小型電気温水器

施工説明書
小型電気温水器
EHPN-H13V1、EHPN-H13V1(2P)
■施工時には必ずお守りください。
以下は安全のための注意です。施工前に必ず読み、施工時に必ずお守りください。
この説明書では、誤った施工による事故を未然に防ぐため、工事者または使用者の安全に関
する注意事項にマークをつけて表示しています。
マークの意味は次の通りです。施工前によく読み正しく施工してください。
商品の機能が十分発揮されるよう、本説明書の内容を十分ご理解のうえ正しく
施工してください。この説明書は、施工完了後、お客さまにお渡しください。
また定期的に点検が必要な部品があることをお客さまに必ずお伝えください。
2.同梱品・別梱品一覧
■施工前に同梱部品を確認してください。
排水用ビニールホース
内径φ6×650mm
本体
固定金具
固定ねじ A(4×20):2 本
固定ねじ B(4×10):2 本
施工の用語の説明
警告
注意
作業を誤った場合に、設置作業者が、又は設置工事の不具合によって人が
死亡または重傷を負う可能性が想定されます。
施工を誤った場合に、人が傷害を負うかまたは物的損害のみが発生する危
険な状態が生じることが想定されます。
減圧弁・安全弁
セット
説明書セット
【別梱包】
給水フレキホース
固定リング、カバー付
上記に述べる傷害、物的損害、人とはそれぞれ次の様なものをいいます。
:治療に入院や長期の通院を要さない、ケガ、ヤケド、感電などをさします。
傷害
物的損害:家屋、家財および家畜、ペットにかかわる拡大損害をさします。
人
:本機器の工事に携わる者、または使用者を想定しています。
ただし使用者は、購入者だけでなくその家族、来客、購入者から機器を譲渡された
人なども含みます。
記号の説明
「注意しなさい!」(上記の『警告』、『注意』と併用して注意をうながす記号です。
必ずお読みになり、記載事項をお守りください。)
3.別売品一覧
品名
ELF-3EK
☆
フィルター
付止水栓
「必ずアース接続をしなさい!」
注意
○機器内のタンクが満水になっていない場合は、電源スイッチを「入」にしないで
ください。
※機器の破損やヤケドの恐れがあります。
○この機器は車両、船舶での使用はできません。
※機器の故障だけではなく、漏電、漏水などの恐れがあります。
○この機器は太陽熱温水器や、他の給湯機器との接続はできません。
※機器が破損し、漏水の恐れがあります。
○この機器は、給水圧力 0.05∼0.75MPa の範囲でご使用ください。
※水圧が高い地域に設置した場合、止水時に缶体内部の水圧が高くなり、
膨張水口から水がふき出し続ける恐れがあります。
○膨張水口からの膨張水排水ホースは、確実に配管施工してください。
※漏水の恐れがあります。
○水栓への接続は 1 か所だけにしてください。2 か所以上に接続しないでください。
※水栓から湯が出なかったり、著しく出が悪くなったりする恐れがあります。
ELF-3SEK
EFH-4/PT
EFH-4
警告
○内部配線や電源コードの切断・圧着は絶対に行わないでください。
※感電や火災の原因となります。
○電源コードを傷つけたり、破損したり、加工したり、無理に曲げたり
引っぱったり、ねじったり、束ねたり、重いものを載せたり、挟み込んだり
しないでください。
※電源コードが破損し、感電・火災の原因となります。
○屋外には設置しないでください。
○屋内でも水がかかったり、表面に結露が生じたりするような湿気の多くなる所、
特に浴室やシャワールームには設置しないでください。
※故障や感電の原因となります。
○機器用に設置するコンセントは「アースターミナル付接地極付コンセント」をご使
用ください。
※故障や漏電時に感電・火災の恐れがあります。
○アース工事は電気設備技術基準等、関連する法令・規則等に従って、必ず
「法的有資格者(電気工事士)」による D 種接地工事(100Ω以下)を行ってください。
