147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 編集・発行 西宮市産業文化局産業文化総括室勤労福祉課 西宮市松原町 2−37 ぷらっとアイ(勤労青少年ホーム内) TEL:0798-35-5286 FAX:0798-34-7700 URL.http://www.nishi.or.jp/ 「トライアル雇用奨励金」が 大きく変わります! 「トライアル雇用」は、職業経験の不足などから就職が困難な求職者を、原則3ヶ月間の試行雇用 (トライアル雇用)により、その適正や能力を見極め、常用雇用への移行のきっかけとしていただく ことを目的とした制度です。 平成26年3月1日から、さらなる早期就職の実現や雇用機会の創出を図るため、次のとおり内容 が大幅に拡充されますので、事業主の皆様には「トライアル雇用」を活用した積極的な求人をお願い します。(トライアル雇用奨励金)については、厚生労働省のホームページをご覧ください。 http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/trial_koyou.html 主な変更内容 現 ハローワークの 行 ハローワークの紹介に限り 支給対象。 紹介要件の見直し 一定の要件を満たした民間の職 業紹介事業者や大学等の紹介によ る場合も支給対象(※)とします。 ※このために必要な同意制度の手続きは、 各都道府県労働局において受付を行います。 現 対象者は主にニート・フリ ーターや母子家庭の母等。 お問合わせ先 対象者の拡大 行 ハローワーク西宮 現行の対象者に加え、学卒未就 職者や育児等でキャリアブランク のある方も対象とします。 電話:0798−75−6711 −1− 147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 (事業主の方へ) 雇用調整助成金の支給要件などが変更されました。 雇用調整助成金は、景気の変動、産業構造の変化などに伴う経済上の理由によって事業活動の縮小を余 儀なくされた事業主が、一時的に休業等(休業および教育訓練)または出向を行って労働者の雇用の維持を 図る場合に、休業手当、賃金などの一部を助成するものです。 平成25年12月1日以降、以下のとおり内容の一部が変更になっていますので、現在受給中または今 後ご利用をお考えの事業主の方はご注意ください。 ①クーリング期間制度の実施 対象期間の初日を平成25年12月1日以降に設定する場合から 過去に雇用調整助成金又は中小企業緊急雇用安定助成金の支給を受けたことがある事業主が新たに対象期間 を設定する場合、直前の対象期間の満了の日の翌日から起算して一年を超えていることが必要になります。 1年を超える必要 前回の対象期間 直前の対象期間の 満了日の翌日 平成 24 年12 月 1 日 今回設定する対象期間 平成 25 年 12 月 1 日 新たに設定する 対象期間の初日 ②休業規模要件の設置 平成25年12月1日以降の判定基礎期間から 判定基礎期間における対象被保険者に係る休業等の実施日の延日数が、 対象被保険者に係る所定労働延日数の 大企業:1/15以上 中小企業:1/20以上 の場合のみ助成対象となります。 ③特例短時間休業の廃止 平成25年12月1日以降の判定基礎期間から 短時間休業のうち、特定の労働者のみに短時間休業をさせる「特例短時間休業」については、助成対象外とな ります。 ※ 事業所(対象被保険者全員)での一斉の短時間休業は、引き続き助成の対象です。 ④教育訓練の見直し 平成25年12月1日以降の判定基礎期間から 教育訓練の助成額の変更のほか、教育訓練について見直しを行っています。 お問合わせ先 ハローワーク西宮 −2− 電話:0798−75−6711 147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 事業主の皆さんご存知ですか? 労働安全衛生法により、新入者教育・職長教育(一定業種)技能講習・特別教育などが義務づけられています。 平成25年度安全衛生教育促進運動 (2014.1.1 ∼ 4.30) 「安全衛生教育促進運動」とは、 労働災害防止のために不可欠な安全衛生教育、とりわけ労働安全衛生法に基づく教育等を促進 するため、本年度から、中央労働災害防止協会(中災防)が提唱し展開している運動です。 