47号(03月14日発行) - 北海道札幌月寒高等学校

札幌月寒高等学校 1学年通信
第47号
平成26年3月14日発
行
予
文責
2組担任
山口晴敬
定
月日
3/17
18
19
20
21
曜 1校時
月
午
火
午
水
午
木
午
金
2校時
前
前
前
前
春
3校時
授
授
授
授
分
4校時
業
業
業
業
の
5校時
6校時
7校時
備
考
日
連絡事項
・17日(月)~20(金)春季学習会
12日(水曜日)の学年集会で、私が話したことは、進路指導部としてだけではなく、一学年の先
生方のすべてが思い、感じていることです。各クラスのSHRにおいては、通常模試の点数の学校間
比較は伝えていないのですが、危機的な学力状況により、この現状を皆さんに伝えることとしました。
まさかみなさんが現状に満足しているとは思いませんし、当然私たちはこの現状に満足していません。
今置かれている状況を各々が真摯に見つめ、学習スタイルの改変に取り組まなければこの現状を打開
することはできなくなります。そして、今こそ自己変革の時であり、もしこのチャンスを逃すとする
ならば、復活することが極めて困難になるでしょう。そういう私自身が困難を極めたのですから、間
違いありません。
以下は、数学の川渕先生が教科担任として授業を受け持った、2・3・5組に向けて話された言葉
です。皆さんの現状を的確についています。皆さんと年が近い川渕先生だからこそ、皆さんに伝えた
い熱い想いが語られています。
「月寒高校で講師をするにあたって、学力の近い自分の高校と比較しながら働いていました。厳密
に言えば自分の高校時代と比較していました。正直『勉強していないな』が感想です。これはこの一
年ずっと思っていました。勉強しなさ過ぎです。例えば4STEPを全部やった人はいますか?一つの
目安ですが、文理問わず全部やっていない人はまず国公立大なんか行けません。勉強する時間がない?
それはみんな一緒です。君たちが戦う相手は全国の高校生と浪人生ですから、自分の叶えたい夢があ
るなら、今からでも遅くありません。時間を上手く使い、妥協しないでたくさん勉強してください。」
今日のスタディーサポートを「再挑戦」のきっかけとして、学習態勢を整えてください。この4月
に第一志望校を決めて、勉強をがんばった生徒の90%が第一志望校に合格しています。今一度、集
会での私の話を思い出してください。うれし涙や悔し涙は、がんばった人だけに流す権利が与えられ
ます。頑張っていない人の涙は、何の感動も生みません。精一杯、頑張っていきませんか。
『進研記述1月模試各教科講評』
英語(文責及川先生)
・問題自体は例年と大きな差はない。
・偏差値は例年と比べて1ポイントほど落ち、上位層が少なく中位の生徒が増えている。
・会話表現はよく得点できているが、文法・語法、長文読解はあまり得点できていない。
・その原因は単語・熟語・構文の学習および定着が不十分だからである。
・定期考査や小テストに向けた取り組みだけではなく、学んだことを定着させるために、継続
した学習が必要である。
・2年次からはボキャブラリー強化のために、単語帳の小テストも行われるので、毎回必ず合
格し、できなかったところは復習し、定着させるための学習が求められる。
・以上のことを実践すれば、模試の成績アップはもちろん、志望校合格も可能である。
数学(文責片桐先生)
・出題形式はほぼ例年通りである。ただ、問題のレベルは、新しい学習指導要領になってから
多少難しくなっている。
・偏差値の平均は、昨年・一昨年の1年生と比較をして2ポイントほど下がっている。分布と
しては、上位の生徒が少なくなっている。
・小問集合や、その他の問題の(1)のできがよくない。すなわち、基本的事項が身についてい
ない。
・その原因は、日頃の演習不足・訓練不足によるものと思われる。
・定期考査直前の集中度は素晴らしいが、それだけを頼りにしているため、定期考査は何とか
なっているが、定着はしていない。考査が終わった瞬間にすべて終わってしまっているので
ある。
・短い時間でもかまわないので、まずは日頃の継続学習が絶対に必要。それを続けることによ
って、次のレベルへ進むことができる。逆に、これがないまま入試に向かっていくことは不
可能。
・模試・入試の対策としては、とにかく模試の問題や土曜講習の問題を何度も何度も何度も何
度も繰り返し解くこと。模試や土曜講習のプリントを1枚の紙切れにしてしまうのは、あま
りにもったいない。チャートを活用することもよい。
国語(現代文分野:文責喜多見先生)
評論文ー若林幹夫「モノの見る夢、身体の語る夢ー消費社会と身体の現在」
・前回同様全国偏差値を大きく上回っており堅調である。
・また、今回の評論は「資本」というキーワードからもわかるように経済文章で比較的意味の
取りづらい問題であったが良く理解して解いている。
・ただし、メインの内容問題である問4の正答率がやや低いので、今後はさらなる内容理解の
為の学習が必要。評論は一にも二にも作者の主張・考えの読み取りに尽きる。
小説ー玄侑宗久「龍の棲む家」
・評論同様全国偏差値を大きく上回っており堅調。
・今回の問題文はまさに現代にマッチしたもので、介護問題の現実に直面しながらも家族だん
らんを取り戻すという物語だ。5問中3問が心情把握問題。哲也と幹夫の気持ちにどれだけ
迫れるかがポイントだ。小説は一にも二にも主人公と登場人物の心情把握に尽きる。小説を
学ぶ上での柱としてほしい。
国語(古典分野:文責末神先生)
・過去2回の模試とほぼ同じ偏差値を保っており、過去2年間との比較でもほぼ同じ結果
を上げている。
・古典の得点率では古文・漢文とも全国得点率を10ポイントほど上回っていて、頑張っている
様子がうかがえるが、他校と比べて偏差値65以上の人たちの古文・小説の得点率が低いのが
心配。いずれにしても、古文・漢文は、当然習っていない単語や言い回し、漢字などが使わ
れているので、前書きや注、時には設問の選択肢の文なども参考にして、内容を理解してこ
とが必要です。設問そのものは、既習事項の範囲内で答えられるように作られています。
※古文…敬語が多用された文章だったので、少し難しかったと思うが、前書き、ポイントにな
る単語、問六、問七の選択肢などを考え合わせて、内容を理解していくことが必要。問三、
問四は空欄とせず、部分点をもらえるように。
・問三→「万寿の意図」は万寿の会話の中のポイントを押さえる。
・問四は、「(唐糸を助くることは、)助くまじと思へども」という部分につながることを
考える。「まじ」は打消意志の助動詞。
※漢文…古文同様、注が内容理解のポイント。主述の関係を考えながら読む。内容は分かりづ
らくても、設問自体は既習事項である程度解いていけるはず。
・問一「少」「能」の読みは基本。
・問二「何以~連体形→疑問」、問四「豈~んや→反語」などは1年生でマスターすべき
最重要句形。
・問三は「あなどる」「そしる」「弁ず」などの語句の意味をよく考えれば選べる。