(試案) 三級水先人志望者への航海士乗船の方策 - 海技振興センター

(試案) 三級水先人志望者への航海士乗船の方策
資料4
~ SECOJスキームと同じ仕組みで船社に在籍出向 ~
前回懇談会やWGの議論を踏まえ、新卒者等に「船員の常務」を体得させるため、
養成の座学等開始前に、海技振興C(整理中)が雇用し、船社へ在籍出向して航海
士等として乗船させる試案を提示する。
<ポイント>
○既に確立・運用されているSECOJスキームと同じ仕組み(次ページ参照)。
○座学等を航海士経験者と同時に同一カリキュラムで開始。
○期間は、2年間程度 (乗船履歴ベースで1年以上)。
○ 対象は、航海士経験1年未満の者を一律(応募者への判りやすさ、実務上の容易さ等)。
○ 給与は、乗船中40万円/月(SECOJスキーム並び)、下船中は25万円/月(養成支援並び)。
○船社との関係は間接的な雇用。
○給与その他の諸費用は海技振興Cが負担(船社は負担しない)。
○単独当直させるか否か、乗船中の素行不良者等の受入中断は、基本的に、
船社(船長等)の判断に委ねる。
○乗船中の訓練内容等は、船社の新人航海士と同内容となることを想定。
(本人に目標や課題等を明示し、レポート提出等を別途求める。)
なお、在学中の社船実習(乗船実習科)からの受入れも想定。
(その場合の期間は計2.5年。また、各社の訓練内容に差違があるため、社船実習後引き続き同一船社に
出向することが望ましい(少なくとも1年程度)。)
○外地乗下船・航路等は制約しないが、日本関係船舶(FOCを含む。)への乗船を想定。
○内航船社も可能だが、現状(旅客フェリー)から、出来ても後半の数月程度との見込み。
【イメージ図】
支援応募
新卒者等
(航海士未経験者)
①
選考・採用
海技振興C
修了後は
雇用解除
(整理中)
○期間雇用
○給与支払 等
②
在籍出向契約
諸費用支払
船
社
○当初は見習航海士
○後に船社判断で三航士
③
座学、
シミュレータ、
水先実務 等
(参考) SECOJスキームの概要
~ 外航日本人船員(海技者)確保・育成スキーム ~
SECOJスキーム概要
【SECOJスキームの流れ】
登録生
【1年目】
○前期座学 2月(海大)
○乗船研修 7月(船社)
○後期座学 3月(海大)
期間雇用
【2年目以降(最長は登録時を含め5年間)】
○航海士として乗船
【 期間雇用の流れ概要】
登
録
生
SECOJ
採用
(2年目)
○期間雇用
○給与支払 等
船 社
在籍出向契約
・航海士
○ 1年目はSECOJの「登録生」として
・座学5月(海大にて、前期2月、後期3月)
・乗船研修7月(外航船社の商船に定員外として乗船) が行われ、
2年目からSECOJが「期間雇用」し、外航船社の商船に航海士として乗船。
○ 期間雇用中は、年間9月乗船し、SECOJから乗船月40万円、下船時20万円
を給与として支給。(1年目の登録生は、SECOJが月額20万円の手当を支給)
○ スキームは最大5年間。(3年目修了時に評価。2年目からは途中退出可。)