第3号 - 福井県下水道管路

発行者:社 団法1人 1福 井県下水道管路準持1協 1含 FukuilSeWercdllll,SySt。 森MJntenancoAssodalbh
事務局/〒 016-0005福 井県鯖江市杉本町813番 地IT=L&FAX 0778-52-2805
「環境 立 県 福井」
と下水道整備
21世 紀 の維持 管 理
一 これで いいの か下水道 管路 の 管理 一
『市 整 備 課 長
福井県土本部者
(社 )福 井 県 下 水 道 管 理 維 持 協 会
会 長 酒井典康
西浦 正三
社 団法 人
福井県 下 水道 管路 維 持協 会 会員 皆様 には、益 々 ご
食生活 の欧米 化、地下 水の汚濁、汚水 に よる土壌汚染、地核 の変
隆盛 の こととお慶び 申 しあげ ます。
20世 紀 は「大量生産 。
大量消費・大量廃棄 の社会 Jと い われて き
「環境 の世紀」として 、資源・ェ ネ ル ギ ー を有
ましたが、21世 紀 は、
20世 紀の計画 した管路寿命 に、
動地震、等による下水管路の痛みが、
効 に活用す る「持続可能 な循環型社会 の構築」が強 く求 め られて
が等 し く使用で き、病原菌 の発生 は もち ろん、クサ イ、キタナイの
お ります。福井県で は この ような状況 を踏 まえて、平成 14年 1月
山界 か ら開放 され快適 な生活 が 出来 るの も国、県、地 方公共 団体
4口 に、県民 総 ぐるみで環 境 と調 和 した循環型 の社 会づ くりに
の 下水道 に対す るた ゆ まぬ努力 の成果 だ と考 えてお り、この機会
積極 的 に取 り組 むため「環境立県
に関係各位 に深甚 なる敬意 を評 したい。
福丼」を宣言 いた しました。
こ う した中、快適 な生活環境 の実 現 に不 可欠 の下 水道整備 は、
耐 えに くい状況 とな つて きて い る。地球 と月が 、ド水管路 で結 ば
れ る ような、管路延長 も目の前 に来 て い る。地域格差 もな く県民
さて、管路 に流れ る汚水変化 による管路 の痛 みや 、地核変動 に
県 が事 業主体 の九 頭 竜川流域下 水道事業 の ほか、7市 19町 3村
よる痛 みが重 な り、見 えない施設で もあ り、又、近年の税収不足 も
1事 務組 合で進 め られて お り、平成 13年 度末現 在 の下 水道普 及
重 な りやや もす る と置 き去 りにな りやす い立 場 に あ る と考 え ら
率 は約 57%で 、下水管路総延長約 3,750kmに 達 してお ります。
れ ます。これだ け下水道 の良 さを体験 した県民が、管路 の 修理 の
これ まで 県で は、ド水道普 及率 の促 進 を重要課 題 と して 取 り
為 に仮設 トイ ンを使用で きるで あ ろ うか ?阪 神淡路 大震 災の よ
組 んで き ま したが、整備 の進 展 に従 い増 加 して い く下水 汚 泥 の
うな大地 震で さえ、耐 え きれ な い人 が多 くお られ た事 は、記憶 に
処 理 対策 な ど と併せ て、増 大す る施 設 ス トックの維持 管理や施
新 しい ところで はあ ります。
設更新等 が大変重 要 な課題 にな って きてお り、今後 は、下水道事
食 べ る事 は簡 単ですが、管路損傷 による トイ レ使用が 出来 なけ
業 にお け るそれ らの 占め る割合 が 増加 して い くこ とは論 を待 た
れ ば、生活が 出来 な い事 を全ての人が今 一 度知 って いただ きた い
な い ところで す。
と思 い ます。人 間 には健康診 断が、建物等 に も定期診 断が、車 には
ところで 、下水道 の維持管理 につ いて は よ く人 の体 に例 えて 、
車検 が行 われて い ます。
下水管路 には 予防診 悶 検診基準 が無 く、
i・
病 気 を しな い よ う に 日頃の手 入 れ が重要 で あ る と言 われ ます 。
発生処理方式が い まだ に続 いてお り、いずれ大 きなツケ とな る時
県 内の下水道年代 は総 じて 20∼ 30代 の まだ若 い年代 で あ り、人
期が くる もの と考 えられ ます。
間 ドッグ に入 っての チ ェ ックを考 えるには少 し先 の よ うに思 え
ツケが こな いために
