県内初の官民一体型再生ファンドが設立 - 神奈川産業振興センター

中小企業
サポートかながわ 12月号
第129号 2011年12月
編集/発行
(公財)
神奈川産業振興センター
TEL 045
(633)
5201
FAX 045
(633)
5222
県内初の官民一体型再生ファンドが設立
∼「かながわ中小企業再生ファンド」
のご紹介∼
県域の中小企業の再生を支援するため、県の呼びかけにより、(独)中小企業基盤整備機
構やKIPといった公的部門と、地域金融機関や県内信用保証協会など民間部門が共同出資
し、組成する官民一体型ファンド「かながわ中小企業再生ファンド」が、12月 7 日(水)
に設立されました。ここでは、ファンドの概要と支援スキームをお知らせします。
■「かながわ中小企業再生ファンド」の概要
設立日:12月 7 日(水)
出資者
投資先数:10社程度
主な目的:県内の中小企業の再生と地域経済活性化のた
め、神奈川県中小企業再生支援協議会と連携
して、事業の将来性はあるにもかかわらず、
過大債務等の原因により苦境にある中小企業
について、金融機関の貸付債権を時価で購入
公的部門
民間部門
有限責任組合員︵LP︶
存続期間: 8 年
地方銀行
横浜銀行、スルガ銀行、神奈川銀行、
静岡中央銀行、八千代銀行
信用金庫
横浜信用金庫、三浦藤沢信用金庫、
湘南信用金庫、川崎信用金庫、平塚
信用金庫、さがみ信用金庫、中栄信
用金庫、中南信用金庫
信用組合
小田原第一信用組合、相愛信用組合
神奈川県信用保証協会、横浜市信用
信用保証協会
保証協会、川崎市信用保証協会
する等の投資を行い、中長期のスパンでハン
ズオン支援等を行うことにより、当該投資先
(独)中小企業基盤整備機構、
(公財)
神奈川産業振興センター(KIP)
無限責任組合員(GP)
横浜キャピタル
(株)
の再生を進めること。
■「かながわ中小企業再生ファンド」のスキーム
有限責任組合員(LP)
(独)中小企業基盤整備機構 (公財)神奈川産業振興センター(KIP)
地域金融機関 県内信用保証協会
出資
配当
出資・運営
かながわ中小企業再生ファンド
ファンド総額24. 1 億円
ファンド運営
無限責任組合員
(GP)
投資委員会
無限責任組合員内部に設けた、本組合が行う
投資に関する意思決定を行う独立した機関
地域金融機関
ーー
配当・
管理報酬
ーー
横浜キャピタル(株)
案件相談・
債権売却
再生支援
投資
神奈川県中小企業
再生支援協議会
中小企業者
●問い合わせ
相談・再生計画
策定支援・債権者
調整支援等
県金融課資金貸付グループ
☎ 045
(210)
5681
中小企業サポートかながわ 2011.12
1
「テクニカルショウ
ヨコハマ2012」
(第33回工業技術見本市)
開催
2月1∼3日、パシフィコ横浜に
“未来につながる
新たな技術”が集結!
最先端の技術・製品が集まる県下最大の総合見本市「テクニカルショウヨコハマ」を
年明け2月1∼3日の3日間、パシフィコ横浜で開催します。この機会に新技術・製品
の発見や活発な技術交流、さまざまな情報の収集・交換を行ってください。また、皆さ
まの関心が高いテーマの併催行事や出展者セミナーも行います。ぜひ、ご来場ください。
−開催概要−
■併催行事
■会期 平成24年 2 月 1 日
(水)
∼3日
(金)
全3日間
10:00∼17:00
■会場 パシフィコ横浜 展示ホールC・D
■主催 (公財)神奈川産業振興センター(KIP)
、
(社)
横浜市工業会連合会、神奈川県、横浜市
■規模 10,
000㎡
■入場料 無料(登録制)
■展示分野・内容
ビジネス、オフィスの環境・業務システムに対
ビジネスソリュー
応したIT機器、製品、装置、サービス、ソフトウェ
ション
アおよび周辺機器等の展示・実演
加工技術
生産
工業製品に関する加工技術・部品
加工、金型・冶工具、実装・組立、
試作等の展示、実演
機器・装置・ 工業関連の機器・装置、製品等
製品
の展示・実演
環境・公害・防災・エネルギー・光触媒・バイオ
環境・エネルギー
および福祉問題等を考慮した機器、製品、装置、
/福祉
材料および周辺機器等の展示・実演
大学・研究機関、産学連携に関する機関、工業
産 学 公・ 企 業 間
技術・製品に関連するグループ、公的機関およ
ネットワーク
び支援機関等の出展・PR
●問い合わせ 事業課 ☎ 045(633)
5170 FAX 045(633)2556
ホームページ http://www.tech-yokohama.jp/tech2012/
記念講演会
2月2日
(木) 14:00∼15:30
「100万分の 1 グラムの歯車をつくる技術と経営理念
∼人を育て、技術を育てる∼」
講師:松浦元男氏 (株)樹研工業 代表取締役社長
危機管理セミナー
2月2日
(木) 10:00∼12:00
「東日本大震災の事例から学ぶ」(仮題)
講師:山藤竜太郎氏(横浜市立大学国際総合科学群准教授)
中小企業の海外展開応援セミナー
2月3日
(金) 10:00∼12:30
基調講演:「円高下での海外事業展開の課題」
/事例報告、パネルディスカッション
講師:田中則仁氏(神奈川大学経営学部国際経営学科教授)
/海外事業展開事例研究会
横浜市知財戦略シンポジウム
2月3日
(金) 14:00∼16:45
基調講演:∼小説「下町ロケット」より∼「中小企業の知財戦略」
/事例紹介、パネルディスカッション
講師:鮫島正洋氏(内田・鮫島法律事務所 弁護士・弁理士)
/「横浜知財みらい企業」認定企業より2社
会場:アネックスホール(展示会場 2 F)
[共通]
定員:200人 費用:無料
※ 詳細はお問い合わせください。
E−mail info@tech-yokohama.jp
「テクニカルショウヨコハマ2012」で、カタログ・パネル出展しませんか!
「テクニカルショウの本出展はできなかったが、製品情報を広く提供したい」とお考
えの皆さま。本見本市では、来場者が自由にカタログ・パネルを見ることができる“カ
タログ・パネル展示コーナー”を設置します。展示会終了後にカタログ希望者の情報
を出展者にフィードバックしますので、直接お客さまにアプローチ可能です。
新たな顧客、ビジネスの拡大に活用してみませんか。
■展示方法・料金
カタログ展示
前回のカタログ・パネル展示コーナー
パネル展示
パネル1点(A1サイズ推奨)およびカ
カタログ1点(A4サイズ 1 冊)をクリ
タログ1点(A4サイズ 1 冊)の展示と
アファイルに綴じ、陳列します
します
21,
000円(税込)
42,000円(税込)
■出展製品 工業技術見本市に適する機器、
製品、部品、材料など
■申し込み 申込書に必要事項をご記入の
上、
FAXでお申し込みください。
●カタログ・パネルは、カテゴリー別に展示します。
■申込締切 12月28日(水)
●1企業につき、最大4点まで展示できます。
●カタログを複数(2∼4点)展示される場合は10%割引きとします。
●カタログは1出展につき、2部ずつご提出ください(カタログは返却しません)。
●カタログ希望者リストはCD-Rデータでのお渡しになります
(終了後2週間程度)
。 ※ 詳細は事業課までお問い合わせください。
2
中小企業サポートかながわ 2011.12
夢の実現に向けまい進する、
挑戦者たちのプレゼンを
聞いてみませんか?
