第4回 久留米市住生活基本計画検討委員会 議 事 録

第4回 久留米市住生活基本計画検討委員会
議 事 録
【開催日時】
【開催場所】
出席者:委員長
委 員
顧
問
欠席者:委
員
平成 22 年 3 月 19 日(金)
久留米市役所 3階 会議室
10:00~12:00
久留米工業大学
福岡県建築士会
JA くるめ
久留米市中心市街地活性化協議会
久留米市社会福祉協議会
久留米市
大森 洋子
中村 美保子
江崎 俊三
吉永 美佐子
鳥越 眞一郎
臼井 浩一
福岡県建築都市部住宅計画課長
岡本
佐賀大学
久留米信愛女学院短期大学
福岡建宅地建物取引業協会
久留米商工会議所
久留米男女共同参画推進
ネットワーク
裕之
三島 伸雄
岡部 千鶴
東
和眞
金子 泰大
河野
孝子
検討委員会議事
①第3回検討委員会の論点整理について
②施策の展開と施策の体系について
③重点施策等について
④その他
【議 事】
①第 3 回検討委員会の論点整理について
事 務 局:前回の検討委員会での主なの意見として・・・
●政策目標・施策については
街なか居住をはじめとした民間住宅を活用した施策に早めに取り組んでほし
い。
精神障害者や DV 等公営住宅で取り扱う対象者の範囲等変わったのであれば、
募集のやり方など対応を変えるべきではないか。
街なか居住の為に、安く入居できるような民間住宅をさがして、そこに対して
少しでも家賃の補助をしてあげるような形で入居してやれるようなそういう取
組みとかも必要ではないか。
交通の利便性について、今後交通アクセスを含めて地域の特徴を考えていくべ
きではないか。
行政と地域との連携にはもっと、地域にいる専門家を活用し、行政と地域と専
門家集団の連携、パートナーシップみたいなのを作り出してやっていけたらい
いのではないか。・・・などの意見を頂いております。
●重点施策については
重点目標と政策目標と、どういう位置づけになっているのかを明確にすべき、
や、重点政策をどうしてそれを選ぶのかという、重点政策の位置づけを示した
方がよい。まちなか居住を追加すべきではないか
・・・などのご意見をいただいております。
●その他については
名称の追加や DV とか派遣切りとか、緊急支援か何かシステム作りの内容を一文
でも記載する方がよいのではないか。などのご意見を頂いております。
また、これらのご意見については、右の列対応方針のとおり考えております。
・・・以上でございます。
委 員 長:どうもありがとうございました。
ただいまの説明についてご意見、ご質問がございましたらお願いします。
自分が質問したものとちょっと違ったものになっているということでも結構
でございます。何かございませんか。
また後でも結構ですが。
それでは、前回会議の論点整理をしていただいている内容でご確認いただい
たということでよろしいですか。・・・意見なし
次に、議事録が配られていたと思うのですが、それについてのご意見やご質
問がありましたらお願いします。また、訂正とかでも結構ですが何かございま
せんか。
それでは、これで議事録の内容は確認いただいたということでよろしいでし
ょうか。・・・意見なし
それでは、確認いただいたということで次にすすめさせていただきます。
会議次第②の施策の展開と施策の体系について事務局より説明お願いしま
す。
1
事 務 局:展開と施策の体系についての説明・・・資料2お願いしたします。
施策展開(案)については、前回提案させて頂いていますが、今回配布している
資料に下線を引いている箇所が、前回の検討委員会などでの指摘を受けて、変更
または追記などした箇所になります。一部を説明させていただきますと、
相談窓口の 2 項目目でございますが、「久留米市建設協同組合」を追加してお
ります。
政策目標②の「多様なニーズに対応した賃貸住宅の供給やそれぞれの世代の段
階に応じた住替え」の今後の施策について、多様なニーズに対応した市営住宅
の活用の検討の中に、
「特定公共賃貸住宅やコミュニティ住宅は、それぞれの快
適性や利便性を活かした住居の提供を図っていきます。」という部分を追記して
おります。
また、次のP11 の、「政策目標③消費者保護と高齢者や障害者等の民間賃貸住
宅への円滑入居」について、「相談窓口の充実」を追記しております。
基本目標 3 の住宅セーフティネットの充実の施策目標①「市営住宅の計画的整
備」については、主に2つ施策を追加しております。
●久留米市営住宅ストック総合活用計画の見直し
国の政策方針の変化やより効率的な整備推進を図るため、平成18年度に策定
した、久留米市営住宅ストック総合活用計画(計画期間:平成19年度~平成
28年度)を長寿命化計画として早期に見直すこと
●老朽住宅のすみやかな解消
木造住宅を中心に多くの老朽住宅が存在しており、計画的建替及び既存ストッ
クへの移転推進を図り、木造住宅の早急な解消と簡易耐火構造住宅の解消を目
指すこと。・・・などの部分が主な変更点でございます。
次に、P20 の資料3をお願いいたします。
●目的達成の為の施策体系図」を作成しておりますが、前回示していたものは、
政策目標に対応した、取組み施策を全て掲載しておりましたが、目標に対する
焦点が明確になるように政策目標に対応した、取組み施策を1つないし、2つ
の代表的なものを示しております。そのため、再掲や PR 広報などは省いており
ます。ここで、各政策目標に対応した主な取組み施策が現在書き込んでいる内
容で良いかどうか、ご確認をお願いしたいと思います。
以上で施策の展開(案)と目標達成の為の施策体系図(案)について説明を
終わらせて頂きます。
委 員 長:
どうもありがとうございました。前回の意見を踏まえまして訂正が行われて
いるようです。この件に関しましてご意見ご質問がございましたらお願いいた
します。
委
員:基本目標④、地域特性に応じたまちづくりの括弧の枠の中ですが、文言が消え
ているのかどうかわかりませんが、最後の行の多様な世代や世帯がともに安全
にということで、このあとに文章があったと思いますが、消えていますね。
事 務 局:申し訳ございません。枠外に消えております。
「安全に」の行から読ませていただきます。「また、少子高齢化の進展、人口
減少社会の到来を踏まえ多様な世代や世帯が安全に暮らせるような活力ある
コミュニティづくりを目指します。」が抜けております。非常に申し訳ござい
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委
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ません。
員:それともう一点いいですか。資料 3 の施策体系図ですね。こちらの方に示され
ている●と○がありますが、だいたい●は新規ということでつけてありますが、
一番下の「不慮の事故の時」これは新規じゃないということですか。
務 局:申し訳ございません。新規です。
員 長:●が新規で、○は既存になりますね。
