仕訳データ取込(ACELINK会計大将)の方法について

仕訳明細データを取り込む
ここでは、仕訳明細データを取り込む方法についてご紹介いたします。
1.取り込むことのできる仕訳明細データ
・ 標準形式にあわせた CSV データ(※)
※CSV データにおける勘定科目や補助科目のマスタ名・コードは、マスタ設定が正しく行われて
いないと、取り込む事ができませんので、ご注意下さい。
2.取り込むことのできる明細データの期間
・ 発展会計でその企業の設定している期中のデータ
(但し、発展会計側で期間指定外のデータは取り込む事ができません)
3.取り込むことのできる明細データの量
・ 制限はありません。
4.取り込む明細データの形式
・ 標準形式に合わせた CSV ファイル(ファイル名は任意)
5.明細データの内容
・ 後述のデータフォーマットのとおり
-1-
・ 取込方法
1.発展会計のマスタを設定します。各マスタの設定に不足が生じると取り込む事ができ
ませんので、ご注意下さい。
・ 年度別会計マスタ登録・・・部門管理を行うかどうかを決定します。部門管理を行
っているデータを取り込む場合は、「部門管理有り」にチェックを入れてください。
・ 科目マスタ登録・・・勘定科目の設定を行います。取り込む明細データの勘定科目
コードと発展会計の科目検索コードを一致させてください。
発展会計は、科目毎に補助科目・部門・取引先の設定を行う事ができます。
そのため、補助科目を設定していたり、部門管理、取引先管理をしていたそ
れぞれの勘定科目について「補助科目あり」、「部門管理あり」、「取引先管理
あり」と設定してください。また、消費税区分も設定してください。
-2-
・ 補助マスタ登録・・・補助科
目の設定を行います。科目マ
スタ登録で補助科目有りと
した場合、その科目の補助科
目マスタを登録してくださ
い。取り込む明細データの補
助科目コードと発展会計の
補助科目コードを一致させ
てください。
・ 部門マスタ登録・・・部門の
設定を行います。科目マスタ
登録で部門管理ありとした場
合、その科目の部門マスタを
登録してください。取り込む
明細データの部門コードと発
展会計の部門コードを一致さ
せてください。
・ 取引先マスタ登録・・・取引
先の設定を行います。科目マ
スタ登録で取引先管理あり
とした場合、その科目の取引
先マスタを登録してくださ
い。取り込む明細データの取
引先コードと発展会計の取
引先コードを一致させてく
ださい。
-3-
・ 消費税マスタ登録・・・別紙
(税種別・事業区分・税率一
覧)の消費税項目に対応させ
る場合、消費税マスタ登録で、
使用する消費税として、関連
付けを行ってください。
2.下記項目を CSV ファイルとして準備します。
Excel 等を使用し、以下のようなデータフォーマットで CSV ファイルを準備します。
列
貸借
項目名称
最大
桁数
(バイト)
A
データ区分
1
B
C
データ ID
伝票日付
10
10
D
E
伝票 NO
入力日時
8
19
必須項目
備考
発展会計側
の参照部分
“”または1:通常伝票
11:決算伝票
○
未使用
Yyyy/mm/dd
(オプション)””or 数字
未使用
伝票日付
※1参照
F
借方
勘定科目コード
6
○
G
借方
補助科目コード
9
○※2
H
借方
部門コード
8
I
借方
取引先コード
12
J
借方
取引先名
30
K
借方
税種別
2
別紙「税種別・事業区分・税率一覧」参照
消費税区分
L
借方
事業区分
1
簡易課税・業種(“”または0:なし、1~5:業種1~5)
消費税区分
M
借方
消費税率(%)
―
“”/0/3/5
消費税区分
N
借方
内・外・別記
1
“”または0:なし、1:内税、2:外税、3:別記
消費税区分
O
借方
金額(入力)
12
P
借方
消費税額
12
Q
借方
摘要
70
R
貸方
勘定科目コード
6
○
S
貸方
補助科目コード
9
○※2
T
貸方
部門コード
8
U
貸方
取引先コード
12
V
貸方
取引先名
30
W
貸方
税種別
2
別紙「税種別・事業区分・税率一覧」参照
消費税区分
X
貸方
事業区分
1
簡易課税・業種(“”または0:なし、1~5:業種1~5)
消費税区分
Y
貸方
消費税率(%)
―
“”/0/3/5
消費税区分
Z
貸方
内・外・別記
1
