仕様書(PC等機器類リース) - 京都市

仕 様 書 (PC等 機 器 類 リース)
保健福祉局生活福祉部地域福祉課長
(保 護 担 当 藤 村
件
t
契
名
i
約
t
l
期
e
間
251-1175)
生活保護電算端 末 PC及 びプリンタリース
(左 京 ,山 科 ,下 京 ,右 京 )
平 成 26年 6月 1日 ~平 成 31年 5月 31日
(60箇 月 )
1 支払方法
(1)毎月均等払いとする (ただし,端数が生じた場合は,26年6月の初回請
求額に含めるものとする)
(2)請求書受領後30日以内に支払う
(3)受託者は請求書を毎月月末に該当月分として発行,送付すること
2 リース期間満了後の物件の取り扱い
受託者の引き取りとする(京都市の指示に従い,受託者の責任のもと,デー
タを消去する等必要な処置を施した後,撤去し,適法に処分すること)。
3 機器構成,条件
以下の書類に従うこと
・別紙1「端末PC及びプリンタ機器仕様書」
契約条件
・別紙2「電子計算機による事務処理等(機器保守)の委託契約に係る共通
仕様書」
4 作業範囲
機器の納入業者の作業範囲としては,機器およびソフトウェアの手配,仕様
書記載ソフトウェアのインストールと初期設定,現地への機器類の設置,据付
作業と配線作業とする(別紙1「端末PC及びプリンタ機器仕様書」の「機器設
置等」の項を参照)。
納品対象外のソフトウェアインストール,各種設定,電源工事,配線に必要と
なる工事作業は含まない。
5 保守の有無
有り
6 設置場所 (予定)
(1)左京区役所福祉部
京都市左京区松ケ崎堂ノ上町7番地の2 左京区総合庁舎内
(2)山科区役所福祉部
京都市山科区椥辻池尻町14 2 山科区総合庁舎内
(3)下京区役所福祉部
京都市下京区東塩小路町608番地8
下京区総合庁舎内
(4)右京区役所福祉部
京都府京都市右京区太秦下刑部町12 右京区総合庁舎内
7 機器設置時期
機器設置時期は協議の上,決めるものとする。契約期間は上記のとおりで
あるが,機器の設置期間は実際に機器を設置した翌月1日から60箇月とする。
8 契約条件
(1)本契約は,長期継続契約(複数年)とする。
(2)翌年度以降において当該リース料に係る歳出予算の金額について減額
又は削除があった場合は,本市はこの契約を解除することができる。
(3)上記により,本市が契約を解除した場合において,このリース契約に係る
受託業者の取得費用及び付随費用の合計額が,既に本市が受託業者
に支払ったリース料を上回ったとしても,業者は,その差額を本市に請求
することはできない。
(4)受託業者は,本条件に定めるもののほか,本市がこの契約を更新しなか
ったために生じた損害賠償について,本市に請求することはできない。
9 その他
(1)引渡し完了確認
受託者は仕様に合った機器が納品されたことを自ら確認し,本市に引き渡
したことを文書で通知すること。機器明細単位にチェック日付の入った様式
として,引渡し完了通知書とする。
(機器メーカーに納品を一任せずに受託者自身が責任を持って管理するこ
と)
(2)押印後契約書のコピー
第1回目の請求書送付までに押印済み契約書のコピー1部を送付するこ
と。
注 本 仕 様 について不 明 な点 がある場 合 は,契 約 課 の指 示 に従 ってください。
【別紙1】端末PC及びプリンタ等機器仕様書
1/4
前提1
当入札で調達する機器類等はWEB型アプリである京都市生活保護システムを稼働させるためのものである。
当入札は,生活保護システムのアプリケーション開発に係るものではなく,またWEB型アプリという性質上,端末PCに何らかの設
を要求するものではないが,導入する機器類については,生活保護システムが安定して稼働する必要があり,受託者はその責務を
負うこと。
前提2
機器導入後,京都市生活保護システムの設定をアプリケーション開発業者(日本電気株式会社)が導入する。
入札者は落札後,京都市とアプリケーション開発業者と協力して,各種設定作業を行うこと。