「かながわビジネス
オーディション2012」
テクニカルショウヨコハマ
2日目(2/2)に開催
昨年に続き、
“テクニカルショウヨコハマ2012”の会期中の2月2日(木)
に開催される「かながわビジネスオーディション2012」。
今年度はブラッシュアップの機会を増やしたことから、それぞれの審
査段階で開催されたブラッシュアップセミナーや審査委員からのアドバ
イスにより、磨き抜かれた多種多様なビジネスプラン・アイデアが来場
者の皆さまに披露されます。
このなかで「神奈川県知事賞」のほか、「奨励賞」、実行委員会構成団
体等からの「団体賞」、さらには来場者の投票による「来場者賞」が贈ら
れます。
ぜひご自身の目で、耳で確かめに来てください!ご来場、お待ちして
います。
−開催概要−
■日時 平成24年 2 月 2 日
(木)
12:00∼19:30(予定)
■会場 パシフィコ横浜 会議センター3F
■定員 300人
写 真は、 昨 年の「かながわビジネスオーディション
2011」開会式
●問い合わせ
かながわビジネスオーディション実行委員会事務局
(KIP事業化支援課内)
■参加費 無料
※ 交流パーティーは有料(一般3,
000円、
学生1,
000円)
* 来場受付は12月下旬からを予定しています。 ☎ 045
(633)
5203 FAX 045
(633)
5194
ホームページ http://b-audition.kipc.or.jp/ba2012
E−mail venture@kipc.or.jp
詳細はお問い合わせください。
当日発表されるビジネスプラン・アイデアは、 1 月号で紹介します。こうご期待ください。
同時
開催
新たな取引先と出会う商談会!
∼
「九都県市合同商談会inパシフィコ横浜」
のご案内∼
見学
歓迎
「九都県市合同商談会」とは、首都圏産業の国際競争力の強化に向けたさまざまな支
援策の一環として、平成20年度から開催している、企業間取引の広域展開の促進や新た
なビジネスチャンスの創出を目的とする商談会です。
今回の参加申し込みは終了していますが、ご見学いただくことは可能です。
ご興味をお持ちの方は、ぜひ会場にお越しください。
■日時 2 月 1 日
(水) 10:00∼18:00
■主催 九都県市合同商談会実行委員会
ーーーーーーー
埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉
市、さいたま市、相模原市、
(財)埼玉県産業振興公社、
(公
財)千葉県産業振興センター、
( 公財)東京都中小企業振
興公社、
( 公財)神奈川産業振興センター、
(財)横浜企業
経営支援財団、
( 公財)川崎市産業振興財団、
(財)千葉市
産業振興財団、
(財)さいたま市産業創造財団、
(財)相模
原市産業振興財団
ーーーーーーー
■会場 アネックスホール(F201∼F206)
■協力 (社)横浜市工業会連合会
■後援 経済産業省関東経済産業局、
(独)中小企業基盤整
備機構関東支部、(財)全国中小企業取引振興協会
●問い合わせ 九都県市合同商談会inパシフィコ横浜(開催事務局) KIP取引振興課 ☎ 045(633)
5067
中小企業サポートかながわ 2011.12
3
今、この企業に注目!
注目
企業インタビューシリーズ
ニッチな分野で世界展開をめざす、株式会社サイマコーポレーション
多種多様なねじの販売や中国からの各種部品等の資材調達を事業の柱とするサイマコーポ
レーション。2年前、中国法人にマーケティング室を新設し、現在中国市場の開拓に取り組ん
でいます。その一環として、KIPの海外展開支援事業も活用しています。同社の斎間 孝社長に、
中国での事業展開や今後の抱負などについて伺いました。
まず御社の事業内容について教えてください。
Manager's View
めざすは徹底した小
口化。小さなビジネ
スをまとめ上げ、大
きく育てていきたい
1つが各種の特殊ねじの販
売です。容易に取れないねじ
や樹脂専用タッピングねじ、
頭部の低いねじなどを1本か
ら小口販売しています。細か
な注文にも応えられることが
当社の最大のセールスポイン
同社の主力製品「いたずら防止
ねじTRFシリーズ」。専用工具な
しでは取り外しがきわめて困難なセ
キュリティ上、とても効果の高い
製品である
トで、またねじの基礎知識などを解説するセミナー活動も
あわせて行っています。
斎間 孝社長
他にはどのような事業を展開されていますか?
中国の常州に現地法人を設立し、ねじ締結部品のほかプ
さて、海外展開の鍵はどのようなことだとお考
えですか?
レスや精密切削、板金などの資材調達を行っています。こ
トップ自らが行くことだと思います。言葉は関係ありま
れがもう1つの柱です。自力ではなかなか部品の海外調達
せん。その前段階として進出を考える国に関する情報収集
ができない企業に代わって、当社が徹底的な工程・品質管
のため、講演会やセミナーを聴講するなど、人に会うこと
理を行い、安価で良質な部品を提供しています。
が大切です。私ももっといろいろな国の情報を得ていこう
中国ではKIPが出展した商談会の共同ブースに
5、10月と2回連続でご出展いただきました。
中国でねじの販売を拡大するため、現地法人に2年前、
と考えています。
さらなる海外展開を考えられているのですね。
マーケティング室を設置しました。当社を広く告知するた
ねじの輸出先拡大をねらっています。欧米や中国だけで
めの1つの手段として、大連で5月と10月に開催された2
はなく、インドやインドネシア、ロシア、ブラジルなどの
つの展示商談会に出展しました。5月の商談会を機に新た
新興国、さらには中東やアフリカにも当社の小口販売に対
な取引が始まったことと、現地スタッフのマーケティング
するニーズがきっとあるはずです。
教育として有効であったため、2回連続で出展しました。
最後に、中小企業の成長のポイントについて、
お考えを聞かせてください。
他社が目を向けない分野を見つけ、事業展開することだ
と思います。当社では、
それが特殊ねじの小口販売でした。
もう1つが競争への備えです。異業種の参入も考え、常に
新たな製品・マーケットの開拓が必要です。当社では、来
年6月からドイツの会社と技術提携した新製品を発売予定
です。今後もさまざまな挑戦を続け、成長していきたいと
考えています。
10月28日
(金)
、29日
(土)
に開催された
「2011 大連中日貿易投資展示商談
会」では、KIPブース(写真右上)
に他社と共同出展。テレビ取材(同
左)を受けるなど、中国でも同社のね
じは注目を集めた。 同左上は中国法
人のマーケティングを統括する松本忠
男執行役員
4
中小企業サポートかながわ 2011.12
株式会社サイマコーポレーション
所在地 藤沢市 堂 2 − 9 −17
☎ 0466
(36)
3656
ホームページ http://www.saima.co.jp/
●問い合わせ 経営企画室 ☎ 045(633)5201
神奈川県海外駐在員レポート<KIP大連事務所>
県内企業の中国での販路開拓
∼全量輸出から中国国内販売へ∼
KIP大連事務所所長 斎田 寿
世界の工場から、世界の市場へ転換した中国。生産コストの安い中国に生産拠点を設けてきた県
内企業のなかにも、急成長した中国市場への販路拡大をめざす企業があります。
今回は大連進出の県内企業による全量輸出から国内販売という販路開拓の挑戦を報告します。
90年代の開放政策以来、中国には安い賃金を求めて多く
で、大連と近郊に日中香港の出資による3つの生産工場を
の外資系企業が進出を遂げてきました。KIPの駐在事務所
持ち、その全量を日本に輸出していました。しかし、近年
がある大連には、外資系企業14,000社あまり、うち約
の中国の経済成長による市民の購買力の高まりを感じ、ビ
4,200社の日系企業が進出をしています。製造系企業の進
ジネスチャンス到来と判断して
出の多いのが大連の特徴で、すでに20年近く、大連で製造
国内販売に挑戦し始めました。
を続けている日系企業も多くなっています。それら製造系
川上執行菫事は、「当社は中
企業のうち、現在、経済成長著しい中国市場で新たな販路
小企業ですが、商品は日本市場
