循環基本法とリサイクル志向の地域管理 −リサイクル志向の地域管理の試み− エコタウン事業(通産省)、 次世代都市整備事業(建設省)、 廃棄物循環型社会基盤整備事業(厚生省)、 地域連携確立農業構造改革事業(農林水産省)、 港湾地区リサイクルコンビナート構想(運輸省)、 中央官庁により、たくさんのゼロエミッション関連事業が推進される エコタウン承認地域 生産 精 高 コ 錬 炉 ク ス 炉 ー エコタウン承認23地域 (H16.10現在) ●● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●● ● ● ● ● ● ● ● ● 北海道 札幌市 青森県 秋田県 岩手県 宮城県 千葉県 東京都 川崎市 長野県 富山県 岐阜県 愛知県 三重県 兵庫県 岡山県 広島県 香川県 高知県 山口県 北九州市 大牟田市 水俣市 装置・技術 転換 解体・回収 セ 油 ア ガ R 発 廃 廃 廃 蛍 廃 建 メ 化 ン ス D 酵 自 家 O 光 タ 設 動 電 A 灯 イ 廃 モ 化 F ン 車 機 ヤ 材 ニ ト 器 ア キ 原 ル 料 ン 化 ● ● 容 器 包 装 ● ● ● ● ● ● 処理 食 溶 飛 品 融 灰 残 再 渣 資 源 化 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 工業の拠点を、循環社会形成の拠点に転換する流れが加速 和歌山県の物質フローとリサイクルの状況 −マテリアルフロー勘定− 図 1 1990年の経済活動と環境に関する外部不経済(名目値) ( 単位;兆円) 生産活動 外部不経済 産出額 環境関連 (構成比) 産業 政府 GDP 環境関連 (構成比) 産業 政府 帰属環境費用 (対GDP比) 産業 865.44 6.08 0.7% 3.66 2.43 430.04 4.51 1.0% 3.04 1.47 2.42 0.6% 2.42 国内総生産(GDP) 430.04 環境調整済国内総生産 425.85 持続可能な国内総生産 最終消費支出 外部不経済 中間消費 環境関連 (構成比) 産業 政府 最終消費支出 環境関連 (構成比) 政府 家計 帰属環境費用 ( 対GDP比) 政府 家計 413.50 3.93 1.0% 3.56 0.34 284.98 2.15 0.8% 1.61 0.55 1.76 0.4% -0.01 1.77 固定資本減耗 帰属環境費用 62.99 4.19 資産とその蓄積 人工資産 環境保護資産 産業 政府 育成資産 森林 土地 開発地 森林地等 保全地域 地下資源 帰属環境費用 ( 対GDP比) 廃物の排出 土地・森林の使用 資源の枯渇 自然資産の復元 期首 総資本形成 純資本形成 調整額 期末 3152.07 138.89 75.91 245.19 3473.17 962.02 135.42 72.44 17.61 1052.07 32.65 2.97 2.66 -0.44 34.87 2.32 0.32 0.01 0.02 2.35 30.34 2.65 2.65 -0.47 32.52 41.73 0.12 0.12 2.96 44.81 − − 38.66 2.25 40.92 2147.54 3.26 3.26 224.78 2375.58 1815.71 1.28 1.28 193.94 2010.93 326.88 1.93 1.93 30.43 359.23 4.94 0.05 0.05 0.42 5.41 0.78 0.09 0.09 -0.17 0.70 -4.19 帰属環境費用(資産別) 1.0% 大気 -2.40 -3.05 水 -0.65 -1.14 土壌 0.01 -0.01 土地 -1.14 0.01 地下資源 -0.01 国内純生産(NDP) 366.87 環境調整済国内純生産(EDP) 362.69 持続可能な国内純生産 1993年のSNA改訂に併せて環境・経済統合勘定の整備が始まる 経済企画庁が環境保全費用や環境外部費用を集計 和歌山県の物質フローとリサイクルの状況 −和歌山における物質の入出力− 100 電力・ガス・熱 億円 移輸出率 (%) 5000 1000 100 生産額 精密機械 繊維 石油・石炭 パルプ・紙・木 化学 一般機械 金属製品 農林水産業 食料品 その他製造 輸送機械 鉄鋼 電気機械 50 対個人サービス 非鉄金属 