SGI NAS: Unified Storage Solution for Video Surveillance Solution Brief SGI NAS 監視カメラのためのユニファイド・ストレージ・ソリューション監視カメラは現在、高解像度や長期保存などの新たな要件に直面しており、動画解析、AR、クラウドストレージといった新しいテクノロジの実装を迫られています。 IP監視カメラには優れた利点がありますが、単一のプロプライエタリなストレージのベンダーソリューションは、監視カメラに新しいテクノロジを導入したり、クラス最高のソリューションを統合したり、現在のソリューションへの投資を維持したりする上で妨げになる場合があります。課題監視カメラ業界は絶えず進化しています。現在も、CCTVからIPネットワークへ、DVRからNVRへ、ローカルストレージからローカル、共有、およびリモートの複合ストレージへ、といった移行が進んでいます。ビデオデータの急増を受け、ストレージ管理のニーズが労力とコストの両面で拡大しています。さらに、増え続けるデータを膨大なデータアーカイブに保存しなければなりません。このため、ハードウェア／ソフトウェアの大規模な再構築を行うことなく、必要に応じてストレージシステムの容量を拡張できなければなりません。もう1つの懸念事項として、データの整合性があります。データの量は飛躍的に増加しており、保存期間も大幅に増えています。さらに、ビット崩壊、ファントム書き込み、誤った読み取り／書き込み、パリティエラー、ドライバーのバグ、不慮の上書きといった問題も存在します。ハードドライブの障害は、監視カメラの機器の故障で最も多い原因です。ドライブの障害は、多くのカメラから記録されたすべてのデータを危険にさらしかねません。さらに、帯域幅を柔軟に割り当てられないため、以下のような多くの標準機能を自動化できないことも問題です。 •帯域幅が利用可能な夜間のアーカイビング •重要性の高いデータは高解像度、その他すべてのデータは低解像度で記録 99%の書き込みトラフィックでは、 NVR／DVR／カメラで動画を保存できない場合、ビデオフレームが失われることに注意してください。そこで、監視カメラソリューションの総コストの30%以上を占めるストレージに関して、現在の投資をどのように維持し、以下のようなビデオ標準に対する今後の要件に向けていかに拡張を図るかを考慮する必要があります。 •MPEG4は、ライブでの表示に適していますが、追加のストレージ容量および圧縮技術が必要です。 •H.264は、 MPEG4と同じですが、堅牢さでは劣るため、フレーム落ちを防ぐためには追加の帯域幅が必要です。 •JPEG2000は、1つのフレームから複数の解像度を提供できるため、イベント固有のサービスレベルの保証や、必要に応じたより多くのストレージ容量の使用が可能です。その他の注目すべき点は以下の通りです。 •データの信頼性とデータの一貫性 •イベント処理のコラボレーティブな環境の急増や、監視カメラに関連したケース作成の複雑さを考えた場合のコストの管理、性能の提供、管理の簡素化 •特定のベンダーにしばられることなくビデオ検索、AR、クラウドストレージなどのSSDテクノロジやアプリケーションを利用できるようにすることで、今使用している監視カメラソリューションを今後も使用し続けることソリューション概要ソフトウェアが鍵アクティビティ特長利点取り込み書き込みの保護クラスタ化ダイナミックなスケーラビリティ高速化された書き込み性能；アプリケーションを解放せずにデータを物理ストレージに書き込めるようにしてサーバ上のアプリケーションの処理を継続させることで、フレーム落ちの可能性を低減します。 •SGI NASは、データ管理機能、ストレージおよびディスク管理、ボリュームおよびファイルシステム管理を1つのシステムに統合しています。単一のコンソール管理します。サービス損失からの保護：負荷分散の提供；複数のターゲットおよび複数のサイトに自動的にストリーミングすることで、複数のカメラ／NVRからのデータの損失を防ぎます。 •SGI NASでは物理ストレージとソフトウェアが分離しているため、ハードウェアベンダーに依存せずに済みます。 •RAIDデータ保護、無制限のスナップショットおよびクローン、重複排除より大容量のドライブをリアルタイムに追加します。プールで自動的にストライピング処理を行い、容量を増やします。