前提3
現行の生活保護システムのサーバ,端末,プリンタ等と入れ替える状態で,今回の納品機器の設置作業等を行う必要がある。
業務運用に支障のないように,現行の機器撤去作業に合わせて作業を行うため,実際の設置作業は極めて限られた時間内に素早
く行う必要がある。(現行機器を撤去しないと今回納品分機器を設置する場所がない)本市が別途指定する日時(土日祝,深夜
時間帯を含む)に作業できる体制を準備すること。また,状況に応じて現行機器撤去業者と直接の調整を求めることがある。
(左京,山科,下京,右京の4事務所分の設置作業は原則同一日となる)
設置作業前に数台のPCについては,設定内容確認のため,使用可能な状態とするように求める。
前提4
以下のソフトはアプリケーションを稼働させるための一般的な基盤ソフトであり,本市が別途調達するもので,設定やインス
トールはアプリケーション開発会社が行う。設定作業時には,必要時に応じてアプリケーション開発会社から,納品物のソフ
トウェア,ハードウェアの設定等について照会があるので,受託者は回答を行うこと。
型番
業務アプリケーション用基盤ソフト (調達対象外)
数量
1 UL1071-401
FontAvenue UniAssist JIPS文字セット Ver3.0
38
2 UL1071-105
FontAvenue GaijiSync Client Ver2.0
38
3 TP1-A0AC29501
GOV pcAnywhere12.5 Host ライセンス D(5-249)
4 TP1-A0AC29301
GOV Symantec Ghost Solution Suite 2.5 ライセンス D(5-249)
5
【これ以降は調達対象物件の具体的な仕様】
前提5
CPU等のスペックを指定するものは記載スペックと同等かそれ以上の品質機能であること。
型名の記載のあるものは該当機器を納入すること。
記載してある全ての事項を満たす機器を納入すること。
前提6
機器に合わせて導入するソフトウェア類については,5年間の使用を保証すること。
(5年間はセキュリティ,バグ対応等パッチ作業の更新を行い,バージョンアップ版の提供を行うこと)
前提7
京都市はマイクロソフトオープンガバメントライセンスを保持しているので,納品物件の調達に用いる場合は利用して良い。
(サーバ製品群:A ,アプリケーション製品群:B)
【別紙1】端末PC及びプリンタ等機器仕様書
本番用機器類 2/4
(左京区役所,山科区役所,下京区役所,右京区役所設置分 各台数は最下段参照)
1 端末PC1
筐体
ディスプレイ一体型
ディスプレイ
19型以上 WXGA+:1,440×900ドット 以上 (非光沢)
Core
i5-4300M プロセッサー
CPU
インテル
メモリ,ディスク
4GB,250GB
光ディスク
各機器には不要だが,設定等のために4事務所それぞれ1台はDVDを利用できるようにすること
バックアップイメージ書き込み用DVD-R10枚
OS
Windows 7 Professional (32ビット)
インターネットエクスプローラ
32ビット版 Version9.0
LAN
1000BASE-T ×1
マウス
USB 光センサーマウス
USB
USB3.0 × 2 以上
ワイヤー
ダイヤル式セキュリティワイヤーロック (直径2mm以上)
2 L2スイッチ
LAN
10/100BASE-T,1000BASE-SX(SFP)設置可能な拡張性があること
ポート数
各事務所端末台数×2+4以上となること
スイッチング容量
最大ポート数の最大転送速度でノンブロッキングとなる容量以上
転送性能
最大ポート数の最大転送速度でノンブロッキングとなる性能以上
重量/消費電力
3.0kg以下
機能
SNMPエージェント機能を有し、通信機器管理装置からMIB情報を採取可能であること
/
最大35VA
GUI(WEB),Telnet,SSHver2により管理が可能なこと