務 局:それと、「くらしおん住まいの相談室」との連携強化の所も抜けております。
新規ということでお願いします。
員:要するに、●はすべて新規ということですね。
務 局:はい、そうです。
員:よろしいですか。先ほどの「くらしおん」の話ですが、10P のところに、平成
22 年 7 月頃クラシオン小頭公園前(仮称)でというのがありますけど、これは
片仮名のことですが、この「クラシオン」というのは片仮名で書いてあって、
他のところはみんな平仮名になっていますね。
後から資料に出てくる「くらしおん」は平仮名になっているので、どっちか統
一された方が良いのではないかと思います。
務 局:今のご意見ですが、県と事業所も含めて久留米市も入りながら協議を進めてお
りますが、この「住まいの相談室」については、平仮名の「くらしおん」とし
て、今仮称で動いております。建物本体は言われますように片仮名のクラシオ
ンというような形になっています。相談窓口の名称については、まだ正式に決
まってはおりません。
員:それは何か意図があるのですか。
務 局:その意図はわかりません。
員:どちらかというと統一した方がわかりやすいと思いますが。
員:「くらしおん住まいの相談室」についてお答します。「クラシオン小頭公園前」
ここが片仮名と言われているのですか。
員:そうです。
員:これは(片仮名表記の分)建物本体の名前です。県公社の建物で、クラシオン
シリーズと言って、全部片仮名でクラシオン何々とやっていますのでこれは変
えられません。
相談の場合は、たぶんもう少し柔らかくという意味で、使い分けをしていると
思います。ここの「くらしおん相談室」について、県からの委託を受けたとい
う表現をされていますけれど、私どもが今考えているのが、小頭公園前の建替
えの中で 1 階に高齢者支援施設みたいなものがあって、そこで住宅相談もやっ
ていただこうということで、その事業者を募集する時に公社を通じてやってい
るのです。そういう相談も一緒にやってくださいということを条件に 1 階に入
っていただくようにしています。
今聞いている範囲では、民間事業者の方々が自主的に相談業務をやっていた
だけること、それと、市がやっている「住まいの相談窓口」との連携を図るよ
うな形でやられると思っており、私はもう少し市の方が主体的に「くらしおん
の相談室」の方に関わっていただけるのかなと思っているのですが、このこと
については、どうでしょうか。
員 長:事務局お願いいたします。
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事 務 局:
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今言われた点については、当然市の方も関わって連携していきますというこ
とで話し合いでは進めております。
ただ市の方の「相談窓口の体制」が、従来、建築指導課というところにあり
ましたが、4 月から住宅企画室の方に移管するということで、まだ移管調整を
やっていたという状況であります。当然、連携強化をやっていきたいというこ
とです。
長: お尋ねしたかったのですが、連携強化ということはあくまでも「市の相談窓
口」と「くらしおん」の 2 つを置いておくということで、一緒になるという訳
ではなくて役割分担をしていくということですか。それとも最終的には一緒に
するということでしょうか。
局: その点がまだ纏まっていないのですが、くらしおんの方では、民間事業者さ
んがご相談を受けられて、市の方に関係する相談は取次ぎをするという形にな
る場合は、市の窓口としては住宅企画室の方でお受けしようという方向で打ち
合わせを進めている状況です。
長: それでは、市の方に直接、住民の方が相談に伺うということはないのですか。
局: あります。
長: その役割分担がよくわからないのですが。
くらしおんを通して、どういうことは市に相談できて、どういうことはくらし
おんに相談できるのか。
局: そこは、まだ明確には整理できていないのですが、ご相談においでになった
方が、入居相談の中で、住宅のほかに関連した相談があった場合は、そこで当
然、一次的にお受けいただきますが、市の窓口としては交通整理みたいなこと
が多いので、住宅企画室の方を紹介しいただくことになると思います。
だから、どういう相談でどんな形でお受けになるかわかりませんが、このよ
うな体制について、オープン予定の 7 月に向けて打ち合わせをしていって、住
民の方が 2 度手間にならないよう調整をしていきたいと考えております。
長: そうですね。あくまでも 2 つあって、役割分担などをはっきり住民の方に分
かりやすいようにインフォメーションしなければいけないと思います。
当然「くらしおん」だけでは解決できないような、もっと多岐な分野にわた
るようなことは市でやっていただくとか、そういった役割分担をはっきりして
いただければと思います。
局: はい。
員: それに関連してよろしいですか。
県の方でバリアフリーのアドバイスをされていて、県の住宅事業と久留米市
の事業とは今後どうすみ分けをしていくかという議論だったと思います。
本当に、このバスの路線図はありがとうございました。こういう形で公共交通
がない部分に関しても、街なか居住や福祉政策を進めていくには相当エネルギ
ーがいると思います。「バリアフリーアドバイザー」の方達の活用をもっと促
進するとか、市民にそういう制度があるということを知っていただかないとい
けないと思います。
住んでいて、だんだん交通が不便になっていってどうしていいか分らないと
いう人達を掘り起こして、その住宅問題を解決していくために、県としっかり
話し合っていただいた方がよいと思います。市や県が、市民に対しそういう制
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度が活用できると知っていただいくためにはかなりエネルギーがいると思う
ので、良かったらその辺をもう少し明確に早い時期に整理していただけたらい
いと思います。
長: 事務局の方ご意見はございますか。
局: はい、大変重要なことだと思っています。
相談窓口を開設して、いかにきっちりご案内していくか、県と連携をしながら
やっていくことが重要なことだと思っています。今後、22 年度中には連携の詳
細について、意見交換・打ち合わせをしながら、宅建業界や関連団体、民間事
業者の方との連携、当然情報交換をしながら進めていきたいと考えています。
員: 在宅の現場では、びっくりするような改修工事が行われていることがあって、
業者さんによって非常に質が違うので、やはりそのへんを是非よろしくお願い
したいと思います。
局: その方向で進めます。
長: これ以外に関してご意見があれば、どうぞご遠慮なくよろしくお願いいたし
ます。
員: 11P 一番下の民間住宅情報の提供について、これは単純に一般的な民間住宅
というわけではなくて、書いてあるような住宅の情報をということでしょうか。