運輸 その他 通信・放送 公共 サービス 教育・ 研究 公務 医療・保健 金融・保険 0 建設 0 不動産 水道・廃棄物処理 鉱業 窯業・土石 商業 対事業所 サービス 50 移輸入率 (%) 100 フローの経済が卓越−大都市への供給基地− 和歌山県マテリアルフローの推計方法 活動区分 推計方法 輸入 和歌山税関支署資料による品目別輸出入データ 貨物流動調査の府県相互間輸送トン数表(32品目、 移入 全機関)の和歌山県着データから内部流動(和歌山 県発着)分を控除した値 輸出 和歌山税関支署資料による品目別輸出入データ 貨物流動調査の府県相互間輸送トン数表(32品目、 移出 全機関)の和歌山県発データから内部流動(和歌山 県発着)分を控除した値 製造業:石油等消費構造統計の燃料消費データ (原料分を控除) 民生:家庭系は、県統計年鑑の大阪ガス販売量(和 燃料等消費 歌山市)データを販売世帯数の比で外挿。他の民生 系は、大阪ガス販売分における(他の民生/家庭)の 比で推計 産業廃棄物:県の産業廃棄物処理データ 廃棄物 一般廃棄物:県の一般廃棄物処理データ 資料 4) 5) 4) 5) 4),6),7) 8),9) 4)平成11年版 和歌山県統計年鑑、和歌山県、1999 5)平成7年度 貨物地域流動調査、運輸省運輸政策局編、(財)運輸経済研究センター、1997 6)平成8年 石油等消費構造統計表、通商産業大臣官房調査統計部、(社)通産統計協会、1998 7)平成6年度 電力需給の概要、通産省資源エネルギー庁公益事業部編、1994 8)平成9年度 産業廃棄物処理計画策定に係る基礎調査業務報告書、和歌山県pp..1-79、1998 9)平成10年版 和歌山県環境白書、和歌山県、1998 和歌山県のマテリアルフローの推計(1996) 輸入 1772 輸出 102 移出 2139 原油 929 鉄鉱石 541 石炭 290 その他 12 総物質投入 4286 (隠れたフロー 石油製品 1051 鉄鋼 279 その他の化学製品 85 食料工業品 80 セメント 53 その他の特種品 54 化学薬品 49 その他 488 は除く) 三重他⇒ 砂利・砂・石材 448 兵庫、広島他⇒ その他非金属鉱 350 大阪、神奈川他⇒ 石油製品 220 高知、兵庫他⇒ 石灰石 193 大阪、京都他⇒ 食料工業品 137 大阪、兵庫他⇒ その他化学製品 112 新たなストック 978 エネルギー 547 (原油換算) 製造224、民生53、発電221 その他 717 移入 2312 ⇒大阪,兵庫他 ⇒大阪、福島他 ⇒兵庫,大阪他 ⇒大阪、兵庫他 ⇒徳島、神奈川他 ⇒大阪 ⇒福岡、山口他 資源化 202 一般廃棄物39.3 産業廃棄物279 (最終処分3.7) (最終処分61) 単位:万トン 産業廃棄物の処理処分の現状(和歌山県、平成8年度) 産業廃棄物処理・処分状況 100% 80% 60% 40% 20% 処理・処分状況 産業廃棄物の発生状況 感染性廃棄物 ばいじん 建設廃材 鉱さい ガラスくず 金属くず ゴムくず 動植物性残渣 繊維くず 木くず 紙くず 廃プラスチック 廃アルカリ 廃酸 廃油 下水汚泥 上水汚泥 建設汚泥 無機性汚泥 有機性汚泥 燃え殻 0% 10 100 発生量 t 1,000 10,000 100,000 自己減量化量 1,000,000 10,000,000 再資源化量 総発生量404万トン/年、再資源化53%、最終処分率18% 処分量 大規模事業所を核とした廃棄物リサイクルの可能性評価 −大規模事業所を廃棄物リサイクルの拠点に− 域内再資源化 クリーナー・ プロダクション カスケード・域外 ストック 事業所 大規模事業所を 活用した ゼロエミッション 再資源化 排出 域内外の 入力資源に 最終 処分 グリーン・ エコパーク 資源転換 地域の物質フロー管理の中での、大規模事業所の位置は重要 和歌山地域の事業所群 電炉 コジェネ レーション ガス化 溶融炉等 製鉄所 (高炉、転炉) ①製鉄プロセスを中 心とした副産物利用 スラグ 工場 セメント 工場 ②既存製鉄所内のコンビナー トを中心とした副産物利用 ③地域等で設置す る新たな資源転換 セクターを介した 副産物利用 鉄鋼業を例にとると地域副産物利用の輪が幾重にも描ける ①製 造工程で有効 利用できる 可能性があ るもの 製造設備 利用 可能廃棄物 用 途 備 考 廃プラ(除く