2008年6月に開始したシールドトンネルの掘進が2009年10月14日 に完了しました。現在、シールド発進・到達基地には掘進を終えたシールドマ シンが顔を出しています。 今号では、このシールド工事の状況と、 2010年に予定している主な工事の 予定を紹介いたします。 線路直下におけるシールドトンネル構築として は、世界的にも例の無い大規模な工事でした 発進・到達基地 2008年 6月23日 掘進開始 2009年 2月18日 掘進完了 が、無事完了することができました。 下北沢 3 号踏切 (鎌倉通り) 下北沢2号踏切 東北沢6号踏切 下北沢駅 往 路 小田原方 線 頭 の 井 鉄 電 王 京 2009年 10月14日 掘進完了 NEWS 回転基地 復 路 645m 小田急電鉄小田原線 梅ヶ丘 新宿方 2009年 4月20日 掘進開始 世田谷 代田 下北沢 東北沢 代々木 上原 シモチカナビ ホームページ http://www.shimochika-navi.com/ シールドトンネル掘進完了! シールド工事の記録 ▶シールド掘進延長 1,290m(645m×2本) ▶掘り出した土の量 000㎥ 60, ※10tダンプ1万1千台分 ▶シールド掘進日数 408日 ※この 写 真 は2009年12月 上 旬 の 状 況で す。 「シールドトンネル親子見学会」を行う2010年3 月には、 マシンの先端部分は撤去されています。 この写真は、掘進前のシールドマシンです シ ー ル ド ト ン ネ ル 親 子 見 学 会 のご案内 東京都と小田急電鉄では、日頃より当事業にご理解とご協力をいただいている 近隣の皆様方を対象に「シールドトンネル親子見学会」を開催します。 日時は、 2010年3月27日(土)9時00分∼16時00分頃まで(6回開催各回 ▶日 時 2010年3月27 日(土曜日) 午前の部 午後の部 ▶ 第1回 9時∼ 第2回 10時∼ ▶ 第4回 13時∼ 第5回 14時∼ 第3回 11時∼ 第6回 15時∼ ▶参加資格 工事区域(代々木上原∼梅ヶ丘駅間)沿線にお住まいで、近隣 の小学校に通学する5、 6年生とその保護者(2名1組) ※高さ30メートル程度の工事用階段の昇降に支障のない方 1時間半程度)。開催場所は、下北沢駅付近(世田谷区北沢2丁目)。参加資格は、 ▶応募方法 郵便葉書に、①住所、②2名様の氏名、③お子様の通っている小学校 工事区域(代々木上原∼梅ヶ丘駅間)沿線の近隣の小学生5、 6年生とその保護者の ペアで、募集人員は120組・240名程度を予定しています。応募方法は、 2月15 日までに郵便はがきで必要事項を明記し応募。参加費は、無料(往復の交通費は各 自負担)。内容は、下北沢駅直下に完成したシールドトンネルを徒歩にて見学など。 踏 切 対 策 、スピードアップ www.fumikiri.com 私たちは、 『開かずの踏切』などへ の 重点的な対策『踏切すいすい 大 作 戦 』に 取り組んでいます。 名および学年、④午前・午後のどちらに参加希望かを明記し、 〒1608309東京都新宿区西新宿183 小田急電鉄(株)複々線建設部「シールド見学係り」までご応募ください ▶締め切り 2010年2月15日着分まで ※応募者多数の場合は、抽選にて選出させていただく場合があります。 ※参加者へは後日はがきにて詳細をお知らせいたします。 連続立体交差事業は「東京都が事業主体」となり、 「道路の整備」の一環として、国土交通省の国庫補助 により都市計画事業として施行するものです。 東京都・世田谷区・渋谷区・ 小田急電鉄株式会社 大和小田急建設(株) ・戸田建設(株) ・東急建設(株)建設共同企業体 TEL 03−3418−2881 TEL 03−5790−7272 工事車両のアイドリングストップ を心がけます。 低騒音・低振動機械及び 排ガス適用車を使用します。 近隣道路の美化に努めます。 第三者優先の車両誘導を行います。 上り線 地域の防犯に協力します。 梅ヶ丘 世田谷 代田 下北沢 東北沢 代々木 上原 (1∼3月) 工 事 内 容 で 不 明 な 点 がご ざいました ら、下 記また は、そ れ ぞ れ の 工 区 の 連絡先までお問い合わせ下さい。 BMX 北側 南側 北側 南側 北側 南側 小田急電鉄株式会社 複々線建設部 下北沢工事事務所:TEL 03−5431−1670 ● ★各工区の表示断面図は、新宿方面から小田原方面を見たものです。 ★表示断面図の は今回の施工箇所です。 