開拓に取り組む2社を紹介します。
で認められる高品質なものなの
で、
当社ブランドの摩達(MODA)
中国国内販売は現法の経営基盤強化の第一歩
川上執行菫事
は、中国のお客さまにも必ず満足いただけると思っていま
す。一方、デザインや色使いについては、日本のお客さま
大連十辰機械加工有限公司(本社:横浜市)は、2002年
の嗜好とはまったく異なり、中国人デザイナーとの調整に
に大連金州区で重機用部品を生産する工場として設立され
は苦労しています。現在、西安路のデパート内に小さな展
ました。当時、ここ大連事務所では設立の支援を、日本国
示コーナーを設けていますが、さらにアンテナショップの
内では中国への設備輸出に関する貿易相談を受けました。
開業も計画中です。良い店舗は直ぐに借り手が決まってし
設立当初は電気が供給されな
まうので、常に最新の情報を得るよう、またスピードを重
いなどの苦労もあったようです
視して準備を進めています。展示コーナーを見たお客さま
が、それ以後は順調に業績を伸
が、プレゼント用にと1万元(約12万円)分の商品を購入
ばしてきました。そして、2008
するなど、手応えも感じています。また、KIP大連事務所
の勧めで、
初めてファッション関係の展示会〈2011中国(大
年のリーマンショック直前に、
中国国内販売の許可を取得し、
河野総経理
連)国際服装紡織品博覧会〉に出展し、来場者から引合い
全量輸出から一部国内販売に転換。リーマンショックも約
や問い合わせを多数いただきました。まずは大連で第一歩
2ヵ月間の休業と社員の整理を行い、
乗り越えてきました。
を踏み出し、その後上海あたりの大消費地に乗り込んでい
同社の河野総経理によると、「これまで日本の親会社か
くことも考えています」と語っています。
らの受注に頼ってきましたが、今後は中国国内で販路を開
衣類や下着などは個人の好みや流行に左右される競争の
拓し、大連十辰の経営基盤を強化していきたいと考えてい
激しい業種ですが、東北三省で富裕層が一番多いといわれ
ます。3年間で全量輸出から輸出60%、国内販売40%にま
る大連で、摩達(MODA)ブランドが確立すれば成功の
でなりました。
現在は、
大連に進出した重機メーカーとの取
道筋が見えてくるかもしれません。
引がメインですが、高精度な加工技術を求める日系企業を
対象にした販路拡大に努力しています。中国企業との取引
この2社以外にも、日本企業からのアウトソーシングの
も視野にはありますが、やはり売掛金の回収が最大のネッ
受け皿としてローコスト経営を目的に進出した県内IT企業
クで、
まだ積極的には営業をしていません」とのことです。
が、中国国内のビジネスに乗り出した事例もあります。
中国企業との取引の場合、支払いは納品後半年から1年
KIP大連事務所に相談を寄せられる県内企業の皆さまの
が一般的で、また金融引き締め政策から資金繰りが難しく
業種も、中国経済の成長や日本市場の状況とともにものづ
なっている中国企業もあるため、簡単には踏み込めない事
くりに加えて教育・外食産業・サービス業など広範囲とな
情があるといいます。
り、またその要望も多様化しています。中国は魅力ある市
日本ブランドの高品質品を中国人消費者にアピール
場ですが、独自の事情や手法があるのも確かで、そのあた
りを掴むことが重要です。
大連保税区摩達国際貿易有限公司(本社:厚木市)の川
KIP大連事務所では、県内企業の中国でのビジネス展開
上執行菫事は、“独自ブランドの確立と中国での販路拡大”
に対する支援を行っています。ご利用の際は、国際取引振
の特命を受けて、今年4月に同社で初めての日本人駐在員
興課までお気軽に問い合わせください。
として赴任しました。
同社は2003年に設立された女性用下着を取り扱う企業
●問い合わせ 国際取引振興課 ☎ 045
(633)5126
中小企業サポートかながわ 2011.12
5
自社カイゼンに取り組み、
受講生・企業ともに成長
∼第3回「現場のムダとり実践講座」成果発表会、開催報告∼
KIPが“トヨタ生産方
式、作業改善”の研修
で定評のあるPEC産業
教育センターの協力を
得 て、2 年 前 か ら 実 施
している「現場のムダ
とり実践講座」
。第3回
を迎えた今回の講座の
締めとなる成果発表会
を、11月22日(火)
、神
奈川中小企業センター
ビルで開催しました。
当日の様子と、受講
生による自社カイゼン
の成果をお伝えします。
受講生が1人ずつ、約半年間取り組んできた自社カイゼンの成果を発表
カイゼン活動の推進をめざす企業経営者も参加
受講生には表彰状と副賞が授与されました。
続いて、今回の講座の講師を務めたPEC産業教育セ
第3回「現場のムダとり実践講座」は、5月のPEC
ンターの岸本翔太郎氏が、「工場実習での取り組みにつ
産業教育センター(岐阜県羽島市)でのモラール訓練か
いて∼カイゼン活動を社内で推進するために∼」と題す
らスタートし、その後、毎月1回受入工場での実習を行
る講演を行いました。このなかで岸本氏は同センターの
い、受講生は現場でカイゼンを実践してきました。
所長で、“カイゼンの鬼”ともいわれる山田日登志氏の
また、この間並行して自社のカイゼンにも取り組み、
教えを通して、カイゼンの心構えを説くとともに、今回
当日発表されたのがその成果です。成果発表会には、こ
の工場実習を例に現場でのカイゼン手法について、わか
れから社内でカイゼン活動を積極的に推進していきたい
りやすく解説していただきました。
と考える企業の経営者など約60人が参加し、受講生の自
成果発表会終了後に開催した懇親会は、KIPの神谷光
社カイゼン成果の発表を聞き入りました。
信会長のあいさつに続き、受講生を送り出すとともに受
8社11人が成果発表した後に修了式を行い、受講生に
入工場ともなった
(株)
常盤製作所の加藤清和社長が乾杯
は(公財)神奈川産業振興センター(KIP)の上島保則
の音頭を取りスタート。受講生は約半年間にわたる講座
専務理事から、修了証を贈りました。
を仲間とともに振り返りつつ、他の参加者ともカイゼン
また、この約半年間にわたり、特に優れた受講生とし
についての意見交換をしていました。そして、今後のさ
て
(株)湘南精機と(株)
ベルザの受講生が選ばれ、両社の
らなるカイゼンへの取組みに新たな決意を固め、会は終
了しました。
発表を終え、修
了 式 に 臨む受
講生
6
中小企業サポートかながわ 2011.12
講演では受講生のカイゼ
ンの場となった工場実習
での 取 組 みについて、
PEC産業教育センター
の岸本翔太郎氏が解説
■受講生による自社カイゼン成果
社名
カイゼンテーマ
効果
(株)キョーワハ―ツ
生産管理板の活用、多能工化、2S活動 活時間:200時間、稼働率:約10%向上、
の推進
2Sの実践(率先垂範)
(株)芝川製作所
工程改善、手待ちのムダ廃除、在庫削減
活人:1.5人、活スペース: 1 ㎡、在庫削
減
(株)湘南精機
見える化と活スペース
活人:2人、活スペース:23.5㎡
品質保証室/営業部による業務効率化(探 活時間:446時間(探すムダ廃除)、活スペー
すムダ廃除など)
ス:90㎡、モノ:41千円/年(資材削減)
昭和精工(株)
ABC分析をきっかけに、探すムダ廃除・ 活時間:825時間、活スペース:1.62㎡、
(株)末吉ネームプレート製作所 カンバン導入・活スペース・作り過ぎの リードタイム短縮(カンバン製品):▲6
ムダ廃除
日
(株)常盤製作所
仕掛品削減、手作業工程を1人で完結、
活人:3人、ムダな仕掛品廃除
生産管理板の活用
(株)ベルザ
活人:2人、リードタイム短縮:ノンメ
1 人屋台方式・後工程引き取り方式の導
タルデンチャ―▲2日、保険義歯▲13時
入、生産管理板の活用、仕掛品削減
間
(株)吉岡精工
状況に応じた生産体制の構築(機械の有 生産設備の稼働率向上、
不具合撲滅活動の
効活用、段取時間削減、生産管理板の活用) 展開
「現場のムダとり実践講座」に関心のある方は、ぜひお問い合わせください。
KIPでは、来年度も同講座の開催を計画しています。
KIP国際経済
ビジネスセミナー
●問い合わせ 事業課 ☎ 045
(633)
5202
貿易英語での疑問、お困りごとにお答えします!
