農地・水・環境保全向上対策(営農活動支援)先進的営農活動の基準となる 地域の化学肥料の使用量及び化学合成農薬の使用回数設定に係る事務取扱要領 第1 趣旨 農地・水・環境保全向上対策(営農活動支援)における先進的営農活動(以下「先 進的営農活動」)を実践するにあたって必要となる地域の化学肥料の使用量及び化学 合成農薬の使用回数(以下「地域慣行レベル」)を定めることに関して、県が行う事 務の内容について必要な事項を定める。 第2 地域慣行レベル設定の考え方 先進的営農活動の取組予定のある品目(以下、「取組予定品目」)について、栽培 地、栽培環境等の諸条件を勘案し、県が地域慣行レベルを定めるものとする。 なお、同じ地域で、同じ品目、作型において、既に特別栽培農産物の基準となる慣 行レベルが存在する場合は、その内容と整合をとるものとする。 第3 地域慣行レベル設定について 1 取組予定品目の地域慣行レベルは、当該地域を管轄する農林水産事務所長が定め、 関係する市町村長に対して通知する。 2 農林水産事務所長は地域慣行レベルを定めるに当たっては、農業総合試験場長の意 見を聞くものとする。 3 農林水産事務所長は地域慣行レベルを定めた後、農林水産部長に報告する。 第4 地域慣行レベル設定の手順 1 農林水産事務所農業改良普及課(以下「担当課」)は、地域における病害虫・雑草 防除、肥培管理等を調査した結果から技術体系表(様式1号)を作成し、化学肥料の 使用量及び化学合成農薬の使用回数をもって地域慣行レベルを設定するものとする。 2 地域慣行レベルを設定する際には、次の事項に留意するものとする。 ア 特別栽培農産物の基準となる慣行レベルの確認等に係る事務取扱要領(平成19 年1月4日付け園産第401号愛知県農林水産部長通知)の内容について。 イ 地域慣行レベルの設定地域の範囲は原則として、当該地域を管轄する担当課の管 内とする。 3 担当課は、技術体系表を作成するにあたり、農業総合試験場企画普及部広域指導グ ループ(当該作目担当及び病害虫担当、土壌肥料担当)に対して、意見を聴くものと する(様式2号、様式3号)。 4 農林水産事務所長は、当該品目の地域慣行レベルを定めた後、関係する市町村に対 して通知するとともに(様式4号)、農林水産部長に報告する(様式5号)。 第5 地域慣行レベル台帳 担当課は、地域慣行レベル台帳(様式6)を備えるとともに、地域慣行レベル設定 に関する書類を、設定日から起算して、10年間保管するものとする。 第6 地域慣行レベルの公表 農林水産部農業経営課は、地域慣行レベル台帳を農業経営課ホームページで公表す る。 第7 地域慣行レベルの有効期限 1 地域慣行レベルの有効期限は、平成23年度末までとする。 2 有効期限の途中で、新たな技術が地域で導入される等、地域の栽培実態が変化し た場合は、地域慣行レベルを見直すことができる。 この要領は、平成19年1月4日から施行する。 平成20年1月4日改正 農地・水・環境保全向上対策営農活動支援における地域慣行レベル 農業改良 普及課名 一宮 化学合成農薬 使用成分回数 (回) 化学肥料 窒素成分量 (kg/10a) 8∼9月 14 7 普通期栽培 10∼11月 14 9 水田 普通期栽培 10∼11月 15 7 稚苗移植栽 培 9月∼10月 15 10 栽培地:愛西市の一部(注1)、弥富市、蟹江町、飛 島村に限る 品種:「あいちのかおりSBL」に限る 8月 16 10 8月∼9月 15 8 栽培地:愛西市の一部(注1)、弥富市、蟹江町、飛 島村に限る 品種:「あきたこまち」に限る 栽培地:弥富市南部地域に限る 品種:「コシヒカリ」に限る 9月∼10月 14 10 栽培地:津島市の一部(注2)、七宝町、美和町、甚 目寺町、大治町に限る 品種:中生品種に限る 栽培地:津島市の一部(注2を除く)、愛西市の一部 (注1を除く)に限る 品種:晩生品種に限る 栽培地:津島市の一部(注2を除く)、愛西市の一部 (注1を除く)に限る 品種:極早生(コシヒカリを除 く)及び早生品種に限る 栽培地:津島市の一部(注2を除く)、愛西市の一部 (注1を除く)に限る 品種:中生品種に限る 栽培地:津島市の一部(注2を除く)、愛西市の一部 (注1を除く)に限る 