局: 基本的にはここに書いていますように、公的な部分が絡んでいる部分を中心
にということで考えております。民間住宅につきましては、事業者さんとの調
整がとれた中で、どこまで整理できるかわかりませんけど、今の段階では公的
な部分を想定しております。
長: よろしいですか。
員: 有料老人ホーム情報、ここに情報という言葉が入っていますが・・・。
局: 失礼しました。削除お願いします。
長: 老人ホームですよね。情報という文言は削除することでお願いします。
員: 17P の郊外住宅・団地の居住環境の向上について、今後の取組みが市営住宅
に関することが殆んどのようです。多分住宅の高齢化で、空き家・空き地対策
というのが必要だと思っていますが、この辺の取組みというのはどうでしょう
か。
局: 空き家の部分については、市営住宅以外に県営住宅等もございます。郊外団
地の中にも、民間空き家という部分もございます。今この中で、ここに記載し
ておりますのが市営住宅については、少なくとも市の方で誘導できる部分とい
うことで記載しております。県営住宅についても関係がございます。
ここにつきましては、基本的には公営住宅で整備することを考えております
けれど、ただ福岡県の方と調整しているわけではございませんので、とりあえ
ずこの中の記載については市営住宅という形で書かせていただています。
員: 私がお聞きしたのは、市営住宅、県営住宅という括りではなくて、民間の空
き家住宅・高齢化が進んでいるというような、そのようなところをどうするの
でしょうか?ということです。その取組みを市として考えられていないのでし
ょうか。
長: 公的住宅以外の民間の空き家や老朽化した住宅への対策のご意見ですね。
員: すみません。私が郊外団地について聞いているのは、実は、福岡県の住生活
基本計画でもそういうことを言っているのですが、なかなか進まない状況なの
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です。私どもは(モデルケースとして)宗像を考えていますが、そこは先ほど
の相談窓口的なものが、建設業・宅建業など色々な NPO の参画を得、相談窓
口を含めてやっていただいているのですが、なかなか進まないのです。
郊外団地については一生懸命やっていただいて、耐震診断や空き家調査など
を色々やられているのですが、それでもなかなか進まない。
県が計画を作るといっても実際、県は県でしかないといったらおかしいですが、
市単位で作っていただける計画の中で、そういう位置づけをはっきりしていた
だいた上で市の方にお願いしたい。そういう意味で引き込めないかと考えてい
る次第です。
局: 全国的に郊外型の団地が課題になっている都市がたくさんあったと思います。
久留米市においては、それほどまでに大きな郊外型団地というのは持っていま
せんが、青峰校区の中にそういった団地がございます。
高齢化が目立ってきております。今後、当然課題になってくるだろうと感じ
ております。それにつきましては、大分市の方が 3 月の議会で「郊外型団地の
再生について」取組みを進めていくとのことで、国と連携を図りながら、或い
は他都市との連携を図りながら進められています。
実は、久留米市の方にも声をかけていただきまして、そういった協議会を設
置するという動きが図られております。その中で先進事例の研究でありますと
か、協議・意見交換の活動とあわせまして、そこのところはどういう形で記載
ができるのか検討を進めさせていただきたいと考えております。
長: 確かにここを読むだけでは、いかにも公的団地しかやらないというように思
います。やはり民間に関しましても何らかの施策を書いた方がいいと私も思い
ます。
員: よろしくお願いします。
員: 郊外住宅の項目について、不慮の事故などを軽減させる見守りの仕組みづく
りというようなことで、「地域コミュニティ、NPO・ボランティア、行政等が
連携した、高齢者・障害者が安心して暮らせるようなサポートシステムを検討
します」というようなことで新規事業として書いてありますが、高齢者・障害
者に追加して「子育て世帯等」を入れた方がいいかと思います。
それは隣近所のお付き合い、またその中で、子育て世帯の小さい子どもさん
がいらっしゃれば高齢者の生きがいが持てるとか、また子育て世帯の若いご夫
婦については、子供の養育をするのに相談者がいないとか、いろんな面で高齢
者・障害者と子育て世帯と一緒になった住環境の体制をつくっていけば尚更、
事故とかも少なくなるんじゃなかろうかと思います。
子供の火遊びで火災になって死亡するとか、そういうのも避けられるのではと
思いましたので、私の思いを述べさせていただいたところでございます。
長: 子ども・子育てというのが、ここに重要なポイントとしてあがっておりませ
んので、是非それは盛り込んでいただきたいと思います。
局: はい、追加いたします。
長: 他にご意見ご質問ございませんか。
長: 先ほど 15P の「特定公共賃貸住宅と公営住宅の家賃減額」について、公営住
宅の家賃減額を削除しましたよね。やはり難しいことだと思いますが、逆に特
定公共賃貸住宅が 36 戸と少ないですよね。これで久留米市内全体を、どれく
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らいおられるかわかりませんが大丈夫かなと思います。公営住宅でも子育て世
帯の入居をしていただくわけですけれど、家賃については公営住宅として当然
ある程度低いという前提なので、ここを削除したと考えていいのですよね。
局: 子育ての部局の方から掲載の依頼があったようですが、直接私どもと事前の
議題の協議がありました。家賃については、一定の市の歳入確保という別の観
点がございまして、既に減免の制度がございますものですから、この中には記
載しないと思い削除をお願いします。
この基本計画の中に上げますと、全市域にまたがりますから、これは後から
説明させていただいたと思うのですが、郊外団地の居住環境の向上の中で「モ
デル的なところの施策の 1 つ」として、挙げさせていただいております。
長: よろしいでしょうか。 では他にございませんでしょうか。
私の方から 1 つ質問がございます。12P 下段の所に、地域コミュニティや公共
交通の利便性を考慮した市営住宅整備というのが書いてありまして、「利便性
に配慮した住宅配置に努めます」と書いてありますが、これは新しく作るとい
うことですか。新しく住宅を配置するように読めてしまうのですが。
局: 当然、既存のところにつきましては、公共交通機関を持ってくるという話に
なるかと思いますが、現実的には厳しい状況にあるかと思います。従いまして、
今後の建替えにつきましては、集約を図っていくという方向にいたしておりま
すので、そういった中から、公共交通機関の利便性等も当然、考えに入れた上
での整備をやっていきたいと考えております。
長: 新しくどこか公共交通の利便性のいい場所に市営住宅を整備するという意味