および圧縮を提供します。 •ローカルおよびリモートのレプリケーションを提供し、既存のネットワークに統合します。監視 VDEV & ZPOOL 分析無制限のスナップショット、 Auto-Sync、 Auto-Tier、 Auto CDP、統合されたインデックス機能複数のコピーを複数の場所に；ルールに基づいて完全なコピーのレプリケートまたは変更のみのレプリケートを、システムに影響を与えることなく行います。コピーオンライト 256ビットのチェックサム自動スクラブエンドツーエンドのデータ整合性；データが脱落することはありません。ファントム書き込みは発生しません。誤った読み取り／書き込みは起こりません。DMAパリティーエラーは発生しません。ドライバのバグはありません。不慮の上書きは起こりません。 •必要な速度、容量、安全性のレベルでストレージ·リソースを揃えます。データの整合性を常時維持どのような形の崩壊からもデータを保護します。保存期間に関係なく、データを最初に書き込んでからアクセスされるときまで、エンドツーエンドのデータ整合性が保証されます。柔軟性のあるストリーミング形式 SGI NASを使用することで、H.264、MPEG4、JPEG、MJPEG、JPEG2000 のストリーミング標準のどれを使用していても、また複数を組み合わせても、監視カメラを最大限活用できるようになります。アーカイブハイブリッド・ストレージ・プール（HSP）では、複数のH.264、MPEG4、および J P E G ストリームに必要な帯域幅が提供されるほか、 JPEG2000フレームの複数解像度機能を利用できます。 HSPは、効率的にサービスクラスを作成し、複数のストレージターゲットと複数の帯域幅の組み合わせを使用した自動イベント処理の実装を支援します。これにより、保存されたデータおよびメタデータの整合性が保証されます。このことは、 AR、ビデオ検索、およびビデオ分析アプリケーションを効率的にサポートするために必要となります。サービスクラス（Class of Service： CoS）；性能、コスト、およびCoSに基づいて任意の組み合わせのストレージ（JBOD、SSD、HDD）から複数のストレージプールを作成し、優先順位の高いイベントに適切なリソース（帯域幅、容量、レプリケーションなど）が確保されるようにします。統合された検索；すべてのデータが自動的に索引付けされるため、ファイルをすばやく検索することができます。セルフヒーリング；メタデータ、ユーザデータ、およびデータブロックの追加コピーのチェックサムが作成されます。この情報を比較することで、破損の有無を調べ、エラーを自動修復します。データおよびメタデータの整合性チェック監視カメラストレージに最適なワークフロー SGI NASストレージは、ワークフローに関連したアクティビティを最適化するために必要な機能を備えているため、お使いの監視カメラソリューションを最大限に活用することができます。データの取り込みから最後のバックアップ、アーカイブ、障害回復といった、監視カメラの基本的なワークフローは下図の通りです。右の表は、エンタープライズクラスの監視カメラソリューションの機能とその利点を示しています。監視ビデオの典型的なワークフロー定期的にチェックサムのチェックを行います。 SGI NAS: Unified Storage Solution for Video Surveillance Solution Brief データの整合性ストライプ化コピーオンライト（COW）データはプール内のすべてのドライブでストライプ化されるため、負荷が SGI NAS にはコピーオンライト（COW）ファイルシステムがあり、従来のブをより容量の多いドライブと交換したりする場合は、容量およびストラファイルシステムのように各処理のたびに元のデータブロックを上書きするのではなく、新しいブロックを作成します。こうすることで、エンドツーエンドのデータ整合性が提供されます。 256ビットのチェックサム（セルフヒーリング） SGI NAS はトランザクショナルでオブジェクトベースの128ビットファイルシステムを備えており、無制限のストレージ容量がサポートされています。独自の機能として、メタデータ、ユーザデータ、および各データセットのデータブロックの追加コピー（dittoブロック）のチェックサムを計算します。この情報を使用することで、システムはデータの破損を特定し、エラーを修正することができます。 