また漏電遮断器を設置してください。
※故障や漏電時に感電の恐れがあります。
○この機器はAC100V 450Wの電力を消費します。
必ず適した配線をしてください。また、200Vに接続しないでください。
※火災の原因となります。
○水道水(水道事業体が供給する上水)以外の水を使用しないでください。
※早期に機器が破損し、感電・火災の原因となります。
備考
外観概略
壁給水用
「してはいけません!」(一般的な禁止記号です。)
「指示通りにしなさい!」(一般的な行動指示記号です。)
品番
☆は必要別売品
☆
排水器具
EFH-4K
EFH-4-25/
PT
膨張水
排水ホース
EFH-1M
床給水用
カウンター用
(/PT はグレー色)
化粧台用
膨張水排水ホース
(φ7×500mm)入り
※図は EFH-4/PT
φ25 排水管
対応用
内径φ7mm×1m
自動水栓
接続継手
FH-K1
自動水栓(サーモ
スタット付タイプ)
を壁固定して接続
する場合に使用。
固定脚
EFH-DA1
カウンター下など
床上に直接施工
する場合に使用
固定金具
EFH-KK1
カウンター下に壁
から離して設置す
る場合に使用
排水曲り管
(φ32mm)
EFH-HM1
排水曲リ管
(φ25mm)
EFH-HM125
排水芯から壁面ま
での距離が短い
場合に使用できま
す。(P トラップ用)
使用水圧範囲
減圧弁設定圧力
電源コード
電気
定格電圧
定格
ヒーター能力
タンク容量
出湯温度
わきあがり時間
※水温 15℃時
発熱体構造
自動温度調節器
温度過昇防止器
使用可能雰囲気温度
ウィークリ
ータイマー
EFH-TM2
L 型接続
継手
EFH−HK1
電気温水器へ通
電する時間を設定
する場合に使用
4 本入り
固定用ネジ
(4×20)
2 本入り
【設置条件】
洗面器排水芯から壁面の距離
・EFH-HM1:140∼223mm
・EFH-HM1-25:160∼229mm
EHPN-H13V1(2P)の
場合
給水方向を 90°
曲げたいときに
使用
【その他現場での調達品】
ステンレスフレキシブル管(1/2B、呼び径 13mm)、1/2B パッキン、ニップル、断熱材
4.寸法図
130
176
EHPN-H13V1
EHPN-H13V1(2P)
190mm×358mm×375mm(突出部寸法含む)
本体約 7.3 ㎏(満水時約 20.3 ㎏)
0.05(流動圧)∼0.75MPa(静水圧)
※自動水栓と組み合わせる場合は流動圧で 0.1MPa 以上必要
0.08MPa
接地極付タイプ有効長さ 1.5m
アース線タイプ有効長さ 2.5m
単相 100V
450W
約 13L
約 60℃/85℃
約 91 分(15→60℃)
約 141 分(15→85℃)
シーズヒーター
バイメタル方式(自動復帰式)
バイメタル方式(手動復帰式)
0∼40℃(ただし凍結しないこと)
排水器具に同梱されているホースは長さ 500mm
です。長さが足りない場合に手配してください。
ホースバンドは、排水器具に同梱のものをご使用
ください。
EHPN-H13V1 の場合
EFH-TM4
1.仕様
本体品番
外形寸法(W×D×H)
質量
床給水用
壁給水用
105
(止水栓に接続)
42
64
二次(同圧)給水口(G1/2)
7−2.フィルター付止水栓への部品取付け
26
○袋ナット部の接続は必ずスパナ 2 丁使用するなどして、取
り付ける相手の機器に無理な力がかからないよう注意して
接続してください。
また接続部には、必ずシートパッキンを使用して
接続してください。
※漏水の恐れがあります。
28
54
48
93
60
分岐継手
逃し弁
給水フレキホースを接続
減圧弁
(逆止弁、ストレーナー内蔵)
74
①減圧弁・安全弁セット(同梱品)の取付けには、下線(斜線部分)の空間が必要となります。
空間が確保されていることを確認してください。
