平成24年度事業報告書 „平成 2 4年 4 月 1 日~平成 2 5年 3 月 31 日‟ Ⅰ 事業に関する事項 1〄心身の健康および健やかな生活に関する啓発事業 ○ 広く一般市民に対し、心身の健康の増進や健やかな生活の増進を啓発する事業を、全 国各地にて巡回実施した。 a〄スミセイライフフォーラム「生きる」【継続事業】 ◎それぞれの分野で活躍される、人生の先達とされる方々による講演会を実施した。 来場された方の評判も良く、アンケートの回収率も高かった。 ◎大阪開催では初めての試みとして「読売新聞社」との共催で実施した。 ◎実施回数を1回増やし合計7回実施。年間来場者数が前年比 2,256 名(36%)増加。 ◎平成 8 年度より継続開催。今年度までで通算91回開催、のべ来場者数 75,867 名。 開催日時 開催地 講演内容々事業内容等 々講演 新井満 「妻の夢、夫の夢」 々講演 田部井淳子 「人生は 8 合目から 鹿児島市 平成 24 年5月 22 日„火‟ がおもしろい」 々対談 田部井淳子×新井満 々講演 新井満 「いのちについて」 平成 24 年 6 月 27 日„水‟ 大阪市 々講演 五木寛之 「いまを生きる力」 々対談 五木寛之×新井満 々講演 新垣勉 「私を救った出逢い」 神戸市 平成 24 年7月 7 日„土‟ 々新垣勉~ハートフルコンサート~ 来場者数 940 1,889 1,441 平成 24 年 10 月 16 日„火‟ 新潟市 々講演 酒井雄哉 「恕„おもいやり‟」 1,012 大分市 々講演 酒井雄哉 「恕„おもいやり‟」 1,071 平成 24 年 11 月 6 日„火‟ 々講演 新井満 「歌が生まれるとき」 松江市 々講演 湯川れい子 「音楽の力」 平成 24 年 12 月 5 日„水‟ 々対談 湯川れい子×新井満 々講演 新垣勉 「私を救った出逢い」 熊本市 平成 25 年 1 月 13 日„日‟ 々新垣勉~ハートフルコンサート~ 961 1,222 b〄スミセイシニアライフセミナー【継続事業】 ◎高齢者およびその家族を対象に、認知症とその予防について基礎的知識を啓発す る講演や、予防体操々「落語」等を盛り込んだイベントを実施した。各地とも好評 を頂いた。 ◎年間来場者数が前年比 373 名(13%)増加。 ◎平成 16 年度より継続開催。今年度までで通算 43 回開催、のべ来場者数 29,834 名。 開催日時 開催地 講演内容々事業内容等 々基調講演 長谷川和夫 来場者数 「認知症の正しい理解と予防について」 平成 24 年 4 月 1 日„日‟ 熊本市 平成 24 年 6 月 23 日„土‟ 甲府市 平成 24 年 9 月 9 日„日‟ 北九州市 平成 24 年 9 月 20 日„木‟ さいたま市 々認知症予防体操 々落語 五明樓玉の輔 々講演 矢冨直美 「認知症に強い脳をつくる」 1,024 上記と同内容 611 (注)最後の講演は宇良千秋氏 807 上記と同内容 上記と同内容 763 (注)埼玉県より開催要請有り c〄(1)スミセイおはなし広場々キャラバン【継続事業】 ◎子ども達の健やかな成長のため、絵本の読み聞かせ普及々啓発を目的として実施し た。地元読み聞かせボランティアの方々が保育園々幼稚園を訪問し、児童に読み聞 かせの楽しさを体験させるとともに、保護者宛の手紙を添えた財団製作のミニ絵本 を園児にプレゼントし、家庭内での読み聞かせの啓発を図った。 ◎平成 13 年度より継続開催。全都道府県を一巡し、累計訪問施設数は 1,435 ヶ所、 のべ参加園児数は 139,688 名となった。 開催地区 参加 幼稚園々 保育園数 岐阜市周辺 38 4,364 24 146 平成 24 年 11 月 千葉市周辺 31 3,285 13 82 平成 24 年 12 月 静岡市周辺 24 2,255 12 82 実施月 平成 24 年 7 月 参加 園児数 参加 ボランティア グループ数 参加 ボランティア 延べ人数 d〄スミセイ子育てフォーラム【継続事業】 ◎子育て世代々子育て応援世代向けに開催し、参加者からは、子守唄を通じ子供を中 心とした家族の愛情や絆を考えたりするきっかけとなった等の声が寄せられ、好評で あった。 ◎岩手県遠野市開催では、「東日本大震災復興支援」を副題とし、被災仮設住宅の方々 もご招待し、大変喜ばれた。 ◎富山市開催は「富山新聞社」との共催で実施。 ◎平成20年度より継続開催。今年度までで10回開催、のべ来場者数 6,319 名。 開催日時[開催地] 講演内容々事業内容等 来場者数 子育てフォーラム ~遠野の里から唄声を~ 平成 24 年 11 月 11 日„日‟ 々ごあいさつ 小林登 [岩手県遠野市] 々コンサート MIQ、芹洋子他 200 子育てフォーラム ~とやま子守唄フェスタ~ 平成 25 年 2 月 17 日„日‟ 々あなたが創る子守唄 授賞式 [富山県富山市] 々コンサート 古謝美佐子、稲村なお子他 825 2〄健全な地域社会推進支援事業 ○ 地域社会の健やかな生活の増進を図るために、認知症患者々障がい者々社会的サポー トを必要とする人々への、相互の助け合い々支え合いの仕組みつくりの活動を支援す る事業を行った。 ◎官民協力型イベント「もりフォーラム」開催支援【継続事業】 々9月15日„土‟ 北九州市 山田緑地公園„参加者 1,316 名‟ ◎認知症になっても安心して暮らせる地域社会作りを目指す官民協力型イベント „北九州市での緑地公園を会場とした「もりフォーラム」‟の開催を支援した。 平成18年度より継続、年1回開催。今年度は7回目、のべ参加者数 11,118 名。 ◎官民共同で組織する「もりフォーラム実行委員会」(委員長〆高田芳信認知症々草の 根ネットワーク代表)」が主催し、当財団は実行委員として参加、協賛している。 ◎森林公園の中を散策し、自然の営みを体全体で感じながら、会場の屋内外で、 「青空まちづくり教室」、「認知症サポーター養成講座」、「認知症の本人と家 族の集い」、「ささえあい相談コーナー」等、多彩な催物を通じ、相互の交流や 認知症理解の啓発を図った。 3〄心身の健康及び健やかな生活に関する助成事業 【継続事業】 ○ 財団設立25周年を記念して平成22年度創設した『スミセイ コミュニティスポー ツ推進助成プログラム』は、健康社会の実現に向けたコミュニティスポーツの新しい 取り組みに関する調査研究と、市民活動への助成事業である。本年度で 3 年目。 ○ なお、前年に引き続き、応募プロジェクトの中から、東日本大震災被災地の復興を支 援するものに対し、特別助成を継続実施した。 „1‟助成対象 [調査研究助成] コミュニティスポーツに関心のある組織や個人を対象に、その各地における 先駆的な実践活動等の事例分析を含む調査研究を支援するもの。 1年目は400万円以内、2年目は300万円以内。 [実践助成] 先駆的でユニークなコミュニティスポーツに取り組む市民活動団体を対 象に、その継続的な展開を支援するもの。 1〃2〃3年目とも50万円以内。 „2‟助成概要(別紙一覧参照) 々告知開始〆4月1日より 々応募期間〆5 月 1 日~5 月 15 日必着 々応募数〆調査研究助成々新規 調査研究助成々継続 実践助成々新規 実践助成々継続 合 計 々助成数〆調査研究助成々新規 調査研究助成々継続 実践助成々新規 実践助成々継続 東日本震災復興支援特別助成 合 計 (累計 70 件 6件 86 件 9件 171 件„前年比 34 件増加‟ 7件 4件 10 件 5件 3件 29 件 58 件 848 万円 503 万円 481 万円 249 万円 200 万円 2,281 万円 5,496 万円) 々助成金贈呈式〆9月29日(土) 々今年度助成対象プロジェクトは次頁「別紙 1」以降に掲載。 