“”または0:なし、1:内税、2:外税、3:別記
消費税区分
AA
貸方
金額(入力)
12
AB
貸方
消費税額
12
AC
貸方
摘要
70
※1
○※3
○※4
科目マスタ登録
ないときは””または0
補助科目マスタ登録
ないときは””または0
部門マスタ登録
ないときは””または0
取引先マスタ登録
取引先マスタ登録
○
消費税区分
外税のときのみ
消費税区分
摘要
○※3
○※4
科目マスタ登録
ないときは””または0
補助科目マスタ登録
ないときは””または0
部門マスタ登録
ないときは””または0
取引先マスタ登録
取引先マスタ登録
○
消費税区分
外税のときのみ
消費税区分
摘要
1枚の伝票は「伝票日付」と「伝票 NO」で判断して区切ります。伝票 NO
がないときは1行明細の伝票(単一仕訳)とみなします。
これまでの伝票番号が参照されるわけではないので、ご注意下さい。
-4-
※2
※3
※4
補助科目管理を行っている科目の仕訳の場合は、必須入力となります。
部門管理を行っている科目の仕訳の場合は、必須入力となります。
取引先管理を行っている科目の仕訳の場合は、必須入力となります。
別紙:税種別・事業区分・税率一覧
別記様消費税
税種別
売上/仕入
―
事業区分
―
税率
―
内/外/別記
―
貸借区分
―
10 課税売上
11 課税売上返還
12 課税売上貸倒
13 課税売上貸倒回収
1:売上
1:売上
1:売上
1:売上
○
○
―
―
○
○
○
○
○
○
○(内のみ)
○(内のみ)
貸
借
借
貸
14
20
非課税売上
輸出売上
1:売上
1:売上
―
―
―
―
―
―
(貸)
(貸)
24
非課税輸出売上
1:売上
―
―
―
(貸)
34
有価証券の譲渡
1:売上
―
―
―
(貸)
50
60
課税売上対応課税仕入
共通対応課税仕入
2:仕入
2:仕入
―
―
○
○
○
○
借
借
70
非課税売上対応課税仕入
2:仕入
―
○
○
借
51
課税売上対応課税仕入返還
2:仕入
―
○
○
貸
61
71
共通対応課税仕入返還
非課税売上対応課税仕入返還
2:仕入
2:仕入
―
―
○
○
○
○
貸
貸
52
62
72
課税売上対応課税貨物
共通対応課税貨物
非課税売上対応課税貨物
2:仕入
2:仕入
2:仕入
―
―
―
○
○
○
○
○
○
借
借
借
54
非課税仕入
2:仕入
―
○
○
借
98
99
対象外(不課税)
不明
―
―
―
―
―
―
―
―
―
―
0
事業区分
0
1
2
3
4
5
なし
業種1
業種2
業種3
業種4
業種5
0
3
5
なし
3%
5%
税率
内/外/別記
0
1
2
3
なし
内税
外税
外税別記
-5-
※下記項目において、データの取り込みを行う際に、設定をよく確認してください。
・ 補助科目コード・・・補助科目マスタにおけるコードになります。発展会計では補
助科目コード(補助科目マスタ登録の検索コード)は9桁です。他社の会計ソフト
で9桁以上のコードを使用している際は、コードの変換を行ってください。(借
方・貸方)
・ 部門コード・・・発展会計では部門コード(部門マスタ登録の検索コード)は 8 桁
です。他社の会計ソフトで8桁以上のコードを使用している際は、コードの変換を
行ってください。(借方・貸方)
・ 取引先コード・・・発展会計では取引先コード(取引先マスタ登録の検索コード)
は12桁です。他社の会計ソフトで12桁以上のコードを使用している際は、コー
ドの変換を行ってください。(借方・貸方)
・ 摘要・・・発展会計の摘要は最大 70 バイト(全角 35 文字)までです。他社の会計
ソフトで 70 バイト以上の摘要を記入している場合は、71 バイト以降の文字列を削
除して摘要を取り込みます。必要であれば、摘要の内容を変更してください。
・ 消費税・・・取り込みファイルのフォーマットに合わせて、データを取り込むと、
別紙の税率一覧として表示されます。
例)売上高(コード:4001)1,000 円(消費税区分、売内5=課税売上内税5%)
項目
勘定科目コード
補助科目コード
部門コード
取引先コード
取引先名
税種別
事業区分
消費税率(%)
内・外・別記
金額(入力)
消費税額
項目説明欄
ないときは“”または0
ないときは“”または0
ないときは“”または0
別紙「税種別・事業区分・税率一覧」参照