ですか。
局: 既存の市営住宅の建替えについては、現在 100 箇所近くございますので、そ
れを集約していくことになるかと思います。
例えば、3 か所の団地を 1 か所に纏めるとか、老朽木造住宅関係とか多く残っ
ておりますので、その中から建替える場所などについては、当然考慮していく
ということでございます。
長: それが分かるように書き込んでいただいた方がいいと思います。だから、小
さい規模で不便な所はなくなって、別のところに移るかもしれないということ
ですね。そういったことがわかるような趣旨で書いていただけたらいいと思い
ます。
他はよろしいでしょうか。
員: 外国人の方が久留米市にも非常に増えてきたような気がします。どういう所
にお住まいなのか、あまり具体的に知らないものですから、教えていただけた
らなと思います。また、公営住宅等に住めるものなのかを教えていただきたい
と思います。
長: もし把握していればで結構ですけど、外国人の方がどのあたりに多く住んで
おられるのか、また公営住宅に住めるのかというご質問ですが。
局: 外国人の方がどういった在留資格をお持ちなのか、例えば永住権などいろん
な資格があるかと思います。どちらの方にお住まいかというところの全体の把
握は残念ながらできていない状況であります。それから公営住宅については、
在留資格の中で入居が可能となっております。
長: 入居はできるということですね。ありがとうございました。
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他にはございませんか。・・・では、次に進みたいと思います。
会議次第③の重点施策等について、事務局よりご説明お願いします。
事 務 局:
重点施策についての説明・・・P21 をお願いいたします。
施策目標の中で、重点的に進めていくために5つの重点施策を設けておりま
す。この5つを選定して理由につきましては、
①安全・安心な建築物の供給と②高齢者や障害者等の円滑入居については、市
民アンケート調査結果より、今後重点的に進めるべき施策の中で、上位2項目
が、
「高齢者・障害者等が安心して居住できる為の施策」と「災害などに対する
住宅の安全性(耐震、耐火)や住環境の安全化を高めていく施策」で市民の要
望でもあり選定していいます。
③市営住宅の計画的整備につきましては、住宅セーフティネットについて、
市営住宅の果たす役割は大きく、市営住宅施策の中で木造住宅の解消などが大
きな課題であること。
④街なか居住の推進については、商業機能や居住機能などの郊外化が進み
“街なか”の活力が低下している。このため、都市政策、商業政策とともに、
街なかに人が住み、活力あるコミュニティが形成される住宅施策としての「街
なか居住の推進」が求められていること。
⑤郊外住宅・団地の再生については、昭和40年頃から実施のニュータウン施
策の中で、年少人口の減少や一気に高齢者化が進むなどして、近年様々な問題
が顕在化していることなどを掲げております。
それぞれの重点施策について説明いたしますと、重点目標①安全・安心な建
築物の供給についてですが、住宅の質の中でも根幹となる項目となります。現
在の建築物の現状といたしましては、建設時期別では、昭和 56 年以前の建築
物が 37%を占めています。木造戸建住宅の耐震化の状況では、約 7 割の住宅が
「耐震性あり」です。近年の大規模地震等の自然災害による建築物への被害が
増加している中、その耐震化が求められています。
現在の耐震化の取り組み状況は、耐震知識の普及・啓発に努めている状況であ
り、課題といたしましては、所有者の負担軽減や耐震化促進のために情報提供
などの環境整備を図る必要がある状況です。
今後の方向性といたしましては、安全・安心なまちをめざし、建築物の耐震化
を総合的かつ計画的に促進すること。具体的取組みといたしましては、
①「公共建築物の耐震化」、②「民間建築物の耐震化」を進めること、③「住
宅の耐震化」を誘導すること、④「耐震化に向けた効果的な普及・啓発」、⑤
「耐震化に向けた指導等」、⑥「総合的な建築物の安全対策の推進」を進める
ことが主な取組みとなります。
重点施策②高齢者や障害者等の円滑入居について
現状について、借家に占める割合は、公的住宅(16%)に対して民間賃貸住宅
(79%)と高く、民間賃貸住宅の果たす役割が大きい現状があります。高齢化
が進む中、建物の老朽化による建替え等に伴い高齢者、障害者等の賃貸住宅へ
の移転が予想されます。
課題といたしましては、高齢者、障害者にとって住宅のバリアフリー化は必要
であるが、特に住宅の段差解消については遅れている状況であります。高齢者
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や障害者の入居を円滑に行う為には、入居者や貸主側の緊急時の対応などの不
安をできるだけ減らす環境づくりが必要であります。
今後の方向性といたしましては、民間賃貸住宅の所有者、管理事業者へ高齢者、
障害者等の入居について理解、協力を求めつつ、①バリアフリー化されていな
いなど住宅のハード面の整備や、②入居時の保証人の確保や家賃負担への不安
など貸主側の都合などソフト面の充実を図ります。
具体的施策といたしましては、ハード面として、民間賃貸住宅のバリアフリー
化の促進。中心市街地エリアにおいて、高齢者や子育て世帯等向け地域優良賃
貸住宅の整備の支援を行うこと。
また、民間住宅情報の提供を行うこと。障害者向け住宅など情報の提供を行う
こと。民間団体などとの連携強化するなど相談窓口を充実すること。公的保証
人制度を検討すること。・・・を掲げております。
重点目標③市営住宅の計画的な整備・供給につきましては、市営住宅のスト
ックのうち特に木造住宅は老朽化や住宅の質が低下しています。耐用年限を超
過していない住宅についても、厳しい財政状況下、久留米市営住宅ストック総
合活用計画の進捗が遅れ、ストックの老朽化や住宅の質の低下が進んでいます。
駐車場や浴槽の設置、高齢者等に対応したバリアフリー化などの整備率が低い
状況です。市営住宅の入居希望者が、高齢者、障害者、ひとり親世帯、子育て
世帯、災害被災者、DV被害者、離職者など多様化しています。
課題といたしましては、木造住宅は地震等災害の際入居者の安全性や生活環境
に問題があり、早急な解消が必要です。既存ストックの有効活用と円滑な更新
など国の政策方針の変化やストック活用計画進捗の遅れにより計画の見直しが
必要です。駐車場や浴槽の設置、高齢者等に対応したバリアフリー化などの整
備率が低いため、子育て世帯や高齢者世帯等が生活しにくい環境です。入居を
希望する世帯構成が多様化し、住宅セーフティネットとしての機能をより一層
果たしていくことが求められています。
今後の方向性といたしましては、木造住宅の解消、バリアフリー化率など安全
安心な居住環境の整備と住宅の質の向上に努めます。また、既存ストックの有
