winstall -c <CDROM-PATH> -i AMW_<LOCALE>.IND [NODE1 NODE2 ...]
ここで、NODE1 NODE2 ... は、言語サポートがインストールされる管理対象ノー
ドです。
管理対象ノードが指定されない場合、言語サポートは、TMR の管理対象ノードすべ
てにインストールされます。
Web ヘルス・コンソール・ファイルの更新
注: この機能は WebSphere Application Server 4 でのみサポートされます。
Web ヘルス・コンソール・ファイルを更新するには、以下のようにして、手動でコ
ピーします。
Web ヘルス・コンソールをホストするターゲット・コンピューターの、次のディレ
クトリーに、カタログ・ファイルの HCONSOLE ディレクトリーの内容をコピーし
ます。
v INSTALL_DIR¥installedApps¥dm.ear¥dm.war¥WEB-INF¥classes¥com¥tivoli¥
DmForNt¥resources
v INSTALL_DIR は、製品がインストールされるディレクトリーです。
注: UNIX システムの場合は、上記のパス名で「¥」の代わりに「/」を使用します。
リソース・モデル・ファイルを更新または再配布するには、追加しようとするリソ
ース・モデルの bash シェルで、次のコマンドを発行します。
wdmrm -addcat resource_model_files
代替案として、次のように行うことによって、Web ヘルス・コンソール・ファイル
を更新することができます。
IBM Tivoli Monitoring Language Support CD (/WHC サブディレクトリー) から、次
の提供されたバッチ・ファイルの 1 つを実行します。
v LPinstall.bat
v LPinstall.sh
これによって、既存の Web ヘルス・コンソール・サーバーで必須の IBM Tivoli
Monitoring Web ヘルス・コンソール NLS ファイルがすべてインストールされま
す。
ソフトウェアの問題と対処方法
ここでは、Tivoli Monitoring の国際バージョンにおける既知の問題について説明し
ます。また、対処方法が確認されていて、それが適用できる場合は、推奨される対
処方法も示しています。
76
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
1. CMVC 33449 - DBCS 環境で、プロファイル名に DBCS データが含まれる場合
は、エンドポイント・ログ・ファイル trace_dmxengine.log とメッセージ・ロ
グ・ファイル msg_dmxengine.log でプロファイル名が破壊されて表示されること
があります。
2. CMVC 33297 - DBCS 環境で、DBCS データを含むイベントは、Tivoli
Enterprise Console 上で破壊されて表示されることがあります。
3. CMVC 34339 - 非英語の DBCS 環境で、W2k Professional Server (Windows お
よび UNIX) マシン上での、ヒストリカル・データ収集コンポーネントのインス
トールが失敗します。
次善策: ヒストリカル・データ収集コンポーネントを DBCS W2k Professional
Server マシンにインストールする前に、次のステップを実行して 2 つの環境変
数 (LANG と LC_ALL) を定義します。
v Windows マシンの場合:
a. W2K Professional Server マシンで、「環境変数」ダイアログを開く (「マ
イ コンピュータ」を右クリックして「プロパティ」-->「詳細」をクリック
する)。
b. ローカル管理者用の 2 つのシステム変数 (LANG と LC_ALL) を追加す
る。どちらのシステム変数も「C」に設定します。
c. 「サービス」から oserv を再始動する。
v UNIX マシンの場合:
a. コマンド行インターフェースを開く。
b. LANG および LC_ALL システム変数を「C」に設定する。
c. odadmin reexec all コマンドを実行して、oserv を再始動する。
d. wsetlang -o -l C コマンドを実行する。
これで、ヒストリカル・データ収集コンポーネントを正常にインストールできま
す。このインストールが完了した後、上記の 2 つの変数を除去し、oserv を再始
動して、通常の非英語 DBCS ロケール環境に戻す必要があります。
4. CMVC 34884 - DBCS 環境では、すべての OS リソース・モデルをデフォルト
で配布するか、OS リソース・モデルのサブセット (ただし、「パラメトリッ
ク・イベント・ログ」(TMW_ParamEventLog) を含む) をデフォルトで配布する
場合、WFPS (ソース「Windows File Protection」サブシステム) からのイベント
のような、英語と中国語の混合テキストを含む Windows イベントが発生する
と、これが原因で、エンジンが書き込み操作でロックします。それ以降にエンジ
ンに着信する要求はすべてエンキューされ、tmw2k_ep プロセスのインスタンス
のキューが生じます。エンジンは引き続き動作しますが、wdmcmd を使用してエ
ンジンを停止または再始動しない限り、エンジンは要求に応答できません。
5. APAR IY69172 - AS/400 のローカライズされたエンドポイントでは、しきい値
は、句読法の解釈でのミスマッチのため、不正確に解釈されます。文字「ドッ
ト」(.) は、「コンマ」(,) と解釈されます。例えば、「1」に設定されたしきい
