平 成 22 年 度 事 業 報 告 書 自 平成22年 4月 1日 至 平成23年 3月31日 財団法人釜石・大槌地域産業育成センター 平成22年度事業報告 ( 自 平成22 平成22年 22年4月1日 ~ 至 平成23 平成23年 23年3月31日 31日 ) Ⅰ 総括報告 基金の減少と長引く低金利時代により、事業費がほとんど生み出せない状況のなか、 釜石市、大槌町からは厳しい財政事情にも関わらず、事業運営に不可欠な予算措置をし て頂き、各関係機関並びに賛助会員の皆様のご協力の下に事業を展開して参りました。 また、国・県等の委託・補助事業を積極的に活用し、様々な取り組みを実施し、着実 に地元企業の支援機関としての基盤を固めているものと確信しております。 しかし、平成 23 年 3 月 11 日の東日本大震災により管内の中小企業者等が甚大な被害 を受け、事業継続が困難な状況にありますが、今後も各関係機関と連携を密にし、より 一層の充実を図り、地元中小企業の支援機関としての役割を果たしていく所存でありま す。 Ⅱ 事業実施報告及び決算報告 事業実施報告及び決算報告 ○ 一般会計 事業実施報告 1 会議関係 (1)理事会の開催 (2)評議員会の開催 (3)監事会の開催 (4)運営委員会の開催 3回 1回 1回 7回 (定例1回、臨時2回) (定例1回) 2 会館施設、設備提供事業 会館施設提供事業 ○会議室及び研修室使用 3 一般管理事業 (1)一般管理事業 〇センターの運営・会館の管理 〇賛助会員の募集 会員数84社(3月末時点) (2)企業訪問(賛助会員中心に随時) (3)公益法人制度改革に係る移行準備 (4)職員研修の実施 4 高度化資金償還事業 中小企業高度化資金(地域産業創造基盤整備資金)償還事業 〇平成 22 年9月 30 日 平成 22 年度分償還 <平成4年度中小企業高度化資金> 貸付金額 178,500,000 円 償還方法 平成8年度から平成 24 年度まで、毎年9月末日を期日と して、10,500,000 円を均等償還 1 ○ 産業育成支援事業特別会計 事業実施報告 1 研究開発支援 研究開発支援事業 支援事業 Co 合金プロジェクト関連 (1)「釜石市産業クラスター化支援事業(釜石市補助事業)」 当地域における Co 合金産業の基盤強化とクラスター化を図るため、Co 合金の生 産及び2次加工等に係る関連技術を保有する企業を対象に、研修会を開催した。 ○Co 合金クラスター化研修会の実施 ・「第 1 回研修会」 日時:平成 22 年5月 28 日(金) 場所:産業育成センター OA 研修室 内容:①講演「CCM 合金の特性と製造技術」 講師:東北大学 金属材料研究所 教授 千葉晶彦 氏 ②講演:「CCM 合金の切削加工性と射出成形機用部材への応用」 講師:岩手大学 金型技術研究センター 柳原圭司 氏 ・「第 2 回研修会」 日時:平成 22 年7月 23 日(金) 場所:産業育成センター OA 研修室 内容:①講演:「熱処理等による CCM 合金の結晶組織制御と表面状態の改質」 講師:東北大学 金属材料研究所 教授 千葉晶彦 氏 ②講演:「Co 合金のリサイクル技術」 講師:岩手大学 工学部 マテリアル工学科 教授 山口勉功 氏 ・「第 3 回研修会」 日時:平成 22 年9月1日(金) 場所:産業育成センター OA 研修室 内容:①講演:「Processing map と鍛造シミュレーションによる CCM 合金の インテリジェント鍛造」 講師:東北大学 金属材料研究所 教授 千葉晶彦 氏 ②講演:「工業技術センターの CCM 合金に対する取り組み」 講師:岩手県工業技術センター 材料技術部 飯村崇 氏 ・「第 4 回研修会」 日時:平成 23 年1月 27 日(木) 場所:産業育成センター OA 研修室 内容:①講演:「地域イノベーションクラスタープログラム事業の取組紹介」 講師:東北大学 金属材料研究所 教授 千葉晶彦 氏 ②講演:「CCM 合金ほか金属材料の分析・評価方法について」 講師:東北大学 金属材料研究所 材料分析研究コア 芦野哲也 氏 東北大学 金属材料研究所 材料分析研究コア 坂本冬樹 氏 東北大学 金属材料研究所 千葉研究室 黒須信吾 氏 (2)新事業創出・新分野進出支援 釜石市新産業創出促進助成事業採択企業など新事業や新分野進出を目指す企業へ は案件ごとに随時対応した。 (3)技術相談・試験計画策定への助言等・試験研究への一部参画 案件ごとに随時対応した。 2 2 情報提供事業 (1)情報収集提供事業 ○ホームページ及び電子メールによる各種情報(補助・助成金、イベント等)提供 ・ホームページによる情報提供数=88 回、電子メールによる情報提供数=31 回 ○情報誌「育成センター情報」の発行 ・5回発行 ○知財(特許・実用新案・商標・意匠)関連 ・岩手県知的所有権センターとの共催により特許セミナー、商標セミナーを開催 ・商標出願手続きについて3件指導 ○(財)いわて産業振興センターとの連携事業 ・企業情報検索依頼=1件 3 交流・人材育成事業 (1)管内企業交流事業 ○釜石・大槌企業交流プラザの開催 講師による講演のほか、新事業創出等に取り組んでいる企業の事例発表及び企 業交流会を実施した。 ・「第 1 回企業交流プラザ」 日時:平成 22 年9月 14 日(火) 14:30~ 場所:釜石ベイシティホテル 参加者:60 名 内容:①講演「地域の活性化は農商工連携とトレーサビリティで」 ~開発の鉄人が語る釜石・大槌の食ではじまる6次産業~ 講師 システム・インテグレーション㈱ 代表取締役社長 多喜義彦 氏 ②事例発表(公開コンサルティング) ㈲近藤商店、㈲工藤食品 ・「第2回企業交流プラザ」 日時:平成 23 年3月2日(水) 15:00~ 場所:釜石ベイシティホテル 参加者:50 名 内容:①講演「地域資源を活用した新事業の創出」 ~開発の鉄人が提案する新しいビジネスモデル~ 講師 システム・インテグレーション㈱ 代表取締役社長 多喜義彦 氏 ②事例発表(公開コンサルティング) 岩手ケミカル㈱、プラネックスシステムズ㈱、 ㈱マーマ食品(花巻市)、銀河農園㈱(紫波町) (2)次世代人材育成事業 ○ものづくり体験教室の開催 ものづくりの魂を次世代に伝えることを目的に、小中学生を対象に地域中小 企業の社長による講演と鋳造・メッキ体験を実施した。 日時:平成 22 年 11 月 24 日(水)、11 月 26 日(金) 場所:産業育成センター 大会議室及びロビー 3 参加者:市内小学校 6 年生 87 名(平田小、唐丹小、白山小)、 市内中学校 2 年生 115 名(唐丹中、大平中、甲子中) 内容:①現代版大島高任(市内企業社長による取組紹介等) ②鋳造・メッキ体験 ③企業展示スペース見学 (2)関係機関との連携(共催)事業 下記、関係機関と連携し、 「特許・商標セミナー」及び「特許無料相談会」を実 施した。 ・岩手県知的所有権センター (3)企業ネットワークサロンの開催 地域企業経営者等の情報交換の場として企業ネットワークサロンを計 8 回開催 した。 4 市場開拓支援事業 (1)展示会出展支援 下記、展示会・見本市への出展を支援した。 ①「第 14 回機械要素技術展」 日時:平成 22 年6月 23 日(水)~25 日(金) 場所:東京ビッグサイト(東京都) 内容:㈱エイワ(Co 合金)、㈱釜石電機製作所(光触媒空気清浄機)の出展 支援 ②「ファームエイド銀座」 日時:平成 22 年9月 18 日(土) 場所: 内容:㈲ヤマキイチ商店(ホタテ貝焼き)、㈱浜千鳥(日本酒)、 釜石鉱山㈱(仙人秘水)、㈲八幡総業(山華)、等、計7社の試食・試飲 ③「第 1 回ちよだ青空市」 日時:平成 22 年 10 月1日(金) 場所:ちよだプラットフォームスクウェア(東京都) 内容:釜石・大槌農水産加工組合(南蛮漬、塩ワカメ、ワカメかりんとう、 わらび醤油漬け等)の出展支援 ④「おおつち産業まつり」 日時:平成 22 年 10 月9日(土)~10 日(日) 場所:海づくり記念公園 内容:㈱千田精密工業(精密部品)、㈱岩手ケミカル(没食子酸、タラガム)、 ㈱赤武酒造(果実酒)、㈱ササキプラスチック(パネル)、 黒澤和氏(おにぎり成形器)等、計 12 社の製品展示 ⑤「釜石・大槌地域産業フェア」 日時:平成 22 年 10 月 23 日(土)~24 日(日) 場所:釜石市鈴子広場周辺 内容:㈱エイワ(Co 合金)、石村工業㈱(ペレットストーブ、ワカメ塩蔵機)、 ㈱釜石電機製作所(光触媒空気清浄機)、アール(ウニわたくるくる)、 三陸廃プラリサイクル研究(協)(側溝蓋)等、計 21 社の製品展示及び企 業クイズ、働く自動車展の実施 4 ⑥「しずくいし産業まつり」 日時:平成 22 年 10 月 30 日(土)~31 日(日) 場所:雫石町総合運動公園 内容:㈱エイワ(Co 