【止水栓接続上向き時】
【止水栓接続右向き時】
止水栓
止水栓
5.標準施工例図
同圧給水管
給水ソケット
80
逃し弁
減圧弁(逆止弁、ストレーナー内蔵)
フィルター付止水栓
(必要別売部品)
膨張水排水ホース
(排水器具に同梱)
給水フレキホース
(別梱)
水抜きバルブ
80
70
40
給湯管
給湯口
給水口
170
同圧給水管
(市販品現場調達)
70
130
90
85
110
100
85
減圧弁・安全弁
セット
②減圧弁・安全弁セット(同梱品)の袋ナット
部を止水栓に接続します。
※必ず同梱のシートパッキンを使用して
接続してください。
シート
パッキン
フィルター付
止水栓
7−3.固定金具および取付脚(カウンター下設置の場合のみ)の取付け
機器本体に取り付いているねじを一度外し、そのねじを使用して取り付けます。
排水器具
(必要別売部品)
(A)キャビネットに取り付ける場合(床固定をします)
機器下部のねじを使用し、固定金具(付属)を
共締めします。
6.わきあがり温度の切替え
より多くの湯を使用したい場合等に対応できるように、わきあがり温度を 85℃に切り替えること
ができます。85℃でわきあげる場合は、高温の湯に注意してください。
(工場出荷時は、わきあがり温度が 60℃に設定されています。)
○わきあがり温度の切替作業は、工事店・販売店または(株)INAX メンテナンス等、
専門の方が行ってください。
※手順に従わないと、感電の恐れがあります。
【わきあがり温度の切替手順】
①電源プラグがコンセントに接続されていないこと、および電源スイッチが「切」になっているこ
とを確認します。
○前扉を開ける前に、必ず電源スイッチを「切」にして、コンセントから電源プラグを
抜いてください。
※感電の恐れがあります。
②前扉の取付ねじ(2か所)を取り外し、前扉を
開けます。
③わきあがり温度切替スイッチを設定し
たい温度に切り替えます。
わきあがり温度
切替スイッチ
外す
高温
低温
わきあがり温度
取付ねじ(2ヶ所)
低温設定の場合
本体ねじ
(B)カウンター下に取り付ける場合(壁固定)
【固定脚(EFH-DA1、別売品)の取付け】
①梱包の上など機器を寝かせます。
※ダンボール等を下に敷いて、本体に
傷がつかないように扱ってください。
ピンをしっかり
押し込む
本体天面を手で押さえる
②機器底面の穴に固定脚を差し込み、
ドライバー等で固定脚中心部のピンを
しっかり押し込みます。
※穴の内側にパッキンを貼り付けていますが、
そのまま打ち込んでください。
固定脚
ダンボール等を敷く
【固定金具の取付け】
壁面に直接固定する場合
機器上面後部のねじを使用し、固定金具
(付属)を共締めします。
本体ねじ
配管等があり、壁面に直接固定できない場合
機器側面下部のねじを使用して固定金具
(EFH-KK1、別売品)を共締めします。
固定金具
固定金具
高温設定の場合
本体ねじ
※1
標準出湯量は低温(60℃)で約 21L、高温(85℃)で約 33L となります。
洗髪時の必要湯量は約 15L(目安)です。
※1:水温 15℃、出湯温度 38℃、出湯量 4L/min の条件下で一度に使用できるお湯の量です。
④わきあがり温度を設定したら、②と逆の手順で前扉を閉めます。
7.取付け手順
※電気温水器(以下機器)を取り付ける前に、水栓金具本体や自動水栓吐水口をキャビネッ
トやカウンター、また自動水栓の説明書にしたがって取り付けてください。
※機器はキャビネット内やカウンター下へ設置してください。床下や天井には設置しないでく
ださい。
※機器への配管は、市販のステンレスフレキシブル管(1/2B:呼び径 13mm)を使用してくださ
い。
※機器から水栓までの配管は、市販のステンレスフレキシブル管(1/2B:呼び径 13mm)で 1m
以内としてください。それ以上になると、水栓から湯が出なかったり、著しく出が悪くなった
