Interstage Portalworks トラブルシューティング - Fujitsu

Interstage Portalworks トラブルシューティング - その他
z
システムログに、Portalworksのエラーの「USRE001 ユーザ基本情報の操作に失敗しま
した.」が出力される。
z
ブラウザに、「PortalWorks内でエラーが発生しました。」が表示される。
z
Interstage Portalworksの「ADIE001」と「DBE002」のエラーメッセージが出力される。
z
クライアントからのアクセス時、「Failed to get contents.」が表示される。
z
「Interstage is stopping. In order to set up a Portalworks, Interstage needs to start.」が出
力され、Interstage Portalworksのインストールに失敗する。
z
Interstage Portalworksへのログイン時に、「javax.security.auth.login.LoginException」のエ
ラーが発生する。
z
「QIAW001」の警告メッセージが出力される。
1. タイトル
システムログに、Portalworks のエラーの「USRE001 ユーザ基本情報の操作に失敗しました.」
が出力される。
2. 製品名
INTERSTAGE Portalworks V3 / V4.0 / V4.1
Interstage Portalworks V5.0 / V5.1 / V6.0
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris / Linux
4. キーワード(メッセージ)
「USRE001 ユーザ基本情報の操作に失敗しました. [{0},{1},{2}]」
{0}:ログオン ID
{1}:操作
{2}:テーブル名
1
5. 現象
システムログに、Portalworks のエラーの「USRE001 ユーザ基本情報の操作に失敗しました.」
が出力される。
6. 発生条件
「運用管理コンソール」、または「利用者情報一括登録ツール」を使用して、既存のユーザに
対して新規作成するオペレーションを実施した場合。
7. 事例
イベントログ(アプリケーション)に、「Portalworks: エラー: 4096:user USRE001 ユーザ基本情
報の操作に失敗しました. [4009859,createTran,UserInfo]」が出力される。
8. 原因
「運用管理コンソール」、または「利用者情報一括登録ツール」を使用して、既存のユーザに
対して、新規作成するオペレーションを実施したため。
9. 対処
既存のユーザに対し、「運用管理コンソール」または「利用者情報一括登録ツール」を使用し
て、新規作成するオペレーションを実施した場合、USRE001 のエラーがシステムログに出力さ
れます。未登録の ID でユーザを新規に作成するか、既存のユーザ情報を変更してください。
なお、既存のユーザに対し、情報を変更する必要がある場合は、運用管理コンソールの[利
用者情報 - 利用者情報変更]で変更してください。
利用者情報の変更方法は、以下のとおりです。
1.
運用管理コンソールを起動します。
2.
運用管理コンソールの[利用者情報 - 利用者情報変更]をクリックします。
3.
変更する利用者を選択し、[変更]ボタンをクリックします。
設定例:
2
(図をクリックすると、拡大表示できます。)
4.
