一般用医薬品等の広告自主申し合わせ

事
務
連
絡
平成 1 9 年 4 月 5 日
各都道府県薬務 主管課 御 中
厚 生 労働省 医薬食品局
監視指 導 ・麻薬対策課
一 般 用 医薬 品等 の 広告 自主 申 し わせ につ い て
「
合
」
日本大衆薬 工業協会 が作成 した別添について、業務 の御参考 として い ただ くため
御送付 い た します。
一般用医薬品等 の広告 自主申し合わせ」
「
平成 1 9 年
日本大 衆 薬
一 般 医薬 品等 の 広告
日本大衆薬 工 業 協会 で は、平成 19年 4月 1日 付 にて 「
用
自主 申 し合
わせ」 の 改定 を行 う。
なお、こ れ に伴 い
一 般用医薬 品等 の広告 自主 申 し わせ (日本大衆 工
平成 18年 2月 24日付 「
合
」
薬 業協会)
は、廃止 す る。
記
1 目 的
一 般 用医薬品等 働 ( 以下 「
医薬品等」 という。) の 広告 は、人の生命 と健康 を守 る という医薬品等 の特殊
ー
性 に則 した広告倫理 の基盤 に立ち、生活 者 のセル フメデ ィケ シ ョンの推進 に寄 与す るため医薬 品等 の適正
使用 に資す る正確な情報 を生活者 に伝達す る重 大な使命 を担 つて いるものである。 従 って、医薬品等 の広 告
を行 うにあた っては、薬事法、医薬品等適正広告基準 、不 当景品類及び不当表示 防止 法等 を遵守す る ことは
もちろんであるが、常 に正 しい倫理観 をもち、医薬品等 の信頼性 を高める ことを絡 えず念頭 において これ に
あた らな くて はな らな い。
ここに医薬 品等 の広 告 を行 う際 に、自主的 に遵守す べ き事項を以下 に定 め、そ の適正化 を図る ものである。
一般用医薬品等」 とは 「
一 般用医薬 品」および 「
* 注 : こ こに述 べ る 「
新指定 医薬部外 品 ( 平成 1 1 年 3 月
新範囲医業部外 品 ( 平成 1 6 年 7 月 1 6
1 2 日 医 薬発第 2 8 0 号にて新た に指定 された医薬部外 品) 」な らび に 「
日 業 食発第 0 7 1 6 0 0 2 号にて新た に指定 された医薬部外 品) 」をい う。
2 対 象 とな る広告
・
本 申 し合 わせ は、新 聞 ・雑誌 ・テ レビ ・ラジオ ウ エブサ イ ト等 の生 活者 向 け の 広告 媒体す べ て にお け る
一般 用 医薬 品 お よび新 指定 医業部外 品 。新範 囲医業部 外 品 の 広告 を対象 とす る。
3 申
し合 わせ事 項
I.広 告全般 に関わ る事項
(1)「 使用 上 の注意」 の記載 について
別表 1に 定 め られた方法 によ り記載す る。
一
なお,「一 般用検査薬 (妊娠検査)」につ いて は 「 般用検査薬 (妊娠検査)広 告 の 自主 申し合わせ に
つ いて 」 (平成 3年 9月 19日 日 薬連)に よ る。
医業部外品」 で ある旨 の表現 について
(2)「 医薬 品」 および 「
医薬品」の文言 を製 品名 ・製品写真等 の傍 らに明瞭に表現 し、医薬品であ
① 医薬品の広告 には原則 「
ることが識別できるようにする。
医薬部外品」 の文言 を製品名 ・製品写
② いわ ゆる新指定医薬部外品 。新範囲医薬部外品の広告 には 「
真等 の傍 らに明瞭に表現 し、医業部外品であることが識別できるようにす る。
(3)医 薬品等 の適正な使用を妨げる広告の制限 について
・
一
・
類似薬効群 (例えば、かぜ関連製品)を 同 広告中に広告す る場合は、生活者が効能 効果、用法
用量等 について誤認を生じないよう、以下 の点に留意す る。
①各製品の効能 ,効 果を明瞭に記載する。
②必要に応 じて、用法 ・用量を明僚に記載する。
使用上の注意」を記載すべき品目がある場合には、定められた方法で記載する。
