(環境負荷)(PDF:83KB) - 豊川市

 豊川市清掃工場
2 環境負荷
①平成24年度の物質収支
消費電力量 14,532
A重油 486
コークス 2,122
地下水 72,526
MWh/年
kL/年
t/年
m3/年
薬剤
排ガス処理関係 739t/年
飛灰処理関係 205t/年
排ガス結果
P18∼20へ
可燃ごみ投入量
55,216t/年
焼却灰
(A棟分)
3,481t/年)
焼却炉、溶融炉
ごみ処理量
60,943t/年
公害防止設備
排ガス処理設備
灰処理設備など
排水、大塊
スラグ、場内
発生ごみ、
工事発生
ごみ
蒸気・温水供給
(ふれあいセンター他)
スラグ 4,781.2 t/年
メタル 506.8 t/年
鉄屑 18.1 t/年
廃油 2.8 kL/年
(売却、再利用されます)
飛灰搬出量
1,968t/年
(埋立処分されます)
可燃ごみ投入量の 3.6%
電力収支
発電量 受電量 使用量
売電量 9,878
4,691
14,532
37
温室効果ガス(CO2)排出量
45,443 t/年
内訳
エネルギー起源 10,201 t/年
非エネルギー起源 35,242 t/年
MWh/年
MWh/年
MWh/年
MWh/年
- 11 -
豊川市清掃工場
平成15年度から24年度の推移
②ごみ投入量
豊川市清掃工場に投入されるごみ量は、平成16年度をピークに毎年減少し、平成23
年度は増加に転じましたが、平成24年度はピーク時に対し約7%減少しています。しか
し、ごみの中には資源(特に紙類)や焼却不適切が含まれており、分別の徹底によるごみ
削減の余地が残っています。
また、豊川市では平成22年度から、ごみ減量10パーセント以上を目標に、エコプロジ
ェクト「豊川ごみ減らし隊」を立ち上げ、これからのごみ減量化、資源化推進施策を検討す
る活動を展開中です。
ごみ投入量推移( H15 ∼ 24 年度)
(t)
60,000
59,000
58,000
57,000
56,000
55,000
54,000
53,000
52,000
51,000
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
③ごみ焼却量
ごみ投入量の増減にともない、ごみ焼却量も増減します。ごみ投入量よりごみ焼却量が
多い理由は、清掃工場内で発生した排水、大塊スラグ、工事で発生したごみを焼却している
からです。公共工事に伴う刈草、剪定枝の投入量が増加しており、ごみの発熱量も低く対応
に苦慮しています。
ごみ焼却量推移( H15 ∼ 24 年度)
(t)
65,000
63,000
61,000
59,000
57,000
55,000
53,000
51,000
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
- 12 -
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
豊川市清掃工場
④A重油使用量
平成18年度までは、バーナーの噴射量見直し及び、着火時間短縮等の運転条件改善に
より使用量は減少していました。しかし、平成19年度からは、公共工事に伴う刈草、剪定
枝の投入量が増加し、ごみの発熱量が低下したことからB棟燃焼室での使用量が増加しま
した。平成21年度に洗濯及び洗車排水のごみピット処理から下水道接続切替等のごみ発
熱量改善を行ったところ減少してきました。今後もさらなる改善に取り組んでいきます。
A 重油使用量の推移( H 15 ∼ 24 年度)
700
600
B棟使用量 (kL)
A棟使用量 (kL)
500
400
300
200
100
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑤地下水使用量
地下水は、ボイラ給水や焼却温度管理等で使用しています。増減の原因として、ごみ質の
変化による焼却温度変化が考えられますが、ごみをかき混ぜ均一化を図り、高温域を発生
させない温度管理運転を実施し使用量削減に努めています。
地下水使用量推移( H15 ∼ 24 年度)
(m3)
75,000
70,000
65,000
60,000
55,000
50,000
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑥コークス使用量
溶融炉の燃料として使用されています。各種改善により使用量は大幅に削減され、少な
いコークスで安定運転できるようになりました。今後も更なる改善を実施しています。
(t)
コークス使用量推移( H15 ∼ 2 4 年度)
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
- 13 -
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
豊川市清掃工場
⑦消費電力
平成17年度に消費電力が減少した要因は、B棟の空気圧縮機減台運転の改善が成功し
たためです。その後も省エネ改善を積み上げた結果、平成24年度は、平成15年度対比で
12.9%の削減を達成しました。今後もこの成果を維持継続させていきます。
(MWh)
17,000
16,500
16,000
15,500
15,000