土留壁設置 土留壁設置 キャリアダンプ 工事用通路支持杭設置 土留壁設置 工事用通路支持杭設置 掘削 ●東北沢3号踏切および東北沢4号踏切では、東京都下水道局から委託された下水道施設の移設工事を行っています 北沢三丁目 代田四丁目 環 状 7 号 線 世田谷区 区立羽根木公園 北沢二丁目 京 王 電 鉄 井 の 頭 線 代田五丁目 B 世田谷代田1号踏切 A 区立代田小学校 小田急 小田原 A 通り 倉 鎌 世田谷代田駅 A 世 田 谷 区 区立上原中学校 A 渋 谷 区 B A 区立上原小学校 北沢一丁目 通り 沢 茶 代沢五丁目 セグメント基地 (3工区) 線 B 北沢総合支所 北沢タウンホール 下北沢駅 シールド基地 (3工区) 小田原 シールド回転基地 線 代田三丁目 至 新宿→ 東北沢3号踏切 上原三丁目 A B 東北沢2号踏切 小田急 下北沢3号踏切(鎌倉通り) B 東北沢5号踏切 東北沢6号踏切 井 通りの頭 代々木上原3号踏切 東北沢駅 東北沢 4 号踏切 (茶沢通り) 下北沢2号踏切 ←至 小田原 小田急電鉄小田原線 仮橋設置 掘削機械 北側 南側 南側二次掘削 下り線 上り線 下り線 ダンプトラック 上り線 下り線 クラムバケット 上り線 下り線 防音ハウス 日 頃 、皆 様 に は 事 業 お よ び 工 事 に ○南側では土留壁、支持杭および工事用通路の設置 工事。北側では線路下の掘削工事を行います 対 し 深い ご 理 解 と 多 大 なる ご 協 力 を ○南側では土留壁や支持杭の設置工事を行います。 北側では工事用通路として使用します 東北沢2号踏切付近∼東北沢3号踏切間、および 東北沢4号踏切付近∼東北沢6号踏切間 頂 き 厚 く お 礼 申 し 上 げ ま す。 ○北側の工事スペースにおいて、地下を掘るときに 周囲が崩れないように「土留壁」の設置を行います A 東北沢3号踏切∼東北沢4号踏切間 工 事 の 施 工 に 際 し て は 、細 心 の 注 ○シールド工事で使用したセグメント基地を利用し て、地下で掘削した土砂の搬出を行います B 世田谷代田駅部 意 を 払 い 行 い ま す の で 、こ れ か ら も A 世田谷代田駅∼世田谷代田1号踏切 よ ろし く お 願いい たし ま す。 B 清水建設(株) ・ (株)鴻池組・大豊建設(株)建設共同企業体 (3工区) シールド発進・到達基地 目 黒 区 シールドトンネル区間 環状7号線道路下トンネル 5工区 工事延長 L=451m 発進・到達立坑 回転立坑 4工区 工事延長 L=206m 3工区 工事延長 L=645m 2工区 工事延長 L=399m 1工区 工事延長 L=522m 事業区間 約2.2km 鹿島建設(株) ・ (株)奥村組・ (株)フジタ 建設共同企業体 大成建設(株) ・前田建設工業(株) ・西松建設(株) ・ (株)錢高組・三井住友建設(株)建設共同企業体 TEL 03−3419−1002 B A 代田小学校付近∼梅ヶ丘駅方 ○線路切替によりできた北側の工事スペースを、 赤堤通りと同じ高さまで掘り下げ、土留壁の設 置工事などを行います B 環状7号線交差部工事 安全 第 高架橋改築工事 ○高架橋の床面を、将来の地下トンネル入口に取 り付くように、造り直す工事を行います 一 上り線 千代田線 千代田線 下り線 上り線 コンクリート解体・搬出 箱型トンネル発進立坑 掘削 防音パネル ※シールドの発進・到達基地、回転基地および世田谷代田駅付近のセグメント基地では、資機材の搬出入を行います 北側 支持杭設置 土留壁設置 南側 北側 南側 掘削工 北側 南側 北側 下り線 上り線 工事用通路設置 仮橋設置 土留壁設置 ○南側では土留壁、支持杭および工事用通路の設置 工事。北側では線路下の掘削工事を行います。 また、使用停止した自由通路の一部を撤去します ○線路の下を掘削するために、上下線の線路を仮 橋で受替える工事を行います。また、線路の受 替え完了後、線路下などの掘削工事を行います 仮橋組立・仮置き A 東北沢駅付近 下り線 上り線 発進基地 到達基地 土留壁設置 B 安全 南側 小田原方面 TEL 03−5465−0531 下北沢駅部 一 下り線 北側 赤堤通り 上り線 下り線 南側 掘削 第 掘削工 環状7号線 A 下北沢2号踏切付近∼世田谷代田駅付近 ○下北沢駅部の上下線に設置する仮橋の組立等を行 います ○環状7号線交差部トンネル構築の準備として、 発進基地および到達基地の構築を行います 新宿方面 (株)大林組・鉄建建設(株) ・五洋建設(株)建設共同企業体 TEL 03−3487−8133 支保工 代々木 上 原 駅 ∼ 梅ヶ 丘 駅 間 の 連 続 立 体 交 差 及 び 複々線 化 事 業 代田四丁目 世田谷区 区立羽根木公園 小田原方面 環 七 通 り 2 0 0 4 年 9 月 の 工 事 着 手 か ら 7 年 目 を 迎 え る 2 0 1 0 年 は、い よ い よ シ ー ル ド ト ン ネ ル 以 外 の 本 体 ト ン ネ ル の 構 築 工 事 が 始 ま る な ど、線 路 の 地 下化に向けて大きく進捗する年となります。 