必要な情報を変更し、[変更]ボタンをクリックします。
設定例:
(図をクリックすると、拡大表示できます。)
10. 参考
利用者情報の設定については、以下のマニュアルを参照してください。
3
V6、V5
V4.1
V4.0、V3.1
Interstage Portalworks 管理者ガイド
第 3 章 利用者の管理
A.1.2 利用者情報一括登録ツール
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
第 3 章 利用者の管理
B.1.2 利用者情報一括登録ツール
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
第 3 章 利用者の管理
(注)利用者情報一括登録ツールの提供は、V4.1 以降です。
4
1. タイトル
ブラウザに、「Portalworks 内でエラーが発生しました。」が表示される。
2. 製品名
INTERSTAGE Portalworks V3 / V4.0 / V4.1
Interstage Portalworks V5.0 / V5.1 / V6.0
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris / Linux
4. キーワード(メッセージ)
「Portalworks 内でエラーが発生しました。
(com.fujitsu.Portalworks.portalworks.brickfiont.userinfo.PWSearchUserFailedException)」
「Portalworks ERROR user USRE006 ユーザの検索に失敗しました.」
5. 現象
「利用者情報検索」画面より、利用者検索を行うと、ブラウザに以下のメッセージが表示され、
システムログには"USRE006"のエラーが出力される。
「Portalworks 内でエラーが発生しました。
(com.fujitsu.Portalworks.portalworks.brickfiont.userinfo.PWSearchUserFailedException)」
6. 発生条件
Portalworks の[認証サーバの設定]で設定項目"LDAP アクセス用 DN"の設定が、LDAP サー
バの管理者用 DN(Distinguished Name)と異なっている場合。
7. 事例
Portalworks の運用管理コンソール(運用管理ツール)の[利用者情報 → 利用者情報の変
更]から、[検索]ボタン押下により、「利用者情報検索」画面を起動し、利用者検索を行うと、
5
ブラウザに以下のメッセージが表示される。また、システムログには"USRE006"のエラーが出
力され、ユーザの情報検索に失敗する。
「Portalworks 内でエラーが発生しました。
(com.fujitsu.Portalworks.portalworks.brickfiont.userinfo.PWSearchUserFailedException)」
8. 原因
Portalworks の[認証サーバの設定]で設定項目"LDAP アクセス用 DN"の設定が、LDAP サー
バ(InfoDirectory など)の管理者用 DN と異なっていたため。
9. 対処
Portalworks の認証サーバの[LDAP アクセス用 DN]の設定には、LDAP サーバの管理者用
DN を指定してください。
設定例:
uid=pwuser,o=富士通,c=jp
(図をクリックすると、拡大表示できます。)
【認証サーバ】
6
Portalworks では、Portalworks が標準で提供する Portalworks 認証のほかに、LDAP サーバ
(InfoDirectory など)を利用することが可能です。
10. 参考
V6
Interstage Portalworks 管理者ガイド
15.1.8 認証サーバの設定
V5.1
Interstage Portalworks 管理者ガイド
15.1.8 認証サーバの設定
V5.0
Interstage Portalworks 管理者ガイド
13.1.8 認証サーバの設定
V4.1
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
12.1.9 認証サーバの設定
V4.0
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
B.2 認証サーバ情報変更ツール
V3 系
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
C.2 認証サーバ情報変更ツール
7
1. タイトル
Interstage Portalworks の「ADIE001」と「DBE002」のエラーメッセージが出力される。
2. 製品名
INTERSTAGE Portalworks V3 / V4.0 / V4.1
Interstage Portalworks V5.0 / V5.1 / V6.0
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris / Linux
4. キーワード(メッセージ)
ADIE001 管理情報の操作に失敗しました。
DBE002 SQL の実行に失敗しました。[63000:ORA-03113: 通信チャネルでファイルが終りに
なりました。 : SELECT * FROM SYSTEM WHERE ID = 'locale' ]
5. 現象
システムログに、「ADIE001 管理情報の操作に失敗しました。」と「DBE002 SQL の実行に失
敗しました。」のメッセージが出力される。
6. 発生条件
Interstage Portalworks の運用中に、Interstage Portalworks のリポジトリ用 RDB の Oracle が
停止している場合。
7. 事例
システムログに、「ADIE001 管理情報の操作に失敗しました。」と「DBE002 SQL の実行に失
敗しました。」のメッセージが出力される。
8. 原因
8
Interstage Portalworks の運用中に、Interstage Portalworks のリポジトリ用 RDB の Oracle が
停止しているため。
9. 対処
リポジトリ用 RDB の Oracle には、Interstage Portalworks の管理情報が格納されています。
Interstage Portalworks 起動中に、Oracle を停止しないでください。