値 (CONF ファイルには 1.000000 として保管される) は、1000000 として戻さ
れます。そこで、リソース・モデルが実行しているとき、何のイベントもトリガ
ーしません。しきい値を正しく解釈しないからです。この問題は、ロケール・ミ
スマッチによるものです。この問題が発生する場合、次のように、オペレーティ
ング・システム値が正しく構成されることを確認してください。
第 5 章 国際化対応についての注意事項
77
QLOCALE=/QSYS.LIB/LOCALE.LOCALE
例えば、イタリア語のロケールの場合、オペレーティング・システム値として正
しい構成は、次のとおりです。
QCCSID=280
QCHRID=697/280
QCNTRYID=IT
QLANGID=ITA
QLOCALE=/QSYS.LIB/IT_IT.LOCALE
6. SLES 9 システムで、小数点として「,」(コンマ) を使用するロケールをインスト
ールする場合、しきい値の数値が誤って解釈されることがあります。この問題が
発生する場合は、以下の変数を同じロケール値に設定し、エンジンを再始動して
ください。
v LC_CTYPE
v LC_NUMERIC
高速デプロイメントについての注意事項
英語以外の環境では、次の点に注意してください。
v DBCS など、英語以外の一部のロケールでは、環境変数
JAVA2D_USEAWTFONTS=0 を設定することにより、パネル・テキスト切り捨て
の問題が修正されます。
78
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
サポート情報
IBM ソフトウェアに問題がある場合は、迅速に解決しなくてはなりません。このセ
クションでは、IBM ソフトウェア製品のサポートを入手するための、次のオプショ
ンについて説明します。
v 『知識ベースの検索』
v 『フィックスの入手』
v
80 ページの『各週のサポート更新情報の入手』
v
82 ページの『ソフトウェア・サポートとの連絡』
知識ベースの検索
使用可能な知識ベースを検索して、その問題に対する解決策がすでに文書化されて
いるかどうかを判別することができます。
インフォメーション・センターの検索
IBM は、お客様のローカル・コンピューターまたはイントラネット・サーバーにイ
ンストールできる広範な資料を提供しています。このインフォメーション・センタ
ーの検索機能を使用して、概念情報、タスク完了のための指示、および参照情報を
照会できます。
インターネットの検索
以下は英語のみの対応となります。インフォメーション・センターでお客様の疑問
に対する解答が見つからない場合は、問題の解決に役立つ最も新しく完全な情報を
インターネットで検索してください。
ご使用の製品について、複数のインターネット・リソースを検索するには、インフ
ォメーション・センターの「Web search」トピックを使用してください。ナビゲー
ション・フレームで、「Troubleshooting and support」 「Searching knowledge
bases」をクリックし、「Web search」を選択してください。このトピックから、以
下のようなさまざまなリソースを検索できます。
v IBM 技術情報
v IBM ダウンロード
v IBM Redbooks™
v IBM developerWorks®
v フォーラムおよびニュースグループ
v Google
フィックスの入手
以下は英語のみの対応となります。お客様の問題の解決に、プロダクトのフィック
スが有効な場合があります。ご使用の IBM ソフトウェア製品には、どのようなフ
ィックスが使用可能かを判別するには、以下のステップに従ってください。
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79
1. IBM Software Support Web サイト (www.ibm.com/support/us/)にアクセスしま
す。
2. 「Support topics」セクションの「Downloads and drivers」をクリックします。
3. 「Software」カテゴリーを選択します。
4. 「Sub-category」リストで製品を選択します。
5. 「Find downloads and drivers by product」セクションで、「Category」リスト
からソフトウェア・カテゴリーを選択します。
6. 「Sub-category」リストから製品を 1 つ選択します。
7. 検索を絞り込む場合は、「Search within results」に追加の検索語を入力しま
す。
8. 「Search」をクリックします。
9. 検索の結果戻されるダウンロード・リストから、該当するフィックスの名前をク
リックして説明を読み、必要に応じてそのフィックスをダウンロードします。
入手可能なフィックスのタイプについての詳細は、 http://
techsupport.services.ibm.com/guides/handbook.html にある IBM Software Support
Handbook を参照してください。
各週のサポート更新情報の入手
以下は英語のみの対応となります。フィックスおよびその他のお客様サポートに関
する情報についての通知を、週次 E メールで受信するには、以下のステップを実行
してください。
1. IBM Software Support の Web サイト: http://www.ibm.com/software/support にア
クセスします。
2. ページの右上隅の「My support」をクリックします。
3. 「My support」に登録済みの場合は、サインインして次のステップにスキップ
