TOPNEWS - A-TOP研究会

図5 椎体骨折評価:SQグレード
から、非椎体骨折発生を解析する統計
学的パワーが不足していることが懸念
A-TOP
TOP NEWS
Adequate Treatment of Osteoporosis
される。
A-TOP研究会ニュース Vol.3 No.5
併用群で活性型ビタミンD3による
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-1-7
TEL:03-5287-2633 FAX:03-5287-2634
と思われる高カルシウム血症を4件で
の他の副作用では両群で差を認めず、
2012年11月
発行人:A-TOP研究会 実行委員会 会長 折茂 肇
連絡先:財団法人パブリックヘルスリサーチセンター
骨粗鬆症至適療法研究支援事業事務局
安全性
認めたが、いずれも重篤ではなく、そ
3
Vol.
JOINT-02 長期観察結果報告
聖隷福祉事業団 聖隷浜松病院 骨・関節外科部長 森 諭史
ALN+VD 3併用により単独治療より安
全性が低下することはないと考えられ
た。
まとめ
JOINT-02の椎体骨折発生に関する長
期観察の結果は、短期観察結果をさら
に裏付けるものであった。ALN+VD 3
の併用治療の方がALN 単独治療より
も新規椎体骨折の発生を有意に防止す
る場合として、以下の3つが挙げられ
た。
1)年齢が80才以上
2)既存椎体骨折が2つ以上
3)SQ グレード3の椎体骨折あり 謝辞
登録から長期観察終了まで、実に多
くのご施設のご協力をいただき、かく
もすばらしい結果が得られました。事
務局一同を代表いたしまして皆様に深
甚なる感謝を申し上げます。この成果
はかならずやEvidenceとして論文化す
る所存です。
文献
1) Orimo H, Nakamura T, Fukunaga M, et al.
はじめに
られた被験者に対して長期観察(最長5年間)
A-TOP研究会はこれ
を行い2012年3月に全ての被験者データの収集
までに4つの医師主導
を完了した。今年の年会ではその解析結果の速
型介入研究(Japanese
報を行った。
Osteoporosis Intervention
Trial;JOINT)を企画し現在に至っている。
長期観察結果
JOINT-02はアレンドロネート(ALN)単独療
全割り付け症例2164例のうち長期観察へ移
法に対してALN+アルファカルシドール(ビ
行できたのはALN群では541例、ALN+VD3併
タミンDアナログ製剤:以下VD3と表示)併用
用群では524例で、60カ月の観察ができたのは
療法を比較し、ALN+VD 3 併用の有用性の検
ALN群では358例、 ALN+VD3併用群では338
証を目的とした研究で、2003年11月∼2006年10
例であった(図1)。
月の3年間の登録期間を経て、全国186施設か
ら2164例の被験者が登録された。2年間の観察
図1 JOINT-02の症例の流れ
結果(骨折抑制効果)については、既に本学会
全割付症例
2164例
ならびにCurrent Medical Research & Opinion
誌上において公表し1)、1)骨折リスクの高い
単独群
1083例
(重症な)骨粗鬆症患者での椎体骨折抑制効果
は併用療法の方が優れている、2)荷重骨骨折
解析対象除外
56例
に対する骨折抑制効果は併用療法の方が優れ
ている事を明らかにした。また、日本骨代謝
学会骨粗鬆症患者QOL評価質問表(Japanese
Osteoporosis Quality of Life Questionnaire:
JOQOL)を用いた1年間の評価結果について
Effects of alendronateplus alfacalcidol in
ドメインにおいて、併用群の方が高い改善傾向
osteoporosis patients with a high risk of
を示し、特に娯楽・社会的活動のドメインにお
fracture. CMRO 27(6),2011,1273-1285.