∼
「貿易英語講座」のご案内∼
海外との取引を行っている皆さま。日常英語と貿易英語の違いを感じられたことはありませんか?
特殊な表現方法のある貿易英語を理解していないと、
時に業務に大きな支障をきたしてしまいます。
そこで、この講座ではさまざまな状況に応じたサンプルレターを活用し、実際の表現を学ぶとと
もに、皆さまが実務で直面している疑問等の解決も図ります。
すでに海外との取引を行っている、またご関心のある企業の皆さま。奮ってご参加ください。
<開催概要>
■対象 実務経験3年以内程度の方
■日時 平成24年 1 月12日
(木)
、19日
(木)
、26日
(木)
の
■定員 25人(申込先着順)
全3日間、各日とも14:00∼17:00
■費用 一般:15,
000円、KIP会会員:10,
000円
■会場 神奈川中小企業センタービル 6F大研修室
■申し込み 申込書に必要事項をご記入の上、FAXで
お申し込みください。
■プログラム
第1日目
第2日目
第3日目
○サンプルレター
○サンプルレター
○サンプルレター
(取引の申込み、
( 信 用 照 会、 オ (注文の承諾、ア
フ ァ ー・ カ ウ ン
ポイント)
引合い)
ターオファー)
○自社紹介・売込み ○交渉の英語
○丁寧なお断り 他
の英語 他
(説得・依頼) 他
※ 申込書はホームページからダウンロードしてくだ
さい。
●問い合わせ 事業課
☎ 045
(633)
5170 FAX 045
(633)
2556
ホームページ http://www.kipc.or.jp/
中小企業サポートかながわ 2011.12
7
連載⑦
“人と街、お店”
を元気にする商い
後継者として自ら新商品を開拓、
育成に取り組む
マツシタ靴店<前編>
1918(大正7)年創業の老舗靴店の4代目は、事業継承にあたり、自店でこれまで
扱っていなかった“自分で売れる商品”を探していました。そこで出会ったのが、小
笠原の漁師などが愛用していたサンダル“ギョサン”です。
今回は、この商品に並々ならぬ熱意を注ぎ、お店の看板商品にまで育成した老舗靴
店の4代目の軌跡をお伝えします。
“ギョサン”
って?
皆さまは“ギョサン”をご存
じでしょうか?その特徴は普通
のサンダルより丈夫で、滑りに
くいこと。射出成形機を使い、
一体成形で作られるため、別々
のパーツで構成されるサンダル
とは違い、鼻緒が抜けにくく、
松下善彦氏
さらに底材が特別なパターンの
マツシタ靴店外観(写真上)と、店頭
に展示されている「ギョサン」(同右上
と右下)
(M、L、LL)を発注した松下氏は、1,000足以上の在庫を
ため、滑りにくくなっています。温暖な気候と、サンゴダ
抱えての再スタートとなったのです。
ストの影響により道が滑りやすかった小笠原で、
この
“ギョ
松下氏は、
“ギョサン”
の販売に向け、
ホームページやネッ
サン”が漁師を中心に広がっていったそうです。
トショップ、ブログ、ツイッターと積極的に情報発信を続
小田原で靴店の4代目として修業から帰ってきた松下善
けました。顧客からの反応があれば必ずレスポンスし、双
彦氏が“ギョサン”に出会ったのが2000(平成12)年のこ
方向メディアの特色を活かし、確実にファンを増やしてい
と。友人からその存在を知った松下氏は、いろいろと調べ
きました。そして、これがTVタレントにも広がり、“ギョ
てみて、小笠原だけで販売されている点に注目し、自分の
サン”の認知度は格段に上がっていきます。
店での販売を思いついたと言います。
この間、松下氏はさらに多色化を図りつつ、暗闇で光る
「他では売っていないことがまず魅力だと思いました。
蓄光型やラメ入りなど商品を多様化し、“ギョサン”をよ
また、当時自分が店を継ぐからには何か新しい商品がほし
り魅力ある商品として消費者に訴求していきます。
いと考えていました。こうしたことから“ギョサン”の販
「昨年のピーク時には、1日200件のネット注文がありま
売を決めたのです」と、松下氏はその経緯を語っています。
した。1件2足の注文としても400足になります。今年は
その後、松下氏がメーカーを探し出し、ようやく販売に
震災により海水浴客が減少し、売上を心配しましたが、昨
こぎつけられるまで2年の歳月がかかりました。しかし、
年並みに売れています。販売から約10年が経過し、“ギョ
販売後すぐに“ギョサン”が売れはじめたわけではありま
サン”が浸透してきたという感じを持っています」と、松
せん。商品の認知度が低い上に、そのファッション性に問
下氏は語っています。
題があったのです。
次回後編では、マツシタ靴店全体のこと、そして、松下
多様な品揃えで商品展開
氏の地域への思いや取組みなどについてお伝えします。
「最初は茶色など、いわゆるトイレのサンダルみたいな
マツシタ靴店
ものしかありませんでした。これでは消費者は魅力を感じ
所在地 小田原市栄町 1 −16−33
☎ 0465
(24)
2233
ホームページ http://www.gyo 3 .com/
ないでしょう。もっと色のバリエーションを増やせばきっ
と売れるはず」と、松下氏は考え、メーカーとの交渉にあ
たりました。
ただメーカーも半信半疑であったため、
小ロッ
トでの対応はしてもらえず、3色(青・白・黒)3サイズ
8
中小企業サポートかながわ 2011.12
●問い合わせ 経営企画室 ☎ 045
(633)
5201
Q&A
連載
“サポートかながわ”誌上相談
中小企業の皆さまが抱える経営上の課題を解決!