Dittoブロック分散され、性能が向上します。ドライブを追加したり、容量の少ないドライイプが自動的に調整されます。 VDEV／Zpool HSP内の仮想デバイスをグループ化することで、サービスクラスを実装できます。同じサイズまたはより大きいサイズの仮想デバイスを追加するだけで、自動的に拡張されます。必要な速度／容量／安全性のレベルの管理にはストレージプールからVDEVおよびZpoolを使用します。データの信頼性 Auto-CDP（自動継続データ保護） IPネットワークを介した同期、リアルタイム、リモート、ブロックレベルレプ Dittoブロックは、データおよびメタデータのコピーを複数作成します。リケーション（リモートミラーリング）をスケジューリングします。地理的できます。るため、サイトの障害に対するセキュリティが提供されます。シングルパリティ、ダブルパリティ、トリプルパリティ Auto-Sync これはミラーリングに代わる機能ではなく、ミラーリングに追加して使用 SGI NAS はソフトウェアRAIDミラー（RAID1）、 RAIDZ （RAID5と同じ）、 RAIDZ-2 （RAID6と同じ）、およびRAID-Z3をサポートしています。これにに離れたアプライアンス間でボリュームをシームレスにミラーリングでき 2つの異なるSGI NAS アプライアンス間の非同期レプリケーションをスケジューリングし、重複排除機能を提供します。これにはデータとメより、データを最大で3重に保護できるようなります。タデータが含まれます。 RAIDコントローラ不要 Auto-Tier SGI NAS はディスクからの読み取りエラーレポートに依存することもなある場所から別の場所へのレプリケーションをスケジューリングします。チェックサムを使用してデータを検証します。なっていても構いません。自動スクラブ Auto-Snap 定期的にデータを読み取り、チェックサム検証を行います（不良データを自動で行われる定期的なスナップショット作成をスケジューリングしまければ、読み取りの際どちら側のミラーデータも信頼しません。代わりに保存や期限に関するポリシーなど、レプリケーション先のポリシーは異読み取ってから、正常データを取得し、不良データを修正します）。す。コピーオンライト（従来のファイルシステムのように各処理のたびに元性能の影響はありません。読み込み／書き込みスナップショットによるデータバックアップの目標復旧時点（RPO）の値 SGI NASの読み取り／書き込みキャッシュテクノロジにより、アクティブなデータへのアクセスが大幅に加速され、従来の回転ディスクに比べ、 10倍以上のスピードでアクセスできます。読み取り／書き込みキャッシュにSSDを利用できるため、別のストレーのデータブロックを上書きするのではなく、新しいブロックを作成する）により、スナップショットは内在しているため、すぐに作成され、システムへはほぼゼロです。さらに、ユーザはスナップショットに加え、データ回復のための単一ファイルにもアクセスできるため、目標復旧時間（RTO）の値もほぼゼロになります。 HAクラスタジ層を作成する必要がありません。このため、エンドユーザは読み取り/ クラスタは、サービス、アプリケーション、およびビジネスプロセスの可用御できます。従来の回転ディスクに比べ、データアクセスは10倍以上速くリティも提供します。書き込みキャッシュをダイナミックに追加することで、ワークロードを制なります。書き込みの保護サーバ上のアプリケーションの処理を継続させるために、アプリケーションの解放とは関係なくデータを物理デバイスに書き込むことで、書き込み処理を高速化できます。さらに書き込み性能を高める必要がある場合は、別のログデバイスを追加できます。性を提供します。さらに、サービスの負荷分散および水平的なスケーラビ SGI NAS: Unified Storage Solution for Video Surveillance Solution Brief 管理 SGI NASを選ぶ理由ダイナミックなスケーラビリティ ZFSテクノロジに基づいているSGI NAS は、業界標準のx86サーバで稼 HSPは、ドライブを追加したり、容量の少ないドライブをより容量の多いドライブと交換したりすることで、オンライン中に拡張が可能です。働し、CIFS、NFS、iSCSI、ファイバチャネルストレージアクセスといった NASおよびSAN機能を提供します。