します。登録が済んでいない場合は、「register now」をクリックします。お客
様の E メール・アドレスを IBM ID として登録に入力して、「Submit」をク
リックします。
4. 「Edit profile」をクリックします。
5. 「Products」リストから、「Software」を選択します。2 番目のリストが表示さ
れます。
6. 2 番目のリスト内で、プロダクト・セグメント (例えば、「Application
servers」) を選択すると、3 番目のリストが表示されます。
7. 3 番目のリスト内で、プロダクト・サブセグメント (例えば、「Distributed
Application & Web Servers」) を選択すると、該当する製品のリストが表示さ
れます。
8. 更新情報の受信を求めている製品を選択します。例えば、「IBM HTTP
Server」および「WebSphere Application Server」を選択します。
9. 「Add products」をクリックします。
10. 関心のある製品をすべてを選択したら、「Edit profile」タブの「Subscribe to
email」をクリックします。
11. 「Please send these documents by weekly email」を選択します。
80
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
12. 必要であれば、お客様の E メール・アドレスを更新します。
13. 「Documents」リストで、「Software」を選択します。
14. 情報を受け取りたい資料のタイプを選択します。
15. 「Update」をクリックします。
「My support」フィーチャーで問題が発生した場合は、以下のいずれかの方法でヘ
ルプを入手できます。
オンライン
[email protected] に、問題を説明した E メールを送信してください。
電話
1-800-IBM-4You (1-800-426-4968) に電話してください。
サポート情報
81
ソフトウェア・サポートとの連絡
以下は英語のみの対応となります。ソフトウェア・サポートは、製品の問題に関す
る支援を提供いたします。
ソフトウェア・サポートにご連絡いただく前に、お客様の会社が現在有効な IBM
ソフトウェア保守契約をお持ちであり、お客様が IBM への問題報告の権限をお持
ちであることを確認してください。必要なソフトウェア保守契約は、ご使用の製品
に応じて異なります。
v IBM 分散ソフトウェア製品 (Tivoli、 Lotus®、 Rational® 製品のほか、 Windows
または UNIX オペレーティング・システムで稼働している DB2 および
WebSphere 製品を含みますが、これだけに限定されません) の場合には、以下の
いずれかの方法で、Passport Advantage® に登録してください。
オンライン
Passport Advantage Web サイト (http://www.lotus.com/services/passport.nsf/
WebDocs/Passport_Advantage_Home) にアクセスして、「How to Enroll」
をクリックします。
電話
お客様の国での連絡先の電話番号を調べるには、IBM Software Support
Web サイト (http://techsupport.services.ibm.com/guides/contacts.html) にアク
セスし、お客様の地域名をクリックしてください。
v サブスクリプションとサポート (S & S) 契約のお客様は、 Software Service
Request の Web サイト (https://techsupport.services.ibm.com/ssr/login) にアクセスし
てください。
v IBMLink™、 CATIA、 Linux、 S/390、 iSeries、 pSeries、 zSeries®、 およびそ
の他のサポート契約のお客様は IBM サポート・ラインの Web サイト
(http://www.ibm.com/services/us/index.wss/so/its/a1000030/dt006)にアクセスしてくだ
さい。
v IBM eServer™ ソフトウェア製品 (zSeries、pSeries、および iSeries 環境で実行さ
れている DB2 および WebSphere 製品を含みますが、これだけに限定されませ
ん) の場合は IBM 営業担当員または IBM ビジネス・パートナーに直接ご相談い
ただくことによって、ソフトウェア保守契約を購入することができます。eServer
ソフトウェア製品のサポートについての詳細は、IBM Technical Support
Advantage Web サイト(http://www.ibm.com/servers/eserver/techsupport.html) にアク
セスしてください。
必要なソフトウェア保守契約のタイプが不明である場合は、1-800-IBMSERV
(1-800-426-7378) (米国) に電話してください。その他の国の場合は、「IBM Software
Support Handbook」の連絡先 Web ページ (http://techsupport.services.ibm.com/guides/
contacts.html)にアクセスして該当地域の名前をクリックし、その地域のサポート担当
者の電話番号を調べてください。
IBM ソフトウェア・サポートに問い合わせるには、以下の手順に従ってください。
82
1.
