低流動圧対応ブースター

PCW-1238(09030)
施工説明書
低流動圧対応ブースター
このたびは当社商品をお買い求めいただき、誠にありがとうござ
いました。
CWA-217
サティスシリーズ DV-400 型用
準
安全のために守ってください!
低流動圧対応ブースターを安全に取り付け、使用時の事故を回避するため
の注意事項をあげさせていただきます。
施工前に、この項目をよくお読みいただき、事故のないように正しく取り
付けてください。
備
工
具
プラスドライバー、マイナスドライバー、水受けトレイを別途準備してください。
用語の説明
取扱いを誤った場合に、使用者が軽傷を負うかまたは物的損
プラスドライバー
注意・・・害のみが発生する危険な状態が生じることが想定されます。
施
注意
マイナスドライバー
工
前
水受けトレイ
の
準
備
● 施工台の設置
(1)低流動圧対応ブースターを交換でき、機能部を置ける広い場所を確保します。
(2)梱包箱から部品と部品固定部材をすべて取り出します。
(3)部品固定材を下記のようにして、梱包箱のサイドのツメを折って固定し、箱を
裏返します。
(4)養生シートを施工台にかけます。
施工後の漏水点検を必ず行ってください。
※ 漏水し、室内浸水の原因になります。
お客さまにお渡しするまでに凍結が予想される場合は水を抜いておい
てください。
※ 凍結破損で漏水し、室内浸水の原因になります。
部品固定材
仕 様
品番
給水圧力
ツメ
CWA-217
静水圧
0.15 ∼ 0.75MPa{1.6 ∼ 7.6kgf/cm2}
流動圧
0.05MPa(13L/ 分流動時)
裏返す
この低流動圧対応ブースターは、サティスシリーズ(DV-400 型)機能部用
品です。次のような場合に取り付けてださい。
● マンションなどで水道圧が 0.07MPa {0.7kgf/cm2} (19L/ 分流動時) 以
上取れないため、十分な便器洗浄やシャワー水勢が得られない場合。
施
工
前
の
ご
注
意
ツメを折る
養生シート
● 化粧板の取外し
参考 1 参照
(1)本体を浮かせます。
(2)電源プラグをコンセントから抜きます。
● 冬期凍結の恐れがある地域では、必ずトイレ室内の暖房を行うか、水抜きを行っ
注意 1 参照
てください。
(3)化粧板の下側をゆっくり横に引っぱ
ブースターが凍結すると、故障や破損の恐れがあります。
り、「クリップ」を「クリップ受け」
● ブースター設置については、各法の水道局の規定に従ってください。
から外ます。
● 必ず止水時 0.15MPa、
流動圧 0.05MPa(13L/ 分 ) 以上で使用してください。
部品の確認(梱包内容を確認してください。)
低流動圧対応ブースター
養生シート
六角ナット取付・
取外し工具
クリップ受け
化粧板
クリップ
(4)化粧板をゆっくり下に引っぱり「ツメ」 ツメ受け
を本体の「ツメ受け」から外します。
(5)浮かせた本体を戻します。
※ 電動リフトアップの場合は、電源
プラグをコンセントに差し込むと
自動で本体が戻ります。
※ 手動リフトアップの場合は、本体
を上から押さえて戻し、電源プラ
グをコンセントに差し込みます。
ツメ
化粧板
施工説明書
ねじ(2 本)
定流量弁外し工具
定流量弁 ASSY
( 低圧仕様)
リムノズルキャップ付き
取付工具
リムノズルキャップ
工具
商品・施工方法についてのお問い合わせは、INAXお客さま相談センターまで
ナビダイヤル TEL 0570-017173 FAX 0570-017178
受付時間 平日 9:00∼19:00 土・日・祝日 10:00∼18:00(夏期・年末年始の休みは除く)
※ ナビダイヤルは、PHS・IP電話等ではご利用になれない場合がございます。右記番号をご利用ください。 TEL 0562-31-0793 FAX 0562-31-0797
参考 1
施 工 方 法
〈電動リフトアップの場合〉
①便フタ・便座を上げます。
②リモコン副操作部の本体
そうじスイッチを押すと、
本体が浮きます。
1 機能部の取外し
(1)止水栓の洗浄ハンドルを閉めます。 注意 1 参照
(3)電源プラグをコンセントから抜きます。 注意 2 参照
止水栓
止
閉める
開
開閉ハンドル
(2)洗浄ボタンを押し、20 秒程度時間をあけてください。 (4)ストレーナーの下にトレーやパレット等を置いて、
ストレーナーを外し、本体内の水を抜きます。