合金)、石村工業㈱(ペレットストーブ、ゴロン太)、 ㈱釜石電機製作所(光触媒空気清浄機)、 三陸廃プラリサイクル研究(協)(側溝蓋)の出展支援 ⑦「第2回ちよだ青空市」 日時:平成 22 年 11 月2日(火) 場所:ちよだプラットフォームスクウェア(東京都) 内容:かまいし水産振興企業組合(焼きウニ、塩ウニ)の出展支援 ⑧「エコプロダクツ 2010」 日時:平成 22 年 12 月9日(木)~11 日(土) 場所:東京ビッグサイト(東京都) 内容:石村工業㈱(ペレットストーブ)、㈱釜石電機製作所(光触媒空気清浄機)、 ㈱ムゲンシステム(パネル)の出展支援 ⑨「かまいし冬の味覚まつり」 日時:平成 23 年1月 22 日(土)~23 日(日) 場所:シープラザ遊 内容:石村工業㈱(ペレットストーブ)、㈱釜石電機製作所(光触媒空気清浄機)、 三陸廃プラリサイクル研究(協)(側溝蓋)、 岩手コンポジット事業(協)(ゴミ箱)等、6 社の製品展示 (2)製品展示PR 当センター玄関及び2階ロビーに、賛助会員の主要製品、パネル等を展示した。 5 訪問調査事業 訪問調査事業 企業訪問を行い、企業のニーズ把握に努めた。 また、企業カルテを作成し、個々の企業の立場に立った支援を行なった。 6 釜石市新産業創出促進助成事業(釜石市補助事業) 釜石市内の中小企業者が行う、新商品・新技術開発事業に対して、その経費の一部を 補助した。(補助率1/2) ・補助金交付先及びテーマは、以下のとおり。 企 業 名 テ ー マ 補助金交付額 有限会社近藤商店 釜石の魚を食卓へ!そして海外へ! 299,000 円 株式会社さんりく工房 地場食財を活用した安全安心な新商品開発 201,000 円 また、新事業創出や新分野進出を図ろうとする企業に対し、システム・インテグレー ション㈱ 代表取締役 多喜義彦氏 より、個別に助言・指導を受けた。 5 7 宮古・下閉伊地区産業活性化人材養成等事業(東北経済産業局補助事業) 宮古・下閉伊地区産業活性化人材養成等事業(東北経済産業局補助事業) (1)木材関連産業活性化フォーラム 宮古・下閉伊地域及び岩手県、秋田県北地域の木材加工業等の木材関連産業の事業 高度化を図るため、木材関連産業高度化の先進地域である秋田県北地域の取組みを学 ぶフォーラムを開催した。 日時:平成 23 年2月5日(土) 場所:宮古ホテル沢田屋 内容:①講演:「森林資源の現状と木材関連産業の将来のみち」 講師:秋田県立大学木材高度加工研究所 教授 飯島泰男 氏 ②パネルディスカッション テーマ:「木材関連産業活性化のために必要なことは何か?」 コーディネーター:秋田県立大学木材高度加工研究所 教授 飯島泰男 氏 パネラー:岩手大学農学部 教授 関野登 氏 ウッドストック技術士事務所 代表 原田浩司 氏 豊田木材株式会社 代表取締役 角舘宏 氏 ホクヨープライウッド株式会社 常務取締役 林孝彦 氏 参加者:50 名 (2)木材高度加工研究セミナー 秋田県立大学木材高度加工研究所教員を講師に、木材の高度加工等をテーマとする セミナーを開催した。 (第 1 回) 日時:平成 23 年2月 24 日(木)~26 日(土) 場所:宮古市役所 内容:①企業現場での技術指導 ②講演:「木材の成長と組織構造」 講師:秋田県立大学木材高度加工研究所 准教授 山内秀文 氏 ③講演:「木材の防虫:防蟻技術について」 講師:秋田県立大学木材高度加工研究所 准教授 澁谷栄 氏 参加者:20 名 (第2回) 日時:平成 23 年3月3日(木)~5日(土) 場所:宮古市役所 内容:①企業現場での技術指導 ②講演:「木質材料の製造法や乾燥による郷土と性能の変化」 講師:秋田県立大学木材高度加工研究所 准教授 川井安生 氏 ③講演:「木材の不燃技術について」 講師:秋田県立大学木材高度加工研究所 教授 中村昇 氏 参加者:20 名 (3)木材加工業向け品質管理技術セミナー 木材加工業の品質管理技術支援事業のノウハウを持つ財団法人秋田県木材加工推 進機構と連携し、木材加工業に適した品質管理技術セミナーを開催した。 日時:平成 23 年3月9日(水)~10 日(木) 会場:宮古市内企業 内容:企業訪問及び技術指導 講師:株式会社YANAI 代表取締役 箭内武 氏 6 8 いわて三陸ものづくり人材育成事業(岩手県沿岸広域振興局委託事業) 沿岸広域のものづくり企業のニーズが強い3次元CAD(Solid Works)の講習会(高 校教員、企業従業員を対象)を行い、即戦力となる高度なものづくり人材の育成と新 規高卒者の広域内就職の促進を図った。 (1)実施場所:岩手県立釜石商工高等学校 機械加工実習室 (2)講 師:office CADMS 代表 籠谷睦美 氏 テクニカルマネージャー 小田中稔 氏 (3)開催日時:(第 1 回目)平成 23 年 1 月 11 日(火)~12 日(水) (第 2 回目)平成 23 年 2 月 8 日(火)~9 日(水) (第 3 回目)平成 23 年 2 月 15 日(火)~16 日(水) (4)参加者:延べ 21 名 9 ものづくりマーケティング支援事業(岩手県沿岸広域 ものづくりマーケティング支援事業(岩手県沿岸広域振興局委託事業) 沿岸広域振興局委託事業) (1)マーケティングコーディネーター配置 マーケティングコーディネーターを配置し、企業等における新規事業の創出や取引の 拡大等の促進を目的とした支援を実施した。 (2)新規事業創出・取引拡大支援 企業の新商品開発に対し、市場ニーズの聞き取りやマッチングを行った。また、機械 要素技術展等、全国的な展示会のほか、県内外で開催された展示会への出展支援を行 った。 (3)事業化支援 下記、研究会について、事業化を目指した支援を行った。 「甲子柿高度利用研究会」 ・岩手大学農学部への研究用サンプルの提供 また、漁業における新たな省力化装置の開発を目的に、漁協または漁業者より、そ のニーズを聞き取りした。 10 いわて中小企業応援センター事業(東北経済産業局委託事業) いわて中小企業応援センター事業(東北経済産業局委託事業) 県内の産業支援機関5機関(岩手県商工会連合会、(財)いわて産業振興センター、 岩手県中小企業団体中央会、盛岡商工会議所、当センター)がコンソーシアムを組織 し、コーディネーター及び専門家派遣により、中小企業が抱える様々な課題に対して 課題解決を図った。 (1)コーディネーター配置 コーディネーターを配置し、企業等の相談窓口業務のほか各種相談に対応した。 (2)相談事業 企業等の相談窓口業務のほか、各種相談に対応した。 相談企業数:56 社、 相談延べ件数:317 件 (3)専門家派遣事業 下記 12 社に対し、計 30 回実施した。 ㈱エイワ×7 回、 ㈱プラネックス×5 回、 ㈱丸辰カマスイ×3 回、 ㈲宝来館×3 回、 結い姫×3 回、 ㈲リアス海藻店×2 回、 プラネックスシステムズ㈱×2 回、 ㈲アール×1 回、 石村工業㈱×1 回、 ㈲フジヤ×1 回、 南部屋産業㈱×1 回、 リフォームショップランナー×1 回 7 (4)セミナー開催事業 ①「中小企業カイゼン道場」 ㈱関東自動車工業の内川相談役をメイン講師に、5回コースで開催した。 日時:8月 18 日(水)、8月 26 日(木)、9月3日(金)、9月 16 日(木)、 9月 29 日(水) 場所:産業育成センター 研修室 講師:(株)関東自動車工業 相談役 内川晋 氏 (財)いわて産業振興センター コーディネーター 手代木勝 氏 (財)いわて産業振興センター コーディネーター 齋巌 氏 参加者:100 名(延べ) ②「農商工連携セミナー(海産物の販路開拓勉強会)」 海産物の販路開拓をテーマに勉強会を開催した。 日時:3月 10 日(木) 15:00~ 場所:産業育成センター 中会議室 講師:(株)エムシィアール 代表取締役 大滝克美 氏 参加者:20 名 11 排出量取引支援事業(沿岸広域振興局委託事 排出量取引支援事業(沿岸広域振興局委託事業) (沿岸広域振興局委託事業) (1)排出量取引研究会の設置・運営 チップボイラー等の導入による排出削減を目指す施設園芸農家及び省エネ設備導 入による排出量削減を目指す企業等を構成員とする研究会を設置した。本研究会に おいて、国内クレジット認証委員会の承認した方法論ごとに部会を設け、定期的に 研究会を開催した。 ①木質バイオマス部会:4回開催 ②施設園芸部会:2回開催 ③熱源部会:1回開催 (2)排出量取引支援の実施 国内クレジット制度JSE登録審査員養成研修を受講し、継続的に各種相談等の 排出量取引支援を行う体制を整備した。 排出量取引認証申請に向けた支援として、施設園芸農家を中心に、バイオマスス トーブの稼動状況、投資額等の各種データ収集を行った。 8
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