ロックスプロケットNタイプ

j 締め付けに際してスプロケット本体はナットと反対方向に
0.2 ∼ 2.0mm 程度移動しますのでスプロケットアライメン
ト及び軸の段に注意してください。
移動量以上のスキマ
ロックスプロケットNタイプ
取扱説明書
株式会社 椿本スプロケット
部品名称
w
①スプロケット本体
スプロケット本体の回り止め方法としては
(注)
r
qシャフトをパイプレンチ等で固定しナットを締結してく
e
②ナット
ださい。
wハブをパイプレンチ等で固定しナットを締結してください。
③スリーブ
eハブに回り止め穴、溝を設けフックスパナー等で固定し
④止め輪
ナットを締結してください。
q
■取り付け
■取り外し
a 軸表面のゴミをふきとり、オイルまたはグリースを薄く塗
a スプロケットと軸にトルク、スラスト荷重が掛かっていな
ってください。(モリブデン系の減摩剤を含有したオイル、
いことを確認した後、ナットをゆるめてください。
s ナットをゆるめるに際して、軸又はスプロケット本体の周
グリースは使用しないでください。
)
s スリーブ・ナット及び止め輪はスプロケット本体に組み
立ててありますので、そのまま軸に取り付けてください。
取り付けにくい時はナットを緩み方向に回してください、
取り付けが容易になります。
1ヶ月以上保管後使用される時はスリーブを取り外した後、
り止めを確実に行ってください。
d ナットをゆるめることにより軸とスプロケットの締結が解
除されます。
■一般注意事項
スリーブ外周に付着したゴミを抜き取りオイル又はグリー
a ナットの締め付けに際しては、必ずトルクレンチを使用し
スを塗ってください。(モリブデン系の減摩剤を含有した
てください。手締め、パイプを継ぎたした締め付け等不正
オイル、グリースは使用しないでください。
)
確な締め付けは正確な伝達トルクを得られぬばかりかトラ
d スプロケット本体の回転止めを行いナットを手締めするこ
とでロックスプロケットを軸の所定位置に又は所定位相位
ブルの原因になりますのでお止めください。
s トルクレンチはご使用になるトルクレンチの取扱説明書に
従い正しくご使用ください。
置に仮固定することが出来ます。
■保守点検
トルクレンチ
a 定期的に締め付け状況の確認をしてください。
ナット
s 保守点検は必ず荷重を取り除いた状態で行ってください。
軸間距離とスプロケットの心出しについては下表の値以下
(注)
にしてください。
軸間距離(C)
1mまで
1 ∼ 10m
10m以上
心ズレ(δ)
± 1mm
±C
(mm)/1000
± 10mm
f トルクレンチを使用し規定締め付けトルク MA(右表)で
ナットを締め付けてください。
g ナット締め付けに対して軸又はスプロケット本体の回転
止めを確実にして締め付けてください。スプロケット本体
の回転止めの一方法としてスプロケットのハブ外周部に穴
を明け、穴に回り止め棒を使用する方法が有ります。
(穴明加工後はバリ・カエリを十分除去ください。
)
■ N タイプスリーブ寸法表
スリーブ 軸穴径 スリーブ ナットの
寸 法 L 1 二面幅寸法
枠
番 mm
mm
mm
7
8
N1
18
5
9
10
11
N2
22
6
12
14
15
N3
30
8
16
17
18
N4
36
10
19
20
22
N5
41
11
24
25
26
N6
46
11
28
伝 達トルク M t
N・m
22.7
26.0
29.2
42.0
46.2
50.4
104.0
111.0
119.0
161.0
171.0
180.0
214.0
236.0
257.0
370.0
385.0
415.0
{Of・m}
{2.32}
{2.65}
{2.98}
{4.29}
{4.71}
{5.14}
{10.61}
{11.33}
{12.14}
{16.43}
{17.45}
{18.37}
{21.84}
{24.08}
{26.22}
{37.76}
{39.29}
{42.35}
ナット締め付けトルク MA
N・m
{Of・m}
18
{1.84}
28
{2.86}
65
{6.63}
100
{10.20}
130
{13.27}
200
{20.41}
〒613-0022 京都府久世郡山久御山町市田一の坪28-1
本 商 品に関するお 問 合せは、お 客 様サービスセンター( T S P C Sセンター)をご利 用ください 。
TSP CSセンター TEL
(0774)43-8911 FAX
(0120)210-179
2004年1月