P VC) 乾留 ガス化によ る燃料化 受入設備 必要 有機性汚 泥 同上 一部実施 中 焼結 炉 Fe 、 C a、 C含 有ダスト、汚 泥 焼結 原料 所内発生 物利用中 高炉 廃プラ(除く P VC) 還元 材、熱源として吹込み 受入設備 必要 タール、廃 油 熱源 として吹込み 過去に実施 例あり 廃タイヤ 熱源 として投入 過去に実施 例あり 含油汚泥、木 材 フォ ーミング鎮静材 同上 鉄系金属 屑 原料 Ni 、 Cr 含 有ダスト、汚泥 ステ ンレス原料 前処理必 要 黒鉛 穿孔 時の潤滑材 前処理必 要 コー クス炉 転炉 電気 炉 製管 設備 ②処 理工程で有効 利用できる 可能性があ るもの 処理設備 利 用 可 能 廃 棄 物 用 途 備 考 廃水 処理設備 廃酸、廃アル カリ(重金 属不含有物) 中和用薬剤 薬 剤の省資材化 酸化 鉄製造設備 塩化鉄(不 純物制限あり) 原料 酸 化鉄、塩酸製造 ダ ス ト溶 融 還 元 Fe 、 N i、 Cr 含有ダ スト・汚泥 原料 還 元後製鉄原 料 キル ン C含有ダス ト・ 汚泥、含油 汚泥 還元材、熱 源 石 炭、コークス代替 廃プラ(除く P VC) 同上 同上 廃油、廃タ イヤ 燃料 重 油代替 廃液 冷却水 工 業用水代替 可燃物、 R DF ボイラー熱 源 廃油 助燃材 所 内発生物使 用中 路盤 材製造設備 廃コンクリ ート、石炭 灰 路盤材 鉄 鋼ス ラグと複合使用 高 炉 セメ ン ト製 高炉水砕ス ラグ、廃石 膏 原料 高 炉セメント原料 可燃 物焼却炉 造設 備 ③利 用面で有効であ る可能性が あるもの 有効な廃棄 物 処 理 内 容 有 効 で あ る 理 由 焼却 灰 溶融ス ラグ処理 スラグ販 売ルート面で 有効 建設 残土、建設汚泥 再生処 理 道路用材、 土木用材販 売面で有 効 大規模事業所を核とした廃棄物リサイクルの可能性評価 −廃プラスチックと鉄くずの賦存状況− ・一般廃棄物 自治体一般廃棄物処理データ ・産業廃棄物 <フロー系(産業活動)> 鉄鋼プロセスを通した再資源化の 可能性の分析フロー <ストック系(製品、構造物の廃棄、滅失)> 産業廃棄物処理実態調査 製品生産消費、構造物着工統計 地域別、廃棄物種類別、 業種別の発生量解析 保有,滅失統計をもとに廃 棄・滅失関数の同定 地域毎の集積業種データに より、当該地域業種から発生 する廃棄物品質の定性評価 現況排出フロー値とのフィッ ティングを経て、将来発生量 の予測 推計 製造業からのプラスチック産業廃棄物の種類別シェア 他地域また は他業種 23% 1,430トン/年 食品14 2(御) 、食品 193(田 )、 飲 料153( 海)、 飲料 2 63(橋 )、 繊維 21 6( 和) 、化学 2 1 8 ( 和 )、 石 油 1 3 8 ( 海)、石油107(御) 原料容器等 14% 2,276トン/年 発生量合計 10,108トン/年 プラ部品くず 19% プラ素材加 工くず 44% 4,470トン/年 プ ラ3 39 (和 )、 プラ 61 2(海 )、 プラ 773(御)、プラ(田)、ゴム 1 39 (和 )、 ゴム 13 8(那)、ゴ ム 7 98 (有 )、 その他 6 30 (田)、そ の他936(海) 1,932トン/年 非鉄796(有)、精密639(和)、一般機械497(和) 工場通覧データにより、およそのプラ廃棄物種類の特定可能。 質が比較的安定している、プラスチックの端材が4割。 鉄くず潜在ストックと再資源化の可能性 用途・構造 木造 分布形 50%滅失年数 パラメータ 対数正規 38.98 μ=3.662955、σ=0.6368878 m=1.153822、η=350、δ=-0.52103 RC造、SRC造、S造 ワイブル 52.6 (既往文献のm、δの比を一定として感度分析により調 C造 ワイブル 32.11 m=3.005484、η=36.27570、δ=0 その他 ワイブル 32.11 m=3.005484、η=36.27570、δ=0 25000 その他 C造 S造 RC造 SRC造 木造 鉄くず発生量(トン) 20000 15000 10000 5000 0 1967 70 73 76 79 82 85 88 91 94 97 2000 3 6 9 12 15 鉄くず量推計値は、1996年で15,700トン(産業廃棄物データによ る建設業からの鉄くず発生量の2倍超)。