りする恐れがあります。
※減圧弁から機器の給水口の間に逆止弁を入れないでください。逆止弁は減圧弁に内蔵さ
れています。
7−1.フィルター付止水栓の取付け
必要別売品のフィルター付止水栓を取り付けます。
○必ずフィルター付止水栓(必要別売品)を取り付けてください。
※機器内にゴミが入り、故障の原因となります。
○接続口が上向きまたは右向きになるように
接続してください。
※下向きに取り付けるとフィルター清掃時に
配管にゴミが入り、機器が故障する原因
になります。
※左向きに取り付けると、接続口がゆるみ、
漏水する恐れがあります。
接続口
○給湯配管に使用しないでください。
※故障の原因となります。
7−4.膨張水排水ホースの接続
○膨張水排水ホースは確実に配管施工してください。
※漏水の恐れがあります。
※別売の排水器具を準備してください。
※排水器具の取付けは、排水器具に付属の施工説明書にしたがって行ってください。
①膨張水口に膨張水排水ホースを差し込み排水器具に
付属のホースクリップで固定します。
ホース
クリップ
膨張水排水
ホース
差し込む
②排水器具(EFH-4/PT、EFH-4、EFH-4K、EFH-4-25/PT)を排水管に接続します。
※排水器具の取付けは、排水器具に付属の施工説明書にしたがって行ってください。
③排水器具の接続口に、膨張水排水ホースを接続します。
※排水器具に付属の排水ホースが膨張水口
から排水器具まで届かない場合は別売の
ホース(EFH-1M、内径φ7×1m)を使用して
ください。
※膨張水排水ホースの長さは 1m 以内として
ください。
※排水器具のホースの接続口が逃し弁より高い
位置にあっても膨張水の排水に影響ありません。
膨張水排水ホース
接続口
排水器具
排水管
7−5.機器への配管
機器への配管は、市販のステンレスフレキシブル管(1/2B:呼び径 13mm)を使用してください。
○この機器は 0.75MPa を越える高水圧地域では使用しないでください。
※機器が破損し、漏水の恐れがあります。
※機器を接続する前に、配管の漏水・耐圧検査を実施してください。
※給水、出湯、同圧給水の配管は 1m 以内にしてください。
(B)カウンター下に取り付ける場合(壁固定)
※固定前に取付面の強度を確認してください。
壁面に直接固定する場合
配管等があり、壁面に直接固定できない場合
固定金具(EFH-KK1、別売品)に付属の固定
付属の固定用ねじで固定します。
用ねじで固定します。
固定用ねじB 固定金具
(4×10)
○ステンレスフレキシブル管の接続は必ずスパナ 2 丁
使用するなどして、取り付ける相手の機器に無理な
力がかからないよう注意して接続してください。
また接続部には、必ず耐熱のシートパッキンを使用して接続
してください。
※漏水の恐れがあります。
○機器を接続する前に、20L 程度水を流し、配管内の
ゴミ等を取り除いてください。
※機器にゴミが進入し、故障の恐れがあります。
(1)給水フレキホースの接続
①機器の給水口と減圧弁・安全弁セットの機器給水管
接続口を接続します。
②クイックファスナー(給水フレキホースに同梱)を
取り付けます。
③ファスナーカバー(給水フレキホースに同梱、白色)を
取り付けます。
給水フレキホース
機器給水口
8.電気工事
減圧安全弁セット
ファスナーカバー
○ホースに無理な曲がり、座屈を生じさせないでください。
(最低曲げ R は 30 以上になるようにしてください)
※ホースが破損したり、水が流れない場合があります。
(2)水栓との接続
(A)混合水栓に取り付ける場合
①同圧給水管の接続水栓の水側と機器の同圧給水口をステンレスフレキ管で接続します。
②出湯管の接続水栓の湯側と機器の出湯口をステンレスフレキ管で接続します。
③②で接続したステンレスフレキ管に、断熱材(現場調達)を巻きます。
