JADCA NEWS 発刊日 平成 22 年 10 月 15 日 第 59 号 ■ JADCA 事務局から会員の皆様にE-mail にて JADCA NEWS を配信いたします。 1. 上海視察ミッションの実施 上海におけるダクト清掃業界団体・SHADCAの創立につながった 2006 年 10 月に実 施した 「日中建築物環境衛生シンポジウム」 に引き続いて第 2 回目の日中シンポジウム(2010 日中環境衛生技術交流会)を中国上海にて 7/28(水)に実施しました。 今回 IAQ 分野の権威である先生方を中心として JADCA 役員等併せて18名(敬称略)にて上 海視察ミッションを組成しました。 池田 耕一 日本大学教授 川瀬 貴晴 千葉大学教授 野部 達夫 工学院大学教授 倉渕 隆 東京理科大学教授 柳 工学院大学教授 宇 (団長) 亀谷 茂樹 東京海洋大学准教授 鍵 国立保健医療科学院室長 直樹 植木 孝 厨房委員会委員 大廻 和彦 会長 高木 篤 副会長 吉田 正広 専務理事 岡田 憲吾 専務理事 遠山 隆文 河西 孝信 理事企業社長 常務理事 清水 晋 技術・業務委員長 好井 博 事務局長 中国在住会員 東園 剛 東園 純子 珠海穆心清洁服洁有限公司 総経理&営業部長 ◆ミッション一行は前日の 7/27(火)に上海入 りし、上海同済大学の範存養先生等との再会 を祝う小宴までの時間を利用して、上海の浅 草寺と呼ばれる「豫園」(下の写真)や夜景が美 しい外灘(元英米租界地区)を探索しました。 ◆7/28(水)の技術交流会当日の朝、森ビルが建 設した超高層ビル「上海環球金融中心」(地上 101 階、高さ 492m)展望台に全員で登る予定 でしたが、日本から送った技術交流会の資料 が当日の朝になってもホテルに届かず、事務局 は、中国語が堪能な東園さんに一緒に残っても らってどこにあるか探すこととなりました。 東園さんにはホテル側に事情聴取した上各方 面に電話し、荷物の保管先(郵便局)をつきとめて いただき、皆で取りに行き事無きを得ました。 あとで分かったことだが、4 つ星ながらホテル側 対応の悪さの一言に尽き、日本とは事情が違う ことへの認識の甘さが反省させられました。 上海環球金融中心(右側栓抜きの形のビル) 技術交流会の模様は、協会 H.P に概要を掲載しておりますので、ご参照ください。 http://www.jadca.jp/info/seminar/sympo/index.htm ◆ 技術交流会の翌日の 7/29(木)は上海万博開催期間中でもあり、万博視察に出かけました。 日頃の行いが良いのか悪いのか晴天に恵まれ夏の暑い太陽が照りつける中で、全員で 中国館を見学し、そのあとは自由行動となり、比較的空いているイラン館や北朝鮮館等 各自好きなところを見学しました。 詳細については、ビル管理教育センターの季刊誌『ビルと環境』(12 月号)に大廻会長 が寄稿し、 「JADCA 上海紀行」と「2010 年度日中建築物環境衛生技術交流会」が掲載され る予定ですので、ご覧ください(協会 H.P の会員専用ページにも掲載予定)。 中国館 日本産業館 2. 各種研修・セミナーのご案内 22 年度下期に実施する研修、セミナーをご案内します。 JADCA セミナー 毎年実施している建築物環境衛生セミナーを本年度下記3会場にて開催します。 今回のテーマとして厨房防火対策の強化と厨房排気設備診断士の創設を掲げ、 当協 会主催の厨房委員会(委員長;東京理科大学倉渕隆教授)が東京消防庁に提出した中間答 申を基に抜本的な防災予防策を提言します。 今後の厨房ダクト清掃における提案型営業にも資する内容だと思いますので、ふる ってご参加願います。 〇東京会場 平成 22 年 10 月 21 日(木) 参加募集中! 於 全国ビルメンテナンス会館 http://www.jadca.jp/info/seminar/eisei/index.html 〇名古屋会場 平成 23 年 1 月 25 日(火) 於 名古屋商工会議所 〇福岡会場 平成 23 年 3 月 3 日(木) 於 アクロス福岡 空調システム診断士養成研修(大阪会場) 昨年 11 月にスタート空調システム診断士養成研修を始めて大阪会場にて開講いたしま す(次の東京会場は来年 4/19~20)。 