藍の乾燥生葉の製造方法と染色 (国立大学法人弘前大学教育学部)北原晴男・肥田野豊・伊藤聖子・加藤陽治、(川崎染工場)川崎恵美子、 (青森ふれあい農園)舩澤陸郎 [email protected] 津軽の藍の歴史 慶安時代と現在の弘前 天然藍染工業 弘 前 慶安年間 (1648〜) 栽培と「すくも」製造 藤崎・板柳 100軒程の紺屋 (弘前古御絵図・紺屋町) 明治11年 士族授産(明治政府) 旧弘前藩士・下袋地区 (岩木川と平川の合流地点) 藍染 が盛ん Indigoの合成(ドイツ) 化学(1878, A.Bäyer) 工業(1890, BASF) 明治30年代 (1897〜) 入手容易な化学染料が流布 インド産の安価な藍の輸入 生産性の高いリンゴ栽培の代替 衰 退 現 在 衰 天然藍染工場 1軒 (亀甲町・川崎染工場) 退 自家栽培のみ 「すくも」製造技術は絶滅の状態 《天然藍染工業の工程》 藍草(栽培)の葉 現在の弘前(H.15) インジゴの化学工業合成法 乾燥葉 中間体 乾 刈取り 加水分解 (酵素) 燥 酸化的カップリング反応 インジカン インジゴ(非水溶液) +有機化合物+糖+ タンパク+etc インドキシル 「すくも(藍玉)」 醗 弘前(慶安年間, 1648〜) 新編 弘前市史(H.15.6) 酵 還 Karl Heumann, Berichte, 1890, 23, 3043 現代藍染工業 元 醗酵建て インジゴ(=主成分) +少量(有機化合物+糖+タンパク+etc) ロイコインジゴ(水溶性) 1)染 還元剤 色 2)空気酸化 化学建て 1)染 色 インジゴ(100% pure) インジゴ(藍色) ロイコインジゴ(水溶性) 2)空気酸化 インジゴ(藍色)・主成分 + 種々の色素(有機化合物)・少量 実験室における天然藍染&現代藍染 藍草(栽培)の葉(緑色) 乾燥葉(藍色) 中間体 刈取り 乾 藍草(栽培)の葉(緑色) 中間体 燥 1)刈取り 加水分解 (酵素) インジカン(無色) 《藍の生葉染め》 酸化的カップリング反応 2)抽出 加水分解(酵素) インドキシル インジカン 抽 出 1)染 化学建て 1)染 ロイコインジゴ(水溶性) コバルトブルー 緑 色 インジゴ 生葉染め 色 2)空気酸化 特徴=皮膚に有益・化学試薬不要(酵素反応)・操作簡便・繊維の化学構造 藍色) インジゴ( 従来の染色法 色 2)空気酸化 (酸化的カップリング反応) 還元剤 (ハイドロサルファイト ナトリウム) インジゴ(非水溶液) インドキシル 天然藍染工業・現代藍染工業 欠点=時期・場所 藍草(栽培)の葉(緑色) 乾燥葉(藍色) 中間体 刈取り 植物性繊維(木綿・麻=多糖)◎ 動物性繊維(絹・羊毛=タンパク)◎ ロイコインジゴ 乾 加水分解 (酵素) インジカン 燥 酸化的カップリング 反応 インドキシル インジゴ(非水溶液) 凍結乾燥=脱水 生葉染め染色法 植物性繊維(木綿・麻)× 動物性繊維(絹・羊毛)◎ インドキシル 欠点=解決 時期・場所=いつでも,どこでも 連 携 教材関連企業 特許申請 発明者:北原晴男・肥田野豊・伊藤聖子・加藤陽治・川崎恵美子・舩澤陸郎,名称:藍の染色方法, 出願番号:特願2007-77725,出願人:国立大学法人弘前大学(知的財産本部より申請)
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