14,500
14,000
13,500
13,000
消費電力推移(H 15 ∼ 24 年度)
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑧発電電力
平成19年度から減少した理由は、公共工事に伴う刈草、剪定枝の投入量が増加し、ごみ
の発熱量が低下したためです。平成21年度に洗濯及び洗車排水のごみピット処理から下
水道接続切替等のごみ発熱量アップの改善を行い効果が出てきました。平成23年1月に
は、A棟に小型蒸気式発電機(出力 138kW)を設置し発電能力を増強し、また、ごみ発熱量
アップを狙って、B棟ごみピットにバイオマスチップを投入する改善が大きな効果があり
ました。今後もこの成果を維持継続させていきます。
発電電力推移( H15 ∼ 24 年度)
(MWh)
12,000
11,000
10,000
9,000
8,000
7,000
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑨受電電力
消費電力のうち発電で賄えなかったものを受電しています。
(MWh)
受電電力推移( H 15 ∼ 24 年度)
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
- 14 -
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
豊川市清掃工場
⑩売電電力
平成17年度の空気圧縮機減台運転の改善が成功したことにより、平成18年度の売電
電力が増加しました。これは工場で発電した電力の需要が抑えられ、余剰電力が増加した
ことによるものです。しかし、⑧にあるように平成19年度から悪化しましたが、発電電力
が増加するとともに売電電力も増加傾向です。今後もこの成果を維持継続させていきます
売電電力推移( H1 5 ∼ 2 4 年度)
(MWh)
80
70
60
50
40
30
20
10
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑪温室効果ガス(CO2)排出量
ごみ焼却量増減や排出係数の変化で非エネルギー起源のCO2排出量が増加傾向にあり
ます。CO2削減には、ごみの減量が不可欠です。なお、エネルギー由来のCO2排出量は横
ばいとなっております。
温室効果ガ ス(CO 2 )排出量推移( H15∼24年度)
50,000
45,000
40,000
35,000
30,000
25,000
20,000
15,000
10,000
5,000
0
非エネルギー起源のCO 2(t)
エネルギー起源のCO 2(t)
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑫集じん灰排出量
集じん灰とは、排ガス処理装置で除去したB棟の灰です。ごみ焼却量の増減にともない
排出量が変化します。
- 15 -
豊川市清掃工場
集じ ん灰排出量推移( H15 ∼ 24 年度)
(t)
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑬メタル排出量
メタルとは、B棟溶融炉でごみ処理した後に排出される金属類で、発生量はごみの中に
含まれる金属類と比例関係にあります。
メ タル排出量推移( H15 ∼ 24 年度)
(t)
700
600
500
400
300
200
100
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑭スラグ排出量
スラグとは、B棟溶融炉でごみを処理した結果、生成されるガラス質の固化物です。ごみ
処理量の増減や、ごみ質の変化、薬品使用量(石灰等)で増減します。
スラグ排出量推移( H15 ∼ 24 年度)
(t)
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
- 16 -
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
豊川市清掃工場
⑮排ガス処理薬品使用量
排ガスを、適正な基準で大気に排出するために、各種薬品を使用しています。使用量は減
少傾向にありますが、排ガス組成濃度を確認しながら使用量の適正化に努めている結果で
す。
排ガ ス処理薬品使用量推移( H15 ∼ 24 年度)
(t)
1,000
900
800
700
600
500
400
300
200
100
0
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
⑯飛灰処理薬品
飛灰処理薬品とは、排ガス処理装置で除去した灰を埋立処分するために使用する薬品で
す。基本的にごみ処理量と灰の鉛含有量に比例しますが、灰質による適正添加により使用
量削減に努めています
セメント (t)
キレート剤 (t)
飛灰処理薬品使用量推移( H15 ∼ 24 年度)
250
230
210
190
170
150
130
110
90
70
50
15年度
16年度
17年度
18年度
19年度
- 17 -
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度