③ 「
(4)医 薬品等の作用機序を表現する場合のCG。 アニメー ション等の映像表現について
医薬品等の適正使用ならびに作用機序に対する生活者の正 しい理解を得るために、医学薬学上の根拠
に基づいた正確な表現をすることはもとより、以下の点に留意して広告制作にあたらなくてはならな
い
。
①個 々の CG・ アニメー ション等のイメージ表現 の映像中、画面の見やす い場所 に 「
模式図」または
ー
「
イメ ジ図」の文言を静止 した明確な文字で 1秒 以上表現する。
②患部や疾病の原因 。要素 ・症状が完全に消失するかのような保証的表現は行わない。
③ 当該製品の認め られた効能 ・効果を逸脱 した り、誇大な表現は行わない。
④患部 ・粘膜等 の表現で、視聴者が極めて不快に感 じる表現は行わない。
【
解説】CG・ アニメー ション等で表現する薬理作用について許容される表現 の範囲の例は以下の通 り。
ア)殺 菌作用な どを表現する場合 (殺菌濃毒薬,水 虫薬等)
①病原菌を殺菌するような場面では、画面か ら完全に菌が消えて しまうことなく、菌全体 の2割
)を 残す。
程度 (注
イ)抗 炎症作用な どを表現する場合 (かぜ葉、解熱鎮痛薬、外用消炎薬等)
①炎症部分が画面か ら完全に消えることな く、2割 程度を残す。
ウ)浸 透作用な どを表現する場合 (外用剤)
①人体に対する実際の作用機序と大きく異なるな どの虚偽 ・誇大な表現 は行わな い。
工)措 抗 ・遮断作用な どを表現する場合 (H2ブロツカ 配 合胃腸薬、抗アレルギー薬等)
①当該生理現象そのものを完全に停止 して しまうかのような印象 とな らな いよう2割 程度を残す。
注 :2割 程度とは、通常の状態で映像 を見た場合 に明確に残っていることの 目安である。
(5)医 薬品の有効性や服用感等の特長に関 しデータを利用 して広告することについて
新聞雑誌広告 ・各企業のウェブサイ トに限 り下記の表現 は可とする。
個 々の製品」または 「
その配合する効能効果に関わる成分」の有効性 について
① 「
効能効果の範囲内で行 うこととし、
使用するデー タは、「
承認申請時添付デー タ」、「
市販後調査結果」、
ー
・
「
再審査 再評価 申請に用いたデ タ」、 「
医学薬学専門誌 に投稿掲載 された客観性 ・信頼性 を担保
しうる臨床デー タ」のいずれかであること。
なお、医療用医薬品の有効性に関するデータを使用する場合は、医療用医薬品と 「
当該製品」また
一
一
「
一
・
は その配合する効能効果に関わる成分」が同 成分、同 濃度、同 用法 用量であること。
また、漢方製剤については構成生薬、生薬配含量及び製法が異なっている場合 もあるため自社製品
データに限ること。
② 服用感 ・使用感等での特長および持続性 ・崩壊性等製剤上での特長 について
使用するデータは 「
承認申請時添付データ」、 「
医学薬学専門誌に投稿掲載された客観性 ・信頼性を
担保 しうるデー タ」 とする。但 し、服用感 ・使用感等 の特長を示す場合においては、元来 「
承認申
ー
・
「
請時添付デ タ」 投稿論文」等が少な いと思われることか ら、自社で行った独 自の調査デ ータを
利用することも可 とするが、データの調査方法 ・サンプル数等をその広告中に記載すること。
上記①②の表現を行 うにあたっては、有効性 ・安全性 を保証 している旨を強調 した り他社製品を誹誇
する ことがな いよう十分配慮するとともに、広告中にデータの 「
出典」を明瞭に記載す ること。なお、
生活者にその意 図が十分伝達されるスペースであるよう特段 の配慮を行うとともに掲出の際は 1週 間
以内 にその広告を広告審査会に届出るものとする。
(6)「 比較広告」について
一般用医薬品プロモー ションコー ド」に則 り、
①比較広告 を行 う場合は、 「
医薬品等適正広告基準」、 「
