事業報告書 - 日本ダーツ協会

社団法人
日本ダーツ協会
本協会は、各都道府県に支部を置き、地域社会及び関係諸団体と協力しながらダーツ
の普及振興を通じて社会福祉に貢献することを目的とし、以下の事業を推進しました。
1.支部体制の充実
協会組織の全国展開は、ダーツ普及振興の拠点確保のため急務である。よって、関係
諸団体や公認指導員らの協力、地域の一般ダーツ教室及び講習会等を通して組織拡充の
基盤を確保し、協会組織の拡大を図りました。
昨年度、都道府県支部が 27 県組織されており、今年度の年次目標 3 県増には届きま
せんでしたが、1 県増加させ、支部合計が 28 県になりました。
【年度末登録支部】(28=前年度末 27+新規 1)
北海道・山 形・宮 城・栃 木・群 馬・埼 玉・千 葉・東 京・神奈川
新 潟・富 山・福 井・山 梨・長 野・岐 阜・静 岡・愛 知・大 阪
兵 庫・奈 良・京 都・岡 山・山 口・愛 媛・福 岡・熊 本・鹿児島
沖 縄
2.競技会
2.競技会
下記の主要大会には担当専門委員を置き、さらに、より充実した実施要綱を作成する
ことによって大会運営を適切かつ効果的なものに改善しました。
また、競技会における競技者相互の啓発や、さらなる技術向上をねらい、ダーツの普
及振興の実質化を図りました。
ア.各全国選手権大会
【競技会開催数・参加数】
前年度は 23 都府県において 95 大会 6,254 名の参加がありました。
今年度は 26 都府県において 93 大会 6,825 名の参加がありました。
北海道(1)・栃 木( 2)・宮 城( 1)・山
千 葉( 5)・東 京(13)・神奈川( 7)・岐
長 野( 2)・静 岡( 7)・愛 知(10)・大
岡 山( 1)・広 島( 1)・山 口( 1)・愛
大 分( 3)・鹿児島( 3)
形(
阜(
阪(
媛(
1)・新
9)・富
1)・兵
1)・福
潟(
山(
庫(
岡(
2)
・群
2)・山
4)・京
6)・熊
馬(
梨(
都(
本(
5)
3)
1)
1)
イ. 国際競技大会
①
今年度も 4 名の日本代表選手を海外の大会に派遣し、平井信太郎選手が、PDC
US Open Players Championship にて一回戦勝ち抜けるという快挙を成し遂
げました。
日
時
大 会 名
場
所
代表選手
平成 22 年 6 月 26 日 ~ 29 日
New Tropicana World Series of Darts Festival
Saturday June 26 - World Cricket Championship
Sunday June 27 - PDC US Open Players Championship
Monday June 28 - Las Vegas Players Championship 1
Tuesday June 29 - Las Vegas Players Championship 2
Las Vegas Tropicana Hotel
永川 明広(岐阜県ダーツ支部)
佐野 雅彦(愛知県ダーツ支部)
望月 洋昌(静岡県ダーツ支部)
平井伸太郎(静岡県ダーツ支部)
②
日本におけるダーツ界を代表する団体として、ダーツ競技者や社会に対す
る役割を常に念頭に置き、その権威と実力の維持向上に努めました。
そのため、本年度も日本代表選手を選抜し、ダーツの資質の向上と底辺拡大
のため、競技成績優秀選手および将来性のある選手によりナショナルチーム
を編成し、世界のトップ選手と競うことのできる競技力・精神力・人格をも
った日本代表選手を養成する為の合宿をより強化しました。
選抜選手には強化合宿によって科学的・実践的な訓練を行い、我が国のダーツ競技の
競争力を国際ダーツ技術水準に引き上げられるように努力しました。
日
場
時
所
講
師
選抜選手
平成 23 年 3 月 19 日(土)~21 日(月)
邦和セミナープラザ 2F
名古屋市港区港栄 1-8-23
澁谷 篤俊・萩尾 純子・小林 美和・永田 直也
平成21年度日本ランキング
1位
3967 沖山 祐一 本
部
2位
2542 望月 洋昌 静岡県支部
3位
2572 永川 明広 岐阜県支部
4位
3344 小山 法三 愛知県支部
5位
3572 佐々木秀樹 静岡県支部
1639 吉田 智彦 愛知県支部
7位
3778 田淵 太一 神奈川支部
8位
3719 新林 和男 神奈川支部
22位
2754 工藤 貴子 神奈川支部
2673 長澤くみこ 愛知県支部
ウ.国際親善試合
今年度も、アジア地域におけるダーツ団体等との国際交流を積極的に展開しまし
た。また、諸外国におけるダーツ事情等の情報収集及び対外競技の実践的体験を積