効活用と円滑な更新、長寿命化に向けた計画へ見直します。高齢者、障害者、
ひとり親世帯、子育て世帯、災害被災者、DV 被害者、離職者など住宅の確保に
配慮を要する低額所得者に的確に供給できるよう、供給方法の検討に努めます。
具体的施策については、安全安心な居住環境の整備と住宅の質の向上、国の政
策方針の変化やより効率的な整備推進を図るため、ストック活用計画を長寿命
化計画として平成 22 年度に見直します。①耐用年限を超過した市営住宅の解消、
a.老朽住宅のすみやかな解消b.土地の高度利用による住宅の集約化c.民間
賃貸住宅を活用した市営住宅供給の検討d.多様な世帯に応じた型別供給e.福
祉部門との連携
②耐用年限を超過していない住宅の質の向上では、住棟別の維持管理計画によ
る既存ストックの長期的な活用や居住性の向上、バリアフリー化の推進を図る
ため、住棟別の維持管理計画を作成し、効率的かつ円滑な更新を目指します。
③住宅の安定供給では、住宅セーフティネットとしての市営住宅の機能強化の
ため、定期募集による安定供給に努めます。また、定期募集とは別に住宅困窮
の度合いがより高いと考えられる高齢者、障害者などを対象とした募集を実施
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し、入居機会の拡大を図ります。
重点目標④街なか居住の推進につきましては、現在、計画期間中の中心市街
地活性化基本計画における街なか居住の推進の概要を記載しております。
現状といたしましては、中心市街地の人口は、昭和50年以降減少傾向にあっ
たが、平成2年以降は、おおむね横ばいで推移している。今後は少子高齢化の
影響による減少も懸念される。
課題といたしましては、人口減少時代において、現在の居住者人口の水準を維
持していくためには、具体的な都心居住策を推進していくことが必要である。
商業・業務機能を回復するためにも、中心商店街の周辺に購買力となる居住者
を増やすことが必要である。
ハード面として、新世界地区第 1、第2優良建築物等整備事業、JR久留米駅
前第一街区市街地再開発事業、福岡県住宅供給公社小頭団地建替え
ソフト面として、空き住宅を活用した高齢者などの住替え支援、街なか居住研
究支援事業、中心市街地再生型総合設計制度、優良建築物等整備事業の対象区
域拡大、地域優良賃貸住宅供給促進事業、中心市街地における借上市営住宅等
の検討・・・を掲げております。
重点目標⑤郊外住宅・団地の居住環境の向上については、久留米市の郊外住
宅団地は、昭和40年代、行政の主導によって民間デベロッパーの参画を得、
土地区画整理事業等による宅地開発により、ニュータウン形成の促進を図るこ
とによって形作られてきました。これは、昭和40年代から50年代にかけて
は高良内・安武・長門石地域において、それ以降も東合川・大善寺などで実施
され、高度成長期における人口増の受け皿として、大きく成長してきたという
経緯があります。しかしながら、現在の郊外住宅団地、特に早期に建設された
高良内・安武・長門石地域においては、程度の差はあるものの、人口の大幅な
減少や住民の高齢化、住宅の老朽化をはじめ様々な問題が顕在化し、それが住
民の生活を、ひいては地域コミュニティに大きな影響を与えている状況にあり
ます。
現状と課題については、居住者及びコミュニティについての現状は、人口の減
少が著しい。高齢者人口(65 歳以上)の伸びが他の校区と比べて高い。年少人
口(0 歳~14 歳)の減少が、他の校区と比べて高い。
課題については、高齢者の人口割合が高く、年少人口が少ないという歪んだ世
代バランスにあること。今後役員等の高齢化が更に進めば、自治会活動の停滞
が懸念される状況にあること。若年層が少なくなっているため、子ども会など
の地域活動が難しいこと。
公営住宅の現状については、市営住宅は長期間の入居者が少ない(高良内、安
武)、高良内団地・・車を保管するスペースが殆んど無いこと。
課題については、建物が築40年以上経過して老朽化しており、かつ住戸の面
積が狭く、若年層や子育て世帯が入居しにくい。駐車場が殆んど無いため、自
家用車を必要とする若年層、子育て世帯が入居しにくい。エレベータ未設置の
ため、特に、4,5階は高齢者が入居しにくい。
民間住宅の現状と課題については、同時期に開発分譲しているので、建物が老
朽化している。入居者が高齢化(60~70 歳代が主)していること。
今後の方向性といたしましては、昭和 40 年代当時と同じ規模を確保するので
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はなくてスリム化しながら居住環境の向上を図ること。行政、地域及び住宅関
係事業者などと連携し、課題解決へ向け取組むこと。
郊外型団地の中で、特に、高齢化の進行が早く、開発地域に占める公営住宅の
割合が高い青峰校区をモデル地域として設定すること。整理しています。
具体的施策については、行政の施策として、公営住宅の学生への供給、市営住
宅の住戸改善、家賃減額による子育て世帯の公営住宅入居促進、など。
市民との協働による施策として、高齢者支援の県の「まちづくり専門家派遣制
度」などを活用し不慮の事故などを軽減させる見守りの仕組みづくりを行うこ
と。コミュニティの活性化を図ることを掲げております。
参考資料2として、併前の校区毎、年齢(3区分)毎の推移表ですが年齢を 0
~14 歳、15~64 歳、65 歳以上の3区分に分けてものを、S59年とH3年、
H21年でどのように推移したのか、現したものです。例えば、青峰は、H3
年比でH21人口が75%、65歳以上の高齢者ならH3年比が 296%となっ
ております。これをみますと、昭和 40 年から 50 年代にかけて、ニュータウン
として開発した、「青峰」「長門石」「安武」が上位にきていることが分かりま
す。
次に、重点目標と関連する施策をお願い致します。前回の検討委員会の中で
も指摘がありましたが、重点施策が、それぞれの施策目標と、どう関連してい
るか示したものであります。関連する施策目標に〇をつけています。
・・・以上で説明を終わらせいただきます。
委 員 長:
どうもありがとうございました。
重点施策の内容、重点施策と基本目標との関係、重点施策の位置づけまで、
前回のご意見を踏まえて、変更をしていただいたところです。これにつきまし
て、質問ご意見等ありましたらよろしくお願いします。まずこの 5 つの重点施
策、これでよろしいのかも含めまして検討をお願いしたいと思います。
委
員: 重点施策について 5 項目あげさせていただきました。
今回、市長が交代しまして新しい市長がやる施策との絡みもあるので、今後、
他の計画との関係で調整しなければいけない部分が多少残っております。今回、
5 項目提案させていただきましたが、最終的に5つの重点施策を取り上げる過
程で、他にあったのが、環境対策や子育て環境です。
環境対策については、実際に、エネルギーの使用は住宅の中で行われている