“
その対象製品は自社製品の範囲で行 い、またその対象製品の名称 も明示 した場合に限定"し 、明
示的であると暗示的であるとを問わず他社品との比較広告は行わない。
比較の有無の如何 に関わらず、広告に他社品の販売名称およびブラン ド名を無断で用いない。
②訪,訪・
また、直接名称を表現 しないまでも他社製品を暗示した広告を行わない。
(7)い わゆるスイ ッチ成分 に関わる広告表現について
スイッチOTC」
① 申請区分 (2)に よ り承認取得した製品のみ 「
あるいは 「
医療用成分」「
医療用 と
して使われている成分」 といった旨の表現を発売後 3年 間 に限って使用す ることができる。なお、
すでに他社か ら同一成分が販売されている場合 は、先発品が発売されてか ら3年 以内であれば、そ
の期間内は同様 の表現が認められる。
初めて配合」「
新 しい成分」「
② 「
新 しい効 きめ」等 の表現は、発売か ら6ヶ 月の範囲内で使用できる。
一
③ 同 成分を配合 した製品が、すでに他社か ら発売されている場合 には② の 「
初めて」に類する表現
は行わな いこととするが、発売時期が 6ヶ 月程度の範囲内で前後 した場合は、それぞれの製品が発
売後 6ヶ 月の範囲内で 「
初めて」 の旨の表現 を同時に使用できるものとする。
ー
④ キャッチフレ ズ等での強調表現は行わな い。また、キャッチ フレーズでなくとも広告全体のなか
で目立つ広告は行わな い。
⑤ 成分 と効 きめを関連づけ、因果関係を示すような表現 は行わない。
スイ ッチ OTCだ か ら効 く」 「
【
表現できな い例】 ・… 「
医療用と同じ成分だか ら効 く」
ぉ医者さんで使って いる」「
⑥医療用 と同一成分、同一濃度、同一用法 ・用豊であっても に
病院で使わ
一
れて いる」といった医師による処方薬と同 であるかのような誤解を招 く表現 は行わな い。
使用できる例 】
【
医療用 と同 じ成分 を配合 しました
医療用成分 を配合 しました
医療用成分 を市販薬 の①O薬 に配合 しま した
【
使用で きない例】
お医者 さんで使われ ている成分 を配 合 しました
病院で使われて いる 同 じ成分 を配 合 しま した
(8)成 分 の無配合表現について
成分の配合の有無は、医薬品等の広告にお いて生活者にとり重要な情報提供 と考えられることか ら、
表現す る ことに妥当性があ り、他社誹誇、安全性 の 強調 とな らない限 り、カ フェ ン、
ィ
ナ トリウム 、
ス テ ロイ ド、抗 ヒス タミン剤等 については 「
無配合 」 である 旨表現 して も差 し支 えな い。なお、付随
して 2 次 的効果 まで を訴えな いこととす る。
( 9 ) カ ロ リー表現 について
カ ロ リー につ いて広 告 中で表現する場合 には、「
カ ロ リー控 えめ」、「
糖分 をお さえた」等誤 解 を受けや
す い表現は行わず、「
カロリー数」を明示すること。なお、 「
たったのO① 」 「
わずか①①」のような修
飾語 とともに表現 してはな らない。
ロスポー ッ選手が登場する医薬品等の広告について
医薬品等 の広告 にプロスポー ッ選手が登場することは、競技中の姿であると否 とを
問わず差 し支えな
い。ただし、以下 の点に留意すること。
`
①登場するプロスポー ッ選手のすくれた技能や体力が、 これ らの医薬品等 を使用することによ り
発揮
された り、維持された りするかのよ うに誤解される表現 は行わない。
)の テレビ広告については、プロス ー
②滋養強壮保健葉 (注
ポ ッ選手が競技中の画面 と商品コマーシャ
ル部分を完全に切 り離 した構成とし、かつ商品名 ・
パ ッケー ジはスポーッ競技画面の終了後 とする。
*注 :「滋養強壮保健薬」 とは 「
ピタミン主薬製剤」 「
ビタミン含有保健薬」 「
カルシウム主薬製剤」
