(様式3) IEC国際会議出席報告書 報告者名 1.会 議 名: 石田 俊己 IEC TC 104 (Environmental conditions, classification and methods of test/環境試験条件、分類、試験方法) WG14 気象フィールドデータ MT16 気象環境に関する規格文書のメンテナンスチーム MT18 特殊環境に関する規格文書のメンテナンスチーム 2.開 催 地: アメリカ合衆国 テネシー州 オークリッジ 3.開 催 日: 平成20年11月17日~11月20日 4.出 席 者: 日本 2名、米国 1名、英国 3名、スウェーデン 3名、 フィンランド 1名、ドイツ 5名 合計15名、6カ国 5.主要議題、議決事項、特に問題となった点及び今後の対応についての所見: WG14(気象フィールドデータ) コンベナー Tim Forsyth, 幹事国 スウェーデン IEC 60721のソースデータの見直しを検討。世界の各エリアの降水及び風速フィー ルドデータを集め、IEC 60721-2(環境条件の分類)と比較検討を行い、内容に不備等が ないか検討。 今回は前回に引き続き風及び降水を実施。 ①風及び降水の世界各国のフィールドデータをメンバー分担し、持ち寄った。ただし、 風及び降水のデータは、IEC 60721-2に必要なデータではなかった。石田より提案と して、これらのデータはNational Climatic Data Center (NCDC)(WDC for Meteorolog y, Asheville is maintained by the U.S. Department of Commerce, National Oceanic an d Atmospheric Administration (NOAA)に代表されるような気象専門機関が十分なデ ータを持っており、WG14独自で収集するデータより信頼性が高いため、これらの気 象専門機関のデータを参照することをすすめた。今後データを確認し、2009年1月末 までにTRを準備することとなった。またAir Pressureは変更しないことを確認した。 6.MT16 メンテナンス コンベナー Chris Peterson,は欠席のため、Peter Chiaroが代理でつとめた。 幹事国 スウェーデン ①104/467/CD IEC 60068-3-1 Ed.2.0 (Cold and Dry heat test)を各国から寄せられ たコメントを元に検討した。CDVへ移行する。 ②104/481/FDIS IEC 60068-2-14 FDISについて、イタリア、スイス、チェコからコメ ントあり、これらのコメントを元に検討した。変更が必要なものは反映する。 ③104/469RVC IEC 60068-3-38について各国からのコメントを元に検討した。 ④メンテナンスレビューとしては、2007年RSMB2007を確認したが、見直しの時期を 確認のみ行った。 7.MT18 (Special Cases) コンベナー Herman Ruoss、 幹事国 スウェーデン ①104/467/CD IEC 60068-3-1 Ed.2.0(Cold and Dry heat test)(プロジェクトリーダー ドイツ Klaus Raabe)を各国から寄せられたコメントを元に検討した。Black Panal Temp erature方式とBlack Standard Temperature方式があり、ドイツ側からBlack Standard Tempereture方式のひとつにしたいという意見が強かったが、石田より、日本側で はBlack Panel Tempereture方式がよく使われてろ、ISOでも両方式が認められている 点を主張し、Black Panel Temperature方式も記載し、残すことで合意。ただし定義等、 文書はドイツ、日本に事前に連絡することとなった。FDISへ移行する。 ②104/464/CDV IEC 60068-2-53 Ed.2.0 (温湿度・振動複合試験)を各国から寄せられ たコメントを元に検討した。日本側(TC104国内委員会A分科会柿原氏)から日本 コメントについて主張した。 ③104/480/CD IEC 60068-1 指針については、2008年12月19日がコメント締め切りな ので、特に審議なし。 8.TC104本会議 議長; Herman Ruoss ①TC104の担当する規格発行売上げ部数が2007年でトップの実績(金メダル)となっ た。 ②TC104の中から貢献した3名(Brian Tyler, Chris Peterson、Christian Klinger)が表彰 (IEIC1906)を受けた。 ③幹事のMr.Alf Olssonは今後3年以内に後継者を探す予定。 ④議長より、TC104ではMT,WGが多すぎるので、MTの中でWGも含めて審議してはど うかと提案があり、受け入れられた。ただし、今回欠席のコンベナーがいるので、議長 が欠席コンベナーと確認することとなった。 ⑤104/485/INF内の104/471/DC(TC104メンテナンスプログラム)について検討。 9.リエゾンレポート ISO/TC-22 SC-3/WG13 (Mr.Hermann Ruoss) ISO-16750について報告があった。ハイブリット、燃料電池車については、新たな 規格が気象、機械で必要であることをドイツが提案している。 10.次回開催予定:(開催年月日、開催国及び都市名) 2010 年 5 月 3 日~ TC104 ドイツ、フランクフルト 2009 年 10 月 12 日 ~ MT、WG スペイン、バルセロナ
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