青梅市立西中学校 第5号 2013年12月3日(火)発行 師走に「師」去る 本校の赤塚義知主幹教諭が、12月1日付東京都教育委員会からの発令を受けて、東 村山市立東村山第七中学校に副校長として昇任されてのご栄転となりました。 赤塚先生には平成15年の春以来、約11年もの間本校の国語科教員として、また卓 球部顧問として生徒ひとり一人を大切にする姿勢で多大な貢献をして来られました。 昨日の朝礼で校長先生から披露された、赤塚先生からのメッセージを掲載します。 青梅市立西中学校の皆様へ 私はこの度、12月1日をもって東村山市立第七中学校に転勤いたしまし た。西中の皆様とこのような形でお別れしなければならないことが、とても 残念です。 私が西中に11年間も勤務したその理由は、ただ一言、西中が大好きだっ た、ということに他なりません。西中から見える美しい景色が好きだったし、 西中を囲む清らかな水と空気が好きだったし、何よりも西中で暮らす人達の ことが大好きだったからです。西中の先生方、保護者の皆様、地域の方々、 大変お世話になりました。ありがとうございました。 西中生の皆さん、皆さんは本当に立派な中学生です。今この瞬間も、きっ と素晴らしい態度で話を聞いているのでしょう。皆さんのことは、私にとっ て、大切な、大切な宝物です。 3年生の皆さん、君達と卒業式まで一緒にいられなくてごめんなさい。こ れから君達を待ち受ける“受験”という試練を一緒に乗り越えたかったので すが、かなわぬこととなってしまいました。しかし、君達なら必ず受験との 戦いに勝てると私は確信しています。みんなが心を一つにして、あらゆるこ とを乗り越えてきた君達だから。 3年生全員の健闘と志望校合格を、陰な がら応援しています。 2年生の皆さん、私は、君達が日一日と成長する姿を見せてくれるのが、 嬉しくてたまりませんでした。気持ちのこもった清々しいあいさつや言葉遣 い、心をこめて隅々までみがきあげる掃除の時間、全校集会でのきちんとし た姿勢やしっかりと取り組む授業への態度。これらはまぎれもなく西中の伝 統であり、君達2年生の現在の姿そのものです。どうかこの姿を後輩達に伝 えていってください。 1年生の皆さん、君達との週1回の授業はとても楽しかったです。どのク ラスも大変よく取り組んでくれました。これからも、美しい文字を書いてく ださい。また、スキー教室での百人一首大会もがんばってください。今の3 年生は百人一首が大好きで、スキー教室での盛り上がり方は歴史に残るほど でした。1年生の皆さんもぜひ百人一首の楽しさを味わってください。 最後に卓球部の皆さん。私が一番つらいのが君達との別れです。一人一人の成 長をこの目で見てきたからこそ、最後まで見届けたかったです。君達のことを思 うと、胸の奥が痛くなって涙があふれてきます。 これから都大会や関東大会を 目指した真剣勝負が続きます。どうか松本先生と副校長先生と一緒に、熱い戦い を繰り広げてください。 私も遠くから応援しています。 青梅市立西中学校の皆様、長い間、誠にありがとうございました。皆様からい ただいたご恩を決して忘れはしません。皆様と出会えたことを心の支えとして、 私も新しい学校でがんばっていきます。皆様もどうぞお元気でお過ごしください。 いつの日か、再び青梅西中に戻れる時が来ることを夢見ながら、ひとまず、お 別れとさせていただきます。 さようなら。 平成25年12月2日 赤塚 義知 走ろう楽しく「三校連携ランニング教室」開催 11月30日(土)の午前中、本校校庭を会場に 第2回となる「三校連携ランニング教室」が開 かれました。今回は第五小学校・第六小学校 の1年生から6年生までの児童とその保護者 そして西中生が一堂に会し、地域の青少年対 策地区委員会(梅郷・三田の両地区)の方々 に見守られ、西中の卒業生である選手の方々 からランニングの楽しさを学びました。 教えていただいた講師の方は、神田哲広選手・清水大輔選手・乙 訓正幸選手、陸上部の持田繁和コーチ、有賀駿先輩の5名です。 中でも、最後に講評をいただいた清水選手は長距離走の名選手で 5,000m走日本歴代16位、10,000m走日本歴代23位の成績 の保持者です。そこで清水選手の5,000m走のベスト記録 13'25.54に中学生の参加者全員がリレーで挑戦しました。 結果は約3秒及ばず、その距離を1人で走り抜いた清水 選手の「凄さ」を改めて感じました。 楽しく走り方の練習に励んで閉会式に臨んだ後、参加 者全員で実行委員会が用意した豚汁に舌鼓を打ちました。 講評する清水選手 先日「聖明園」の皆様から、市内の全小・中学校に「手縫い雑巾」が贈られました。盲養護老人 ホーム「聖明園」の方々が毎年縫ってくださるのですが、材料となる「タオル」が不足しているそう です。 生徒会から呼びかけがありましたが、ご家庭で眠っているタオルや供出していただけるタオル がありましたら、ご協力ください。よろしくお願いします。 **回収期間** 12月3日(火)~12月20日(金)予定 **回収場所** 職員室前「タオル集積箱」にお入れください。 TEL 0428-76-0114 FAX 0428-76-2394 *教育相談室(金曜日)へも同じ番号で http://www.ome-tky.ed.jp/jhs/nishi-jhs/ 真剣に 人権について 考えよう 12月1日(日)は「世界エイズデー」でした。今月は次のように様々な人権 課題についての啓発期間となっています。改めて、人権について考えましょう。 ☆11月25日(月)~12月1日(日)「犯罪被害者週間」 標語:「支える手 寄り添う心 あなたから」 ☆12月1日(日)「世界エイズデー」標語:「恋愛の数だけHIVを語ろう」 ☆12月3日(火)~9日(月)「障害者週間」 標語:「共に生きる社会を作るために~身につけよう心の身だしなみ~」 12月3日は「国際障害者デー」 12月9日は日本の「障害者の日」 ☆12月4日(水)~10日(火)「人権週間」 標語:「みんなで築こう 人権の世紀」 ~考えよう 相手の気持ち 育てよう 思いやりの心~ ☆12月10日(火)~16日(月)「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」 標語:「許さない あきらめない」 思いを馳せよう さまざまな人権に (1) 女性の人権を守ろう セクシュアル・ハラスメントや家庭や職場 における男女差別、配偶者・パートナーからの 暴力などの人権問題が発生しています。