83 ページの『ビジネス・インパクトの判別』
2.
83 ページの『問題の説明と情報の収集』
3.
83 ページの『問題の送信』
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
ビジネス・インパクトの判別
以下は英語のみの対応となります。 IBM に問題を報告する際に、重大度レベルを
指定するよう依頼されます。したがって、報告する問題のビジネス・インパクトを
把握し、評価していただく必要があります。以下の基準を使用してください。
重大度 1
問題には重大な ビジネス・インパクトがあります。プログラムを使用でき
ないため、業務に重大な影響を与えます。この状態は、即時に解決策が必要
です。
重大度 2
問題には大きな ビジネス・インパクトがあります。プログラムは使用でき
ますが、機能が著しく制限されています。
重大度 3
問題には若干の ビジネス・インパクトがあります。プログラムは使用でき
ますが、比較的重要でない (業務上、重大でない) 機能が利用できません。
重大度 4
問題には軽微な ビジネス・インパクトがあります。問題は業務にほとんど
影響がないか、問題を回避する妥当な措置が実施済みです。
問題の説明と情報の収集
以下は英語のみの対応となります。 IBM に問題を説明する際はできるだけ具体的
にお願いします。ソフトウェア・サポートのスペシャリストがお客様の問題解決を
効率的にお手伝いできるように、関連する背景情報をすべてお知らせください。 時
間を節約するため、以下の質問の回答をご用意ください。
v 問題が発生したときに実行していたソフトウェアのバージョンは何ですか。
v 問題の症状に関連するログ、トレース、およびメッセージはありますか。ソフト
ウェア・サポートがこれらの情報をお尋ねすることがあります。
v 問題を再現することができますか。再現できる場合、どのようなステップを実行
すると問題が再現しますか。
v システムに変更を加えましたか。例えば、ハードウェア、オペレーティング・シ
ステム、ネットワーキング・ソフトウェアなどを変更した場合が該当します。
v 現在、問題の回避策を使用していますか。使用している場合は、問題報告時にそ
の回避策について説明できるように準備してください。
問題の送信
以下は英語のみの対応となります。次のいずれかの方法で、ソフトウェア・サポー
トに問題を送信できます。
オンライン
IBM Software Support のサイト (http://www.ibm.com/software/support/
probsub.html) で「Submit and track problems」をクリックします。適切な
問題送信フォームに情報を入力します。
電話
お客様の国での連絡先の電話番号を調べるには、「IBM Software Support
Handbook」(http://techsupport.services.ibm.com/guides/contacts.html) の連絡先の
ページにアクセスし、お客様の地域名をクリックしてください。
サポート情報
83
お客様の提出される問題が、ソフトウェアの欠陥や資料の不備や不正確さに起因す
る場合、ソフトウェア・サポートはプログラム診断依頼書 (APAR) を作成します。
APAR には、問題が詳細に記述されます。その APAR が解決されて、フィックス
が配布されるまでの間、ソフトウェア・サポートでは、実施できる回避策を可能な
限り提供します。 IBM では、同じ問題に直面する他のお客様が解決策を利用でき
るように、解決された APAR を Software Support Web サイトに日常的に公開して
います。
84
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
特記事項
本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、本
書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合が
あります。日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM
の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービス
に言及していても、その IBM 製品、プログラム、またはサービスのみが使用可能
であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を
侵害することのない、機能的に同等の製品、プログラム、またはサービスを使用す
ることができます。ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの
評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。
IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を
保有している場合があります。本書の提供は、お客様にこれらの特許権について実
施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問い合わ
せは、書面にて下記宛先にお送りください。
〒106-8711
東京都港区六本木 3-2-12
日本アイ・ビー・エム株式会社
法務・知的財産
知的財産権ライセンス渉外
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。
IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状
態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を
含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。
国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場
合、強行規定の制限を受けるものとします。
この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的
に見直され、必要な変更は本書の次版に組み込まれます。 IBM は予告なしに、随
時、この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変更を
行うことがあります。
本書において IBM 以外の Web サイトに言及している場合がありますが、便宜のた
め記載しただけであり、決してそれらの Web サイトを推奨するものではありませ
ん。それらの Web サイトにある資料は、この IBM 製品の資料の一部ではありませ
ん。それらの Web サイトは、お客様の責任でご使用ください。
IBM は、お客様が提供するいかなる情報も、お客様に対してなんら義務も負うこと
のない、自ら適切と信ずる方法で、使用もしくは配布することができるものとしま
す。
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85
本プログラムのライセンス保持者で、(i) 独自に作成したプログラムとその他のプロ
グラム (本プログラムを含む) との間での情報交換、および (ii) 交換された情報の
相互利用を可能にすることを目的として、本プログラムに関する情報を必要とする
方は、下記に連絡してください。
IBM Corporation
2Z4A/101
11400 Burnet Road
Austin, TX 78758
U.S.A.