Auto Negotiation,Flow Control,VLAN(Port/Tag)機能を有すること
ポートミラーリング機能を有すること
ファンレス仕様であること
設置条件
河村電器 HUBボックス(アクリル窓付タイプ) HBA2-5015N に取り付けられること
EIA規格19インチユニット
3 高速レーザープリンタ(モノクロ)
印刷方式
レーザビーム乾式電子写真方式(半導体レーザ)
印刷速度
片面 A4横:50頁/分
両面 A4横:50頁/分
インターフェース
IEEE1284規格準拠双方向パラレル、
イーサネット〈100BASE-TX/10BASE-T〉(TCP/IP)
コマンド体系
WINDOWSプリンタドライバに対応できるプリンタであること
給紙容量
ホッパ数 4 , 手差し , 合計給紙量 A4普通紙 3000枚以上
その他
初期セット分を除き,トナー(必要な場合にはドラム)プリンタ1台につき2セット用意すること
トナー条件
PR-L4600-12 と互換性があること
【別紙1】端末PC及びプリンタ等機器仕様書
3/4
4 レーザープリンタ(モノクロ)
印刷方式
レーザビーム乾式電子写真方式(半導体レーザ)
印刷速度
片面 A4横:35頁/分
両面 A4横:20頁/分
インターフェース
USB
イーサネット<100BASE-TX/10BASE-T> (TCP/IP)
コマンド体系
WINDOWSプリンタドライバに対応できるプリンタであること
機能
PDFファイルのダイレクトプリント機能を有すること
給紙容量
ホッパ数 2 , 手差し , 合計給紙量 A4普通紙 500枚以上
その他
初期セット分を除き,トナー(5000P以上)をプリンタ1台につき2つ用意すること
トナー条件
PR-L5300-12 と互換性があること
5 部品保証等 (上記1~4の機器類を対象とする)
部品保証
故障時にオンサイト部品交換を以下の条件で行う保証を付けること
問い合わせ受付 平日9:00~17:00 , 作業は翌営業日内
機器障害に伴うハードウェアの原因究明,障害部品復旧後,ハードウェアが正常に起動する
ことを確認すること
障害部品によっては,京都市が保有するイメージバックアップ媒体から初期状態に戻し,
アプリケーション開発・保守業者への状況説明を行うこと (イメージバックアップの取得
は,今回納品作業の対象外)
消耗品等を除き,60箇月
OA用品
(左京区役所,山科区役所,下京区役所,右京区役所設置分 各台数は最下段参照)
1 机1
PCデスク
幅1300×奥行800×高さ1500程度 総耐荷重:200kg 天板付き,メラミン化粧天板
【例】ER-130
(同等レベルの製品とする)
2 机2
PCデスク
幅600×奥行800×高さ1500程度 総耐荷重:200kg 天板付き,メラミン化粧天板
【例】ER-60
(同等レベルの製品とする)
3 椅子
回転式椅子
ガス圧リフト装置 , 背もたれチルト・ロッキング機能
【例】SNC-E3KBL2
(同等レベルの製品とする)
4 組立
1~3いずれのものも組み立てたうえで,指定の場所に設置し,PC等の設定を行うこと
ソフトウェア
1 ウィルス対策
TREND MICRO
クライアント台数合計分
ウィルスバスター 5年分ライセンス
Client/Server Suite
2 ネットワーク監視
MOTEX
クライアント台数合計分
LanScopeCat 5年分ライセンス
CAT6/SC-I
【別紙1】端末PC及びプリンタ等機器仕様書
3 Windows Server CAL
Server 2012
4/4
クライアント台数合計分
Opn-GB Windows Server CAL 2012 Std デバイス CAL
4 画面キャプチャソフト
クライアント台数合計分
Capture IT pro
PrintScreenを押下すればアクティブウィンドウの内容をプリンタから印刷する機能
又は SNAGIT
導入する端末全てに上記機能のみ設定を行うこと