この差分を、建設混合廃棄 物起因と推測すると、現場での分別処理の必要性が示唆される。 大規模事業所を核とした廃棄物リサイクルの可能性評価 −広域リサイクルの可能性− 面積 km2 876.24 303.13 39.66 109.61 16.66 26.44 8.89 11.86 人口 製造品出荷額等 商業年間販売額 人 百万円 百万円 2,357,076 5,259,037 4,668,762 1,052,120 1,096,885 689,234 南大阪地域 15市7町1村 南 河 内 地 域 6市3町1村 富 田 林 市 河 内 長 野 市 松 原 市 羽 曳 野 市 藤 井 寺 市 大 阪 狭 山 市 (南河内郡) 太子町 14.17 河南町 25.26 千早赤阪村 37.38 美原町 13.20 泉 州 地 域 9市4町 573.11 1,667,842 4,206,917 泉北地域 4市1町 249.43 1,110,528 堺 市 136.79 泉 大 津 市 12.27 和 泉 市 84.99 高 石 市 11.35 ( 泉北郡 ) 忠岡町 4.03 泉南地域 5市3町 323.68 557,314 岸 和 田 市 71.89 貝 塚 市 43.95 泉 佐 野 市 54.38 泉 南 市 47.34 阪 南 市 36.06 ( 泉南郡 ) 熊取町 17.19 田尻町 3.86 岬 町 49.01 (参考) 和歌山市 398,801 1,015,560 208.32 和歌山県 4754.56 1,098,682 2,309,148 大阪市 6,626,497 208.63 2,602,421 大阪府 21,296,245 1892.76 8,797,268 人口:大阪府域は平成7年、和歌山県域は平成8年値 製造品出荷額等:大阪府域は平成7年、和歌山県域は平成8年値 商業年間販売額:平成9年値 3,571,877 2,446,813 1,125,064 1,130,707 2,244,941 66,012,133 82,880,274 各地域別の物質代謝、エコ効率指標の比較 a)効用(サービス量)あたり流入量、消費量 流入量/域内生産額 (全国5.0、和歌山県10.5、大阪府4.3t/百万円) もしくは (流入量−流出量)/域内生産 (全国4.6、和歌山県10.5、大阪府4.3t/百万円) b)効用(サービス量)あたり廃棄物量 最終処分量/域内生産額 (全国0.17、和歌山県0.99、大阪府0.06t/百万円) 廃棄物排出量/域内生産額 (全国0.90、和歌山県0.65、大阪府0.35t/百万円) c)資源消費量(あるいは流入量)あたり廃棄物量 最終処分量/流入量(全国0.034、和歌山県0.009、大阪府0.015) 廃棄物排出量/流入量(全国0.183、和歌山県0.062、大阪府0.081) 地域ごとの廃棄物排出量の比較 トン/年 合計 3 87 40 25 4 47 00 30 6 15 75 83 24 98 04 36 一般廃棄物 産業廃棄物 和歌山市 17 52 95 3 69 87 30 和歌山県 42 85 27 4 04 15 03 南大阪 92 55 83 5 23 20 00 大阪府 4 60 44 36 20 37 60 00 一 般 廃 棄 物 は 平 成 7年 度 値 産 業 廃 棄 物 は 大 阪 が 平 成 7、和 歌 山 が 平 成 8 年 度 値 和 歌 山 市 の 産 業 廃 棄 物 は 、建 設 業 を除 く排 出 量 の 比 で 按 分 した推 測 値 南大阪と和歌山県との産業廃棄物発生量の比較 南大阪 和歌山県 2,000 1,500 1,000 500 0 0 食料品 食料品 飲料・飼料 飲料・飼料 繊維 繊維 衣服 木材 衣服 木材 家具 家具 パルプ・ 紙 パルプ・ 紙 出版・印刷 出版・印刷 化学 化学 石油・石炭製品 石油・石炭製品 プラ製品 プラ製品 ゴム 皮革 ゴム 皮革 窯業・土木製品 窯業・土木製品 鉄鋼 鉄鋼 非鉄金属非鉄金属 金属製品金属製品 一般機器一般機器 電気機器電気機器 輸送機器輸送機器 精密機器精密機器 その他 その他 鉱業 鉱業 建設業 建設業 電気水道電気水道 運輸 運輸 卸売小売卸売小売 サービス サービス 500 1,000 1,500 2,000 廃棄物リサイクルの各シナリオごとの廃プラ投入可能量 