さらに、無制限のスナップショットやクローンを含むさまざまなバックアップおよびレプリケーション機能を通じてデータを保護することができます。また、複数のあて先に同期する強力な管理機能 SGI NASはデータ管理機能、ストレージおよびディスク管理、ボリューム管理、およびファイルシステム管理を1つのシステムに統合しています。これにより、従来のプロプライエタリなストレージシステムよりも、少ない手順で管理できるようになります。結果としてよりすばやく、より簡単かつより少ないコストで管理できるようになります。管理にはコマンドラインまたはGUIを使用できます。ことができ、離れた場所にあるサイト間のレプリケーションが可能です。 SGI NAS はハードウェアに依存しない、オープンなユニファイドストレージの管理を、従来のシステム費用のごく一部で提供します。このため、効率的なスケーラビリティを実現できるほか、ベンダーにしばられてコストがかかることもありません。 NASのサポート（NFS、CIFS、WebDAV、FTP）およびSANのサポート（iSCSI & FC）性能に対する要件に基づいて柔軟にリソースを管理できます。それまでに使用していたストレージシステムを維持することができます。投資の将来を保証 128ビットのファイルシステム無制限の容量を提供し、ファイルの種類や数にかかわらず、デバイスを追加したり、デバイスの種類を増やしたりすることで、容量を増やすことができます。サイズでいうと2,560億テラバイトのプールを扱えます。 SGI NASのライセンスは、プロセッサの数や速度、 RAMの容量ではなく、ストレージ全体に基づいています。新規またはより高速なネットワークインターフェースを追加することで、追加のストレージライセンスコストを発生させることなく、クライアントの性能を向上できます。したがって、企業は小規模のストレージから始め、必要な容量の増加に応じて拡大していくことができます。デバイスの抽象化 HSPはJBOD、 HDD、 SSDの組み合わせなど、さまざまなストレージテクノロジを利用でき、新しいテクノロジを簡単に既存のシステムに追加できるため、テクノロジへの投資が保護されます。ベンダーに対する独立性 SGI NASはパートナーと共に、データストレージに必要な究極の柔軟性、サポート、および性能要件を提供します。ストレージソリューションをお探しのお客様、または現在のストレージ構成が古い、コストがかかる、信頼性に問題があるというお客様は、ぜひご相談ください。問題の解決をお手伝いいたします。 SGI NASは、オープンソーステクノロジに基づいており、業界標準プロトコルをサポートしています。〒150-6031 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー31階本社西日本支社中部支社つくば・東北事業所東北営業所北海道営業所 TEL TEL TEL TEL TEL TEL : : : : : : 03-5488-1811（大代表）FAX：03-5420-7201 06-6479-3918( 代表 ) FAX : 06-6479-3919 0565-35-2561( 代表 ) FAX : 0565-35-2189 029-858-1551( 代表 ) FAX : 029-858-1071 022-221-2301( 代表 ) FAX : 022-221-2304 011-708-1511( 代表 ) FAX : 011-758-2789 ©2013 SGI Japan, Ltd. All Rights Reserved. 仕様は予告なしに変更される場合があります。SGI、SGIのロゴマークは日本SGI株式会社の登録商標です。インテル、intel、Xeonは、米国およびその他の国におけるインテルコーポレーションまたはその子会社の商標または登録商標です。その他の会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。（03/2013）日本SGIは地球環境に優しい企業へこのカタログは、環境に配慮した植林木を使用しております。日本SGIは様々なソリューションの提供を通じてお客様の製品の開発・設計の過程において発生する紙や燃料等の資源消費量やCO2排出量の低減を行い、省資源、省エネルギー化に貢献しています。