KIPには、中小企業の皆さまからさまざまな相談が寄せられています。その窓口となっている
のが経営総合相談室。ここでお受けした相談のなかから、
皆さまの参考になるものを紹介します。
今回は、下請取引における契約に関する相談です。
Q
統一単価の契約のため少量発注の場合、不
利になります。どうしたらよいですか?
A
新たな契約を締結し、単価に応じた上下限の
発注数量の設定をお勧めします
当社は板金加工業を営んでいます。親事業者とは事務の
ご相談の場合、発注数量が極端に変化すると必ず親事業
効率化を図るために同一製品に限り、その都度見積もりを
者と下請事業者のどちらかが悪影響を受けることになりま
行うのではなく、1個でも100個でも同単価とし、平均的
す。また、親事業者が発注数量を大幅に減少し、ご相談の
な発注数量での単価を適用する、統一単価による契約書を
統一単価を適用し、発注書を交付した場合、通常支払われ
締結しています。
る対価に比べて著しく低い額を不当に定めることを禁じ
現状は毎月ほぼ同じ発注数量があり、統一単価による不
た、下請代金支払遅延等防止法の“買いたたき”に抵触す
利益は出ていません。しかし、今後発注数量が大幅に減少
る可能性も出てきます。
し、例えば 1 個の発注でも50個の単価を適用せざる得ない
今後は、
単価に応じて上限と下限の発注数量(許容数量)
ケースも考えられます。このような事態を回避するにはど
を設定し、親事業者と下請事業者双方で新たな契約書を締
のようにすればよいですか?
結し直すことをお勧めします。
●問い合わせ 経営総合相談室 ☎ 045
(633)
5200
連載④
下請事業者による取引改善の事例を紹介します!
∼下請取引ベストプラクティス∼
今回は、前回の“補給品の支給”に関連して、型の保管についてのベストプラクティ
スです。量産後の補給品の支給等に備え、親事業者から型の保管を求められる下請
事業者も多いと思われます。
このベストプラクティスを参考に、取引の改善に取り組んでみてください。
−今回のテーマ− 「型保管費用の負担」
◆解決例
補給品と型の保管は切り離せない問題なので、下請
継続保管
◇問題点
量産が終了し、注文があまり多くなくなったにも関
わらず、
親事業者から無料で継続保管を求められる。
適正取引等推進のためのガイドラインを活用し、親
しかし、保管には各種費用(倉庫代や保険料、メン
事業者と協議した結果、補給品の単価に型保管の費
テナンス費など)がかかっている。
用の上乗せを認めてもらえるようになりました。
長期保管
長期(10年以上)の保管を求められることが多い。
型リストを作成し、預かっている型のうち、量産が
親事業者に処分依頼をしても認められなかったり、
完了していて一定期間補給品が出ない場合には、親
量産品として継続するのか、補給品となるのかもあ
事業者の承認を得て、 1 点ずつ型の写真を撮影した
まり明確に区別されないことがある。
上で、廃棄処分にできるようにしました。
※ 下請法の適用対象取引を行う場合、親事業者が長期間にわたり使用されない補給品の金型を下
請事業者に無償で保管させることは、同法の「不当な経済上の利益の提供要請」にあたり、同法
違反となる可能性があります。
●問い合わせ 経営総合相談室(下請かけこみ寺)
☎ 045
(633)
5200
中小企業サポートかながわ 2011.12
9
R
E
P
O
R
T
技術開発のパートナー
産技センターレポート
明日をになう独創技術は神奈川から
∼「第28回神奈川工業技術開発大賞」
受賞技術・製品の紹介∼
県内の中堅・中小企業が開発した優れた技術・製品に贈られる「神奈川工業技術開発
大賞」の今年度受賞技術・製品が決定し、その表彰式が10月17日(月)
、県庁本庁舎大会
議場で黒岩祐治知事、加藤 廉神奈川新聞社専務取締役の出席のもと、執り行われました。
ここに受賞した 7 件の技術・製品と企業を紹介します。
「神奈川工業技術開発大賞」とは?
昭和59年の創設以来、県と神奈川新聞社との共催で、毎年県
内の中堅・中小企業が開発した優れた技術・製品を表彰してい
るのが、
「神奈川工業技術開発大賞」です。
第28回となる今回は、40件の技術・製品の応募がありました。
そのなかから8月9日(火)に行われた選考委員会(委員長:横
浜国立大学名誉教授・関口 隆氏)で7件が選考され、特に優
れた技術・製品を大賞(2件)、環境保全および省資源等に優
れた技術・製品を地域環境技術賞(2件)、また優れた技術・
製品を奨励賞(3件)に決定し、それぞれの表彰を行いました。
第28回「神奈川工業技術開発大賞」表彰式での記念撮影
大 賞
X線画像ステレオ差分方式を用いた
電子回路基板検査装置
ロボットにも利用可能な
高性能シート型触覚センサー
(株)アイビット
(株)マルサン・ネーム
インラインX線
自動検査装置
受賞技術
シート型
触覚センサー
受賞技術
X線を複数の傾斜方向から照射し、画像処理をするこ
プラスチックフィルム上に印刷技術を利用し、独自の
とで、多層の電子回路基板を効率よく検査できる装置を
電極回路と抵抗を形成することで、安定した出力のシー
開発しました。
ト型触覚センサーを開発しました。
選考理由
選考理由
3次元実装により高密度化の進む半導体・電子部品の
従来のシートセンサーを理論・工法面から高性能化し、
難しい検査に対し、独自開発技術を駆使して高速性能で
二足歩行ロボットや介護ロボットの高機能化につながる
コストパフォーマンスが高く、実装基板検査分野で大き
触覚センサーや床ずれ防止など広い範囲での応用が期待
な成長の可能性を有する点が評価されました。
でき、社会的インパクトが大きい点が評価されました。
会社概要
会社概要
所在地 川崎市高津区坂戸3−2−1 KSP東棟6F
所在地 横浜市鶴見区駒岡 5 −15−18
☎ 044
(829)
0067
☎ 045
(573)
4120
ホームページ http://www.i-bit.co.jp/
ホームページ http://www.marusan-name.co.jp/
主な事業内容 X線検査装置や非破壊検査機器の
主な事業内容 シートスイッチ、シートセンサー、
開発・製造など
アクセサリー部品の設計・製造
10
中小企業サポートかながわ 2011.12
地域環境技術賞
土壌中の状態分析を可能にする
小型水分センサー
食品の産地判別と産地証明技術
(株)同位体研究所
(株)A・R・P
受賞技術
受賞技術
塩分濃度などの影響を受けず土壌
植物や動物などの組織を構成する
中の水分量を測定することが可能
元素の同位体比をデータベース化
で、あわせて電気伝導度、温度など
し、高度な分析技術と統計解析によ
を計測する小型で低価格な水分セン
り、高精度の産地判別検査を可能に
サーを開発しました。
しました。
測定の様子
選考理由
同位体測定装置
選考理由
独自の技術を活用してマイコン内蔵型の低価格な水分セン
年代測定に用いられてきた安定同位体比を食品の産地判別
サーを開発し、土壌等の水分検出に活用することにより、科
に応用し、6万点以上のサンプルをデータベース化した上で
学的な散水・灌水コントロールが可能になり、農業・緑化事
低価格検査として開発した農水産物等の産地判別技術であ
業の推進を通じて環境改善に貢献する点が評価されました。
り、福島原発事故対応にも役立つ点が評価されました。
会社概要
会社概要
所在地 秦野市堀川166− 1
所在地 横浜市鶴見区末広町 1 − 1 −40
☎ 0463(88)5400
☎ 045
(718)
5457
ホームページ http://www.arp-id.co.jp/hp/
ホームページ http://www.isotope.sc/
主な事業内容 メカトロニクス・エレクトロニクス製品の
主な事業内容 安定同位体比分析、産地証明事業、非破壊
設計・開発サービスおよび専門技術者の派
光学測定による農畜産物の品質評価事業、
遣事業
放射能検査
奨励賞
超小型・高精度・高分解能
エンコーダ
一括コンタクト方式の半導体
検査プローブカード
350℃までの熱衝撃試験を
可能にした小型試験機
エクストコム(株)
エルフィノート・テクノロジー(株)
理想計測(株)
受賞技術
開発品
外形寸法2.