10. 参考
Interstage Portalworks のメッセージについては、以下のマニュアルを参照してください。
V6、V5.1
Interstage Portalworks 管理者ガイド
G.3 実行ログ
V5.0
Interstage Portalworks 管理者ガイド
F.3 実行ログ
V4.1
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
G.3 実行ログ
V4.0
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
D.2 実行ログ
V3.1
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
E.2 実行ログ
9
1. タイトル
クライアントからのアクセス時、「Failed to get contents.」が表示される。
2. 製品名
INTERSTAGE Portalworks V3 / V4.0 / V4.1
Interstage Portalworks V5.0 / V5.1 / V6.0
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris / Linux
4. キーワード(メッセージ)
「Failed to get contents.」
「12545:ORA-12545: ターゲット・ホストまたはオブジェクトが存在しないため、接続に失敗しま
した」
5. 現象
サーバのホスト名を変更し、クライアントからアクセスすると、「Failed to get contents.」が表示
され、アクセスできない。
6. 発生条件
Interstage Portalworks とリポジトリ用データベースの Oracle が同一サーバ上に存在し、かつ、
サーバ名を変更した場合。
7. 事例
サーバのホスト名を変更し、クライアントからアクセスすると、「Failed to get contents.」が表示
されアクセスできない。また、管理者画面にアクセスしようとすると、パスワードの入力を要求
される。
10
8. 原因
Interstage Portalworks とリポジトリ用データベースの Oracle が同一サーバ上に存在し、かつ、
サーバのホスト名を変更した場合、設定変更が必要にもかかわらず、設定変更を行っていな
かったため。
9. 対処
Interstage Portalworks とリポジトリ用データベースの Oracle が同一サーバ上に存在し、かつ、
サーバのホスト名を変更した場合、Interstage Portalworks で設定されているサーバ名を変更
する必要があります。
1.
リポジトリ用 RDB アクセス情報ファイルを変更します。
ファイルの格納場所は、以下のとおりです。
Portalworks のインストールフォルダ¥WEB-INF¥conf¥pwdbconf
"host=xxx"の記述を変更後のホスト名に変更してください。
変更前:
system_url=jdbc:oracle:oci8:portalworks/fujitsu@(description=
(address=(protocol=tcp)(host=hosta.fujitsu.com)(port=1521))
(connect_data=(sid=PWSYS)))
user_url=jdbc:oracle:oci8:portalworks/fujitsu@(description=
(address=(protocol=tcp)(host=hosta.fujitsu.com)(port=1521))
(connect_data=(sid=PWUSER)))
変更後:
system_url=jdbc:oracle:oci8:portalworks/fujitsu@(description=
(address=(protocol=tcp)(host=hostb.fujitsu.com)(port=1521))
(connect_data=(sid=PWSYS)))
user_url=jdbc:oracle:oci8:portalworks/fujitsu@(description=
(address=(protocol=tcp)(host=hostb.fujitsu.com)(port=1521))
(connect_data=(sid=PWUSER)))
2.
3.
運用管理ツールで、自サーバ情報を変更します。
運用管理ツールのシステム全般タブで、自サーバ情報を変更してください。
運用管理ツールで、Portalworks を再起動してください。
10. 参考
11
運用管理ツールについては、以下のマニュアルを参照してください。
V6、V5.1
Interstage Portalworks 管理者ガイド
2.1 Portalworks の起動/停止、15.1.3 サーバ情報の変更
V5.0
Interstage Portalworks 管理者ガイド
2.1 Portalworks の起動/停止、13.1.3 サーバ情報の変更
V4.1
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
2.1 Portalworks の起動/停止、12.1.3 サーバ情報の変更
V4.0、V3.0
INTERSTAGE Portalworks 管理者ガイド
2.1 Portalworks の起動/停止、9.1.4 サーバ情報の変更
12
1. タイトル
「Interstage is stopping. In order to set up a Portalworks, Interstage needs to start.」が出力さ
れ、Interstage Portalworks のインストールに失敗する。
2. 製品名
Interstage Portalworks V6.0
3. 対象プラットフォーム
Solaris
4. キーワード(メッセージ)
## Executing preinstall script.
Interstage is stopping. In order to set up a Portalworks, Interstage needs to start.
pkgadd: ERROR: preinstall script did not complete successfully
Installation of <FJSVispw> failed.
