平成24年度第1回薬事委員会速報 - 横浜市立大学

速報
NEWS
No.43
薬事委員会 速報
薬剤部発 12023 号
平成 24 年 5 月 29 日
横浜市立大学附属病院
薬事委員長 齋藤 知行
編集 薬剤部医薬品情報管理室
1. 新規採用医薬品のお知らせ
平成 24 年 5 月 28 日に開催された平成 24 年度第 1 回薬事委員会において、次の医薬品の採用が決定されました。
薬効
第 Xa 因子阻害剤
製品名
イグザレルト錠 10mg
一般名
※1※2
リバーロキサバン
ジスロマック点滴静注用 500mg
抗生剤
造影剤
後 スルバクタム・アンピシリン静注用 1.5g「サンド」
○
マグネスコープ静注 38%シリンジ 10mL
マグネスコープ静注 38%シリンジ 15mL
骨吸収抑制剤
ランマーク皮下注 120mg
末梢静脈栄養輸
液製剤
アミグランド輸液(500mL)※4
外用局所麻酔剤
消毒剤
去痰剤
抗悪性腫瘍剤
血管拡張剤
冠血管拡張剤
アジスロマイシン水和物
スルバクタムナトリウム・
アンピシリンナトリウム
ガドテル酸メグルミン
会社
バイエル
ファイザー
サンド
テルモ
薬価
372.4 円/1 錠
2,465 円/1 V
372 円/1 V
5,768 円/1 本
7,737 円/1 本
45,155 円/1 V
テルモ
707 円/1 袋
エムラクリーム(5g)※5
デノスマブ(遺伝子組換え)
アミノ酸・糖・電解質・
ビタミン
リドカイン・プロピトカイン
佐藤製薬
859.5 円/1 本
ヤクラックス消毒液 0.1%(500mL)
次亜塩素酸ナトリウム
ヤクハン
薬価未収載
高田
1,300 円/1 本
後 カルボシステインシロップ
○
5% 「 タ カ タ 」
(500mL)
後 シスプラチン注 10mg「日医工」
○
後 シスプラチン注 50mg「日医工」
○
後 ドキソルビシン塩酸塩注射液 50mg「サンド」
○
3
後 ニコランジル点滴静注用 48mg※
○
L-カルボシステイン
※3
後 フルボキサミンマレイン酸塩錠 25mg
○
活性型葉酸製剤
後 レボホリナート点滴静注用 100「オーハラ」
○
1,136 円/1 V
シスプラチン
日医工
ドキソルビシン塩酸塩
サンド
6,076 円/1 V
日医工
2,649 円/1 V
沢井/富士
2,864 円/1 V
ニコランジル
精神神経用剤
第一三共
フルボキサミンマレイン酸塩
レボホリナートカルシウム
4,759 円/1 V
共和
21.7 円/1 錠
エルメッド
24.2 円/1 錠
大原
3,587 円/1 V
※1 新薬のため処方日数は 14 日までとなります。
※2 院内での処方は入院患者に限ります。外来患者は院外処方となります。
※3 入札によりいずれかを採用します。
※4 現在採用の『ビーフリード輸液(500mL)』との入札のうえ、どちらか一方を採用します。
※5 本剤の採用に伴い、院内製剤の『リドカインクリーム 7%』は中止となります。切り替え時期については使用診療科と協議の
うえ決定します。
採用薬の使用開始までには入札等の購入手続きの関係上、3 週間程度かかります。納入時期に関しては薬剤部薬品管理室
(内線 2858)までお問い合わせください。
新採用医薬品ピックアップ①
ランマーク皮下注 120mg
本剤は骨吸収に必須のメディエーターである RANKL を特異的に阻害する分子標的薬です。破骨細胞の形成、機能、生
存を調節する RANKL と結合することによって、破骨細胞およびその前駆細胞の表面に発現する受容体(RANK)への結合
を阻害し、破骨細胞の活性化を抑制することで骨吸収を抑制します。適応は多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転
移による骨病変で、用法・用量は 120mg を 4 週に 1 回、皮下投与します。従来から使用されている「ゾメタ点滴静注用 4mg
(一般名:ゾレドロン酸水和物)」と比較して皮下投与であるため投与が簡便であること、また腎機能に応じて用量を調節する
必要がいないといった特徴があります。一方、副作用については顎骨壊死・顎骨骨髄炎および低カルシウム血症などが同
様に報告されています。特に低カルシウム血症については米国において死亡例が報告されたことから製薬会社より「適正
使用のお願い」が出ており、使用する際は定期的な血清カルシウムの測定をお願いします。
1/2
ジスロマック点滴静注用 500mg
新採用医薬品ピックアップ②
本剤は 15 員環マクロライド系抗生物質です。従来の内服薬と比較して血中濃度が高く組織移行性に優れています。適応