○機器の給水口と出湯口を逆に接続しないでください。
※高温の湯が出てヤケドの恐れがあります。
(B)ホース付混合水栓(ワンホールシングルレバー混合水栓など)に取り付ける場合
①水栓の給水・給湯ホースに、水栓に付属の接続ソケットを取り付けます。
②接続ソケットにニップル(両端 G1/2、オネジ)を取り付けます。
③同圧給水管の接続水栓の水側と機器の同圧給水口をステンレスフレキ管で接続します。
④出湯管の接続水栓の湯側と機器の出湯口をステンレスフレキ管で接続します。
⑤④で接続したステンレスフレキ管に、断熱材(現場調達)を巻きます。
○同圧給水管と出湯管を逆に接続しないでください。
※高温の湯が出てヤケドする恐れがあります。
○接続部には、必ず耐熱のシートパッキンを使用して接続してください。
※漏水の恐れがあります。
【(A)混合水栓での参考配管図】
固定用ねじ
※固定金具付属品
固定金具
【(B)ホース付混合水栓での参考配管図】
○漏電遮断器を必ず設置してください。
○必ずアースを接続してください。
○アース工事は電気設備技術基準等、関連する法令・規則等にしたがって、
必ず「法的有資格者(電気工事士)」によるD種接地工事(100Ω以下)を行って
ください。
※故障や漏電時に感電の恐れがあります。
○200Vには接続しないでください。
○内部配線や電源コードの切断・圧着は絶対に行わないでください。
○内部配線や電源コードを補修する必要がある場合は、現場で加工せず専用
補修部品と交換してください。
※感電や火災の原因となります。
①機器の取付位置より 1.5m 以内の所に、本機器専用に 100V・15A の「アースターミナル付接
地極付コンセント」(パナソニック電工製 品番:WTF113239W、WN1132K 推奨)を
用意します。
②D 種接地工事が行われたコンセントにアースを接続します。
(A)EHPN-H13V1 の場合
アースターミナル付接地極付コンセント
差し込む
電源プラグ
接地極
○接地極のないコンセントに接続しないでください。
接地極のないコンセントが設置されている場合は、コンセントを付け替えて
ください。
※故障や漏電時に感電・火災の恐れがあります。
(B) EHPN-H13V1(2P)の場合
湯側
給湯管(断熱材を巻く)
(市販品現場調達)
給湯口
給水口
水抜きバルブ
水側
同圧給水管
(市販品現場調達)
同圧給水口
給水ソケット
湯側
給湯管(断熱材を巻く)
(市販品現場調達)
給湯口
給水口
逃し弁
減圧弁
フィルター付止水栓
(必要別売部品)
膨張水排水ホース
(排水器具に同梱)
水側
同圧給水管
(市販品現場調達)
給水フレキホース
(別梱)
給水フレキホース
(別梱)
排水器具
(必要別売部品)
排水器具
(必要別売部品)
水抜きバルブ
7−6.機器の固定
○機器の前扉を壁面に向けて設置しないでください。
※メンテナンスができなくなります。
固定用ねじB
(4×10)
固定金具
化粧台補強木
固定金具
差し込む
アース線
電源プラグ
アースターミナル
○アースターミナルのないコンセントには接続しないでください。
すでにアースターミナルのないコンセントが設置されている場合は、コンセントを
付け替えてください。コンセントの付替えが困難な場合は、アースターミナル付変
換アダプター(定格125V・15A/参考:松下電工品番WH2881P)を別途ご準備の上
接続してください。
※故障や漏電時に感電・火災の恐れがあります。
この機器は 100V/450W の電力を消費します。
(A)キャビネットに取り付ける場合(床固定)
化粧台底板の補強木の位置を確認します。
固定金具の下に補強木がある場合
固定金具の下に補強木がない場合
付属の固定用ねじで固定します。
底板の上に取付板(9mm)を別途準備し固定用
ねじで固定します。
固定用ねじB
(4×10)
アースターミナル付接地極付コンセント
同圧給水口
給水ソケット