いて有意な改善傾向を認めた。
FAS解析対象
995例
長期観察移行
541例
長期観察移行
524例
60M観察終了
368例
本研究では2年間の観察終了後、再同意を得
1
解析対象除外
86例
FAS解析対象
1027例
脱落 173例
24-36M 87例
36-48M 62例
48-60M 24例
も既に本学会において報告し、3)各JOQOL
併用群
1081例
脱落 186例
24-36M 86例
36-48M 73例
48-60M 27例
60M観察終了
338例
図2 長期観察:新規椎体骨折累積発症曲線(全体)
新規椎体骨折の発生
ることが重要であることを説明します。古くか
新 規 椎 体 骨 折 の 発 生 は、A LN 単独
ら顔なじみの患者さんが多いこともあり、研究
群とALN+VD 3併用群全体としては併
参加やビタミンDサプリメントの摂取も快く理
用群の方が累積椎体骨折数は低い傾向
解してもらえます。
が見られたものの、有意差はなかった
図3 長期観察:新規椎体骨折累積発症曲線
年齢(<75歳, 75-80歳, 80歳≦)
(p=0.19)
(図2)。年齢によるサブ解析
登録日はチーム一丸となって円滑に連携
では、80才以上の高齢者群では、併用
それでは、当院での症例登録の流れについて
群の方が単独群より新規椎体骨折の発
簡単に説明させて頂きたいと思います。臨床研
生が少なかった(p=0.019)
(図3)。高
究という側面もあり、検査・問診・運動機能評
齢者ほど併用治療による椎体骨折発生
価等の確認すべき項目が多数に及び、ある程度
防止効果が高い結果であった。既存椎
患者さんのお時間を頂く必要があるのはやむを
体骨折数による解析では、既存骨折が
得ない部分です。一方で外来を受診される患者
2個以上の患者では、併用群の方が単
さんにとって長い待ち時間がストレスになるこ
独群よりも新規椎体骨折の発生が少な
とはしばしば指摘される点でもあります。当院
最後になりましたが、我々のような地域医療
かった(図4)。既存椎体骨折のSQグレ
では医師・看護師・事務スタッフ・放射線技師
が主体の診療所において、こうした臨床研究に
ード(図5)による解析では、グレー
がそれぞれ役割を分担することで所要時間を可
参加できることは、非常に有意義な経験である
ド3の患者では、併用群の方が単独群
能な限り短縮できるよう日々努めています。骨
と感じています。参加を承認して頂いたA-TOP
よりも新規椎体骨折の発生が少なかっ
密度・椎体X線で適応例と確認できた際には身
研究会に深い感謝の意を表する次第です。
た(図6)。
長・体重等をまず測定し、症例登録票をまず作
矢田生活協同組合医療センター
〒546-0025 大阪府大阪市東住吉区矢田5-8-2 Tel.06-6696-1751
成しA-TOPデータセンターに可及的速やかに
図4 長期観察:新規椎体骨折累積発症曲線
既存椎体骨折数(0個, 1個, 2個≦)
2
非椎体骨折の発生
FAXを送信するようにしています。程なく使用
新規非椎体骨折は、大腿骨、骨盤、
薬剤が振り分けられFAXが返信されてきますの
下腿骨などの荷重骨骨折と鎖骨、前腕
で患者さんには受診日当日から骨粗鬆症治療薬
骨、上腕骨などの非荷重骨に分類して
の服用を開始して頂くことができます。血液検
評価している。5年間の全期間で単独
査・口腔内問診についても専用スピッツ・用紙
群の荷重骨骨折は18例(1.75%)、非荷
の準備等は看護師の協力下で役割を分担し速や
重骨骨折は19例(1.85%)で、併用群の
かに進め、運動機能評価等については器具の設
荷重骨骨折は15例(1.5%)、非荷重骨骨
置等を含め事務スタッフの協力も受けながら行
折は20例(2.01%)であった(表1)。
い、検査を含め30分程で一連の行程を完了でき
初期観察の2年間では荷重骨骨折発生
るよう努めています。初回治療の方にはBP製剤
は併用群が単独群よりも有意に低下し
の服用法等に煩わしさを訴える方もおられます
ていたが、非荷重骨骨折は両群では有
が、ミノドロン酸水和物の有用性を丁寧に説明
意差を認めなかった。一方、長期観察
することで納得頂けることが多いという印象を
の3年間では荷重骨骨折、非荷重骨骨