今 回 の シ モ チ カ ト ピ ッ ク ス で は、2 0 1 0 年 の 主な工事の予定をお伝えいたします。 2 0 1 0年 の主な 工事の 予 定 今年も よろしく お願い いたします 京 王 電 鉄 井 の 頭 線 区立代田小学校 の 頭 通 り 新宿方面 代田五丁目 世田谷 代田駅 井 東北沢 駅 北沢二丁目 下北沢 駅 り 通 北沢一丁目 北沢総合支所 北沢タウンホール り 通 沢 茶 小田急電鉄 小田原線 代沢五丁目 代田三丁目 田原線 電鉄小 小田急 倉 鎌 上原三丁目 上原中学校 北沢一丁目 世田谷区 渋谷区 目黒区 構造 工法 箱型トンネル 擁壁・掘割 箱型 トンネル 上部:緩行線 箱型トンネル 下部:急行線 円形トンネル 開削工法 開削工法 上部:緩行線 開削工法 下部:急行線 シールド工法 5工区 4工区 工事延長 L=451m 工事延長 L=206m 3工区 工事延長 L=645m 箱型トンネル 箱型トンネル・掘割・擁壁・高架橋 開削工法 開削工法 2工区 1工区 工事延長 L=399m 工事延長 L=522m 事業区間 約2.2Km 世田谷代田駅 東北沢駅 下北沢駅 環状 七号線 3 1 掘削工事および 本体トンネル構築工事 小田原方 2 新宿方 掘削工 掘削工 掘削工 躯体構築工 掘削工 躯体構築工 掘削工 躯体 構築工 5工区 環七付近 4工区 世田谷代田駅 3工区 世田谷代田駅∼下北沢駅間 3工区 下北沢駅 2工区 下北沢駅∼東北沢駅間 1工区 東北沢駅 開削工事区間において、掘削工事を進めます。2010年は、本事業期間で最大の 年間およそ30万㎥(今後、掘削する55万㎥の土砂の半数以上)の土砂を掘削し場外 へ搬出します。 なお、掘削した土砂の搬出にあたり、ダンプトラック等の出入りが多くなりますが、積 み込み時などの騒音・振動を抑えるための土砂搬出基地を、防音ハウス内に整備する など、沿線の皆様に配慮して工事を進めます。 また、東北沢、下北沢、世田谷代田の各駅では、一部の本体トンネル構築を行います。 ▲防音ハウスのイメージ 2 環状7号線 第2期トンネル工事の推進 高架橋改築工事の完了 および線路切替の実施 3 環七通り直下のトンネルは、道路交通や水道管等への影響を考慮し、道路の両外側に設ける基地 (立坑)からトンネルを構築する「トンネル推進工法」にて構築します。 昨年7月の線路切替以降、北側の第2期トンネル構築の準備を進めていますが、今年は、立坑基地 の構築、地盤改良工事等を進めます。なお、地盤改良工事の実施にあたっては、環七通りの通行規 制を取らせていただきますので、ご理解とご協力をお願いいたします。 ▲下北沢駅部の土砂搬出状況 上り線 千代田線 2009年7月 在来線切替完了 千代田線 下り線 代々木上原∼東北沢間の高架橋区間では、高架橋の床面 を将来の地下トンネル入口に合わせるために造り直しをして いますが、秋ごろにその改築工事が完了します。 その後、小田急の下り線を、改築が完了した高架橋に移設 し、千代田線の留置線を所定の位置に戻すための工事を行 います。 コンクリート解体・搬出 「シモチカナビホームペ ージ」 では、3 ヶ月ごとに新しい工事 の状況をお知らせしています。 是非ご覧ください。 ●このパンフレットに関するお問い合わせは 第1期 トンネル 第2期 トンネル 北側 『シモチカナビ』ホームページ 更新のお知らせ 今回工事箇所 南側 北側 南側 ▲2006 年度に完成している第 1 期トンネル 2006年度 完成済み 防音パネル 『 工 事 現 場 M OV I E 』を 1 月から更新します 「情報ステーション」 および「シモチカナビホームページ」 で アップしている、 『工事現場MOVIE』 では、工事の説明や、現 場の様子を動画で紹介しています。1月から更新していきま すので、定期的にチェックをしてくださいね! 支保工 バックナンバー 「シモチカナビホームページ」では、 過去に紹介したバックナンバーをご覧 頂けます。是非見てくださいね。 小田急電鉄株式会社 複々線建設部 〒160 - 8309 東京都新宿区西新宿 1 - 8 - 3 TEL(03)3349 - 2265 FAX(03)3348 - 5625 シモチカナビ ホームページ http://w ww. shimochika-navi. com/ 発 行 2010年1 月1日発行 小田急電鉄株式会社 再生紙と大豆インクを使用しています
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