平成２４年７月６日発行宮城県東部土木事務所宮城県土木部では、社会資本再生・復興計画アクションプランを策定し、平成２７年度までの災害復旧とまちづくりを支援する復興事業に取り組んでいます。今回、「見える復興見せる復興」として、県内でも特に甚大な被害を受けた東部土木事務所管内の復旧・復興事業の進捗状況等を、積極的に情報発信することとし、これまでの「東部土木だより」を改め、「東部土木復旧・復興だより」を発信することとしました。１．災害復旧事業の進捗状況事業箇所数全体事業中うち完了事業費（億円）着手率全体事業中うち完了着手率道路関係 591 214 5 36% 道路関係 481 89 1.4 18% 河川関係 63 29 1 46% 河川関係 1,279 29 1.5 2% 合　計 654 243 6 37% 合　計 1,760 118 3 7% ２．道路災害復旧事業関係当事務所管内の県管理道路の東日本大震災に係る被害は５９１箇所、４８１億円となっております。このうち、２ページに示しました２１４箇所について、事業に着手しており、うち５箇所で完了しています。まちづくり計画等と事業調整が必要な箇所以外は、今年度内に完了させます。 ○（主）河北桃生線福地道路災害復旧事業完了（主）河北桃生線石巻市福地地内の路面の災害復旧事業が完了しました。 ■仮橋が完成しています。 ■被災状況 ■平成２４年６月２２日復旧完了 ※）今後、災害復旧事業が本格化すると、地域の皆様にご不便・ご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。 ■仮橋が完成しています。 1 道路関係災害復旧事業箇所図平成２４年６月末時点 2 ３．河川・海岸関係当事務所管内では、河川・海岸施設の被害が大きく、被害額は６２箇所、１２７９億円で、管内の県管理施設の被害額の７２％を占めており、大津波による沿岸部での被害がいかに甚大であることかが分かります。 ○定川災害復旧事業概要説明会を開催します。定川は東北地方太平洋沖地震による津波により、堤防が決壊するなど甚大な被害を受けましたが、復旧方針が決定したことから、７月１８・１９日に沿川の方々を対象とした災害復旧事業概要説明会を開催します。 ◆事業概要看板の設置 ■津波により右岸堤防が決壊堤防が約2.5m 上がります ■完成のイメージ ※）７月１０日頃に看板が設置されます。 ※）現地に丁張を設置しました。 ○白浜海岸の本格復旧白浜海岸は東北地方太平洋沖地震による津波により、防潮堤が流出しました。これまで、復旧計画について地域の方々に説明し、完成のイメージを現地に示しました。 ◆事業概要看板の設置 ■津波により被災の状況堤防が約5m 上がります ■完成のイメージ ※）現地に看板と丁張を設置しました。 3 河川・海岸関係災害復旧事業箇所図 ■協議設計箇所(河川･海岸）一覧相川沢川白浜地区海岸長塩谷地区海岸大沢川･皿貝川･追波沢川中島川･西沢川横須賀地区海岸富士川･釜谷川追波川･加茂川･新寺川竹の迫川･狭川･赤柴川石巻市凡例赤字：海岸緑字：河川大原川真野川･八津川･高木川日向川･水沼川女川町女川定川折立地先海岸東松島市北北上運河猪落地先海岸南北上運河北上運河浦宿地先海岸針浜地先海岸長浜地先海岸大曲地区海岸東名運河浜市地区海岸長石地先海岸長浜地先海岸州崎地先海岸東名地先海岸東侍浜地区海岸大谷川地区海岸谷川地区海岸清水田地区海岸鰐ヶ淵地先海岸大原地区海岸淀川湊川仁斗田地先海岸網地地区海岸長渡地先海岸根組地先海岸 4 ４．復興道路事業まちづくりを支援する当事務所管内の県管理の復興道路に対して、これまで、９路線２３箇所に約７５億円の復興交付金が配分されました。今後、各市町の計画に基づき、必要となる復興道路の整備を進めてまいります。 ○（一）石巻雄勝線石巻市藤巻地区地元説明会（一）石巻雄勝線の石巻市藤巻地区については、国が行う旧北上川の災害復旧事業にあわせて道路の整備を行うことにしており、６月２５日に開催した２回目の説明会で、地元の方々の了解をいただきました。復興道路箇所図 ○問い合わせ先宮城県東部土木事務所企画担当チームＴＥＬ：０２２５－９５－１１５１ http://www.pref.miyagi.jp/et‐dbk/ E－mail：et‐[email protected] 5