都市再生整備計画(第4回変更) - 一宮市

都市再生整備計画(第4回変更)
いちのみや え き し ゅ う へ ん
一宮駅周辺地区
いちのみや
愛知県 一宮市
平成25年 2月
都市再生整備計画の目標及び計画期間
都道府県名
愛知県
計画期間
平成
いちのみや
市町村名
21
年度 ~
地区名
一宮市
平成
25
年度
いちのみやえきしゅうへん
面積
一宮駅周辺地区
交付期間
平成
21 年度 ~ 平成
25
390 ha
年度
目標
大目標:駅周辺のストックを活かした歩いて暮らせる中心市街地・にぎわい再生まちづくり
目標① 市の玄関口である駅前に、交通結節点としての利便性を活かし、新たな交流の生まれるにぎわい空間を創出する
目標② 快適で安全・安心なまちづくり実現のため、駅周辺施設整備等により都市機能の増進、利便性・回遊性・防災性の向上を図る
目標③ 中心市街地へ訪れやすくするため、各種交通手段による中心市街地へのアクセス性の向上を図る
平成24年 3月
目標
まちづくりの経緯及び現況
・当地区は、38万都市・一宮市の中心部に位置し、地場産業である繊維産業を中心に発展してきた「せんいのまち」一宮市の中心市街地として機能してきた。また、駅はJR尾張一宮駅と名鉄一宮駅をあわせ、1日およそ8万人の乗降客
を有し、バス、タクシーなども集中する交通結節点となっている。駅の周辺には本町通りや銀座通りなどに主な商店街が集積しており、尾張西部の商業の中心地として発展し、にぎわってきた。しかし、昨今の車社会の進展に伴い、郊
外に大規模集客施設や沿道型店舗の立地が進み、中心商店街の購買力・集客力の衰退、大型店の閉鎖や空き店舗が増加するなど衰退傾向が顕著となっている。それとともに、中心市街地の居住人口の減少も著しい状況にあった
が、近年、駅周辺や中心市街地にマンション立地が進んだことにより、人口減少は緩和されつつある。
・尾張一宮駅周辺を含むおよそ300haの地区では、戦災復興の土地区画整理事業が実施され、公園、道路等公共施設が整備され現在の街区が形成されている。
・JR尾張一宮駅と名鉄一宮駅については、連続立体交差事業により鉄道の高架化が実現し、鉄道による東西の分断が解消され、踏切事故や交通渋滞の解消など交通の円滑化、東西交流の促進に寄与している。
・連続立体交差事業の進展にあわせ、さらなるまちづくりを推進していくため、景観形成を図り、機能的な都心空間を形成するための都市軸として、銀座通り(シンボルロード)、国道155号など中心市街地の主要な道路を整備し、電線
地中化にも積極的に取り組んでいるところである。
・交通結節点である駅を中心として集中・分散する各種交通の円滑化を図るため、その東西駅前広場を整備するとともに、東駅前広場前には、地下駐車場を150台分増設し、既存の銀座通公共駐車場と接続することにより、中心部へ
の車利用者の利便性向上を図ってきたところである。
・このように、都市機能の増進を図り、商店街振興策や各種イベント、オープンカフェの社会実験など様々な事業を推進しているが、前述のとおり、中心市街地の空き店舗の増加など衰退傾向に歯止めはかかっておらず、いかに活性化
を図るか検討しているところである。
課題
・中心市街地の衰退は、歴史・文化、交通、商業業務、公共サービス、都市基盤などの既存ストックを無駄にすることになりかねず、人口減少社会のまちづくり、都市経営という観点からも中心市街地のこうした既存ストックを活かして、
活性化を図っていくことは重要な施策となっている。
・中心市街地のかつてのにぎわいを取り戻すべく、H12に中心市街地活性化基本計画を策定し取り組んできているが、これまでの取り組みでは目標が未設定であったり、実施主体が不明確なまま未着手となっている事業が多いなど、
十分な成果を出すことができていない。こうした反省を基に、実効性のあるアプローチを行い、賑わい創出を図っていく必要がある。
・車社会を前提とした拡散型都市が見直され、今後の少子高齢社会、環境負荷を考慮したまちづくりという観点から、中心市街地の既存ストックを生かして、環境負荷の少ない、歩いて暮らせるまちづくりを実現していくことが重要であ
る。
