平成25年8月6日 JSR株式会社 SCIVAXライフサイエンス株式会社 【 お問い合わせ窓口 】 J S R 株 式 会 社:広報部 TEL(03)6218-3517 武田 SCIVAXライフサイエンス株式会社:管理部 TEL(044)580-3008 奥田 JSR株式会社とSCIVAXライフサイエンス株式会社 三次元細胞培養事業に関する戦略的提携を実施 このたび、JSR株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:小柴 満信、以下「JSR」)と SCIVAXライフサイエンス株式会社(本社:川崎市幸区、代表取締役社長:田中覚、以下「SLS」) とは、SLSが展開する三次元細胞培養事業において、資本参画を含む業務提携を行いました。 SLSは、独自の三次元細胞培養技術を有する企業で、製薬企業や大学等で行われる研究開発向けの細胞 培養容器(製品名:NanoCulture® Plate)を製品化し、日米を中心に販売してまいりました。今般、JSR との業務提携を通じ、JSRのライフサイエンス事業関連会社である、JSRライフサイエンス株式会社、 JSR Micro, Inc., JSR Micro N.V.等の国内外ネットワークを活かし、NanoCulture® Plate の拡販をグローバ ルに加速させていきます。 三次元細胞培養とは細胞を立体的に培養する方法で、従来の培養方法と比べて、培養した細胞の性質が生 体に近くなることが学術論文で多数報告され、近年注目を集めている技術です。三次元細胞培養技術により、 従来の方法で培養した細胞では見ることのできなかった病気のメカニズムの解明や、画期的な治療法・新薬 の開発につながるものと期待されております。 現在、NanoCulture® Plate は、主にがんの研究分野において活用が進んでおりますが、抗がん剤効果の 予測用途や、iPS細胞他の再生医療分野用途等への展開が期待できる技術です。JSRとSLSは、今回 の提携により、こうした新規の用途への展開も進めてまいります。 JSRとSLSは、今後も両社の三次元細胞培養技術とポリマー材料技術を融合し、がん研究用途での NanoCulture® Plate の拡販に加えて、新たな用途展開を進め、JSRのライフサイエンス事業と、SLS の事業の拡大を通じて医療技術の向上に貢献していく考えです。 以上 NanoCulture® Plate 上で培養した細胞の SEM 画像
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