医療人能力開発センターNews Letter Wind No.24(PDF945Kb)

医療人能力開発センター
& 医学教育センター
News letter No.24
No1-23は「GUNMAS」およびHPに掲載しています
医療人能力開発センターホームページ
http://mec.dept.showa.gunma-u.ac.jp/
こちらから入って各部門をクリックしてご覧ください。
第2回 Wind Joy Net Plus Meeting 開催!
2012.9.20 No.24
医療人能力開発センター
臨床研修センター/スキルラボ部門
女性医師等教育・支援部門
看護職キャリア開発センター(仮)
地域医療推進研究部門(群馬県)
内線 7736 E-mail:[email protected]
医学教育センター
内線 8017
E-mail:[email protected]
平成24年9月10日(月) 石井ホール
昨年大好評だった「女子医学生のためのWind Joy Net Plus
Meeting」を9月10日(月)、石井ホールにて開催しました。昨
年を大幅に上回る医学科の女子医学生(5年生)28名、医師41名
(女性36名、男性5名)ほかの計70名が参加し、大盛況のうちに
終了しました。
事前の学生さんへのアンケートでは、初期臨床研修や専門の
選択、将来のキャリア、結婚や出産育児と仕事、といった問題
に不安がある、という回答がいずれも8割近くありました。わ
からないから不安になります。特に女性は困ったときには誰か
に話したいものです。様々な経験者がたくさんいますので、多
くの先輩医師と仕事からプライベートまで、直接話ができる貴
重な機会です。
今回は3人の先生にミニレクチャーをお願いしました。内田
紗弥香先生(乳腺・内分泌外科)には若手医師の代表として、
卒後の研修から専門の選択とこれからなど、ご自身の経験をお
話いただきました。学生さんにも卒後のイメージが身近に湧い
たのではないのでしょうか。平澤裕美先生(核医学科・画像診
療部)には育児と仕事の両立におけるご自身の工夫や苦労を中
心にお話いただきました。様々なシステムの利用や周囲の人の
協力を得て、キャリアを積んでいくことができるということが
伝わったのではと思います。中島邦枝先生(麻酔科蘇生科)か
らは、女性の生き方という大きな視点でお話いただきました。
様々な問題には直面しますが、どんなふうに乗り越えていこう
かと考えておくことも必要でしょう。
女性ならではの強みを発揮できる仕事もたくさんあります。
一時的に仕事をセーブすることがあっても、しっかり続けてそ
の力を活かしてほしいですし、そのような環境が整うことを期
待しています。そのためにはすべての医師の働く環境も考えな
くてはいけませんね。
お話いただいたのは、内田紗弥香先生(左上)、
平澤裕美先生(右上)、中島邦枝先生(下)。
終了後アンケートでも、とても参考になったと
いう声をたくさんいただきました。楽しいお話
で盛り上げていただきありがとうございました。
大盛況! Wind Joy Net Plus Meeting 懇談会です
各診療科の先生方が、仕事やプライベートのことなど、熱心にお話してくださいました。学生さんからの
アンケートで、「得られた情報は参考になった」との回答100%!でした。
研修医の先生は大人気
終了後アンケートより(学生さんの声)
・期待以上でした。
・忙しい先生方とお話できて楽しかったです。
・将来、どんなことが待っているか、大人の女性として考える
べきことを教えていただきました。自分の人生だけではなく、
子供やパートナーとの関わりをどう考えるかが、大きな問題
なのだということが分かりました。とても有意義な会に参加
することができました。ありがとうございました。
・実際に子育てなどをしながら働かれている先生方のお話を聞
けて、とても勇気をいただきました。自分のこれからの可能
性が広がった気がします。本当にありがとうございました。
・参加することができて良かったです。後輩たちのために、
ぜひ毎年やっていただきたいと思います。
・ケーキがもっとあるとよかったです。(数名)
(食事は十分あったのですが…さすが女子!)
少ないながらも男性の先生にもご参加いただき、盛り上げていただきました。ありがとうございました。仕事の内容や
将来の選択を聞きたい方も多いので、ぜひ次回は多数の方にご参加いただき診療科のアピールをお願いします。
最後のご挨拶は眼科の池田史子先生からいただきました。
子供が保育園にいるうちは楽、学校に入っても大変なこと
は続く、と具体的なアドバイス。学校に行ったら学童保育
の終わりは早いしお迎えどうしよう・・「小1の壁」とい
う言葉もあります。若手の医師からは中高生の子育ての話
を聞きたいという声もありました。悩みはつきませんね。
仕事や出産育児を含めた自分のライフプランは自分で考
えて決めるもの、でも医師となる以上、確かな実力をつけ
て仕事を続けてほしいと思います。そのために、こんな形
のコミュニケーションが役に立てればと思います。
「第2回 初めてSASを使う人向けの講習会」 開催
「第2回 初めてSASを使う人向けの講習会」を、8月
27日(月)に、SAS社の豊田俊宏様を講師にお招きし実
◎SAS/JMPの利用できる場所:共用施設棟4階の研修
医室(SAS 5台/JMP 10台設置)
施しました。今回はSAS Enterprise Guideにしぼり、
その初歩的な操作方法を教えていただきました。参加
8月27日(月) 医学教育センター
◎使用方法:臨床研修センターへの事前登録をお願い
いたします。
者は5名と少人数でしたが、その分個別の対応をしっか
研修医室には、研修医の私物や病院端末なども置い
りしていただくことができました。難しい内容もあっ
てあるため、テンキーロックで施錠されています。そこ