ます が 、先行 して整備 を進 めて きた もの につ いて は、一 定 の期 間
も、早 急 に定 期 診 断基
が過 ぎてお り、
体のチ ェ ックが必要 な もの も年 々増 えてお ります。
準 を作 り実施 に移 され
そ して施 設 の運 営 に あた って 、一 日 も休 まずサ ー ビス を提 供す
ることを要望 したい。
る責 務 を担 って い る下 水道施 設 に とって、日々の 点検 補修 が大
私達管理 ドクターは、
切で あ ります 。しか も、コス ト縮減や効率 的 なサ ー ビス提 供 が 求
あ らゆ る管路 の痛み を
め られて お り、事 業者 だ けで は十 分 な対 応 が 困難 にな って きて
解決する技術 ドクター、
お り、貴 協会 をは じめ とす る民 間 の持 つ ノ ウハ ウや 維持 管理 全
設 備 、情 報 を持 って い
般 にわた る活用が必要 とな って きてお ります。この ような 中で、
るただ一つ の公益法人
貴 協 会 の 果 た す役割 は ます ます 大 き くな つて お り、今後 尚一 層
で あ り、会 員 25社 は常
の ご活躍 を ご期待 申 し上 げる次第で あ ります。
清掃前
にた ゆまぬ努力を行 い、
最 後 に な りま したが、貴協 会 の益 々の ご発展 と会 員 各位 の ご
緊急対応 に も対応す る
健勝 を心 か らお祈 り中 しあ げ ま して ご挨拶 とさせ て いただ きま
べ き日夜努力 を行 つて
す。
お る事 を ご紹 介 し、関
係 各位の こ活躍 を祈念
しご挨拶 とさせ て戴 き
ます。
清掃後
「
計 画 的 な 維 持 管 理 の 必 要 性 」
lll)福 丼県 下水道管路維 l寺 協会
技術委員会
●事後処 理 的な維持管理 か ら予 防保全 の維持 管理 ヘ
の部分の事後処理的な維持管理 が中心 に行なわれて います。
現在の維持管理 は、
別添「管路施設維持管理 フローチ ヤー ト」の左 イ
貝
」
特 に、
緊急情報 と して取 り扱 うものは、
事故 、苦情・重度の異常・災害的なものが中心 にな ります。緊急情報 に対応する ときは、人的・
物資 的 '日 数 的 にも負担 がかか り工事費 の 増加 につ なが ります。また、下水道 がライフライ ンの一つ だ という位置付 けを考え ます
と、人 間の体 と同 じく定期 的 な診 断がいるので はないので しようか。ここで、管路施設維持管理 の流れ を下 図にあ げます。
下水道施設 の建 設
(下 水道台帳 の整備、維持管理履歴等 の記録 )
日常 点 検
既存資料の調整
施設情報
維持管理情報
管路診 断情報
その他 の1青 報
計
画
的
処理場 ポ ンプ場
運転記録の点検
調
査
緊 急 情 報
事故 、苦情
重 度の異常
災害
事故
重度の
テ レビカメ ラ調査
又は、 日視調査
流人量 の異常
劣化度、流下能力、浸入
水等の状況把握を行うた
めの調査c必 要に応じて
詳in調 査を行う。
現場状 況の把握
TVカ メラ調査
目視調査
その他調査
定期
浸入水
少 ない″ ‐
ヒ姜
浸入水
多い
臨時清掃
重度の
異常発 見
診 断 (措 置の要否
● 異常度の診断 【
判断基準】
● 措置(維 持又は改築か修繕 )の 要否
● 緊急度の判定
)
変状調査
腐食劣化調査
水質調査
□なプ 型
流 量 ・ril査
流入系統調査
流量調査
水密性調査
地下水位調査
水質調査
● ●
再 生 範 囲 の 判 定
ヱ4ビ笙
一‐
ヒ牲]C― ―‐
標準的耐用年数
改築か修結 かの判 定
措 置範囲 規模 の判 定
達 して い な い
達 して い る
1 上位計画又は関連計画等
● 標準的耐用年数前に施設が著しく劣
化した原因を究明する=
( 特殊条件、劣化原因の究明
維持管理状況の整理、分析
● 今後の維持管理及び改築 修繕計画
の策定等に反映できるよう調査 診
断から施工までに生じた問題点を整
理し、台帳に記録しておく。
修繕及び改築の設計
)
修繕及び改築の実施
事後調査
(テ
レビカメラ調査、 日視調査 、流量調査等
記録
)
管路施設維持管理 フローチ ャー ト
この 管路施設維持管理 フ ローチ ャー トの よ うに実施 される ことで ライフライ ンを継続 的に確保 し、
地域住民の生活の安定 を図
れるので はな いか と考 え ます。