中災防としては、国の「安全衛生教育推進要綱」 (平成3年1月21日付け基発第39号)や 第12次労働災害防止計画の趣旨を踏まえ、厚生労働省や都道府県労働局の指導・援助を受けな がら、この運動を展開していくこととしています。 正しい知識で、安全作業を! 法令で、技能講習終了者や免許所持者でないと従事させることができない 危険有害な業務が定められています。 また、作業の指揮をする作業主任者も資格が定められています。 講習などで必要な知識を身につけて所定の資格を持つことが、安全で健康 的に作業を進める第一歩となります。 該当する人が、技能講習を修了、または免許を所持しているか、もう一度 確認してください。 無資格の人が業務を担当するのは厳禁です。 必要な講習を受けさせましょう。 法定の安全衛生教育を受けましょう 【資格(技能講習修了や免許所持)が必要な業務の例】 ●ガス溶接 ●クレーン運転(つり上げ荷重5t以上) ●フォークリフト(最大荷重1t以上)運転 ●デリック運転(つり上げ荷重5t以上) ●揚貨装置(制限荷重5t以上)運転 ●ボイラー取扱い ●ボイラー等整備 ●玉掛け ●移動式クレーン運転(つり上げ荷重1t以上) ●ショベルローダー(最大荷重1t以上)等運転 ●高所作業車運転 ●車両系建設機械運転 ●ボイラー溶接 ●潜水 【作業主任者の例】 ●特定化学物質作業主任者 ●乾燥設備作業主任者 ●石綿作業主任者 ●エックス線作業主任者 ●ガス溶接作業主任者 ●高圧室内作業主任者 ●木材加工用機械作業主任者 ●鉛作業主任者 ●第一種圧力容器取扱作業主任者 ●はい作業主任者 ●足場の組立て等作業主任者 ●有機溶剤作業主任者 ●ボイラー取扱作業主任者 ●酸素欠乏危険作業主任者 ●ガンマ線透過写真撮影作業主任者 ●プレス機械作業主任者 きちんと教育を受けて、正しい安全衛生知識を身につけ、正しい作業行動を とることが、労働災害防止の第一歩です。ぜひ、ご活用下さい。 特別教育が必要な作業者にその教育を実施していない場合や無資格の作業者を就業させた場合、罰則 (6ヶ月以下の懲役または50万円以下の罰金)が適用される場合があります。 お問合わせ先 (−社) 兵庫労働基準連合会 電話:078−231−6903 −3− 147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況について 兵庫労働局は、若者の「使い捨て」が疑われる企業等が社会的な問題となって いることを受けて、平成 25 年 9 月に次のような取り組みを行いました。 それを取りまとめ公表するとともに、使用者団体等に要請を行いました。 1 若者の「使い捨て」が疑われる企業等に関する無料電話相談 平成 25 年 9 月 1 日(日)に若者の「使い捨て」が疑われる企業等に関する電 話相談を実施しました。 ○兵庫県内の企業に係る相談件数 37 件 (①賃金不払い 18 件 ②長時間・過重労働 16 件 2 ③パワーハラスメント 5 件) 若者の「使い捨て」が疑われる企業等への重点監督の実施状況 平成 25 年 9 月を「過重労働重点監督月間」として、1の無料電話相談を含め 長時間労働や賃金不払い残業等労働基準関係法令違反が疑われる企業等に対し、 集中的な監督指導をしました。 ○重点監督の実施事業場 208 事業場 ○違反状況 172 事業場(82.7%)に何らかの労働基準関係法令違反 ① 違法な時間外労働があったもの 113 事業場(54.3%) ② 賃金不払い残業があったもの 58 事業場(27.9%) 3 「働く人が活躍しやすい職場環境の改善の取り組みに関する要請」の実施 平成 26 年 1 月 20 日(月)に、兵庫労働局長から兵庫県経営者協会長に対し、 「働く人が活躍しやすい職場環境の改善の取り組みに関する要請」を実施しま した。また、その他の労使団体に対しても同様の要請を実施しました。 ※実施状況の詳細につきましては、兵庫労働局のホームページをご覧下さい。 http://hyogo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0108/6488/201413010482.pdf −4― 147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 平成26年4月から 産前産後休業期間中の 健康保険料・厚生年金保険料の免除が始まります。 次世代育成支援をするために、産前産後休業を取得した方は育児休業と 同じように保険料免除などを受けることができます。 ●産前産後休業期間中の保険料免除 ※平成26年4月30日以降に産前産後休業が終了となる 被保険者が対象となります。 産前産後休業期間(産前42日(多胎妊娠の場合は98日)、産後 56日のうち、妊娠または出産を理由として労務に従事しなかった期 間)について、健康保険・厚生年金保険の保険料は、被保険者が産前 産後休業期間中に事業主が年金事務所に申し出ることにより、被保険 者・事業主の両方の負担につき免除されます。 申出は、事業主が産前産後休業取得者申出書を日本年金機構(事務 センター又は年金事務所)へ提出することにより行います。 なお、この免除期間は、将来、被保険者の年金額を計算する際は、 保険料を納めた期間として扱われます。 詳しくは日本年金機構ホームページをご覧ください。 http://www.nenkin.go.jp/n/www/index.html ◎西宮市の直営事業で安心! ◎会費はお1人月額500円! ◎法人企業だけでなく個人事業所 加入申込・ 加入申込・ お問い合わせ お問い合わせは は 西宮市勤労福祉課 TEL 旅行補助・レジャー施設の割引 各種チケットの割引など 定期健康診断 人間ドック補助など 永年勤続慰労金や 結婚・出産の祝金など 0798-23-3775 西宮市ホームページ 西宮市中小企業勤労者福祉共済 FAX 西宮市松原町 2-37(ぷらっとアイ内) 0798-34-7700 http://www.nishi.or.jp/ −5− トップページ>くらしの情報>労働・勤労福祉>西宮市中小企業勤労者福祉共済 147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 みなさまの就労を応援します! 西宮市では就労、仕事に関する様々な窓口を開設しております。お気軽にご利用ください。 ○しごとサポートウェーブにしきた 主に働きたい女性などを対象に、就労に関する相談や職業の紹介などを行っています。 主な支援内容:女性就職支援ナビゲーターによる職業相談や仕事の紹介 ハローワーク求人検索端末による全国の求人情報の閲覧 応募書類の添削などの職業相談 など 場 所:西宮市高松町4番8号 プレラ西宮4階 開 催 日 時:月曜日から金曜日の午前9時から午後5時まで(祝日・年末年始を除く) 連 絡 先:0798−68−1021 ○西宮若者サポートステーション 働くことについてさまざまな悩みを抱えている15歳から39歳までの若者の皆さんやその家族を 対象に、専門的な知識を持つスタッフを配置し、職業的自立を支援します。 主な支援内容:進路についての総合相談 キャリア・コンサルタントによる進路相談 臨床心理士など専門スタッフによる心理カウンセリング など 場 所:西宮市松原町2番37号 西宮市立勤労会館1階 開 催 日 時:月曜日∼金曜日の午前10時から午後6時まで(祝日・年末年始を除く) 連 絡 先:0798−31−5951 ○西宮市中高年しごと相談室 40歳以上の求職者の方に、転職や再就職などに関する相談のほか、就職に関するさまざまな情報提 供を行っています。 主な支援内容:就職に関する悩みや不安の相談 応募書類の作成 模擬面接の実施 など 場 所:西宮市松原町2番37号 西宮市立勤労会館1階 開 催 日 時:月・火・木・金・土曜日の午前10時から午後6時まで(祝日・年末年始除く) 連 絡 先 :0798−38−8321 ○労働相談 賃金・雇用・社会保険など労働に関する相談に対して社会保険労務士がアドバイスを行います。 場 所:西宮市松原町2番37号 西宮市立勤労青少年ホーム2階 開 催 日 時:毎週火、第1・3・5木曜日の午後4時から午後8時まで(年末年始を除く) 第2・4土曜日の午前10時から午後6時まで(正午から午後1時除く) 連 絡 先:0798−32−7170(電話相談も行っております) 出張労働相談を第2・4木曜日(祝日を除く)の午後1時から午後5時にアクタ西宮 西館5階(西 宮市北口町1)で実施しております。事前予約制ですので前日までに西宮市勤労福祉課(0798−3 5−5286)までご連絡ください。 −6− 147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 紙上労働相談(パートタイム労働者の適正な労務管理) Q 当社において、パートタイム労働者を雇用しています。そのパートタイム労働者から、年次有給休暇を 取得させてもらいたい、一般健康診断を受診させてもらいたいとの請求がありました。