・
「
パ
「
タン ク アミノ酸主薬製剤」 生薬主薬製剤」 「
薬用酒」 「
その他の滋養強壮保 健薬」 「
ビタ
(10)プ
ミン含有保健剤 (新指定医薬部外品)」「
ピタミンを含有す る保健薬 (新範囲医薬部外 品)」をい
う。
用 ・使用場面の広告表現 について
服用 ・使用場面 を広告で行 う場合は、乱用助長につなが
(11)服
らないよう十分注意するとともに、内服剤に
おいては適正な使用を促す という観点か ら、定め られた用法 ・用量を明瞭に表現する。
(12)速
効性に関する表現 について
「
鎮痛剤」、 「
局所麻酔剤を含有する歯痛剤 (外用)」
、「
鎮痒剤 (外用)」
、「
浣腸薬」、 「
血管収縮剤を配
・
合する鼻炎用点鼻薬の鼻みず 鼻づまり」、「
血管収縮剤 を配 合する点眼薬の結膜充血」、及び 「
鎮痒剤
配合の皮膚軟化薬 (効能 :か ゆみを伴う乾燥性皮膚)の か ゆみ」に関す る速効性については、承認さ
れた効能効果、用法用量等の範囲内で、医学薬学上十分証明されたものについては次の場合を除き 「
速
く効く」等の表現 を使用 しても差 し支えない。
① 強調表現
②剤型等の比較
③使用前 ・使用後的表現の中で作用時間を明示又は暗
(13)オ
ー プ ン懸
示するもの
賞 、 ク ロー ズ ド懸賞 ・総付景品に関す る広告 につ いて
医薬品の販売 にあたって オー プン懸賞、 ク ロー ズ ド懸賞 ・総付 景品を景表法 の範囲内で行 う ことは差
し支えな い。但 し、ク ロー ズ ド懸賃 ・総付景品を行 って い る旨の広告 は、店頭 内で の広告、 各企業 の
ウ ェブサィ トで の広告以外 は医薬 品の乱用助長 につ なが る恐れがあるので行 わな い こと。
工.特 定 薬 効 群 の 広告 に 関わ る 事項
ぜ薬の広告表現について
かぜの諸症状の緩和」 の文言を必ず記載する。なお、テレビ広告の場
①効能 ・効果 の表現につ いて 「
(14)か
合、画面または音声のいずれかで表現すれば差 し支えない。
また 「
かぜの諸症状の緩和」の代わ りに 「
かぜの諸症状をやわ らげる」等、生活者 にわかり易いよ
うに言い換えても差 し支えない。
② かぜの 11の症状すべてを効能 ・効果 として承認されたかぜ薬については 「
総合感 冒薬」 「
総合かぜ
薬」 と表現することは差 し支えない。
ただ しキャッチフレーズや販売名の文字 の大 きさを上回るな どの強調表現 は行わな い。
配 含胃腸薬の広告表現 について
(15)一 般用 口
2ブ ロツカ
一般用 H2ブロツカ 配 合胃腸薬の広告を行うにあたっては、 に
特 本剤の特質を考慮 し、適正使用を促
すための十分な情報の提供に努め、商品名を連呼する等乱用 ・運用を促 した り誤用を招くような広告
は厳に自粛するものとする。
このた め、広告中には承認された全ての効能 ・効果を必ず表現する。なお、テ レビ広告 の場合には画
面または音声の いずれかで表現すれば差 し支えない。また、テ レビの広告秒数につ いては適正使用を
促すための十分な情報が提 供できる秒数であるよう留意する。
タミン ・カルシウム ・ミネラルの作用表現 について
いわゆるビタミン剤 ・カルシウム剤 (医薬品、新指定医薬部外 品、新範囲医薬部外品)に 配合されて
いるビタミン、カルシウム、ミネラルの説明として、各 々の成分が医薬品等の有効成分量を満た して
(16)ビ
いることを前提 として、別表 2の とおり表現す ることは差 し支えない。ただ し、表内の例文を超えな
い範囲で表現する こと。
なお、効能効果に誤認 を与えることのないよう強調表現は行わないとともに、いわゆるサプリメン ト
と誤認を与えることのないよ う充分に配慮すること。
(17)ビ タミンE・EC主 薬製剤 の 「
過酸化脂質 の増加防止」表現について