持っています。今後も患者さんの負担の軽減・
折ともに両群で発生頻度に有意差を認
所要時間の短縮を目標に検査・問診の効率化を
めなかった。初期観察の割り付け時に
実現させた上で、JOINT-04への参加の意義・
は2164例だったが、長期観察に移行で
有用性を適応の患者さんに理解して頂けるよう
きた1065例で約半数になり、さらに5
努力し、地域の方々の健康管理を充実させるよ
年間の観察を終了できたのが706例と割
う日々診療に取り組んでいきたいと考えていま
り付け時の3分の一になっていたこと
す。
5
から、非椎体骨折発生を解析する統計
図5 椎体骨折評価:SQグレード
学的パワーが不足していることが懸念
される。
安全性
併用群で活性型ビタミンD3による
と思われる高カルシウム血症を4件で
認めたが、いずれも重篤ではなく、そ
の他の副作用では両群で差を認めず、
ALN+VD 3併用により単独治療より安
全性が低下することはないと考えられ
た。
まとめ
JOINT-02の椎体骨折発生に関する長
期観察の結果は、短期観察結果をさら
に裏付けるものであった。ALN+VD 3
図6 長期観察:新規椎体骨折累積発症曲線
SQグレード(0, 1, 2, 3)
の併用治療の方がALN 単独治療より
も新規椎体骨折の発生を有意に防止す
る場合として、以下の3つが挙げられ
た。
1)年齢が80才以上
2)既存椎体骨折が2つ以上
3)SQ グレード3の椎体骨折あり 図1 JOINT-02の症例の流れ
謝辞
登録から長期観察終了まで、実に多
くのご施設のご協力をいただき、かく
もすばらしい結果が得られました。事
務局一同を代表いたしまして皆様に深
甚なる感謝を申し上げます。この成果
はかならずやEvidenceとして論文化す
表1 新規非椎体骨折に関する検討
る所存です。
文献
1) Orimo H, Nakamura T, Fukunaga M, et al.
Effects of alendronateplus alfacalcidol in
osteoporosis patients with a high risk of
fracture. CMRO 27(6),2011,1273-1285.
3
1
矢田生活協同組合医療センター 内科 管理医師 木場 崇之
内科 有光 潤介
A-TOP研究会
早期からの骨粗鬆症治療の必要性を考えJOINT-04に参加
当院は昭和10年の開院以来、今日まで長らく
るビタミンDの補充も組込まれているJOINT-04
地域住民の健康・生活の向上に密接に関わって
に興味を持ち、相談された私は参加を決めまし
きました。当院のある東住吉区矢田近辺は、新
た。また、私にとっては当院勤務になってから
興住宅地という訳ではないため他の地域から入
臨床研究・論文作成等に関わる機会が少なくな
ってくる住民は比較的少なく、大阪市内ですが
っていただけに貴重な機会でもありました。
人口も増加傾向になく外来を受診される方は古
このような経緯で当院が参加することの意義
くからの地元の高齢の方が多いのが現状です。
を以下のように考えて取組んでいます。
私は平成22年から当院の管理医師として内
科診療に携わっています。また、非常勤とはい
①地域医療の担い手として
え10年来当院内科で診療に携わり、患者さん
臨床研究に当院が参加することは、以前より
からの信頼の厚い有光先生と一緒にこの度の
当院を受診されている患者さん達により詳細な
JOINT-04からA-TOP研究に参加しました。有
検査・問診を行ったうえで最新の医療およびそ
光先生は大阪大学病院の免疫アレルギー内科で
の治療方法、加えて臨床研究の実際に触れて頂
関節リウマチ、全身性エリテマトーデス等の膠
くことで、地域医療への貢献をモットーとする
原病の患者さんの診療をされています。その治
本院の理念を理解してもらう一翼となっていま
療にはステロイド剤を使用することが多く、そ
す。
のためステロイド性骨粗鬆症の予防に興味を持
②職員の診療意識への影響
ち、続発性骨粗鬆症について研鑚深める中で、
臨床研究に当院が参加することで、私自身の
近年BP 製剤だけではなくビタミンDの重要性も
考え方や職員の診療意識にも非常に新鮮な刺激
再認識されたそうです。大学病院では外来患者