逃し弁
減圧弁
フィルター付止水栓
(必要別売部品)
膨張水排水ホース
(排水器具に同梱)
○このような接続は絶対に
行わないでください。
固定用ねじA
(4×20)
化粧台補強木
9.凍結予防
給水フレキホース、同圧給水管、
膨張水排水ホースには必要に
応じて断熱材またはヒーターを
巻きます。(右図の
部)
室温が 0℃以下になる場所では、
試運転のために通水した後、
「11.水抜き方法」にしたがって、
本体・排水器具・配管の水抜き
を実施してください。機器のスイ
ッチが入っていない場合引渡し
までの間に凍結する恐れがあり
ます。
湯側
給湯管(断熱材を巻く)
(市販品現場調達)
給湯口
給水口
給水ソケット
逃し弁
減圧弁
フィルター付止水栓
(必要別売部品)
膨張水排水ホース
(排水器具に同梱)
給水フレキホース
(別梱)
水抜きバルブ
排水器具
(必要別売部品)
②水栓の湯側を開け、水栓から出てくる温度が水道水と
同じになるまで流します。
10.施工後の確認・処置
確認後、取扱説明書、施工説明書とともに、止水栓の開閉金具をお客さまにお渡しく
ださい。
(1)膨張水排水ホースの確認
以下の点を確認して、必ず膨張水排水ホースの配管が行われていることを確認します。
①専用の排水器具が取り付けられていること。
②排水器具が目視で垂直に取り付けられていること。
③排水器具と機器の膨張水口とが確実に接続されていること。
右に回す
止水栓
(2)通水の確認
①給水・出湯配管が確実に接続されていることを確認します。
②給水配管内のゴミを取る作業(「7-5.機器への配管」を参照ください)を行ったか、再度確認し
ます。ゴミをまだ取っていない場合は、いったん機器を取り外し、水を流して確実に配管内の
ゴミを取り除いてください。
※ゴミが残っていると、機器にゴミが侵入し、故障の原因となります。
③止水栓と水栓(混合水栓は湯側)を開きます。
空気を巻込みながら吐水され、数分経過すると、吐水が安定し通水が完了します。
左に回す
湯側に
③水栓を開けたまま止水栓を閉めます。
○膨張水口からの膨張水排水ホースの施工が行われているか確認してください。
※漏水の恐れがあります。
満水の状態
満水になって
いない状態
全開
○必ず機器内の湯を出し切ってください。
※機器内に湯が残っていると、水抜き時
にヤケドの恐れがあります。
※工具向き
注意
減圧弁
④減圧弁の水抜き栓を右に回して、
給水配管内の水を抜きます。
右に回す
水抜き栓
⑤排水を容器等で受ける準備をし、付属の
ビニールホースを水抜きバルブに差し込みます。
開
止水栓
※工具向き
注意
開閉工具
(止水栓付属品)
開閉工具
(止水栓付属品)
⑥水抜きバルブを左に 2∼3 回程度回し水を抜きます。
固くて回しにくい場合は
ペンチ等を使用してください。
④水栓を閉め、各接続部から漏水がないことを確認します。
⑤(混合水栓を接続している場合のみ)
混合水栓の水側を開き、水が出ることを確認します。
このピンを立ててください
(3)フィルターの掃除
通水の確認が終了したら、フィルターの掃除を行います。
①止水栓を閉めます。
逃し弁
⑦逃し弁のテストピンを立てます。
右に回す
○必ず先に止水栓を閉めてください。
※漏水の恐れがあります。
止水栓
開閉工具
(止水栓付属品)
※工具向き
注意
止水栓本体
②フィルターを取り外します。
⑧排水するために、出湯口にあるエアチャージ栓を
開けます。マイナスドライバーなどを使用して左へ
2∼3 回転させます。
フィルター
フィルターを取り外すと、止水栓から
水がこぼれます。
止水栓下部に洗面器などで水を受けてください。
左に回す
開閉工具
(止水栓付属品)
※工具向き
注意
③フィルター及び止水栓内部の
ゴミをブラシ・布などで取り除
きます。
水抜きバルブ
排水用ビニルホース
洗面器などで受けてください
たまっている
ゴミを取り除く