別紙1 別紙1 2012 年度 助成対象プロジェクト一覧 a〄調査研究助成【新規】 *個人研究 プロジェクト名 代表者 所在地 助成額 1 健康運動コミュニティ活動の継続的運営 に関する研究~住民が楽しみながら主体 的に創り上げる健康教室運営のプログラ ム開発~ 四国学院大学 社会学部 准教授 片山 昭彦* 香川県 善通寺市 60 万円 2 総合型地域スポーツクラブ施策の質的評 価基準の開発と開発プロセスに関する研 究 NPO法人クラブネッツ 理事長 黒須 充 福島県 福島市 200 万円 3 コミュニティスポーツとしての中高年視 覚障がい者を対象としたクライミングプ ログラムが QOL 向上に与える効果の調査 研 究~セラピューティックレクリエー ション的アプローチを取り入れた試みの 展開を目指して~ NPO 法人モンキーマジック 代表理事 小林 幸一郎 東京都 武蔵野市 150 万円 4 非体育系大学で展開する健やかなひと々 社会づくりに向けた創造的コミュニティ スポーツ実践環境創生のためのシステム 構築〆工学系大学の特色を生かした情報 システム工学、スポーツ科学の活用と行 政々教育現場の協力による三位一体型コ ミュニティの創生 長岡技術科学大学 体育々保健センター 准教授 塩野谷 明* 新潟県 長岡市 180 万円 5 長期間に亘る住民主導型による高齢者の コミュニティースポーツの運動効果と継 続要因に関する研究 鹿屋体育大学 教授 竹島 伸生* 鹿児島県 鹿屋市 90 万円 6 コミュニティスポーツによる脱“縦割り 行政”機構の可能性に関する調査研究 -行政との協働関係が期待される総合型 クラブの役割に着目して- 大分大学 教育福祉科学部 准教授 谷口 勇一* 大分県 大分市 120 万円 東北地方における地域在宅高齢者を対象 とした世代間交流を通じた健康づくりプ ログラムの開発と検討 東北工業大学 共通教育センター 人間科学部 講師 本田 春彦 宮城県 仙台市 48 万円 7 助成件数〆7 件 助成総額〆848 万円 助成期間〆2012.10.1~2013.9.30 別紙2 b〄調査研究助成【継続】 *個人研究 プロジェクト名 代表者 所在地 助成額 1 コミュニティスポーツを通じた発達障が い児のためのコミュニケーション支援型 運動プログラムの開発 NPO法人スマイルクラブ 理事長 大浜 あつ子 千葉県 柏市 150 万円 2 ロコモティブシンドローム対策とノウハ ウの確立に関する研究 ~ロコモ予防に よる“ひと”と“まち”の活性化~ 公益財団法人 北陸体力科学研究所 理事長 勝木 建一 石川県 小松市 200 万円 3 絆プロジェクト - 地域と外国人を結ぶ スーパーミニテニスの場づくり 市民団体多文化共生を考え る会 ハート 51 代表 加藤 順彦 山梨県 甲府市 100 万円 4 小児から成人まで、内部障がい々がん患 者を対象としたコミュニティスポーツへ の参加促進と社会参加支援方策について の研究 国立成育医療研究センター リハビリテーション科 上出 杏里 * 助成件数〆4 件 助成総額〆503 万円 東京都 世田谷区 53 万円 助成期間〆2012.10.1~2013.9.30 c〄実践助成【新規】 プロジェクト名 代表者 所在地 助成額 東京都 東大和市 43 万円 1 ニュースポーツの普及事業 東大和市レクリエーション 協会 会長 飯坂 徳雄 2 北海道フロアボール普及プロジェクト フロアボール遠軽ボンバーズ 代表 梅田 弘胤 北海道 遠軽町 50 万円 3 鬼首地区の活性化に向けたスナッグゴル フの普及と定着を目指して 鬼首地域づくり委員会 委員長 大場 雅之 宮城県 大崎市 50 万円 4 視覚障がい児者が身近にスポーツが出来 るコミュニティづくり 兵庫県視覚障害者スポーツ 連盟 理事長 川久保 栄 兵庫県 神戸市 40 万円 別紙3 プロジェクト名 代表者 所在地 助成額 5 ブラインドキックボウリングで、人とまち をつなごう!~誰でも”A LITTLE スポー ツ!”誰でも”MANY ハート!”~ NPO法人サイクルリング 理事長 北岡 元子 東京都 江東区 50 万円 6 地域からグローバルまで。創造性あふれる ストリートカルチャーのコミュニティプ ロジェクト『RAW SKOOL』 NPO法人 Street Culture Rights 代表理事 小林 資隆 東京都 杉並区 50 万円 7 黒潮の海で親子々兄弟の元気爽快海洋ス ポーツプロジェクト NPO法人オーシャンゲー ト ジャパン 代表 白杉 芳彦 大阪府 大阪市 50 万円 8 間崎島 超高齢化率73%の限界集落で スポーツ農業 NPO法人 TEAM 笑美 S 理事長 辻村 知身 三重県 志摩市 50 万円 9 みんなで元気に!