ことが多く、かなりの割合を占めるので、過去にも環境施策でかなりのいろん
な PR 活動をしていますが、環境施策についても見直すということです。今回
の住宅政策の中でここに位置づけることもありうるのかなと思ってはいたの
ですが、今回提案 5 項目に入っておりません。
もう 1 点、医療とか子育て環境の充実ということで、今、障害者と高齢者が
円滑入居という言い方をしていますが、むしろ子育て環境を整えるというのを
重点施策に掲げるといのも 1 つあるのかなと思ってはいます。そういう検討過
程があったというご紹介をさせていただきました。
委 員 長: わかりました。より積極的に久留米の特徴を出すということで、今のような
検討も踏まえているということでございました。そういう内容を項目立てない
までもこの中に盛り込んでいくということは可能ですよね。
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委
委 員
委
委 員
事 務
委 員
員:
環境というとエコとかそういうイメージがありますが、住宅施策を取り巻く
環境というと、やはり暮らしの装置というか、学校であるとか、保育園である
とか、それから人々が集うようなものとか。暮らしの装置があまりにも遠くな
るから団地の中に人が少なくなります。
本当に人が少なくなったら学校も成り立たなくなってきますので、暮らしの
装置の面で、今、臼井委員が言われましたように、環境、子供から考えたらい
いと思います。
集まって来られるような地域、要するに家だけではなくて暮らしていくため
にはそれ相応の装置が必要になると思います。お年寄りが多いところでは、お
年寄りが住みやすい装置を住宅と一緒に考えていかないとやはり人は集まっ
てこないと思います。移動手段がないのに、公共交通機関のバスだけ通せばい
いものでもないと思います。そういう点も配慮いただければと思います。
長: 今のご意見は、主に「④街なか居住の推進」や「⑤郊外住宅・団地の居住環
境の向上」にかかわっていることですね。
今のご意見に対して事務局の考えを聞かせていただけたらと思います。例えば
福祉関係ですとか都市計画サイドとか、他の面々にもかかわってくる問題だと
思いますので、1 つの課だけでできることではありませんので、他の課と連携
して進めていくというようなことをどこかに書いていただけるといいではな
いかなと思います。
員: 関連していいですか。
先週、熊本の「地域の縁がわ事業」を見学に行かせていただきました。公共
の団地の 1 階部分に地域の縁がわという形で NPO を入れられていました。
多分、小頭町も同じような形を考えてらっしゃると思いますが、今鳥越委員
がおっしゃった地域の中でコミュニティを作っていく時の核になるようなも
のを、例えばこういう施策の中の、公営住宅の見直しの中に、街なかもそうで
すけど住んでいる方たちが、ドアの向こうとドアのこちらで完全に遮断されて
しまう状態があるので、そこをどうつないでいくかという仕組みづくりをすべ
きではというご意見だったと思います。
モデルとして熊本県では、積極的に取組まれておられるので、そういうもの
が地域ごとにあったらいいと思います。特に高齢者・障害者の円滑入居のとこ
ろで、市営住宅の方で認知症のことが問題になりましたが、最初のところには
まだその辺のところは盛り込まれていないので、うまく盛り込んでいただけれ
ばと思います。
認知症の高齢者の方がかなり増えてきていますが、軽度で暮らし続ける方々
に関しては、地域のコミュニティサポートみたいなものができるようになると
いいと思いますので、その辺をうまく盛り込んでいただけばと思います。
長: ありがとうございました。いかがでしょうか。
局: はい、表現等どうするかは事務局の方で検討させていただいて、公営住宅以
外の部分、民間に住まれている方についての部分はなるべく書き加えたいと思
います。
長: 利便性の観点から、必要な物の配置、住宅の配置などについて、福祉との連
携もそうですが、都市計画との連携についてもどこかに盛り込んでいただける
といいかと思います。
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事 務 局:
よろしいですか。先ほど都市計画の話が若干出たのでお答えしといた方がい
いと思います。都市計画については、今回の計画との大きなリンクはやってお
りません。今から、都市計画課の方で新しく都市計画の見直を始める関係もご
ざいまして、今回の基本計画の中では、書き込める状態ではございませんので、
お知らせしておきます。なお当然連携して打ち合わせをやっていきます。
委 員 長: 他にございませんか。
委
員: すみません。公営住宅で木造への建替えは考えてられないのでしょうか。
事 務 局: 今のところは、考えておりません。
委
員: わかりました。表現の問題ですが、ここで書かれている木造住宅の表現につ
いて気になるところがあります。
おそらく、久留米市さんのイメージは木造住宅=老朽住宅というイメージし
かないみたいだと思いますが、老朽住宅を全部、木造住宅と全部統一されてい
ますね。木造住宅とは老朽化した住宅という意味になっていますね。今後の公
共施設は木造でというのが今法律であるそうなので、そういう状況で木造住宅
は全部老朽住宅というこういう表現は、止めていただいた方がよいかと思いま
す。老朽住宅としていただいた方がいいのかと思います。重点施策のところだ
けでなく、前の方でも気になっていましたので、ここでご意見させていただき
ます。
委 員 長: 地域によっては新しい市営住宅などを木造で建てているところもございます。
それも地場産業の関係でやっているところもありますので、それを否定するよ
うなことにならないようにお願いいたします。
委
員: それともう 1 点、25P2 段目「障害者向け住宅などの情報の提供」というと
ころで、あんしん賃貸住宅協力店というのはあんしん賃貸支援事業のという意
味でしょうか。よくわからなかったのが、障害者計画というのが下に書かれて
いますが、障害者計画という中で協力店があるのか教えていただきたい。
障害者福祉課:障害者計画の中にいわゆる支援救助として掲げておりますので、本計画の
中でも書かせていただいております。
委
員: お聞きしたかったのは、今、国や県で実施されております「あんしん賃貸支
援事業」ということですね。
障害者福祉課: はい、そうです。
委
員: 情報提供を行いますと書いていますが、
「協力店」、私どもが今悩んでいるの
は支援ですね。支援される方、NPO とかを含めて団体がいないということで
す。まずそちらを掘り起こさないと、そういう支援があって初めて入居が可能
になるので、「協力店」というのは不動産屋さんのイメージなので、そういう
表現よりも前に支援体制の方が先じゃないかなと思います。
委 員 長: どうでしょうか。市の方ではこういった支援をしてくださる NPO とか団体