品種:「コシヒカリ」に限る 栽培地:津島市の一部(注2を除く)、愛西市の一部 (注1を除く)に限る 品種:全品種(コシヒカリを除 く) 作物区分 作物名 栽培環境 水稲 水稲 水田 早期栽培 水稲 水稲 水田 水稲 水稲 水稲 水稲 露地 水稲 水稲 露地 水稲 水稲 露地 作型 稚苗移植栽 培 稚苗移植栽 培 収穫期間 ( 月∼ 月) 水稲 水稲 露地 稚苗移植栽 培 水稲 水稲 露地 稚苗移植栽 培 10月∼11月 15 8 水稲 水稲 露地 稚苗移植栽 培 8月∼10月 14 10 9月∼10月 14 10 8月∼9月 14 8 海部 稚苗移植栽 培 稚苗移植栽 培 水稲 水稲 露地 水稲 水稲 露地 水稲 水稲 露地 直播栽培 (湛直) 9月∼10月 13 10 非結球芽 キャベツ 露地 普通 12月∼3月 14 26 葉茎菜類 栽培地、品種、土壌条件など 特記事項 品種:コシヒカリ 栽培地:一宮市・稲沢市に限る 品種:あいちのかおりSBL 栽培地:一宮市・稲沢市に限る 品種:ハツシモ 栽培地:一宮市・稲沢市に限る 砂壌土 (プチヴェール) 知多 水稲 水稲 水田 早期 水稲 水稲 水田 早期∼普通 期 果菜類・果実的野菜 スイートコーン 露地 8 15 10 6∼7 10 33 コシヒカリ 砂質土壌 水稲 水田 (コシヒカリ) 早期栽培 8月∼9月 16 8 岡崎市平坦部(旧の常盤村、本宿町、山中 町、竜谷村、河合村、額田町を除く)、幸田町 水稲 水稲 水田 (コシヒカリ) 早期栽培 8月∼9月 18 8 岡崎市中山間部(旧の常盤村、本宿町、山中 町、竜谷村、河合村、額田町) 水稲 水稲 水田 (コシヒカリ) 早期栽培 8月∼9月 14 8 西尾市、一色町、吉良町、幡豆町 水稲 水稲 水田 (あさひの夢) 早植栽培 9月∼10月 16 10 岡崎市、西尾市、一色町、吉良町、幡豆町、幸 田町 10月 18 10 岡崎市、西尾市、一色町、吉良町、幡豆町、幸 田町 水稲 (あいちのかおりSBL) 水田 早植∼ 普通期栽培 水稲 水稲 水田 (ミネアサヒ) 早期∼ 早植栽培 9月 18 10 岡崎市 麦・豆類 小麦 水田 (農林61号) 秋まき 6月 7 13 岡崎市、西尾市、一色町、吉良町、幡豆町、幸 田町 麦・豆類 小麦 水田 (イワイノダイチ) 秋まき 6月 7 14 岡崎市、西尾市、一色町、吉良町、幡豆町、幸 田町 麦・豆類 大豆 水田 (フクユタカ) 秋大豆 11月∼12月 10 2 岡崎市、西尾市、一色町、吉良町、幡豆町、幸 田町 9月∼翌年7月 84 60 岡崎市、西尾市、碧南市、幸田町 9月∼11月 38 8 岡崎市、西尾市、吉良町、幸田町 5月∼6月 26 7 幸田町 西三河 果菜類・果実的野菜 (うち施設ナス) ナス (千両) 施設 果樹・茶 カキ (筆柿) 露地 果樹・茶 モモ 施設 少加温 麦・豆類 大豆 輪換田 秋大豆 葉茎菜類 安城 東三河 15 水稲 水稲 豊田加茂 早熟 8∼9 8∼10 促成 11月∼12月 12 11 周年 チンゲンサイ 施設 (ビニルハウス) 1月∼12月 8 10 8月∼10月 38 30 10月∼6月 80 67 岡崎市、碧南市、刈谷市、安城市、西尾市、知立市、高 浜市、一色町、吉良町、幡豆町、幸田町 8月∼10月 14 10 豊田市(旧豊田市石野・松平地区、旧西加茂郡、旧東加茂郡 を除く)、西加茂郡三好町に限る。 果樹・茶 ナシ 露地 果菜類・果実的野菜 (うち施設キュウリ) キュウリ 施設 促成 水稲 水稲 水田 早期∼普通 期 果樹・茶 モモ 露地 露地 6月∼9月 33 15 果樹・茶 ナシ 露地 露地 7月∼12月 38 30 水稲 水稲 (露地)水田 早期∼普通期 8月∼10月 17 9 碧南市、刈谷市、安城市、知立市、高浜市 東三河地域 注1:旧海部南部農協管内(西條町、西保町、東條町、東保町、本部田町) 注2:海部東部農協管内(青塚町、牛田町、宇治町、大坪町、金柳町、神守町、神尾町、光正寺町、高台寺町、越津町、下切町、白浜町、大木町、椿市町、寺野町、莪原町、葉 苅町、百町、蛭間町、牧野町、百島町)
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