ビタミンE主 薬製剤およびビタミンEC主薬製剤 の広告等でビタミンEの 作用機序の説明として 「
過酸
化脂質 の増加防止」 の文言を使用する場合は、下記の点に留意する。
①医療用医薬品のビタミン E製 剤の効能 ・効果の一つに 「
過酸化脂質の増加防止」があることか ら、「
過
酸化脂質の増加防止」の文言 を単独で使用する ことは、医療用医薬品の効能 ・効果 に該当するので認
められな い。
過酸化脂質の増加を防止する作用」について説明する際には当該作用の言 い切り表現
② ビタミンEの 「
とな らな いよう配慮 し、必 ず承認された効能 ,効 果に結びつけた表現 とす る。
③なお、上記については広告のほか、添付文書、製品ラベル、外箱、および一般生活者を対象としたパ
ンフレットにも適用される。
表現 してよい例】
【
《ビタミンE・EC主 薬製剤》
「
過酸化脂質の増加を防止する働きのあるビタミン Eは 、末梢血行障害による手足の しびれや
冷
えを緩和 します」
《ビタミンEC主 薬製剤》
「ビタミン Eの 過酸化指質増加防止作用により、し み、そばか
すを緩和 します。
」
い
でき
【
表現
な 例】
「
過酸化脂質の増カ
ロ防止」・・・・。(医療用医薬品ビタミンE剤 の効能効果)
「
ビタミン Eは 、過酸化脂質の増加を防止する作用があ ります」・・・・。(作用の言 い切 り表現)
養強壮保健薬,ビ タミン含有保健剤等 の 「
疲れ」表現につ いて
「
肉体疲労時の栄養補給」「
肉体疲労時のビタミン○○補給」等を効能 ・効果として認められている滋
(18)滋
養強壮保健薬 (医薬品)、ビタミン含有保健剤 (新指定医業部外品 ・新範囲医業部外 品)等 で 「
疲れ」
について表現することは認められるが、以下の点に留意する。
疲労回復」 「
① 明 らかな 「
疲労予防」 「
精神的疲労」を表現する ことは、効能 ・効果の範囲を逸脱する
ので認め られない。
②効能 ・効果 に誤解を与えな いための配慮 として、 「
肉体疲労時の栄養補給」 「
肉体疲労時のビタミン
・
○○補給」等の認められた効能 効果を広告中で明瞭に記載する。
疲れ」 に付けられる形容詞 として 「
つ らい」は差 し支えないが、 「
③ 「
ひどい」 「
重度の」等、重症度
を示す形容詞 (修飾語)は 認め られない。
疲れに負けな い①①O(製 品名)」「
④ 「
疲れスッキ リ」の表現 は、それぞれ 「
疲労予防」、明 らかな 「
疲
労回復」 に該当するので認められな い。
(19)水
虫薬の広告表現 について
かゆみ」表現につ いて
① 「
水虫の随伴症状 として 「
かゆみ」を表現する ことは差 し支えないが、重度なあるいは行き過ぎた
「
かゆみ (症状)」など、 「
かゆみ」を強調 した表現は認められない。佐薬として鎮庫を目的とした
成分 (局所麻酔成分、抗炎症成分、鎮岸成分な ど)を 含有す る場合には、「
かゆみを一時的に抑える」
旨の表現は差 し支えないが、主作用 (抗其菌作用)と 同等 またはこれを越えた強調表現は認められ
な い。
② 強調表現 について
自癖菌へ 薬剤が作用する場面な どで効果を表現す る場合 はオーバー とならぬよ うにする。
③ 速効表現 について
患部に薬剤が漫透する場面などで、瞬時に浸透するかのような 「
速効」表現や事実 と異なる 「
奥深
くへ の浸透表現」など誤解 を招かぬよう配慮する。
④ オーバーな語句な ど
オーバーな表現 ・語句について従来品 ・従来成分を誹訪するような表現 についてはキャッチフレー
ズであるか否かに関わ らず認め られない。
【
表現 してよい事例】
「
かゆい水虫」 「
水虫かゆい」
「
かゆみ止め成分配合」 i 有 効成分 に銀岸 を目的 とした成分 (局 所麻酔成分、
抗炎症成分、鎮痒成分な ど) を 含有す る場合 のみ
「
かゆみ を一 時的に抑え ます」: 同上
【
表現できな い事例】
「