み重ねながら、わが国のダーツ競技水準の昂揚を目指し、競技環境を整備しました。
エ.競技規約の補足と見直し
スチールダーツという従前のダーツ競技のほか、近年特に競技人口を増やしつつ
あるソフトダーツ(デジタル・ダーツ)との融合をより促進し、双方の競技それぞ
れの利点を生かし、本来のダーツ競技の伝統を保持しつつも融合による競技者人口
拡大によって競技水準の向上をも狙い、競技規約等の見直しなど、双方の進展のた
めに必要かつ効果的な条件整備を図りました。
オ.資格認定プロテスト
「プロ資格認定」を審査する「資格認定プロテスト」については、スチールダー
ツ競技部門、ソフトダーツ競技部門の双方のテストを実施しました。
なおプロ資格は、ダーツというスポーツ競技に対する知識と技能に優れ、かつ後
進育成が期待できる人格を併せ持った十分な資質を有する者に与えられるもので
あるので、プロトーナメント出場資格について厳正化を図りました。
【プロ資格取得試験実施状況】
北海道(1 回/受験 22 名/実技合格 18 名/筆記合格 13 名/認定 11 名/合格率 50%)
宮 城(1 回/受験 25 名/実技合格 22 名/筆記合格 18 名/認定 19 名/合格率 76%)
岡 山(1 回/受験 64 名/実技合格 49 名/筆記合格 38 名/認定 29 名/合格率 45%)
新 潟(1 回/受験 14 名/実技合格 10 名/筆記合格
8 名/認定 10 名/合格率 72%)
大
岐
福
愛
東
愛
阪(1 回/受験 47 名/実技合格 25 名/筆記合格 29 名/認定 47 名/合格率 53%)
阜(1 回/受験 15 名/実技合格 9 名/筆記合格 8 名/認定 7 名/合格率 47%)
岡(1 回/受験 86 名/実技合格 72 名/筆記合格 60 名/認定 61 名/合格率 71%)
媛(1 回/受験 45 名/実技合格 29 名/筆記合格 29 名/認定 45 名/合格率 60%)
京(2 回/受験 245 名/実技合格 179 名/筆記合格 165 名/認定 150 名合格率 61%)
知(1 回/受験 35 名/実技合格 21 名/筆記合格 19 名/H23 認定 18 名合格率 51%)
この結果プロ登録数は以下の通り推移しました。
【プロ登録状況の推移】
前年度末登録状況
770
退会辞退登録抹消
-64
--------------
年度当初登録状況
706
年度内認定追加状況 +339
--------------
本年度末登録状況
1045
H23 認定
18
3.指導者層の充実
ア.指導員の養成
スポーツ・ダーツ競技の正しい知識と技能を有するダーツ指導員を育成するため、
A・B・C各級の公認指導員の認定テストは、より多くの機会を創造し実施しまし
た。
【指導員養成状況】
B 級指導員講習会
北海道 ( 1 回/ 受験 4 人/認定 4 人)
岡 山 ( 1 回/ 受験 8 人/認定 7 人)
大 阪 ( 1 回/ 受験 3 人/認定 2 人)
C 級指導員講習会
群 馬 ( 1 回/受験 1 人/認定 1 人)
東 京 ( 1 回/受験 7 人/認定 7 人)
岐 阜 ( 1 回/受験 2 人/認定 2 人)
東
京 ( 1 回/受験 13 人/ H23 年度認定 13 人)
【指導員登録状況の推移】
A級
B級
C級
-----------------------------------前年度末報告状況
19
60
308
年度辞退抹消
-1
-9 - 52
-----------------------------------年度当初登録状況
18
51
256
年度新規認定
+1 +19 +48
-----------------------------------今年度末登録状況
19
70
304
23 年度認定
13
イ.指導者派遣事業
教育委員会・学校・児童館・地域団体等の要請があれば、これらのダーツ競技指
導として公認指導員を積極的に派遣しました。
公認指導員による、伝統競技としての正しいダーツの技術指導を実施することに
よって、地域に幅広い競技層を開拓し、競技人口の拡大と新人選手の確保・育成に
努め、ダーツ競技を通じて地域スポーツの振興を促進し、地域社会の活性化と健全
な発展に貢献しました。
【講習会の目的分類】
「生涯スポーツ」
1,365 講座
「教育スポーツ」
105 講座
「競技スポーツ」
(【競技会開催数・参加数】参照)
「リハビリ・スポーツ」
75 講座
【講習会参加人数】
前年度は 32 都府県で 37,806 名の参加がありました。
今年度は 33 都府県で 39,308 名の参加がありました。