(ソフトが持つその他の機能は設定しないこと)
機器設置等
1 ネットワーク設定及び接続
ネットワーク
PC名,IPアドレス,DNSサーバの設定等は本市から提供する情報に基づき設定を行うこと
ドメインへの参加及びウィルスバスターパターンファイル取得設定,LanScopeCatの設定についても
本市から提供する情報に基づき設定を行うこと
2 端末PCの設定
IME
標準の句読点設定を「,。」とすること
郵便番号を数字で入力すると住所が表示されること
ポリシー設定
ドメイン参加後にポリシーが適用される予定だが,必要に応じて本市が指定するポリシーの設定を
行うこと
プリンタ
全端末に該当事務所に設置した全てのプリンタ設定を行うこと
「通常使うプリンタ」は,端末単位に京都市が指定するものを設定すること
3 配線,PC名等の明示
LANケーブル等
接続元と接続先が分かるようにタグを取り付けること(青系統,赤系統とでタグ色を分けること)
PC等機器
本体及びディスプレイにPC名等をラベルライターでシールを作成して,PCに貼付すること
LANケーブルは,カテゴリ5e以上,白色とする
部品交換保証の連絡先電話番号を分かりやすく貼付すること (裏面等ではなく目につき易い場所)
4 その他
機器一覧
納品物件の機器及び管理番号の一覧をエクセルで納品すること
部品交換時の連絡先電話番号も記載すること
セキュリティワイヤ
PC本体を設置する机にワイヤで接続すること
ダイヤル番号は別途指示する
設置台数内訳
PC1(デスク)
高速プリンタ
プリンタ
4
L2SW
机1
左京
8
1
山科
11
1
6
2
下京
9
1
5
2
右京
10
1
6
2
合計
38
4
21
8
机2
2
4
4
椅子
1
1
3
9
2
2
3
3
9
15
別紙 2
平成18年12月21日改定
電子計算機による事務処理等(機器保守)の委託
契約に係る共通仕様書
(総則)
第1条
請負人(以下「乙」という。)は,契約書に定めるもののほか,この共通仕様書並びに別添個別
仕様書及び資料(以下「個別仕様書等」という。
)に従って委託業務を履行しなければならない。
(履行計画)
第2条 乙は,委託業務の履行に着手する前に,履行日程及び履行方法について京都市(以下「甲」とい
う。
)に届け出て,その承認を得なければならない。甲が委託業務の内容を変更した場合に,履行日程又
は履行方法を変更しようとするとき,若しくは乙の事情により履行日程又は履行方法を変更しようとす
るときも同様とする。
(秘密の保持)
第3条 乙は,委託業務が完了した後又はこの契約が解除された後においても,契約を履行するうえで知
り得た秘密を漏らしてはならない。
(目的外使用の禁止)
第4条
乙は,保守対象機器,甲が乙に支給する物品(以下「支給品」という。)及び貸与する物品(以
下「貸与品」という。)並びに保守対象機器に記録された情報(甲が提供した情報を含む。)
,委託業務の
履行に関し作成された入出力帳票,フロッピーディスク,磁気テープ,磁気ディスクその他の記録媒体
に記録された情報(甲が提供した情報を含む。)(以下「データ」という。
)を委託業務の履行以外の目的
に使用してはならない。
(複写,複製及び第三者提供の禁止)
第5条 乙は,保守対象機器,支給品及び貸与品並びにデータを複写し,若しくは複製し,又は第三者に
提供してはならない。ただし,甲の書面による同意を得た場合は,この限りでない。
(再委託等の禁止)
第6条 乙は, 甲の文書による承認を得なければ,この契約に係る義務の履行を第三者に委託し,この契
約に係る権利を第三者に譲渡し,又はこの契約に係る義務を第三者に承継させてはならない。
2 乙は,この契約に係る義務の履行を第三者に委託し,この契約に係る権利を第三者に譲渡し,又はこ
の契約に係る義務を第三者に承継させるときは,その者の商号又は名称,委託を行う業務の内容及び理
由を付して,あらかじめ甲の承認を得なければならない。
(データ等の適正な管理)