かゆみ」の強調表現 (キ ャッチ コピー、文字 ・音声の強調、繰 り返 し表現な ど)
「
重症のかゆみ」
「
ひどいかゆみ」
「
我慢できな いかゆみ」
「
かゆい水虫を抑えます」
「
水虫のかゆみを抑えます」
(20)「 花粉症」表現 について
花粉 による次のような鼻 (目)の アレルギー症状の緩和 :鼻づまり、鼻みず (鼻
①効能効果 において 「
汁過多)、くしゃみ ・・・」等を取得 したアレルギー専用点鼻薬 ・点眼薬、 「
鼻炎用内服業」、 「
内服
アレルギー用薬」 においては 「
花粉 による 。・・」部分を 「
花粉症 による 。・・」 と読み替えるこ
とは差 し支えない。
②鼻炎用内服薬、鼻炎用点鼻業について
アレルギー性鼻炎による次の症状 の緩和 :鼻づまり、鼻みず (鼻汁過多)、くし
効能効果 において 「
ゃみ ・・」をもつ鼻炎用内服薬、鼻炎用点鼻薬 は、抗原や季節について説明する上で 「
花粉、ダニ、
ハウスダス ト」 の文言 を使用す ることは差 し支えないが 「
花粉症」 の文言 の使用は認め られな い。
※ ① で 「
花粉症」が効能効果であるかのような表現 は認められない。また、いずれ の場合も効能
効果を 2つ 以上の症状名に結びつけた表現 とすること。
【
①で表現してよい事例】
例 :「
花粉症によるくしゃみ、鼻みずの緩和」
【
②で表現してよい事例】
(アレルギ ー専用点鼻薬 の場合)
例 i「ダニ 、花粉 によるア レルギー性鼻炎 の くしゃみ、鼻みずの緩和」
(鼻炎用内服薬、鼻炎用点鼻薬)
【
①②で表現 できない事例】
花粉症 に①OOO(製
花粉症の緩和 に」、 「
例 :「花粉症 に効 く」、 「
品名)」
指定医業部外品 '新 範囲医業部外品の広告 について
いわゆる新指定医薬部外品 ・新範囲医薬部外品の広告の取 り扱 いを下記のとお りとし、適正化に努め
(21)新
る。
①名称 において共通部分 をもつ医薬品,医 薬部外品 (例えば医薬品として○○OA、 医薬部外品とし
て○○OB、 ①①Oが 共通ブランド)を 同一広告中に広告する場合には、それぞれを混同させない
よう注意する。
また、この場合は全体の広告表現は医薬品広告で許された範囲内にとどめる。
② ビタミンC剤 、ビタミンE剤 、ビタミンEC剤 、 ビタミン含有保健剤、カルシウム剤、ビタミンを
含有する保健薬、カルシウムを主たる有効成分とする保健薬および生薬を主たる有効成分 とする保
健薬について 「
健康維持」 の表現は行わない。
「
③ 実用」(販売名に認め られたものを除く)、「
漢方」の表現は行わない。
「
生薬配
④
合」の文言は、有効成分に生薬が配合されていれば差 し支えない。
生薬製剤」の文言は、有効成分の全てが生薬である場合には差 し支え い
⑤ 「
な 。
「
「
⑥ うまい」 美味しい」などの味覚表現は、本来の効能 ・効果を誤解させ、また
過量消費、乱用を功
長することか ら行わない。
毎日1本」 「
② 「
家族そろって」 「
食卓に」「
毎日飲もう」 「
手軽に服用できます」 「
お中元 ・お歳暮に」
等、長期連用や乱用助長につながるような表現は行わない。
4 「 一般用医薬 品等 の広告 自主 申し合わせ」 の実施
本 申 し合わせ は,平 成 19年 4月 1日 よ り実施す る。
別表 1 広 告における 「
使用上の注意」の記載 につ いて
スタミン
(1} 抗 ヒ
剤 を主剤 とした 外用案
(掛 殺 虫剤 (蚊と り線香 は除 く)
'リ
は) ナ ファツ ンを含有す る 目薬
・
ス塩類 を含有する止 潤棄
惚) と スマ
(引 劇 棄 に該 当する成分を 含有する
鎮咳去疾薬
脩) ア ンとアを含有する虫 さされ用外
皮用案
仔〕 抗 生 物質を含有する外皮用案
旧) サ ルヵ剤を含有する外皮用 薬及び
点眼案
(朝 副 腎皮質ホ焼ン剤を含有する外皮
用案
(1研 血 管収縮剤 を含有 する点鼻外用