160,000 一廃(家電) 一廃(容器) 産廃(廃プラ) 140,000 120,000 単位:トン/年 賦存量 160,000 140,000 120,000 100,000 100,000 80,000 80,000 60,000 60,000 40,000 40,000 20,000 20,000 一廃(家電) 一廃(容器) 産廃(廃プラ) シナリオ1 0 0 和歌山県 160,000 140,000 120,000 一廃(家電) 一廃(容器) 産廃(廃プラ) 大阪府南部 シナリオ2 和歌山県 160,000 140,000 120,000 100,000 100,000 80,000 80,000 60,000 60,000 40,000 40,000 20,000 20,000 0 0 和歌山県 大阪府南部 大阪府南部 一廃(家電) 一廃(容器) 産廃(廃プラ) 和歌山県 シナリオ3 大阪府南部 廃棄物リサイクルがもたらす地域経済への効果 −産業連関表を用いた廃棄物リサイクルの経済効果− 廃棄物処理部門の生産額と他の主要部門との比較 統合 中分類 基本 分類 部 門名 部 門名 平 成 7 年生産額 和歌山県(百万円) 全国(百 万円) 対全国比( %) 148940 4069165 3.6 石けん・合成洗剤等 101547 811848 12.508 石油 製品 石油製 品 399144 9217602 4.330 廃棄 物処理 廃棄物 処理( 公営 ) 10666 1222720 0.872 廃棄物 処理( 民営 ) 8427 1871934 0.45 銑鉄 55506 1197210 4.636 粗鋼 147050 2405839 6.112 鋼材 鋼管 135912 1024342 13.268 建築 建築 311057 41928888 0.74 電力 事業用 火力発電 191885 9059132 2.118 内生 部門計 内生部 門計 6914513 937100631 0.738 繊維 工業製品 ニット 生地 化学 最終製品 銑鉄 ・粗鋼 等 和歌山県の各産業に1億円投入した場合の経済波及効果の比較 3.5 ︵ 2 波 及 額 ︶ 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 09 08 07 06 05 04 03 02 01 0 約1億6300万円の波及効果 3 2.5 億 1.5 円 1 0.5 分類不明 事務用品 対 個 人 サ− ビ ス 対 事 業 所 サ− ビ ス そ の 他 の 公 共 サ− 医 療 ・保 健 ・社 会 教 育 ・研 究 公務 通 信 ・放 送 運輸 不動産 金 融 ・保 険 商業 水 道 ・廃 棄 物 処 理 電 力 ・ガ ス ・熱 供 建設 そ の他 の製 造 工 業 精密機械 輸送機械 電気機械 一般機械 金属製品 非鉄金属 鉄鋼 窯 業 ・土 石 製 品 石 油 ・石 炭 製 品 化学製品 パ ル プ ・紙 ・木 製 繊維製品 食料品 鉱業 農林水産業 0.00 2.00 誘発額(百万円) 4.00 6.00 8.00 10.00 01 農林水産業 02 鉱業 03 食料品 04 繊維製品 05 パルプ・紙・木製品 06 化学製品 07 石油・石炭製品 08 窯業・土石製品 09 鉄鋼 10 非鉄金属 11 金属製品 12 一般機械 13 電気機械 14 輸送機械 15 精密機械 16 その他の製造工業製 17 建設 18 電力・ガス・熱供給 19 水道・廃棄物処理 20 商業 21 金融・保険 22 不動産 23 運輸 24 通信・放送 25 公務 26 教育・研究 27 医療・保健・社会保障 28 その他の公共サ−ビ 29 対事業所サ−ビス 30 対個人サ−ビス 31 事務用品 32 分類不明 廃棄物処理部門を通した経済波及効果の内訳 廃棄物リサイクルがもたらす地域経済への効果 −市場均衡の中での廃棄物リサイクル− 基本となる市場均衡の経済メカニズム 市場均衡 生産要素と財・サービス 需要=供給 となるように価格決定 生産要素(労働力、 資本)の供給 生産要素(労働 力、資本)の需要 財・サービスの需要 家計(・政府) 財・サービスの供給 与えられた予算のもとで 効用最大化 産業(企業) 与えられた技術のもとで 利潤最大化 (費用最小化) 生産要素価格(初期値) 生産容量1単位あたりの生産要素需要 各産業の生産財価格 最終需要 最終需要にみあう各産業の財の生産量 生産要素需要量 要素市場均衡? 