ニュースリリース 平成 27 年 3 月 25 日 京 都 支 店 世界市場に向けた養殖ブリ 世界市場に向けた養殖ブリの加工・輸出を支援 ブリの加工・輸出を支援 ~㈱食縁(和歌山県)の新工場に日本公庫が融資~ 食縁(和歌山県)の新工場に日本公庫が融資~ 日本政策金融公庫(略称:日本公庫)京都支店農林水産事業は、新宮市と近畿大学との 連携の下「株式会社食縁(本社:和歌山県新宮市、代表取締役:有路昌彦近畿大学農学部 水産学科准教授)以下、食縁」が実施する『輸出型養殖ブリフィレ加工施設の建設』に対 し、紀陽銀行ほか民間金融機関と協調して融資を実行しましたので、お知らせします。 なお、日本公庫は今年2月26日に近畿大学との間で、産学連携の覚書を締結しています が、本件融資は覚書締結後の連携具体化案件第1号となります。 《ポイント》 ○日本の養殖業の世界的成長産業化を目指す 食縁は、平成25年5月に設立された、養殖業者、IT企業、包装メーカー、飼料メーカー、 水産物流通業者等で構成される連合企業体。 ノルウェー産サーモンの成功事例にみられるような「ジェネリック(包括的)マーケテ ィング」を志向、川上(養殖生産)~川中(加工・凍結)~川下(輸出・販売)の一体的 な体制で事業を展開し、我が国の養殖業を世界的な成長産業にすることを目指します。 具体的には、近畿大学が種苗提供を行い、全国各地の養殖業者が完全なトレーサビリテ ィ体制の下、欧米人の嗜好をも考慮した飼料で生産したブリを、食縁が品質保持期間の延 長・食品の安全性確保を可能にする最新の技術を駆使しフィレ商品に加工し、販売します。 これにより「近大生まれのブリ」のブランド養殖魚として、海外の水産市場への販路拡大 を図ります。 食縁が約17億円を投じて建設する水産加工施設(約3,000トン規模、平成27年11月稼働予 定)に対し、日本公庫が7億円の融資を実行しました。 ○地域の活性化に寄与 新宮市で産業を興すことで、50名程度の新たな雇用が生まれ、地域の活性化に繋がる取 り組みとなることが期待されています。 日本公庫は、今後とも、このような国内農林水産物の輸出に関する取組みや地域の活性 化に繋がる取り組みを積極的に支援してまいります。 (本プレスリリースに関するお問い合わせ先) 株式会社日本政策金融公庫 京都支店 農林水産事業(担当:吉澤・稲葉) TEL 075-221-2147 FAX 075-255-0864
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