となり、外来診療における多くの職員の意識の
さんの多くが女性であることから、特に欧米の
活性化という面で好ましい影響をもたらしてい
報告に触発されビタミンD不足と乳癌の罹患率
ることを実感しています。
の関係についても注目しているそうです。
その様なときに、有光先生はA-TOP研究を
早期からの治療に同意頂くために
知り、特に女性だけを対象にサプリメントによ
特に高齢の女性では椎体骨折や大腿骨頸部
骨折等が日常生活のADLに多大な影響を及ぼ
すこと、認知症の進行にも関連性が高いことは
よく知られています。生活習慣病の一つとして
の治療管理が必要といわれるようになった骨粗
鬆症ですから、いわゆる予防医療(preventive
medicine)という観点からも、以前から通院さ
れている高齢の女性患者さんにまずは自覚症状
がなくても健診目的で、椎体X線撮影・骨密度
測定を勧めます。その結果骨粗鬆症と診断され
た患者さんには可能な限り早期に治療を開始す
前列左が有光先生、右が筆者
4
図2 長期観察:新規椎体骨折累積発症曲線(全体)
新規椎体骨折の発生
ることが重要であることを説明します。古くか
新 規 椎 体 骨 折 の 発 生 は、A LN 単独
ら顔なじみの患者さんが多いこともあり、研究
群とALN+VD 3併用群全体としては併
参加やビタミンDサプリメントの摂取も快く理
用群の方が累積椎体骨折数は低い傾向
解してもらえます。
が見られたものの、有意差はなかった
図3 長期観察:新規椎体骨折累積発症曲線
年齢(<75歳, 75-80歳, 80歳≦)
(p=0.19)
(図2)。年齢によるサブ解析
登録日はチーム一丸となって円滑に連携
では、80才以上の高齢者群では、併用
それでは、当院での症例登録の流れについて
群の方が単独群より新規椎体骨折の発
簡単に説明させて頂きたいと思います。臨床研
生が少なかった(p=0.019)
(図3)。高
究という側面もあり、検査・問診・運動機能評
齢者ほど併用治療による椎体骨折発生
価等の確認すべき項目が多数に及び、ある程度
防止効果が高い結果であった。既存椎
患者さんのお時間を頂く必要があるのはやむを
体骨折数による解析では、既存骨折が
得ない部分です。一方で外来を受診される患者
2個以上の患者では、併用群の方が単
さんにとって長い待ち時間がストレスになるこ
独群よりも新規椎体骨折の発生が少な
とはしばしば指摘される点でもあります。当院
最後になりましたが、我々のような地域医療
かった(図4)。既存椎体骨折のSQグレ
では医師・看護師・事務スタッフ・放射線技師
が主体の診療所において、こうした臨床研究に
ード(図5)による解析では、グレー
がそれぞれ役割を分担することで所要時間を可
参加できることは、非常に有意義な経験である
ド3の患者では、併用群の方が単独群
能な限り短縮できるよう日々努めています。骨
と感じています。参加を承認して頂いたA-TOP
よりも新規椎体骨折の発生が少なかっ
密度・椎体X線で適応例と確認できた際には身
研究会に深い感謝の意を表する次第です。
た(図6)。
長・体重等をまず測定し、症例登録票をまず作
矢田生活協同組合医療センター
〒546-0025 大阪府大阪市東住吉区矢田5-8-2 Tel.06-6696-1751
成しA-TOPデータセンターに可及的速やかに
図4 長期観察:新規椎体骨折累積発症曲線
既存椎体骨折数(0個, 1個, 2個≦)
2
非椎体骨折の発生
FAXを送信するようにしています。程なく使用
新規非椎体骨折は、大腿骨、骨盤、
薬剤が振り分けられFAXが返信されてきますの
下腿骨などの荷重骨骨折と鎖骨、前腕
で患者さんには受診日当日から骨粗鬆症治療薬
骨、上腕骨などの非荷重骨に分類して
の服用を開始して頂くことができます。血液検
評価している。5年間の全期間で単独
査・口腔内問診についても専用スピッツ・用紙
群の荷重骨骨折は18例(1.75%)、非荷
の準備等は看護師の協力下で役割を分担し速や
重骨骨折は19例(1.85%)で、併用群の
かに進め、運動機能評価等については器具の設
荷重骨骨折は15例(1.5%)、非荷重骨骨
置等を含め事務スタッフの協力も受けながら行
折は20例(2.01%)であった(表1)。