〇大阪会場 平成 22 年 11 月 9 日(火)~10 日(水) 於 エル・おおさか 参加募集中! http://www.jadca.jp/info/shindanshi/201011training.html なお、今回より受講対象資格を下記の通り広げておりますので、各関連業界からのご 参加をお待ちしています。 【受講資格一覧】 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ 空気調和用ダクト清掃作業監督者 建築物環境衛生管理技術者(ビル管理技術者) 建築物空気環境測定業実施者 認定ファシリティマネジャー 建築設備検査資格者 技術士及び技術士補(衛生部門) 指定建設業監理技術者 その他上記資格に準ずる資格 厨房排気設備診断士養成研修 (新設) 上記空調システム診断士を対象に厨房版の診断士「厨房排気設備診断士」養成研修を実 施する予定です。詳しくは 12 月に協会 H.P 等でご案内します。 ■ 目的 厨房排気設備の汚染判断並びにクリーニング及び清掃評価判断ができる専門的な知識 と技術を兼ね備えた診断士を養成する。 ■ 受講資格 JADCA 認定『空調システム診断士』の有資格者 ■ 資格付帯メリット ・ 『厨房排気設備診断士』の資格証カードの携帯 ・ 「厨房排気設備点検完了証シール」(仮称)の貼付 ■ 第 1 回養成研修(2 日間集合研修) ◇ 開催 平成23年2月21日(月)~22日(火) ◇ 会場 飯田橋(予定) ◇ 費用 25,000 円(税込み) ダクト清掃作業従事者研修 22 年度 6 地区開催のうち 3 地区が終了しました。 受講をお急ぎの方は今後の 3 地区(新潟、 福岡、札幌)で受講願います。なお、10/1 付けをもって厚生労働大臣登録研修実施機関 としての登録を更新しています(次回更新;平成 28 年)。これを機に開催地を増やすなどさら なる拡充に努めていきます。 地 区 関東 一円 関西 一円 中部 一円 甲信越 九 州 北海道 開催地 東 京 大 阪 名古屋 新 潟 福 岡 札 幌 開催日 7月 9月 10 月 11 月 11 月 22 年 2 月 8 日(木) 17 日(金) 14 日(木) 2 日(火) 26 日(金) 16 日(水) 会 場 ビルメンテナンス エル・おお 名古屋商工 新潟テルサ アクロス 札幌ビルメン 会館 さか 会議所 福岡 テナンス会館 3.支部活動の展開 昨年度から導入した6支部制に基づき、各支部にて支部活動のあり方が模索されていま す。2 年目に入って定例支部会は定着しつつあり(全 6 支部会実施済み)、膝を交えて懇談す る意義を実感したとの声も聞かれてきました。支部活動も、まず支部会員間の親睦を図る ことを優先するとしてゴルフコンペが開催されていましたが、さらに有意義にと、関東支 部、東京・神奈川支部では、「空調ダクト清掃における見積もり」や「エコステージ」に ついて合同にて勉強会を開講する動きが出て きています。支部単位での市民向けダクト清掃 の啓発セミナーの開催も有意義ではないかと 思います。 関東支部(越後湯沢) 関東 北海道・東北支部会(仙台) 一部の支部から、より参加しやすいよう 支部編成変えの要望もあり、今後支部再編 も検討していく予定です。 4. 青年部会 第 2 回全国大会の開催 9 月 2 日(木)に第 2 回青年部会全国大会がホテル・ルポール麹町にて開催されました。 今回の運営については 5 月の青年部長会議(議長:中村一午総務委員長)にて青年部長のみ で企画立案されました。 22 年度青年部長メンバー 支 部 北海道・東北 青年部長(男性) 大庭 孝仁 青年部長(女性) ㈱オプス 関東 東京・神奈川 高田 猛 プロセスサービス㈱ 東海 佐藤 哲史 赤門ウイレックス㈱ 関西 中川 聡 ㈱関西ユニークサービス 九州 佐々木良信 (有)日 徳野 由香 ㈱空調保全工業 長縄 陽子 東亜管財㈱ 研 ■ 新しい試みとして、講演の代わりに主要委員会の活動報告を入れました。日頃若手社 員は JADCA の活動を知る機会が少ないとの声に応えたものですが、下記の質問等真摯 かつ熱心な意見交換がなされました。これは来年度も続けたいと思います。 なお、全国大会のあと、H.P でも活動状況を知ることができるよう協会 H.P に委員会 活動を掲載しました。 