運 転 操 作 の し か た - Honda

08/06/26 10:34:52 30ZV1632_035
運
転
操
作
の
し
か
た
シフトのしかた
前進、中立、後進はシフト
トル
レバーで切り換えます。シフト
レバーの操作はスロッ
グリップを“低速”の位置にして、エンジン回転を下げてから、シフト
レバ
ーを所定のシフト位置に確実に合わせます。
シフトは必ずエンジンの回転を下げてから行ってください。高回転のままシフ
トすると、大きな衝撃が加わり、同乗者が転倒したり落水することがあります。
また、エンジンや駆動系のギヤを破損する原因になります。
中立
低速
スロットル
グリップ
前進
レバー
後進
中立、後進の位置では、スロットル
っています。無理にスロットル
シフト
グリップは“全開”にならない機構にな
グリップを“高速”にしないでください。
後進で航走するときは、プロペラが水中の障害物に当たらないよう注意して
ください。
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走りかた
シフト
レバーを“前進”
に入れ、スロットル
グリップを“高速”にまわすと船のス
ピードが上がります。一般にスロットルは全開にせず 80% 程度で走るのが経済的と
されています。
スロットル
グリップ
高速
エンジン
カバーなしで航走しないでください。カバーを外して航走すると
むき出しになって動いている部品によって、けがをすることがあります。ま
た、エンジンに水がかかると故障の原因になります。
不必要な急加減速やジャンプはできるだけ避けてください。同乗者が転倒し
たり、落水する可能性があります。
チルト
レバーが解除の位置になっていることを確認してください。
かじ取り
ボートは、曲がる反対方向に大きく船尾をふり出すのが特色です。右に曲がるとき
はハンドルを左に、左に曲がるときは、ハンドルを右に切ります。
航走中は、ハンドルに体重をかけないように注意しましょう。
緊急時以外の急旋回は、行わないでください。急旋回は、落水、転覆のおそれが
あります。
08/06/26 10:35:10 30ZV1632_037
ハンドル重さの調整
ハンドルの重さはスイベル
ケースの 8 mm ボルトを同梱工具の 12 mm スパナで
回転させることにより、簡単に調整できます。
重くしたいとき→右に回す(時計方向)
軽くしたいとき→左に回す(反時計方向)
8 mmボルト
スイベル
ケース
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浅瀬航走のしかた
浅瀬を航走するときにはプロペラ、ギヤ
(チルト
ケースが破損しないように船外機を傾斜
アップ)させます。
1. シフト
シフト
レバーを
“中立”にします。
レバーが
“後進”の位置にあると、機構上チルト
2. エンジン
アップできません。
カバーのグリップを持ってエンジンを手前に引きチルト
アップ(船
外機を傾斜)します。
傾斜する
3. 元に戻すにはキャリング
ハンドルを持って一旦持ち上げてからチルト
レバ
ーを解除し、静かに降ろしてください。
通常時は、チルト
レバーが解除の位置になっていることを確認してください。
チルト
アップ状態での航走は低速で行ってください。
チルト
アップ状態での後進は絶対しないでください。船外機が持ち上がり
危険です。
検水口から水が出ていることを確認してください。
08/06/26 10:35:38 30ZV1632_039
チルト
アップのしかた
エンジンを停止し、つぎに使用するまでの間、浅瀬に係留するときなど、岩や引き潮
により、プロペラ、ギヤ ケースを破損することがありますので、エンジンを傾斜さ
せ(チルト アップ)、プロペラを水面より上げておきます。
“中立”にして、エンジンを止めます。
1. シフト レバーを
2. キャリング ハンドルを持って、機体を持ち上げます。
ティラー
ハンドルを使ってチルト
アップを行わないでください。
18 、
38 、
58 )
チルト角度: 3段調節(トランサム角度12 時、
浅瀬航走用
(18°)
(38°)
係留用
(58°)
3. 戻すときは船外機を一旦持ち上げて、チルト
かに所定の位置にします。
レバーを解除状態にしたまま、静
チルト
解除
レバー
08/06/26 10:35:51 30ZV1632_040
係留時、エンジン内の水を排水するために、エンジン停止後に1分程度保持
してからチルト
チルト
アップしてください。
アップした状態で、船外機を桟橋や他船等に衝突させないよう注意
してください。
過回転防止装置
(オーバーレブ
リミッタ)
航走中、エンジン回転が異常に上がりすぎた場合
(急旋回した時や、
取付け角度が不
適切でプロペラが空転したときなど)に、過回転防止装置が作動します。この装置が
作動するとエンジンの回転が不安定になり、防止装置設定回転数より回転が上がら
なくなります。
過回転防止装置が作動したときは
1. すぐにエンジンの回転を下げ、取付け角度を点検してください。
船外機
2. 取付け角度が正常で過回転防止装置が作動する場合はエンジンを停止し、
の取付け状態と、プロペラに損傷がないか点検します。
異常がある場合は正しく整備してください。
1頁参照)
船外機の取付け状態(19∼2
プロペラの交換(5
2 頁参照)