修繕 と改築 の計画
ヾ鷲機″輩″
鷲ぶ灘│
││■
■││ │││ヽ │ヽ ヾヽミヾミミ
,鷲 難
鱗難饉畿難
ミi溝 多多″″ 多″
■
'多
●修繕 と改築 とは
● 改築等の 工 法選定
1)改 築 …排水 区域 の拡張等 に起 因 しない 隊寸象施設」の全 部
選 定手順 … 改築等の工法選 定 は、調査 によ つて 得 られ た既設
管渠の状況 に基づ くこととし、
下記のフローに従つて実施する。
また は一部 (修 繕 に該 当の もの を除 く)の 再建設 ある いは
取替 えを行 な うこと。
「標準的耐用年数 ―管渠は50年 」に
①更新 …改築のうち、
達 した「対象施設Jの 再建設あるいは取替えを行なうこ
(異 常 の 程 度 の 診 断 、
措 置 の 要 否 、緊 急 度
と。
「標準的耐用年数 ―管渠は、
50年 Jに
②改良 …改築のうち、
「
達 していない 対象施設」の再建設あるいは取替えを行
(劣 化 度 等 の 範 囲 規 模 及 び
済性等 による判 定
)
なうこと。
2)修 繕 …「対象施設」一部の取替え等を行なうこと。
I Yes
※用語の定義
対 象施投
一体 と して取 り替 える場合 、他 の施設や設備 に影響 を及 ぼさ
更新・改良の判定
な い―個 また は一連の集合施設 。
標準 的耐用年数 による
(管 渠 の場 合、
管種 別人孔 間施設 )
対象施設 ごとに、
下 水道 施設 の実態 に即 した もの と し
標 準的耐 用年数
て設 定 した耐用年数 。
輔
螂
.予
ヽ 墨
築
1改
(既 設 管 きよの状況や施工条件及 び
新
経済性等 による 自立管 複合 管
J更
卜
│
二 層 構 造 管 敷設 替 工 法 の
1職 II権 薔籠ヽ■■■
改
良
靱祠 らせ
第 6回 通 常 総 会 終 了
平成14年 5月 29日 (水 )16:00/ブ ランカ
当 日、こ 多 忙 の 中 、福 井 県 土 本 部 都 市 整 備 課
● 新役員紹介
会
課長
西浦
正 三 様 に ご 出席 を賜 り、今 後 の 下 水 道 維 持 管 理 に対 す る重 要
性 と当協 会 に対 す る激 励 をい た だ き ま した。
議案審議
第 1号 議案 平成 13年 度事業報告承認の件
第 2号 議案 平成 13年 度収支計算書、正味財産増減計算書、
貸借対照表、
財産 目録承認の件
第 3号 議案
新入会員承認 の件
第 4号 議案
役 員改選 の件
以 上 の 議 案 が 可 決 され ま した
ことをご報告 します。
ミックス
長
酒井
副会長
山岸
副会長
西村謙 一 郎
理
事
高橋
進
理
事
中村
正治
(株 )中 村正建設
理
事
小寺
輝夫
理
事
田岸
忠史
監
事
宮本
俊
東洋地工 (株
北陸推進機 工 業 (株
(株 )ダ イ エ イ
監
事
野村
一栄
顧
間
未定
深三
●平成
典康
健一
(株 )ト
新保興業 (株
)
西村建設 (株 )(事 務局兼任
(株 )ク ォー ドコーポ レーション
)
)
野村会計事務所
(株 )ク ォー ドコーポレーシ ョン
14年 度 事 業 計 画
当協会の PR活 動
各種 団体へ の陳情
株式会社 トミックス
・下 水道展 の参加
・下水道管路維持 に関す る研修会 の 開催
代表取締役 酒井典 康
・技術者育成事業
● 新入会員紹介
本社
鯖江市杉本町 808番 地
・ふ くい管路協 ニ ュースの発行
その他
)
●編集後記
昨年、愛知県半 田市で雨水管 の浚渫作業 中 に硫化水素
『第
中毒 によ り5署 の作業員が死亡す る とい う重大災害が発
10回 下 水 道 維 持 管 理 研 修 会 』の 開 催
生 しました。酸欠、有毒 ガス とい うもの は、 日 に見 えな
開催 日時
開催 場所
内
対
容
象
平 成 14年 9月 18日
13:00∼ 16i30
い もので、す ぐに危 険 を感 じる もので はあ りません。だ
か ら、危険 を感 じた ときには、遅 す ぎるので はないで し
(財 )福 井 県 中小企 業産 業 大 学校
ょうか。下水道管路 も同 じじゃないですか。見 えてい る
下 水 管路 にお け る酸素 欠 乏 な らび
の は、マ ンホー ルの蓋 だ けで 中は どの ようになってい る
有毒 ガ ス に対 す る安全 管 理
か分か らな い。地上か ら異常が分か る と きは、重大災害
