東大卒のぼくが、 彼氏と人生について 知っている 二、三の事柄 企画者名:朝倉 諒(あさくら・りょう) 企画者プロフィール:東大卒の大学院生。 ゲイでうつで発達障害の元ニート。大学講 師の彼氏がいる。大叔父は教科書にも載っ ている詩人でコピーライターの朝倉勇。母 は元児童文学作家。一時期どん底に落ちる も自力で立ち直った。人生捨てたものじゃ ないです。Peace! イラスト by 彼氏 ◆企画概要 ジャンル:手記(図書館分類法 916) テーマ:「東大卒のゲイである著者の遍歴とそこから導きだされた教訓」 「ゲイで、ニート・メンヘラ経験してるし、援助交際もやった発達障害の東大卒ですが、 なにか?」 静岡県内トップの高校から、東京大学文科二類に現役で合格し、「エリート街道まっし ぐら」と予々思われていたが、あえなく転落する。一時期はニートにもなる。父とは殺し 合い寸前で、母からは「こんなんじゃ、将来はホームレスよ」と難詰される人生を送る。 しかし、いまは実家を離れ、うつを抱えながらも、安定した関係を築いた彼氏がいて、か つ、大学院で平和に勉強を続ける生活を送っている。 そのような人生の軌跡とそこから導きだされた人生哲学を開陳する。 この本の特徴=特長は、「笑えて、泣けて、タメになり、そして読後ホッとする後味の 良さ」である。また、⑴註や引用をつけ、⑵硬い文体を排し、自己肥大しているのではな く、適切な心理描写を盛り込み、⑶図・表・画像を多用する。 ☆基本的には、石川大我さんの『ボクの彼氏はどこにいる?』(講談社、2002)の衣鉢 を継ぐものである。10年振りのリニューアルといっていいのかもしれない。 ◆読者ターゲット メインターゲット: 全年代のゲイの方 【ゲイの方に手に取ってもらえる工夫】 ・自身の経験を隠さず詳細に、かつ明朗に描くことでパラパラと本をめくっただけで関 心が持てる。またゲイ初心者が書店で買いやすいような内容・装幀・題名にする/した。 内容としては「あまりゲイ特有の悲惨なこと/性描写は書かない」ということ。 サブターゲット: ゲイや発達障害の子どもを持った両親(20 代前半〜50 代後半)や医師 ・最近、発達障害にスポットライトが当たっている。ちなみに、発達障害者は同性愛者 になりやすいのである。自身のセクシュアリティーやジェンダーが不安定だからである。 発達障害者による手記は類書がなく、関係者は興味深く読んでくれることと思う。 週刊誌的な/BL 的なネタに興味がある女性 ・女性はゴシップが好きだと思われる(例えば女性週刊誌やワイドショー) 。よって、 「東 大卒なのにゲイでうつで……」というのは触手をのばしてくれると思う。 ・BL が好きで三次元にも抵抗がない女性ならば買ってくれるのではないかと思う(例え ば桃井アロム『ゲイ恋リアル』 ) 人生で挫折をしたことのあるヘテロ男性(20 代前半〜30 代前半) ・特に筆者と年齢が近い方はいわゆるロストジェネレーションである。「人生で挫折し たが立ち直った」ということを描くので勇気が持てる、ということで買ってもらえると思 う。 ◆企画の背景 東大関連はよく売れる ・たとえば、東大 Agents『東大生が書いたやさしい株の教科書』 、太田あや『東大合格生 のノートはかならず美しい』や三田紀房『ドラゴン桜』シリーズなどがある。 テレビでは空前のゲイ・オネェブーム ・IKKO 氏、ミッツ・マングローブ氏、マツコ・デラックス氏などなど。筆者はゲイであ る。また、重要なことだが、オネェでもある。よって、これらの両者を兼ね備えた、 「東大 卒のオネェ/ゲイ」を売りにした本書は、読者の反応がいいのではあるまいか。 ◆企画者の強み ・なんといっても文章力である。これは自他ともに認めるものである。 ・時間のある大学院生で、文筆で食べて行きたいと考えているので、何としてでも書き 上げる自信がある。 ・ 豊富な読書量/蔵書量。本の内容を豊かに出来るものと思う。 ・ 幅広い年齢層、さまざまなキャラクターのゲイの友人がいる。彼らから本についてア ドヴァイスを受けたり、彼らをインタビュー出来る。
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