耐候性鋼 SMA400-AP と SMA400AW の相違について - 石原商事

資料番号：M005-201204 Page1/2
耐候性鋼 SMA400SMA400-AP と SMA400AW の相違について
相違について
■SMA400AP
SMA400AP or SMA400AW とは？
とは？
JIS G3114 に規定されている鋼板です。
耐候性鋼材は表面緻密な錆を発生させ内部まで腐食が進行しないように設計された鋼材です。裸使用
（黒皮のまま）出来るのが AW で、AP の場合は塗装を前提に使用されます。成分上は Ni(ニッケル)入りがＡＷ
Ni 無しが AP の相違点です。最近は、錆びた色・初期錆・初期の錆水が景観上好
ましくないとの理由で AW でも塗装して使用される事があるようです。
また、SMA400AP が入手困難な場合、同じ 400N/mm²級の SMA400AW がアップ
グレードとして採用される事例が多いです。また、道路橋示方書（平成 14 年 3 月
版）では AW のみが選定標準とされ AP は含まれません。
■どこが違
どこが違うの？
うの？
使用上は、SMA400AP と SMA400AW は以下の相違点があります。
対策の項をご検討頂き、お客様に御判断願います。
SMA400AP
SMA400AW
判断
塗装を前提に使用
塗装なしで使用可
客先判断
Cu・Cｒを含み耐候性が中
Cu・Cr・Ni を含み耐候性が大
客先判断
JIS 抜粋 JIS G3114(2008) 相違点は太枠で表示
製造板厚
YP
引張強さ
伸び（min）
SMA400AW （JIS G3114）
SMA400AP （JIS G3114）
～200
～200
㎜
板厚
～16
17～40 41～100 101～160
～16
17～40 41～100 101～160
N/㎡
245～
235～
245～
235～
N/㎡
215～
205～
400～540
215～
205～
400～540
板厚
～5
6～16
16～50
40～
～5
6～16
16～50
40～
試験片
5号
1A 号
1A 号
4号
5号
1A 号
1A 号
4号
伸び
22～
17～
21～
23～
22～
17～
21～
23～
製造/熱処理
AR
AR
板厚公差
一般（JIS G3193 表 5）
一般（JIS G3193 表 5）
C（max）
（％）
～0.18
～0.18
Si
（％）
0.15～0.65
～0.55
Mn
（％）
～1.25
～1.25
P（max）
（％）
～0.035
～0.035
S（max）
（％）
～0.035
～0.035
Cu
（％）
0.3～0.5
0.2～0.35
Cr
（％）
0.45～0.75
0.3～0.55
Ni
（％）
0.05～0.3
-
参照資料：JIS ハンドブック鉄鋼 2 2011 P76～P86 JIS G3114(2008) 道路橋示方書・同解説 Ⅰ共通編 Ⅱ 鋼橋編平成 14 年 3 月版
＊本資料は㈱石原商事の社内文書につき記載内容による社外への一切の責を負わないものとします。
＊一部に当社としての解釈・見解及びスペックが記載されております。正式な文面は参照資料をご覧下さい。
株式会社石原商事
http://www.ishiharashouji.jp
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■ 当社の
当社の在庫当社では以下の鋼種・を標準在庫として取り扱っております。
SMA490AW
SMA400AW
SMA400BW
SMA400CW-H
SMA490CW-H
4.5
○
6
9
12
14
16
○
○
○
○
○
19
22
25
28
32
36
40
○
○
○
○
○
○
○
45
50
○
○
55
60
65
70
75
80
○
○
○
○
○
○
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＊一部に当社としての解釈・見解及びスペックが記載されております。正式な文面は参照資料をご覧下さい。
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