・今後、中心市街地の活性化を図り、中心市街地の持つ利便性を活かした民間投資の誘発をいかに促していくかが課題となっている。
将来ビジョン(中長期)
・平成19年度に策定した「一宮市第6次総合計画」(実施年度H20~29)では、「尾張一宮駅・名鉄一宮駅周辺の中心市街地においては、公共交通サービスのストックを活用するとともに、再開発などによる土地の高度利用を促進し、尾
張西部の中核都市の中心商業地にふさわしい商業機能の強化を図ります。また、その周辺商業地や既存の商店街においては、地域の特性に応じた商業機能の確保を図ります。」となっている。
・上記総合計画では、市民アンケートで選出された重要なまちづくりの課題のひとつとして、「まちの玄関である一宮駅ビルが、多機能で多くの人でにぎわっている」が挙げられており、これを達成する施策として「一宮駅を中心とした魅
力ある中心市街地をつくる」を掲げている。
目標を定量化する指標
指 標
単 位
定 義
1.歩行者通行量
人
中心市街地の特定の地点での土曜日の11時
から17時の歩行者と自転車を合計した通行量
2.安心・安全な歩行者空間利用エ
リアのカバー率
%
安全な歩行者通行空間(幅員3m以上の歩道)を
利用できるエリアのカバー率%
(安全な歩道延長×25m/地区面積)
3.イベント開催回数
回
稲荷公園の年間イベント開催回数
4.図書等貸出者数
人
5.自転車盗難発生件数
件
目標と指標及び目標値の関連性
駅周辺の整備を進めることにより、来街者の増加を図る。
基準年度
目標値
目標年度
4,057
H20
4,462
H25
駅周辺の歩行者の通行空間を整備することにより回遊性の向上を
図る。
6.1
H20
8.8
H25
憩いの場、賑わいの拠点として活用される様、イベント開催の回数
増を図る。
4
H20
10
H25
171,116
H19
386,560
H25
198
H21
20
H25
駅ビル内に(仮称)中央図書館を設置するため、現在中央館である
豊島図書館との貸出者数の比較を行い、交流・文化拠点として利
用者の増加を図り、にぎわい創出へつなげる。
現在自転車盗難被害の発生件数が県下ワースト1という状況であ
年間の一宮駅駐輪場における自転車盗難被害の発生件数 り、駐輪場の施設設備・管理体制を整備することで、自転車盗難発
生件数を減少させ、安心して利用できる駐輪場とする。
図書館の図書等の貸出者の年間延べ人数
従前値
都市再生整備計画の整備方針等
計画区域の整備方針
方針に合致する主要な事業
・市の玄関口である駅前に、交通結節点としての利便性を活かし、38万都市の顔としてふさわしい機能を備えた交流・文化拠点としての駅ビルを建設し、 【基幹事業】
新たな交流の生まれるにぎわい空間を創出する
・高次都市施設:交流・文化拠点整備事業(市民活動支援センター、観光案内所、交流スペース、
子育て支援センター)
駅という交通結節点という利便性を活かし、これまで訪れなかった方たちを集めるため、多機能で魅力あふれる駅ビルを「交流・文化拠点」として建設す ・地域生活基盤施設:交流・文化拠点整備事業(立体駐車場、コンコース、シビックテラス、パティオ
る。
(屋上庭園))
また、一宮市の顔にふさわしい景観形成を図ることにも留意し、整備を進める。
【提案事業】
・地域創造支援事業:交流・文化拠点整備事業(中央図書館)
・快適で安全・安心に暮らせるまちづくりを実現するため、地球環境やバリアフリーに配慮して駅周辺の都市施設を整備するとともに、ハード・ソフトの活性 【基幹事業】
化施策を実施することにより、都市機能の増進、利便性・回遊性の向上を図る
・公園:稲荷公園整備事業
・地域生活基盤施設:一宮駅周辺自転車等駐車場整備事業
駅ビルに集まってくる多くの人を中心市街地へ回遊させることができれば、中心市街地全体の活性化につながる。そのためには、周辺施設を整備し、都 【関連事業】
市機能の向上を図ることにより、中心市街地全体の魅力が高まり、商業施設の立地等民間投資の誘発を促すことができる。
・新庁舎建設事業
・奥末広線電線共同溝整備事業
・中心市街地と周辺地域との連携を強化し、中心市街地への訪れやすさを向上させるため、バス網の見直しとともに、自転車道、歩道等のアクセス道路を 【基幹事業】