案
対象品目
・
111}メ クリメン.サ
メン
、クロ,けイクリン ン
イクリ
を
含有する鎮 量薬
{12}水
虫用案 (液剤)
・
{13)ク リ
チルリ
チン酸等 を含有する内服用
薬 (注 1)
(1■ 鎮 痛鎮屋剤 を主体 とす る胃腸薬
(注 2)
(15)ヒ ウ 油を主体 とす る潟下案
注 1:
, 日 最大配合量がグリテル リチン酸とし
て 4 0 n g 以上または甘草として l g 以 上含
有するもの。
( エキス剤につ いては原生葉に換算 し
て l g 以 上含有するもの)
注 2:
副 交感神経遠断剤、鎮震剤、局所麻酔剤
を配合 した胃腸棄とする。
ただ し、鎮痛鎮痙生薬のみを主体 とした
製剤並びにロー トエキスを制酸剤とし
て配合 した製剤は除く。
かぜ 票 (解熱鎮痛剤を含
有す るもの)
H2ブ
ロ ッカ ー配合 胃腸薬
記戴 文 言
『この 医薬品の F使用上の注 意」
をよ く読んでお使い下 さい。 』
静上 した明確な文字で明験に 1
『この医薬品の 「
使用上
の注意」をよく読んでお
使 い下さい。特にア レル
ギー体質の方は服用前に
医師や薬剤師等 にご相談
Fさい。』
1 〕 静上 した明確な文字で明
秒以上表現する。
様に 2 秒 以上表現 する。
『この医薬 品は 「
使用 上の
注意」 をよく読んで 、 用
法 ・用量を守 って正 しくお
使 い下 さい。』
1}静
上 した 明確な文字で 明
験 に表現する とともに、音
声で も視聴 者が十分 に聞
き取れ る範囲で表 現 する。
視聴 者の注意を喚起 するよ うな
ア
表
同左
音声等 も併用する。
文旨 は、出来る限 り上記文 言 に
同左
近 い こ とが望ま しい。
『この 医薬 品』の文 言は、 『こ
同左
掛 左 記、り に同 じ
れ』 または販売名 に置 き換 えて
レ
現
表現 することは、差 し支 えな い。
また、特定 商品を指差すな どの
方法 により特 定する ことも差 し
支 えな い。
「
明確な文字J と は、次の もの
ビ
方
「
明確な文字 」 とは、
を い う。
,′
画面 の 1 / 3 以上を 占め、文 字 は
「明確な文字」とは、次 の
のものをい う。
ものを い う。
画面の大部分 を占め、文
左記、ア に同 じ
静止 している。
字は静止 して いる。
文字の背景の 画面 は文字 の 明瞭
同左
. に同 じ
左記、イ
さを妨 げな い限度で動 いて もよ
,去
い。
『ア レル ギ ー体質 の方 』
の文字 は、朱色 と し、他
の文字 よ り特 に注意を 喚
起するようにする。
ラ いン オ
表 現 方 法
音声で 明瞭に表現する。
『この 医薬品』の文 句は、 『これ 』
また は販 売名 に置き換えて表 現す
る ことは、差 し支えな い。
1}
同左
同左
同左
同左
1) ゴ
シ ック体 13級 以上の活字で明
1〕同 左
1)同
左
この医薬 品』の文言 は、 『これ 』 〕 同 左
2)同
左
確 に見えやす い場所 に記載 する。
2} 『
表 現方 法
新 間雑 誌
または販売名 に置 き換えて表現す
ることは、差 し支えな い。
3) 『
明確 に見 えやすい場所』 とは、
3】同 左
働 同 左
必ず しも紙面の中央部に記載する
必要はないが、この文言の周辺に
他の活字がなく、明瞭に表現 され
ていることをいう。
左 左 左
同 同 同
1)同
左
る。
掛
表 現方 法
ポ スタ ー ・チ ラ シ ・イ ンタ ーネ ット 等
1 〕 明 確 に見えやすい場所 に記餓す
『 この医薬 品』の文言 は、 『これ 』 掛 同 左
または販売名 に置 き換えて表現す
る ことは、差 し支えな い。
3 ) 『 明確 に見えやす い場所』 とは、
鋤 同 左
必ず しも紙面の中央部 に記載する
必要はな いが、この文言の周辺 に