第7条 乙は,保守対象機器の授受,処理,保管その他の管理に当たっては,データの漏えい,滅失,き
損,紛失,改ざん,盗難等を防止するなどその適正な運営に努めなければならない。
2 乙は,前項の目的を達成するため,委託業務担当者への監督及び教育を行い,甲の管理する電子計算
別紙 2
機室への入退室及び作業に当たっては,甲の入退室の管理,防災防犯対策を遵守しなければならない。
乙は,保守対象機器について乙の電子計算機室で委託業務を履行する場合は,第3項から第5項に定め
る安全対策を講じなければならない。
3 乙は,その電子計算機室を外部からの侵入が容易でない場所に配置しなければならない。
4 乙は,その電子計算機室に入室できる者を,乙が許可した者のみとし,その者が乙の電子計算機室に
入室し,又は乙の電子計算機室から退室するときは,入退室管理簿に所属,氏名及び入退室時間を記載
しなければならない。
5 乙は,保守対象機器について,乙が許可した者以外の者がこれを操作すること及びこれに記録されて
いるデータを閲覧することができないよう必要な措置を講じなければならない。
6 乙は,甲の求めがあれば,第2項から第5項に定める事項について書面により甲に報告しなければな
らない。
7 甲は,乙の第2項から第5項に定める事項に異議がある場合は,理由を示し,書面により乙に変更を
求めることができるものとする。
8 甲は,第1項に定める保守対象機器及びデータについて,漏えい,滅失,き損,紛失,改ざん及び盗
難による被害が生じた場合は,契約書第8条第1項第1号に該当するとして契約を解除することができ
る。
9 乙は,個人情報を取り扱うに当たっては,個人情報を適正に管理させるために,個人情報管理責任者
を置かなければならない。
10 乙は,委託業務担当者に個人情報を取り扱わせるに当たっては,委託業務担当者に対し,京都市個人
情報保護条例の罰則規定を周知するとともに,個人情報の適正な管理が図られるよう,委託業務担当者
に対し必要かつ適切な管理を行わなければならない。
11 乙は,データ及び保守対象機器の輸送,搬入出を自ら行わなければならない。ただし,甲の書面によ
る同意を得た場合はこの限りでない。
12 乙は,データの全部又は一部の漏えい,滅失,き損,紛失,改ざん,盗難等があったときは,甲の指
定するところにより,代品を納め,原状に復し,損害(第三者に及ぼした損害を含む。以下同じ。)を
賠償し,又は代品を納め,若しくは原状に復するとともに損害を賠償しなければならない。
13 乙は委託業務を履行するために保守対象機器の記録媒体の交換が必要となる場合は,交換により不要
となった記録媒体は,記録されているデータを消去するなど復元不可能な状態にしなければならない。
(データ等の廃棄)
第8条 乙は,委託業務が完了したとき,委託業務の内容が変更されたとき,又はこの契約が解除された
ときは,甲の指示に従って,データを廃棄し,又は甲に返還しなければならない。
2 乙は,委託業務の履行に伴い生ずる磁気テープ,磁気ディスクその他の記録媒体に記録された情報に
ついては,直ちに廃棄しなければならない。ただし,甲の指示がある場合はこの限りでない。
3 前2項に定める情報等の廃棄は,当該情報等が第三者の利用に供されることのないように,消去,焼
却,シュレッダー等による裁断等の方法により,行わなければならない。
(監督)
第9条 甲は,必要があると認める場合は,データ及び保守対象機器の管理の状況並びに委託業務の履行
状況について,いつでも乙に対して報告を求め,乙の委託業務履行場所等に立ち入って検査し,又は必
要な指示等を行うことができるものとする。
別紙 2
2 乙の委託業務担当者は,甲の電子計算機室に入退室するときは,事前に甲の許可を受けなければなら
ない。
3 乙は,甲の電子計算機室からデータ,プログラム等を持ち出してはならない。ただし,事前に甲の許
可を得た場合は,この限りでない。
(事故の発生の通知)