8㎜角×1㎜
エンコーダ
回折格子
フォト
ダイオード
(位置や回転
の変位量を検
半導体
レーザー
出する際に利
エンコーダ構成図
用されるセン
サーの一種)を半導体作製技術と半導体
レーザー応用技術により、超小型・高精度
とすることに成功しました。
受賞技術
受賞技術
直径300mmの
電気自動車
シリコンウエハ
用SiC
(炭化ケ
上の全面に作製
された各半導体
熱衝撃
試験機の
外観
イ素)
インバー
プローブカード外観
ター や、 他 の
素子を一括して動作試験を行う検査用器
高出力半導体の性能評価に最適な350℃ま
具
(プローブカード)を開発しました。
での熱衝撃試験が可能な小型の試験機を
開発しました。
選考理由
独自の技術を用いた導電電極構造、小片
選考理由
プローブ貼り付け構造等を導入すること
電気自動車の開発に急務とされるSiCハ
既存のエンコーダの課題(超小型化、高
で新しいプローブカードを開発し、半導体
イパワー半導体インバーターの試験に求
精度化、長寿命化)の解決に向けて、独自
デバイス製造過程の歩留り改善・テスト方
められる300℃の高温に対応するため、従
の半導体レーザー応用技術等を活用した
式の改善等が期待できる点が評価されま
来の半導体用熱衝撃試験機の上限250℃を
独創的な構造を考案し、ロボット動作の高
した。
350℃まで高温化することに成功した点が
選考理由
精度化等、新しい製品開発・ビジネス展開
の可能性を拓いた点が評価されました。
会社概要
評価されました。
会社概要
所在地 横浜市中区山下町12− 2 −412
会社概要
☎ 045(663)6526
所在地 川崎市高津区子母口31
所在地 大和市大和東1−6−12セドナビル
ホームページ
☎ 044(750)2888
☎ 046(200)2011
http://www.elfinote.com/
ホームページ
ホームページ
主な事業内容 システム計測機器、情報
http://www.risohkeisoku.com/
http://extcom.co.jp/
サービス(翻訳を含む)
、
主な事業内容 小 型 恒 温 槽、L E D /
主な事業内容 エンコーダ・レゾルバの
オーディオシステム等
OLED寿命試験機、電流
の 開 発、 製 造、 販 売、
駆動電源、ローコスト恒
O.E.D
温恒湿槽等および計測・
設計・製作
制御システムの製造販売
●問い合わせ 技術支援推進部開発支援室 ☎ 046(236)
1500
ホームページ http://www.kanagawa-iri.go.jp/kitri/riyou/kanagawaprize/28prize.html
中小企業サポートかながわ 2011.12 11
低利・固定の有利な県中小企業制度融資をご活用ください
県が金融機関と協調し、貸付原資の一部を負担することで、短期資金か
県内中小企業の
皆さまの事業活動を
資金面から
応援します!
※ 金融機関にお申し込みいただき、金融
機関と県信用保証協会の審査の後、融資
が実行されます。
※ 原則として県信用保証協会保証付きの
融資となります。
ら長期資金まで、
低利・固定での融資を行うのが県中小企業制度融資です。
さまざまな資金メニューで、中小企業の皆さまの資金ニーズにお応えし
ます。ぜひご活用ください。
資金メニューのご紹介<景気対策特別融資
(セーフティ別枠)
>
県では、東日本大震災や円高の影響により、売上が減少している、
○限度額 8,000万円(一般枠とは別枠)
原則全業種の県内中小企業の皆さまを景気対策特別融資(セーフ
○融資期間および利率 5年超10年以内 年1.8%以内
ティ別枠)で支援しています。
※ 1 年超 5 年以内の場合には、
「円高対応特別融資」
○対象 市町村長から次のいずれかの認定を受けた中小企業者等
○信用保証料 従業員数30人以下 0.8%
①最近3ヵ月の売上高等が前年同期と比べ5%以上減少してい
(県による軽減措置適用後)
をご検討ください。
る
従業員数30人超 1.0%
②円高の影響により、原則として最近 1 ヵ月の売上高等が前年
○申し込み 県内の県制度融資取扱金融機関
同期と比べ10%以上減少し、かつ、その後2ヵ月の見込みを
※ 市町村長の認定が不要の景気対策特別融資(一
合わせた3ヵ月間で前年同期と比べ10%以上減少することが
般枠)も用意しています。
見込まれる
詳細はお問い合わせください。
●問い合わせ 県内の取扱金融機関または県金融課融資グループ、金融相談員 ☎ 045(210)
5677、5695
ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f5782/
KIPに
ご相談ください!
県中小企業制度融資に関する相談は、KIPの経営総合相談室【☎ 045(633)5200】と
資金支援課【☎ 045(633)5066】で受け付けています。
制度融資の申請に必要な事業計画書の作成についてもアドバイスします。
お気軽にご相談ください。
社員のスキルアップに
ご活用ください!
∼スキルアップセミナーのご案内∼
セミナー
No.
セミナー名
日程
産業技術短期大学校と各職業技術校、人材育成支援セ
ンターでは、主に在職中の方を対象に、さまざまな専門
分野のセミナーを開催しています。
社員のスキルアップを図るため、また新たな技術を身
につけていただくために、スキルアップセミナーをぜひ
ご活用ください。
時間
定員
受講料
申込締切日
301
電気基礎
2 /21、23
8 :50∼16:10
15
2,
000円
1 /18
616
レンガの積み方
1 /30、31
8 :50∼16:10
10
2,
000円
12/26
会場
東部総合職業技術校
617
レンガの積み方
2 / 1 、2
8 :50∼16:10
10
2,
000円
12/26
210
アーク溶接特別教育
1 /23、24、26、27
8 :50∼16:10
20
4,
000円
12/19
平塚高等職業技術校
309
第二種電気工事士試験基礎講習
2 / 6 、7 、9 、10
8 :50∼16:10
20
4,
000円
1/5
秦野高等職業技術校
904
職場で活かす物流管理
2 / 2 、3
8 :50∼16:10
25
6,
000円
12/22
人材育成支援センター(*)
○申込方法
①往復はがきに、郵便番号・住所・氏名、セミナーNo・セ
ミナー名、昼間の連絡先名称・TEL、在職職種・経験年数
を明記し、各校へご送付ください(申込締切日必着)。
②県のホームページ(http://www.pref.kanagawa.jp/)の
トップページから「産業・働く」→「労働・雇用」→「職
業訓練」→「メニュー型スキルアップセミナーのインター
ネットによる申込み」へと進み、申し込みください。
※ いずれもテキスト代等実費は、自己負担です。
●申し込み・問い合わせ 東部総合職業技術校 〒230−0034 横浜市鶴見区寛政町28− 2 ☎
平塚高等職業技術校 〒254−0016 平塚市東八幡 4 −19− 4 ☎
秦野高等職業技術校 〒257−0031 秦野市曽屋1210 ☎
産業技術短期大学校 〒241−0815 横浜市旭区中尾 2 − 4 − 1 ☎
(*)
申し込みは産業技術短期大学校となります。
12
中小企業サポートかながわ 2011.12
045(504)3101
0463(23)1922
0463(81)
0870
045(363)1233
県 施 策 情 報
障害者就職面接会、
直前セミナーにご参加ください!