http://www.jadca.jp/activity/comitteeinfo.html 【活動報告】 空調システム清浄化委員会 ・・・清水晋技術・業務委員会 厨房委員会 ・・・河西孝信常務理事 評価認定委員会 ・・・佐藤博評価委員長 【質問・意見】 ・微生物による評価基準は出来たが、粉塵はどうするのか? ・JADCA の 5 年後、10 念後の展望が知りたい。 ・もっと会員が JADCA の活動をよく知ることができるようにしてほしい。 ■ 懇親会では、長縄青年部長が司会を担当し、有志にアトラクションの披露をお願いし ました。関東支部では岡田支部長の指導の下宮澤美奈子さんに即興の手品を披露いただ きました。末竹支部長の九州支部では、中村委員長と佐々木青年部長がデュエットで 「三年目の浮気」を歌われましたが、女性役の佐々木青年部長は練習で何回もヘリウム ガスを吸ったため、本番で声変わりしなくなったと残念がっておられました。 このほか恒例の抽選会での罰ゲーム等にて盛り上がりました。しかしその分、忘年会、 あるいは慰労会といった雰囲気になり、情報交換という目的からは逸脱しかけたきら いがあり、どうメリハリをつけていくか次年度に向けての課題となりました。 5. SAP 知的生産性アンケートへの協力 来年度から JADCA 独自の技術評価制度の評価認定をつかさどる評価認定委員会の委員 長に就任いただいた千葉大学大学院川瀬貴晴教授グループが室内空気環境と知的生産性を 研究しておられ(JADCA の総会にて講演済み、当ニュース 57 号ご参照)、オフィス環境 の知的生産性に関するアンケート調査を実施しておられます。 IAQ に関係する我が業界人と一般人との差異を知ることも興味深いが、安全・衛生に 加えて生産性という提案営業の新しい切り口として調査結果を活用できるメリットがあり ますので、JADCA としてアンケート調査に積極的に協力したいと思います。 日本サステナブル建築協会の H.P( http://www.jsbc.or.jp/sap/index.html )からアン ケートに答えていただくことになりますが、後日(10 月下旬頃)に E メールにて正式にご案 内しますので、会員社員の方あまねくご協力いただけますようご高配のほどよろしくお願 いいたします。 6. 22 年度10月~12月の行事予定(友好他団体も含む) ○ ○ ○ ○ ○ 10/5(火)~9(土) JACA ISCC2010 (10/7 JADCA 研究発表) (於 タワーホール船堀) 10/14(木) 平成 22 年度ダクト清掃従事者研修(名古屋会場) (於 名古屋商工会議所) 10/15(金)講師派遣 <講習期間 10/12~15> ダクト清掃作業監督者講習会(新規:大阪会場) (於 阪急千里中央ビル) 10/18(月)講師派遣 建築物環境衛生管理技術者等講習会(東京会場) (於 三田国際ビル) 10/21(木) 平成 22 年度建築物環境衛生セミナー(東京会場) (於 ビルメンテナンス会館) ○ 10/22(金)講師派遣 <講習期間 10/21~22> ダクト清掃作業監督者再講習会(大阪) (於 阪急千里中央ビル) ○ 10/28(金)講師派遣 <講習期間 10/27~28> ダクト清掃作業監督者再講習会(東京) (於 TKP 代々木ビジネスセンター) ○ 11/2(火) 平成 22 年度ダクト清掃従事者研修(新潟会場) (於 新潟テルサ) ○ 11/4(木)講師派遣 建築物環境衛生管理技術者等講習会(名古屋会場)(於 愛知県産業労働センター) ○ 11/16(火) 22 年度第 4 回厨房委員会 (於 JADCA 会議室) ○ 11/24(水)講師派遣 品川区建築物衛生管理講習会 (於 品川保健所) ○ 11/26(金) 平成 22 年度ダクト清掃従事者研修(福岡会場) (於 アクロス福岡) ○ 12/13(月) 22 年度第 4 回空調システム清浄化委員会 (於 JADCA 会議室) ○ 12/1(水)講師派遣 建築物環境衛生管理技術者等講習会(大阪会場) (於 阪急千里中央ビル) ○ 12/3(金)講師派遣 建築物環境衛生管理技術者等講習会(広島会場) (於 RCC 文化センター) ○ 12/6(月)講師派遣 建築物環境衛生管理技術者等講習会(東京会場) (於 三田国際ビル) JADCA NEWS 編集事務局 〒145-0067 東京都大田区雪谷大塚町 13 番 1 号 TEL:03-5754-3201 FAX:03-3726-3319 e-mail:[email protected]
© Copyright 2024 ExpyDoc