整備し、各種交通手段による中心市街地へのアクセス性の向上を図る
・道路:新一宮尾西線道路改築事業
・道路:新一宮尾西線自転車利用環境整備事業
中心市街地は公共交通が発達しているとはいえ、実態としては自動車利用者も少なくない。そのため、中心市街地へ向かう道路の内、順次整備してきた ・公園:毛受緑道整備事業
新一宮尾西線を整備することにより、中心部へのアクセス性の向上を図ることができ、来街者の利便性を高めることができる。
また、周辺の緑道や自転車道を整備することにより、自動車だけでなく、自転車利用者にも中心部へ来やすい環境づくりができ、CO2削減にもつながる。
その他
○市民参加によるまちづくりの取り組みについて
都市再生整備計画に先立ち、まちづくり新法に基づく中心市街地活性化基本計画を策定してきたが、策定委員会のメンバーには、商店街の代表者をはじめ、NPO等まちづくり団体の方、地域の代表の方たちも参加して、中心市街地の活性化にどのよう
に取り組んでいったらよいか議論をした上で、事業を積み上げてきたという経緯がある。当整備計画に挙げてある事業の多くが中心市街地活性化基本計画でも位置づけられており、今後、策定委員会のメンバーを含むか含まないかにかかわらず、実施
中、実施後についても、市民も参加する協議会等により、議論をしていくことが考えられる。
○事業終了後の継続的なまちづくり活動の内容
中心市街地活性化基本計画の認定後、事業実施に当たっては市街地系まちづくり会社の設立が必要になるため、以降は当該まちづくり会社により継続的に行政がやれない部分の都市機能の増進等のまちづくりを行なっていくことや官民協働のまちづく
りの一端を担っていってもらうことになると考えられる。具体的には、まちづくり会社の設立以降、実行可能なまちづくり活動について協議をしていく必要がある。
○交付期間中の計画の管理について
交付期間中の事業進捗については、HP等により市民に周知していく。また、尾張一宮駅前ビル整備など市の総合計画などで位置づけをされている事業については、達成度を管理していく必要があるので、随時確認がなされることになる。
交付対象事業等一覧表
交付対象事業費
5,402
交付限度額
1,833.3
国費率
0.339
(金額の単位は百万円)
基幹事業
事業
道路
細項目
アクセス道路
自転車利用環境整備
公園
事業箇所名
新一宮尾西線
新一宮尾西線
稲荷公園
毛受緑道
古都及び緑地保全事業
河川
下水道
-
駐車場有効利用システム
交流・文化拠点整備事業(立体駐車場)
地域生活基盤施設(駐車場)
一宮駅周辺自転車等駐車場整備事業
地域生活基盤施設(自転車駐車場)
交流・文化拠点整備事業(コンコース)
地域生活基盤施設(公開空地)
交流・文化拠点整備事業(シビックテラス)
地域生活基盤施設(公開空地)
交流・文化拠点整備事業(屋上庭園)
地域生活基盤施設(公開空地)
高質空間形成施設
交流・文化拠点整備事業(市民活動支援センター)
高次都市施設(地域交流センター)
交流・文化拠点整備事業(交流スペース)
高次都市施設(地域交流センター)
交流・文化拠点整備事業(観光案内所)
高次都市施設(観光交流センター)
高次都市施設(子育て世代活動支援センター) 交流・文化拠点整備事業(子育て支援センター)
-
既存建造物活用事業
土地区画整理事業
市街地再開発事業
住宅街区整備事業
地区再開発事業
バリアフリー環境整備促進事業
優良建築物等整備事業
拠点開発型
住宅市街地
沿道等整備型
総合整備
密集住宅市街地整備型
事業
耐震改修促進型
街なみ環境整備事業
住宅地区改良事業等
都心共同住宅供給事業
公営住宅等整備
都市再生住宅等整備
防災街区整備事業
合計
提案事業
事業
地域創造
支援事業
細項目
交流・文化拠点
事業活用調 事業効果分析調査
査
まちづくり活
動推進事業
合計
事業箇所名
尾張一宮駅前
-
-
-
-
事業主体
直/間
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
直
直
直
直
L=520m
L=650m
A=1.7ha