本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用することができま
すが、有償の場合もあります。
本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他のライセンス資料は、
IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれ
と同等の条項に基づいて、IBM より提供されます。
この文書に含まれるいかなるパフォーマンス・データも、管理環境下で決定された
ものです。そのため、他の操作環境で得られた結果は、異なる可能性があります。
一部の測定が、開発レベルのシステムで行われた可能性がありますが、その測定値
が、一般に利用可能なシステムのものと同じである保証はありません。さらに、一
部の測定値が、推定値である可能性があります。実際の結果は、異なる可能性があ
ります。お客様は、お客様の特定の環境に適したデータを確かめる必要がありま
す。
IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、もしくはその他の公
に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っ
ておりません。したがって、他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要
求については確証できません。IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製
品の供給者にお願いします。
IBM の将来の方向または意向に関する記述については、予告なしに変更または撤回
される場合があり、単に目標を示しているものです。
表示されている IBM の価格は IBM が小売り価格として提示しているもので、現行
価格であり、通知なしに変更されるものです。卸価格は、異なる場合があります。
本書はプランニング目的としてのみ記述されています。記述内容は製品が使用可能
になる前に変更になる場合があります。
本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。よ
り具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品
などの名前が含まれている場合があります。これらの名称はすべて架空のものであ
り、名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎませ
ん。
著作権使用許諾:
本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を
例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されていま
す。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・プラット
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IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
フォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠したアプ
リケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式
においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することが
できます。このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを
経ていません。従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、
利便性もしくは機能性があることをほのめかしたり、保証することはできません。
お客様は、IBM のアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠し
たアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかな
る形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布する
ことができます。
それぞれの複製物、サンプル・プログラムのいかなる部分、またはすべての派生的
創作物にも、次のように、著作権表示を入れていただく必要があります。
© (お客様の会社名) (西暦年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プロ
グラムから取られています。© Copyright IBM Corp. _年を入れる_. All rights
reserved.
この情報をソフトコピーでご覧になっている場合は、写真やカラーの図表は表示さ
れない場合があります。
商標
IBM、IBM ログ、ibm.com は、International Business Machines Corporation の米国お
よびその他の国における商標です。これらおよびその他の IBM が商標登録済みの
用語が、本資料において初出時に商標マーク (® or ™) を伴って表記されている場
合、当該用語が本資料の公開時点において米国で登録済みの商標もしくは IBM が
所有する慣習法上の商標であることを示しています。上記の商標は、米国以外の国
においてもまた登録済みもしくは慣習法上の商標と認められるものです。IBM の現
在の商標の一覧は、以下の Web サイトの「Copyright and trademark information」か
らご覧いただけます。 http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml
Intel、Intel ロゴ、 Intel Inside、Intel Inside ロゴ、Intel Centrino、Intel Centrino ロ
ゴ、Celeron、Intel Xeon、Intel SpeedStep、Itanium、Pentium は Intel Corporation ま
たは子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。
Microsoft、Windows、Windows NT および Windows ロゴは、Microsoft Corporation
の米国およびその他の国における商標です。
UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
Java およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun
Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録
商標です。
UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。
特記事項
87
他の会社名、製品名およびサービス名などはそれぞれ各社の商標です。
88
IBM Tivoli Monitoring: リリース情報
Printed in Japan
GI88-8583-09