5. 現象
「Interstage is stopping. In order to set up a Portalworks, Interstage needs to start.」が出力さ
れ、Interstage Portalworks のインストールに失敗する。
6. 発生条件
Interstage Portalworks 6.0 インストール時に、JMX が起動されていない場合。
7. 事例
「Interstage is stopping. In order to set up a Portalworks, Interstage needs to start.」が出力さ
れ、Interstage Portalworks V6.0 のインストールに失敗する。
8. 原因
13
Interstage Portalworks 6.0 インストール時に必要な、JMX(自動起動)が起動されていなかっ
たため。
9. 対処
isjmxstart(/opt/FJSVisjmx/bin/isjmxstart)コマンドにて、JMX を起動後、再度、Interstage
Portalworks をインストールしてください。
なお、Interstage Portalworks 6.0 インストール時に必要な JMX は、Interstage Application
Server 6.0 にて提供されております。Interstage Application Server 5.1 以前をご利用の場合は、
Interstage Application Server 6.0 をインストールしてください。
10. 参考
JMX の起動コマンド isjmxstart については、Interstage Application Server リファレンスマニュ
アル(コマンド編)の「3.1 isjmxstart」を参照してください。
(注)JMX(Java Management Extension)サービスは、Interstage 管理コンソールの運用基盤と
して、動作するサービスです。
14
1. タイトル
Interstage Portalworks へのログイン時に、「javax.security.auth.login.LoginException」が発生
する。
2. 製品名
Interstage Portalworks V3.1 / V4 / V5 / V6
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris / Linux
4. キーワード(メッセージ)
javax.security.auth.login.LoginException
5. 現象
特定のユーザで、portalworks へのログインでエラーが発生し、ログインできない。
6. 発生条件
ログインユーザのパスワードが有効期限切れであった場合。
7. 事例
Windows 版 PortalWorks へのログイン時に、ある特定のユーザだけ、以下のエラーが発生し、
ログインすることができない。
「内部エラーが発生しました。(javax.security.auth.login.LoginException) 」
8. 原因
ログインユーザのパスワードの有効期限切れが原因である。
9. 対処
15
パスワードを再設定し、有効期限切れを解消してください。
セキュリティが強化されている環境では、ユーザにパスワードが設定され、パスワードの有効
期限日数が設定されています。ログインのパスワードが期限切れになる前に、警告メッセー
ジを出力するなどして、期限切れになる前に、パスワードの変更をしてください。
16
1. タイトル
「QIAW001」の警告メッセージが出力される。
2. 製品名
Interstage Portalworks V3.1 / V4 / V5 / V6
3. 対象プラットフォーム
Windows / Solaris / Linux
4. キーワード(メッセージ)
QIAW001 通信中にタイムアウトが発生しました。(例外={0})
The time-out was occurred in communication. (exception={0})
[可変情報]
例外、exception:通信処理中に発生した例外情報
5. 現象
Web の画面からログオンすると、警告メッセージ「QIAW001 通信中にタイムアウトが発生しま
した。」が出力される。
6. 発生条件
シナリオの call タグにて、WebUSP を call するとき、かつ、
シナリオの処理終了時までに、call された WebUSP のレスポンスが返りきっていない場合。
7. 事例
Web の画面からログオンすると、警告メッセージ「QIAW001 通信中にタイムアウトが発生しま
した。」がシステムログに出力される。
8. 原因
17
シナリオの通信処理にて、タイムアウトが発生しているため。
9. 対処
警告メッセージがシステムログに出力されますが、内部で同期処理を行っているため、動作
に問題は生じません。
対処の必要もありません。
10. 参考
WebUSP(WWW サーバ USP)は、インターネット/イントラネット上の Web コンテンツ情報を参
照するためのプラグインです。HTML 形式のコンテンツを XML(XHTML)に変換できるため、情
報の共有、再利用が容易です。
WebUSP は、指定された URL から Web コンテンツ情報を取得します。
18