とかの把握というのはある程度できているのでしょうか。
事 務 局: 把握はしていません。実際に NPO とかあるかもしれませんが把握はしてい
ません。
障害者福祉課: 障害者に対しましては、相談支援事業所、障害者計画の中の相談支援事
業所がありますので、そこでは情報提供を行っています。障害者の相談支援セ
ンターというのがございまして、そこを中心にしているところがございます。
数はまだ 2 か所、事業所としては 1 か所です。
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そのほか地域活動支援センターが 2 か所ございまして、そちらが相談支援を行
うということになっております。それと本庁の障害者福祉担当の方でも情報提
供を行っております。
委 員 長: 福祉課の方でも支援してくださる団体がどれくらいあるかという把握はして
いないのですか。
障害者福祉課:グループや NPO 等については把握していません。
委
員: 市民活動推進の会議の中でたくさん NPO が出て来られて、すごくいい活動
をされていらっしゃるので、もったいないなと思います。情報はそちらがいろ
いろお持ちだと思います。
委 員 長: 一度そのような団体がどれくらいあるのか、どういった活動をなさっている
のかとかを把握していただいて、体制づくりを考えていかないといけないのか
なと思います。
事 務 局: 次回会議までには、把握させていただきたいと思います。
委 員 長: ちょうど吉永委員もいらっしゃるので、情報の提供などをしていただけると
思います。
委
員: 参考資料について、「特定優良賃貸住宅の家賃」というのは大体いくらぐら
いなのか教えていただけないでしょうか。所得制限がかかっているものですか
ら、実際はどれくらいの負担なのかなと思いまして。
委 員 長: わかりますか。
事 務 局: 中心市街地内に 2 か所ありまして、家賃には 7 万 2 千円から 10 万円程度と
結構幅がありますが、基本的に市場家賃に近いようです。
委 員 長: 全部埋まっている状況ですか。
事 務 局: 久留米市にある地域優良賃貸住宅で入居率としては 92%くらいです。
委
員: 48 万 7 千円の所得が上限ですよね。そうすると実際の高齢者世帯の場合には、
年金生活者以下ということですね。単身者で 48 万 7 千円という年収でしょう
けど。
事 務 局: これは月収です。
委
員: それで納得できました。都会からすれば安いのでしょうけどね。
委
員: お尋ねですが、26P の市営住宅の計画的整備・供給の中で現状・課題の中に、
駐車場や浴槽の設置ということで、今現在の木造住宅とかそういったところに
は浴槽がついていないところが結構あるということですか。
事 務 局: 今の(公営住宅)整備基準につきましては、当然浴槽がついておりますが、従
前は必ずしも浴槽の設置をしておりませんでした。基本的には、入居者の方が
個人負担で設置をされています。市の方が浴槽整備をした整備率はだいたい
32.3%です。そういったところも課題としてあるところです。
委
員: ありがとうございました。
委 員 長: 重点施策についてはこの 5 つの設定でいくといくことでよろしいでしょうか。
具体的な取組みですとか、まだご意見があるかと思うので出していただきたい
と思います。
委
員: 確認だけさせていただきたいのですが、先ほど新しい市長と、検討過程で環
境という項目がでてきたお話がありましたが、(5項目以外に)環境について
今後、重点施策として挙がる可能性もありますか。
委
員: 挙がる可能性については、計画自体が別の分になるのですが、環境部の方が
14
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来年もう一回横断的な計画を作り直そうとしていますので、その中で住まい・
住宅の部分がかなり薄かったので、もし充実するようなことになった場合に、
こちらの中でも、重点施策の中で 1 個立てることもあり得るのかなと思ってお
ります。まだぜひ入れて欲しいという段階でもないので差し控えたところでは
ございます。
員: 先ほど説明があった前に言おうかなとは思いましたが、今の時代に環境問題
を入れないというのはどうなのかなと思います。少なくとも、重点施策をやっ
ていく中で、実際にやる中でそういうのをはっきり打ち出してもらってやって
いただけたらなと思います。
員: もうひとつ子育てという点も、新市長はかなり出していますので、子育てと
住まいの作り方、イメージが直接的に結びつきづらいところはありますが、こ
れを 1 つ施策として掲げることがあれば、また追加でご相談させていただきた
いなということで、冒頭でご説明させていただきました。
員: 特定公共賃貸住宅にこだわるみたいですが、36 戸しかないとお聞きしたので
すが、非常に金額が高いから家賃の減額について検討すると、これは補助金か
何かを出すということですか。
局: 先ほどのご質問のところと回答が異なっているかもしれませんが、特定公共
賃貸住宅については、久留米市は 2 団地管理しております。1 つは、日ノ出に
18 戸、それと城島の浮島地区に 18 戸あります。家賃についてですが、この住
宅については中堅所得者向けの住宅でございまして、日の出が現在 7 万 1 千円、
浮島が 4 万 7 千円だったかと思います。
員: いや結構です。私が間違っておりました。勘違いです。
長: 他にございませんか。
私からの要望ですが、最後の参考資料 4 で重点施策と関連する政策目標を書
いていただいてよくわかるのですが、この政策に関して、他の課とか庁舎内で
連携していかなければいけないとか、そういったものがもしあれば、ある程度
具体的に進めるうえでも、どういった課と協力しなければならないのを書いて
いただくとより市の姿勢としても進めていくというのがわかるように思いま
す。
局: 次回の会議の時までに整理してお出ししたいと思います。
長: いろんな庁舎内での話し合いも必要でしょうからすぐにとはいかないかもし
れませんけど、具体的に書いていただいたらいいと思います。
施策に対する具体的な取組みですとか今後の方向性でとかそれに関しまして他
にご要望ご意見ございませんか。
員: 25P のソフト面の取組み、住まいの相談窓口ですけど、都市建設部さんが設
置されているのはよくわかるのですが、できればもうちょっとアクセスがしや
すいような形で出前とか出張とかいろんな形で出て行かれるような取組みにし
ていただきたいと思います。どのように考えていらっしゃるかお聞きしたいの
ですが。
長: いかがでしょうか。
局: 現在住まいの相談窓口は、現在、来年度からどうすべきか検討中です。
その点は、委員さんのご指摘も踏まえて検討させていただきたいと思っており
ます。
15
委 員 長:
わかりました。年度の変わり目でいろいろ検討中のことが多いようですが。
他には何かありますか。
委