症は内服薬と異なり肺炎のみとなっています。用法・用量は 500mg を 1 日 1 回 2 時間かけて点滴静注します。本剤の投与
期間は原則 5 日間までとなっており、臨床症状の改善などにより経口投与が可能である場合は内服薬に切り替えることができ
ます(投与期間は経口投与の期間を含めて原則 10 日間)。調製方法は 1 バイアルあたり注射用水 4.8mL で溶解し(濃度
100mg/mL)、その後、生理食塩水、5%ブドウ糖注射液、乳酸リンゲル液などで 1.0mg/mL に希釈して使用します。1.0mg/mL
を超える高濃度で使用すると注射部位疼痛、注射部位における紅斑・発疹などの発現頻度が上昇するため、原則高濃度で
の使用は控えてください。
2.医薬品削除公示のお知らせ
次の医薬品を削除します。異議のある方は、6 月 19 日までに薬事委員長または薬剤部まで「異議申立書」および根拠と
なる資料を提出すると共に、7 月 23 日に行われる薬事委員会に出席し、その旨を説明してください。なお、出席のない場
合、原則として異議申立は却下とさせていただきます。なお、「異議申立書」は薬剤部 DI 室(内線 2863)にあります。
削除決定後、原則として内服・外用剤は院外処方用としてオーダリング登録をします。
薬効
製品名
一般名
アスペノン静注用 100
不整脈治療剤
スルバシリン静注用 1.5g
『イグザレルト錠 10mg』採用のため
『ランマーク皮下注 120mg』採用のため
レボフロキサシン水和物
☆『クラビット錠 250mg』の採用あり
スルバクタムナトリウム・ 『スルバクタム・アンピシリン静注用 1.5g
アンピシリンナトリウム 「サンド」』採用のため
スピロペント錠 10μg
クレンブテロール塩酸塩 『ジスロマック点滴静注用 500mg』採用のため
アプリンジン塩酸塩
クラビット細粒 10%(2.5g/包)
抗生剤
気管支拡張剤・
腹圧性尿失禁
治療剤
オムニスキャン静注 32%シリンジ 10mL
造影剤
オムニスキャン静注 32%シリンジ 15mL
末梢静脈栄養
輸液製剤
備考
ビーフリード輸液(500mL)※
ガドジアミド水和物
アミノ酸・糖・電解質・
ビタミン
『マグネスコープ静注 38%シリンジ 10mL』採用のため
『マグネスコープ静注 38%シリンジ 15mL』採用のため
『アミグランド輸液(500mL)』採用のため
レボホリナート点滴静注用 25mg
『エムラクリーム(5g)』採用のため
☆『レボホリナート点滴静注用 100mg』の採用あり
「ヤクルト」
活性型葉酸製剤
レボホリナートカルシウム
レボホリナート点滴静注用
『レボホリナート点滴静注用 100「オーハラ」』
採用のため
100mg「ヤクルト」
消毒剤
次亜塩素酸ナトリウム 『ヤクラックス消毒液 0.1%』採用のため
次亜塩 6%「ヨシダ」(500mL)
シスプラチン点滴静注 10mg「マルコ」
抗悪性腫瘍剤
去痰剤
血管拡張剤
冠血管拡張剤
シスプラチン
『シスプラチン注 10mg「日医工」』採用のため
シスプラチン点滴静注 50mg「マルコ」
『シスプラチン注 50mg「日医工」』採用のため
ドキソルビシン塩酸塩注射用
『ドキソルビシン塩酸塩注射液 50mg「サンド」』
ドキソルビシン塩酸塩
採用のため
50mg「NK」
『 カ ル ボ シ ス テ イ ン シ ロ ッ プ 5% 「 タ カ タ 」
ムコダインシロップ 5%(500mL) L-カルボシステイン
(500mL)』採用のため
シグマート注 12mg
ニコランジル
『ニコランジル点滴静注用 48mg』採用のため
『フルボキサミンマレイン酸塩錠 25mg』
採用のため
※ 入札により『アミグランド輸液(500mL)』の採用が決定したとき、削除公示となります。
精神神経用剤
デプロメール錠 25
フルボキサミンマレイン酸塩
3.医薬品採用削除のお知らせ
下記医薬品については削除が決定しました。薬剤部の在庫がなくなり次第、院内処方ができなくなります。なお内服・
外用剤は原則として院外処方用オーダリング登録をします。
製品名
一般名
製品名
タココンブ組織接着用シート
9.5cm×4.8cm(レギュラーサイズ)
タリビッド眼軟膏 0.3%
ヒアレインミニ点眼液 0.3%
プレタール OD 錠 100mg
フロリード D クリーム 1%
アザセトロン塩酸塩静注液 10mg「SN」 アザセトロン塩酸塩
アルベカシン硫酸塩注射液 200mg「HK」 アルベカシン硫酸塩
オーアイエフ注射用 250 万 IU
インターフェロン
アルファ(BALL-1)
タココンブ組織接着用シート
4.8cm×4.8cm(ハーフサイズ)
フィブリノゲン配合剤
2/2
一般名
フィブリノゲン配合剤
オフロキサシン
ヒアルロン酸ナトリウム
シロスタゾール
ミコナゾール硝酸塩