L=600m
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
直
直
直
直
直
-
A=5,543㎡
A=12,610㎡
A=1,016㎡
A=1,348㎡
A=533㎡
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
直
直
直
直
事業主体
直/間
一宮市
直
一宮市
直
規模
A=203㎡
A=1,479㎡
A=82㎡
A=654㎡
-
規模
A=7,859㎡
-
-
-
-
(参考)事業期間
開始年度
終了年度
H20
H23
H23
H25
H23
H25
H19
H22
交付期間内事業期間
開始年度
終了年度
H21
H23
H23
H25
H23
H25
H21
H22
(参考)全体
事業費
1,500
144
260
113
交付期間内
事業費
うち官負担分 うち民負担分
1,130
1,130
144
144
260
260
83
83
H22
H23
H22
H22
H22
H24
H24
H24
H24
H24
H22
H23
H22
H22
H22
H24
H24
H24
H24
H24
572
80
309
410
7
572
80
309
410
7
572
80
309
410
7
143
80
309
410
7
H22
H22
H22
H22
H24
H24
H24
H24
H22
H22
H22
H22
H24
H24
H24
H24
61
450
24
199
61
450
24
199
61
450
24
199
61
450
24
199
4,129
3,729
3,729
(参考)事業期間
開始年度
終了年度
H22
H24
H25
H25
交付期間内事業期間
開始年度
終了年度
H22
H24
H25
H25
(参考)全体
事業費
2,509
新柳公園整備事業
新庁舎建設事業
尾張一宮駅前ビル整備事業
(上記単独事業内訳)
コミュニティー活性化事業
チャレンジマート事業
一宮商人強化、育成事業
中心市街地商業施設立地促進支援事業
バリアフリー基本構想策定事業
電線共同溝
合計
事業箇所名
新柳公園
市役所敷地内
尾張一宮駅前
尾張一宮駅前
中心市街地
中心市街地
中心市街地
中心市街地
中心市街地
奥末広線
事業主体
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
一宮市
所管省庁名
規模
-
A=0.1ha
延床 31,140㎡
国土交通省 延床 21,562㎡
延床 3,367㎡
国土交通省
L=300m
直轄
(いずれかに○)
補助
地方単独
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
民間
0
交付期間内
事業費
うち官負担分 うち民負担分
2,509
2,509
2
2
2
2,511
2,511
2,511
(参考)関連事業
事業
交付対象
事業費
1,130
144
260
83
事業期間
開始年度
終了年度
H22
H27
H22
H27
H22
H24
H22
H24
H21
H25
H21
H25
H21
H25
H21
H25
H21
H23
H25
H27
全体事業費
30
12,000
6,537
(2,834)
10
5
5
5
15
500
19,107
0
合計(A+B)
3,300 …A
交付対象
事業費
2,100
0
0
2
0
0
0
2,102 …B
5,402
都市再生整備計画の区域
一宮駅周辺地区(愛知県一宮市)
面積
390 ha
区域 一宮市本町1~4丁目、栄1~4丁目、大江1~3丁目、大志1~2丁目、新生1~3丁目 外
N
一宮市役所
木曽川庁舎
一宮木曽川IC
名鉄
尾
西線
一宮市役所
尾西庁舎
尾張一宮駅
名鉄一宮駅
東
海
北
陸
自
動
車
道
尾西IC
一宮市役所
一宮庁舎
国道15 5号
国
道
2
2
号
一宮西IC
名神高
速道 路
東
名
鉄
海
尾 国
道
西
新
道
幹 線
1
線
5
5
号
一宮JCT
名
鉄
名
古
屋
本
線
J
R
東
海
道
本
線
一宮IC