シリーズと S10mini の仕様比較

別紙2
NO.00-04-01(1)a
HIDIC-S10α
HIDIC-S10α(NESP-S25)シリーズと
(NESP-S25)シリーズと S10mini の仕様比較
S10miniはHIDIC-S10αシリーズおよびNESP-S25シリーズ(以下、総称して「S10αシリーズ」と称す)に対して
一部の機能を除き、互換性を保っておりますので、リプレースや増改築が可能です。
●S10/2α(NESP-S25E)シリーズのラダー図、HI-FLOW、C言語プログラムはそのまま流用することが可能です。
(4α(S25M)シリーズのラダー図は変換作業が必要です。またFA-BASIC、4αF用HI-FLOWは未サポート)
●基本的に従来と同様のシステム構築が可能ですが、一部の機能については改善・削除したものがございま
す。
下表にS10miniとS10αシリーズとの仕様比較を示します。但し、下表は概略の相違を示したものですので、
詳細につきましては「S10miniプランニングガイド<リプレース編>」をご参照ください。
1.ハードウェアの仕様比較 (<*>印は S10/2α(S25E)シリーズのみ)
NO.
項 目
1 S10mini で
改善した機能
2
S10αシリーズ
S10mini
(1)システムの初期立上げ時、ツールから
OS、マイクロプログラムをローディン
グ
要<*>
(2)拡張メモリ、OSメモリはパリティ
チェック(1ビットのビット化けを
エラー検出する)<*>
(3)CPUユニットにI/Oモジュール
実装不可<*>
(4)イーサネットモジュールには
10BASE5のみ<*>
(1)システムの初期立上げ時、OS、マイクロ
プログラムはローディング不要
(フラッシュメモリ化のため)
(2)拡張メモリ、OSメモリはECC実施
(1ビットのビット化けは自動修正してリード
する)
(3)CPUユニットにI/Oモジュール混在実装可。
(4)イーサネットモジュールに 10BASE-5/T
両方サポート
S10mini で
削除した機能
(1)CPUに上位リンクのインタフェース
あり<*>
3
4
未サポート
オプション
モジュール
追加
モジュール
・S10ET LINK<*>
・PSE LINK<*>
・外部機器 LINK<*>
・高速リモート
I/O<*>
・BSC<*>
・パラレル I/F<*>
・アナログ
スライサ<*>
・光アダプタ<*>
・0.5MB 拡張メモリ
<*>
(LWE400)
(LWE040)
(LWE046):RS-422I/F
(LWE100)
(LWE430,LWE530)
(LWZ400)
(LWA200)
CPU には上位リンクのインタフェースなし
代わりに RS-232C モジュールに上位リンクの
インタフェース(H-7338 インタフェースプロト
コル)を実装しました。
詳細は「製作中止品型式一覧表」もしくは
「S10mini プランニングガイド<リプレース編
>」を御参照ください。
左記オプションモジュールにつきましては、
S10mini ではサポートしておりませんのであら
かじめ御了承願います。
代替モジュールにつきましては「製作中止品型
式一覧表」もしくは「S10mini プランニングガ
イド<リプレース編>」を御参照ください。
(LWZ440)
(LWM413,LWM423)
−
・D.NET
(LQE070:DeviceNet)
・FL.NET
(LQE000:高速CPU間リンク)
・OD.RING
(LQE015:局間1kmタイプ)
・J.NET-INT
(LQE045:割込み入力付き)
・64点ディジタルI/Oモジュール
− 1/2 −
NO.
項 目
5 処理性能
6
S10αシリーズ
S10mini
−
・モデルL
:4αシリーズ以上
・モデルS、H
:2αE相当
・モデルF
:2αHfの70%相当
・モデルD
:2αH相当
・Windows版(DOS/V機 + Windows95/98)
(注)S10mini 用ツールは原則上記パソコンを使
用して下さい。2αE 用 F/D で PSEαを S10mini
に接続することも可能ですが、パソコン版ツー
ルに対して未サポート機能も多い為、パソコン
版ツールを使用して下さい。尚、NEC 社製 PC-98
はサポートできませんのでご了承ください。
(1)バッテリのメモリバックアップ寿命は
下記となります。バッテリはユーザにて
交換可能です。
・拡張メモリが無しの場合 :累積 7 年
・拡張メモリ1MB実装の場合:累積 5.5年
・拡張メモリ2MB実装の場合:累積 4.5年
・拡張メモリ3MB実装の場合:累積 4 年
・拡張メモリ4MB実装の場合:累積 3.5年
(2)奇数スロット実装の制限はございません。
但し、左詰めでの実装が必要となります。
プ ロ グ ラ ミ ン ・Windows版(DOS/V機 + Windows95/98)
・DOS版(NEC社製PC-98 + MS-DOS)
グツール
・PSEα
7
その他
(1)バッテリのメモリバックアップ寿命は
累積7年。バッテリはユーザ交換
不可。
(2)特定のモジュールは奇数スロットに
実装しなければならない<*>
2.ソフトウェアの仕様比較(互換性)
NO.
項 目
4αシリーズ → S10mini
1 アプリケーション ラダープログラムは同一ロジックで使用
できますが、変換作業が必要です。
プログラムの
互換性
2
上位リンク機能
S10miniのCPUモジュールには上位リンク
のインタフェースがございませんが、代用
としてRS-232Cモジュールの上位リンク機
能を使用することが可能です。
ただし、RS-232C モジュールの上位リン
ク機能はアテンション割込みをサポート
しておりません。S10mini から上位装置に
対してアテンション通知が必要な場合に
はイーサネットの使用を推奨致します。
2αシリーズ → S10mini
ラダー図、HI-FLOW、2E、2αH(f)用 C 言
語プログラムについてはそのまま使用可
能。2α用 C 言語についてはソースプログ
ラムを MC68020 指定にて再コンパイルが
必要です。
同左。
3.その他
NO.
項 目
1 変換アダプタについて
2
3
4
PSEαのF/Dを
Windows 版に変換する方法
4αシリーズ用の
ラダープログラムを
S10mini 用に変換する方法
FA-BASIC
内 容
(1)S10miniのオプションモジュールをS10/2αのCPUユニットに実装出来る
変換アダプタを用意する予定です。
(2)S10mini の I/O モジュールを S10/2αの I/O ユニットに実装出来る
変換アダプタタを用意する予定です。
PSEαの F/D プログラムを実機にロードし、同じエリアを Windows 版ツール
でセーブすることで変換する方法がございます。
Windows 版 4α用(または 4αH 用)ラダー図システム<Ver.6 以上>でプログラ
ムを受信し、全回路をコピーし、Windows 版 S10mini 用(2αシリーズ用)ラ
ダー図システム<Ver.6 以上>にペーストしコンパイルする。
S10mini では FA-BASIC はサポートしておりませんので、
あらかじめ御了承願います。
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