他の活字がな く、明瞭 に表現 され
て いる ことをい う。
『この医薬品は 「
使用上
『この 医薬 品を ご販売の
をよく読んで 正 しくご使用 いた
の注意」をよく読んで正
際は、商品特性 を十分 に
だきますよう、ご説明下さい。』
しくご使用 いただきます
ご説 明 いた だ くととも
よ う、 ご説 明下 さい。』
に、お客様 が服 用 にあた
記戴 文 言
業 界新 聞雑 誌 等
『この医薬品は 「
使用上の注意」
っては 「
使用上の注意J
をよ く読んで、用法 P用
量を守 って正 しくお使 い
いただ きますよ う、 ご指
表 現方 法
確 に見えやす い場所 に記載する。
『この医薬 品』の文 句 は、 『これ 』
また は販売名 に置 き換えて表現す
る ことは、差 し支えな い。
)
)
左 左
同 同
ゴシック体 1 3 級 以上の活字で明
左 左
同 同
1)
導下 さい。』
別表 2
ビ
タミン ・カル シ ウム 。ミネ ラル の作用表現 につ い て
成分
ビタ ミンA
ビタ ミン BI
広告表現
ビタミンA は 皮膚や粘膜 の正常 な働 きを助 けるビタ ミンです 。
ビタミンA は 夜 間の視 力 の維持 を助 けるビタミンです。
ヒタ ミンBlは 炭水化 物 か らの エ ネルギ ー産 生と皮膚や粘膜 の 正常な
働きを助 ける
ビタミンです。
ビタ ミン B2
ビタ ミンB2は 皮膚 ・粘 膜 の正常な働きを助 けるビタ ミ ンで す 。
ビタ ミン B6
ビダミンB 6 は たんぼく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜 の正常な
働きを
助けるビタミンです。
ビタ ミンC
ビタミンC は 皮膚や粘膜の正常な働きを助けるとともに抗酸化作 用を持つビタミン
です。
ビタ ミンD
ビタ ミンD は 、腸 管 で カル シ ウム の 吸収 を促 進 し、骨 、 歯 へ の カル シ ウム沈着
( 供給 ) を
助 ける ビ タミ ンで す。
ビタ ミンE
ナイ ア シ ン
パ ン トテ ン酸
ビオチ ン
ビタ ミ ン B12
葉酸
カル シウム
鉄
ビタ ミンE は 抗酸 化作 用 によ り体 内 の脂 質 を酸 化 か ら守 り、 細 胞 の 正常な 働 き を
助 け る ビタミ ンで す 。
ナイ ア シ ンは、 皮 膚や 粘 膜 の正 常 な働 き を助 ける ビ タ ミ ンで す 。
パ ン トテ ン酸 は、 皮膚や粘 膜 の正 常な働 きを助 ける ビタ ミンで す 。
ピオテ ンは、 皮膚 や 粘 膜 の正 常 な働 き を助 けるビタ ミ ンで す 。
ビタ ミン B12は
、赤 血 球 の形 成 を助 け る ビタミ ンで す 。
葉 酸 は、赤血 球 の 形成 を助 ける ビ タ ミンで す 。
葉酸 は、 胎児 の正 常 な 発 育 に寄 与す る ビタ ミ ンで す 。
カル シウムは、骨や 歯 の形 成に必要な ミネ ラルです。
鉄 は、赤 血球 を作 るの に必 要な ミネ ラル です 。
マ グネ シウムは、 骨や歯 の 形成 に必 要な ミネ ラルです 。
マグネシウム
マ グネ シウムは、 多 くの体 内酵素 の正常な働 きとエ ネルギ ー 産 生 を助 け、
血液循環 を正常 に保 つた め に働 きます。
亜鉛 は、 味覚 を正常 に保 つ のを助 けます。
亜鉛
亜鉛 は、 皮庸や粘 膜 の正 常化 を助 けます。
亜鉛 は、たんぱ く質 ・核酸 の代謝 に関与 します。
争
同
銅 は、赤 血球 の 形 成 を助 け ます 。鍋 は、 多 くの体 内酵 素 の 正 常 な 働 き と骨 の 形 成 を
助 け ます 。
※ 表 内 の例文 を超えな い範囲で表現す る こと。なお、各 々 の成分を有効成分名で表現 することは差 し支えな い。
( 例) ビ タ ミンA ⇒
酢 酸 レチ ノール