北海道(
群 馬(
富 山(
愛 知(
岡 山(
熊 本(
2)
・青
62)・埼
13)・石
5)・三
2)・山
1)・大
森( 2)・岩 手( 2)
・宮
玉( 78)・千 葉( 57)・東
川( 5)・山 梨( 10)・長
重( 5)・京 都( 3)・大
口( 2)
・愛 媛( 1)
・徳
分( 6)・鹿児島( 10)
城( 1)
・福
京(369)・新
野( 48)・岐
阪( 21)・兵
島( 14)
・福
島( 16)・栃 木( 35)
潟( 19)
・神奈川( 9)
阜 ( 1)・静 岡(103)
庫(355)・奈 良( 2)
岡(284)・長 崎( 2)
年度計(1,545 回/39,308 名)
ウ.フォローアップ研修会の開催
それぞれの地域で、生涯スポーツの意義、方法等、普及・振興活動における効果
的な教育研修を推進するため、フォローアップ研修会を開催しました。
4.ジュニア育成事業
気軽にダーツ競技に親しめるよう、初歩的な教宣活動に始まりダーツ競技大会参
加等による実戦までを体系化し、次代を担う青少年ダーツ競技者の技術向上及び健
全な心身の成長、国際社会に必要な人格の涵養に寄与するため、ジュニア育成事業
に努力しました。
①海外におけるジュニア育成現況の調査・研究
②各都道府県支部におけるジュニアスクールの支援
③ダーツ練習場の協力を求め、ジュニア育成環境を確保
5.常設ダーツ競技会場の設置
現在、本協会会員数拡張のための諸施策や、主催するリーグ戦参加のためのチー
ム編成などにおいて、その練習場となる拠点施設が各地域に不足している。このた
め、ダーツ競技の普及振興にとって日常的な妨げになっているといっても過言では
ありませんので、全国展開を図り、前年度 28 箇所に対して、本年度は 21 箇所を公
認しました。
神奈川( 10)・岐 阜( 4)・静
岡( 1)・愛
知( 6)
6.広報活動
ア.下部組織・会員への広報
ホームページ等をより一層改善・充実し、都道府県支部や各クラブ等の活動支援
につながる諸情報や開催するダーツ競技会速報などをタイムリーに伝えました。
【ホームページ更新履歴】
日本ランキング ・ 放映予定
大会結果速報 ・ 講習会一覧
写真館
・ 受験手続詳細
【JDAニュース発行履歴】
通算 73 号 2010/04/01 発行
通算 74 号 2010/05/01 発行
通算 75 号 2010/06/01 発行
通算 76 号 2010/07/01 発行
通算 77 号 2010/08/01 発行
通算 78 号 2010/09/01 発行
・
・
・
・
・
・
・大会要項詳細
・
・JDAニュース ・
・講習会追加 等
通算 79 号
通算 80 号
通算 81 号
通算 82 号
通算 83 号
通算 84 号
競技会一覧
認定店一覧
2010/10/01 発行
2010/11/01 発行
2010/12/01 発行
2011/01/01 発行
2011/02/01 発行
2011/03/01 発行
【指導員通信】
20010 年 4 月号、2011 年 3 月号
イ.公的機関・後援団体への広報
本協会の信頼と安定を確保するため、協会運営の透明化に努め、随時関連帳票や
活動内容を広く公開しました。
ウ.一般広報
メディアに対してより積極的に働きかけ、主催する競技会や研修会の状況や参加
者の反応などで記事を提供し、他団体等が開催する各種イベントへも積極的に参加
者を送るなどで、より多くの機会を創造してデモンストレーションを展開しました。
7.その他本協会の目的達成のために必要な事業
ア.ダーツに関する調査・研究
本協会の目的達成および諸事業の推進に必要な事項については、本部事務局に体
系的に資料を整備します。また、本協会事業の社会的役割の重要性を認識し、その
調査・研究、協会運営の充実に努めました。
イ.各種会議の開催
都道府県支部や各協力団体との連帯を密にして、各組織活動の実質化のため、安
定した財政基盤の確保や活動のノウハウ等について本部と末端とのコミュニケー
ションを深め、各種会議を積極的に開催して運営の民主化を図りました。
ウ.諸規程の整備
社会や主務監督省庁などの意思に連動し、コンプライアンス精神を高めつつ協会
運営の適正化と柔軟性維持するため、本協会関連諸規定の見直しを継続し、必要な
規程・基準の整備に努めました。
また、本協会の理解を対外的に広く浸透させるため、これら諸規定のほか関連情
報を収集整理し、一般への提供についての諸施策も積極的に展開しました。
エ.公益法人制度改革の対応
新公益法人制度への対応について移行申請に向けて準備を進めました。今年度も、
財政基盤の改善に向けた検討を行いました。
以
上