福井 県 内下 水道 実務 担 当者
か、管路が壊 れた と きだ けです。 その ときには もう手遅
れ。両方 とも、 常 に監 視す る方法 の確立が必要で は と感
日本下 水道協 会 福 井 県 支部 会員
じてい ます。
(社 )福 井 県下 水道 管路 維 持協 会会 員
最後 に 日頃、各下水道実務担 当者 の方 には、御尽力賜
り厚 く御礼 申 し上 げ ます。管路延長が増 える中、維持管
各種下 水 道維 持 管理 従事 者
催 援
主 後
理 も益 々増加 し、複雑 になって い くと思 い ます が、 当協
(社 )福 井 県下 水道 管路 維持 協 会
福井 県土 本部都 市 整備 課
会で も技術力 の 向上 を図 り、各 団体 に協力で きる体制 の
│
整備 を行 な う もので あ ります ので、 これか らも当協会 に
株 式会社浅原組
〒910-3104 福井県福丼市布施田町511
Tel:0776-83-1122
Fax:0776-83-0461
株式会社キープクリー ン
〒916-0005
福井県鯖江市杉本町813番 地
Tei0778-51-1322
Fax10778-51-8234
株 式 会 社 ク ォ ー ドコ ー ボ レー シ ョ ン
〒918-8151 福井市中荒井町第5号 5番 地
Tel:0776-38-3806
Faxi0776-38-6284
新保興業株式会社
〒914-0812 敦賀市昭和田
]118-26
Tel:0770-22-1243
Fax:0770-24-0102
株式会社ダイエイ
〒915-0876 武生市 白崎町 7313
Te1 0778-24-4624
Fax:0778-24-4626
大北久保建設株 式会社
〒9110033 勝山市栄町2-7-6
Te:0779-87-1580
Fax:0779-87-3148
丹 南 開発 株 式会 社
〒9160146 丹生郡朝 日町朝 日5171
Te:0778-34-2334
Fax10778-34-2674
株式会社寺尾水道
〒9150806 武生市本保町第8号 5番 の
Te:0778-22-5215
1
Fax:0778-22-4100
株 式 会 社 トミ ック ス
〒9160005 鯖江市杉本町808番 地
Teli0778-51-1321
Fax:0778-52-2961
株 式会 社 中村 正建 設
〒910-0833 福井市新保2丁 目815番 地
Te 10776-54-2383
Fax:0776-54-2397
西村建設 株式会 社
〒910-0122 福井市石盛町816番 地
Tel:0776-56-2822
Fax10776-56-2823
日特 建 設 株 式 会 社 福 井 営 業 所
〒918-8016福 井市江端町24-21-2(竹 内ビル2階
Te110776-38-6499
)
Fax:0776-38-6489
北陸推進機 工業株式会社
〒910-0859 福丼市 日之出5丁 目1410
Te10776-53-6060
Fax:0776-53-6067
株 式 会 社 ミル タ ニ エ 業
〒9100844 福丼市長本町 106番 地
Te:0776-53-5671
Fax:0776-53-5695
嶺南建設 株式会社
〒9140054 敦賀市白銀町318
Tei0770-25-6333
Fax10770-23-5580
有 限会 社 若 狭 総 合 環 境 セ ンタ ー
〒9170076 小浜市湯岡 11号 4番 地の
Teli0770-52-1185
1
Fax:0770-53-3356
東洋地 工株式会社
〒910-0806 福丼市高木町4102
Tel:0776-53-5335
Fax:0776-53-5336
●賛助会員
エ ス ジ ー シ ー 下 水 道 セ ンタ ー 株 式 会 社
FRP内 面補修工法協会
クリスタルライニ ングエ法協会
株 式 会 社 国土 開発 セ ンター 福 丼 支 店
株式会社 水研
ベ ンタ フ株式会社
日本スナ ップロック協会
日本 ス プ レー ウ ォ ー ル 協 会
齊轟FSMA璽爾誦腑講鶉乱
nm∞ Associttm
0005福 井県鯖江市杉本町813番 地
TEL&FA×
0778-52-2805
一︶
・
対 しご指導 ご鞭捷賜 ります ようお願 い 申 し上 げ ます。
日本下 水道協 会 福井 県 支部