均衡生産要素価格 財価格、需給量、 効用水準等 市場の構造と再資源化による社会効果の評価 廃棄物 Cobb-Douglas 効用 環境政策 最終処分場 経済政策 制約 選好 家計 政府 投資 中間財 廃棄物処理 再資源化 分配 生 産 活 動 Cobb-Douglas 労働 廃棄物処理 再資源化 技術革新 資本 中間財(A素材以外) A素材 CES バージン財 リサイクル財 産業廃棄物の最終処分量に削減目標を与えた場合の経済効果 200000 1.5 180000 1.4 160000 1.3 サービス 運輸業 廃棄物 電エネ 建設業 他製造 機械工 金属製 非鉄業 鉄鋼業 窯土石 化工業 軽工業 農水鉱 産業廃棄物処分量 (トン/年) 140000 120000 100000 80000 60000 1.2 1.1 1 0.9 0.8 40000 0.7 20000 0.6 0 0.5 現状 3%削減 8%削減 13%削減 農水鉱 軽工業 化工業 窯土石 鉄鋼業 非鉄業 金属製 機械工 他製造 建設業 電エネ 廃棄物 運輸業 サービス 合計 現状 3%削減 8%削減 13%削減 廃棄物 農水鉱 軽工業 化工業 窯土石 鉄鋼業 非鉄業 金属製 機械工 他製造 建設業 電エネ 廃棄物 運輸業 サービス 合計 現状 3%削減 8%削減 13%削減 生産額 2,202 2,006 1,597 1,326 農水鉱 99,599 89,182 93,297 80,426 軽工業 12,079 11,904 11,708 11,705 化工業 4,775 4,565 4,253 4,245 窯土石 19,403 24,619 11,833 14,712 鉄鋼業 454 463 411 475 非鉄業 356 404 380 481 金属製 130 97 93 96 機械工 1,667 1,655 1,662 1,680 他製造 3,640 3,717 3,572 3,646 建設業 1,909 1,914 1,885 1,963 電エネ 13,860 13,966 13,864 14,098 廃棄物 2,471 2,482 2,438 2,519 運輸業 27,230 27,749 28,104 28,476 サービス 189,775 184,723 175,097 165,847 合計 現状 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 3%削減 8%削減 13%削減 0.911 0.725 0.602 0.895 0.937 0.807 0.985 0.969 0.969 0.956 0.891 0.889 1.269 0.610 0.758 1.021 0.906 1.048 1.132 1.065 1.348 0.745 0.714 0.740 0.992 0.997 1.008 1.021 0.982 1.002 1.003 0.987 1.028 1.008 1.000 1.017 1.004 0.987 1.019 1.019 1.032 1.046 1.006 0.972 0.973 和歌山県の廃棄物における食品系のシェア うち、業務系生 ゴミ、家庭厨芥 16.3万トン 一般廃棄物計43万トン 産業廃棄物計481万トン うち、食品系の有機 残渣9.3万トン(推計) 自家処理0.3 直接搬入生ゴミ 4.3(推計) 直接搬入その他 一廃42.7万トン 収集ゴミその他 収集ゴミ厨芥12 事業系食品廃棄物から再生可能な堆肥と耕種農家使用堆肥との需給バランス推計 那賀地域 橋本・伊都地域 5.0万トン/年 1.3 0.4 和歌山市、 海南・海草 地域 2.0 2.0 1.8 0.3 有田地域 1.8 0.6 2.8 御坊・日高地域 876トン加工くず 0.8 1.4 田辺・西牟婁地域 和歌山県全体 新宮・東牟婁地域 1.1 0.5 万トン/年 0 5 10 15 籾殻 牛糞 650トン 堆肥700トン ゼロエミッションの鍵は、分別の徹底 現在分別をしているか? 未回答 (その他) 17% していない 68 % 分別の可能性 について 可能 74 % している 15% 未回答 (その他) 8% 難しい 18%
© Copyright 2024 ExpyDoc