たものの、それらも含めて役に立つ、満足していただ
で、SAS/JMP利用をご希望の方には、臨床研修センター
ける内容となったようです。実際「SASが統計解析のツ
へ所属・連絡先等のご登録をお願いしています。ご登録
ールとして応用力が優れていることが分かりました。
の後、研修医室使用の注意事項とともに入室時の暗証番
臨床医にとって、SASの様々な機能を知ることは、すで
号をお知らせいたします。
に行っている研究の解析を容易にするばかりではなく
もしかしたら、自分にぴったりの統計ソフト・ツール
、日々の診療の中から新しい研究・業績を導き出すア
に出会えるかもしれません。ぜひ、お気軽に使用してみ
イディアを得るきっかけにもなるのではないか」とい
てください。また、ご不明な点などがあればお問い合わ
った感想もいただきました。同様の講習会を今後も開
せください。
催したいと考えています。
本学では、SASおよびJMPのライセンス契約を結んで
おり、附属病院教職員の皆様に利用していただくこと
が可能です。SASは信頼性の高い、豊富な分析機能をも
つ統計ソフトです。また、SASの豊富な分析機能をマウ
スクリックで利用できるSAS Enterprise GuideもSASの
インストールされているPCで使用可能です。JMPは各種
「第1回 初めてSASを使う人向けの講習会」より
の統計解析をマウスクリックのみで実行できる機能を
備え、気軽に探索的な分析を行うことができるよう開
発された統計ソフトです。作成した図表をそのままパ
ワーポイント等に取り込むことも容易なため、学会発
表などの準備でも幅広く活用していただけることと思
研修医室PC使用に関する問い合わせ先
臨床研修センター 塚越 ([email protected])
医学教育センター 井手野([email protected])
います。それぞれについて、各種マニュアルもそろえ
てあります(今後も増やしていく予定です)。
第2回 群馬大学医学部附属病院 研修医症例発表会
おかげさまで25演題!!
10月5日 (金) 16時 ~ 刀城会館で開催します
昨年に引き続き企画した研修医症例発表会は、おかげさまで
25演題の申込みをいただきました。研修医の先生および指導医
の先生方、ありがとうございます。
優秀な発表者は、平成24年11月10日(土)に行われるぐんま
レジデントサポート協議会主催の「Gunma Resident Grand
• 日 時 平成24年10月5日(金) 16時~
• 会 場 刀城会館
終了後、意見交換会を行います。
ご不明な点は臨床研修センター(内線 7793)へお尋ね
ください。
Prix 2012」において、群馬大学医学部附属病院の代表として
発表していただきます。ぜひ頑張ってください。
どなたでもお気軽にお越しください。
『Up To Date』
昭和キャンパス内で自由に利用できるようになりました
ログインURLは、
http://www.uptodate.com/online
ご存じの方も多いと思いますが、エビデンスに基づく治療方針の検索や最新の文献検索など、幅広く情報を入手
することができます。昭和キャンパス内で自由に利用できるようになりましたので、ぜひご活用ください。
「関東・信州広域循環型専門医養成プログラム」
GDNSS 女性医師支援セミナー 平成24年7月19日
埼玉医科大学主催でGDNSS女性医師支援セミナーが開催されま
した。「女性医師が誇りを持って働き続けるには~充実した後期
研修とキャリア形成を目指して~」というテーマのもと、各大学
病院女性医師支援担当者により、それぞれの取り組みについて報
告がありました。その後のパネルディスカッションにおいて、現
時点での課題や今後の支援の在り方について活発な意見交換があ
り、大変充実したセミナーでした。
今年度のGDNSS交流実績は現在まで予定を含めて長期2名、短期13名です。診療科内訳は長
期は放射線科、皮膚科各1名、短期は麻酔科蘇生科7名、産科婦人科4名、整形外科、神経内科
各1名です。そのほかの診療科の先生方も、貴重な経験を積む機会としてぜひご検討ください。
ゆめのこ保育園 4月入園希望者 ただ今申し込み受付中
(9月28日までです)
入園のお問い合わせは 総務課労務管理係(内線 7718)です。
病児保育は他の保育園利用者でも利用が可能ですが、あらかじめ登録が必要です。
詳しくは保育園に連絡の上(内線 8507)ご確認下さい。
群馬県医師会 「保育サポーターバンク制度」
いざという時のために・・
男性医師も利用できます!
ベビーシッターを紹介していただけます
ご案内と申込書がお手元にない方は、医療人能力開発センター(内線 7736)にもありますのでお尋ね
ください。病児・病後児の対応、医師会からの料金補助制度やタクシーチケットの割引制度もあります。
男性医師の利用も可能です。
ご不明な点は下記群馬県医師会またはコーディネータに直接お電話いただいても大丈夫です。
編集後記
(2012.9.20)
Wind Joy Net Plus Meetingがおかげさまで無事終わって一息ですが、今月末には皮膚科の学会で、女性医師のためのメンター
とメンティの相談会開催の準備に追われています。こちらも第2回で今回は札幌、結局間際になって慌てそうです。
しかし、お隣の中国とは怪しい雰囲気ですね。先週、娘が上海に留学したばかりなので、ニュースが気になる日々です。本人は
全く平気で「日本人だけ外出禁止令出てる~」「韓国語の本送って~」などのんきに連絡してきます。まあ、なんとかなるでしょ
う。たくましくなってほしいものです。子育ては小さいころはおばあちゃん任せで平気だったのに、大きくなってからのほうが大
変でしたが、私も先輩の経験談はとても助かりました。仕事に人生に、素敵なメンターに出会えるとよいですね。
また新しい企画を考えたいと思います。次回は研修医症例発表会特集です。ではまた。 (YN)