い、検査を含め30分程で一連の行程を完了でき
初期観察の2年間では荷重骨骨折発生
るよう努めています。初回治療の方にはBP製剤
は併用群が単独群よりも有意に低下し
の服用法等に煩わしさを訴える方もおられます
ていたが、非荷重骨骨折は両群では有
が、ミノドロン酸水和物の有用性を丁寧に説明
意差を認めなかった。一方、長期観察
することで納得頂けることが多いという印象を
の3年間では荷重骨骨折、非荷重骨骨
持っています。今後も患者さんの負担の軽減・
折ともに両群で発生頻度に有意差を認
所要時間の短縮を目標に検査・問診の効率化を
めなかった。初期観察の割り付け時に
実現させた上で、JOINT-04への参加の意義・
は2164例だったが、長期観察に移行で
有用性を適応の患者さんに理解して頂けるよう
きた1065例で約半数になり、さらに5
努力し、地域の方々の健康管理を充実させるよ
年間の観察を終了できたのが706例と割
う日々診療に取り組んでいきたいと考えていま
り付け時の3分の一になっていたこと
す。
研究進捗状況(JOINT-04)
患者さんの登録数
269
北海道
2012/10/31現在 合計 1601 例
合計 342 施設
60
東北
74
中国
350
九州
42
四国
239
近畿
437
中部
130
関東
A-TOP研究会ホームページ(http://www.a-top.jp/map.php)より
5
JOINT-04 研究の概要
研 究 期 間
5年(2011年3月∼2016年2月)
症例登録期間:3年(2011年3月∼2014年2月)
、観察期間:2年
治
ミノドロン酸水和物群、ラロキシフェン塩酸塩群
療
群
目標症例登録数
3,500例/2群
適 格 基 準
年齢60歳以上の女性で、自立歩行ができ、アンケート調査等への回答が可能な「骨
粗鬆症の予防と治療のガイドライン2006年版」における薬物治療開始基準に合致
した患者
次のA-TOP研究会の骨折リスク因子の内、いずれか一つ以上を有している患者
・年齢70歳以上である。
・T4∼L4の既存椎体骨折数が1個以上である。
・骨密度がYAM−3SD未満である
同意説明文書にて研究参加の同意を得ている患者
除 外 基 準
使用する治療薬の禁忌に該当する患者
続発性骨粗鬆症および他の低骨量を呈する疾患を有する患者
第4胸椎∼第4腰椎に高度な変形がみられる患者
心疾患、肝疾患、腎障害など重篤な合併症を有する患者
問診によるデータの信頼性に問題がある患者
現在、骨代謝に影響を及ぼす可能性のある悪性腫瘍に対する治療(抗女性ホルモン
療法等)を受けている患者
6ヶ月以内にビスフォスフォネート製剤が使用された患者
1ヶ月以内にSERM製剤(ラロキシフェン、バゼドキシフェン)が使用された患者
本研究以外の他の臨床研究(試験)に参加している患者
その他担当医師が適当でないと判断した患者
主要評価項目
骨粗鬆症性骨折(椎体、大腿骨、橈骨及び上腕骨)、椎体骨折、主要骨粗鬆症性骨折
(臨床椎体骨折、大腿骨、橈骨及び上腕骨)
副次評価項目
骨密度、HSA、身長、骨関連マーカー、脂質、口腔内問診調査、転倒回数、転倒スコア、
要介護度、運動機能、QOL、安全性
JOINT-04 では参加の皆さんに栄養機能食品(ビタミンD)を支給いたします!!
ラロキシフェン
塩酸塩群
1750例
被験者選定
・適格基準の確認
被験者登録
ランダム化
・除外基準の確認
ミノドロン
JOINT-04では骨質マーカーを測定します!
ペントシジン、ホモシステイン また、25(OH)VDについても調べます!!
酸水和物群
1750例
A -TOP研究への参加申請方法
◆資料の請求 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1丁目1番7号
財団法人パブリックヘルスリサーチセンター 骨粗鬆症至適療法研究支援事業事務局
TEL:03-5287-2633 FAX:03-5287-2634 E-MAIL:[email protected]
◆WEBによる参加申請 A-TOP研究会のホームページ(http://www.a-top.jp/)から資料を入手
「参加申請書」に必要事項を入力後、プリントアウトし、事務局へ送付