水抜きバルブを開けてからエアチャージ栓を開
けてください。
※水抜きバルブを閉めた状態でエアチャージ栓
を開けると、栓から水が出てきます。
歯ブラシ等
○必ず機器内が水になっていることを確認してから水抜きバルブを開けてください。
※高温の湯によりヤケドの恐れがあります。
取り外す
④取外しと逆の手順でフィルターを
取り付けます。
布
布等で完全にふき取る
取付時向きに注意
(4)流量の調整
フィルターの掃除が終了したら、流量の調整を行います。
①止水栓、水栓を開け、必要以上の水量、あるいはオーバー
フロー能力以上に吐水されないよう、止水栓で流量を調整
します。
○必ず止水栓で流量を調節してください。
※流量が多すぎると、水はねや湯切れなどの
トラブルの原因となります。
(5)機器への通電
①(1)から(4)まで行いましたら、電源
プラグを確実に差し込みます。
②電源スイッチを「入」にします。電
源スイッチが点灯します。
【排水器具の水抜き方法】
排水器具の水抜き栓を開けて、排水器具内の水を抜きます。
開ける
※工具向き
注意
排水器具
水抜き栓
止水栓
開閉工具
(止水栓付属品)
閉める
<水抜き前には>
排水器具下部に水を受けるトレイ等を準備してください。
<再使用時には>
必ず水抜き栓を取り付けてください。
差し込む
「切」
「入」
12.施工後の最終確認
○機器内のタンクが満水になっていない場合は、電源スイッチを「入」にしないで
ください。
※機器の破損や、ヤケドの恐れがあります。
【電源スイッチを「入」にしてもスイッチ部が点灯しない場合】
安全装置である過昇防止バイメタルが作動している
ことが考えられます。
一旦電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから
抜いた後、機器本体右側面のリセットカバーを取り外し、
ボールペンの端などで機器内にある安全装置の
中央ボタンを押し込んでください。
○電源スイッチが「入」のままで、リセットカバーを
はずさないでください。
※感電の恐れがあります。
⑨タンクの水が抜けたら、水栓の水側を開け、同圧給水配管の水を抜きます。
⑩タンク内の水が抜けたら、水抜きバルブ、エアチャージ栓、減圧弁の水抜き栓を閉め、逃し弁
のテストピンを元に戻します。
中央ボタン
押す
安全装置
全ての作業が完了後、引き渡す前に、下記の表にて最終確認をしてください。
確認項目
確認内容
電源電圧
AC100V 電圧がコンセントに供給されているか
止水栓
必要別売品の止水栓が施工されているか
排水器具
必要別売品の排水器具が施工されているか
わきあがり温度
お客様のご要望の温度に設定されているか
(※)出荷時は、60℃に設定されています
漏水
内部の配管・缶体や配管接続部から漏水がないか
流量
水栓の施工説明書に合った流量になっているか
(※)流量が少ない場合は、フィルターの掃除を行う
保証書
必要な内容を記載したか
チェック欄
リセットカバー
取り外す
11.水抜き方法
施工後、引渡しまでに凍結の恐れがある場合、以下の要領で機器内の水を抜いてください。
【本体の水抜き方法】
抜く
①電源スイッチを「切」にして、電源プラグ
「切」
「入」
をコンセントから抜きます。
確認後、取扱説明書、施工説明書とともに、止水栓の開閉金具をお客さまにお渡し
ください。
お問合せ先
(株)INAX『お客さま相談センター 商品相談窓口』
ナビダイヤル TEL0570-017173
受付時間 平日
9:00∼18:00
土日・祝日 10:00∼18:00
(年末年始・夏季休暇は除く)
※ナビダイヤルは、PHS・IP 電話などご利用できません。
TEL0562-31-0793 をご利用ください。
ホームページアドレス:http://www.inax.co.jp
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