※ ストレーナーを外すとき、少量の水がこぼれます。
③もう一度、本体そうじス
イッチを押すと、本体が
戻ります。
〈手動リフトアップの場合〉
① リ モ コ ン の 電 源 を「 切 」
に し た 状 態 で、 便 フ タ・
便座を上げます。
②本体側面のリフトアップ
ロックレバーを押しなが
ら静かに持ち上げ、本体
を浮かせます。
※無理に持ち上げないで
ください。
洗浄ボタン
リフトアップ
ロックレバー
③本体を上から軽く押さえ、
" カチッ " と音がするまで
押し下げ、本体を戻します。
ストレーナー
(5)ストレーナーを取り付けます。
(6)本体側の給水ホースを外します。 参考 2 参照
① クリップを外します。
② 給水ホースを機能部給水口から取外しま
す。
このとき、給水ホース内の水が床にこぼ
れないように注意してください。 注意 3 参照
※ 無理に押さないでくだ
さい。
機能部給水口
給水ホース
注意 1
止水栓を開けたままスト
レーナーを外さないでく
ださい。
注意 4 参照
※ ストレーナー部から漏
水します。
注意 2
電源プラグに衝撃をかけた
り、便器内に水没させによ
うに注意してください。
クリップ
参考 2
● クリップを外す際には、
クリップを指で押さえ、
マイナスドライバーを
差し込んだ後、図のよ
うに下方向に押すよう
にして外してください。
(7)六角ナット取付・取外し工具を用い、六角ナット
等を取外します。
(六角ナット等は再度使用します。
)
押す
平パッキン
ワッシャー
クリップ
スプリング
ワッシャー
注意 3
O リングを傷つけないよ
うに注意してください。
※ O リングが切れたり、
傷ついたりすると漏水
します。
六角ナット
注意 4
六角ナット取付・取外し工具
(8)機能部を取外し、施工台に置きます。
※ 便フタ側が、施工台の低い側に設置します。
※ 取付ボルトが、折れないように注意してください。
※ 床に置かないでください。
便フタ
取付ボルト
施工台の低い側
施工台
給水ホースは鋭角に曲げ
たり、引っ張られている
状態にしないでください。
※ 破損して漏水する恐れ
があります。洗浄不良
の原因にもなります。
施 工 方 法
2 低流動圧対応ブースターの取付け
(1)機能部背面のねじ(2 本)を外し、下カバーを取り
外します。
※ ねじは再利用します。
下カバー
ねじ
(2)マイナスドライバーで、ストップリングとブースター
接続口キャップを取り外します。
※ ストップリングは再利用します。
※ 接続口キャップを外すときに、少量の水がこぼれ
ます。
ストップリング
①
マイナスドライバー
注意 5
②
ホースは鋭角に曲げたり、
引っ張られている状態に
しないでください。
※ 破損して漏水する恐れ
があります。洗浄不良
の原因にもなります。
ブースター
接続口キャップ
マイナスドライバー
(3)低流動圧対応ブースター上面のプレートに、機能
部側のツメ(2 ヵ所)をはめ、スライドさせます。
確実にツメにはまっていることを確認し、梱包され
ているねじ(2 本)で固定させます。
(4)低流動圧対応ブースターについている、ホースキャッ
プを取り外します。
機能部側のツメ
低流動圧対応ブースター
注意 6
既存の定流量弁 ASSY と
定流量弁 ASSY(低圧仕
様)の付け間違いに注意
してください。
既存の
定流量弁 ASSY
定流量弁 ASSY (低圧仕様)
スライドプレート
ホースキャップ
ねじ
(5)ブースターホースをブースター接続口に接続し、ス
トップリングで固定します。
注意 5 参照
黄色
桃色
ブースターホース
ストップリング
(再利用品)
ねじ(再利用品)
注意 7
ねじ締めは片締めのない
ように、均等の力でしめ
てください。
また、低流量弁 ASSY の
先端部分よりねじ頭がは
み出ないようにねじを締
めてください。
ねじ
(6)定流量弁 ASSY のねじ(4本)を外します。
(7)定 流 量 弁 取 外 し 工 具 を 用 い て、 既 存 の 定 流 量 弁
ASSY を取外します。
※ 定流量弁 ASSY を外すときに、少量の水がこぼれ
ます。
(8)定流量弁 ASSY(低圧仕様)を取り付け、ねじ(4本)
で固定します。
取り付けるときに、
定流量弁 ASSY
(低 注意 6 参照
圧仕様)の O リングに汚れ等が付着
注意 7 参照
していないことを確認してください。
定流量弁 ASSY
②
①