正社員には、年次 有給休暇を与え、一般健康診断も受診させています。パートタイム労働者にも年次有給休暇を与える義務、 一般健康診断を受診させる義務があるのでしょうか。 A 1 パートタイム労働者の労働基準法等の適用について パートタイム労働者には、所定労働時間が通常の労働者と同じ労働者(フルタイムパート)と短い所定 働時間で就労する労働者があります。 労働基準法第 9 条において、 「労働者とは、職業の種類を問わず、事業又は事務所に使用される者で、 賃金を支払われる者をいう。」と定義されています。 したがって、所定労働時間の長短に関係なく、全てのパートタイム労働者に労働基準法、労働安全衛 生法、最低賃金法等の適用があります。 2 パートタイム労働者の年次有給休暇の付与日数 パートタイム労働者に対しても、労働基準法第 39 条第 3 項に基づき以下の年次有給休暇を付与しな ければなりません。 パートタイム労働者に対して、年次有給休暇の付与日数を周知し、取得促進に努めてください。 3 パートタイム労働者に一般健康診断を受診させる義務 パートタイム労働者に対しても、一般の労働者と同様に、労働安全衛生法第 66 条第 1 項に基づく一 般健康診断を実施しなければなりません。一般健康診断の目的は、労働者の健康状態の把握、健康の異 常の早期発見等です。 一般健康診断の具体的な対象者、内容は以下のとおりです。 (1) 一般健康診断の内容 ①常時使用するパート労働者に対し、雇入れの際に行う健康診断及び 1 年以内ごとに 1 回、定期に行う 健康診断 ②深夜業(午後 10 時から翌日午前 5 時)を含む業務等に常時従事するパート労働者に対し、その業務へ の配置替えの際に行う健康診断及び 6 月以内ごとに 1 回、定期に行う健康診断 (2) 対象者 次の 2 つの要件を満たすパート労働者に対しては、一般健康診断を実施しなければなりません。 ①期間の定めのない労働契約により使用される者であること。 (期間の定めのある労働契約(有期労働契約)により使用される者のうち、契約期間が 1 年以上(深夜業 を含む業務等に従事する場合には 6 か月以上)である者、契約更新により 1 年以上使用されることが 予定されている者、1 年以上引き続き使用されている者を含む) ②1 週間の所定労働時間数がその事業場において同種の業務に従事する通常の労働者の 4 分の 3 以上で あること。 (所定労働時間が通常の労働者の 4 分の 3 未満であっても概ね 2 分の 1 以上であれば一般健康診断を 実施することが望ましいものとされています。) −7− 147号 労政にしのみや 平成26年3月25日 ∼∼∼西宮市就職面接会が行われました∼∼∼ 平成25年12月16日(月)西宮市役所東 館8階大ホールにおいて就職面接会を開催しま した。 西宮市内の企業を中心に17社が面接ブース を開設されたのに対し、124名の求職者の方 々が参加され、熱気あふれた充実した面接会と なりました。 主催:ハローワーク西宮・兵庫労働局・西宮市 西宮市勤労者スポーツ大会が行われました (サッカー・ボーリング) 市内の事業所で働く勤労者を中心に結成されたチームによる勤労者スポーツ大会が、西宮市・ 西宮労働者福祉協議会の共催により行われ、それぞれの大会において優勝を目指し、白熱した試 合が繰りひろげられました。 ☆第16回サッカー大会☆ ☆第34回ボーリング大会☆ (平成25年12月1日∼15日) 参加チーム:6チーム 優 勝 準優勝 西宮市職員労働組合 西宮市教職員労働組合 (平成26年1月26日) 参加チーム:23チーム 優 勝 準優勝 阪急電鉄労働組合 Aチーム 阪神電気鉄道労働組合 ぷらっとアイ(西宮市立勤労青少年ホーム)からのお知らせ 34歳以下の勤労者の方で、西宮市内在住または在勤の方がぷらっとアイを利用される場合、「勤労 青少年ホーム使用証」の交付を受けると利用料金が無料となります。 現在交付している勤労青少年ホーム使用証の有効期限は、平成26年3月31日です。 平成26年4月以降にぷらっとアイを利用される場合、改めて勤労青少年ホーム使用証の交付手続が 必要となりますので、勤労青少年の要件に該当する方は利用日までにぷらっとアイ1階事務室にて交付 手続きを行ってください。 <お問合わせ先> ぷらっとアイ(西宮市立勤労青少年ホーム) 電話:0798−35−5286 −8−
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