員: まだ、内部の議論が煮詰まってないところがありますが、一番上の安心・安
全な建築物の供給のところで今具体的な形でご紹介させていただいているのが、
耐震性のところだけが公開させていただいております。耐震性だけに特化した
ものじゃないので、例えば不燃化もありますし、いろんなところにまたがって
おりますバリアフリーとか在宅介護とか違う視点での安心・安全の観念もあり
ます。また、ハード系の支援だけじゃなくて、リフォームなどに関して発注者
とか特に工務店とかで技術が伴っていないというのがあるので、事業者への育
成を、これもなかなか県の方の動きもあるかとは思いますが、そういった実際
携わる方の底上げについても、取りかかっていかなければいけないなと思いま
す。
委 員 長: ありがとうございます。
確かにここでは耐震化しか分かりませんから、それ以外のことも踏み込んでく
ださい。ソフトにもハードにもかかわることなので大変だとは思いますけれど
よろしくお願いします。
事 務 局: 今ご論議いただいたものについてですが、前回のスケジュールで申し上げま
したように、今度 5 月頃にパブリックコメントを実施したいと思っております。
項目的には計画がどういう位置づけになっているのかとか目的の部分とかです。
それとこの中で住宅施策案と書いておりますけど「住宅施策の展開」のところ
を中心のパブリックコメントでは意見を求めたいと考えておりますので、特に
住宅施策を中心に、そこの部分についてもし変更点、この部分はおかしいよと
かご意見がございましたら事務局の方にお願いしたいと思っております。
委 員 長: パブリックコメントは 5 月ですよね。
事 務 局: 5 月を予定しております。
今のところ、事務局としましては 5 月にパブリックコメントをしたいと思って
います。今申しましたように、本日論議いただきまして施策展開の案として 3P
から 19P までを提案させていただきました。これを基本に、パブリックコメン
トを実施させていただきたいと思っております。当然、これの施策概要版みた
いなものを作って中身的にやりたいのですが、実施の関係でその概要版の最終
チェックは委員長さんとさせていただきながら 5 月のパブリックコメントに向
けて作業をさせていただきたいなと思っております。
委 員 長: 委員会としては、パブリックコメントに出す前はこれが最後となります。
事 務 局: これが最後で、パブリックコメントの結果としてこういうご意見をいただき
ましたというような形で、委員会の方には報告させていただいて、またそこで
議論をしていただきたいと考えております。この意見は反映すべきだとか、す
べきではないとか。そのようにお願いしたいと考えております。
委 員 長: わかりました。パブリックコメントに出す前に、これが最後になりますので
申し訳ございませんが、もう一度 3P から 19P までで、住宅施策の展開という
ことに関しまして基本目標が書いてありますけど、これでいいのかどうかとい
うことをもう一度ご検討いただければと思います。意見はいろいろ出していた
だきましたけれど。
16
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委 員
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委 員
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委 員
事 務
委 員
委 員
3P 基本目標 1「住宅の質の向上」この 1 行目の中で、住宅が備えるべき重要
な性能である地震や火災時、これ以外の天災は考えられないですか。地震と火
災と限定してあるからですね。
局: 「地震や火災時」のあとに「等」を入れます。
長: 別にこれだけに限定しているわけじゃないのですね。
政策目標・今後の取組みなど何かご意見ですとか、あるいは追加したいとか、
ありましたらお願いいたします。
員: 先ほど臼井副市長がおっしゃられた、バリアフリーではないのですが安心・
安全という意味でその辺は入れなくていいのでしょうか。環境と健康は入って
います。耐震が入っていてそれから 4P に環境が入っていて、それから健康に
配慮が入っていますね。環境が入っていて健康が入っていて、先ほどおっしゃ
ったバリアフリー化というか安心・安全について高齢者が暮らしやすいという
視点で、なにか追加していただいたらよいと思います。
長: そうですね。政策目標②の方に入っているのですが。
員: 高齢者とか障害者はバリアフリーというだけで①の安心安全な建物の中にユ
ニバーサルという考えで可能性としてはいいと思います。
さらに政策目標②で高齢者や障害者が安心して暮らせるまちづくりでバリアフ
リーということでもっと極める。さっき吉永委員がおっしゃった点ですが、バ
リアフリーについては、ユニバーサルデザインという意味もあると思いますし、
ここでは、高齢者・障害者だけじゃなくて、私たちも含めて全員がという意味
もあるということで考えてもいいのじゃないかと思います。最初大きいところ
で、安全・安心な建築物の供給の中に入れていいと思います。
員: 子育ても入りますからね。
局: 先ほどの重点施策の中でもリンクしてきますので、その辺の書き込みと今言
われました点の 3P から 4P にかけて、バリアフリーに関しては、書き込ませて
いただきたいなと思います。その辺の文言の整理については、事務局の方にお
任せいただきたいと思いますし、委員長さんの方と打ち合わせをさせていただ
くということでよろしくお願いします。
長: 重複するかもしれませんが、それは重複してもいいのじゃないかと思います。
こちらにも、主旨が違ったのできっちり意味を書けばいいんじゃないかなと思
います。
これでパブリックコメントをかけると、もちろん今出たご意見を踏まえて、事
務局の方でもう一度練っていただいて、新しく検討してパブリックコメントに
かける。これでよろしいでしょうか。まだこれをというのがございましたらぜ
ひ、パブリックコメントにかける前に、今日ご欠席の方にも意見を挙げていた
だくことになっていますね。
局: そこまではなっていません。
長: ぜひ、ご欠席の方にも意見を挙げていただくように連絡をお願いたします。
今までのご意見を踏まえて検討してパブリックコメントにかけるということで
よろしいでしょうか。では 5 月くらいにパブリックコメントにかけるというこ
とでご了解いただけました。
長: では会議次第 4 のその他へうつらせていただきたいと思います。事務局の方、
何かありますか。
員:
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事 務 局:
委 員 長:
特にございません。
では第4回検討委委員会を終わらせていただきたいと思います。
・・・終了・・・
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