女性と 男性が相互の立場を尊重して協力し合えるよう、 この問題についての関心と理解を深めていくこ とが必要です。 (2) 子どもの人権を守ろう いじめや体罰、児童虐待、児童買春などの 人権問題が発生しています。子どもが一人の人 間として最大限に尊重されるよう、この問題に ついての関心と理解を深めていくことが必要で す。 (3) 高齢者を大切にする心を育てよう 高齢者に対する就職差別や介護者等による 身体的・心理的虐待などの人権問題が発生して います。高齢者が生き生きと暮らせる社会にす るため、この問題についての関心と理解を深め (4) 障害のある人の自立と社会参加を進めよ う 障害のある人が車椅子での乗車を拒否され たり、アパートやマンションへの入居を拒否さ れるなどの人権問題が発生しています。障害の ある人が障害のない人と同じように生活し活動 することのできる社会にするため、この問題に ついての関心と理解を深めていくことが必要で す。 (5) 同和問題に関する偏見や差別をなくそう 同和問題に関する偏見や差別意識から、結 婚における差別、差別発言、差別落書き等の事 案が依然として存在しています。この問題につ いての関心と理解を深めていくことが必要です。 (6) アイヌの人々に対する理解を深めよう アイヌの人々に対する理解不足から、就職 や結婚などにおける偏見や差別が依然として存 在しています。先住民族であるアイヌの人々の 歴史、文化、伝統及び現状に関する認識と理解 (7) 外国人の人権を尊重しよう 外国人に対する就職差別やアパートやマン ションへの入居拒否、公衆浴場での入浴拒否な どの人権問題が発生しています。文化等の多様 性を認め、言語、宗教、生活習慣等の違いを正 しく理解し、これらを尊重することが重要であ るとの認識を深めていくことが必要です。 (8) HIV感染者やハンセン病患者等に対す る偏見をなくそう エイズ、ハンセン病等の感染症に対する知識 や理解の不足から、日常生活、職場、医療現場 など社会生活の様々な場面で差別やプライバ シー侵害などの人権問題が発生しています。感 染症に対する正しい知識と理解を深めていくこ とが必要です。 (9) 刑を終えて出所した人に対する偏見をな くそう 刑を終えて出所した人やその家族に対する 根強い偏見により、就職差別や住居の確保が困 難であるなどの人権問題が発生しています。刑 を終えて出所した人が更生するためには、本人 の強い意欲とともに、周囲の人々の理解と協力 が重要であることから、この問題についての関 心と理解を深めていくことが必要です。 (10) 犯罪被害者とその家族の人権に配慮しよ う 犯罪被害者とその家族が、興味本位のうわ さや心ない中傷などにより名誉を傷つけられた り、私生活の平穏を害されたりする人権問題が 発生しています。家族の立場を考え、この問題 についての関心と理解を深めていくことが必要 です。 (11) インターネットを悪用した人権侵害をな くそう インターネットの普及により、個人の名誉 が毀損されたり、差別を助長するおそれのある 表現が掲載されるなど、その匿名性、情報発信 の容易さを悪用した人権問題が発生しています。 この問題について、個人の名誉やプライバシー に関する正しい理解を深めていくことが必要で す。 (12) 北朝鮮当局による人権侵害問題に対する認 識を深めよう 「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害 問題への対処に関する法律」が施行され,我が国 の喫緊の国民的課題である拉致問題の解決を始め とする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が, 国際社会を挙げて取り組むべき課題とされていま す。この問題についての関心と認識を深めていく ことが必要です。 (13) ホームレスに対する偏見をなくそう ホームレスの自立を図るための様々な取組が 行われている一方,ホームレスに対する嫌がらせ や暴行事件等の人権問題も発生しています。この 問題についての関心と理解を深めていくことが必 要です。 (14) 性的指向を理由とする差別をなくそう 同性愛者など性的指向に関して少数派の (人々への根強い偏見があり,社会生活の様々な 場面で人権問題が発生しています。この問題につ いての関心と理解を深めていくことが必要です。 (15) 性同一性障害を理由とする差別をなくそう 「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関 する法律」が施行され,一定の条件を満たす場合 には,性別の取扱いの変更について審判を受ける ことができるようになったものの,性同一性障害 者に対する偏見や差別が存在しています。この問 題についての関心と理解を深めていくことが必要 です。 (16) 人身取引をなくそう 性的搾取,強制労働等を目的とした人身取引 (トラフィッキング)は,重大な犯罪であるとと もに,基本的人権を侵害する深刻な問題です。人 身取引の実態に目を向け,この問題についての関 心と理解を深めていくことが必要です。 (17) 東日本大震災に起因する人権問題に取り組 もう 福島第一原子力発電所の事故の影響により被 災した人々が差別されるなど,東日本大震災に起 因する人権問題が発生しています。一人一人が正 しい知識と思いやりの心を持ち,問題を解決して いくとともに,新たな人権問題の発生を防止して いくことが必要です。
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