∼
「神奈川県障害者就職面接会」
開催のご案内∼
県では、1人でも多くの障害者の方が就職できるよう神奈川労働局と連携し、「神奈川
県障害者就職面接会」を開催します。また、面接会当日には求職者、企業担当者それぞ
れを対象とした直前セミナーも行います。ご関心のある方は奮ってご参加ください。
面接会直前セミナー
障害者就職面接会
出展企業約10社と求職中の障害者の
方との面接会です。
内容
企業担当者向け直前セミナー
障害者雇用の現状と面接のポイ
ントなどを解説します。
平成24年 1 月17日
(火)
日時
13:00∼16:00
10:30∼12:00
厚木市ヤングコミュニティセンター(厚木市中町1−1−3 厚木シティプラザ5F)
会場
定員等
5F大会議室
5F研修室A
5F研修室B
お1人さま2社まで事前予約可能
30人
10人
事前予約開始日
備考
求職者向け直前セミナー
面接の受け方や身だしなみのマ
ナーなどを解説します。
平成24年 1 月10日
(火) 10:00∼
面接会は当日参加も可能ですが、事
前予約された方が優先になります。
直前セミナーは事前予約制です。
●申し込み・問い合わせ 神奈川県障害者就職面接会運営事務局<運営:テンプスタッフフロンティア
(株)
横浜オフィス>
☎ 045
(226)
3617 FAX 045
(651)
0024 ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6949/p384831.html
「かながわリサイクル認定製品」
として新たに8製品を認定!
∼第2回「かながわリサイクル認定製品」のご紹介∼
県では、昨年度、廃棄物を原材料としたリサイクル製品を認定し、利用の促進を図
る「かながわリサイクル製品認定制度」を創設しました。昨年度の第1回は14製品を
認定し、そして、第2回となる今年度は審査の結果、新たに次の8製品を認定しました。
今回の認定製品も積極的にPRしていきますので、皆さまも環境にやさしいこれらの
認定製品をぜひご利用ください。
また、県では、毎年「かながわリサイクル認定製品」の募集を行っていくとともに、
多くの事業者の皆さまのご応募をお待ちしています。
なお、事前相談は随時行っています。まずはお気軽にご相談ください。
認定マーク(認定製品には認
定マークを付けて販売すること
ができます)
◆今回認定した「かながわリサイクル認定製品」
認定番号
1∼5
事業者名
(有)服部商店
所在地
藤沢市
認定品目
プラスチック製用品
製品名等
①ロコヨガーデンテーブル
②ロコヨベンチ
③ロコヨプランター
④ロコヨコンテナー
⑤ロコヨペール
6
三浦地域資源ユーズ(株)
三浦市
肥料
Mバイオ・たいひくん
7
中央環境開発(株)
横浜市金沢区
点字ブロック
エコ点字ブロック
小田原市
飼料
豚鶏用食品残さ乾燥飼料
8
(株)二見
※ 認定製品の詳細は、ホームページをご覧ください。●問い合わせ 県資源循環課リサイクルグループ ☎ 045
(210)
4151
ホームページ http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f7323/
中小企業サポートかながわ 2011.12 13
経営の先行きに不安を感じたら、まずご相談ください!
∼「神奈川県中小企業再生支援協議会」のご案内∼
KIPでは、関東経済産業局の委託を受け、「神奈川県中小企業再生支援協議会」を設置しています。
協議会では、企業再生の専門家が再生に関する相談を受け付け、アドバイスや再生計画づくりのお手
伝い、さらには金融機関等との調整などの支援を行っています。
事業の立直しをお考えの中小企業の皆さま。ぜひ一度、ご相談ください。
◆“中小企業再生支援協議会”とは
2.
再生計画策定支援(第二次対応)
地域の中小企業の再生支援を行うため、
「産業活力の再生及
窓口相談の結果、
再生の見込みがあり、
再生計画を作成し、
び産業活動の革新に関する特別措置法」に基づき、都道府県ご
とに設置されている公正中立な公的機関です。
金融機関と調整する必要があると協議会が判断し、相談企
業が要望される場合、再生計画策定のお手伝いをします。
※ 再生計画策定支援は、原則、複数金融機関との調整を
行うための支援です。1行取引は対象外となります。
◆支援対象は次のような中小企業の皆さまです! ◎事業再生に熱い意欲がある
<再生計画策定手順> ◎事業の将来性はあるが、財務上の問題を抱えている
①デューデリジェンス(調査・分析)
◎事業自体は円滑に行われているが、過去の投資等による借
協議会が選出する専門家(中小企業診断士、公認会計士、
入金の返済負担等で、資金繰りが悪化している
◎事業存続の見通しはあるものの、事業の見直しや金融機関
との調整が必要となっている 等 税理士、弁護士等)からなる個別支援チームを結成し、事
業面と財務面から客観的かつ詳細に支援企業を調査した上
で、問題・課題を抽出して支援企業に報告します。
②再生計画策定
デューデリジェンスで表面化した問題・課題等を改善し、
◆再生支援の流れ
1.
窓口相談(第一次対応)<相談費用は無料> 常駐の専門家が相談に応じ、経営課題の抽出・課題解決
に向けたアドバイスを行います。
※ 窓口相談時には次の資料をご準備ください。 関係金融機関に納得してもらえる再生計画づくりを個別支
援チームがバックアップします。
③合意形成支援
再生計画策定に際し、関係金融機関に再生計画を納得し
①決算書(直近3期分) てもらうため、関係金融機関とバンクミーティングを重ね、
②資金繰り表(6ヵ月分) すべての関係金融機関との合意が得られるよう調整します。
③借入金表(金融機関との借入条件等がわかる内容の資
料)
3.
フォローアップ
再生計画策定完了後も定期的に支援企業を訪問するな
④会社概要(業務内容がわかる資料) 等
ど、進行状況を把握し、再生計画がしっかり実行され、確
実に再生が図れるよう必要なアドバイスを行います。
再生手法(事例)には次のようなものがあります!