定流量弁取外し工具
(9)下カバーを取り付けます。
下カバー
ねじがはみ出ない
ようにします。
注意 8
工具からリムノズルキャッ
プが外れている場合は、
リムノズルキャップを工
具にしっかり取り付けて
から施工してください。
リムノズルキャップ
リムノズルキャップ付き
取付工具
ねじ(再利用品)
3 リムノズルキャップの取付け
(1)便器の吐水口にリムノズルキャップをカチッと言う
まで、押し込み取り付けます。
注意 8 参照
便器
リムノズルキャップ
リムノズルキャップ付き
取付工具
施 工 方 法
4 機能部の取付け
(1)固定ボルトにワッシャーとスプリングワッシャーと六角ナッ
トを取り付け手で仮締めし、六角ナット取付・取外し工具で
確実に締め付けます。
固定ボルト
(3)化粧板を取り付けます。 注意 10 参照 参考 3 参照
① 本体をリフトアップさせます。
平パッキン
ワッシャー
スプリング
ワッシャー
注意 9
平パッキン
※ 電動リフトアップの場合は、電源プラグをコン
セントに差込みリフトアップさせてください。
リフトアップ後は、必ず電源プラグをコンセン
トから抜いてください。
②化粧板上側のツメを、本体のツメ受けには
め込みます。
ツメ受け
クリップの先端がカチッ
と音がするまではめ込ん
でください。
※ きちんとはまっていな
いと漏水します。
注意 10
電源プラグに衝撃をかけた
り、便器内に水没させによ
うに注意してください。
参考 3
〈電動リフトアップの場合〉
六角ナット
①便フタ・便座を上げます。
六角ナット取付・
取外し工具
②リモコン副操作部の本体
そうじスイッチを押すと、
本体が浮きます。
(2)本体側の給水ホースを取り付けます。
① 給水ホースを機能部給水口に取付けクリップで固定します。
ツメ
化粧板
機能部給水口
③ 化粧板下側のクリップを、本体のクリップ受
けにはめ込みます。
④ 浮かせた本体を
クリップ受け
戻します。
クリップ
※ 電動リフトアッ
プの場合は、電
源プラグをコン
セントに差し込
クリップ
むと自動で本体
が戻ります。
※ 手動リフトアッ
プの場合は、本体を上から押さえて戻し、電源プラ
グをコンセントに差し込みます。
給水ホース
② クリップを折り曲げ、給水
ホースと機能部給水口を確
実に固定します。
折り曲げます。
クリップ
カチ
ッ
注意 9 参照
③もう一度、本体そうじス
イッチを押すと、本体が
戻ります。
〈手動リフトアップの場合〉
① リ モ コ ン の 電 源 を「 切 」
に し た 状 態 で、 便 フ タ・
便座を上げます。
②本体側面のリフトアップ
ロックレバーを押しなが
ら静かに持ち上げ、本体
を浮かせます。
※無理に持ち上げないで
ください。
リフトアップ
ロックレバー
5 機能部のモード変更
●壁リモコンの場合
●スマートリモコンの場合
リモコンの流す「大」と「おしり」
リモコンの「自動洗浄」と「ノズルそうじ」
スイッチを同じタイミングで 6 秒以
スイッチを同じタイミングで 6 秒以上押し
上押し続けます。
(ピッと音がします)
続けます。(ピッと音がします)
同じタイミングで 6 秒以上押し続けます。
同じタイミングで 6 秒以上押し続けます。
●インテリアリモコンの場合
リモコンの流す「大」と「パワフル」
スイッチを同じタイミングで 6 秒以
上押し続けます。(ピッと音がします)
③本体を上から軽く押さえ、
" カチッ " と音がするまで
押し下げ、本体を戻します。
※ 無理に押さないでくだ
さい。
同じタイミングで 6 秒以上押し続けます。
6 試運転
(1)止水栓の開閉ハンドルを全開にします。 (2)リモコンの流すスイッチを押して便器洗
浄を数回行い、ブースター内のエアを抜
止
開
止水栓
開ける
きます。
(3)各接続部に漏水がないことを確認します。
(4)便器鉢内に長さ約 760mm のトイレット
ペーパーを丸めたもの 7 個を入れ、1 回
の洗浄で排出できることを確認します。
開閉ハンドル
お客さまにお渡しするまでに凍結が予想される場合は、水を抜いておいてください。
止
止水栓
開
(1) 止水栓の開閉ハンドルを閉め
ます。
(2) リモコンの流すスイッチを押
します。
閉める
(3) 水抜栓の下に浅いパレット
等を置き、水抜栓をゆるめ
ます。
(4) 水 が 抜 け た ら、 水 抜 栓 を
しっかりと締めます。
水抜栓
開閉ハンドル
PCW-1238(09030)