三世代交流「ユニバーサ ル々スポーツフェスタ」 長崎県子育て支援協会 理事長 仲尾 勝利 長崎県 佐世保市 48 万円 10 乗馬を通した障がい者と市民との地域共 生々絆事業 東京障害者乗馬協会 会長 渡辺 廣人 東京都 東村山市 50 万円 助成件数〆10 件 助成総額〆481 万円 助成期間〆2012.10.1~2013.9.30 d〄実践助成【継続】 プロジェクト名 代表者 所在地 助成額 1 トレイル々オリエンテーリング普及事業 NPO法人トレイル・オリエ ンテーリング協会 会長 櫻内 保幹 埼玉県 入間市 50 万円 2 Doスポーツ! フロアホッケーでイン クルージョン社会創出事業 長野県フロアホッケー連盟 会長 関 隆教 長野県 長野市 49 万円 3 焼津フットサルクラブ『けろけろクラブ』 NPO法人生きる生きる 代表 手塚 恵美子 静岡県 焼津市 50 万円 別紙4 プロジェクト名 代表者 所在地 助成額 4 上天草「元気発進!」プロジェクト NPO法人ひとづくり くまもとネット 理事長 中川 保敬 熊本県 熊本市 50 万円 5 「ひきこもり」 「不登校」 「ニート」 「障がい 児々者」 「高齢者」など日常的にスポーツの 場から遠ざかっている市民と学生„中々高々 大学生‟々市民ボランティアのコラボレー ションでトリプルバドミントンという町づ くりにつながるコミュニティスポーツ開発 プロジェクト みんなでつくる学校とれぶ りんか 代表 中川 雄二 大阪府 枚方市 50 万円 助成件数〆5 件 助成総額〆249 万円 助成期間〆2012.10.1~2013.9.30 e〄東日本大震災復興支援特別助成 *個人研究 プロジェクト名 代表者 所在地 助成額 1 いしのまきテイクテン!プロジェクト „実践 新規‟ NPO法人国際生命科学研 究機構 理事長 西山 徹 東京都 千代田区 50 万円 2 スポーツ々健康づくり運動を通した地域 復興支援プロジェクトⅡ „実践 継続‟ 公益財団法人 健康々体力づくり事業財団 理事長 下光 輝一 東京都 港区 50 万円 3 スポーツ科学による被災地復興プロジェ クト研究 ~トップアスリートが被災地 の子どもを元気にする~ „調査々研究 継続‟ 早稲田大学スポーツ科学 学術院 教授 間野 義之* 東京都 西東京市 100 万円 助成件数〆3 件 助成総額〆200 万円 助成期間〆2012.10.1~2013.9.30 2012 年度 選考委員会„敬称略‟ 選考委員長 小野 喬 日本スポーツクラブ協会 相談役、住友生命健康財団 評議員 選考委員 稲山 貴代 首都大学東京 大学院 人間健康科学研究科 准教授 選考委員 中村 好男 早稲田大学スポーツ科学学術院 教授 選考委員 福岡 孝純 法政大学スポーツ健康学部 教授 選考委員 水谷 綾 大阪ボランティア協会 事務局長 選考委員 青山 成夫 住友生命健康財団 常務理事々事務局長 Ⅱ 総務に関する事項 1〄役員の異動 a〄理事の退任 片倉もとこ理事が、平成25年2月23日にご逝去された。 2〄寄付金の受け入れ 平成24年8月9日、住友生命保険相互会社より公益目的事業に使用する寄付金 „事業費充当寄付金‟として55〃000千円を受け入れた。 3〄財団の広報活動 a〄平成24年度版「財団のごあんない」„A4版8ページ‟作成 平成24年度版は、第2回コミュニティスポーツ推進助成プログラムの助成結果を 反映する等、前年度事業報告について内容を一層充実させ、財団事業開催に際して ご来場者に配布する等、事業PRに努めた。„平成24年4月発行‟ b〄財団ホームページ掲載内容 「スポーツ推進助成」「Topics&News」「イベント開催情報」「イベン ト内容々風景」の各欄をタイムリーに更新した。スポーツ推進助成の応募要綱、各 実施事業の結果報告々内容を詳しく紹介している。また、ホームページからの事業 参加申込にも有効に活用していただいた。„平成24年4月改訂‟
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