簡易課税・業種(“”または0:なし、1~5:業種1~5)
“”/0/3/5
“”または0:なし、1:内税、2:外税、3:別記
外税のときのみ
記述内容
4001(科目コード)
“”(補助科目なし)
“”(部門なし)
“”(取引先なし)
“”(取引先なし)
10
0
5
1
1,000
“”(内税)
3.発展会計の「仕訳データ取込」で仕訳データを取り込みます。
取込期間を指定して、必要なデータを取り込みます。
1.システムの種類(図①)を選択し
ます。
2.取込む伝票の期間を指定する場
合には「期間指定」にチェックを
入れます。(図②)
3.取り込み対象とする伝票日付範
囲を入力します。(図③)
ここでは、エクスポートファイ
ルに指定範囲外のデータがあっ
ても、そのデータは取り込みま
-6-
せん。
4.指定期間内に既に存在する取込データを削除する場合にチェックを入れます。(図
④)
5.入力期間外の伝票を期間内の最初の日付に修正して取り込む場合には、チェック
を入れます。チェックを入れない場合は、入力期間外の伝票があると、エラーが
出て取り込みません。(図⑤)
6.取り込むファイルを指定します。(図⑥)
7.取り込み元のデータファイル内で先頭行に仕訳データがない場合はここにチェッ
クを入れます。(図⑦)
8.取込後、取り込み元のデータファイルを削除する場合にチェックを入れます。(図
⑧)
9.実行(図⑨)を実行します。
4.仕訳データ取消
仕訳データを取り込んだものの、科目の不整合などで間違えて取り込んでしまった際
に、取込期間または、実施した期間を指定して、取り込んだデータを削除します。該
当期間に発展会計にて入力した仕訳については削除されません。
1.取込基準(図①)を選択します。
2.①で伝票日付指定を選択した場
合、伝票日付範囲を入力します。
(図②)
3.①で取込日時指定を選択した場
合、取込履歴表示(図③)を押しま
す。
4.取込日時を選択します。(図④)
5.実行(図⑤)を実行します
-7-
Q&A
・ 過去の仕訳明細を取り込みたいが・・・。
過去に遡って、仕訳明細を取り込む事はできません。あくまでも期中のみのデータ
となります。
・ 正しくデータが取り込めたかどうか確認したい。
仕訳チェックリストをご利用ください。印刷条件指定の画面で、伝票の計上日付の
範囲を指定した上で、更新日付にチェックを入れて、取り込みの作業を行った日付
を入力してください。科目や補助科目の間違いがないか、仕訳チェックリストでご
確認ください。
・ ある期間までのデータが取り込まれていない。
会計事務所側で入力制限がかかっている可能性があります。
◆ 顧問先様・・・会計事務所にお問い合わせ下さい。
◆ 会計事務所様・・・会計事務所メニューの進捗-入力、進捗-監査をご確認下さ
い。該当する期間で入力制限を加えている場合は、制限を解除して、仕訳デー
タ取り込みを実施してください。
・ エクスポートするファイルの勘定科目の名称を間違えた。
勘定科目名は、発展会計の科目を利用するので、エクスポートファイルの名称が間
違えていても問題ありません。各コードを間違えてしまうと、間違えたコードの科
目・補助科目でデータを取り込むのでご注意下さい。
・ 部門管理あり(取り込みデータ)⇒部門管理なし(発展会計)にしたい。
対応しておりません。
(エラーになります)
・ 部門管理なし(取り込みデータ)⇒部門管理あり(発展会計)にしたい。
部門管理がないエクスポートファイルから、科目マスタ登録で「部門管理あり」の
設定をしている勘定科目に、データを取り込むとエラーになり、データを取り込む
ことができません。そのため、データを取り込む際には「部門管理なし」と設定を
しておき、データ取込後に、発展会計の伝票入力画面で部門の修正をするようにし
てください。
・ 補助科目あり(取り込みデータ)⇒補助科目なし(発展会計)にしたい。
対応しておりません。
(エラーになります)
・ 補助科目なし(取り込みデータ)⇒補助科目あり(発展会計)にしたい。
-8-
補助科目がないエクスポートファイルから、科目マスタ登録で「補助科目あり」の
設定をしている勘定科目に、データを取り込むとエラーになり、データを取り込む
ことができません。そのため、データを取り込む際には「補助科目なし」と設定を
しておき、データ取込後に、補助科目の設定をするようにしてください。
以上
-9-