第 10 条 乙は,保守対象機器の引渡し前に,当該保守対象機器及び保守対象機器に記録されているデー
タに漏えい,滅失,き損,紛失,改ざん,盗難等の事故が生じたときは,直ちに甲に通知し,その指示
に従い,遅滞なく書面で報告しなければならない。
(支給品及び貸与品)
第 11 条 支給品及び貸与品の品名,数量,引渡時期及び引渡場所は,個別仕様書に定めるところによる。
2 乙は,前項の規定により,支給品又は貸与品の引渡しを受けたときは,遅滞なく甲に受領書又は借用
書を提出しなければならない。
3 乙は,支給品又は貸与品を善良な管理者の注意をもって保管しなければならない。
4 乙は,この委託業務が完了したとき,委託業務の内容が変更されたとき,又はこの契約が解除された
ときは,個別仕様書等に定めるところにより,不用となった支給品又は貸与品を,使用明細書を添えて
甲に返還しなければならない。
5 乙は,故意又は過失により,支給品又は貸与品の全部又は一部を滅失し,又はき損したときは,甲の
指定するところにより,代品を納め,原状に復し,損害(第三者に及ぼした損害を含む。以下同じ。)
を賠償し,又は代品を納め,若しくは原状に復するとともに損害を賠償しなければならない。
(検査の立会い及び引渡し)
第 12 条 甲は,契約書第4条第1項の検査に当たり,必要があると認めるときは,乙を検査に立ち合わ
せることができる。この場合において,乙が検査に立ち会わなかったときは,乙は,検査の結果につい
て異議を申し立てることができない。
2 甲は,契約書第4条第1項の検査に当たり,必要があると認めるときは,保守対象機器を稼動させ検
査することができる。この場合において,当該検査に直接要する費用は,乙の負担とする。
3 乙は,契約書第4条第1項の規定による検査に合格したときは,直ちに,作業報告書を提出するもの
とし,作業報告書の提出をもって委託業務の一工程の履行が完了したものとする。
4 甲は,保守対象機器に障害が発生し,その障害の内容及び程度が当該情報システムの運用に重大な影
響を及ぼすものであると判断する場合は,乙に対し,第3項に定める作業報告書とは別に当該障害につ
いて報告を求めることができる。乙はこれに対し,甲が定める期間内に誠実に対応しなければならない。
(かし担保責任)
第 13 条 甲は,保守対象機器にかしがあるときは,乙に対して相当の期間を定めてそのかしの修補を請
求し,又は修補に代え,若しくは修補とともに損害(第三者に及ぼした損害を含む。
)の賠償を請求する
ことができるものとする。
2 甲が,甲の定めた履行期限までに,乙によるかしの修補が困難なため,契約をした目的を達すること
ができないと認めるときは,契約書第8条第1項第 1 号又は第2号に該当するとして契約を解除するこ
とができる。
別紙 2
3 前2項の規定は,保守対象機器のかしが支給品若しくは貸与品又は甲の指示により生じたものである
ときは,適用しない。ただし,乙がその支給品若しくは貸与品又は指示の不適当であることを知りなが
らこれを通知しなかったときは,この限りでない。
4 前3項の規定によるかしの修補又は損害賠償の請求及び契約の解除は,当該かしについて,第12条
第3項の規定による委託業務の一工程の履行が完了した日から2年以内に行うものとする。
(作業実施場所における機器)
第 14 条 委託業務の作業実施場所において,委託業務を遂行するために必要となるハードウェア,ソフ
トウェア,及びネットワーク(以下「機器等」という。)については,乙が準備しなければならないもの
とする。ただし,甲が機器等を貸与する場合は,この限りでない。
2 乙は,委託業務を遂行するために必要となる機器等を甲のネットワークに接続する場合は,事前に甲
の許可を受けなければならない。
3 乙は,委託業務を遂行するために甲の保有する機器にソフトウェアをインストールする必要がある場
合,事前に甲の許可を得なければならない。また,当該ソフトウェアが不要となった場合は速やかに消
去しなければならない。