①複数金融機関のリスケジュール
<機器製造販売業> 設備投資に対して市況の需要減退を契
機に経営状況が悪化
収支状況低迷により過剰債務を抱え債
相談・支援要請
務超過
②中小企業再生ファンドによる債務圧縮
<水運業> 船舶事業の他、食料品販売事業を営
む
利用者の減少により減収基調が続き
相談・支援要請
実質債務超過
<中小企業再生支援協議会>
計画策定支援
<中小企業再生支援協議会>
計画策定支援
再生
計画
役員の私財提供による債務の圧縮、リスケジュール
不採算取引先の見直し等販売管理の徹底
原価管理の徹底による経費の削減
役員報酬の削減
計画
実施
○複数行によるリスケジュール
○運転資金について保証協会による債務保証付きの
新規・借換融資
効果
○高い技術力の確保
○雇用確保
○地域経済への影響回避
14
中小企業サポートかながわ 2011.12
経営資源を船舶事業に集中、中小企業再生ファンド
の活用による債務圧縮
再生
計画
取引先金融機関によるリスケジュール
設備リニューアル資金の新規融資
遊休不動産の売却
経営者責任の明確化
計画
実施
○経営基盤の強化
○ファンドによる債務の一部買収
○利益を増強し、2年で実質債務超過を解消
効果
○雇用確保
○地域住民の交通手段の確保
③中小企業再生支援協議会版「資本的借入金」(※1)の活用
<食料品小売業> 競合店の進出により競争が激化し、
売上が減少
ノンコア事業への過大な投資により
相談・支援要請
過剰債務状況に陥る
<中小企業再生支援協議会>
計画策定支援
メインバンクを含む金融機関による中小企業再生支
援協議会版「資本的借入金」の活用
再生
計画
コア事業(食料品小売業)へ経営資源を集中
協議会版「資本的借入金」の活用により金利負担を
軽減
経営管理体制の整備
経営者および株主責任の明確化
計画
実施
○5年で実質債務超過を解消
○債務者区分のランクアップ
効果
○雇用確保
○多数の地域の取引業者などへの影響を回避
※1 15年の期限一括償還で、償還条件が長期であり、また、
条件変更後、赤字の場合には利子負担がほとんど生じな
い等の金利設定がされた、資本に準じた劣後ローン。な
お、この借入金は金融機関の自己査定で自己資本と見な
すことができるとされ、実質債務超過の解消期間が短く
なり、早期の経営改善につながります。
④「第二会社方式」(※2)による再生計画
<温泉旅館> 借入金による過大な設備投資により過
剰債務を抱える
営業方針の不備、従業員教育の不徹底
相談・支援要請
などにより、客数が減少して売上が大
幅に減少
<中小企業再生支援協議会>
計画策定支援
再生
計画
会社分割により新会社は、スポンサーの支援のもと
で事業を継続。旧経営陣は退任し、新会社に従業員
として雇用。
計画
実施
○スポンサーによる設備リニューアル資金の支援
○旧会社は特別清算し、金融機関から実質的な債務
免除を受ける
効果
○雇用確保
○地域経済への悪影響の回避
※2 旧会社の事業のうち収益性のある事業の全部または一
部を会社分割あるいは事業譲渡により新会社に承継した
あと、旧会社に有利子負債を残しつつ、旧会社を特別清
算または破産手続によって清算する再生手法。
●問い合わせ 神奈川県中小企業再生支援協議会
☎ 045
(633)5143 ホームページ http://kaigi.kipc.or.jp./saisei/
KANAGAWA INFORMATION
制度案内
補助金等を活用し、
技術開発を進めてみませんか!
サイト紹介
神奈川の不動産物件情報は
「ハトNAVI」でお探しください!
∼神奈川県宅地建物取引業協会
「ハトNAVI」
のご案内∼
∼
「中小企業技術開発支援制度説明会」
のご案内∼
県下の約8割にあたる約7,000社の中小宅建業者が会員とし
の支援制度について、説明会を行います。
て加盟する(社)神奈川県宅地建物取引業協会が運営する不動産
入場無料、予約も不要です。技術開発に取り組む県内中小企
情報サイト「ハトNAVI」をご存じですか?
業の皆さまで、補助金等にご関心のある方は、ぜひご参加くだ
「ハトNAVI」では、この約7,000社が提供する豊富な不動産
さい。
物件のなかから最適な物件を簡単に探すことができます。住宅
□開催日時
用・事業用とも大切な物件選びに、ぜひ「ハトNAVI」をご利
①平成24年 1 月13日(金)
14:00∼16:00
②平成24年 1 月17日(火)
用ください。
□会場
す皆さまに業界で必要なさまざまな知識や情報を提供します。
①かながわ県民センター ホール
◆「ハトNAVI」の主な特徴
ー
平成24年度に中小企業が行う技術開発に対する県の補助金等
ー
②県産業技術センター 講堂
また、当協会では「開業支援」も行っています。開業をめざ
○ホームページ http://www.fudousan-kanagawa.net/
○情報はリアルタイムで反映され、常に最新情報を掲載
●問い合わせ
○県内物件・不動産関連情報に特化、公開数は約25,000件
県産業技術センター技術支援推進部開発支援室
○県内の公有地等の売却や一般競争入札情報など行政関連情
☎ 046(236)1500(内線2134)
報を掲載
ホームページ http://www.kanagawa-iri.go.jp/info/H23/
20110728_grant-in-aid/20110728-grant-in-
●問い合わせ
aid.html
(社)神奈川県宅地建物取引業協会 ☎ 045(633)
3038
ホームページ(協会)http://www.kanagawa-takken.or.jp/
中小企業サポートかながわ 2011.12 15
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くありますので、ぜひご活用ください。
※ 巡回あっせん相談は、KIPの川崎・相模原両駐
※3名様からの受付となります。
在事務所でも実施しています。
あわせてご活用ください。
■開催場所・日時
開催場所
開催日
時間
藤沢商工会議所
10日
(火) 13:00∼16:00
小田原箱根商工会議所
11日
(水) 13:30∼16:00
横須賀三浦地域県政総合センター
12日
(木) 13:00∼16:00
秦野商工会議所
13日
(金) 13:00∼16:00
茅ヶ崎商工会議所
16日
(月) 13:00∼16:00
大和商工会議所
17日
(火) 13:00∼16:00
平塚市役所 市民相談室
17日
(火) 13:30∼16:00
川崎駐在事務所(*1)
毎週木曜日 13:00∼17:15
相模原駐在事務所(*2)
宿泊料金のご案内
❖一般室:3名まで 9,800円
4名以上 8,800円
❖さくら、和洋室:
3名まで 10,
800円
4名以上 9,800円
6名以上 8,800円
* インターネットによる申し込みは、さらに
200円引となります(ホームページ http://
www.manyoso.jp/)
。
11日
(水)
13:00∼16:00
25日
(水)
* 1 川崎市産業振興会館 6 F
* 2 相模原商工会議所 3 F相談室内
(相模原商工会議所の専門相談として実施しています)
●ご予約・お問い合わせ ☎ 0465(62)3755
湯河原温泉 万葉荘 足柄下郡湯河原町土肥3ー6
E−mail
万葉荘
検索
[email protected]
●問い合わせ 取引振興課 ☎ 045
(633)
5067
CONTENTS
「かながわ中小企業再生ファンド」のご紹介
1
「テクニカルショウヨコハマ2012」
(第33回工業技術見本市)開催
“サポートかながわ”誌上相談
連載④ 下請取引ベストプラクティス
2
「かながわビジネスオーディション2012」
2 / 2 に開催
連載
技術開発のパートナー 産技センターレポート
9
9
10、11
低利・固定の有利な県中小企業制度融資を
3
ご活用ください
12
「九都県市合同商談会inパシフィコ横浜」のご案内
3
スキルアップセミナーのご案内
12
企業インタビューシリーズ
4
「神奈川県障害者就職面接会」開催のご案内
13
神奈川県海外駐在員レポート<KIP大連事務所>
5
第2回「かながわリサイクル認定製品」のご紹介
第3回「現場のムダとり実践講座」
成果発表会、開催報告
「神奈川県中小企業再生支援協議会」のご案内
6、7
13
14、15
KANAGAWA INFORMATION
15
「貿易英語講座」のご案内
7
1月の巡回あっせん相談
16
連載⑦ “人と街、お店”を元気にする商い
8
湯河原温泉 万葉荘
16
16
中小企業サポートかながわ 2011.12